JP2000142946A - ホッパ供給装置 - Google Patents

ホッパ供給装置

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JP2000142946A
JP2000142946A JP10316519A JP31651998A JP2000142946A JP 2000142946 A JP2000142946 A JP 2000142946A JP 10316519 A JP10316519 A JP 10316519A JP 31651998 A JP31651998 A JP 31651998A JP 2000142946 A JP2000142946 A JP 2000142946A
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hopper
vibration
feeder
fixed
supply device
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Tomoji Araida
友二 新井田
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ホッパとその下方の振動フィーダとからなる
ホッパ供給装置において、振動フィーダの停止時に振動
フィーダのトラフが下流側へ向かって下向き傾斜とな
り、その先端部が下流側の装置機器に対して繰り返し衝
撃的な接触を起こしたり、所定量以上の部品がスイッチ
・オフ後に流れ出さないものを提供すること。 【解決手段】 直線振動フィーダ20の取り付けられる
フィーダ台36と、固定部としてのフィーダ取付板39
との間に介在させる防振部材として、上流側の端部には
防振ゴム37、下流側の端部には防振コイルバネ38を
使用する。防振コイルバネ38とは粘弾性挙動が異な
り、かつ軸方向に対し曲がりにくい防振ゴム37は防振
コイルバネ38にブレーキ的に作用し、トラフ21が下
流側へ向かって下向き傾斜となることを防ぐ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はホッパとその下方の
振動フィーダとからなるホッパ供給装置に関するもので
あり、更に詳しくは、下流側の装置機器へ物品を定量的
に供給するために断続運転される振動フィーダを備えた
ホッパ供給装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】部品Pの姿勢や向きを整えて排出するパ
ーツフィーダ150のボウル151へ部品Pを供給する
ために設置される従来例のホッパ供給装置100は、図
11に示すように、部品Pを多量に収容するホッパ11
0と、その下方に設けられた直線振動フィーダ120と
からなっている。そして、直線振動フィーダ120は直
線状に長いトラフ121と、これに直線振動を与える駆
動部131とからなり、駆動部131においては、トラ
フ121が、その取付部材122を介し、前後一対の傾
斜板バネ132によって下方の固定ブロック133に連
結されている。そして、固定ブロック133上にコイル
134を巻装した電磁石135が設置されており、トラ
フ121の取付部材122の下流側に固定されている可
動コア125と僅かの間隙をあけ対向されている。ま
た、固定ブロック133が取り付けられているフィーダ
台136は上流側すなわち後側と、下流側すなわち前側
との防振コイルバネ138を介して固定部としてのフィ
ーダ取付板139上に設置されている。
【0003】そして、パーツフィーダ150のボウル1
51において部品Pが欠乏すると、その欠乏を検知する
センサからの信号を受け、直線振動フィーダ120の駆
動部131におけるコイル134に交流が通電されて電
磁石135が可動コア125を交番的に吸引することに
より、トラフ121に矢印fで示す方向の直線振動が与
えられ、トラフ121上の部品Pが下流側へ移送されて
下流端からボウル151内へ供給され、それと共にホッ
パ110内の部品Pがホッパ110の開口112からト
ラフ121上へ補給される。そして、あらかじめ設定さ
れた時間が経過すると、トラフ121の直線振動が停止
されることによって、部品Pの定量的な供給が行われて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の直線振動フィー
ダ120の防振コイルバネ138のバネ定数はトラフ1
21を直線振動させる傾斜板バネ132のバネ定数より
は遥かに小さいバネ定数とされている。駆動部131の
コイル134への交流が遮断されてトラフ121の振動
を停止せんとしても、トラフ121の慣性によって前後
の防振コイルバネ138は自由振動して容易に曲げ、伸
縮などの変形を受け、図11に示すように、トラフ12
1が下流側へ向かって下向き傾斜となる場合を生じ、そ
の下流端部121aがパーツフィーダ150のボウル1
51へ衝撃的に接触するのみならず、トラフ121の後
壁121bがホッパ110の後壁と衝突して騒音を発し
たり、更にはトラフ121上の部品Pが流れ出して所定
量以上にボウル151へ供給される等のトラブルを発生
するという問題がある。トラフ121の衝突音は耳障り
