JP2000143277A - 光ファイバ連続ねじり装置 - Google Patents

光ファイバ連続ねじり装置

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JP2000143277A
JP2000143277A JP10314657A JP31465798A JP2000143277A JP 2000143277 A JP2000143277 A JP 2000143277A JP 10314657 A JP10314657 A JP 10314657A JP 31465798 A JP31465798 A JP 31465798A JP 2000143277 A JP2000143277 A JP 2000143277A
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optical fiber
reciprocating
roller
fiber core
rollers
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JP10314657A
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Koji Sasaki
宏治 佐々木
Toshihiro Mikami
俊宏 三上
Shinpei Tofuji
慎平 東藤
Nobuaki Orita
伸昭 折田
Yasuhiro Naka
恭宏 仲
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B37/00Manufacture or treatment of flakes, fibres, or filaments from softened glass, minerals, or slags
    • C03B37/01Manufacture of glass fibres or filaments
    • C03B37/02Manufacture of glass fibres or filaments by drawing or extruding, e.g. direct drawing of molten glass from nozzles; Cooling fins therefor
    • C03B37/03Drawing means, e.g. drawing drums ; Traction or tensioning devices
    • C03B37/032Drawing means, e.g. drawing drums ; Traction or tensioning devices for glass optical fibres
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
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    • C03B2205/06Rotating the fibre fibre about its longitudinal axis

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 線引き条件に悪影響を及ぼさずに安定して光
ファイバ心線をねじることができる光ファイバ連続ねじ
り装置を得る。 【解決手段】 第1,第2の往復移動ローラ19,20
を、光ファイバ心線5を両者間に挟持しないようにこれ
ら第1,第2の往復移動ローラ19,20の回転中心の
位置を光ファイバ心線5の走行方向にずし且つ光ファイ
バ心線5を曲げて互いに他方の往復移動ローラの外周に
押し付けるように互い違いに配置する。第1,第2の往
復移動ローラ19,20に対する光ファイバ心線5の入
口と出口に、光ファイバ心線5のガイドを行う第1,第
2のガイドプーリ36,37を配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ母材か
ら線引きされた光ファイバに被覆材を連続的に被覆して
光ファイバ心線を製造する過程で使用される光ファイバ
連続ねじり装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ母材から延伸(線引き)され
て得られた光ファイバは、コア部分及びその周囲のクラ
ッド部分の断面形状を真円形の同心円状とすることは困
難であり、僅かに楕円状または歪んだ円状となってい
る。このため、光ファイバの断面方向の屈折率分布も完
全な同心円状でなくなり、これが原因となって光ファイ
