JP2000144115A - ポリオレフィンフィルムコーティング用防曇剤及び防曇性包装フィルム - Google Patents

ポリオレフィンフィルムコーティング用防曇剤及び防曇性包装フィルム

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JP2000144115A
JP2000144115A JP10325720A JP32572098A JP2000144115A JP 2000144115 A JP2000144115 A JP 2000144115A JP 10325720 A JP10325720 A JP 10325720A JP 32572098 A JP32572098 A JP 32572098A JP 2000144115 A JP2000144115 A JP 2000144115A
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Japan
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film
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fogging
polyolefin
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JP10325720A
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English (en)
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Hirobumi Yagi
博文 矢木
Norio Hattori
典夫 服部
Hitoshi Mitsui
仁 三井
Kenji Yonezawa
健司 米澤
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OSAKA INSATSU INK SEIZO KK
Fuji Seal Inc
Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
OSAKA INSATSU INK SEIZO KK
Fuji Seal Inc
Osaka Printing Ink Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防曇効果の持続性に優れたポリオレフィンフ
ィルムコーティング用防曇剤を得る。 【解決手段】 ポリオレフィンフィルムコーティング用
防曇剤は、両性界面活性剤を防曇成分として含有する。
両性界面活性剤にはレシチンなどが含まれる。前記防曇
剤は、さらに、接着補助樹脂を含有していてもよい。接
着補助樹脂には、ガムロジンなどの天然樹脂又はその変
性品、ポリオレフィン系樹脂、塩素化ポリプロピレンな
どのポリオレフィン系樹脂の塩素化物などが含まれる。
前記防曇剤は、さらに、ショ糖脂肪酸エステルなどのノ
ニオン系界面活性剤を含有していてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルム表面の曇
りを防止するポリオレフィンフィルムコーティング用防
曇剤と、この防曇剤を表面にコーティングしたポリオレ
フィン製の防曇性包装フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】食品等を包装するフィルムとしてプラス
チックフィルムが広く用いられている。しかし、プラス
チックフィルムは臨界表面張力が小さいため、例えば、
チルド食品や冷凍食品を該フィルムで包装して低温度に
設定された陳列ケースや棚、冷蔵室などに置くと、次第
に内部の水蒸気が結露してフィルム表面が曇り、商品の
品質が判断しにくくなり、さらには商品自体も見えにく
くなる場合がある。また、温めた食品をプラスチックフ
ィルムで覆う場合にも、湯気によりフィルム表面が曇
り、中身が見えにくくなる。このような水分によるフィ
ルム表面の曇りを防止するため、ノニオン系界面活性剤
を上記プラスチックフィルムに練り込んだり、フィルム
表面に塗布することが一般に行われている。
【0003】例えば、特公昭51−39669号公報に