であるだけでなく、部品Pの必要量以上の供給は直線振
動フィーダ120による計量的な供給を不正確なものと
する。特に、パーツフィーダ150に代えて薬品の計量
秤があり、複数の振動フィーダから複数種の粉粒状の薬
品を処方に従って計り込む場合には、計量の不正確さは
致命的な欠陥となる。
【0005】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、振動
フィーダのトラフが振動を停止されても、トラフの下流
端部が下流側の装置機器と衝撃的に接触したり、トラフ
の下流端から部品が所定量以上に流れ出すことなく、物
品を安定して供給し得るホッパ供給装置を提供すること
を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題は請求項1の
構成によって解決されるが、その解決手段を説明すれ
ば、請求項1のホッパ供給装置は、物品を収容するホッ
パと、その下方において物品を定量的に供給するために
断続して駆動される振動フィーダとからなるホッパ供給
装置において、振動フィーダとこれが設置される固定部
との間に介在させる防振部材のうちの、少なくとも上流
側の端部の防振部材は防振ゴムとされ、それ以外の箇
所、例えば下流側の端部の防振部材は防振コイルバネと
されているホッパ供給装置である。防振ゴムは外力によ
る変形に対して内部抵抗を有し時間遅れを伴う粘弾性体
であり、外力によって直ちに変形し曲がり易い弾性体の
防振コイルバネに比して、変形に時間を要し、また軸方
向に対し曲りにくいことから、振動フィーダのトラフの
振動が停止された時に、トラフを下流側へ向かって下向
きに傾斜させるような防振コイルバネの挙動に対してブ
レーキ的に作用し、従ってトラフの下流端部がボウルに
衝突することばなく、また上流側端部がホッパに衝突す
ることもなく静粛であり、物品が流れ込んで所定量以上
に供給されることもない。
【0007】請求項1に従属する請求項2のホッパ供給
装置は、防振部材のうち下流側の端部の防振部材は防振
コイルバネとされているホッパ供給装置である。上流側
と下流側とで防振部材の力学的性質が異なるので、トラ
フに防振コイルバネのみによる場合とは異なる防振挙動
を与える。請求項1に従属する請求項3のホッパ供給装
置は、振動フィーダが取り付けられる台板と、その台板
に平行に固定部に設けられる固定板との間に防振部材と
して配置される防振ゴムが上面と下面とにそれぞれ上下
方向に植え込まれたネジ付きボルトを有し、上面のネジ
付きボルトは台板に螺着され、下面のネジ付きボルトは
固定板の貫通孔を下方へ遊貫しナットで締め付けられて
いるものであり、防振ゴムの取り付け、取り外しが容易
であり、メンテナンス作業を簡易化させる。
【0008】請求項1に従属する請求項4のホッパ供給
装置は、ホッパ供給装置の支柱が、床面に立設された筒
状の固定柱と、当該固定柱に対して上下方向に摺動可能
に、かつ高さ位置調整可能に設けられた筒状の可動柱と
からなり、可動柱の上半部にホッパが取り付けられ、可
動柱の下半部に設けられた固定板に振動フィーダが防振
部材を介して設置されているものである。ホッパと振動
フィーダとの床面からの高さが同時に調節されることに
より、高さの異なる下流側の複数の装置機器に対し兼用
され得る。また、秤量装置の秤量部に粉粒体を供給する
場合には粉粒体の落下高さを極力小として秤量精度を上
げることができる。
【0009】請求項4に従属する請求項5のホッパ供給
装置は、固定柱が角筒状の外筒とされ、可動柱が角筒状
の内筒とされて、ホッパおよび振動フィーダが存在する
側において、固定柱の筒板に上下方向に広幅スリットが
形成されており、固定板または当該固定板を固定する部
材と可動柱の筒板とが広幅スリットに対応して設けられ
たスペーサ板を介して連結されており、スペーサ板が広
幅スリット内を上下に移動して、固定柱に対する可動柱
の高さが調整されるホッパ供給装置である。振動フィー
ダを固定柱の内側に位置させる場合にも、振動フィーダ
の固定された可動柱の高さ位置の調整を可能とする。
【0010】請求項4に従属する請求項6のホッパ供給
装置は、固定柱が角筒状の外筒とされ、可動柱が角筒状
の内筒とされて、ホッパおよび振動フィーダが存在する
側とは反対側において、固定柱の筒板と可動柱の筒板と
の摺動部分にそれぞれ同一ピッチで上下方向に複数のボ
ルト挿入孔が形成されており、固定柱のボルト挿入孔と
可動柱のボルト挿入孔を合わせてボルトを挿入して固定
することにより、固定柱に対して可動柱の高さが調整さ
れるホッパ供給装置である。固定柱のボルト挿入孔と可
動柱のボルト挿入孔をずらせて合わせるだけで、可動柱
の高さを調整し得る。
【0011】請求項1に従属する請求項7のホッパ供給
装置は、ホッパの下流側へ面する前壁の下端部に形成さ
れた開口の開口高さを調整するためのゲート板がホッパ
の前壁に上下方向にスライド可能に取り付けられている
ホッパ供給装置である。物品の形状、サイズ等に応じて
ゲート板をスライドさせて開口高さを加減し、ホッパか
らの単位時間当りの切出し量を適切に調整し得る。
【0012】請求項1に従属する請求項8のホッパ供給
装置は、振動フィーダのトラフより高い位置から下方へ
形成されている開口の両側から下流側へ延在し、下端は
