JP2005325377A - 加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Abstract
【解決手段】質量%で、C≦0.030%、Si:0.02〜1.0%、Mn:0.05〜1.0%、P≦0.04%、S≦0.020%、N≦0.030%、Cr:10〜20%、Ti:3×(C+N)〜0.25%、Nb:0.2〜1.0%、C+N≦0.030%、必要に応じMo:0.2〜2.5%を含有し、残部Fe及び不可避不純物からなる鋼片を、常法により熱間圧延、熱延板焼鈍、酸洗し、更に冷間圧延、焼鈍、酸洗を1回以上繰り返してフェライト系ステンレス鋼板を製造するに際し、熱間圧延の仕上圧延前の粗バーの再結晶率が30%以上となるように、前記熱間圧延の加熱温度及び粗圧延率を制御する。更に熱延加熱温度1200〜1300℃、粗圧延率≧80%、熱間圧延率≧95%、加熱炉抽出から仕上圧延開始迄の鋼材温度1000℃以上を5〜20分とするのが好ましい。
【選択図】 なし
Description
しかしながら、耐熱性が高い鋼板はNb,Mo等の合金元素量が多くなるため、加工性は低いのが普通である。特にエキゾーストマニホールドなどに使われる板厚1.5mm以上の厚い鋼板は、冷間圧延での圧延率を大きく取れないため加工性は低い。したがって、耐熱性の高い高合金鋼板の加工性を改善することは大きな課題となっていた。
また特許文献3において、Nbを多く含むフェライト系ステンレス鋼を最終焼鈍前に700〜850℃で25時間以下の析出処理を行うことによって、析出物と集合組織を制御した加工性に優れたフェライト系ステンレス鋼板およびその製造方法に関する発明が開示されている。この方法では析出処理工程が必要であり、工程増加によるコスト増加が問題である。
(1) 質量%で、
C :0.030%以下、 Si:0.02〜1.0%、
Mn:0.05〜1.0%、 P :0.04%以下、
S :0.020%以下、 N :0.030%以下、
Cr:10〜20%、 Ti:3×(C+N)〜0.25%、
Nb:0.2〜1.0%、 C+N:0.030%以下
を満足する成分を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼片を、常法により熱間圧延(加熱、粗圧延、仕上圧延、巻取の工程を含む)した後、熱延板焼鈍し、または、熱延板焼鈍することなく酸洗し、さらに冷間圧延、焼鈍、酸洗の工程を1回または2回以上繰り返して、フェライト系ステンレス鋼板を製造するに際し、前記熱間圧延の仕上圧延前の粗バーの再結晶率が30%以上となるように、前記熱間圧延の加熱温度および粗圧延での圧延率(粗圧延率)を制御することを特徴とする、加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
(4) 前記粗圧延の圧延率が、{(鋼片厚−粗圧延後の板厚)/(鋼片厚)}×100(%)で規定される粗圧延率で80%以上であり、かつ、前記熱間圧延全体の圧延率が、{(鋼片厚−熱間圧延後の板厚)/(鋼片厚)}×100(%)で規定される熱間圧延率で95%以上であることを特徴とする、上記(1)ないし(3)のいずれか1項に記載の加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
(5) 前記熱間圧延の加熱炉抽出から仕上圧延開始までの、鋼材温度が1000℃以上である時間を5〜20分に制御することを特徴とする、上記(1)ないし(4)のいずれか1項に記載の加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
自動車排気系部材、特にエキゾーストマニホールド用部材としての求められる加工性は近年非常に厳しくなってきている。しかし、エキゾーストマニホールド材は耐熱性のためにMo,Nbを多量に含有する上、使用板厚が1.5mmから2mm程度と厚く、これまでの材料では十分な加工性を得られていなかった。
具体的には、熱間圧延工程は通常、粗圧延と仕上圧延に分けられるが、粗圧延後の粗バーと呼ばれる中間材の金属組織において、その仕上圧延前の再結晶率を高めることにより、最終製品の加工性が向上できることを見出したのである。
発明者らは、以上の知見を基に詳細な検討を進め、本発明を完成した。