は、ポリオレフィン及び塩化ビニル系樹脂の水分による
曇りを防止するため、ショ糖脂肪酸エステルを含む食品
包装用曇り防止性樹脂組成物が開示されている。特公昭
59−35922号公報には、スチレン系樹脂フィルム
の防曇性等の向上に有用なコーティング剤として、ショ
糖高級脂肪酸エステル及び/又はソルビタン高級脂肪酸
エステルを配合したコーティング剤が開示されている。
特公昭59−19584号公報には、HLBが13以上
の界面活性剤及びショ糖高級脂肪酸エステルよりなる調
合溶液をシート表面に塗布して成る防曇化されたスチレ
ン系樹脂シートが開示されている。また、特開昭54−
56647号公報には、塩化ビニル樹脂に、ショ糖と脂
肪族カルボン酸との部分エステル及びポリグリセリンと
脂肪族モノカルボン酸との部分エステルを配合してなる
防曇性の優れた塩化ビニル樹脂組成物が開示されてい
る。さらに、特開昭59−51922号公報には、スチ
レン系樹脂シート表面に予めコロナ放電処理を行い、次
いで特定のショ糖脂肪酸エステルとヤシ油脂肪酸ジエタ
ノールアミドとを含む表面処理剤で処理することによ
り、初期防曇性、防曇持続性を付与する方法が提案され
ている。
【0004】そして、通常、チルド食品などの冷たい食
品等を包装するためのプラスチックフィルムの防曇に
は、HLBが15〜18程度の親水性の大きいノニオン
系界面活性剤が用いられ、加熱した温かい食品等を包む
プラスチックフィルムの防曇には、HLBが3〜5程度
の親油性の大きいノニオン系界面活性剤が用いられてい
る。
【0005】しかし、冷時防曇用の親水性の大きいノニ
オン系界面活性剤は水に溶解しやすいため、防曇効果が
経時的に低下しやすく、温かいものに用いると、すぐに
防曇効果が消失する。一方、熱時防曇用の親油性の大き
いノニオン系界面活性剤は、水との親和性が小さいた
め、冷時の防曇性に劣る。このように、ノニオン系界面
活性剤には、冷時及び熱時の何れの場合にも優れた防曇
性及び防曇持続性を有するというものはない。
【0006】一方、近年、ポリオレフィンフィルム、特
にポリプロピレンフィルムが、比重が小さく、透明性、
防湿性、耐熱性、耐薬品性、衛生性、対環境安全性など
に優れていることから、食品等の包装用フィルムとして
多く使用されるようになってきている。しかし、ポリオ
レフィンフィルムの防曇剤として上記ノニオン系界面活
性剤を用いると、流通過程などにおいてフィルムの内部
表面が食品等の被包装物によりこすれて防曇被膜が剥離
したり、ノニオン系界面活性剤がポリオレフィンフィル
ム中に移行して、防曇効果が長期間持続しないという問
題がある。
【0007】また、食品等を包装する際の包装密着性を
良くするため、熱収縮性のポリオレフィンフィルムを用
いる場合があるが、このような熱収縮性フィルムに上記
ノニオン系界面活性剤を防曇剤として用いると、熱収縮
させる際、熱により防曇効果が消失するという問題も生
じる。さらに、防曇効果の持続性を高めるため、上記先
行文献に記載されているように、ポリオレフィンフィル
ム表面にコロナ放電処理などの表面活性処理を施す場合
には、ポリオレフィンフィルムのヒートシール性や溶断
シール性が著しく低下する。このため、包装用フィルム
の封止手段として、作業効率及び密封性に優れるヒート
シール等の手段を用いることができないという不利が生
じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
目的は、防曇効果の持続性に優れたポリオレフィンフィ
ルムコーティング用防曇剤、及びポリオレフィン製の防
曇性包装フィルムを提供することにある。本発明の他の
目的は、冷時及び熱時の何れにおいても高い防曇性及び
防曇持続性を示すポリオレフィンフィルムコーティング
用防曇剤、及びポリオレフィン製の防曇性包装フィルム
を提供することにある。本発明のさらに他の目的は、フ
ィルムを熱収縮させても防曇効果が消失しないポリオレ
フィンフィルムコーティング用防曇剤、及びポリオレフ
ィン製の防曇性包装フィルムを提供することにある。本
発明の別の目的は、フィルムのヒートシール性や溶断シ
ール性を損なうことなく防曇効果の持続性を高めたポリ
オレフィンフィルムコーティング用防曇剤、及びこれを
用いたポリオレフィン製の防曇性包装フィルムを提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を達成するため鋭意検討した結果、レシチンなどの両性