トラフ内にあるガイド板が上流側の端部をホッパに固定
して設けられたホッパ供給装置である。ホッパからトラ
フへ切り出される物品がトラフの側方へ溢出することを
防ぐ。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のホッパ供給装置は物品を
収容するホッパと、その下方において部品を定量的に供
給するために断続して駆動される振動フィーダとからな
るホッパ供給装置において、振動フィーダとこれを設置
する固定部との間に介在させる防振部材のうち、少なく
ともの上流側の端部すなわち後側の防振部材は防振ゴム
とされ、それ以外の箇所、例えば下流側の端部すなわち
前側の防振部材は防振コイルバネとされているホッパ供
給装置である。以下、実施の形態について詳しく説明す
る。
【0014】ホッパ供給装置に設けられる振動フィーダ
はホッパから物品を切り出すためにトラフを振動させる
が、その振動が固定部へ伝達しないように振動フィーダ
は防振コイルバネを介して固定部に設置される。そして
一般的には、振動の伝達率を5〜6%以下とするため
に、防振コイルバネのバネ定数はトラフの振動に使用さ
れる板バネのバネ定数の20%以下に設定される。そし
て、バネ定数の小さい防振コイルバネは曲げ変形を受け
易い。従って、定量供給のために所定時間振動させた後
にトラフが停止されると、トラフの慣性によってコイル
バネは自由振動し、曲げ、伸縮等の変形を受けて、上述
したように、トラフの下流端部がボウルに衝突するよう
なトラブルを生じる。これに対して、本発明のホッパ供
給装置は振動フィーダの防振部材として、少なくとも上
流側の端部には防振コイルバネとは力学的性質の異なる
防振ゴムを使用して、上記のようなトラブルの発生を回
避し得るようにしたものである。
【0015】コイルバネはフックの法則に従う弾性体で
あり、外力を加えた場合、その応力pはフック的な弾性
力、すなわち、歪εと剛性率γとの積で示される弾性力
と釣り合い、次式(1)で示される関係を有する。 p=γε (1) これに対してゴムは粘弾性体であり、変形に対する抵抗
成分としてニュートン的粘性を有するものを仮定した
時、外部応力pは弾性力と粘性力とに釣り合い、次式
(2)で示される関係を有する。 p=γε+η(dε/dt) (2) ここにおいて(dε/dt)は歪速度であり、ηは粘性
率である。
【0016】弾性体であるコイルバネや粘弾性体である
ゴムの力学的模型は図12のAに示すバネSと、図12
のBに示すダッシュポットDとを要素として示される。
ダッシュポットDはピストンpとシリンダ−cとからな
り、ショックアブソーバ的に作用する仮想上のブレーキ
となる。すなわち、防振コイルバネの力学的模型は図1
2のAのバネSで示され、防振ゴムの力学的模型は、図
13のAのような、バネSとダッシュポットDとが並列
結合されたフォークト模型Fとして示される。
【0017】バネSは、応力pを加えた場合には、歪ε
は時間遅れなく直ちに発生し、応力pを取り除いた場合
には、歪εは直ちに回復される。なお、バネ定数が小さ
い防振コイルバネは軸方向に対し曲げ変形を受け易い。
これに対してフォークト模型Fは時間t=0において一
定の応力pを加えて時間t=t1 まで保持した後に応力
pを取り除いた場合、歪εと時間tとの関係は図13の
Bに示すようになる。フォークト模型Fでは、t=0の
瞬間から粘性流動が始まり、ダッシュポットDのピスト
ンpは(dε/dt)=p/ηの速度で変形しようとす
るが、並列に存在するバネSが伸びなければならないか
ら、応力pの一部はバネSに負担され、ダッシュポット
Dのピストンpにかかる応力は減少する。この応力の減
少はピストンpの速度(dε/dt)を減少させる。そ
して、応力pが無限時間加えられた場合、すなわち、t
=∞においてε=p/γに到達する。t=t1 において
応力pを取り除くと、歪εは指数関数的に減少し、無限
時間の後には歪εは全く残らない。すなわち、応力pを
取り除いても直ちに歪εの無い状態に戻るのではなく、
応力pを取り除くとバネSは縮み出すが、バネSにダッ
シュポットDが並列に結合されているので回復に時間が
かかるのである。そのほか、防振ゴムは防振コイルバネ
に比較して軸方向に対して曲げ変形を受けにくい。
【0018】本発明のホッパ供給装置は使用する振動フ
ィーダの防振部材として、少なくとも上流側の端部に
は、上述したように防振コイルバネとは力学的性質の異
なる防振ゴムを使用するので、振動フィーダのトラフの
振動を停止した時に、防振ゴムは防振コイルバネの挙動
に追随せず、むしろブレーキとしてに作用するので、振
動フィーダのトラフの下流端部がボウルに衝突したり、
トラフ上の物品がボウル内へ所定量以上に流れ込むよう
なトラブルは発生しない。このような防振ゴムは上流側
の端部に加えて中流部にも配置し、下流側の端部に防振
コイルバネを配置してもよく、上流側の端部に防振ゴム
を設ける限りにおいて、それ以外の防振部材の配置は特
に限定されない。
【0019】また本発明のホッパ供給装置は、振動フィ
ーダとその振動フィーダを設置する固定部との間の少な
くとも上流側の端部に介在させる防振ゴムは如何なる方
法で取り付けてもよい。例えば振動フィーダを取り付け
る台板としてのフィーダ台と、そのフィーダ台に平行な
