JP2000144314A - 角筒絞り性に優れる熱延鋼板およびその製造方法 - Google Patents

角筒絞り性に優れる熱延鋼板およびその製造方法

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JP2000144314A
JP2000144314A JP10312218A JP31221898A JP2000144314A JP 2000144314 A JP2000144314 A JP 2000144314A JP 10312218 A JP10312218 A JP 10312218A JP 31221898 A JP31221898 A JP 31221898A JP 2000144314 A JP2000144314 A JP 2000144314A
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Takaaki Nakamura
隆彰 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平均r値が1.0を超え、rDが2.0を超
える角筒絞り性に優れる熱延鋼板、およびその製造方法
を提供する。 【解決手段】 重量%で、C:0.01〜0.06%、
Si≦0.3%、Mn:0.1〜0.5%、P≦0.0
5%、S≦0.02%、Al≦0.1%、N≦0.01
%、Nb:0.005〜0.05%を含有し、必要に応
じ、Ti≦0.05%、V≦0.05%、Zr≦0.0
5%、Mo≦0.1%、Cu≦0.05%、Ni≦0.
05%、Cr≦0.1%、Ca≦0.005%、REM
≦0.005%のうち1種または2種以上を合計で0.
001%〜0.2%含み、残部がFeおよび不可避的不
純物より成る鋼板で、そのフェライト粒度番号が10〜
13番かつ{111}および{112}面の面強度比が
2.0以上で、{100}面のX線面強度比が2.0以
下である角筒絞り性に優れる熱延鋼板。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角筒絞り性に優れ
る熱延鋼板およびその製造方法に関するもので、平均ラ
ンクフォード値(平均r値)および圧延方向に対し45
°方向のランクフォード値(rD値)が高い熱延鋼板の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、加工用鋼板としては冷延鋼板が用
いられてきた。これは、熱延鋼板は、冷延鋼板と同一板
厚範囲(1〜3mm程度)の薄鋼板はできても、深絞り
特性については劣るためである。
【0003】深絞り性は、薄鋼板の加工性に関して重要
な因子とされており、通常、指標として平均r値が用い
られる。平均r値はL(圧延方向)、C(幅方向)、D
(45°方向)のランクフォード値、rL、rC、rD
平均値であり、次式(1)により算出されている。
【0004】 平均r値=(rL+rC+2rD)/4−−−−−(1) しかし、実際のプレス成形において角筒絞りを行う場合
は、角筒のコーナーの部分が絞り加工となるためにプレ
スの長辺部に比較して厳しい成形となる。通常のプレス
工程において、角筒プレス用素材の板取は、コイル状の
鋼板を巻き戻して行われるため、幅方向に平行に打ち抜
く方法が作業性、また歩留り上効率が良い。このため、
最も絞りが厳しくなる方向はD方向となり、平均r値の
みならず、rD値が高いことが要求される。
【0005】ところが、一般的に冷延鋼板の3方向のr
値を比較するとrD値が最も低くなることが多い。従っ
て、平均r値が高くとも角筒絞りができなかったり、必
要以上のグレードの高い鋼板を用いることが多かった。
【0006】これに対し、特開昭63−290223号
公報には、rD値の高い鋼板の製造方法が提示されてい
る。この方法は、Ti、Nb、Zrなどの元素を添加
し、さらにBが添加された極低炭素鋼であり、これによ
って得られるrD値は、1.3程度である。
【0007】しかし、この方法では、平均r値は言及し
ておらず、またrD値も高々1.3程度であるため、厳
しい角筒プレスの成形は難しい。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決し、平均r値1.0以上でかつrD
が1.6を超える高い角筒絞り性を有する鋼板、および
その製造方法を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明者らは、Nb添加鋼の活用を検討し、加熱条
件や仕上圧延の温度、圧下率が平均r値およびrD値に
及ぼす影響を鋭意検討し、本課題を解決する手段に到達
した。
【0010】すなわち、本発明の手段1は、重量%で、
C:0.01〜0.06%、Si≦0.3%、Mn:
0.1〜0.5%、P≦0.05%、S≦0.02%、
Al≦0.1%、N≦0.01%、Nb:0.005〜
0.05%を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物
より成り、鋼板のフェライト粒度番号が10〜13番か
つ{111}および{112}面のX線面強度比が2.