界面活性剤をポリオレフィンフィルムの表面に塗布する
と、高い防曇効果が持続的に発揮されることを見出し、
本発明を完成した。
【0010】すなわち、本発明は、両性界面活性剤を防
曇成分として含有するポリオレフィンフィルムコーティ
ング用防曇剤を提供する。前記両性界面活性剤には、レ
シチンなどが含まれる。
【0011】上記防曇剤は、さらに接着補助樹脂を含有
していてもよい。この接着補助樹脂として、例えば、天
然樹脂(例えば、ガムロジンなど)、その変性品、ポリ
オレフィン系樹脂、及びその塩素化物(例えば、塩素化
ポリプロピレンなど)から選択された少なくとも1種の
樹脂を使用できる。また、上記防曇剤は、さらに、ノニ
オン系界面活性剤を含有していてもよい。
【0012】本発明は、また、ポリオレフィンフィルム
の表面に上記の防曇剤からなる防曇被膜が形成されてい
る防曇性包装フィルムを提供する。なお、本明細書で
は、「フィルム」をいわゆる「シート」をも含む広い概
念で用いる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の防曇剤の特徴は、両性界
面活性剤を防曇成分として含有する点にある。前記両性
界面活性剤としては、水中で電離して活性剤の主体が両
性イオンとなる種々の化合物を使用できる。このような
化合物には、例えば、(i)レシチン(ホスファチジル
コリン)などの分子内にリン酸モノ又はジエステル陰イ
オンと第4級アンモニウム陽イオンとを有する化合物、
(ii)N−ドデシル−N,N−ジメチルアミノ酢酸ベタ
イン[C1225+(CH32CH2COO-]等のカル
ボキシベタイン型両性界面活性剤、C1429CH(Pr
+)COO-(Pry+はピリジニウムを示す)等のア
ルキルピリジニウム型両性界面活性剤、2−アルキル−
1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾ
リニウムベタイン等のアルキルイミダゾリニウム型両性
界面活性剤などの分子内にカルボン酸陰イオンと第4級
アンモニウム陽イオンとを有する化合物、(iii)分子
内にスルホン酸陰イオンと第4級アンモニウム陽イオン
とを有する化合物などが含まれる。これらの中でも、前
記(i)分子内にリン酸モノ又はジエステル陰イオンと
第4級アンモニウム陽イオンとを有する化合物、特にレ
シチンが好ましい。
【0014】このような両性界面活性剤を含む防曇剤を
ポリオレフィンフィルムの表面にコーティングすると、
冷時及び熱時の何れの場合においても高い防曇性を示す
とともに、防曇効果が長く持続し、しかも熱収縮性のポ
リオレフィンフィルムにコーティングした場合にも、熱
収縮させる際に防曇効果が消失しない。また、フィルム
にコロナ放電処理等の表面活性処理を施さなくても防曇
持続性に優れるため、前記表面活性処理に伴うフィルム
のヒートシール性、溶断シール性の低下という問題が生
じない。このため、特に、熱収縮により食品類を密着包
装し、ヒートシールや溶断シールなどの熱接合により封
止する食品包装用熱収縮性ポリプロピレンフィルムの防
曇剤として好適である。
【0015】このような優れた作用効果が奏される理由
の詳細は必ずしも明らかでないが、両性界面活性剤の分
子中の陽イオン及び陰イオンを含む親水性基部が水に対
して強く親和するため冷時防曇性に優れると共に、前記
イオンを含まない疎水性基部が水に対する溶解性を下げ
且つポリオレフィンに対して親和性を示すため、熱時に
おいて湯気に溶解したり、経時的にフィルムから溶出す
ることが抑制されることによるものと推測される。特
に、レシチンは、水に対して難溶性であるので熱時防曇
性が極めて高く、しかも分子量が大きいのでポリオレフ
ィンフィルム中に移行しにくく、防曇持続性の点でも著
しく優れる。また、レシチンは天然の両性界面活性剤で
あり、食品添加剤としても用いられているように安全性
が高いので、食品用の防曇性包装フィルムに好適であ
る。
【0016】本発明の防曇剤は接着補助樹脂を含んでい
てもよい。接着補助樹脂は前記両性界面活性剤のポリオ
レフィンフィルムに対する接着性、定着性を向上させる
樹脂であり、ポリプロピレンフィルム表面において、前
記両性界面活性剤分子の親油性基部を該フィルムに固定
し、両性界面活性剤のフィルムからの離脱を抑制する機