固定板としてのフィーダ取付板との間に防振ゴムを取り
付ける場合には、防振ゴムの上面と下面とにそれぞれ上
下方向にネジ付きボルトを植え込み、上面のネジ付きボ
ルトはフィーダ台に螺着し、下面のネジ付きボルトはフ
ィーダ取付板の貫通孔を下方へ遊貫させてナットで締め
付けるようにしてもよく、また逆に、下面のネジ付きボ
ルトはフィーダ取付板に螺着し、上面のネジ付きボルト
はフィーダ台の貫通孔を上方へ遊貫させてナットで締め
付けるようにしてもよい。
【0020】また本発明のホッパ供給装置は、その支柱
が床面に立設された筒状の固定柱と、その固定柱に対し
て上下方向に摺動可能に、かつ高さ位置調整可能に設け
られた筒状の可動柱とからなり、可動柱の上半部にホッ
パが取り付けられ、可動柱の下半部に設けられたフィー
ダ取付板に振動フィーダが防振部材を介して設置されて
いるものである。この時、固定柱と可動柱との何れが外
筒であり内筒であってもよい。また、固定柱と可動柱と
は角筒であってもよく、円筒であってもよい。
【0021】また本発明のホッパ供給装置は、筒状の固
定柱と筒状の可動柱とを上下方向に摺動可能とし、振動
フィーダは可動柱の下半部に固定されるが、固定柱を短
くして振動フィーダの高さ位置を固定柱の上端より上方
としてもよく、また固定柱の上端より下方としもよい。
この後者の場合において、固定柱が外筒であり可動柱が
内筒である場合には、固定柱の筒板に上下方向に広幅ス
リットを設け、その広幅スリット内を可動柱と振動フィ
ーダとの連結部が上下するようにして、固定柱と可動柱
との摺動が可能となる。
【0022】また本発明のホッパ供給装置は、固定柱に
対する可動柱の高さを調節可能とするが、その調節方法
は如何なる方法であってもよく特に限定されないが、固
定柱と可動柱との摺動部分にそれぞれ同一ピッチで上下
方向に複数のボルト挿入孔を設け、好ましい高さが得ら
れるようにそれらの挿入孔を合わせてボルトを挿入し固
定することにより可動柱の高さを簡易に調節することが
できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明のホッパ供給装置を実施例によ
って図面を参照して具体的に説明する。
【0024】(実施例1)図1はホッパ供給装置1の側
面図であり、図2は図1における[2]−[2]線方向
の図である正面図、図3は平面図である。なお、図1〜
図3においては、供給される部品は図示を省略してい
る。ホッパ供給装置1の全体的な構成は従来のホッパ供
給装置100と同様である。部品を収容するホッパ10
の下方に直線振動フィーダ20が設けられており、下流
側のパーツフィーダ50のボウル51において部品が欠
乏し、その検知信号が制御ボックス57に入力される
と、直線振動フィーダ20が起動されトラフ21が直線
振動されることにより、トラフ21上の部品が下流側へ
移送され下流端からパーツフィーダ50のボウル51へ
供給されると共に、ホッパ10から部品が切り出されト
ラフ21上へ補給される。そして所定時間が経過して一
定量の部品が供給されると直線振動フィーダ20は駆動
を停止されるようになっている。
【0025】すなわち、直線振動フィーダ20は直線状
に長いトラフ21と、図2も参照して、トラフ21に直
線振動を与えるための並列された2基の駆動部31とか
らなっている。図1の部分拡大図である図4も参照し
て、駆動部31においては、トラフ21が、その取付部
材22を介して、前後一対の傾斜板バネ32によって下
方の固定ブロック33に連結されている。図1へ戻り、
固定ブロック33上にはコイル34を巻装した電磁石3
5が設置されており、トラフ21の取付部材22の下流
側に固定されている可動コア25と僅かの間隙をあけ対
向されている。そしてコイル34に交流が通電されるこ
とにより、トラフ21に矢印mで示す方向の直線振動が
与えられる。ちなみに、パーツフィーダ50は図1、図
3を参照して、トラフ21から供給される部品Pを収容
し、矢印nで示す方向へ移送する間に部品の姿勢、向き
を整えて下流端52から排出するボウル51と、ボウル
51に捩り振動を与える駆動部59とからなるがその詳
細は省略する。
【0026】なおトラフ21を直線振動させる駆動部3
1は、図2を参照して、2基が並列に設置されており、
それぞれの固定ブロック33が取り付けらる台板として
のフィーダ台36と、固定板としてのフィーダ取付板3
9との間に介在させる防振部材として、下流側、すなわ
ち図2に示される正面側の端部には3個のコイルバネ3
8が使用され、図示されない後側、すなわち上流側の端
部には3個の防振ゴム37が使用されている。なお、上
記の防振ゴム37と防振コイルバネ38、およびフィー
ダ台36とフィーダ取付板39は図2における[5]−
[5]線方向の断面図である図5において拡大して示さ
れており、図5は図1の部分拡大図と見做し得る図であ
る。
【0027】上述したように、駆動部31の固定ブロッ
ク33が取り付けられているフィーダ台36と、アング
ル49に固定されたフィーダ取付板39との間の上流側
の端部には防振ゴム37、下流側の端部に防振コイルバ
ネ38が設けられている。すなわち、円筒状の防振ゴム
37は上下の端面にプレート37pと植込みのネジ付き
ボルト37sを備えており、上面のネジ付きボルト37
