JP2000142695A - 合成樹脂製パレット - Google Patents

合成樹脂製パレット

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JP2000142695A
JP2000142695A JP10320122A JP32012298A JP2000142695A JP 2000142695 A JP2000142695 A JP 2000142695A JP 10320122 A JP10320122 A JP 10320122A JP 32012298 A JP32012298 A JP 32012298A JP 2000142695 A JP2000142695 A JP 2000142695A
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deck board
opening
synthetic resin
pallet
deckboard
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Hisatoshi Yamauchi
寿敏 山内
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Sanko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】デッキボード1、2に穿設された持ち手用
の開口4を囲む所定の領域のデッキボードの肉厚を、他
の部分の肉厚より厚くするとともに、内部側の開口角部
にアール4bが形成されている合成樹脂製パレットPに
関するものである。 【効果】持ち手用の開口に手を入れて、合成樹脂製パレ
ットを持ち上げる際に、手が痛くなるようなことが防止
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を載置して運
搬、保管等に供される合成樹脂製パレットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、合成樹脂製パレットのデッキボー
ドに複数の持ち手用の開口を形成し、該開口に手を入れ
て、合成樹脂製パレットを持ち上げ、運搬するようにし
た合成樹脂製パレットが知られている(例えば、特開平
9−169336号公報等参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の合成樹
脂製パレットにおいては、デッキボードの裏面に、持ち
手用の開口に沿ってリブが形成されているために、該開
口に手を入れて、合成樹脂製パレットを持ち上げた際
に、リブが手に当たり、手が痛くなるという問題があっ
た。
【0004】また、デッキボードの裏面に、持ち手用の
開口に沿ってリブが形成されていると、溜まった雨水や
洗浄水やゴミ等が、リブがあるために排出されにくいと
いう問題があった。この問題は、持ち手用の開口が桁部
に形成されている場合に、特に顕著になる。
【0005】本発明の目的は、上述した従来の合成樹脂
製パレットが有する課題を解決することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した目的
を達成するために、第1には、デッキボードに穿設され
た持ち手用の開口を囲む所定の領域のデッキボードの肉
厚を、他の部分の肉厚より厚くするとともに、内部側の
開口角部にアールを形成したものであり、第2には、肉
厚部の肉厚が、持ち手用の開口方向に向かって、暫時、
薄くなっており、持ち手用の開口方向に傾斜した傾斜面
が形成されているものである。
【0007】
【実施例】先ず最初に、図1を用いて、一例としての合
成樹脂製パレットPについて説明する。
【0008】1は、上部デッキボードであり、2は下部
デッキボードであり、上部デッキボード1と下部デッキ
ボード2とは、同一形状に、射出成形等により成形され
ている。上部デッキボード1と下部デッキボード2とに
は、一方の相対する辺に沿って平行に形成された端部桁
1a、2aと、該端部桁1a、2aに平行で、且つ、中
央部に形成された中央桁1b、2bとが形成されてお
り、端部桁1a、2aと中央桁1b、2bの端面を、そ
れぞれ、溶着接合することにより、合成樹脂製パレット
Pが形成されている。そして、端部桁1a、2aと中央
桁1b、2bとの間には、2つのフォーク差込み口3が
形成されており、所謂、2方差しの合成樹脂製パレット
Pが形成されている。
【0009】4は、上部デッキボード1及び下部デッキ
ボード2に穿設された、手が挿入可能な大きさを有する
持ち手用の開口であり、少なくとも、2つ形成されてお
り、それぞれの持ち手用の開口4に手を入れて、合成樹
脂製パレットPを持ち上げ、運搬することができるよう
に構成されている。
【0010】本実施例においては、持ち手用の開口4を
囲む所定の領域のデッキボードの肉厚を、他の部分の肉
厚より厚くして肉厚部4aを形成するとともに、合成樹
脂製パレットPの内部側の開口4の角部にアール4bを
形成したものである。肉厚部4aの領域は、例えば、持
ち手用の開口4から親指以外の4本の指を入れて、開口
4に挿入された4本の指の第2関節より先の部分或いは
第3関節より先の部分により、合成樹脂製パレットPを
持ち上げる際に、開口4に挿入された4本の指の第2関
節より先の部分或いは第3関節より先の部分が接触する
領域に、少なくとも、肉厚部4aを形成することが好ま
しい。更に、肉厚部4aは、デッキボードの裏面方向
に、デッキボードを厚くして形成し、デッキボードの表