能を有する。このため、両性界面活性剤と接着補助樹脂
とを併用すると、流通過程などでフィルムの内部表面が
被包装物によりこすれても、フィルム表面に形成した防
曇被膜が剥がれにくく、防曇効果の持続性がより一層向
上する。
【0017】前記接着補助樹脂としては、例えば、
(i)天然樹脂又はその変性品、(ii)ポリオレフィン
系樹脂又はその塩素化物などが例示される。
【0018】前記(i)天然樹脂又はその変性品には、
例えば、ガムロジン、ロジンエステル樹脂、ロジンマレ
イン酸樹脂などのロジン及びロジン誘導体;テルペン樹
脂、テルペン変性フェノール樹脂などのテルペン樹脂及
びその変性品;脂肪族石油樹脂、芳香族石油樹脂、脂肪
族−芳香族混成石油樹脂、脂環式石油樹脂などの石油樹
脂;ケトン樹脂などが含まれる。これらの中でも、ガム
ロジン、ロジン誘導体、ケトン樹脂などが好ましい。特
にガムロジンなどの天然樹脂は安全性が高く、食品包装
用の防曇性フィルムに適している。
【0019】また、(ii)ポリオレフィン系樹脂又はそ
の塩素化物としては、オレフィンをモノマー単位として
含むホモポリマー若しくはコポリマー、又はそれらの塩
素化物、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンなどの
ポリオレフィン系樹脂;塩素化ポリプロピレン、塩素化
ポリエチレン、塩素化エチレン−酢酸ビニル共重合体等
の塩素化ポリオレフィンなどが挙げられる。これらの中
でも、塩素化ポリプロピレンなどの塩素化ポリオレフィ
ンが好ましい。
【0020】前記接着補助樹脂は単独で又は2種以上組
み合わせて使用できる。接着補助樹脂の好ましい組み合
わせは、前記(i)の成分と(ii)の成分との組み合わ
せである。特に、ガムロジンと塩素化ポリプロピレンと
の組み合わせが好ましい。
【0021】前記成分(i)と成分(ii)とを組み合わ
せると、両性界面活性剤の固定性、定着性が大きく向上
するだけでなく、成分(ii)により、成分(i)のみの
場合に比べて、防曇被膜を形成した際の表面の滑性が向
上し、耐ブロッキング性が大幅に向上するという利点が
もたらされる。
【0022】接着補助樹脂の総配合量は、例えば、前記
両性界面活性剤100重量部に対して、0〜1000重
量部(例えば5〜1000重量部)程度、好ましくは0
〜500重量部(例えば15〜500重量部)程度、さ
らに好ましくは0〜300重量部(例えば60〜300
重量部)程度である。また、接着補助樹脂として、前記
成分(i)と成分(ii)とを組み合わせて使用する場
合、成分(i)と成分(ii)との比率は、例えば、前者
/後者(重量比)=10/1〜1/10、好ましくは5
/1〜1/5、さらに好ましくは2/1〜1/2程度で
ある。
【0023】本発明の防曇剤は、さらに両性界面活性剤
以外の界面活性剤、例えばノニオン系界面活性剤を含ん
でいてもよい。ノニオン系界面活性剤を前記両性界面活
性剤と併用すると、ポリオレフィンフィルムの種類、特
性に応じて、防曇効果がさらに向上する場合がある。
【0024】ノニオン系界面活性剤としては、慣用乃至
公知のノニオン系界面活性剤を使用でき、例えば、グリ
セリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、シ
ョ糖脂肪酸エステルなどのエステル型ノニオン系界面活
性剤;ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンブロックコポリマーなどのエ
ーテル型ノニオン系界面活性剤;ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステルなどのエステルエーテル型ノニオン系界面活
性剤;脂肪酸アルカノールアミドなどのアルカノールア
ミド型ノニオン系界面活性剤などが挙げられる。
【0025】これらのノニオン系界面活性剤は、防曇処
理を施すポリオレフィンフィルムの種類や特性に合わせ
て、適宜選択して使用できる。これらの中でも、ショ糖
脂肪酸エステルなどのエステル型ノニオン系界面活性剤
などが好ましい。ノニオン系界面活性剤は単独で又は2
種以上組み合わせて使用できる。
【0026】ノニオン系界面活性剤のHLBは、例えば
3〜16程度、好ましくは5〜12程度である。ノニオ
ン系界面活性剤の配合量は、前記両性界面活性剤100