バの断面内の直交する2偏波間の群速度に差異が生じ、
偏波分散が大きくなってしまう問題点があった。このた
め、大容量で且つ長距離の伝送が必要とされる海底ケー
ブル用または幹線ケーブル用の光ファイバとして実用化
する場合には、偏波分散の影響が大きく現れてしまうこ
とになる。また、この偏波分散は、同一程度のコアの非
円でも、このコアに添加されているGeO2 の如きドー
パントの添加量が大きい程、大きな値となる。
【0003】このような偏波分散の問題点を解消すべ
く、光ファイバ母材から線引きされた光ファイバに合成
樹脂等の被覆材を被覆した後、この光ファイバにその線
引き方向(延伸方向)を軸とするねじりを連続的与え
て、該光ファイバのコア部分及びその周囲のクラッド部
分の断面形状を真円形に近付けることが提案されてい
る。
【0004】このように線引き途中の光ファイバにねじ
りを連続的に与える光ファイバ連続ねじり装置は、光フ
ァイバに被覆材を被覆する被覆材被覆器と引取りキャプ
スタンとの間に設けられる。
【0005】図5は、光ファイバ連続ねじり装置を備え
た光ファイバ製造装置の概略構成を示したものである。
【0006】この光ファイバ製造装置では、光ファイバ
母材1を図示しない昇降機構で吊り下げて図示しない加
熱炉内に配置し、光ファイバ母材1の下部をヒータで加
熱して溶融させる。この光ファイバ母材1の下部の溶融
部1aから光ファイバ2を線引き(延伸)しつつ、第
1,第2の被覆材被覆器3,4に通して該光ファイバ2
の表面に合成樹脂の如き被覆材を2回被覆して光ファイ
バ心線5を得る。該光ファイバ心線5は次に図示しない
が被覆材硬化装置に通して被覆材を硬化させる。
【0007】被覆材が硬化した光ファイバ心線5は、光
ファイバ連続ねじり装置6に通して光ファイバ2にその
線引き方向(延伸方向)を軸とするねじりを周期的に連
続的与える。即ち、光ファイバ心線5にその線引き方向
を軸とするねじりを周期的に与えると、このねじりは第
1の被覆材被覆器3と光ファイバ母材2との間の光ファ
イバ2に波及して、該光ファイバ2が周期的にねじられ
る。
【0008】光ファイバ連続ねじり装置6を通った光フ
ァイバ心線5は、引取りキャプスタン7で引取り、巻取
り機8で巻取る。
【0009】従来、光ファイバ連続ねじり装置6として
は、図6乃至図8(A)(B)に示すローラ揺動式ねじ
り装置と、図9(A)(B)に示すローラ挟み込み式ね
じり装置とがある。
【0010】図6乃至図8(A)(B)に示すローラ揺
動式ねじり装置は、下の向きに走行する光ファイバ心線
5にねじりを与える揺動ローラ9と、該揺動ローラ9の
前後の位置で光ファイバ心線5の線振れを押えるV溝付
き上部ガイドプーリ10及びV溝付き下部ガイドプーリ
11とを備えている。これら上部ガイドプーリ10及び
V溝付き下部ガイドプーリ11は、これらの間に存在す
る揺動ローラ9の周面に光ファイバ心線5を曲げて押し
つけることができる位置関係に配置されている。揺動ロ
ーラ9は、その回転軸心を軸受12で回転自在に支持さ
れて貫通する支持軸13の一端が屈曲自在なリンクボー
ル14で固定部15に連結され、該支持軸13の他端が
屈曲自在なリンクボール16でクランク17の先端に連
結されている。クランク17はモータ18により回転駆
動されるようになっている。
【0011】このようなローラ揺動式ねじり装置では、
モータ18によりクランク17を回転駆動させると、該
クランク17を回転につれて図8(A)(B)に示すよ
うに揺動ローラ9が周期的に揺動する。このため該揺動
ローラ9の周面に接触している光ファイバ心線5は該揺
動ローラ9の表面で転がって該揺動ローラ9の揺動の周
期と線速に応じてねじりが周期的に所定ピッチで与えら
れることになる。
【0012】図9(A)(B)に示すローラ挟み込み式
ねじり装置は、垂直向きの光ファイバ心線5の走行方向
に対して交差する水平方向を向いた回転軸心方向に強制
的に往復移動される第1,第2の往復移動ローラ19,
20を備え、これら往復移動ローラ19,20は光ファ
イバ心線5を挟持した状態で該光ファイバ心線5をその
走行方向に送る向きで支持軸21,22のまわりで軸受
23,24を介して回転するようになっている。また、
これら第1,第2の往復移動ローラ19,20は、往復
駆動手段25によりこれら第1,第2の往復移動ローラ
19,20の回転軸心方向、即ち支持軸21,22の方
向に互いに逆向きに往復移動されるようになっている。
往復駆動手段25は、支持軸21,22の各端部に枢支
部26,27で両端が連結されて中間の枢支部28を中
心に水平面内で揺動することにより第1,第2の往復移
動ローラ19,20を支持軸21,22を介して強制的
