JP2003171059A - ラベル連続体、ラベル連続体の連結方法及びラベルカス連続除去方法 - Google Patents

ラベル連続体、ラベル連続体の連結方法及びラベルカス連続除去方法

Info

Publication number
JP2003171059A
JP2003171059A JP2001369793A JP2001369793A JP2003171059A JP 2003171059 A JP2003171059 A JP 2003171059A JP 2001369793 A JP2001369793 A JP 2001369793A JP 2001369793 A JP2001369793 A JP 2001369793A JP 2003171059 A JP2003171059 A JP 2003171059A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
label
label continuum
base material
continuum
continuous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001369793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3828002B2 (ja
Inventor
Tadashi Matsuguchi
正 松口
Katsumi Okuda
勝巳 奥田
Shinichi Ono
信一 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Sealing Printing Co Ltd
Original Assignee
Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Sealing Printing Co Ltd filed Critical Osaka Sealing Printing Co Ltd
Priority to JP2001369793A priority Critical patent/JP3828002B2/ja
Publication of JP2003171059A publication Critical patent/JP2003171059A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3828002B2 publication Critical patent/JP3828002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Making Paper Articles (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラベルカスのカスあげが容易なラベル連続
体、ラベル連続体の連結方法及びラベルカス連続除去方
法を提供する。 【解決手段】 基材と、前記基材の一方の面に形成され
た粘着剤層と、粘着剤層を介してセパレータが積層さ
れ、1以上の、積層されたセパレータと粘着剤層とを介
して、最上層に表面層が形成されたラベル連続体であっ
て、前記ラベル連続体の少なくとも一方の端末におい
て、ラベル連続体の長手方向に交差した結合体が、セパ
レータの剥離処理面に設けられてなることを特徴とする
もの体であり、ラベル連続体の端末に結合体を面一、ま
たは、張出して貼付することによる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、封緘シール、点
数シール、応募シール等のラベルが連続して形成された
ラベル連続体に関し、特に、ラベルカスを連続除去する
のに容易なラベル連続体、ラベル連続体の連結方法、及
びラベルカス連続除去方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ラベル連続体からラベルを取り出すに際
し、ダイカッター等でラベル連続体を、個々のラベルの
形状に型抜きのための切れ目を入れた後、ラベル部分以
外はラベルカスとして、ラベルとは別個に、いわゆる
「カス上げ」として、ラベル基材から除去していた。ま
た、一つのラベル連続体から他のラベル連続体へと、連
続してラベルカスをカス上げしようとするに際し、ラベ
ル連続体の端末を連結する必要があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ラベル
