JPH04138405U - 排水機能を有する透水ブロツク - Google Patents
排水機能を有する透水ブロツクInfo
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- JPH04138405U JPH04138405U JP5448791U JP5448791U JPH04138405U JP H04138405 U JPH04138405 U JP H04138405U JP 5448791 U JP5448791 U JP 5448791U JP 5448791 U JP5448791 U JP 5448791U JP H04138405 U JPH04138405 U JP H04138405U
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Landscapes
- Road Paving Structures (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 充分な透水性を有し、また、ある程度の保水
性を保たせる様にした透水性のブロックを提供すること
を目的とする。 【構成】 透水性を有するブロック体1の下面に複数の
例えば格子状の溝2を形成すると共に、開放面が上記溝
2の内部に臨んで上方に向かう空部3を複数設ける様に
した透水ブロックの構成である。
性を保たせる様にした透水性のブロックを提供すること
を目的とする。 【構成】 透水性を有するブロック体1の下面に複数の
例えば格子状の溝2を形成すると共に、開放面が上記溝
2の内部に臨んで上方に向かう空部3を複数設ける様に
した透水ブロックの構成である。
Description
【0001】
本考案は、公園や歩道等の舗装路面に使用することにより、雨水等を迅速に排
水するとともに、ある程度の保水機能を維持することができる透水ブロックに関
するもので、特にブロック内に浸透した余剰の雨水等を横方向に流れやすくして
貯溜し、例えば樹木等の散水用として利用できる様にしたものである。
【0002】
公園等の路面や歩道等に敷設して使用される従来の透水ブロックは、ブロック
内に微細な連続した空隙部を無数に有し、雨水を下方(鉛直方向)へ浸透させる
とともに、毛細管現象により空隙部の内部にある程度の量の水を保持しているも
のである。この透水ブロックにより、降雨量が多くても、例えば地中に浸透させ
ることにより排水処理、貯溜施設等に過剰の量の水が流入するのを防止すること
ができ、また水溜まり等の発生を防止して歩きやすい状態としている。
そして、雨水は、上記した透水ブロック内の連続した空隙部を自重で流下する
が、その流下速度は水頭圧に左右される。そのため、透水ブロックを利用して横
方向への流水、即ち舗装体の内部において横方向に水を流そうとしても、勾配が
0.5〜2.0%以上必要であって、しかも水頭圧が小さい場合には流水速度が
極めて遅く、排水効果が期待できない。
【0003】
透水ブロック内において排水機能を向上するには、透水ブロック内の微細な空
隙部を大きくし、水の表面張力による抵抗を小さくすることが考えられる。
しかしながら、上記した透水ブロックは、ブロック自体の強度が低下するとい
う欠点があり、さらには大きくした空隙に泥やゴミ等の塵埃が入り易くなり、こ
の塵埃がブロック内の空隙を閉塞するのに伴い、排水機能が低下してしまうとい
う欠点もある。
【0004】
一方、透水ブロックに吸水量の大きな骨材等を使用したり、空隙を小さくする
ことにより、保水性を向上することができる。この場合、夏季の晴天時などに透
水ブロックが高温になると、ブロック内に保水された水が蒸発し、この気化熱で
透水ブロックの温度上昇を抑制することができる。
しかしながら、上記した透水ブロックは、空隙が小さいばかりでなく、保水さ
れた水により雨水の透過が阻害されるので、排水機能が極めて低いという欠点が
ある。
【0005】
したがって、塵埃等の侵入による閉塞を最小限にすることを目的に連続した空
隙部を小さくしても、或いは、吸水量の大きな骨材等を使用しても、ある程度の
保水性と高い排水機能を有する透水ブロックが希求されていた。
【0006】
本考案は上記した従来の欠点に鑑み、また従来からの要請に対応するために提
案されたもので、具体的には透水性を有するブロック体の下面に複数の溝を形成
すると共に、開放面が上記した溝の内部に臨んで上方に向かう空部を複数設ける
様にした透水ブロックに関するものである。
【0007】
本考案の透水ブロックは、溝及び空部により、水頭圧が変わらなくてもブロッ
ク体の内部の微細な空隙を流下する水が滲出して空部から溝に流れやすく、しか
もブロック自体の強度の低下を最小限に抑制して雨水を迅速に排水することがで
きる。
また、ブロック体の空隙を小さくし、或いは吸水性の高い骨材を使用すること
により保水性を高くしたブロックにおいても、余剰の水を下方に誘引して排出す
ることができる。
【0008】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
