JP2000144684A - 護岸用ブロック - Google Patents
護岸用ブロックInfo
- Publication number
- JP2000144684A JP2000144684A JP10344921A JP34492198A JP2000144684A JP 2000144684 A JP2000144684 A JP 2000144684A JP 10344921 A JP10344921 A JP 10344921A JP 34492198 A JP34492198 A JP 34492198A JP 2000144684 A JP2000144684 A JP 2000144684A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stone
- frame
- filling layer
- rivetment
- block
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Revetment (AREA)
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 河川等に植物を生育させるのに優れた環境を
提供し緑化を可能にするとともに、長期的にも根茎によ
って破壊されることなく護岸機能が維持されるようにす
る。 【解決手段】 高強度のコンクリート製枠体1を形成
し、該コンクリート製枠体中に栗石または砕石等の石を
透水性を有するよう充分な隙間を持つようセメントで固
結した石の粗充填層2を設ける。
提供し緑化を可能にするとともに、長期的にも根茎によ
って破壊されることなく護岸機能が維持されるようにす
る。 【解決手段】 高強度のコンクリート製枠体1を形成
し、該コンクリート製枠体中に栗石または砕石等の石を
透水性を有するよう充分な隙間を持つようセメントで固
結した石の粗充填層2を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、河川の堤防、河床
等に設置する護岸用ブロックに関し、さらに詳しくは生
態系や自然環境への配慮から植物が生育し得るようにし
河川を緑化させる護岸用コンクリートブロックに関する
ものである。
等に設置する護岸用ブロックに関し、さらに詳しくは生
態系や自然環境への配慮から植物が生育し得るようにし
河川を緑化させる護岸用コンクリートブロックに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】植物を生育させ河川の環境緑化を図るた
めに、従来から多孔質のポーラスコンクリートを護岸用
ブロックとして使用する例がある。しかしポーラスコン
クリートは強度が弱く、特に植物の根茎が空隙に侵入し
成長することで割れ目が広がり簡単に破壊し易い欠点が
ある。このため短期間で護岸用としての機能を損なうお
それがあった。
めに、従来から多孔質のポーラスコンクリートを護岸用
ブロックとして使用する例がある。しかしポーラスコン
クリートは強度が弱く、特に植物の根茎が空隙に侵入し
成長することで割れ目が広がり簡単に破壊し易い欠点が
ある。このため短期間で護岸用としての機能を損なうお
それがあった。
【0003】また、同じく河川の緑化のために蛇篭を堤
防に配置することも行われているが、同様の理由から根
茎が篭内に侵入することで蛇篭が破壊され、石の移動が
自由となって護岸が崩れるおそれがあった。
防に配置することも行われているが、同様の理由から根
茎が篭内に侵入することで蛇篭が破壊され、石の移動が
自由となって護岸が崩れるおそれがあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記課題を解
決し、緑化が可能であって、しかも充分な強度を有する
護岸用ブロックを提供しようとするものである。
決し、緑化が可能であって、しかも充分な強度を有する
護岸用ブロックを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明に係る
護岸用ブロックは、高強度のコンクリート製枠体を形成
し、該コンクリート製枠体中に栗石または砕石等の石を
透水性を有するよう充分な隙間を持つようセメントで固
結した石の粗充填層を設けたことを特徴とする。 ま
た、本発明は上記護岸用ブロックにおいて、コンクリー
ト製枠体の中に連結用の鉄筋を貫通させてなることを特
徴とする。
護岸用ブロックは、高強度のコンクリート製枠体を形成
し、該コンクリート製枠体中に栗石または砕石等の石を
透水性を有するよう充分な隙間を持つようセメントで固
結した石の粗充填層を設けたことを特徴とする。 ま
た、本発明は上記護岸用ブロックにおいて、コンクリー
ト製枠体の中に連結用の鉄筋を貫通させてなることを特
徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を説明す
る。本発明に係る護岸用ブロックは図1にその単体を斜
視図にて示し、図2にその縦断面図を示したように、底
無し方形升状の高強度のコンクリート製枠体1を形成す
る。そして、直径15ミリ〜50ミリ程度の大きさの栗
石または砕石等の自然の石に水で溶いたポルトランドセ
メントを塗し、これを該コンクリート製枠体1の中に打
設し固結させることにより、石間に充分な隙間があって
透水性を有する石の粗充填層2を設ける。なお、上記セ
メントには透水性を損なわない程度に砂を少し添加して
もよい。
る。本発明に係る護岸用ブロックは図1にその単体を斜
視図にて示し、図2にその縦断面図を示したように、底
無し方形升状の高強度のコンクリート製枠体1を形成す
る。そして、直径15ミリ〜50ミリ程度の大きさの栗
石または砕石等の自然の石に水で溶いたポルトランドセ
メントを塗し、これを該コンクリート製枠体1の中に打
設し固結させることにより、石間に充分な隙間があって
透水性を有する石の粗充填層2を設ける。なお、上記セ
メントには透水性を損なわない程度に砂を少し添加して
もよい。
【0007】コンクリート製枠体1は型枠にコンクリー
トを流し込むことにより壁厚を100ミリ以上として充
分な強度を備えるべく形成される。そして、図2に示し
たように、内周面に突設された段部3によって前記粗充
填層2が支えられるようにするとともに、下縁部4を少
し先細テーパ状なるように形成する。なお、5は該コン
クリート製枠体1の壁面に透水用に開設された開口であ
る。
トを流し込むことにより壁厚を100ミリ以上として充
分な強度を備えるべく形成される。そして、図2に示し
たように、内周面に突設された段部3によって前記粗充
填層2が支えられるようにするとともに、下縁部4を少
し先細テーパ状なるように形成する。なお、5は該コン
クリート製枠体1の壁面に透水用に開設された開口であ
る。
【0008】また、6は該コンクリート製枠体1の中に
貫通状に設けられた連結用の鉄筋で、該鉄筋6は該枠体
1の四壁面より外方に突設されその先端部にリング7が
形成されている。
貫通状に設けられた連結用の鉄筋で、該鉄筋6は該枠体
1の四壁面より外方に突設されその先端部にリング7が
形成されている。
【0009】このように構成された護岸用ブロックは、
河川の堤防,河床または海岸等に図3に示したように多
数並設され、隣り合うブロックの鉄筋6のリング7どう
しを合着させ、これにシャッフル等の連結具8を通すこ
