JP2000144608A - 道路用ブロック - Google Patents

道路用ブロック

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JP2000144608A
JP2000144608A JP10342310A JP34231098A JP2000144608A JP 2000144608 A JP2000144608 A JP 2000144608A JP 10342310 A JP10342310 A JP 10342310A JP 34231098 A JP34231098 A JP 34231098A JP 2000144608 A JP2000144608 A JP 2000144608A
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JP
Japan
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water
road
block
concrete frame
road surface
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JP10342310A
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English (en)
Inventor
Takashi Tanahashi
棚橋  尚
Hajime Tanahashi
棚橋  肇
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Maruei Concrete Industry Co Ltd
Original Assignee
Maruei Concrete Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、コンクリート枠と透水性および保
水性を兼ね備えた材料とから形成され、安全、かつ快適
な歩行、走行等をなし得る耐久性に優れた道路用ブロッ
クおよび整然とした敷設作業が極めて容易で、工事期間
の短縮が図られる道路用ブロックを提供するものであ
る。 【解決手段】 本発明は、底壁に通水用孔が形成され、
または底壁を開放状態とし、上方が開放された空間部を
備えたコンクリート枠に透水性と保水性を兼ね備えた材
料を充填した構造の道路用ブロックを採用し、また、道
路用ブロックを構成するコンクリート枠の周囲に凹条部
と凸条部とを形成した構造を採用した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する分野】本発明は、道路用の路面における
雨水等を透水するとともにと保水する機能を備え、透水
機能により路面の水溜まりを減少して歩行・走行上の支
障を無くし、かつ、保水機能により保水された雨水等の
蒸発で生じる気化熱によって道路、歩行・走行者等が被
る太陽光の伝導・輻射熱による悪影響を減少するように
した道路用ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の道路用の路面は、簡易に造成でき
るが環境温度に左右され易く早期に疲弊するアスファル
ト舗装に代えてコンクリートブロック、煉瓦等を敷設し
たものが知られており、これらのコンクリートブロッ
ク、煉瓦等の単体を単に密着した状態に敷設したもので
あり、また、これらの単体間に砂を充填するための所要
の間隙を形成した上で砂を投入して敷設し、この砂を通
して雨水等の排水作用・緩衝用等を得ているものであ
る。このような従来の道路用路面としては、図6に示す
ような、例えば、直方状のコンクリートブロックを敷設
した形態を例示することができる。前記図6に斜視図で
示した道路用路面の断面においては、上層を砂層44と
した路盤43上に多数のコンクリートブロック40、4
0が僅かな間隙41、41をもって隣接して敷設され、
前記間隙41、41に砂42を埋め込んで形成されてい
る。このような迅速敷設の困難な構造の道路用路面で
は、雨水等45は保水・透水機能が極めて低いコンクリ
ートブロック40、40から間隙41、41に埋め込ま
れた砂に移行して保水・透水され、更に、砂層44を有
する路盤43へと移行して保水・透水される。通常、こ
の間隙はコンクリートブロック40、40相互が安易に
移動しないように僅かな幅員しか形成されておらず、し
かも路盤43における雨水等45の保水・透水の速度が
コンクリートブロック40、40相互の間隙41、41
の大きさに依存するものであることから、前記路盤43
の保水・透水速度は迅速性に欠け、急激な降雨等の際に
は路上に水溜まりが生じてしまっている。このような雨
水等の水溜まりが路面に出現すると歩行、走行上等に支
障を来し、更にその保水能力の低さから生ずる雨水等の
低蒸発量とこれに伴う低気化熱量によって太陽光の伝導
・輻射熱による不快な歩行、走行感を被っているのが現
状である。他方、敷設用の単体として採用される煉瓦は
格別の保水・透水能力を保有するものではなく、前記コ
ンクリートブロック敷設路面におけると同様に水溜まり
が路面に出現し易く、しかも磨耗、崩壊し易く耐久性に