sはフィーダ台36に螺着され、下面のネジ付きボルト
37sはフィーダ取付板39に形成された貫通孔39h
を緩く挿通され、フィーダ取付板39の下面側でナット
締めされて固定されている。従って、常に上面及び下面
全体で圧縮及び移送方向に対し曲げる力を受けるので、
駆動力の停止後の振動を小にすることができる。同様に
防振コイルバネ38は上下の端部にネジ付きボルト38
sが取り付けられており、上面側のネジ付きボルト38
sはフィーダ台36に螺着され、下面側のネジ付きボル
ト38sはフィーダ取付板39に形成された貫通孔39
hを緩く挿通され、フィーダ取付板39の下面側でナッ
ト締めされて固定されている。なお、フィーダ取付板3
9とアングル49とは上流端部と下流端部とにおいてボ
ルト39bで固定されている。
【0028】図1、図2を参照して、ホッパ供給装置1
を支持する支柱は部分的に二重筒とされ、床面に立設さ
れた外筒としての固定柱41と、内筒としての可動柱4
5とからなり、上下方向に摺動可能で、かつ高さ位置の
調整可能とされている。すなわち、図4における[6]
−[6]線方向の断面図である図6、および図6に示さ
れている部分の分解斜視図である図7を参照して、固定
柱41には2個のボルト挿入孔43が上下方向に並んで
形成されており、同じく可動柱45には複数個のボルト
挿入孔46が上下方向に固定柱41のボルト挿入孔43
と同一のピッチで形成されている。そして、ボルト挿入
孔43とボルト挿入孔46とを合わせ、合わせた2か所
のボルト挿入孔43、46にボルト47が挿入されナッ
ト締めされて、固定柱41を基準とする可動柱45の高
さ位置が段階的に調整されるようになっている。なお、
図6を参照して、内筒の可動柱45とアングル49とは
固定柱41に形成されている上下方向の広幅スリット4
4に対応して設けられたスペーサ板48を介して連結さ
れており、スペーサ板48が広幅スリット44内を上下
に移動する。
【0029】図1、図2へ戻り、可動柱45の上半部に
はホッパ10が固定されており、可動柱45の下半部に
取り付けられたアングル49に固定されたフィーダ取付
板39に直線振動フィーダ20が設置されるが、上記の
ようにして、ホッパ10と直線振動フィーダ20とは常
に同一の間隔を保つて高さ位置が調整されるようになっ
ている。従って、下流側のパーツフィーダ50を含み、
高さの異なる下流側の各種の装置機器に対して広く兼用
することができる。
【0030】また、図1、図2を参照して、ホッパ10
においては、その下流側へ面する前壁11の下端部に形
成されている開口12に、開口高さを調節するために上
下方向にスライド可能としたゲート板13が取り付けら
れている。すなわち、ゲート板13には上下方向に2本
の長孔14が形成されており、長孔14を挿通して前壁
11に螺着されるボルト15によってゲート板13が任
意の高さに固定されるようになっている。また更には、
ホッパ10の開口12の両側から下流側へ延在するガイ
ド板17が上流端部を開口12の両側のホッパ10の側
壁に固定して取り付けられており、開口12からの部品
がトラフ21の側方へ溢出することが防がれている。な
お、図1に示すように、ホッパ10の下端とガイド板1
7の下端は共に、トラフ21内に位置している。
【0031】更には、直線振動フィーダ20はパーツフ
ィーダ50のボウル51の底面上における部品の欠乏を
検知するセンサ53からの検知信号によって起動される
ようになっている。すなわち、図1、図3を参照して、
可動柱45の側面には、取付板55を介して、センサ5
3を支持しリード線が収納された支持管54が水平方向
に固定されており、支持管54の先端部の下側に取り付
けられたセンサ53から検知端子53sが垂下されてい
る。検知端子53sの下端部がボウル21の底面上の部
品と接触して上方へ折れ曲がっている場合には欠乏の検
知信号は出力されないが、部品が欠乏して先端部が垂れ
下がる場合には検知信号が出力される。そして、その検
知信号は可動柱45に取付板56を介して取り付けられ
ている制御ボックス57へ入力され、欠乏の検知信号が
入力された制御ボックス57は直線振動フィーダ20を
起動し、あらかじめ設定された時間だけトラフ21に直
線振動を与えてホッパ10から部品を切り出すと共に、
トラフ21の下流端から部品をボウル51へ供給するよ
うになっている。
【0032】本実施の形態のホッパ供給装置1は以上の
ように構成されるが、次にその作用を説明する。なお、
図1を参照して、可動柱45は固定柱41に対して所定
の高さにあって、可動柱45に取り付けられているホッ
パ10とその下方の直線振動フィーダ20とは床面から
所定の高さにあり、ホッパ10の開口12の開口高さを
決めるゲート板13は所定の高さに固定されているもの
とする。また、直線振動フィーダ20のトラフ21の先
端部と下流側のパーツフィーダ50のボウル51とは一
定の間隔にあり、パーツフィーダ50のボウル51は駆
動部59によって振動を与えられ、図3も参照して、収
容している部品を矢印nで示す方向へ移送し、その姿
勢、向きを整えて下流端52から排出しており、ボウル
51内へ垂下されて部品の欠乏を検知するセンサ53は
作動しているものとする。
【0033】パーツフィーダ50の稼動時間の経過と共
