JPH0723399Y2 - 合成樹脂製パレット - Google Patents
合成樹脂製パレットInfo
- Publication number
- JPH0723399Y2 JPH0723399Y2 JP15115687U JP15115687U JPH0723399Y2 JP H0723399 Y2 JPH0723399 Y2 JP H0723399Y2 JP 15115687 U JP15115687 U JP 15115687U JP 15115687 U JP15115687 U JP 15115687U JP H0723399 Y2 JPH0723399 Y2 JP H0723399Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rib structure
- synthetic resin
- resin pallet
- smooth surface
- pallet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Pallets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は荷物の保管、運搬に使用する合成樹脂製パレ
ットに係り、詳しくは底面部が平滑面とリブ構造体とを
有する合成樹脂製パレットに関する。
ットに係り、詳しくは底面部が平滑面とリブ構造体とを
有する合成樹脂製パレットに関する。
(従来の技術) 近年、荷物の保管、運搬には木製、金属製パレットに代
わり、腐食性、汚染性に優れている合成樹脂製パレット
が広く使用されている。
わり、腐食性、汚染性に優れている合成樹脂製パレット
が広く使用されている。
合成樹脂製パレットは一般に、軽量化、材料費の低減を
図る目的から射出成形による中空構造体のものが使用さ
れている。この中空構造体パレットにも、上面部と底面
部を中空とし全体を閉じた平滑面に形成したものと、一
部にリブ構造を有するものとがある。
図る目的から射出成形による中空構造体のものが使用さ
れている。この中空構造体パレットにも、上面部と底面
部を中空とし全体を閉じた平滑面に形成したものと、一
部にリブ構造を有するものとがある。
第3図は射出成形による合成樹脂製パレットの一例を示
す斜視図、第4図は一部断面図である。
す斜視図、第4図は一部断面図である。
1は両面使用の四方差し合成樹脂製パレットであり、上
部デッキボード2と下部デッキボード3とを桁部4で連
結し、桁部4の高さでフォーク差込口5及びフォーク差
込口6が形成されている。この実施例では上部デッキボ
ード2及び下部デッキボード3において、縦方向のフォ
ーク差込口5と横方向のフォーク差込口6との交差部分
をリブ構造体7とし、非交差部分を閉じた平滑面8と
し、さらに桁部4は上下に貫通する中空を形成するリブ
構造体9としている。そして、平滑面8とリブ構造体
7、9の下面は同一面に形成されている。
部デッキボード2と下部デッキボード3とを桁部4で連
結し、桁部4の高さでフォーク差込口5及びフォーク差
込口6が形成されている。この実施例では上部デッキボ
ード2及び下部デッキボード3において、縦方向のフォ
ーク差込口5と横方向のフォーク差込口6との交差部分
をリブ構造体7とし、非交差部分を閉じた平滑面8と
し、さらに桁部4は上下に貫通する中空を形成するリブ
構造体9としている。そして、平滑面8とリブ構造体
7、9の下面は同一面に形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のような底面部が閉じた平滑面8とリブ構造体7、
9により形成されているパレットには次のような問題が
あった。
9により形成されているパレットには次のような問題が
あった。
即ち、パレット1がパレット搬送用ラインにおいてチェ
ーンコンベアーで搬送されるときに、リブ上面にキズが
生じる。チェーンコンベアーが底面部の平滑面8に当接
しているときは面接触となるためにキズは付かないが、
チェーンコンベアーがリブ7、9に当接するとリブの肉
厚が薄いので点接触となりリブ上面にキズが発生する。
特に、平滑面8のリブ構造体7、9に面するコーナー部
8aでは単にキズての発生に止どまらず破損することがあ
り、パレット外観を損なうばかりでなく、強度を低下さ
せる恐れがあった。
ーンコンベアーで搬送されるときに、リブ上面にキズが
生じる。チェーンコンベアーが底面部の平滑面8に当接
しているときは面接触となるためにキズは付かないが、
チェーンコンベアーがリブ7、9に当接するとリブの肉
厚が薄いので点接触となりリブ上面にキズが発生する。
特に、平滑面8のリブ構造体7、9に面するコーナー部
8aでは単にキズての発生に止どまらず破損することがあ
り、パレット外観を損なうばかりでなく、強度を低下さ
せる恐れがあった。
(問題点を解決するための手段) この考案はかかる現況に鑑みてなされたもので、チェー
ンコンベアーによるパレット搬送時にもキズが発生せ
ず、強度的にも強固な合成樹脂製パレットを提供せんと
するものである。
ンコンベアーによるパレット搬送時にもキズが発生せ
ず、強度的にも強固な合成樹脂製パレットを提供せんと
するものである。
この考案の構成は上記目的を達成するため、底面部がリ
ブ構造体と閉じた平滑面とを有する合成樹脂製パレット
において、 前記リブ構造体の下面を平滑面よりも凹ませたことを特
徴とする。
ブ構造体と閉じた平滑面とを有する合成樹脂製パレット
において、 前記リブ構造体の下面を平滑面よりも凹ませたことを特
徴とする。
(作用) リブ構造体の下面を他の底面部をなす平滑面よりも凹ま
せたので、チェーンコンベアーが当接しないか、当接し
ても僅かの押圧力を受けるにすぎない。
せたので、チェーンコンベアーが当接しないか、当接し
ても僅かの押圧力を受けるにすぎない。
(実施例) 次に、この考案の実施例を図面に基づき詳細に説明す
る。
る。
第1図はこの考案の実施例を示す下部デッキボードの一
部断面図である。
部断面図である。
下部デッキボード10は、第3図に示す従来例と同様に、
縦方向のフォーク差込口と横方向のフォーク差込口との
交差部分をリブ11を格子状に設けてなるリブ構造体12と
し、このリブ構造体12の周囲における非交差部分を閉じ
た平滑面13とにより形成されている。