重量部に対して、例えば0〜1000重量部(例えば5
〜1000重量部)程度、好ましくは0〜500重量部
(例えば15〜500重量部)程度、さらに好ましくは
0〜300重量部(例えば60〜300重量部)程度で
ある。
【0027】本発明の防曇剤は、通常、前記両性界面活
性剤、及び必要に応じて、前記接着補助樹脂、他の界面
活性剤、その他の添加剤(例えば、二酸化ケイ素、炭酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、メタケイ酸アルミン酸
マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグネシウ
ム、ケイ酸マグネシウムカルシウム、ケイ酸アルミニウ
ム等のブロッキング防止剤や滑剤等)などを溶剤に溶解
又は分散させた液状組成物として使用される。
【0028】前記溶剤としては、プラスチックフィルム
のドライラミネーションやコーティング加工の際に通常
用いられる溶剤、例えば、メタノール、エタノール、イ
ソプロピルアルコール、ブタノールなどのアルコール
類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステ
ル類;ヘキサン、ヘプタンなどの脂肪族炭化水素;シク
ロヘキサン、メチルシクロヘキサンなどの脂環式炭化水
素;ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水
素;塩化メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエ
チレンなどのハロゲン化炭化水素;アセトン、メチルエ
チルケトンなどのケトン類;アセトニトリルなどのニト
リル類;エチルエーテル、イソプロピルエーテル、ブチ
ルエーテル、エチレングリコールジメチルエーテルなど
の鎖状エーテル類;テトラヒドロフラン、ジオキサンな
どの環状エーテル類などが挙げられる。これらの溶剤は
単独で又は2種以上混合して使用できる。
【0029】好ましい溶剤には、酢酸エチルなどのエス
テル類;該エステル類とメチルシクロヘキサンなどの脂
環式炭化水素との混合溶剤(例えば、エステル類/脂環
式炭化水素(重量比)=70/30〜90/10、好ま
しくは75/25〜85/15)などが含まれる。
【0030】上記液状組成物における両性界面活性剤の
濃度は、コーティングの形式、取扱性、作業性等を考慮
して適宜選択できるが、一般には0.3〜5重量%、好
ましくは0.5〜2重量%程度である。
【0031】本発明の防曇性包装フィルムの特徴は、ポ
リオレフィンフィルムの表面に前記防曇剤からなる防曇
被膜が形成されている点にある。
【0032】前記ポリオレフィンフィルムには、例え
ば、ポリプロピレン(プロピレン単独重合体、プロピレ
ン−エチレン共重合体などのプロピレン共重合体)で構
成されたポリプロピレンフィルム;ポリエチレン(ポリ
エチレン単独重合体、ポリエチレン共重合体)で構成さ
れたポリエチレンフィルムなどが含まれる。ポリオレフ
ィンフィルムは、他のフィルム層を有する複合フィルム
であってもよい。
【0033】ポリオレフィンフィルムは、無延伸フィル
ムであってもよいが、熱収縮性を示す1軸又は2軸延伸
フィルムであるのが好ましい。2軸延伸フィルムの場
合、延伸倍率は、例えば、縦方向(MD方向)に2〜7
倍程度、横方向(TD方向)に3〜6倍程度である。
【0034】ポリオレフィンフィルムの厚みは、包装作
業性等を損なわない範囲で適宜選択でき、例えば5〜1
00μm、好ましくは10〜50μm程度である。
【0035】ポリオレフィンフィルムの表面は、必要に
応じて、コロナ放電処理、プライマー処理などの表面処
理が施されていてもよいが、コロナ放電処理などの表面
活性処理を行うと、フィルムのヒートシール性、溶断シ
ール性が消失しやすい。本発明の防曇剤は防曇持続性に
優れるため、コロナ放電処理などの表面活性処理を施す
必要がなく、それゆえポリオレフィンフィルムのヒート
シール性、溶断シール性を確保できる。
【0036】防曇被膜の形成は、例えば、ロールコータ
ー(グラビヤロール、リバースロール、スクイズロー
ル、キスロール、ディップロールなど)、バーコータ
ー、ナイフコーター、スプレーコーターなどのコーター
を用いた慣用のコーティング法(印刷法)により、両性