にボウル51内の部品は減少するが、その底面上に存在
する部品が欠乏気味になると、センサ53の検知端子5
3sの先端部が垂れ下がって欠乏の検知信号が出力さ
れ、センサ53の支持管54内のリード線を経由して、
ホッパ供給装置1の可動柱45に取り付けられている制
御ボックス57へ入力される。制御ボックス57は欠乏
の検知信号が入力されると、直線振動フィーダ20を起
動し、あらかじめ設定されている時間だけ駆動させる。
すなわち、図4を参照して、直線振動フィーダ20の駆
動部31のコイル34に交流が通電されることにより電
磁石35と可動コア25との間に交番的な吸引力が働
き、可動コア25とは取付部材22を介して取り付けら
れているトラフ21に矢印mで示す方向の直線振動を与
える。従って、トラフ21上にある部品は左方から右方
の下流側へ移送されて下流端からボウル51内へ供給さ
れるが、それと共に、ホッパ10内に収容されている部
品が開口12からトラフ21上へ切り出されてくる。こ
の時、開口12の両側のガイド板17は部品が側方へ溢
出することを防ぐ。
【0034】所定量の部品をボウル51内へ供給するた
めのあらかじめ設定されている時間が経過すると、制御
ボックス57は直線振動フィーダ20の駆動部31のコ
イル34への通電を遮断しトラフ21の直線振動を停止
させる。この時、直線振動フィーダ20の固定ブロック
33の下流側の端部を支持しているバネ定数の小さい防
振コイルバネ38は容易に自由振動して変形し、トラフ
21を下流側へ向かって下向きに傾斜させるような防振
コイルバネ38の挙動に対して上流側の端部を支持して
いる防振ゴム37は粘弾性体であり応力を受けても直ち
には変形せず時間遅れを伴いブレーキ的に働くので、結
果的にトラフ21の先端部がボウル51に衝撃的に接触
したり、所定量以上の部品がトラフ21からボウル51
内へ流れ込むような、従来例のホッパ供給装置100に
見られたトラブルが回避される。
【0035】以上説明したように実施例のホッパ供給装
置1はトラフ21や駆動部31などでなる全質量の重心
のまわりの回転運動及び重心の並進運動の合成した運動
でスイッチ・オフ後、トラフが自由振動することになる
が、これが上述した理由で小さく抑えられる。
【0036】部品の種類が変更される場合または供給速
度を変える場合には開口12のゲート板13を上下にス
ライドさせて、その部品に適切なまたは供給速度に合っ
た開口高さが設定される。また必要に応じて固定柱41
に対する可動柱45の高さが、それぞれのボルト挿入孔
43と、ボルト挿入孔46との組み合わせを変えて調整
される。
【0037】本実施の形態のホッパ供給装置1は以上の
様に構成され作用するが、勿論、本発明はこれに限られ
ることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形
が可能である。
【0038】例えば本実施の形態の実施例1において
は、ホッパ供給装置1には、トラフ21を駆動する振動
フィーダとして、並列2基の駆動部31を有する直線振
動フィーダ20を例示したが、これ以外の振動フィーダ
でトラフを駆動するものであってもよく、以下にその変
形例を示す。
【0039】(変形例1)図8は変形例1のホッパ供給
装置1’の正面図であり、実施例1における図2に対応
する図である。図8と図2とを比較して明らかなよう
に、実施例1のホッパ供給装置1においては並列させた
2基の駆動部31でトラフ21に直線振動を与えている
に対して、変形例1のホッパ供給装置1’の直線振動フ
ィーダ20’においては、1基の駆動部31’でトラフ
21に直線振動を与えている。これに伴って、実施例1
の直線振動フィーダ20では2基の駆動部31を支持す
るために、3個の防振コイルバネ38が使用されている
に対して、変形例1の直線振動フィーダ20’では2個
の防振コイルバネ38’が使用されている。なお、図8
には上流側の端部の防振ゴムは図示されないが、防振コ
イルバネ38’に対応して設けられていることは言うま
でもない。そして上記の点以外は、実施例1のホッパ供
給装置1と変形例1のホッパ供給装置1’とは全く同様
に構成されているので、図8と図2とに共通する構成要
素には同一の符号を付して説明は省略する。
【0040】(変形例2)図9は変形例2のホッパ供給
装置に使用され、楕円振動によって部品を移送する楕円
振動フィーダ60の側面図であり、実施例1の場合と共
通するホッパ、支柱、パーツフィーダ等は図示を省略し
ている。また図10は図9における[10]−[10]
線方向の正面図である。楕円振動フィーダ60は従来と
同様な構造のトラフ62と、これに楕円振動を与える駆
動部61とからなっている。駆動部61においては、ト
ラフ62の底面中央部に一体的に固定された中間部材6
3に、スペーサ部材64が取り付けられ、その上流側と
下流側とに、スペーサ部材64を挟み、他端部ではそれ
ぞれ端部スペーサ65a、65bを挟む上下2枚からな
る垂直振動用板バネ84a、84bが設けられている。
また、端部スペーサ65a、65bにはそれぞれ水平振
動用板バネ74a、74bの上端部がボルトで取り付け
られ、それらの下端部は基盤67Bと一体的な基盤ブロ
ック67Aの上流端部と下流端部に取り付けられて、ト
ラフ62と基盤ブロック67Aとが連結されている。更