連続体の連結に、単に、ラベル連続体の端末をテープ等
で連結しても、次のラベル連続体において、必ずしも、
基材に接する粘着剤層部にて剥離が生ずるとは限らず、
ラベルカスを完全に除去し得ない場合があった。特に、
ラベルがラベル基材以外のセパレータを含む場合にあっ
ては、ラベル基材とその直上のセパレータとの間でカス
上げがなされる保証は全くなかった。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、ラ
ベルを連続製造する際に、ラベルカスが完全に除去でき
るラベル連続体及びラベル連続体の連結方法、ラベルカ
ス連続除去方法を提供することである。
【0005】
【作用】この発明によれば、セパレータと結合体を介し
ての粘着剤層との接着力が、結合体の存在により、ラベ
ル基材と粘着剤層との接着力よりも大きくなるため、基
材とその直上のセパレータとの間での剥離が容易にな
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1のラベル連続体は、基材と、前記基材の一方の面に形
成された粘着剤層と、粘着剤層を介してセパレータが積
層され、1以上の、積層されたセパレータと粘着剤層と
を介して、最上層に表面層が形成されたラベル連続体で
あって、前記ラベル連続体の少なくとも一方の端末にお
いて、ラベル連続体の長手方向に交差した結合体が、セ
パレータの剥離処理面に設けられてなることを特徴とす
るラベル連続体である。この発明にかかる請求項2のラ
ベル連続体は、結合体が、ラベル連続体の端末と面一で
なく、張出していることを特徴とする請求項1に記載の
ラベル連続体である。この発明にかかる請求項3のラベ
ル連続体は、結合体が、シリコーン粘着テープであるこ
とを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラベル連
続体である。この発明にかかる請求項4のラベル連続体
の連結方法は、ラベル連続体の端末と、他のラベル連続
体であって、結合体が貼付されている端末とを、連結体
で連結することを特徴とするラベル連続体の連結方法で
ある。この発明にかかる請求項5のラベル連続体の連結
方法は、ラベル連続体の結合体が貼付されていない端末
と、他のラベル連続体であって結合体が貼付されている
端末とを、連結体で連結することを特徴とするラベル連
続体の連結方法である。この発明にかかる請求項6のラ
ベル連続体の連結方法は、ラベル連続体の結合体が貼付
されていない端末と、他のラベル連続体であって張出し
た結合体が貼付されている端末とを、連結体で連結する
に際し、結合体の張出し部を連結体とすることを特徴と
するラベル連続体の連結方法である。この発明にかかる
請求項7のラベル連続体のラベルカス連続除去方法は、
請求項4ないし6に記載された方法によりラベル連続体
が連結されたラベル連続体において、連続してラベルカ
スを除去することを特徴とするラベル連続体のラベルカ
ス連続除去方法である。
【0007】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施の形態
であるラベル連続体の連結部近傍のカス上げされている
状況を示す斜視図である。ここでカス上げとは、各ラベ
ルの形状に型抜きのための切れ目14が入れられた後、
ラベル連続体10からラベルカス26を除去することを
いい、ラベルカス26が基材16から剥離する。図2、
3は、この発明の一実施の形態であるラベル連続体の連
結部の断面図解図である。カス上げされたラベル連続体
10は、複数のラベル12が連続的に形成された長尺状
のものであり、各ラベル12は基材16より剥離されて
ラベルとして用いられる。このラベル連続体10は、長
尺状の基材16の上面側に粘着剤層20が形成されたも
のである。さらに、前記粘着剤層20の上層には、セパ
レータ22が積層され、該セパレータ22の上面には粘
着剤層20が形成されている。このような、セパレータ
22と粘着剤層20の積層が一以上なされた後、最上層
として表面層24が積層される。
【0009】そして、ラベル連続体10は、図1に示す
ように、それぞれを分離してラベル12として使用する
前は、前記表面層24側と前記基材16が接して、芯管
28上にロール状に巻き重ねられている。或は、ラベル
連続体10は、適当な長さのシートに切断され、シート
がつみ重ねられる。また、このラベル連続体10におい
ては、表面層24の表面から基材16の直上に至るま