界面活性剤を含む上記液状組成物をポリオレフィンフィ
ルム表面にコーティング(印刷)することにより行うこ
とができる。
【0037】
【発明の効果】本発明のポリオレフィンフィルムコーテ
ィング用防曇剤及び防曇性包装フィルムは、冷時及び熱
時の何れにおいても高い防曇性を示すとともに、防曇効
果の持続性に優れる。また、フィルムを熱収縮させても
防曇効果が消失しない。また、本発明によれば、フィル
ムのヒートシール性や溶断シール性を損なうことなく防
曇持続性を向上できる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてより詳細に
説明するが、本発明はこれらの実施例により限定される
ものではない。なお、「部」とは、特に断りのない限り
「重量部」を意味する。
【0039】実施例1 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部及び酢酸エチル99部を混合
して防曇剤を調製した。この防曇剤を、版深20μmグ
ラビヤ板を用いて、ポリプロピレンフィルム(商品名:
ポリセットSW、興人株式会社製、厚み:20μm、表
面活性処理の施されていない2軸延伸フィルム)の片面
に印刷、乾燥して防曇被膜を形成し、防曇性フィルムを
作製した。
【0040】実施例2 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部、ガムロジン(商品名:中国
ロジンWW、荒川化学株式会社製)1.5部及び酢酸エ
チル97.5部を混合して防曇剤を調製した以外は、実
施例1と同様にして防曇性フィルムを作製した。
【0041】実施例3 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部、ガムロジン(商品名:中国
ロジンWW、荒川化学株式会社製)1部及び酢酸エチル
98部を混合して防曇剤を調製した以外は、実施例1と
同様にして防曇性フィルムを作製した。
【0042】実施例4 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部、ガムロジン(商品名:中国
ロジンWW、荒川化学株式会社製)0.7部及び酢酸エ
チル98.3部を混合して防曇剤を調製した以外は、実
施例1と同様にして防曇性フィルムを作製した。
【0043】実施例5 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部、ロジンエステル樹脂(商品
名:エステルガム105、荒川化学株式会社製)1部及
び酢酸エチル98部を混合して防曇剤を調製した以外
は、実施例1と同様にして防曇性フィルムを作製した。
【0044】実施例6 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部、ロジンマレイン酸エステル
樹脂(商品名:マルキードNo.32、荒川化学株式会
社製)1部及び酢酸エチル98部を混合して防曇剤を調
製した以外は、実施例1と同様にして防曇性フィルムを
作製した。
【0045】実施例7 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部、ケトン樹脂(商品名:ケト
ンレジンK−90、荒川化学株式会社製)1部及び酢酸
エチル98部を混合して防曇剤を調製した以外は、実施
例1と同様にして防曇性フィルムを作製した。
【0046】実施例8 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部、塩素化ポリプロピレン(商
品名:スーパークロン814H、日本製紙株式会社製)
及び酢酸エチル98部を混合して防曇剤を調製した以外
は、実施例1と同様にして防曇性フィルムを作製した。
【0047】実施例9 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)1部、ガムロジン(商品名:中国
ロジンWW、荒川化学株式会社製)0.6部、実施例8
と同一の塩素化ポリプロピレン0.4部、及び酢酸エチ
ル98部を混合して防曇剤を調製した以外は、実施例1
と同様にして防曇性フィルムを作製した。
【0048】実施例10 レシチン(商品名:豊年レシチンF、株式会社ホーネン
コーポレーション製)0.5部、ガムロジン(商品名:
中国ロジンWW、荒川化学株式会社製)0.6部、実施
例8と同一の塩素化ポリプロピレン0.4部、ショ糖脂
肪酸エステル(HLB=11)(商品名:シュガーエス
テルS−1170、三菱化学フーズ株式会社製)0.5
部及び酢酸エチル98部を混合して防曇剤を調製した以
外は、実施例1と同様にして防曇性フィルムを作製し
た。
【0049】比較例1 実施例1で用いたのと同一のポリプロピレンフィルムを
対照として、防曇被膜を形成することなくそのまま後述
の評価試験に供した。
【0050】比較例2 ショ糖脂肪酸エステル(HLB=5)(商品名:シュガ
ーエステルS−570、三菱化学フーズ株式会社製)1
部、イソプロピルアルコール50部及び酢酸エチル49
部を混合して防曇剤を調製した以外は、実施例1と同様
にして防曇性フィルムを作製した。
【0051】比較例3 ショ糖脂肪酸エステル(HLB=11)(商品名:シュ
ガーエステルS−1170、三菱化学フーズ株式会社
製)1部、イソプロピルアルコール50部及び酢酸エチ
ル49部を混合して防曇剤を調製した以外は、実施例1
と同様にして防曇性フィルムを作製した。
【0052】比較例4 ショ糖脂肪酸エステル(HLB=16)(商品名:シュ
ガーエステルL−1695、三菱化学フーズ株式会社
製)1部及びイソプロピルアルコール99部を混合して
防曇剤を調製した以外は、実施例1と同様にして防曇性
フィルムを作製した。
【0053】評価試験 各実施例及び比較例で得られた防曇性フィルム(対照を
含む)について、下記の試験を行い、評価した。なお、
熱時防曇性、冷時防曇性、耐ブロッキング性、防曇持続
性及び透明性の各試験は、防曇性フィルムに熱収縮処理
(熱風オーブン;180℃、5秒)を施した後に行っ
た。
【0054】(熱時防曇性)熱湯上に防曇フィルムをか
ざし、防曇面の曇り具合を目視観察し、以下の基準で熱
時防曇性を評価した。 ◎:防曇面が全く曇らず、防曇効果が極めて大きい ○:防曇面がほとんど曇らず、実用上全く支障がない △:防曇効果が認められる ×:ほとんど防曇効果が認められない ××:効果が全くなく、対照と同程度である。
【0055】(冷時防曇性)4℃に冷却した比熱の大き
い物体(ガラス板)上に、防曇面を外側にして防曇フィ
ルムを置き、空気中の水分の凝縮による防曇面の曇り具
合を目視観察し、上記熱時防曇性と同様の基準により、
冷時防曇性を評価した。
【0056】(耐ブロッキング性)防曇フィルム10枚
を、防曇面とその背面とが対向するように重ね合わせ、
上から500gf/cm2の圧力を45℃の温度下で2
0時間かけた後、各防曇フィルムを手で引き離し、その
時の剥離の状況から、耐ブロッキング性を以下の基準で
評価した。 ◎:フィルムを引き離すとき、全く抵抗がなく、防曇面
にも変化が認められない ○:フィルムを引き離すとき、僅かに抵抗があるが、防
曇面には変化が認められない △:フィルムを引き離すとき、抵抗があり、防曇面にや
や変化が認められる(部分的なブロッキングがあり、フ
ィルムを引き離したときにフィルムに部分的な失透が認
められる) ×:フィルムを引き離すとき、抵抗が大きく、材料破壊
を起こす。
【0057】(防曇持続性)盥に水を張り、その水中に
防曇フィルムを入れ、該フィルムの両端をしっかり固定
した状態で20回激しく上下させた後、上記冷時防曇性
試験と同様の操作を行い、冷時防曇性試験と同様の基準
により、防曇持続性を評価した。
【0058】(透明性)防曇フィルムの透明性を、目視
により、以下の基準で評価した。 ◎:透明性が極めて高く、対照と同等又はそれ以上であ
る ○:透明性が高く、実用上全く支障がない △:透明性はやや低いが、用途により使用可能である ×:光沢がなく、失透が激しい。
【0059】(接着性)ニチバンセロテープ(商品名)
(24mm幅)を防曇フィルムの防曇面に貼り付けた
後、これを急速に剥離したときの防曇被膜の残存状態を
上記熱時防曇性試験と同様に目視観察し、下記の基準に
より、接着性(防曇被膜の定着性)を評価した。 ◎:防曇被膜がほぼ100%(面積%、以下同じ)残存
しており、防曇面が全く曇らず、防曇効果が極めて大き
い ○:防曇被膜が約80%以上100%未満残存してお
り、防曇面がほとんど曇らない △:防曇被膜が約50%以上80%未満残存しており、
防曇効果が認められる ×:防曇被膜の残存率が約30%以上50%未満であ