には、基盤ブロック67A上には、コイル71を備えた
水平振動用電磁石72が設けられており、スペーサ部材
64から垂下された水平振動用可動コア73と僅かの間
隙をあけ対向されている。同様に基盤ブロック67A上
には、コイル81を備えた垂直振動用電磁石82が設け
られており、スペーサ部材64の底面中央部に固定され
た垂直振動用可動コア83と僅かの間隙をあけ対向され
ている。そして、基盤67Bの底面には、上流側の端部
に防振ゴム87、下流側の端部に防振コイルバネ88を
配して固定部に設置されている。
【0041】変形例2の楕円振動フィーダ60は以上の
ように構成されるが、次にその作用を説明すると、水平
振動用電磁石72のコイル71には水平振動用板バネ7
4a、74bの共振周波数またはその近傍の周波数の電
圧が印加され、垂直振動用電磁石82のコイル81には
同一周波数で所定の位相差を有する電圧が印加される。
通常、この周波数は垂直振動用板バネ84a、84bの
共振周波数とはならない。これによって、水平振動用電
磁石72は水平振動用可動コア73を水平方向に印加周
波数で交番的に吸引してトラフ62を水平方向に変位さ
せ、また垂直振動用電磁石82は所定の位相差をもつ同
一の周波数で垂直振動用可動コア83を交番的に吸引し
てトラフ62を垂直方向に変位させるので、トラフ62
には図9に示すような楕円振動kが与えられ、トラフ6
2上の部品は効率良く高速で矢印aで示す方向へ移送さ
れる。
【0042】変形例2の楕円振動フィーダ60において
も、防振部材として上流側の端部には防振ゴム87、下
流側の端部には防振コイルバネ88が使用されているの
で、楕円振動フィーダ60のトラフ62の振動を停止
し、下流側のボウルへの部品の供給を停止する場合、防
振ゴム87の粘弾性によって、トラフ62は下流側へ向
かって下向き傾斜となることが防がれ、トラフ62の下
流端部がボウルと衝突したり、部品が所定量以上にボウ
ルへ供給されるようなトラブルが防がれる。
【0043】上記の変形例以外にも種々の変形が可能で
ある。例えば本実施の形態の実施例1においては、固定
柱41に対する可動柱45の高さの調整を固定柱41と
可動柱45とに同一のピッチで設けた複数のボルト挿入
孔43とボルト挿入孔46とを合わせてボルト47を挿
通させることによって行なったが、これ以外の方法で高
さを調整してもよく、例えば油圧ジャッキによって可動
柱45を上下させることを妨げるものでない。しかし、
このような方法はホッパ供給装置の製造コストを増大さ
せる。
【0044】また本実施の形態の実施例1においては、
防振ゴム37をその上下の面に植え込んだネジ付きボル
ト37sによって取り付けたが、これに代えてフィーダ
台36に下向きの浅皿、フィーダ取付板39に上向きの
浅皿を設け、それらの間に防振ゴムを挟み込むような方
法も可能である。
【0045】また本実施の形態の実施例においては、直
線振動フィ−ダ20の上流側の端部に3個の防振ゴム3
7、下流側の端部に3個の防振コイルバネ38を設けた
が、上流側の端部に3個の防振ゴム、下流側の端部に3
個の防振コイルバネ、中流部において幅方向の中央部に
防振ゴム、幅方向の両端部に防振コイルバネを設けるよ
うな配置も可能である。
【0046】
【発明の効果】本発明は以上に説明したような形態で実
施され、次ぎに記載するような効果を奏する。
【0047】請求項1のホッパ供給装置によれば、振動
フィーダの防振部材として、少なくとも上流側の端部に
防振コイルバネとは粘弾性挙動の異なる防振ゴムを使用
するので、振動フィーダが停止された時にトラフが下流
側へ向かって下向き傾斜になることが抑制され、トラフ
の下流端部が下流側の装置機器に衝撃的に接触したりト
ラフ上の物品が余分に排出されるようなトラブルを回避
し得る。
【0048】請求項2のホッパ供給装置によれば、下流
側にバネ定数の小さい防振コイルバネを使用するので、
防振性が大であり、かつ所要のサイズ、バネ定数に応じ
た規格品を入手し易い。請求項3のホッパ供給装置によ
れば、振動フィーダの防振部材として使用する防振ゴム
がその上面と下面とに上下方向に植え込んだネジ付きボ
ルトによって着脱容易に取り付けられているのでメンテ
ナンス作業を簡易化させる。
【0049】請求項4のホッパ供給装置によれば、支柱
が固定柱と、それに対して上下方向に摺動可能にかつ高
さ位置を調整可能に設けられた可動柱とからなり、可動
柱に取り付けたホッパと振動フィーダとが床面からの高
さを同時に調節可能とされているので、高さの異なる下
流側の複数の装置機器に対して容易に適用することがで
きる。
【0050】請求項5のホッパ供給装置によれば、外筒
としての固定柱の高さ位置にある振動フィーダを可動柱
と連結し、ホッパと共に上下に移動して高さを調整する
ことができ、可動柱のがたつきが防がれる。また請求項
6のホッパ供給装置によれば、摺動部分における固定柱
と可動柱とのボルト挿入孔の組み合わせを変えるだけで
ホッパの高さ位置を簡便に調節し得る。請求項7のホッ
パ供給装置によれば、開口高さを調節して形状、サイズ
の異なる物品の切り出し量の適切化を図り得る。請求項
8のホッパ供給装置によれば、ホッパから切り出される