面は面一に形成する。
【0011】また、本実施例においては、上部デッキボ
ード1及び下部デッキボード2には、持ち手用の開口4
を、所定の距離を置いて囲むように、角柱状の垂直リブ
1c、2cが形成されており、上部デッキボード1の角
柱状の垂直リブ1cと下部デッキボード2の角柱状の垂
直リブ2cの端面が溶着接合されて、溶着接合された角
柱状の垂直リブ1c、2cにより、空間部5が形成され
ており、該空間部5内に位置する領域のデッキボードが
肉厚部4aに形成されている。このように、上部デッキ
ボード1の角柱状の垂直リブ1cと下部デッキボード2
の角柱状の垂直リブ2cの先端部を溶着接合することに
より、上部デッキボード1と下部デッキボード2との剥
離抵抗が向上し、開口に手を入れて、合成樹脂製パレッ
トを持ち上げた際に、上部デッキボード1と下部デッキ
ボード2の溶着接合部分が剥離するようなことが防止で
きる。更に、上部デッキボード1の角柱状の垂直リブ1
cと下部デッキボード2の角柱状の垂直リブ2cの先端
部が溶着接合されているので、隣接する他の桁内へ雨水
や洗浄水やゴミ等が侵入する恐れもない。
【0012】一例として、持ち手用の開口4を囲む領域
のデッキボードの肉厚部4aの肉厚は、開口4を囲む領
域以外のデッキボードの肉厚の1.5〜3倍程度が好ま
しい。例えば、開口4を囲む領域以外のデッキボードの
肉厚が、3.5mmの場合には、開口4を囲む領域のデ
ッキボードの肉厚部4aの肉厚は、5〜10mmの範囲
にあることが好ましい。1.5倍より少ないと、肉厚の
程度が十分でなく、開口4の角部にアール4aを形成し
ても、手が痛いことになり、また、3倍を越えると、射
出成形後の冷却工程で、この部分にひけが起こり、変形
することになる。
【0013】図5に示されている実施例は、肉厚部4a
の肉厚が、持ち手用の開口4方向に向かって、暫時、薄
くなっており、上部デッキボード1の場合には、肉厚部
4aの下面4a’が、上方に向う傾斜面として形成され
ているものであり、また、下部デッキボード2の場合に
は、肉厚部4aの上面4a”が、下方に向う傾斜面とし
て形成されているものである。このような構成とするこ
とにより、空間部5内に入った雨水や洗浄水やゴミ等
が、肉厚部4aに溜まるようなことがない。この実施例
においても、合成樹脂製パレットPの内部側の開口4の
角部にはアール4bが形成されている。
【0014】なお、上述した実施例においては、2方差
しの合成樹脂製パレットを例に、本発明を説明したが、
当然のことながら、4方差しの合成樹脂製パレットに適
用することもできる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、以上説明した構成を有してい
るので、以下に記載する効果を奏するものである。
【0016】持ち手用の開口に手を入れて、合成樹脂製
パレットを持ち上げる際に、手が痛くなるようなことが
防止できる。
【0017】雨水や洗浄水やゴミ等が、合成樹脂樹脂製
パレット内に溜まるようなことが防止でき、従って、合
成樹脂樹脂製パレットの乾燥が速められるとともに、合
成樹脂樹脂製パレットを清潔に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の合成樹脂製パレットの斜視図で
ある。
【図2】図2は本発明の合成樹脂製パレットを構成する
上部デッキボード或いは下部デッキボードの裏面図であ
【図3】図3は図1のI−I線に沿った側断面図であ
る。
【図4】図4は図1のI−I線に沿った要部拡大側断面
図である。
【図5】図5は本発明の他の実施例を示す図4と同様の
要部拡大側断面図である。
【符号の説明】
P・・・・・・・・合成樹脂製パレット 1・・・・・・・・上部デッキボード 2・・・・・・・・下部デッキボード 4・・・・・・・・持ち手用の開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デッキボードに穿設された持ち手用の開口
    を囲む所定の領域のデッキボードの肉厚を、他の部分の
    肉厚より厚くするとともに、内部側の開口角部にアール
    が形成されていることを特徴とする合成樹脂製パレッ
    ト。
  2. 【請求項2】肉厚部の肉厚が、持ち手用の開口方向に向
    かって、暫時、薄くなっており、持ち手用の開口方向に
    傾斜した傾斜面が形成されていることを特徴とする請求
    項1に記載の合成樹脂製パレット。
JP32012298A 1998-11-11 1998-11-11 合成樹脂製パレット Expired - Fee Related JP4018265B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016013843A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 三菱電機株式会社 梱包材
WO2020065437A1 (de) * 2018-09-26 2020-04-02 Georg Utz Holding Ag Kunststoffpalette mit handgriff

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US11420791B2 (en) 2018-09-26 2022-08-23 Georg Utz Holding Ag Plastic pallet with handle

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