り、ほとんど防曇効果が認められない ××:防曇被膜の残存率が約30%未満であり、防曇効
果が全く認められない。
【0060】(ヒートシール性)熱傾斜型ヒートシール
テスターを使用し、2枚の防曇フィルムの防曇面同士を
重ね合わせ、温度160℃及び165℃の2段階の条件
で、3kgf/cm2の圧力を1秒間かけてヒートシー
ルし、フィルムが接着したか否かを観察すると共に、1
65℃の温度条件でヒートシールした試料につき、2枚
のフィルムを手で引き離し、その時の剥離の状況を観察
し、以下の基準でヒートシール性を評価した。 ◎:160℃以上の温度で接着し、165℃でシールし
たフィルムを剥離する際、材料破壊する ○:165℃の温度で接着し、165℃でシールしたフ
ィルムを剥離する際、材料破壊する △:165℃の温度で接着し、165℃でシールしたフ
ィルムを剥離する際、材料破壊することなく剥がれる ×:165℃の温度で接着するものの、接着強度が極め
て小さい。
【0061】以上の評価試験の結果を表1に示す。な
お、表中、シュガーエステルとはショ糖脂肪酸エステル
を意味する。
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 典夫 大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 株式 会社フジシール内 (72)発明者 三井 仁 大阪市鶴見区今津北5丁目3番18号 株式 会社フジシール内 (72)発明者 米澤 健司 大阪府八尾市刑部2丁目187番2号 Fターム(参考) 4F006 AA12 AB02 BA10 CA07 DA03 4F071 AA14A AA74A AC15A AE10A AE20A AF56A BC01 4F100 AJ01B AJ02B AK01B AK03A AK03B AK07 AL06B AR00B BA02 CA10B CA16B CA18B GB15 JL07B JL11B 4H020 AA04 AB02 AB06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両性界面活性剤を防曇成分として含有す
    るポリオレフィンフィルムコーティング用防曇剤。
  2. 【請求項2】 両性界面活性剤がレシチンである請求項
    1記載のポリオレフィンフィルムコーティング用防曇
    剤。
  3. 【請求項3】 さらに、接着補助樹脂を含有する請求項
    1又は2記載のポリオレフィンフィルムコーティング用
    防曇剤。
  4. 【請求項4】 接着補助樹脂として、天然樹脂、その変
    性品、ポリオレフィン系樹脂及びその塩素化物から選択
    された少なくとも1種の樹脂を含有する請求項3記載の
    ポリオレフィンフィルムコーティング用防曇剤。
  5. 【請求項5】 接着補助樹脂として、ガムロジンと塩素
    化ポリプロピレンとを含有する請求項3記載のポリオレ
    フィンフィルムコーティング用防曇剤。
  6. 【請求項6】 さらに、ノニオン系界面活性剤を含有す
    る請求項1〜5の何れかの項に記載のポリオレフィンフ
    ィルムコーティング用防曇剤。
  7. 【請求項7】 ポリオレフィンフィルムの表面に請求項
    1〜6の何れかの項に記載の防曇剤からなる防曇被膜が
    形成されている防曇性包装フィルム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002046238A (ja) * 2000-05-26 2002-02-12 Asahi Kasei Corp ポリプロピレン系多層フィルム
JP2006299136A (ja) * 2005-04-22 2006-11-02 Toyo Ink Mfg Co Ltd 表刷り用グラビア印刷インキ組成物
CN113416338A (zh) * 2021-07-05 2021-09-21 海南赛诺实业有限公司 一种防雾易揭涂布膜及其制备方法
KR102339427B1 (ko) * 2021-05-28 2021-12-15 농업회사법인 주식회사 지에프씨위브 비즈왁스가 코팅된 생분해성 해조필름 및 이의 제조방법

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