縦方向のフォーク差込口と横方向のフォーク差込口との
交差部分をリブ11を格子状に設けてなるリブ構造体12と
し、このリブ構造体12の周囲における非交差部分を閉じ
た平滑面13とにより形成されている。
リブ構造体12の下面14は平滑面13よりも凹ませて形成さ
れており、リブ構造体12の下面外周部をテーパー面16と
して平滑面13と連続せしめられている。
れており、リブ構造体12の下面外周部をテーパー面16と
して平滑面13と連続せしめられている。
第2図はこの考案の他の実施例を示し、前記実施例がリ
ブ構造体12の外周部をテーパー面16としたのに対して、
この実施例ではリブ構造体12と接する平滑面13の下面コ
ーナー部をテーパー面17とした場合である。他の構成は
同様であるので簡略化のために説明は省略する。
ブ構造体12の外周部をテーパー面16としたのに対して、
この実施例ではリブ構造体12と接する平滑面13の下面コ
ーナー部をテーパー面17とした場合である。他の構成は
同様であるので簡略化のために説明は省略する。
前記実施例ではいずれもリブ構造体12の平滑面13からの
凹み量は0.5mm〜5.0mm、好ましくは1.0mm〜2.0mmとす
る。リブ構造体12の凹み量を0.5mmとした場合にはチェ
ーンコンベアーと当接してもその押圧力が弱いのでキズ
や破損の恐れはなく、5.0mmとした場合にはチェーンコ
ンベアーとの当接を防止できる。
凹み量は0.5mm〜5.0mm、好ましくは1.0mm〜2.0mmとす
る。リブ構造体12の凹み量を0.5mmとした場合にはチェ
ーンコンベアーと当接してもその押圧力が弱いのでキズ
や破損の恐れはなく、5.0mmとした場合にはチェーンコ
ンベアーとの当接を防止できる。
尚、前記実施例ではデッキボードについて説明したが、
桁部4の上下に貫通する中空を形成するリブ構造体にお
いても同様に形成すればよい。
桁部4の上下に貫通する中空を形成するリブ構造体にお
いても同様に形成すればよい。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば底面部における
リブ構造体はチェーンコンベアーにおける搬送中もキズ
の発生や破損の恐れはないから、外観を良好に保持でき
るとともに、強度的にも優れた合成樹脂製パレットが得
られる。
リブ構造体はチェーンコンベアーにおける搬送中もキズ
の発生や破損の恐れはないから、外観を良好に保持でき
るとともに、強度的にも優れた合成樹脂製パレットが得
られる。
第1図はこの考案の実施例を示す下部デッキボードの要
部断面図、第2図は他の実施例を示す下部デッキボード
の要部断面図、第3図は従来の合成樹脂製パレットの底
面斜視図、第4図は同じく下部デッキボードの要部断面
図である。 10は下部デッキボード、11はリブ、12はリブ構造体、13
は平滑面、14はリブ構造体の下面、16、17はテーパー面
である。
部断面図、第2図は他の実施例を示す下部デッキボード
の要部断面図、第3図は従来の合成樹脂製パレットの底
面斜視図、第4図は同じく下部デッキボードの要部断面
図である。 10は下部デッキボード、11はリブ、12はリブ構造体、13
は平滑面、14はリブ構造体の下面、16、17はテーパー面
である。
Claims (4)
- 【請求項1】底面部がリブ構造体と閉じた平滑面とを有
する合成樹脂製パレットにおいて、 前記リブ構造体の下面を平滑面よりも凹ませたことを特
徴とする合成樹脂製パレット。 - 【請求項2】リブ構造体の下面外周部をテーパー面とし
て平滑面と連続せしめたことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第1項に記載の合成樹脂製パレット。 - 【請求項3】リブ構造体に接する平滑面の下面コーナー
部をテーパー面としたことを特徴とする実用新案登録請
求の範囲第1項に記載の合成樹脂製パレット。 - 【請求項4】前記リブ構造体下面の凹み量を0.5mm〜5.0
mmとしたことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
項ないし第3項に記載の合成樹脂製パレット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15115687U JPH0723399Y2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 合成樹脂製パレット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15115687U JPH0723399Y2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 合成樹脂製パレット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6455224U JPS6455224U (ja) | 1989-04-05 |
JPH0723399Y2 true JPH0723399Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31424948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15115687U Expired - Lifetime JPH0723399Y2 (ja) | 1987-10-01 | 1987-10-01 | 合成樹脂製パレット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723399Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5503409B2 (ja) * | 2010-05-18 | 2014-05-28 | 透 島守 | 刈払機 |
-
1987
- 1987-10-01 JP JP15115687U patent/JPH0723399Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6455224U (ja) | 1989-04-05 |
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