に往復移動させる揺動軸29と、枢支部26,27のう
ちの一方の枢支部26に連結アーム30と枢支部31を
介して連結されたクランク32と、このクランク32を
回転させるモータ33とで構成されている。
【0013】このようなローラ挟み込み式ねじり装置で
は、モータ33でクランク32を回転させると、このク
ランク32の回転が枢支部31と連結アーム30で前後
運動に変換されて揺動軸29が枢支部28を中心に水平
面内で揺動して支持軸21,22を介して第1,第2の
往復移動ローラ19,20が回転軸心方向に強制的に往
復移動させられることになる。これら第1,第2の往復
移動ローラ19,20の互いに逆向きの往復移動によ
り、これら第1,第2の往復移動ローラ19,20に挟
持されている光ファイバ心線5が第1,第2の往復移動
ローラ19,20の周期的な往復移動につれて周期的に
ねじられることになる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ローラ揺動式ねじり装置では、揺動ローラ9の傾斜に沿
って光ファイバ心線5が左右,前後に移動するため、そ
れが振動となり光ファイバ心線5の線引き条件に悪影響
がでる問題点がある。また、このローラ揺動式ねじり装
置では、線速が速くなると、ねじり方向の転換のときな
どに揺動ローラ9と光ファイバ心線5が一瞬離れてしま
って、揺動ローラ9と光ファイバ心線5の間で滑りが発
生し、ねじりピッチが不安定になる問題点がある。
【0015】一方、ローラ挟み込み式ねじり装置では、
光ファイバ心線5の外径が一定でないため、光ファイバ
心線5の外径の大小によって挟まれた部分が変形した
り、ねじりが発生しないで滑りが発生する問題点があ
る。また、光ファイバ心線5と第1,第2の往復移動ロ
ーラ19,20との接触具合が線接触でなく、点接触に
近くなるため滑りが発生し易い問題点がある。この問題
点を回避するため、第1,第2の往復移動ローラ19,
20の外周にウレタンゴム等の弾性体を貼り付けて使用
すると、弾性体の摩耗が激しく経済的でない問題点があ
る。
【0016】本発明の目的は、線引き条件に悪影響を及
ぼさずに安定して光ファイバ心線をねじることができる
光ファイバ連続ねじり装置を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、光ファイバ心線の外
径変動に影響されることなく該光ファイバ心線を安定し
てねじることができる光ファイバ連続ねじり装置を提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、光ファイバ母
材から線引きされた光ファイバに被覆材を連続的に被覆
して光ファイバ心線を製造する過程で、該光ファイバ心
線の走行方向に対して交差する方向を向いた回転軸心方
向に強制的に往復移動される第1,第2の往復移動ロー
ラを用いて、光ファイバ心線をこれらローラの表面に接
触させ、第1,第2の往復移動ローラの回転軸心方向の
往復移動により光ファイバ心線を連続的にねじることに
より光ファイバ母材から線引きされた光ファイバに連続
的にねじりを与える光ファイバ連続ねじり装置を改良す
るものである。
【0019】本発明に係る光ファイバ連続ねじり装置に
おいては、第1,第2の往復移動ローラは光ファイバ心
線を両者間に挟持しないように、これら第1,第2の往
復移動ローラの回転中心の位置が光ファイバ心線の走行
方向にずらされ且つ光ファイバ心線を曲げて互いに他方
の往復移動ローラの外周に押し付けるように互い違いに
配置されている。第1,第2の往復移動ローラに対する
光ファイバ心線の入口と出口には、該光ファイバ心線の
ガイドを行う第1,第2のガイドプーリが配置されてい
る。
【0020】このような光ファイバ連続ねじり装置で
は、揺動ローラを用いていないので、光ファイバ心線の
線引き条件に悪影響がでない利点がある。また、第1,
第2の往復移動ローラは、その回転中心の位置が光ファ
イバ心線の走行方向にずらされ且つ光ファイバ心線を曲
げて互いに他方の往復移動ローラの外周に押し付けるよ
うに互い違いに配置されているので、ローラ表面から光
ファイバ心線が離れることがなく、光ファイバ心線を安
定してねじることができる。また、回転軸心方向に強制
的に往復移動される第1,第2の往復移動ローラを用い
ていても、これら往復移動ローラは光ファイバ心線を挟
持しないので、光ファイバ心線の外径変動に影響される
ことなく該光ファイバ心線を安定してねじることができ
る。
【0021】本発明に係る光ファイバ連続ねじり装置の
具体的構成を説明すると、次の通りである。
【0022】第1,第2の往復移動ローラと第1,第2
のガイドプーリは、光ファイバ心線の走行方向に沿って
