JP2000143166A - 作業車の筒状部材の伸縮装置 - Google Patents

作業車の筒状部材の伸縮装置

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JP2000143166A
JP2000143166A JP10324055A JP32405598A JP2000143166A JP 2000143166 A JP2000143166 A JP 2000143166A JP 10324055 A JP10324055 A JP 10324055A JP 32405598 A JP32405598 A JP 32405598A JP 2000143166 A JP2000143166 A JP 2000143166A
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telescopic cylinder
outrigger
telescopic
mounting portion
mounting
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JP10324055A
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English (en)
Inventor
Katsuya Maruyama
克哉 丸山
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Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け作業の作業性が良く、座屈強度を向上
でき、コスト削減が可能な作業車の筒状部材の伸縮装置
を提供する。 【解決手段】 作業車本体21に搭載されたアウトリガ
ボックス4(筒状格納部材)に内挿されたアウトリガビ
ーム5(筒状張出部材)を伸縮させる伸縮用シリンダ1
のチューブ部2のチューブ側取付け部16をアウトリガ
ボックス4に、このアウトリガボックス4の底部外面側
からボルトにより回動不能に取付け、またロッド側取付
け部7をピンで回動可能に取付ける構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式クレーンや
高所作業車等の作業車の筒状部材の伸縮装置に関し、特
にアウトリガ装置やブーム装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自走式クレーンや高所作業車等の
作業車に用いられている筒状部材の伸縮装置としては、
例えばアウトリガ装置の水平伸縮の駆動に用いられてい
るものがある。このアウトリガ装置は、図13に示すよ
うに、作業車本体21に固定されている筒状のアウトリ
ガボックス4に、筒状アウトリガビーム5が張出・格納
可能に内嵌された構造をしている。このアウトリガボッ
クス4およびアウトリガビーム5の内部には、アウトリ
ガボックス4からアウトリガビーム5を張出・格納(伸
縮動作)するために、チューブ部2とロッド部3とから
なる伸縮用シリンダ1が備えられている。従来は、この
伸縮用シリンダ1が、その両端をアウトリガボックス4
およびアウトリガビーム5の内部の長手方向側面または
端面にある取付け部6,7に、ピンで回動自在に支持固
定されていた。これは、アウトリガ装置を張出した状態
でアウトリガ装置にかかる荷重を伸縮用シリンダの支持
固定部から逃がし、伸縮用シリンダの破損を防止するた
めであった。
【0003】このような従来技術として、例えば特開昭
63−184553号公報に記載されたものがある。以
下、これを説明すると、図14に示すように、アウトリ
ガビーム5を張出してアウシリガビーム5の先端に備え
られている固定部8で地面を雄ことにより作業車本体2
1を持ち上げ固定した場合、伸縮用シリンダ1の両端が
ピン支持されているため、アウトリガ装置の内部に備え
られている伸縮用シリンダ1の中心線は、伸縮用シリン
ダ1の自重により一点鎖線から実線のように撓む。この
状態でアウトリガ装置には、矢印で示されるように、作