で、型抜きのための切れ目14が形成されている。各切
れ目14は、ラベル連続体10を構成する各ラベル12
の境界に形成されており、各ラベル12以外の部分はラ
ベルカス26となる。このラベルカス26は、ラベル連
続体10がその端末において連結されていることから、
一つのラベル連続体10から他のラベル連続体10に引
き継がれて、連続的に基材16よりカス上げされ、除去
される。
【0010】長尺状の基材16は、たとえば紙、合成
紙、セロファン、ポリスチレン、ポリエステル等のプラ
スチックフィルムまたはシート、あるいはアルミホイル
等の、手あるいはカッタ等の機械器具で切断することが
できるような素材であることが望ましい。基材16が粘
着剤層20と接する面は剥離処理がなされていることが
好ましい。カス上げを容易に行うためである。本発明に
用いられる剥離処理した基材16としては、上質紙やク
ラフト紙等にポリエチレンラミネートし、シリコーンを
コーティングしたポリエチレンラミネートタイプ基材、
グラシン紙にシリコーンをコーティングしたグラシンタ
イプ基材、スーパーカレンダー紙にシリコーンをコーテ
ィングしたスーパーカレンダードタイプ基材、上質紙や
クラフト紙等にクレーバインダーをコーティング後シリ
コーンをコーティングしたクレーコートタイプ基材、上
質紙やクラフト紙等にデンプンやポリビニルアルコール
等をコーティング後シリコーンをコーティングした水系
樹脂コートタイプ基材、プラスチックフィルムにシリコ
ーンをコーティングしたフィルムタイプ基材等が該当す
る。なお、好ましくは、グラシンタイプ基材、スーパー
カレンダードタイプ基材である。剥離剤を直接塗工する
場合に、剥離剤が紙の内部にまで浸み込み難く、表面に
均一な塗膜を形成しやすく、良好な剥離性能が得られ、
且つ、耐熱性がよいからである。また、剥離剤としては
シリコーン以外に、オレフィン系ポリマー、長鎖アルキ
ル基含有ポリマー、フッ素系ポリマー等の非シリコーン
系材料等を用い、上記基材と同様の基材とすることもで
きる。
【0011】基材16の上面上に形成された粘着剤層2
0には、一般的に使用される粘着剤が用いられる。例え
ば、下記エラストマーを含む粘着剤が用いられる。天然
ゴム;合成イソプレンゴム;再生ゴム;スチレンブタジ
エンゴム;スチレンイソプレンスチレン、スチレンブタ
ジエンスチレン、スチレンエチレンブチレンスチレン等
のブロックコポリマー;ポリイソブチレン;ブチルゴ
ム;ポリアクリル酸エステル共重合体等である。好まし
くは、ポリアクリル酸エステル共重合体である。なお、
粘着剤層20に印刷層が形成されていてもよい。
【0012】結合体30は、基材の両面に粘着剤や離形
剤が塗布等されたものであり、たとえば、両面接着テー
プやシリコーン粘着テープ等が該当する。好ましくは、
有機系粘着剤用離形剤のシリコーンやポリテトラフルオ
ロエチレンなどにも良く接着するシリコーン粘着テープ
が用いられる。シリコーン粘着テープはテープ基材の一
面にシリコーン樹脂からなる粘着剤層が形成され、他面
はフッ素樹脂がコーティングされたものである。なお、
ここで用いられる結合体の基材としては、ラベル連続体
10に用いられる基材16と同様の素材が用いられる。
かかる結合体30は、セパレータ22の剥離処理面と剥
離処理面に隣接する粘着剤層20との間に設けられ、セ
パレータ22と粘着剤層20との接着力を高める。結合
体30の長さはラベル連続体10の幅と略同じであるこ
とが一般的であるが、ラベル連続体10の幅より長くて
も、また、短くてもよい。カス上げ工程及びそれ以降の
工程において作業の支障をきたさず、かつ、基材16と
セパレータ22の間で確実にカス上げを行うためには、
ラベル連続体10の幅よりも、やや長い長さからラベル
連続体10の幅の三分の一程度までの長さが好ましい。
結合体30は平面略方形で、その幅は、略5mm以上、
好ましくは10mm以上であれば本発明の機能を発揮す
る。実用的には、結合体の幅は1m程度までが好まし
い。結合体30の厚さは、実用的には5μmから150
μmが好ましい。なお、結合体30の一部を連結体とし
て用いる場合には、結合体30の幅は略5mm以上、好
ましくは10mm以上である。なお、実用的には、結合
体30の幅は1m程度までが好ましい。
【0013】連結体32としては、たとえば紙、合成
紙、セロファン、ポリスチレン、ポリエステル等のプラ
スチックフィルムまたはシート、あるいはアルミホイル
等の、手あるいはカッタ等の機械器具で切断することが
できるような素材に粘着剤層を形成し、それをテープ状