0以上で、{100}面のX線面強度比が2.0以下で
あることを特徴とする角筒絞り性に優れる熱延鋼板であ
る。
【0011】手段2は上記手段1に、重量%で、Ti≦
0.05%,V≦0.05%、Zr≦0.05%,Mo
≦0.1%、Cu≦0.05%、Ni≦0.05%、C
r≦0.1%、Ca≦0.005%、REM≦0.00
5%のうち1種または2種以上を合計で0.001%〜
0.2%含むものである。
【0012】また手段3は、重量%で、C:0.01〜
0.06%、Si≦0.3%、Mn:0.1〜0.5
%、P≦0.05%、S≦0.02%、Al≦0.1
%、N≦0.01%、Nb:0.005〜0.05%を
含有し、残部がFeおよび不可避的不純物より成る鋼に
対し、1150℃以上に加熱した後、1000℃以上で
粗圧延を終了させ、900〜950℃で仕上連続圧延を
開始し、最終2パスがパス間1秒以内で圧下率をそれぞ
れ40%以上で、かつ圧延温度をAr3−50℃〜Ar3
で圧延した後、650℃以上で巻取るを行うものであ
る。
【0013】また手段4は、重量%で、C:0.01〜
0.06%、Si≦0.3%、Mn:0.1〜0.5
%、P≦0.05%、S≦0.02%、Al≦0.1
%、N≦0.01%、Nb:0.005〜0.05%を
含有し、残部がFeおよび不可避的不純物より成る鋼に
対し、1150℃以上に加熱した後、1000℃以上で
粗圧延を終了させ、900〜950℃で仕上連続圧延を
開始し、最終2パスがパス間1秒以内で圧下率をそれぞ
れ40%以上で、かつ圧延温度をAr3−50℃〜Ar3
で圧延した後、650℃未満で巻取り、巻き取り後65
0℃以上の熱処理を行うものである。
【0014】手段5は前記手段3に、重量%で、Ti≦
0.05%、V≦0.05%、Zr≦0.05%、Mo
≦0.1%、Cu≦0.05%、Ni≦0.05%、C
r≦0.1%、Ca≦0.005%、REM≦0.00
5%のうち1種または2種以上を合計で0.001%〜
0.2%含むものである。
【0015】さらに手段6は、粗圧延終了後、コイルボ
ックスによって一旦巻取った後、巻き戻し、連続的に仕
上圧延を行うものである。
【0016】以下に本発明についてさらに詳しく記述す
る。
【0017】
【発明実施の形態】本発明に関わる鋼板の製造時条件の
うち、まず、鋼組成の限定理由について以下に説明す
る。
【0018】Cは、加工性を向上させる観点からは、少
ない方が良い。しかし、IF鋼のごとく極低炭素鋼級に
なると脱炭コストが上昇する。このため、C量の下限を
0.01%とした。本発明では、角筒絞り性の良好な鋼
板として、平均r値が1.0以上、rD値が1.6を超
えることを目標としているが、延性、絞り性を含めて加
工性に対して問題のない0.06%を上限とした。
【0019】Mnは強度を向上させる元素であり、多量
に添加すると加工性を劣化させるため、上限を0.5%
とした。しかし、少なすぎると熱間脆性の発生起因とな
るため、下限を0.1%に制限した。
【0020】Siは、主として脱酸目的に添加される
が、多量に含まれると亜鉛めっき性、化成処理性など悪
化するため上限を0.3%に制限した。
【0021】Pは強度を向上させる元素であり、また多
量に添加すると脆化を起こす恐れがあり、上限を0.0
5%とした。
【0022】Sは多量にあると、熱間で脆化を起こす恐
れがあり、またMnと結合して形成されるMnSは圧延
によって伸延し延性を劣化させる恐れがあるため、低く
抑えた方がよく、上限を0.02%とした。
【0023】Alは、Siと同様に脱酸目的に添加され
るが、酸化物として形成するアルミナ系介在物が鋼中に
多量残存した場合は、加工成形性を劣化させる。このた
め上限を0.1%に制限した。
【0024】Nは、析出物の形成などによって加工性を
劣化させる元素であり、上限を0.01%に制限した。
【0025】Nbは、本発明においてはrD値を高める
ために活用できる重要な元素であるが、多量の添加は加