業車本体21の自重による下向き方向の荷重(曲げ方向
荷重)と、アウトリガビーム5を格納しようとする方向
の荷重(軸方向荷重)とが発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な従来技術では、両端が回動自在にピンで支持されてい
て座屈荷重が低いために破損し易くなる。このため、こ
れらの荷重は筒状のアウトリガボックス4やアウトリガ
ビーム5で支えるようにしていたのであるが、筒状のア
ウトリガボックス4やアウトリガビーム5の内部に伸縮
用シリンダ1を設置することとなり、伸縮用シリンダ1
をピンで固定する部分を取付ける作業の作業性が極めて
悪かった。
【0005】また、伸縮用シリンダ1が撓みすぎないよ
うに、拘束部材を、伸縮用シリンダ1、アウトリガボッ
クス4、アウトリガビーム5等に取付ける必要があるた
め、部品点数が増加し、取付け時間の増大やコストアッ
プの要因となっていた。
【0006】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたものであり、取付け作業の作業性がよ
く、座屈強度を向上でき、コスト削減が可能な作業車の
筒状部材の伸縮装置の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、作業車本体に
搭載された筒状格納部材に内挿された筒状張出部材を、
前記筒状格納部材の内部に曲げ方向荷重および軸方向荷
重を受けるように設置した伸縮用シリンダにより、前記
筒状張出部材を前記筒状格納部材に対して伸縮する作業
車の筒状部材の伸縮装置において、前記伸縮用シリンダ
のチューブ部が、前記筒状格納部材、前記筒状張出部
材、または前記作業車本体の少なくとも一つに設けられ
た取付け部に回動不能に固着されているものである。
(請求項1)
【0008】この構成によれば、伸縮用シリンダのチュ
ーブ部が、回動不能に取付け部に固着されているので、
座屈強度が向上でき、支持用のピンや撓み防止部材をな
くすることができ、部品点数を減らすことができるの
で、コストを削減することができる。また、回動可能に
取付ける必要がないので、伸縮用シリンダの取付け作業
性が向上する。
【0009】また、伸縮用シリンダのチューブ部が、筒
状格納部材又または作業車本体に設けられた取付け部に
固着されている場合は、伸縮用シリンダのロッド部を筒
状張出部材に回動不能に固着すればよい。一方、伸縮用
シリンダのチューブ部が筒状張出部材に設けられた取付
け部に固着されている場合は、伸縮用シリンダのロッド
部を筒状格納部材または作業車本体に設けられた取付け
部に回動不能に固着すればよい。(請求項2)
【0010】この構成によれば、チューブ部の取付け部
およびロッド部の取付け部の両方を回動不能に固着して
いるので、座屈強度をさらに向上できると共に、回動自
在に支持するためのピンが全く必要でなくなり、さらに
一層部品点数を減らすことができ、さらなるコスト削減
が可能になる。
【0011】さらに、筒状格納部材を有底状とし、この
筒状格納部材の底部外面から伸縮用シリンダを筒状部材
に固着するようにしても良い。(請求項3)
【0012】この場合、伸縮用シリンダを筒状格納部材
の内側からでなく、筒状格納部材の外側から固定手段に
より固定できるので、伸縮用シリンダを取付ける作業の
作業性が極めて良い。
【0013】また、作業車のアウトリガ装置の張出・格
納に、本発明の伸縮用シリンダを用いれば好適である。
(請求項4)
【0014】この場合、従来のピン支持固定より座屈強
度を向上できるので、伸縮用シリンダを細径のものにで
き、アウトリガ装置全体の重量を軽量にできるので、コ
スト削減が可能になる。また、作業車の側から取付け作
業ができるので作業性が極めて良い。
【0015】さらに、作業車のブーム装置の伸縮に、本
発明の伸縮用シリンダを用いれば好適である。(請求項
5)
【0016】この場合、従来のピン支持固定よりブーム
の座屈強度を向上できるので、伸縮用シリンダを細径の
ものにでき、ブーム装置全体の重量を軽量にできるの
で、ブーム装置の許容荷重を大きくすることが可能にな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1から図5に本発明に関する実