等に切断したものが用いられる。好ましくは、ポリエス
テルフィルム等の基材上に、アクリル系、ゴム系、シリ
コーン系等の粘着剤層を形成したスプライシングテープ
が用いられる。スプライシングテープとは、カセットテ
ープ、映画フィルム、写真、フィルム原反、紙原反、剥
離基材等を接着するテープをいう。このスプライシング
テープ連結体32の長さはラベル連結体10の幅と略同
じであることが一般的であるが、ラベル連続体10の幅
より長くても、また、短くてもよい。カス上げ工程及び
それ以降の工程において作業の支障をきたさず、かつ、
基材16とセパレータ22の間で確実にカス上げを行う
ためには、ラベル連続体10の幅よりもやや長い長さか
らラベル連続体10の幅の三分の一程度までの長さが好
ましい。連結体32は平面略方形で、その幅は、略5m
m以上、好ましくは10mm以上であれば本発明の機能
を発揮する。実用的には、連結体32の幅は1m程度ま
でが好ましい。連結体32の厚さは、実用的には5μm
から150μmが好ましい。
【0014】セパレータ22は、たとえば紙、合成紙、
セロファン、ポリスチレン、ポリエステル等のプラスチ
ックフィルムまたはシート、あるいはアルミホイル等
の、手あるいはカッタ等の機械器具で切断することがで
きるような素材であることが望ましく、上面となる面が
剥離剤等により剥離処理がなされ、該面での剥離が生じ
やすいようになされている。ここで用いられている剥離
剤としてはシリコーンが挙げられる。また、剥離剤とし
てはシリコーン以外に、オレフィン系ポリマー、長鎖ア
ルキル基含有ポリマー、フッ素系ポリマー等の非シリコ
ーン系材料等を用い、上記セパレータ22と同様のセパ
レータとすることもできる。なお、剥離剤による処理で
なく、ポリエチレン等のフィルムラミネートがなされて
いてもよい。たとえば、上質紙やクラフト紙等にポリエ
チレンラミネートし、シリコーンをコーティングしたポ
リエチレンラミネートタイプ基材、グラシン紙にシリコ
ーンをコーティングしたグラシンタイプ基材、スーパー
カレンダー紙にシリコーンをコーティングしたスーパー
カレンダードタイプ基材、上質紙やクラフト紙等にクレ
ーバインダーをコーティング後シリコーンをコーティン
グしたクレーコートタイプ基材、上質紙やクラフト紙等
にデンプンやポリビニルアルコール等をコーティング後
シリコーンをコーティングした水系樹脂コートタイプ基
材、プラスチックフィルムにシリコーンをコーティング
したフィルムタイプ基材等が該当する。かかるセパレー
タ22は、一般的な印刷インキを用い、平版、凸版ある
いはオフセット印刷その他の公知の印刷方法により印刷
されていてもよい。印刷層のほか、保護層等を形成する
ことができる。また、印刷層等を形成してから剥離剤に
よる処理がなされてもよい。
【0015】表面層24は、たとえば、紙、合成紙、感
熱記録紙、不織布、合成樹脂フィルム、合成樹脂シー
ト、金属箔、布帛等が用いられる。
【0016】表面層24は、一般的な印刷インキを用
い、平版、凸版あるいはオフセット印刷その他の公知の
印刷方法により印刷して形成されている。なお、表面層
24に保護層、オーバーコート層、アンダーコート層等
が設けられていてもよい。
【0017】ラベル連続体10内での結合体30による
結合は、結合体30がラベル連続体の粘着剤層20とセ
パレータ22の剥離処理面との間に介在することにより
成される。結合体30はラベル連続体10の長手方向に
交差し、シリコーン粘着面がセパレータ22の剥離処理
面に、またフッ素樹脂コーティング面が粘着剤層20に
面するようにセパレータ22と粘着剤層20との間に介
在する。介在する結合体30はラベル連続体10の端末
と実質的に面一であってもよく(図2)、図3に示されて
いるごとくラベル連続体10の端末より張出していても
よい。張出し幅は略2.5mm以上であれば良く、好ま
しくは5mm以上である。実用的には張出し幅は1m程
度までが好ましい。なお、基材16と粘着剤層20間に
は、本結合体30は用いられない。基材16と粘着剤層
20との剥離をよくし、ラベルカスを連続的に除去する
ためである。
【0018】ラベル連続体10の端末に結合体30が介
在することにより、基材16、粘着剤層20、セパレー
タ22の粘着面における接着力は下記に示す関係とな
る。基材16と粘着剤層20との接着力をa1、粘着剤
層20とセパレータ22の剥離処理面とは反対側の面と
の接着力をa2、セパレータ22の剥離処理面と粘着剤