工性を劣化させる。そこで、加工性を損なわないための
添加量として0.05%を上限とした。また、0.00
5%を下限にしたのは、高い平均r値、rD値を確保す
るのに必要なためである。
【0026】また、V、Ti、Mo、Crは、何れも炭
化物あるいは窒化物生成元素であり、Nbと同様に析出
物によってrD値を高める効果が期待できる。そのた
め、これら元素は、V0.05%以下、Ti0.05%
以下、Mo0.1%以下、Cr0.1%以下の範囲とし
た。また、Cu、Ni、については強度の確保のため
に、Cu0.05%以下、Ni0.05%以下の範囲で
添加することができ、またZr、Ca、REMについて
は、成形時に問題となる介在物の形状制御が期待できる
ので、Zr0.05%以下、Ca0.005%以下、R
EM0.005%以下の範囲で添加することができる。
しかし、何れも多すぎると加工性を劣化させるため、含
有量を制限する必要があり、これらの1種または2種以
上の合計量の制限範囲を0.001%〜0.2%とし
た。
【0027】角筒部の成形はかなり厳しいため、割れを
発生させないためには組織、特に結晶粒の強化が必要で
ある。必要なフェライト粒度番号は10〜13番であ
る。粒度番号が10番より小さく、粒径が大きくなると
成形時の強度に耐えられず破断することがある。また、
13番以上では、常温成形における加工性はむしろ劣化
してしまうため、角筒絞り成形としてはフェライト結晶
粒度は10から13番が最適である。
【0028】結晶方位については、絞り成形に関して重
要な因子であり、平均r値を高めるために、{111}
面強度比が2.0以上かつ、{100}面のX線面強度
比が2.0以下、さらにrD値を高めるために{11
2}面強度比が2.0以上にする必要がある。本発明者
の検討によると以上の条件の何れかが欠けた場合、平均
r値1.0以上、rD値1.6以上の角筒絞り性に優れ
た鋼板は得られない。
【0029】次に、本発明の製造条件について説明す
る。
【0030】加熱温度を1150℃以上にしたのは、本
発明で活用するNbを固溶状態にするためである。従っ
て、製鋼工程でスラブを鋳造後冷却せずに直接圧延工程
の加熱炉に移送する場合、および鋳造後一旦冷却した場
合とも、高温加熱で一旦Nbを固溶させた方が良い。
【0031】鋳造スラブの厚みは、200〜300mm
程度であり、数mm厚の熱延鋼板として仕上げるために
は、通常連続仕上圧延工程の前の、粗圧延工程において
40mm程度まで圧延する。この時、仕上圧延前まで固
溶Nb状態を保つためには、粗圧延温度を高温に保つ必
要がある。発明者らの調査によると、γ域でのNb析出
物は950℃前後が最も析出しやすいが、この温度に保
持するだけでは数十分の時間が必要である。しかし、圧
延により歪みを加えると、歪みにより析出が誘起されて
析出したNbの炭・窒化物が増すため、固溶Nbが減少
する。従って、仕上圧延前まで多くの固溶Nbを保つた
めには、粗圧延は1000℃以上で終了させることが好
ましい。
【0032】最も重要なのは、連続仕上圧延条件であ
る。
【0033】本発明において、圧延開始温度を900〜
950℃としたのは、γ域でのNb析出ノーズを回避し
て、仕上圧延後半のα域での圧延まで、固溶Nb状態を
できるだけ保つためである。
【0034】次に、最終2パスの圧下条件は重要な要件
であり、材質の決定に対して大きな意味を持つ。図1に
示すように、後半の最終2パスの圧延温度は、Ar3
50℃〜Ar3の場合に平均r値およびrD値が最も高く
なる。圧延がAr3以上で終了する場合は、仕上圧延前
半と同様に固溶Nbのままであり、析出による集合組織
制御が期待できないため、平均r値、rD値の向上は見
られない。また、Ar3−50℃以下では、α域におい
て最も析出が速い範囲であり、析出物が大きく成長す
る。しかし、温度が低くなるためフェライトの再結晶速
度は遅くなる。この温度域では、析出物がフェライト粒