施の形態を示す。
【0018】図1は、本発明の作業車の一例であるクレ
ーンの平面図である。このクレーンには、本発明の筒状
部材の伸縮装置としてアウトリガ装置およびブーム装置
が搭載されている。図1において、作業車本体21に、
起伏と伸縮が自在な先端ブーム26、中間ブーム25、
基端ブーム24とからなるブーム装置と、運転室22と
が旋回可能な上部旋回体23を介して取付けられてい
る。作業車本体21の前部および後部には、アウトリガ
装置27が搭載されており、このアウトリガ装置27
は、作業車本体21の左右方向に夫々張出すことができ
る。
【0019】図2は、本発明の実施の形態1であるアウ
トリガ装置の断面図である。
【0020】図2に示す実施の形態1に係るアウトリガ
装置は、作業車本体21に取着されたアウトリガボック
ス4(筒状格納部材)に対してアウトリガビーム5(筒
状張出部材)が張出・格納される。アウトリガボックス
4およびアウトリガビーム5の内部には、チューブ部2
とロッド部3とからなる伸縮用シリンダ1が設置されて
いる。アウトリガビーム5は、伸縮用シリンダ1の伸縮
に応じて、アウトリガボックス4および作業車本体21
側面から張出すようになっている。伸縮用シリンダ1
は、そのチューブ部2がアウトリガボックス4に、ロッ
ド部3がアウトリガビーム5に、チューブ側取付け部1
6またはロッド側取付け部7で夫々固着されている。
【0021】上記構成において、チューブ側取付け部1
6は、回動不能に固定されている。一方、ロッド側取付
け部7は、従来と同様に、回動自在にピンで支持固定さ
れている。
【0022】この実施の形態1によれば、チューブ側取
付け部16は回動不能に固定されているので、従来のピ
ンによる支持固定より座屈強度を向上できる。また、チ
ューブ側取付け部16では、ピン支持のように、ピンを
貫通させる必要がなく、伸縮用シリンダ1をアウトリガ
ボックス4に直接取付けられるので、取付けが簡単であ
り作業時間が短縮できる。さらに。ピンや撓み防止部材
をなくすることができるので、部品点数を減らすことが
でき、製造コストを削減することができる。
【0023】図3は、本発明の実施の形態2に係るアウ
トリガ装置の断面図である。
【0024】図3に示す実施の形態2に係るアウトリガ
装置は、上述した実施の形態1と同様な構成をしている
が、チューブ取付け部16に加え、ロッド側取付け部1
7も回動不能に固定されている。
【0025】この実施の形態2によれば、チューブ側取
付け部16とロッド側取付け部17との両方が回動不能
に固定してあるので、前記実施の形態1よりも座屈強度
を向上できると共に、ピンが流タンディッシュとも必要
なく、撓み防止部材をなくすることができるので、部品
点数をさらに減らすことができ、上述した実施の形態1
よりも、取付け作業時間をさらに一層短縮でき、コスト
をさらに一層削減できる。さらに、ピンで支持する部分
が両端ともないため、上述した実施の形態1よりも伸縮
用シリンダの長さをより長くできるので、張出し長さを
さらに長く、作業半径や許容荷重を一層増大できる。
【0026】図4は、本発明の実施の形態3に係るブー
ム装置の断面図である。
【0027】図4に示す実施の形態3に係るブーム装置
は、上部旋回体23に取着された基端ブーム24(筒状
格納部材)と、移動部である中間ブーム25(筒状格納
部材でもあり筒状張出部材でもある)、先端ブーム26
(筒状張出部材)とからなり、先端ブーム26は中間ブ
ーム25に、中間ブーム25は基端ブーム24に格納・
張出可能に内嵌されている。ブーム装置の内部には、チ
ューブ部41とロッド部42とからなる伸縮用シリンダ
40と、チューブ部46とロッド部47とからなる伸縮
用シリンダ45とが設置されている伸縮用シリンダ45
の伸縮に応じて、基端ブーム24から中間ブーム25が
張出し、伸縮用シリンダ40の伸縮に応じて、中間ブー
ム25から先端ブーム26が張出すようになっている。
伸縮用シリンダ40は、チューブ部41が中間ブーム2
5に、またロッド部42が先端ブーム26に、夫々チュ