層20との接着力をa3、表面層24と粘着剤層20と
の接着力をa4、結合体30とセパレータ22の剥離処
理面の接着力をA31、結合体30と粘着剤層20の接着
力をA32とすると、 a1<a2、a1<a4 、a3 2 、a3 <a41<A31、a1<A32 の関係となる。なお、式には示さないが、連結体32と
表面層24との接着力、連結体32と基材16との接着
力もa1より大きい。即ち、結合体30が貼着されてい
るラベル連続体10の端末においては、基材16と粘着
剤層20との接着力が一番小さい状態となる。従って、
この場合ラベル連続体10の端末において、ラベル面に
対して上下に引き剥がすような力が加えられると、ラベ
ル基材16と粘着剤層20との間で剥離が生じ、セパレ
ータ22と粘着剤層20や粘着剤層20と表面紙24と
の間での剥離は生じず、ラベルカス26が基材16より
剥離される。
【0019】ラベル連続体10の連結部において、結合
体30が用いられている場合には、上記のように、基材
16と粘着剤層20との間でカス上げが始まり、一旦カ
ス上げが始まれば、特別なアクシデントがない限り、一
巻の継ぎ目のないラベル連続体10においては終端にい
たるまで、基材16と粘着剤層20との界面でカス上げ
がなされ、ラベルカスが除去される。従って、ラベル連
続体10が連結してあって、少なくとも新たにカス上げ
が始まるラベル連続体10の始端末に結合体30が設け
られていれば、新たにカス上げが始まるラベル連続体1
0においても、基材16と粘着剤層20との界面でカス
上げがなされる。このようにして、ラベル連続体10に
おいて、次々とカス上げがなされる。結合体30での界
面粘着補強がなされない場合には基材16或はセパレー
タ22の剥離処理面のいずれかの界面でカスあげが生
じ、基材16と粘着剤層20の界面でカスあげがなされ
るとは限らない。なお、カス上げは、ラベル12を積載
した基材16とラベルカスとを異なる方向に引き出すこ
とにより行われる。例えば、図1に示されるように、ラ
ベル連続体10が基材16上にラベル12を残して横方
向に巻取りされる場合に、剥離点(ローラ28の位置)
において、基材16に対し上方向にラベルカス26を引
き揚げることによりなされる。
【0020】結合体30の貼付方法は、たとえば、ラベ
ル連続体10の端面において、セパレータ22と粘着剤
層20とを、ヘラの挿入により離隔させ、その間隙に、
ラベル連続体10と結合体30の長手方向が交差し、結
合体30のシリコーン粘着面がセパレータ22と接する
よう、ヘラで層間を離隔した状態で、所定の長さに切断
した連結体30を挿入し、結合体30のシリコーン粘着
面をセパレータ22に貼付し、その後、ヘラを除き、結
合体30のフッ素樹脂コーティング面と粘着剤層20と
を押圧貼付する。なお、結合体30が、ラベル連続体1
0の端面と面一でない場合は、結合体30のラベル連続
体10よりはみ出す部分は、一つのラベル連続体10の
表面層に貼付する。また、セパレータ22が複数存在す
る場合でも、図3に示すように結合体30を貼付する場
合は上述の通りであるが、図2に示すような場合には上
記手順をくり返すことによりなされる。
【0021】連結体32の貼付は、一つのラベル連続体
10の基材16と他のラベル連続体10の基材16とを
それらの端末において、連結体32の接着面を基材16
の粘着剤層20が塗工される反対面に接するように貼付
することによりなされる。なお、ラベル連続体10の表
面層24においても同様に行う。但し、結合体30によ
りラベル連続体10を連結する場合には、他のラベル連
続体10の始端末に存する結合体30の張出し部分のシ
リコーン粘着面を、一つのラベル連続体10の終端末表
面層24に貼付することによりなされる。
【0022】セパレータ22が複数存在する場合には、
他のラベル連続体10の始端末において、基材16に最
も近いセパレータ22の剥離処理面と粘着剤層20との
間に結合体30を設け、その張出し部分のシリコーン粘
着面を一つのラベル連続体の終端末表面層24に貼付す
れば、他のラベル連続体10のそれより表面層24に近
いセパレータ22の剥離処理面と粘着剤層20との間に
結合体30を設ける必要はない(図3)。また、例えば
セパレータ22が3つ存在する場合、他のラベル連続体
10において、中間に位置するセパレータ22の剥離処
理面と粘着剤層20との間に設けられた結合体30に張
出し部分を設け、この結合体30の張出し部分のシリコ
ーン粘着面を一つのラベル連続体の表面層24に貼付す