本考案の透水ブロックに係わる透水性を有するブロック体1は、その下面に複
数の溝2…を縦横に形成し、この縦横の溝2…の交差部には、空部3の開放面を
位置させる。
図面の実施例では空部3は円錐形状であるが、角錐形状でも、若しくはその他
の形状でもよい。また空部3の開放面は溝2の交差部に限定されず、溝2の他の
部分に位置させてもよい。
上記した溝2及び空部3の寸法は、特に限定するものではない。但し、ブロッ
ク体1の強度を低下させるような寸法の溝2及び空部3は、当然ながら避けられ
るべきである。
例えばブロック体1の寸法の一例として、縦及び横の寸法が200ミリメート
ル、厚さ60ミリメートル程度であり、溝2は幅10ミリメートル、深さが10
ミリメートル程度であり、空部3は開放面の直径が10ミリメートル、高さ30
ミリメートル程度である。
【0009】
上記した本考案の透水性を有するブロック体1は、従来の透水ブロックと同様
に砕石、砂、セメント、添加材、水等からなる組成物を混練し、養生してなるも
のであり、従来と同様に骨材に対するセメントの混合率を少なくして微細な空隙
を無数に形成し、透水性を高める様にしたものである。
そして、溝2及び空部3はブロック体1の成形時に型枠に溝2と空部3の形状
の雄型枠を使用することにより同時に形成することができる。
【0010】
上記したように作製される本考案の透水ブロック1には、溝2及び空部3が設
けられるので、ブロックの厚みが実質的に不均一になっている。そして、ブロッ
ク体1に浸透する水は、溝2の側面或いは空部3の側面にまで達すると速やかに
流出するので、ブロック体1における透水の流下(排出)速度は、極めて大きい
ものとなる。
このように、本考案の透水ブロックは雨水の流下速度を促進することができ、
しかもブロック自体の強度の低下を最小限に抑制することができる。
【0011】
また、本考案の透水ブロックの排水機能は、上記したように物理的な構成によ
るものであるため、透水ブロック自体の材質を限定するものではない。
したがって、使用環境或いは使用目的に応じた強度や形状を設定して材質を選
定すれば良い。
例えば、比較的粒度の細かい砕石を使用し、多孔質の骨材を配合すると、透水
ブロックの保水性を向上することができる。
そして、保水性の高い透水ブロックは、夏季の晴天時などに空隙の内部に保水
されている水が蒸発し、この気化熱で透水ブロックの温度上昇を抑制することが
できるという利点を有することは、前述の通りである。
上記したように保水性を向上しても、本考案の透水ブロックは、余剰の水を下
方に誘引し、雨水を迅速に流下させることができる。
【0012】
次に、本考案の透水ブロック1の施工例を示す。
図4に示す舗装路面の作製において、まず、路床(地面)aの上面に、砕石を
敷き詰めてなる路盤bを設けた後、アスファルトコンクリート或いはコンクリー
トからなる不透水層cを形成する。この不透水層cは、その上面が僅かに傾斜勾
配を持つように形成する。次に、砂や砕石等を敷き詰めてなる透水層dを設ける
が、この透水層dは、砂等に少量のセメントを配合して形成しても良い。
そして、この透水層dの上面に本考案の透水ブロックを並列状に敷設し、必要
であれば隣り合う透水ブロック間に目地を施して強固に固定する。また、透水ブ
ロックの溝2及び空部3の内部に、透水層dの砂や砕石が充満状になるようにす
ると、透水ブロックの固定強度が更に向上する。
このような舗装路面では、透水ブロックを透過した水は、不透水層cから下側
へ浸透することがなく、不透水層cの上面の勾配に従って横方向に流れる。
そして、不透水層cから流出する水は例えば側溝に集めて貯留槽(図示せず)
に供給し、樹木や草花へ撒水するようにしても良いし、その他の水を利用するシ
ステムに給水するようにしても良い。
【0013】
また、本考案の透水ブロックでは、図4における不透水層cを形成することな
く、路盤bの上面に直接ブロック体1を敷設して舗装路面を施工するようにして
も良い。この場合、透水性のブロック体1を透過した水は、路盤b及び路床aか
ら地中に浸透することとなり、雨水等を地下浸透方法により処理することができ
る。
したがって、使用環境に応じた舗装路面を設計し、本考案の透水ブロック1を
有効な舗装材料として使用することができる。
【0014】
以上説明したように、本考案の透水ブロックは、下面に溝及び空部を設けた構
成で、ブロックの内部の微細な連続した空隙を流下する水を著しく良好に下面に
流出することができ、しかも溝によりガイドして所望の位置に集めることができ
る。しかもブロック自体の強度の低下を最小限に抑制してある程度の保水機能を
もたらせることができる。
また、本考案の透水ブロックは、従来の透水ブロックと比較して何等特殊な材
料を使用するものでなく、しかもその構造も極めて簡単であるため、極めて容易
に作製することができる。
したがって、本考案の透水ブロックは、その排水を貯留して樹木や草花への撒
水などに利用するシステムを形成する舗装材料として有効に使用することができ
るものである。
【0015】
さらに、ブロック内の空隙を小さくし、或いは吸水性の高い骨材を使用するこ