Cは、鋼中に含まれる不可避的不純物であるが、加工性、耐食性を劣化させるため、できるだけ少ないほうが好ましく、0.030%以下とする。炭窒化物として固定して有害作用を除去するが、そのための固定元素であるTiの添加量をできるだけ少なくするため、、その含有量は0.015%以下が好ましい。ただし、0.002%未満にすることは精錬上コストアップが大きくなるため、0.002%以上が好ましい。
以上述べてきた成分と残部Feおよび不可避的不純物を含むスラブ、インゴット等の鋼片(以下、単にスラブともいう。)を溶製し、熱間圧延、熱延板焼鈍・酸洗、冷間圧延、最終焼鈍・酸洗を経て製品となる。熱延板焼鈍を省略したり、冷間圧延と焼鈍を繰り返しても良い。
再結晶率(%)=100×(観察している断面で再結晶している結晶粒の断面積の
合計)/(観察している断面の全体面積) …………(1)
この熱間圧延工程での仕上圧延前の粗バーの再結晶率を増加させる手段はいくつかあり、組み合わせて適用できる。1つは、Ti添加を行うことにより、Ti無添加の場合より再結晶率を増加させることができる。Ti量は上述したとおり、3×(C+N)〜0.25%が良い。Ti添加により再結晶温度が低下するため、粗バーでの再結晶率が増加すると考えている。
加熱時間は特に定めないが、30分以下では、鋼片が均一に加熱されないため好ましくなく、3時間超の加熱はスケールが強固になり酸洗性を損なうため好ましくない。
粗圧延、熱間圧延全体の圧延率の上限は特に定めないが、99%超の圧延を行うことは、圧延機の負荷が大きくなりすぎるので好ましくない。
仕上圧延の開始温度は、1050〜1300℃とするのが好ましい。1050℃未満では線状疵が多発して好ましくなく、1300℃超ではスケールが強固になり酸洗性を損なうため好ましくない。
仕上圧延の終了温度は、700〜950℃とするのが好ましい。700℃未満では、線状疵が増えるとともに鋼板の変形抵抗が大きくなるため、熱延ロールへの負荷が増大してロール寿命を低減させるため好ましくない。また950℃超とするためには、仕上圧延中に鋼板の温度低下を防ぐ設備が必要であり製造コストが高くなるため好ましくない。
熱延板焼鈍は、750〜1050℃で行うのが好ましい。750℃未満であると再結晶が起こらないため、製品状態でのr値が低下し、加工性が劣化するため好ましくない。1050℃超であると、熱延焼鈍板の結晶粒が大きくなりすぎるため、製品状態でのr値が低下して加工性が劣化するため好ましくない。
焼鈍時間は10秒〜10時間が好ましい。10秒未満では焼鈍効果のばらつきが大きくなり好ましくなく、10時間超では、粒成長が進みすぎてr値向上に不利な組織になりやすくなるため好ましくない。コストの面からは1時間未満とするのがより好ましい。
本発明の製造方法は、エキゾーストマニホールド等の自動車排気系部材用として使用される板厚1〜3mmの鋼板の製造に特に有用である。板厚1mm未満では本発明によらずとも優れた加工性が得られやすく、3mm超では、本発明の製造方法をもってしても優れた加工性を得られにくいからである。
表1に示す6種の化学成分を有する厚み200mmの鋼片を溶製し、1250℃、1時間の加熱を行った。粗圧延開始温度は1200〜1250℃で、粗圧延後の粗バー厚は26mmとした。加熱炉抽出から粗圧延終了までは3分経過し、粗圧延後は、粗バーに保熱カバーを掛けて5分間保持した。仕上圧延前の粗バー温度は1000℃以上あった。仕上圧延直前に粗バーの一部を再結晶率測定用に切断して水冷した。
仕上圧延終了温度は800〜900℃であり、その後、水を掛けて550℃まで水冷し、板厚5mmの熱延板を得た。その後、熱延板を900℃に加熱して60秒保持する熱延板焼鈍を行い、ふっ酸にて酸洗を行った。さらに、冷延を行って2mm厚の冷延板にした後、1050℃に加熱して、60秒保持する最終焼鈍を行い、ふっ酸にて酸洗を行って得た鋼板を供試鋼とした。
再結晶率(%)=100×(観察している断面で再結晶している結晶粒の断面積の
合計)/(観察している断面の全体面積) ………(1)
なお、常温の引張試験は、JIS Z 2241に準拠して行った。測定した試験片の方向は、圧延方向(L方向)、圧延方向と45°方向(D方向)、圧延方向と90°方向(C方向)の3方向であり、その全伸び値を、El(L)、El(D)、El(C)とし、平均伸び値=(El(L)+2×El(D)+El(C))/4を求めた。