れば、それより表面層24に近いセパレータ22の剥離
処理面と粘着剤層20との間に結合体30を設ける必要
はない。セパレータ22が4つ以上の場合も同様であ
る。つまり、他のラベル連続体10において、ある結合
体30に張出し部分を設け、張出し部分を設けた結合体
30の張出し部分のシリコーン粘着面を一つのラベル連
続体の表面層24に貼付すれば、それより表面層24に
近いセパレータ22の剥離処理面と粘着剤層20との間
に結合体30を設ける必要はない。
【0023】上記したごとく、ラベル連続体10の端末
と他のラベル連続体10の端末との連結は、両者の基材
16の下面に連結体32を貼付し、両者の表面層24に
連結体32を貼付する場合の他、他のラベル連続体10
の結合体30の張出した部分を一つのラベル連続体10
の表面紙24に貼付することによってもなされる。連結
体32は通常の接着テープを用いてもよく、ラベル連続
体10の端末の基材16や表面層24に接着剤を塗布
し、基材16と同様の素材をラミネートしてもよい。な
お、連結はカス上げを行いながら、アキュムレータ等を
利用して、オンラインで行ってもよく、また、オフライ
ンで行っても良い。
【0024】切れ目14の形成はカス上げの前段に切れ
目形成装置を備え、オンラインでおこなってもよく、予
め切れ目14をオフラインで形成していてもよい。ま
た、ラベル連続体10は同種のものを連結しても、異な
るものを連結してもよい。
【0025】ラベルカス26は、通常、ローラ28で剥
離し、カス巻き取りローラに巻き取られ、ラベル12を
有する部分はラベル巻取りローラに基材16と共に巻き
取られる。
【0026】以下において実施例に基づき、更に詳細に
説明する。
【0027】
【実施例】ラベル連続体として、基材の剥離処理面に、
粘着剤層を形成したものと、セパレータに粘着剤層を形
成し、これに表面層となる表面紙を積層したものとを積
層することによりラベル連続体を作製した。基材として
は、幅105mm、秤量60g/m2のグラシンタイプ
基材を用い、該基材の剥離処理面側にアクリル系粘着剤
として東洋インキ製造株式会社のBPW5320を乾燥
後の重量が20g/m2となるよう塗工した。一方、セ
パレータとして、基材と同幅で、秤量107g/m2
上質紙に水系樹脂(ポリビニルアルコール)コートタイ
プ基材を用い、該セパレータの剥離処理面側に粘着剤層
を塗工により、塗工量が乾燥重量で20g/m2となる
ように形成した。そして、該粘着剤層に表面層となる表
面紙として、基材と同幅で、秤量87g/m2のキャス
トコート紙を積層した。このセパレータの表面紙が積層
された側とは反対側の面と、上記基材の粘着剤が塗工さ
れた面とを対面させ、積層し、ラベル連続体を形成し
た。
【0028】結合体としては、基材(ポリエステルシー
ト)の一面にシリコーン系粘着剤として東レダウコーニ
ングシリコーン株式会社のSD4570が塗布され、他
面にはフッ素樹脂として東レダウコーニングシリコーン
株式会社のBY24−900がコーティングされた幅2
5mm、長さ約105mm、厚さ75μmのものを用い
た。そして、ヘラでセパレータの剥離層面側の粘着剤層
とセパレータとの間に間隙を生じさせ、その間隙に結合
体のシリコーン粘着面がセパレータに接し、フッ素樹脂
コーティング面が粘着剤層に接するよう、結合体をラベ
ル連続体の長手方向と交差するように挿入し、結合体を
介しセパレータと粘着剤層を接合した。
【0029】連結体としては、ポリプロピレンベースの
幅40mm、長さ約105mm、厚さ75μmのスプラ
イシングテープを用いて、一つのラベル連続体の端末
と、上記のように結合体が貼付された他のラベル連続体
の端末との基材面及び表面紙面に、ラベル連続体の長手
方向と交差するように貼付した。
【0030】一つのラベル連続体と他のラベル連続体と
を、その端末で連結したものを、表面紙に凸版印刷によ
り、直径15mmの円形の各ラベルが横4列に並列した
複数のラベルを印刷した後、ダイカッターで円形の各ラ
ベルに切れ目を形成し、図1と同様にして、一つのラベ
ル連続体のカス上げに引き続き、他のラベル連続体のカ
ス上げを連続して行った。他のラベル連続体に結合体が
貼付されている場合のカス上げにあっては、他のラベル
連続体においても、基材と基材上の粘着剤層との間にお
いて剥離が生じ、カス上げは順調におこなわれたが、結
合体を貼付していない場合にあっては、セパレータ面で
の剥離が生ずるものもあり、カス上げが順調におこなわ
れない場合もあった。なお、この横4列のカス上げされ