とにより保水性を高くしたブロックにおいても、余剰の水を下方に誘引して流下
することができる。
このように、本考案の透水ブロックは、従来は半ば相反する機能として共有さ
せることが不可能と考えられていた保水性と排水機能とを、併せ持つようにする
こともできる。
【図1】本考案の透水ブロックの側断面図である。
【図2】本考案の透水ブロックのその底面図である。
【図3】本考案の透水ブロックを下面側からみた斜視図
である。
である。
【図4】本考案の透水ブロックの施工例である舗装路面
の断面図である。
の断面図である。
1 透水ブロック
2 溝
3 空部
Claims (2)
- 【請求項1】 透水性を有するブロック体の下面に複数
の溝を形成すると共に、開放面が上記溝の内部に臨んで
上方に向かう空部を複数設ける様にしたことを特徴とす
る排水機能を有する透水ブロック。 - 【請求項2】 溝は格子状で、空部は開放面が溝の交差
部に位置して上方に向かい次第に縮径する円錐形状であ
る請求項1に記載の配水機能を有する透水ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5448791U JPH04138405U (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 排水機能を有する透水ブロツク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5448791U JPH04138405U (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 排水機能を有する透水ブロツク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04138405U true JPH04138405U (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=31929586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5448791U Pending JPH04138405U (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | 排水機能を有する透水ブロツク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04138405U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000006828A1 (fr) * | 1998-07-29 | 2000-02-10 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Voie de circulation remplissant une fonction de purification d'air et procede servant a purifier de l'air pollue sur une voie de circulation |
JP2002266304A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Tsuda Peibuton Technic:Kk | 透水性舗装用ブロック |
-
1991
- 1991-06-19 JP JP5448791U patent/JPH04138405U/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000006828A1 (fr) * | 1998-07-29 | 2000-02-10 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Voie de circulation remplissant une fonction de purification d'air et procede servant a purifier de l'air pollue sur une voie de circulation |
US6699577B2 (en) | 1998-07-29 | 2004-03-02 | Ishihara Sangyo Kaisha, Ltd. | Air purification-functioning road and method for purifying polluted air over road |
JP2002266304A (ja) * | 2001-03-09 | 2002-09-18 | Tsuda Peibuton Technic:Kk | 透水性舗装用ブロック |
JP4611550B2 (ja) * | 2001-03-09 | 2011-01-12 | 株式会社津田ペイブトンテクニック | 透水性舗装用ブロック |
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