物品がトラフの側方へ溢出することが防がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のホッパ供給装置の側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】図1の部分拡大図である。
【図5】図2における[5]−[5]線方向の断面図で
ある。
【図6】図4における[6]−[6]線方向の断面図で
ある。
【図7】図6に示す部分の分解斜視図である。
【図8】変形例1のホッパ供給装置の正面図である。
【図9】変形例2のホッパ供給装置に設置される楕円振
動フィーダの側面図である。
【図10】同正面図である。
【図11】従来例のホッパ供給装置の部分破断側面図で
ある。
【図12】防振部材の力学的要素を示す図であり、Aは
バネ、Bはダッシュポットである
【図13】フォークト模型を説明する図であり、Aはそ
の力学的模型であり、Bはフォークト模型の応力と歪み
との時間的な関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ホッパ供給装置 10 ホッパ 12 開口 13 ゲート板 17 ガイド板 20 直線振動フィーダ 21 トラフ 36 フィーダ台 37 防振ゴム 38 防振コイルバネ 39 フィーダ取付板 41 固定柱 43 ボルト挿入孔 45 可動柱 46 ボルト挿入孔 50 パーツフィーダ 51 ボウル 53 センサ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品又は粉粒体を収容するホッパと、そ
    の下方において前記物品を受けて下流側へ定量的に供給
    するために断続して駆動される振動フィーダとからなる
    ホッパ供給装置において、 前記振動フィーダと該振動フィーダが設置される固定部
    との間に介在させる防振部材のうち、少なくとも上流側
    の端部の前記防振部材は防振ゴムとされていることを特
    徴とするホッパ供給装置。
  2. 【請求項2】 前記防振部材のうち、下流側の端部の前
    記防振部材は防振コイルバネとされている請求項1に記
    載のホッパ供給装置。
  3. 【請求項3】 前記振動フィーダを取り付ける台板と、
    前記台板と平行に前記固定部に設けられる固定板との間
    に防振部材として配置される前記防振ゴムがその上面と
    下面とにそれぞれ上下方向に植え込まれたネジ付きボル
    トを有し、前記上面のネジ付きボルトは前記台板に螺着
    され、前記下面のネジ付きボルトは前記固定板の貫通孔
    を下方へ遊貫しナットで締め付けられている請求項1ま
    たは請求項2に記載のホッパ供給装置。
  4. 【請求項4】 前記ホッパ供給装置の支柱が、床面に立
    設された筒状の固定柱と、該固定柱に対して上下方向に
    摺動可能に、かつ高さ位置調整可能に設けられた筒状の
    可動柱とからなり、前記可動柱の上半部に前記ホッパが
    取り付けられ、前記可動柱の下半部に固定された前記固
    定板に前記振動フィーダが前記防振部材を介して設置さ
    れている請求項1から請求項3までの何れかに記載のホ
    ッパ供給装置。
  5. 【請求項5】 前記固定柱が角筒状の外筒とされ、前記
    可動柱が角筒状の内筒とされて、前記ホッパおよび前記
    振動フィーダが存在する側において、前記固定柱の筒板
    に上下方向に広幅スリットが形成されており、前記固定
    板または該固定板を固定する部材と前記可動柱の筒板と
    が前記広幅スリットに対応して設けられたスペーサ板を
    介して連結されており、前記スペーサ板が前記広幅スリ
    ット内を上下に移動して、前記固定柱に対する前記可動
    柱の高さが調整される請求項4に記載のホッパ供給装
    置。
  6. 【請求項6】 前記固定柱が角筒状の外筒とされ、前記
    可動柱が角筒状の内筒とされて、前記ホッパおよび前記
    振動フィーダが存在する側とは反対側において、前記固
    定柱の筒板と前記可動柱の筒板との摺動部分にそれぞれ
    同一ピッチで上下方向に複数のボルト挿入孔が形成され
    ており、前記固定柱の前記ボルト挿入孔と前記可動柱の
    前記ボルト挿入孔とを合わてボルトを挿入し固定するこ
    とにより、前前記固定柱に対する前記可動柱の高さが設
    定される請求項4に記載のホッパ供給装置。
  7. 【請求項7】 前記ホッパの下流側へ面する前壁の下端
    部に形成された開口の開口高さを調整するためのゲート
    板が前記前壁に上下方向にスライド可能に取り付けられ
    ている請求項1から請求項6までの何れかに記載のホッ
    パ供給装置。
  8. 【請求項8】前記振動フィーダのトラフより高い位置か
    ら下方へ形成されている前記開口の両側から下流側へ延
    在し、下端は前記トラフ内にあるガイド板が上流側の端
    部を前記ホッパに固定して設けられている請求項1から
    請求項7までの何れかに記載のホッパ供給装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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