ーブ側取付け部43、ロッド側取付け部44で固定され
ている。一方、伸縮用シリンダ45は、チューブ部46
が基端ブーム24に、ロッド部47が中間ブーム25
に、夫々チューブ側取付け部48、ロッド側取付け部4
9で固定されている。
【0028】この構成において、チューブ側取付け部4
3,48は回動不能に固定されている。一方、ロッド側
取付け部44,49は従来と同様に回動自在にピンで支
持固定されている。
【0029】この実施の形態3によれば、チューブ側取
付け部43,48は回動不能に固定されているので、従
来のように、ピンによって支持固定する方法よりも、シ
リンダの座屈強度を向上できる。このため、従来と同程
度の強度とするならば、伸縮用シリンダを細径のものに
することができるので、その重量を軽量にできる。これ
により、ブーム装置全体の重量を軽量にすることができ
るため、ブームの許容荷重を大きくすることが可能にな
る。また、ブームにかかる荷重を伸縮用シリンダでも受
けるので、ブームの断面または肉厚を小さくすることが
でき、ブーム装置の軽量化を図ることができる。さら
に、ピンや撓み防止部材をなくすることができるので部
品点数を減らすことができ、コストを削減できる。
【0030】図5は、本発明の実施の形態4に係るブー
ム装置の断面図である。
【0031】図5に示す実施の形態4に係るブーム装置
は、上述した実施の形態3と同様な構成をしているが、
チューブ側取付け部43,48、ロッド側取付け部5
0,51の両方共回動不能に固定されている。
【0032】本実施の形態4によれば、チューブ側取付
け部43,48、ロッド側取付け部50,51の両方共
回動不能としてあるので、上述した実施の形態3よりも
一層座屈強度を向上できる。そのため、許容荷重をさら
に大きくすることも可能であり、部品点数とコストとを
さらに削減することができ、そして取付け作業時間をさ
らに短縮することができる。
【0033】図6から図12に、本発明に関する伸縮用
シリンダの取付け部の詳細を示す。
【0034】図6は、本発明に関する伸縮用シリンダの
取付け部の詳細図であり、(a)はその端面図であり、
(b)はそのA−A線断面図である。
【0035】図6は、伸縮用シリンダのチューブ部2を
アウトリガボックス4に固定する部分の詳細を示したも
のである。チューブ部2の反ロッド側端面には、作業車
本体21に取着されたアウトリガボックス4にチューブ
部2を取付けるための取付け部31が設けられており、
この取付け部31には雌ねじが螺刻されたボルト穴が設
けられている。また、アウトリガボックス4の反アウト
リガビーム側の底部端面には、チューブ部2を取付ける
ための取付け部32が設けられており、この取付け部3
2にはボルト挿通用の貫通穴が設けられている。。
【0036】上記構成において、伸縮用シリンダの取付
け時にはチューブ2の取付け部31を、アウトリガボッ
クス4の内部の取付け部32に当接させ、アウトリガボ
ックス4の底部の外側(作業車本体側面側)よりボルト
33により取付ける。そのため、伸縮用シリンダの取付
けは、アウトリガボックス4の内側からでなく、外側か
ら固定できる構成となっている。なお、この実施の形態
の場合、ボルト33とボルト穴等で固定手段を形成して
いる。
【0037】図6に示した実施の形態によれば、伸縮用
シリンダをアウトリガボックス4の内側からではなく、
外側であるアウトリガボックス4の底部端面からボルト
33I9L固定できる構成となっているので、アウトリ
ガボックス4の内側で伸縮用シリンダを固定する場合に
比べて伸縮用シリンダの取付けが簡単であり、その作業
時間を短縮できる。
【0038】図7は、本発明に関するチューブ側取付け
部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はその端面
図であり、(b)はそのB−B線断面図である。図7
は、伸縮用シリンダのチューブ部2をアウトリガボック
ス4に固定する部分の詳細を示したものである。
【0039】チューブ部2の反ロッド側端面には、チュ
ーブ部2を作業車本体21に取着されたアウトリガボッ
クス4にチューブ部2を取付けるための取付け部31が