の結晶方位を制御する時には大きくなりすぎて制御でき
なくなっていると考えられる。本発明範囲である、Ar
3−50℃〜Ar3では、微細なNb析出物の生成直後に
フェライト再結晶粒が生成するために結晶方位の制御が
可能になると考えられる。
【0035】また、最終2パスの圧下率については、パ
ス間1秒以内で圧下率をそれぞれ40%以上とした。こ
の条件は、本発明の圧延温度が高温フェライト域である
ため、再結晶させるためには大きな歪み量が必要であ
る。冷延鋼板は、低温のフェライト域である室温で冷間
圧延されるため、ここで加えられる冷延率はそのまま歪
みとして組織に残り、その後の焼鈍過程において一気に
再結晶を起こす。しかし、同じフェライト域でも高温域
で加えられた歪みは逐次解放されやすく、通常は回復粒
と呼ばれる結晶方位が近い粗大な粒となりやすい。本発
明のように析出物を活用すれば、歪みの解放が遅延する
ため、最終圧下まで歪みを蓄積できれば一気に再結晶を
起こすことが可能である。さらにこの条件においては、
析出物が集合組織の制御にも寄与しており、その結果
{111}面強度および{112}面強度が上昇し、
{100}面強度は下降する。しかし、有効な歪み蓄積
は1パス前までが限度であり、パス間時間も1秒を超え
ると歪みの解放が起こってしまうことが確認された。さ
らに図2で示す一例のように最終段の各圧下率は40%
以上でないと十分なフェライトの再結晶を起こすことが
できず、平均r値およびr D値は向上しない。以上が最
終2パスの圧下率条件限定理由である。
【0036】圧延終了後、650℃以上で巻取るか、巻
き取り後650℃以上の熱処理を行うのは、上述したフ
ェライトの再結晶を十分起こさせるためである。これよ
り低いと再結晶が不十分となり加工組織が残存して良好
な加工性が得られなくなる。次に、手段6について説明
する。
【0037】Nb炭窒化物の析出速度は、温度によって
異なる。特に本発明のように圧延による歪み誘起析出を
活用する場合、スラブ〜鋼材の温度制御が重要になる。
製造途中の鋼材に温度むらができると、材質にもむらが
生じ安定した材質が得られない。粗圧延終了後にコイル
ボックスによって一旦巻き取ると、熱エネルギーの放出
が最小になると同時に全体の温度が均一化される。その
後巻き戻されて仕上圧延を行う工程では、最後まで巻か
れている材料尾端部の方が先端部より温度が高い状態と
なり、圧延開始を待つまでの温度冷却変化と相殺され
て、仕上圧延温度が全長で均一化される。このため、コ
イル全体で安定した材質を得ることができる。
【0038】
【実施例】以下に、本発明の効果について実施例を示し
ながら、具体的かつ詳細に説明する。発明者らは、表1
に示す成分を有する鋼種を用いて、表2の製造条件で熱
延鋼板を製造した。表2の仕上圧延終了温度、および巻
取温度は、サンプリングした位置の温度である。サンプ
リングした鋼板からJIS5号引張片をL、C、D方向
で作成し各方向のr値を測定し、平均r値およびrD
を算出した。また、L方向の試験片から、全伸びを測定
した。
【0039】まず、鋼種の影響について調べるために、
表1に示すNo.1〜No.15のスラブを用い、本発
明条件範囲で製造を行った。条件および材質結果を表2
のNo.1〜No.15に示す。本発明の成分範囲であ
るNo.1〜No.10は、平均r値は1.0を超え、
D値は1.6以上、また、伸びも40%を超えてお
り、狙った材質が得られた。しかし、No.12はNb
が添加されていないため、平均r値が低く、No.1
3、No.14は、C、Mnが多いため、またNO15
はNbが多すぎるために、No.11は添加したMo、
Cr、REMの合計含有量が多すぎたために、何れも加
工特性が悪かった。
【0040】表2のNo.16〜No.26は、鋼種3
を用いて、製造条件を様々変化させて材質結果を調べ
た。No.16〜No.19は、本発明範囲内の条件で
あり、良好な材質を得ることができた。 また、No.