欠けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の道路用路面構造の有する問題に鑑みてなされたも
ので、コンクリート枠と透水性および保水性を兼ね備え
た材料とから形成され、安全、かつ快適な歩行、走行等
をなし得る耐久性に優れた道路用ブロックおよび整然と
した敷設作業が極めて容易で、工事期間の短縮が図られ
る道路用ブロックを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1に係る発
明は、底壁に通水用孔が形成され、上方が開放された空
間部を備えたコンクリート枠に透水性と保水性を兼ね備
えた材料を充填した構造のブロックが採用され、この材
料を介して積極的な保水と透水を行い、道路路面に生ず
る水溜まりを無くして歩行、走行上の支障を軽減すると
ともに保水された水分の蒸発気化熱を介して生活環境を
良好に維持するようにしたことを特徴となし、本願の請
求項2に係る発明は、請求項1の発明に係る道路用ブロ
ックにおいて、コンクリート枠に備えた仕切り壁によっ
て空間部を分割した構成が採用され、道路用ブロックの
強度を強化したことを特徴とし、本願の請求項3に係る
発明は、請求項1または請求項2の発明に係る道路用ブ
ロックにおいて、底部に底壁を設けず、開放状に形成し
た構造が採用され、路盤への浸透をより迅速にしたこと
を特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施形
態について説明する。
【0006】図1aは、道路用ブロック1の斜視図であ
り、6本の仕切り壁21、21を備えた六角形のコンク
リート枠2とこのコンクリート枠2に形成された6個の
各空間部22、22に充填される保水性と透水性を兼ね
備えた材料(例えば、透水性・保水性セラミック、粉砕
コンクリート、砂等および砕石火成岩、パーライト等の
自然石)3、3とで形成された道路用ブロック1が示さ
れている。前記材料3、3において例示した透水性・保
水性セラミックは粉砕コンクリート、砂、またはこれら
の混合物等をセラミック材料により、例えば三角柱状に
成形・固化したもので、前記空間部22中に充填され
る。なお、透水・保水の材料として粉砕コンクリート、
砂等を採用する場合にはこれらの素材を空間部22中に
直接充填すれば良い。
【0007】図1bは、図1aに示した道路用ブロック
1のAーA縦断面図であり、コンクリート枠2は上方が
開放された状態で空間部22、22を形成するための仕
切り壁21と個々の空間部22に対応する通水用孔2
4、24が穿たれた底壁23とを備え、前記空間部2
2、22には保水性と透水性を兼ね備えた材料3、3が
充填されている。
【0008】前記図1aおよび図1bに示した仕切り壁
21を備えた六角形のコンクリート枠2は、降雨等に際
しては雨水等がその上方面から透水性と保水性を兼ね備
えた材料3、3に吸収されて保水され、急激な降雨、大
量の降雨等時には雨水等が底壁23の通水用孔24、2
4から透水(点線矢印参照)されて流出し、路面には水
溜まりが生じない。
【0009】図2は図1bに示した道路用ブロックの底
面を開放状とした道路用ブロックの断面図を示すもの
で、路盤への浸透をより迅速に行うことを可能にしてい
る。
【0010】図3は、図1aに示した道路用ブロックを
2分割した道路用ブロック90の斜視図であり、2本の
仕切り壁101、101を備えた台形状コンクリート枠
100とこのコンクリート枠100に形成される3個の
各空間部102、102に充填される透水性と保水性を
兼ね備えた材料(例えば、透水性・保水性セラミック、
粉砕コンクリート、砂等および砕石火成岩、パーライト
等の自然石)200とで形成されている。このような台
形状の道路用ブロック90は、図1に示した六角形の道
路用ブロックの形状に組合せ形成できる他、道路側部に
採用して整然とした路面を形成でき、更に、図1aに示
した六角形の道路用ブロックと併用して路面形成作業の
迅速化を図ることができる。
【0011】図4は、図1に示したものとは形状を異に
する道路用ブロック50、50を組合せた他の実施例に
係る斜視図であり、前記ブロック50は、例えば、3個
の直方状の空間部61、61を上方が開放された状態で
仕切り壁64、64により形成した四角形のコンクリー
ト枠60とこの空間部61に充填される透水性と保水性
を兼ね備えた材料(例えば、透水性・保水性セラミッ
ク、粉砕コンクリート、砂等)70、70とで形成さ
れ、図1bと同様にコンクリート枠60の底壁には個々
の空間部61に対応する通水用孔(図示せず)が穿たれ
ている。また、コンクリート枠60の周囲には、ブロッ
ク50、50相互が容易に位置決めし得るような凹条部
62、62と凸条部63、63が必要に応じて形成され
る。
【0012】図5は、道路用路面の斜視図であり、図4
に示した四角形の道路用ブロック50が採用された例を
示している。このような路面は、所定の路盤43上に四
角形の道路用ブロック50が既設の凹条部62、62へ
凸条部63、63を嵌合しながら順次漣接敷設して形成
される。このような路面においては、例えば、大量の降
雨時の雨水は保水・透水能力の大きな材料70により保
水されるとともに透水され、路盤43へと浸透して排出
されるもので、路面には水溜まりを生じることがなく、
歩行、走行に際しての安全性を確保でき、また、前記材