設けられており、この取付け部31にはボルト挿通用の
貫通穴が設けられている。また、アウトリガボックス4
の反アウトリガビーム側の底部端面には、チューブ部2
を取付けるための取付け部32が設けられており、この
取付け部32には雌ねじが螺刻されたボルト穴が設けら
れている。
【0040】上記構成において、伸縮用シリンダを取り
付ける際には、伸縮用シリンダをアウトリガボックス4
の底部外側(作業車本体側面側)より取付け穴に挿入
し、チューブ部2の取付け部31を、アウトリガボック
ス4の底部端面の取付け部32に当接させ、アウトリガ
ボックス4の外側(作業車本体側面側)よりボルト33
(固定手段)により取付ける。
【0041】図7に示した実施の形態によれば、伸縮用
シリンダをアウトリガボックス4の内側からではなく、
外側から挿入する構成となっているので、図6に示した
実施の形態のように、取付け時に伸縮用シリンダをアウ
トリガボックス4の内部で保持した上でボルトで固定す
る必要がなく、外部であるアウトリガボックス4の底部
端面で保持が可能であると共に、外部からボルト33に
より取付け可能であるので、取付け作業性が図6に示し
た実施の形態よりさらに良い。
【0042】図8は、本発明に関するチューブ側取付け
部の実施の形態の詳細図で、(a)はその端面図であ
り、(b)はそのC−C線断面図であり、(c)はその
下面図であり、(d)は伸縮用シリンダを取外した状態
のアウトリガボックスの底部端面図である。図8は、伸
縮用シリンダのチューブ部2をアウトリガボックス4に
固定する部分の詳細を示したものである。
【0043】チューブ部2の反ロッド側端面には、作業
車本体21に取着されたアウトリガボックス4にチュー
ブ部2を取付けるための取付け部31が設けられてお
り、この取付け部31にはボルト33を挿通する貫通穴
が設けられている。また、アウトリガボックス4の外部
の反アウトリガビーム側の底部端面には、チューブ部2
を取付けるための取付け部32が設けられており、この
取付け部32には雌ねじが螺刻されたボルト穴34が設
けられている。また、アウトリガボックス4の底部端面
には、下方に開口する逆U字状の切り込みである取付け
穴35が設けられている。そして、アウトリガボックス
4の下方側面には同じく取付け穴35が長手方向に設け
られている。
【0044】この構成において、伸縮用シリンダを取付
ける際は、伸縮用シリンダをアウトリガボックス4の下
側(作業車本体下側)より取付け穴35に挿入し、チュ
ーブ部2の取付け部31をアウトリガボックス4の取付
け部32に当接させ、アウトリガボックス4の底部の外
側(作業車本体側面側)よりボルト33(固定手段)で
取付ける。
【0045】図8に示した実施の形態によれば、伸縮用
シリンダの取付け時に、伸縮用シリンダをアウトリガボ
ックス4の下部側から挿入する構成としてあるので、図
7に示した実施の形態と比べて、伸縮用シリンダの軸方
向の作業スベースが不要となる。また、ボルトによる固
定時も、下部から保持することが容易であり、図6また
は7に示した実施の形態よりも取付け作業性が良い。
【0046】図9は、本発明に関するチューブ側取付け
部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はその端面
図であり、(b)はそのD−D線断面図であり、(c)
は伸縮用シリンダを取外した状態のアウトリガボックス
の底部端面図であり、(d)は伸縮用シリンダの端面図
であり、(e)は伸縮用シリンダの側面図である。図9
は、伸縮用シリンダのチューブ部2をアウトリガボック
ス4に固定する部分の詳細を示したものである。
【0047】チューブ部2の反ロッド側端面から少しロ
ッド側の側面には、チューブ部2をアウトリガボックス
4に取付けるための取付け部31が設けられており、こ
の取付け部には雌ねじが螺刻されたボルト穴36が設け
られている。また、アウトリガボックス4の外部の反ア
ウトリガビーム側の底部端面には、チューブ部2を取付
けるための取付け部32が設けられており、この取付け
部32にはボルト33を挿入する貫通穴34および伸縮
用シリンダの反ロッド側端面部を挿入する挿入穴37が