6、No.9、No.18は、粗圧延終了後に一旦コイ
ルボックスで巻き取った後、仕上圧延を通したため、コ
イル全長で均一な温度がとれて安定した良好な材質が得
られた。
【0041】しかし、No.20〜No.29は、加熱
温度、仕上圧延開始温度、終了温度、最終2パス間の時
間および最終段圧下率、巻取温度などが狙いからはずれ
たため、平均r値、rD値、伸びのいずれか1つ以上が
目標材質が得られなかった。
【0042】
【表1】
【0043】
【表2】
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、平均r値およびrD
が高い熱延鋼板を得ることができる。このため、従来の
熱延鋼板と比べ角筒絞り性が顕著に優れる。また、冷延
鋼板と比較してもrD値が良好であるため、冷延工程を
省略することが可能となり、経済的効果は非常に大き
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】仕上圧延温度と平均r値、rD値の関係を示す
図である。
【図2】最終段圧下率と平均r値、rD値関係を示す図
である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C22C 38/50 C22C 38/50 Fターム(参考) 4K032 AA01 AA04 AA08 AA11 AA14 AA16 AA19 AA21 AA22 AA23 AA27 AA29 AA31 AA35 AA36 AA39 AA40 BA01 CA02 CA03 CC03 CC04 CE01 CE02 CF02 4K037 EA01 EA05 EA15 EA18 EA19 EA23 EA25 EA27 EB08 EB11 FA02 FB04 FB07 FB10 FC03 FC04 FF01 FF02 HA04 JA06

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.01〜0.06%、
    Si≦0.3%、Mn:0.1〜0.5%、P≦0.0
    5%、S≦0.02%、Al≦0.1%、N≦0.01
    %、Nb:0.005〜0.05%を含有し、残部がF
    eおよび不可避的不純物より成り、鋼板のフェライト粒
    度番号が10〜13番かつ{111}および{112}
    面のX線面強度比が2.0以上で、{100}面のX線
    面強度比が2.0以下であることを特徴とする角筒絞り
    性に優れる熱延鋼板。
  2. 【請求項2】 重量%で、Ti≦0.05%、V≦0.
    05%、Zr≦0.05%、Mo≦0.1%、Cu≦
    0.05%、Ni≦0.05%、Cr≦0.1%、Ca
    ≦0.005%、REM≦0.005%のうち1種また
    は2種以上を合計で0.001%〜0.2%含む請求項
    1記載の角筒絞り性に優れる熱延鋼板。
  3. 【請求項3】 重量%で、C:0.01〜0.06%、
    Si≦0.3%、Mn:0.1〜0.5%、P≦0.0
    5%、S≦0.02%、Al≦0.1%、N≦0.01
    %、Nb:0.005〜0.05%を含有し、残部がF
    eおよび不可避的不純物より成る鋼に対し、1150℃
    以上に加熱した後、1000℃以上で粗圧延を終了さ
    せ、900〜950℃で仕上連続圧延を開始し、最終2
    パスがパス間1秒以内で圧下率をそれぞれ40%以上
    で、かつ圧延温度をAr3−50℃〜Ar3で圧延した
    後、650℃以上で巻取る事を特徴とする角筒絞り性に
    優れる熱延鋼板の製造方法。
  4. 【請求項4】 重量%で、C:0.01〜0.06%、
    Si≦0.3%、Mn:0.1〜0.5%、P≦0.0
    5%、S≦0.02%、Al≦0.1%、N≦0.01
    %、Nb:0.005〜0.05%を含有し、残部がF
    eおよび不可避的不純物より成る鋼に対し、1150℃
    以上に加熱した後、1000℃以上で粗圧延を終了さ
    せ、900〜950℃で仕上連続圧延を開始し、最終2
    パスがパス間1秒以内で圧下率をそれぞれ40%以上
    で、かつ圧延温度をAr3−50℃〜Ar3で圧延した
    後、650℃未満で巻取り、巻き取り後650℃以上の
    熱処理を行うことを特徴とする角筒絞り性に優れる熱延
    鋼板の製造方法。
  5. 【請求項5】 重量%で、Ti≦0.05%、V≦0.
    05%、Zr≦0.05%、Mo≦0.1%、Cu≦
    0.05%、Ni≦0.05%、Cr≦0.1%、Ca
    ≦0.005%、REM≦0.005%のうち1種また
    は2種以上を合計で0.001%〜0.2%含む請求項
    3、請求項4のいずれかに記載の角筒絞り性に優れる熱
    延鋼板の製造方法。
  6. 【請求項6】 粗圧延終了後、コイルボックスによって
    一旦巻取った後、巻き戻し、連続的に仕上圧延を行うこ
    とを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載の
    角筒絞り性に優れる熱延鋼板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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