料70の保水性により保有された雨水が蒸発し気化して
路面や歩行、走行対象が被る熱気が低減されることか
ら、快適な生活環境を維持することができる。
【0013】以上、本発明の各実施形態について詳述し
たが、本発明は前記実施形態に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の精神を逸脱す
ることなく設計において種々の変更ができるものであ
る。例えば、本発明の実施形態では、道路用ブロックと
して四角形、六角形等の形状のものを記載したが、この
形状は適宜考慮され得る設計上の事項であり、また、コ
ンクリート枠周囲の位置決め用凹・凸条部に関しても、
図4に示した四角形道路用ブロックばかりでなく、他の
形状の道路用ブロックに具備し得ることは明白であり、
凹・凸条部の数についても適宜設計変更し得る範囲であ
って、例えば、図4の四角形道路用ブロックに凹・凸条
部の夫々を2本ずつに形成することにより千鳥状のブロ
ック敷設も可能であることも明らかである。
【0014】
【発明の効果】以上のとおりの構造である本発明の道路
用ブロックは、空間部を備えた耐久性に富むコンクリー
ト枠に透水性と保水性を兼ね備えた材料を充填した構造
からなり、路面上に落下した雨水は、保水材の多数の微
細な連通空隙がもつ毛細管作用で保水材の中に取り込ま
れると共に、諸材料の混合粉砕物の粒子間の微細な連通
空間にも補足される為に、此のブロックの空間部22、
61、102は、雨水によって飽和状態となり、従来の
舗装ブロックに比し、多量の水分の貯蔵効果を上げるこ
とが出来る。更に降雨が続き、空間部22、61、10
2が飽和状態になった以降の雨水は余剰水となるため、
保水部の中に分布する比較的に粗なる連通空間を透過し
て道路用ブロックの下の路盤層に浸透すると共に、更に
路盤層を透過して大地中に広く浸透するため、大地中の
水分の調節作用を増進する。よって大地の含水量不足に
よる地域の地盤沈下を防止し、下流排水路の溢水や、氾
濫を予防する効果が大きい。このように本発明の道路用
ブロックを用いた結果、積極的な保水と透水が可能とな
り、道路路面に生ずる水溜まりを無くして歩行、走行上
の支障が軽減され、併せて保水された水分の蒸発気化熱
を介して生活環境を良好に維持できた。また、コンクリ
ート枠の周囲に凹条部と凸条部とを形成したことから、
整然とした敷設作業が極めて容易で、工事期間の短縮が
図られた。
【図面の簡単な説明】
【図1a】本発明の六角状の道路用ブロックを示す斜視
図である。
【図1b】図1の本発明の道路用ブロックにおけるAー
Aの断面を示す図である。
【図2】図1の本発明の道路用ブロックにおける、底面
を開放状とした他の実施例を示す断面図である。
【図3】図1に示した道路用ブロックを2分割した形状
を有する本発明の他の実施例を示す図である。
【図4】図1および図3に示した道路用ブロックとは異
なる四角形状を有し、コンクリート枠の周囲に凹条部と
凸条部を備えた本発明の他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図5】図4に示した四角形道路用ブロックを採用して
敷設した道路用路面の斜視図である。
【図6】従来のブロックで敷設された道路歩道用路面の
斜視図である。
【符号の説明】
1、40、50、90 道路用ブロック 2、60、100 コンクリート枠 21、64、101 仕切り壁 22、61、102 空間部 23 底壁 24 通水用孔 3、70、200 保水性と透水性を兼ね備えた材料 43 路盤 45 雨水等 62 凹条部 63 凸条部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底壁に通水用孔が形成され、上方が開放
    された空間部を備えたコンクリート枠に保水性と透水性
    を兼ね備えた材料を充填した構造のブロックであり、積
    極的な保水と透水を行い、道路路面に生ずる水溜まりを
    無くして歩行、走行上の支障を軽減するとともに保水さ
    れた水分の蒸発気化熱を介して生活環境を良好に維持す
    るようにしたことを特徴とする道路用ブロック。
  2. 【請求項2】 空間部はコンクリート枠に備えた仕切り
    壁によって分割されていることを特徴とする請求項1記
    載の道路用ブロック。
  3. 【請求項3】 底面を開放状としたことを特徴とする請
    求項1または請求項2記載の道路用ブロック。
JP10342310A 1998-11-17 1998-11-17 道路用ブロック Pending JP2000144608A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2479390A (en) * 2010-04-08 2011-10-12 John Alexander Brookes Storey System of low surface area paving blocks
WO2014047054A1 (en) * 2012-09-18 2014-03-27 Cox Ronald E Building blocks

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