設けられている。
【0048】この構成において、伸縮用シリンダの取付
け時には、伸縮用シリンダの反ロッド側端面部をアウト
リガボックス4の取付け部32の挿入穴37に挿入させ
ると共に、チューブ部2の取付け部31を、アウトリガ
ボックス4の取付け部32に当接させ、アウトリガボッ
クス4の底部の外側(作業車本体側面側)よりボルト3
3により取付ける。
【0049】図9に示した実施の形態によれば、伸縮用
シリンダの取付け時に、伸縮用シリンダの反ロッド側端
面部をアウトリガボックス4の取付け部32の挿入穴3
7に挿入させるようにしてあるので、図6乃至8に示し
た実施の形態よりも伸縮用シリンダの長さを長くするこ
とができる。また、アウトリガボックス4の取付け部3
2を、伸縮用シリンダの取付けに必要な部分のみとして
あるので、一層のコスト削減ができる。
【0050】図10は、本発明に関するチューブ側取付
け部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はその断
面図であり、(b)はそのE−E線断面図である。図1
0は、作業車本体21に取着された取付け部32に、伸
縮用シリンダのチューブ部2を固定する部分の詳細を示
したものである。
【0051】チューブ部2の反ロッド側端面には、チュ
ーブ部2を作業車本体21に取着された取付け部32に
取付けるための取付け部31が設けられており、この取
付け部31には雌ねじが螺刻されたボルト穴が設けられ
ている。また、作業車本体21にはチューブ部2を取付
けるための取付け部32がアウトリガボックス4の底部
端面に相当する位置に設けられており、この取付け部に
はボルト挿通用の貫通穴が設けられている。ここでアウ
トリガボックス4とチューブ部2を取付けるための取付
け部32は別々の部材によって構成されており、共に作
業車本体21に取付けられている。
【0052】この構成において、伸縮用シリンダ取付け
時に、チューブ部2の取付け部31を取付け部32に当
接させ、アウトリガボックス4の底部の外側(作業車本
体側面側)よりボルト33(固定手段)により取付け
る。
【0053】なお、図10に示した実施の形態では、取
付け部32はアウトリガボックス4の上部の作業車本体
21に取着されているが、アウトリガボックス4の側面
の作業車本体21に取着されていても何ら差し支えな
い。
【0054】図11は、本発明に関する伸縮用シリンダ
の取付け部の他の例の詳細図であり、(a)はその側面
図であり、(b)はそのF−F線断面図である。図11
は、伸縮用シリンダのチューブ部2を作業車本体21に
取着されたアウトリガボックス4に固定する部分の詳細
を示したものである。
【0055】チューブ部2の反ロッド側の側面には、チ
ューブ2をアウトリガボックス4に取付けるための取付
け部31が設けられており、この取付け部には雌ねじが
等濃くされたボルト穴が設けられている。またアウトリ
ガボックス4の側面にはチューブ部2を取付けるための
取付け部32が設けられており、この取付け部32には
ボルト挿通用の貫通穴が設けられている。
【0056】この構成において、伸縮用シリンダ取付け
時にはチューブ部2の取付け部31をアウトリガボック
ス4の内部の取付け部32に当接させ、アウトリガボッ
クス4の側面部の外側(作業車本体前後側)よりボルト
33(固定手段)により取付ける。
【0057】図11に示した実施の形態によれば、伸縮
用シリンダをアウトリガボックス4K内側からではな
く、アウトリガボックス4の側面から固定できる構成と
なっているので、アウトリガボックス4の底部端面に取
付けスペースを確保できない場合に有効である。
【0058】図12は、本発明に関する伸縮用シリンダ
の取付け部の他の実施の形態の詳細図で、(a)はその
端面図であり、(b)はそのG−G線断面図であり、
(c)はその下面図である。図12は、伸縮用シリンダ
のチューブ2を作業車本体21に取着されたアウトリガ
ボックス4に固定する部分の詳細を示したものである。
【0059】チューブ部2の反ロッド側の下方側面に
は、チューブ部2をアウトリガボックス4に取付けるた
めの取付け部31が設けられており、この取付け部31