測定した試験片の方向は、引張試験と同じ3方向であり、その結果を、rL、rD,rCとし、平均r値=(rL+2×rD+rC)/4を求めた。使用した試験片はすべてJIS Z 2201に定められた13B号試験片である。
また高温引張試験は、JIS G 0567に準拠して行い、900℃での0.2%耐力(0.2%PS)を高温強度の指標とした。測定した試験片の方向は圧延方向(L方向)である。
比較鋼であるB鋼、D鋼はTiを添加していないため、本発明の製造方法をもってしても、粗バーでの再結晶率が30%以下と小さく、その結果、伸びまたr値の値が劣っている。Nb量が多いE鋼は、本発明の製造方法をもってしても粗バーで再結晶させることができず、その結果、伸び、r値が劣っている。Nb量の少ないF鋼は、十分な加工性を示すが、Nbが少ないため、高温強度が低く耐熱性が劣り、好ましくない。
以上から、本発明の製造法が、加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板を製造するために極めて優れていることが分かる。
再結晶率を30%以上にするための方法として、加熱温度、圧延率(粗圧延率と熱間圧延全体の圧延率)、仕上圧延までで1000℃以上に保持している時間の制御が必要である。
加熱温度が低く、圧延率が低く、仕上圧延までの1000℃の保持時間が短いA1鋼およびC1鋼は、粗バーでの再結晶率が30%未満であるため、伸び、r値ともに低いため、好ましくない。
さらに、圧延率、1000℃以上の保持温度を組み合わせたA5鋼、C5鋼、加熱温度と1000℃以上の保持温度を組み合わせたA6鋼、A7鋼、加熱温度と圧延率を組み合わせたA7鋼、C7鋼は、さらに伸び、r値の向上が見られている。
実施例1のA鋼、C鋼は、加熱温度、圧延率、1000℃以上の保持時間のすべてを適正範囲の制御したため、極めて優れた伸び、r値を示している。
以上から、本発明の製造方法で製造したフェライト系ステンレス鋼板は、優れた加工性を持っていることは明らかである。
Claims (5)
- 質量%で、
C :0.030%以下、
Si:0.02〜1.0%、
Mn:0.05〜1.0%、
P :0.04%以下、
S :0.020%以下、
N :0.030%以下、
Cr:10〜20%、
Ti:3×(C+N)〜0.25%、
Nb:0.2〜1.0%、
C+N:0.030%以下
を満足する成分を含有し、残部Feおよび不可避的不純物からなる鋼片を、常法により熱間圧延(加熱、粗圧延、仕上圧延、巻取)した後、熱延板焼鈍し、さらに酸洗して冷間圧延し、最終焼鈍、酸洗を行って、フェライト系ステンレス鋼板を製造するに際し、前記熱間圧延の仕上圧延前の粗バーの再結晶率が30%以上となるように、前記熱間圧延の加熱温度および粗圧延での圧延率(粗圧延率)を制御することを特徴とする、加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - 前記鋼片が、さらに質量%で、
Mo:0.2〜2.5%
を含有することを特徴とする、請求項1に記載の加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - 前記熱間圧延の加熱温度を1200〜1300℃とすることを特徴とする、請求項1または2に記載の加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
- 前記粗圧延の圧延率が、{(スラブ厚−粗圧延後の板厚)/(スラブ厚)}×100(%)で規定される粗圧延率で80%以上であり、かつ、前記熱間圧延全体の圧延率が、{(スラブ厚−熱間圧延後の板厚)/(スラブ厚)}×100(%)で規定される熱間圧延率で95%以上であることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
- 前記熱間圧延の加熱炉抽出から仕上圧延開始までの、鋼材温度が1000℃以上である時間を5〜20分に制御することを特徴とする、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の加工性に優れた耐熱フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。
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