たラベル連続体をスリットし、1列のラベル連続体とし
た後、1列のラベル連続体を用いて、ラベル貼付機で被
着体にラベルを貼付した。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、ラベルカスが連続的
に除去しうるラベル連続体を得ることができ、一つのラ
ベル連続体から他のラベル連続体へと連続して、ラベル
カスを除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態であるラベル連続体の
連結部近傍のカス上げされている状況を示す斜視図であ
る。
【図2】この発明の一実施の形態であるラベル連続体の
連結部の断面図解図である。
【図3】この発明の他の実施の形態であるラベル連続体
の連結部の断面図解図である。
【符号の説明】
10 ラベル連続体 12 ラベル 14 切れ目 16 基材 18 巻芯 20 粘着剤層 22 セパレータ 24 表面層 26 ラベルカス 28 ローラ 30 結合体 32 連結体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 信一 大阪市天王寺区小橋町1番25号 大阪シー リング印刷株式会社内 Fターム(参考) 3E075 AA05 BA83 CA02 DA14 DA33 3F108 JA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、 前記基材の一方の面に形成された粘着剤層と、 粘着剤層を介してセパレータが積層され、 1以上の、積層されたセパレータと粘着剤層とを介し
    て、 最上層に表面層が形成されたラベル連続体であって、 前記ラベル連続体の少なくとも一方の端末において、 ラベル連続体の長手方向に交差した結合体が、 セパレータの剥離処理面に設けられてなることを特徴と
    するラベル連続体。
  2. 【請求項2】 結合体が、ラベル連続体の端末と面一で
    なく、張出していることを特徴とする請求項1に記載の
    ラベル連続体。
  3. 【請求項3】 結合体が、シリコーン粘着テープである
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のラベル
    連続体。
  4. 【請求項4】 ラベル連続体の端末と、 他のラベル連続体であって、結合体が貼付されている端
    末とを、 連結体で連結することを特徴とするラベル連続体の連結
    方法。
  5. 【請求項5】 ラベル連続体の結合体が貼付されていな
    い端末と、 他のラベル連続体であって結合体が貼付されている端末
    とを、 連結体で連結することを特徴とするラベル連続体の連結
    方法。
  6. 【請求項6】 ラベル連続体の結合体が貼付されていな
    い端末と、 他のラベル連続体であって張出した結合体が貼付されて
    いる端末とを、 連結体で連結するに際し、 結合体の張出し部を連結体とすることを特徴とするラベ
    ル連続体の連結方法。
  7. 【請求項7】 請求項4ないし6に記載された方法によ
    りラベル連続体が連結されたラベル連続体において、 連続してラベルカスを除去することを特徴とするラベル
    連続体のラベルカス連続除去方法。
JP2001369793A 2001-12-04 2001-12-04 ラベル連続体及びラベル連続体のラベルカス連続除去方法 Expired - Fee Related JP3828002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001369793A JP3828002B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 ラベル連続体及びラベル連続体のラベルカス連続除去方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001369793A JP3828002B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 ラベル連続体及びラベル連続体のラベルカス連続除去方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003171059A true JP2003171059A (ja) 2003-06-17
JP3828002B2 JP3828002B2 (ja) 2006-09-27