には雌ねじが螺刻されたボルト穴が設けられている。ま
た、アウトリガボックス4の下面にはチューブ部2を取
付けるための取付け部32が設けられており、この取付
け部32にはボルト挿通用の貫通穴が設けられている。
【0060】この構成において、伸縮用シリンダ取付け
時にはチューブ部の取付け部31をアウトリガボックス
4の内部の取付け部32に当接させ、アウトリガボック
ス4の下方の外側(作業車本体下側)からボルト33
(固定手段)により取付ける。
【0061】図12に示された実施の形態によれば、伸
縮用シリンダをアウトリガボックス4の内側からではな
く、アウトリガボックス4の下面側から固定できる構成
となっているので、アウトリガボックス4の底部端面お
よび側面に取付けスペースを確保できない場合に有効で
ある。
【0062】なお、図6乃至図12では、アウトリガ装
置での取付け構造を示したが、この構造はブーム装置に
適用しても何ら差し支えない。また、ブーム装置に適用
する場合には、伸縮用シリンダを最内側のブームの内部
に設置することもできるし、内側ブームと外側ブームの
間に設置することもできる。
【0063】また、上述した実施の形態では、筒状格納
部材および筒状張出部材の形状を直方体としてあるが、
円筒形、六角筒状等であっても何ら差し支えない。
【0064】さらに、上述した実施の形態で説明したア
ウトリガ装置はH型であるが、X型のアウトリガ装置に
対して適用し得ることはいうまでもない。
【0065】さらにまた、上述した実施の形態では、伸
縮用シリンダのチューブ部を張出されない側(例えば、
アウトリガボックス等)に固定する構成を説明したが、
伸縮用シリンダのロッド部を張出されない側に固定する
構成であっても何ら差し支えない。
【0066】また、上述した実施の形態では、伸縮用シ
リンダのチューブ部を筒状格納部材の底部端面、側面等
の何れか一つの部分に取付けた構成を説明したが、底部
端面と側面の両方に取付ける等、二つ以上の部分に跨が
って取付ける構成としても何ら差し支えない。
【0067】
【発明の効果】以上のように、本発明は、伸縮用シリン
ダを回動不能に固定してあるので、取付け作業の作業性
が良く、作業時間を短縮することができる。また、座屈
強度を向上させることができ、伸縮用シリンダを細径に
することも可能であるため、重量を軽くすることがで
き、コスト削減が可能である。また、ピンで支持する部
分がないだけ、伸縮用シリンダの長さを長くできるの
で、伸縮機構の張出し長さを長くすることができる。さ
らに、部品点数を減らすことができるので、コスト削減
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアウトリガ装置およびブーム装置
を搭載したクレーンの平面図である。
【図2】本発明の実施の形態1を示すアウトリガ装置の
断面図である。
【図3】本発明の実施の形態2を示すアウトリガ装置の
断面図である。
【図4】本発明の実施の形態3を示すブーム装置の断面
図である。
【図5】本発明の実施の形態4を示すブーム装置の断面
図である。
【図6】本発明に関する伸縮用シリンダのチューブ部取
付け部の詳細図であり、(a)はその端面図、(b)は
そのA−A線断面図である。
【図7】本発明に関する伸縮用シリンダのチューブ部取
付け部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はその
端面図、(b)はそのB−B線断面図である。
【図8】本発明に関する伸縮用シリンダのチューブ部取
付け部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はその
端面図、(b)はそのC−C線断面図、(c)はその下
面図、(d)は伸縮用シリンダを取外した状態のアウト
リガボックスの底部端面図である。
【図9】本発明に関する伸縮用シリンダのチューブ部取
付け部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はその
端面図、(b)はそのD−D線断面図、(c)は伸縮用
シリンダを取外した状態のアウトリガボックスの底部端