とにより連結し得る。また、先細テーパ状なるように形
成された下縁部4が地面に食い込むことにより移動し難
いものとなる。
河川の堤防,河床または海岸等に図3に示したように多
数並設され、隣り合うブロックの鉄筋6のリング7どう
しを合着させ、これにシャッフル等の連結具8を通すこ
とにより連結し得る。また、先細テーパ状なるように形
成された下縁部4が地面に食い込むことにより移動し難
いものとなる。
【0010】こうして河川等に設置された護岸用ブロッ
クにおける石の粗充填層2には植物の根茎が侵入し、殊
にコンクリート製枠体1は底無しであるので河底に至る
まで根茎が深く侵入し得て、種々の植物の生育を可能に
する。そして根茎が侵入してもその外周は高強度のコン
クリート製枠体1のより囲われているので、むやみに石
が移動するおそれはなく、護岸機能が長期に亘り十二分
に維持される。
クにおける石の粗充填層2には植物の根茎が侵入し、殊
にコンクリート製枠体1は底無しであるので河底に至る
まで根茎が深く侵入し得て、種々の植物の生育を可能に
する。そして根茎が侵入してもその外周は高強度のコン
クリート製枠体1のより囲われているので、むやみに石
が移動するおそれはなく、護岸機能が長期に亘り十二分
に維持される。
【0011】なお、植物の生育を早めるために粗充填層
2の上に砂,土、或いは肥料層等を設けるようにしても
よい。またこの護岸用ブロックは図3に示した配置をす
るだけでなく河川等の状況により種々の形態に配置でき
ることは言うまでもない。また、コンクリート製枠体1
の形状についても円形,多角形等種々の形態が考えられ
る。
2の上に砂,土、或いは肥料層等を設けるようにしても
よい。またこの護岸用ブロックは図3に示した配置をす
るだけでなく河川等の状況により種々の形態に配置でき
ることは言うまでもない。また、コンクリート製枠体1
の形状についても円形,多角形等種々の形態が考えられ
る。
【0012】
【発明の効果】このように本発明の護岸用ブロックは、
高強度のコンクリート製枠体を形成し、該コンクリート
製枠体中に栗石または砕石等の石を透水性を有するよう
充分な隙間を持つようセメントで固結した石の粗充填層
を設けたので、河川等に植物を生育させるのに優れた環
境を提供し緑化を可能にするとともに、長期的にも根茎
によって破壊されることなく護岸機能が維持されるなど
有益な効果がある。
高強度のコンクリート製枠体を形成し、該コンクリート
製枠体中に栗石または砕石等の石を透水性を有するよう
充分な隙間を持つようセメントで固結した石の粗充填層
を設けたので、河川等に植物を生育させるのに優れた環
境を提供し緑化を可能にするとともに、長期的にも根茎
によって破壊されることなく護岸機能が維持されるなど
有益な効果がある。
【図1】本発明に係る護岸用ブロックの斜視図。
【図2】本発明に係る護岸用ブロックの縦断面図。
【図3】本発明に係る護岸用ブロックの使用状態を示し
た斜視図。
た斜視図。
1 コンクリート製枠体 2 粗充填層 3 段部 4 下縁部 5 開口 6 鉄筋 7 リング
Claims (2)
- 【請求項1】 高強度のコンクリート製枠体を形成し、
該コンクリート製枠体中に栗石または砕石等の石を透水
性を有するよう充分な隙間を持つようセメントで固結し
た石の粗充填層を設けたことを特徴とする護岸用ブロッ
ク。 - 【請求項2】 コンクリート製枠体の中に連結用の鉄筋
を貫通させてなる請求項1に記載の護岸用ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10344921A JP2000144684A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 護岸用ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10344921A JP2000144684A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 護岸用ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000144684A true JP2000144684A (ja) | 2000-05-26 |
Family
ID=18373039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10344921A Pending JP2000144684A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 護岸用ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000144684A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090304453A1 (en) * | 2007-11-08 | 2009-12-10 | Stewart Hardison | Mooring habitat structure |
US20110283929A1 (en) * | 2009-08-06 | 2011-11-24 | Stewart Hardison | Mooring structure with habitat features for marine animals |
JP2012092613A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Kinki Saiseki Kk | 牽引棒付き蛇篭 |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP10344921A patent/JP2000144684A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20090304453A1 (en) * | 2007-11-08 | 2009-12-10 | Stewart Hardison | Mooring habitat structure |
US20110283929A1 (en) * | 2009-08-06 | 2011-11-24 | Stewart Hardison | Mooring structure with habitat features for marine animals |
US8869746B2 (en) * | 2009-08-06 | 2014-10-28 | Stewart Hardison | Mooring structure with habitat features for marine animals |
US9464413B2 (en) | 2009-08-06 | 2016-10-11 | Stewart Hardison | Mooring structure with habitat features for marine animals |
JP2012092613A (ja) * | 2010-10-28 | 2012-05-17 | Kinki Saiseki Kk | 牽引棒付き蛇篭 |
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