第1のガイドプーリ、第1の往復移動ローラ、第2の往
復移動ローラ、第2のガイドプーリの順序で並べられて
いる。
【0023】第1の往復移動ローラと第2のガイドプー
リは、両者の外周面に光ファイバ心線が直線状に接触で
きる相互の位置関係で本体フレームに支持されている。
【0024】第1のガイドプーリは、第1の往復移動ロ
ーラと第2のガイドプーリの外周面に直線状に接触して
いる光ファイバ心線に反対側から接触するように、光フ
ァイバ心線の走行方向に対して直交する方向に移動可能
に本体フレームに支持されている。
【0025】第2の往復移動ローラは、第1の往復移動
ローラと第2のガイドプーリの外周面に直線状に接触し
ている光ファイバ心線を反対側から押し込んで該光ファ
イバ心線をくの字状に曲げるように、光ファイバ心線の
走行方向に対して直交する方向に移動可能に本体フレー
ムに支持されている。
【0026】且つ、第1,第2の往復移動ローラは、そ
の回転軸心方向に往復移動自在に本体フレームに支持さ
れている。
【0027】本体フレームは、光ファイバ心線の走行方
向に対して直交する方向に移動可能にベースに摺動自在
に支持されている。
【0028】第1,第2の往復移動ローラは、往復駆動
手段によりこれら第1,第2の往復移動ローラの回転軸
心方向に互いに逆向きに往復移動されるようになってい
る。
【0029】このような光ファイバ連続ねじり装置で
は、第1の往復移動ローラと第2のガイドプーリのグル
ープと、第2の往復移動ローラと第1のガイドプーリの
グループとを相互に離間させた待機状態で、これら2つ
のグループの間に光ファイバ心線を通し、この状態で、
本体フレームをベースに対して摺動させて第1の往復移
動ローラと第2のガイドプーリに光ファイバ心線を接触
させる。次いで、本体フレームに対して第1のガイドプ
ーリを移動させて光ファイバ心線に接触させると共に第
2の往復移動ローラを移動させて光ファイバ心線に接触
させて該光ファイバ心線をくの字状に曲げるようにす
る。かかる状態で、光ファイバ心線を走行させつつ、第
1,第2の往復移動ローラを往復駆動手段により互いに
逆向きに往復移動させると、これら第1,第2の往復移
動ローラの往復移動につれて光ファイバ心線にねじりが
周期的に加えられることになる。
【0030】
【発明の実施の形態】図1〜図2(A)(B)は本発明
に係る光ファイバ連続ねじり装置における実施の形態の
一例を示したもので、図1は本例の光ファイバ連続ねじ
り装置で光ファイバ心線にねじりを与えているときの各
ローラと各ガイドプーリの位置関係を示す正面図、図2
(A)本発明に係る光ファイバ連続ねじり装置における
実施の形態の一例の正面図、図2(B)は該光ファイバ
連続ねじり装置の側面図である。
【0031】本例の光ファイバ連続ねじり装置は、水平
向きのベース34上で水平方向に摺動する本体フレーム
35を備えている。
【0032】この本体フレーム35には、第1,第2の
往復移動ローラ19,20と、第1,第2のガイドプー
リ36,37とが、光ファイバ心線5の走行方向に沿っ
て第1のガイドプーリ36、第1の往復移動ローラ1
9、第2の往復移動ローラ20、第2のガイドプーリ3
7の順序で並べられている。また、第1の往復移動ロー
ラ19と第2のガイドプーリ37のグループと、第2の
往復移動ローラ20と第1のガイドプーリ36のグルー
プとが、待機状態では光ファイバ心線5の通路の両側に
別れて存在するように配置されている。
【0033】第1の往復移動ローラ19と第2のガイド
プーリ37は、両者の外周面に光ファイバ心線5が直線
状に接触できる相互の位置関係で本体フレーム35に支
持されている。
【0034】第1のガイドプーリ36は、第1の往復移
動ローラ19と第2のガイドプーリ37の外周面に直線
状に接触している光ファイバ心線5に反対側から接触す
るように、光ファイバ心線5の走行方向に対して直交す
る方向に移動可能に本体フレーム35に支持されてい
る。
【0035】第2の往復移動ローラ20は、第1の往復
移動ローラ19と第2のガイドプーリ37の外周面に直
線状に接触している光ファイバ心線5を反対側から押し
込んで該光ファイバ心線5をくの字状に曲げるように、
光ファイバ心線5の走行方向に対して直交する方向に移
動可能に本体フレーム35に支持されている。
【0036】しかも、第1,第2の往復移動ローラ1
9,20は、その回転軸心方向に往復移動自在に本体フ
レーム35に支持されている。
【0037】第1,第2の往復移動ローラ19,20
は、後述する往復駆動手段25によりこれら第1,第2
の往復移動ローラ19,20の回転軸心方向に互いに逆
向きに往復移動されるようになっている。
【0038】図4は、第1,第2の往復移動ローラ1
9,20をその回転軸心方向に互いに逆向きに往復移動
させる往復駆動手段25の構成を示したものである。
【0039】この往復駆動手段25は、図9(B)に示
す従来の往復駆動手段25と同様の構成になっているの
で、対応部分に同一符号を付けて示している。なお、こ
の図4で、38,39は支持軸21,22を摺動自在に
支持しているボールブッシュである。
【0040】次に、このような光ファイバ連続ねじり装
置の動作を、図2(A)と図3(A)〜(C)とを参照
して詳細に説明する。
【0041】図2(A)に示す待機状態では、第1の往
復移動ローラ19と第2のガイドプーリ37のグループ
と、第2の往復移動ローラ20と第1のガイドプーリ3
6のグループとを相互に離間させた状態で待機させ、こ
の状態でこれら2つのグループの間に光ファイバ心線5
を通す。
【0042】次に、図3(A)に示すように、本体フレ
ーム35を矢印で示すように図で右方向にベース34に
対して摺動させて第1の往復移動ローラ19と第2のガ
イドプーリ37に光ファイバ心線5を接触させる。
【0043】次いで、図3(B)に示すように、本体フ
レーム35に対して第1のガイドプーリ36を矢印で示
すように図で左方向に移動させて光ファイバ心線5に接
触させる。
【0044】最後に、図3(C)に示すように、本体フ
レーム35に対して第2の往復移動ローラを矢印で示す
ように図で右方向に移動させて光ファイバ心線5に接触
させて該光ファイバ心線5をくの字状に曲げるようにす
る。
【0045】かかる状態で、光ファイバ心線5を走行さ
せつつ、第1,第2の往復移動ローラ19,20を往復
駆動手段25により図9(B)で説明したと同様に互い
に逆向きに往復移動させると、これら第1,第2の往復
移動ローラ19,20の往復移動につれて光ファイバ心
線5にねじりが周期的に加えられることになる。
【0046】このような光ファイバ連続ねじり装置で
は、揺動ローラを用いていないので、光ファイバ心線5
の線引き条件に悪影響がでない利点がある。また、第
1,第2の往復移動ローラ19,20は、その回転中心
の位置が光ファイバ心線5の走行方向にずらされ且つ光
ファイバ心線5を曲げて互いに他方の往復移動ローラの
外周に押し付けるように互い違いに配置されているの
で、ローラ表面から光ファイバ心線5が離れることがな
く、光ファイバ心線5を安定してねじることができる。
また、回転軸心方向に強制的に往復移動される第1,第
2の往復移動ローラ19,20を用いていても、これら
往復移動ローラ19,20は光ファイバ心線5を挟持し
ないので、光ファイバ心線5の外径変動に影響されるこ
となく該光ファイバ心線5を安定してねじることができ
る。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る光ファイバ連続ねじり装置
では、揺動ローラを用いていないので、光ファイバ心線
の線引き条件に悪影響がでない利点がある。また、第
1,第2の往復移動ローラは、その回転中心の位置が光
ファイバ心線の走行方向にずらされ且つ光ファイバ心線
を曲げて互いに他方の往復移動ローラの外周に押し付け
るように互い違いに配置されているので、ローラ表面か
ら光ファイバ心線が離れることがなく、光ファイバ心線
を安定してねじることができる。また、回転軸心方向に
強制的に往復移動される第1,第2の往復移動ローラを
用いていても、これら往復移動ローラは光ファイバ心線
を挟持しないので、光ファイバ心線の外径変動に影響さ
れることなく該光ファイバ心線を安定してねじることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ連続ねじり装置におけ
る実施の形態の一例で光ファイバ心線にねじりを与えて
いるときの各ローラと各ガイドプーリの位置関係を示す
正面図である。
【図2】(A)本発明に係る光ファイバ連続ねじり装置
における実施の形態の一例の正面図、(B)は該光ファ
イバ連続ねじり装置の側面図である。
【図3】(A)〜(C)は図2(A)(B)に示す本例
の光ファイバ連続ねじり装置における動作過程を示す正
面図である。
【図4】本例の光ファイバ連続ねじり装置における往復
駆動手段の構成を示す説明図である。
【図5】光ファイバ連続ねじり装置を備えた光ファイバ
製造装置の一例の概略構成図である。
【図6】従来のローラ揺動式ねじり装置における各ロー
ラと各ガイドプーリの位置関係を示す正面図である。
【図7】図6のA−A線断面図である。
【図8】(A)(B)は従来のローラ揺動式ねじり装置
における往復駆動手段の構成と動作を示す説明図であ
る。
【図9】(A)(B)は従来のローラ挟み込み式ねじり
装置のローラ側の側面図及び該装置の全体の概略構成を
示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ母材 1a 溶融部 2 光ファイバ 3,4 第1,第2の被覆材被覆器 5 光ファイバ心線 6 光ファイバ連続ねじり装置 7 引取りキャプスタン 8 巻取り機 9 揺動ローラ 10 上部ガイドプーリ 11 V溝付き下部ガイドプーリ 12 軸受 13 支持軸 14 リンクボール 15 固定部 16 リンクボール 17 クランク 18 モータ 19,20 第1,第2の往復移動ローラ 21,22 支持軸 23,24 軸受 25 往復駆動手段 26,27 枢支部 28 枢支部 29 揺動軸 30 連結アーム 31 枢支部 32 クランク 33 モータ 34 ベース 35 本体フレーム 36,37 第1,第2のガイドプーリ 38,39 ボールブッシュ
フロントページの続き (72)発明者 東藤 慎平 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 折田 伸昭 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 仲 恭宏 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 Fターム(参考) 4G021 HA05

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ母材から線引きされた光ファ
    イバに被覆材を連続的に被覆して光ファイバ心線を製造
    する過程で、該光ファイバ心線の走行方向に対して交差
    する方向を向いた回転軸心方向に強制的に往復移動され
    る第1,第2の往復移動ローラを用いて、前記光ファイ
    バ心線をこれらローラの表面に接触させ、前記第1,第
    2の往復移動ローラの回転軸心方向の往復移動により前
    記光ファイバ心線を連続的にねじることにより前記光フ
    ァイバ母材から線引きされた前記光ファイバに連続的に
    ねじりを与える光ファイバ連続ねじり装置において、 前記第1,第2の往復移動ローラは前記光ファイバ心線
    を両者間に挟持しないように前記第1,第2の往復移動
    ローラの回転中心の位置が前記光ファイバ心線の走行方
    向にずらされ且つ前記光ファイバ心線を曲げて互いに他
    方の往復移動ローラの外周に押し付けるように互い違い
    に配置され、 前記第1,第2の往復移動ローラに対する前記光ファイ
    バ心線の入口と出口には前記光ファイバ心線のガイドを
    行う第1,第2のガイドプーリが配置されていることを
    特徴とする光ファイバ連続ねじり装置。
  2. 【請求項2】 前記第1,第2の往復移動ローラと前記
    第1,第2のガイドプーリは、前記光ファイバ心線の走
    行方向に沿って前記第1のガイドプーリ、前記第1の往
    復移動ローラ、前記第2の往復移動ローラ、前記第2の
    ガイドプーリの順序で並べられて、 前記第1の往復移動ローラと前記第2のガイドプーリは
    両者の外周面に前記光ファイバ心線が直線状に接触でき
    る相互の位置関係で本体フレームに支持れ、 前記第1のガイドプーリは、前記第1の往復移動ローラ
    と前記第2のガイドプーリの外周面に直線状に接触して
    いる前記光ファイバ心線に反対側から接触するように、
    前記光ファイバ心線の走行方向に対して直交する方向に
    移動可能に前記本体フレームに支持され、 前記第2の往復移動ローラは、前記第1の往復移動ロー
    ラと前記第2のガイドプーリの外周面に直線状に接触し
    ている前記光ファイバ心線を反対側から押し込んで該光
    ファイバ心線をくの字状に曲げるように、前記光ファイ
    バ心線の走行方向に対して直交する方向に移動可能に前
    記本体フレームに支持され、 且つ前記第1,第2の往復移動ローラはその回転軸心方
    向に往復移動自在に前記本体フレームに支持され、 前記本体フレームは前記光ファイバ心線の走行方向に対
    して直交する方向に移動可能にベースに摺動自在に支持
    され、 前記第1,第2の往復移動ローラは往復駆動手段により
    これら第1,第2の往復移動ローラの回転軸心方向に互
    いに逆向きに往復移動されるようになっていることを特
    徴とする請求項1に記載の光ファイバ連続ねじり装置。
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