面図、(d)は伸縮用シリンダの端面図,(e)は伸縮
用シリンダの側面図である。
【図10】本発明に関する伸縮用シリンダのチューブ部
取付け部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はそ
の端面図、(b)はそのE−E線断面図である。
【図11】本発明に関する伸縮用シリンダのチューブ部
取付け部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はそ
の側面図、(b)はそのF−F線断面図である。
【図12】本発明に関する伸縮用シリンダのチューブ部
取付け部の他の実施の形態の詳細図であり、(a)はそ
の端面図、(b)はそのG−G線断面図、(c)はその
下面図である。
【図13】従来の伸縮用シリンダを備えたアウトリガ装
置の図である。
【図14】従来の伸縮用シリンダを備えたアウトリガ装
置の図であり、伸縮用シリンダの荷重のかかる方向を示
す図である。
【符号の説明】
1…伸縮用シリンダ,2…チューブ部,3…ロッド部,
4…アウトリガボックス(筒状格納部材),5…アウト
リガビーム(筒状張出部材),6,16…チューブ側取
付け部,7,17…ロッド側取付け部,33…ボルト
(固定手段)。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車本体に搭載された筒状格納部材に
    内挿された筒状張出部材を、前記筒状格納部材の内部に
    曲げ方向荷重および軸方向荷重を受けるように設置した
    伸縮用シリンダにより、前記筒状張出部材を前記筒状格
    納部材に対して伸縮する作業車の筒状部材の伸縮装置に
    おいて、前記伸縮用シリンダのチューブ部が、前記筒状
    格納部材、前記筒状張出部材、または前記作業車本体の
    少なくとも一つに設けられた取付け部に回動不能に固着
    されていることを特徴とする作業車の筒状部材の伸縮装
    置。
  2. 【請求項2】 前記伸縮用シリンダのチューブ部が前記
    筒状格納部材または前記作業車本体に設けられた取付け
    部に固着されている場合は、前記伸縮用シリンダのロッ
    ド部が前記筒状張出部材に回動不能に固着されており、
    前記伸縮用シリンダのチューブ部が前記筒状張出部材に
    設けられた取付け部に固着されている場合は、前記伸縮
    用シリンダのロッド部が前記筒状格納部材または前記作
    業車本体に設けられた取付け部に回動不能に固着されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の作業車の筒状部
    材の伸縮装置。
  3. 【請求項3】 前記筒状格納部材が有底状であり、前記
    伸縮用シリンダを前記筒状格納部材にこの筒状格納部材
    の底部外面から固着する固定手段を有することを特徴と
    する請求項1または2のうちの何れか一つの項に記載の
    作業車の筒状部材の伸縮装置。
  4. 【請求項4】 前記伸縮用シリンダが、作業車のアウト
    リガ装置の張出・格納に用いられる伸縮用シリンダであ
    ることを特徴とする請求項1,2または3のうちの何れ
    か一つの項に記載の作業車の筒状部材の伸縮装置。
  5. 【請求項5】 前記伸縮用シリンダが、作業車のブーム
    装置の伸縮に用いられる伸縮用シリンダであることを特
    徴とする請求項1,2または3のうちの何れか一つの項
    に記載の作業車の筒状部材の伸縮装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012155398A1 (zh) * 2011-05-18 2012-11-22 长沙中联重工科技发展股份有限公司 拉索式支腿结构及包含该拉索式支腿结构的起重机
JP2019116190A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 極東開発工業株式会社 作業車のアウトリガ装置

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