Family

ID=19179127

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001369793A Expired - Fee Related JP3828002B2 (ja) 2001-12-04 2001-12-04 ラベル連続体及びラベル連続体のラベルカス連続除去方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3828002B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008058450A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toppan Forms Co Ltd ラベル連続体並びに連続ラベル製造装置及び連続ラベル製造方法
JP2008055661A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toppan Forms Co Ltd 連続ラベル製造装置
JP2010098088A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Furukawa Electric Co Ltd:The ウエハ加工用テープの長尺体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008058450A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toppan Forms Co Ltd ラベル連続体並びに連続ラベル製造装置及び連続ラベル製造方法
JP2008055661A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Toppan Forms Co Ltd 連続ラベル製造装置
JP4610538B2 (ja) * 2006-08-30 2011-01-12 トッパン・フォームズ株式会社 ラベル連続体並びに連続ラベル製造装置及び連続ラベル製造方法
JP4716957B2 (ja) * 2006-08-30 2011-07-06 トッパン・フォームズ株式会社 連続ラベル製造装置
JP2010098088A (ja) * 2008-10-16 2010-04-30 Furukawa Electric Co Ltd:The ウエハ加工用テープの長尺体

Also Published As

Publication number Publication date
JP3828002B2 (ja) 2006-09-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4903353B2 (ja) フライングスプライス用のテープ、使用方法および製造方法
JP3553960B2 (ja) 添えつぎテープ、添えつぎ方法及び添えつぎテープを使用した添えつぎ
EP1214384B1 (en) Stretch releasing adhesive tape with integral pull tab
AU2008243283B2 (en) Label sheet design for easy removal of labels
JP2005538211A (ja) 分離部を備えたスプライステープ
CA2908546C (en) Label sheet assembly with adhesive labels
US8992714B2 (en) Method for producing an adhesive tape having a protruding liner
JP5554017B2 (ja) 接着テープおよびその使用
JP5149096B2 (ja) 擬似接着ラベル
JP5394661B2 (ja) 粘着シート
JP2003171059A (ja) ラベル連続体、ラベル連続体の連結方法及びラベルカス連続除去方法
JP2007181526A (ja) 鑑識用粘着シートおよびその製造方法、ならびに痕跡採取方法
JP4285625B2 (ja) コーキング材三面接着防止用粘着テープ及びジョイナー並びにコーキング施工方法
JP5238308B2 (ja) 剥離可能な粘着テープ
JP4346339B2 (ja) 粘着加工シート
US6951301B2 (en) Combination closure and tear tape, packaging materials containing it, and method of using it to seal and later open packages
JP2003025280A (ja) 粘着シートの切断加工方法
JP4400950B2 (ja) 多層ラベルおよびその製造方法
JP6293493B2 (ja) 粘着シート
JP3573717B2 (ja) 感圧性接着テープ
GB2399070A (en) Self-adhesive labels
JP3619627B2 (ja) 粘着テープ
JPH05239416A (ja) 粘着製品及びそれを使用する方法
JP2003301146A (ja) 層間剥離両面テープ
JP5383119B2 (ja) 剥離シートのつなぎ方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050921

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060627

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3828002

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100714

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110714

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120714

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150714

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees