JP2000142634A - 簡易荷送シール装置 - Google Patents

簡易荷送シール装置

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JP2000142634A
JP2000142634A JP10317535A JP31753598A JP2000142634A JP 2000142634 A JP2000142634 A JP 2000142634A JP 10317535 A JP10317535 A JP 10317535A JP 31753598 A JP31753598 A JP 31753598A JP 2000142634 A JP2000142634 A JP 2000142634A
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Japan
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tape
sticking
surface side
predetermined
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JP10317535A
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English (en)
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Itaru Tomei
格 東明
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TOUMEI ENGINEERING KK
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TOUMEI ENGINEERING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冊子に対し順次、見開き側の端面をテープに
て簡単、かつ見栄えの良いシール状態とし、かつラベル
の貼着けを自動化すること。 【解決手段】 ワーク搬送コンベア220,220′,
230等により搬送される1端面を基準面とする冊子W
の先端位置に同期させ、テープ切出・貼着機構260に
て貼着長さに対応して所定長さに切出されたロール状で
所定幅の片面糊付テープTがテープ切出・貼着機構26
0及びテープ曲折機構280にて基準面に隣接する下面
側の周縁面、基準面、上面側の周縁面へと順次コの字状
に曲折され貼着けられ、冊子W端面がシール状態とされ
る。更に、ラベル貼着機構290にて冊子Wの上面側に
所定のラベルが貼着けられる。これにより、冊子Wは搬
送状態で基準面の所定位置に対応し所定長さのテープT
による見栄えの良いシール状態にでき、かつラベルの貼
着けが達成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雑誌やカタログや
パンフレット等の冊子に対し、綴じ側以外の見開き側の
端面を片面糊付テープにてシール状態とし、例えば、第
三種郵便物に適合する投函形態及び宅配便としての達成
可能な簡易荷送シール装置に関するものである。なお、
比較的薄い直方体形状の箱の開放側を片面糊付テープに
てシール状態とするのにも使用できる。
【0002】
【従来の技術】従来、雑誌やカタログやパンフレット等
の冊子であるワークに対し、見開き側の端面を片面糊付
テープにてシール状態とすることで、例えば、封書や帯
封に代わって第三種郵便物に適合する投函形態を達成す
ることができる。
【0003】この種の従来技術として、実開平7−40
53号公報、実開平7−37659号公報、登録実用新
案第3037933号、特開平10−35152号公
報、特開平10−35153号公報、特開平10−35
154号公報の技術を挙げることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な複数のワークに対し、見開き側の端面をテープにてシ
ール状態とするにも、手作業しかなく極めて効率の悪い
ものであった。この際、テープを所定の長さに切ってワ
ークの見開き側の端面に位置合わせしつつ貼着けること
は案外難しく、また、テープが皺になり易いという不具
合もあった。
【0005】そこで、この発明はかかる不具合を解決す
るためになされたもので、雑誌やカタログやパンフレッ
ト等の冊子である複数のワークに対し順次、見開き側の
端面をテープにて簡単、かつ見栄えの良いシール状態と
することができる簡易荷送シール装置の提供を課題とし
ている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の簡易荷送シー
ル装置によれば、テープ切出手段にてロール状で所定幅
の片面糊付テープがワークへの貼着長さに対応する所定
長さに切出される。この切出されたテープがテープ貼着
手段にてワークの厚み方向の1端面の基準面に隣接する
下面側の周縁面に貼着けられる。そして、シール手段に
てテープの残幅部分がワークの基準面及び上面側の周縁
面へと順次曲折され貼着けられることでワーク端面がシ
ール状態とされる。更に、ラベル貼着手段にてワークの
上面側の所定位置に対してラベルが貼着けられる。これ
により、ワークの基準面の所定位置に対応し所定長さの
テープによる見栄えの良いシール状態を達成することが
でき、かつワークの上面側の所定位置に対してラベルが
貼着けられているため、例えば、ラベルに住所・氏名等
が予め印刷してあればそのまま第三種郵便物に適合する
投函形態を達成することができる。
【0007】請求項2の簡易荷送シール装置によれば、
ワーク搬送手段にて1端面を基準面としてワークがその
基準面に隣接する周縁面を含む面を鉛直下向きとして水
平に搬送される。また、テープ切出手段にてロール状で
所定幅の片面糊付テープがワークへの貼着長さに対応す
る所定長さに切出される。この切出されたテープがテー
プ貼着手段にてワーク搬送手段で搬送されるワークの先
端位置に同期され、基準面に隣接する下面側の周縁面に
貼着けられる。そして、シール手段にてテープの残幅部
分がワークの基準面及び上面側の周縁面へと順次曲折さ
れ貼着けられることでワーク端面がシール状態とされ
る。更に、ラベル貼着手段にてワークの上面側の所定位
置に対してラベルが貼着けられる。これにより、ワーク
は搬送状態で基準面の所定位置に対応し所定長さのテー
プによる見栄えの良いシール状態を達成することがで
き、かつワークの上面側の所定位置に対してラベルが貼
着けられているため、例えば、ラベルに住所・氏名等が
予め印刷してあればそのまま第三種郵便物に適合する投
函形態を達成することができる。
【0008】請求項3の簡易荷送シール装置によれば、
ワーク投入手段にて複数積重ねられたワークが下から1
つずつ順次投入され、その投入されたワークの厚み方向
の1端面を基準面としてワークがその基準面に隣接する
周縁面を含む面を鉛直下向きとして水平に搬送される。
また、テープ切出手段にてロール状で所定幅の片面糊付
テープがワークへの貼着長さに対応する所定長さに切出
される。この切出されたテープがテープ貼着手段にてワ
ーク搬送手段で搬送されるワークの先端位置に同期さ
れ、基準面に隣接する下面側の周縁面に貼着けられる。
そして、シール手段にてテープの残幅部分がワークの基
準面及び上面側の周縁面へと順次曲折され貼着けられる
ことでワーク端面がシール状態とされる。更に、ラベル
貼着手段にてワークの上面側の所定位置に対してラベル
が貼着けられる。これにより、ワークは搬送状態で基準
面の所定位置に対応し所定長さのテープによる見栄えの
良いシール状態を達成することができ、かつワークの上
面側の所定位置に対してラベルが貼着けられているた
め、例えば、ラベルに住所・氏名等が予め印刷されてい
ればそのまま第三種郵便物に適合する投函形態を達成す
ることができる。
【0009】請求項4の簡易荷送シール装置によれば、
テープ切出手段にてロール状で所定幅の片面糊付テープ
がワークへの貼着長さに対応する所定長さに切出され
る。この切出されたテープがテープ貼着手段にてワーク
の厚み方向の1端面の基準面に隣接する下面側の周縁面
に貼着けられる。そして、シール手段にてテープの残幅
部分がワークの基準面及び上面側の周縁面へと順次曲折
され貼着けられることでワーク端面がシール状態とされ
る。更に、印字手段で前記ワークの一方の面側の所定位
置に対して所定の配送先を直接印字することができる。
これにより、ワークの基準面の所定位置に対応し所定長
さのテープによる見栄えの良いシール状態を達成するこ
とができ、かつワークの上面側の所定位置に対して配送
先が印字されているから、例えば、住所・氏名等を印刷
すれば、そのまま第三種郵便物に適合する投函形態を達
成することができる。
【0010】請求項5の簡易荷送シール装置によれば、
ワーク搬送手段にて1端面を基準面としてワークがその
基準面に隣接する周縁面を含む面を鉛直下向きとして水
平に搬送される。また、テープ切出手段にてロール状で
所定幅の片面糊付テープがワークへの貼着長さに対応す
る所定長さに切出される。この切出されたテープがテー
プ貼着手段にてワーク搬送手段で搬送されるワークの先
端位置に同期され、基準面に隣接する下面側の周縁面に
貼着けられる。そして、シール手段にてテープの残幅部
分がワークの基準面及び上面側の周縁面へと順次曲折さ
れ貼着けられることでワーク端面がシール状態とされ
る。更に、印字手段で前記ワークの一方の面側の所定位
置に対して所定の配送先を直接印字することができる。
これにより、ワークの基準面の所定位置に対応し所定長
さのテープによる見栄えの良いシール状態を達成するこ
とができ、かつワークの上面側の所定位置に対して配送
先が印字されているから、例えば、住所・氏名等を印刷
すれば、そのまま第三種郵便物に適合する投函形態を達
成することができる。
【0011】請求項6の簡易荷送シール装置によれば、
ワーク投入手段にて複数積重ねられたワークが下から1
つずつ順次投入され、その投入されたワークの厚み方向
の1端面を基準面としてワークがその基準面に隣接する
周縁面を含む面を鉛直下向きとして水平に搬送される。
また、テープ切出手段にてロール状で所定幅の片面糊付
テープがワークへの貼着長さに対応する所定長さに切出
される。この切出されたテープがテープ貼着手段にてワ
ーク搬送手段で搬送されるワークの先端位置に同期さ
れ、基準面に隣接する下面側の周縁面に貼着けられる。
そして、シール手段にてテープの残幅部分がワークの基
準面及び上面側の周縁面へと順次曲折され貼着けられる
ことでワーク端面がシール状態とされる。更に、印字手
段で前記ワークの一方の面側の所定位置に対して所定の
配送先を直接印字することができる。これにより、ワー
クの基準面の所定位置に対応し所定長さのテープによる
見栄えの良いシール状態を達成することができ、かつワ
ークの上面側の所定位置に対して配送先が印字されてい
るから、例えば、住所・氏名等を印刷すれば、そのまま
第三種郵便物に適合する投函形態を達成することができ
る。
【0012】請求項7の簡易荷送シール装置では、ワー
ク搬送手段にて搬送されるワークがその1端面の基準面
に隣接する両側の周縁面を含む平面で少なくとも周縁面
部分を除いて挟持状態とされる。これにより、ワークの
搬送状態が安定されるため、結果として、ワークの所定
位置に対するテープの貼着位置が安定される。
【0013】請求項8の簡易荷送シール装置では、テー
プ切出手段にてテープの幅方向の中心がワークの基準面
の厚み方向の略中心に一致され切出される。これによ
り、ワークの基準面に隣接する両側の周縁面におけるテ
ープの貼着幅がほぼ一致されるため、見栄えの良い確実
なシール状態を達成することができる。
【0014】請求項9の簡易荷送シール装置では、テー
プ切出手段及びテープ貼着手段によってテープがワーク
に貼着けられるまでのテープの移送区間では、テープの
糊付面との接触面にナイフエッジが用いられている。こ
れにより、テープが切出されワークに貼着けられるまで
の移送区間におけるテープの糊付面との接触面に対する
粘着力が軽減され、テープが移送経路の接触面に貼着い
たりすることが防止され確実な移送が達成される。
【0015】請求項10の簡易荷送シール装置では、テ
ープ貼着手段によってテープ切出手段にて切出されたテ
ープは糊付面と反対面が負圧にて吸着される。これによ
り、切出されたテープは糊付面と反対面が吸着されるこ
とで安定して移送され、ワークの所定位置に確実に貼着
けられる。
【0016】請求項11の簡易荷送シール装置によれ
ば、更に、第2のテープ切出手段にて1端面がシール状
態とされたワークにおける残りの端面に対して、ロール
状で所定幅の片面糊付テープがその端面の貼着長さに対
応する所定長さに切出される。この切出されたテープが
第2のテープ貼着手段にてワークの厚み方向の端面に隣
接する下面側の周縁面に貼着けられる。そして、第2の
シール手段にてテープの残幅部分がワークの端面及び上
面側の周縁面へと順次コの字状に曲折され貼着けられる
ことで、最初にシール状態とされた端面以外の残りのワ
ーク端面がシール状態とされる。これにより、ワークの
最初の端面及び残りの端面の所定位置に対応し所定長さ
のテープによる見栄えの良いシール状態を達成すること
ができ、かつワークの上面側の所定位置に対してラベル
が貼着けられているため、例えば、ラベルに住所・氏名
等が予め印刷されていればそのまま第三種郵便物に適合
する投函形態を達成することができる。
【0017】請求項12の簡易荷送シール装置では、第
2のテープ切出手段、第2のテープ貼着手段、第2のシ
ール手段が、先に基準面とされた1端面がシール状態と
されたのちのワークに対して両側に対称的な一対構成と
されることで最初にシール状態とされたワーク端面に隣
接する残りの2つのワーク端面がシール状態とされる。
これにより、ワークの最初の端面及び残りの2端面の所
定位置に対応し所定長さのテープによる見栄えの良いシ
ール状態を達成することができ、ワークが雑誌やカタロ
グやパンフレット等の冊子であれば、綴じ側以外の見開
き側の三端面を完全なシール状態にできるため、冊子内
に挟まれているはがき等の落下を防止することができ、
かつワークの上面側の所定位置に対してラベルが貼着け
られているため、例えば、ラベルに住所・氏名等が予め
印刷されていればそのまま第三種郵便物に適合する投函
形態を達成することができる。
【0018】請求項13の簡易荷送シール装置では、前
記シール手段の曲折を略コ字状に曲折するものであるか
ら、特に、冊子のシールに好適となる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の簡易荷送シール装
置を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
【0020】〈実施の形態1〉図1は本発明の第1の実
施の形態にかかる簡易荷送シール装置の全体概略構成を
示す正面図である。また、図2は図1の上面図であり、
図3は図1の右側面図である。
【0021】図1、図2及び図3において、本簡易荷送
シール装置100を利用して雑誌やカタログやパンフレ
ット等の冊子である複数のワークWを第三種郵便物に適
合するシール状態とする場合について説明する。この簡
易荷送シール装置100は主として、ワークWの流れ方
向に沿って投入ステーションS1、貼着ステーションS
2、払出ステーションS3からなり、ワークWは図1の
手前側である見開き側の1端面を基準面とし表裏が水平
方向に搬送される。また、簡易荷送シール装置100の
ワークWに対する搬送系は直線型経路となるように構成
されている。
【0022】まず、投入ステーションS1について、図
1、図2及び図4を参照して説明する。ここで、図4は
投入ステーションS1の拡大詳細図であり、図4(a)
は部分透視による上面図、図4(b)は部分透視による
正面図である。
【0023】投入ステーションS1は、図1、図2及び
図4に示すように、ワーク投入モータ110による1方
向回転とクランク機構(図示略)との組合わせを利用
し、所定ストロークにて左右方向に往復動作されるワー
ク投入スライドテーブル120にて構成されている。ワ
ーク投入スライドテーブル120面上には複数のワーク
Wが段積状態に載置され、このワーク投入スライドテー
ブル120の先行する前半領域には複数の孔121が穿
設されている。これら複数の孔121の下面側は負圧供
給源としてのターボファンモータ279に接続されてい
る。なお、ワーク投入スライドテーブル120の各孔1
21とターボファンモータ279との接続構造は省略さ
れている。
【0024】また、ワーク投入スライドテーブル120
の後半領域には想定される1冊分のワークWの厚み以下
で、その後端面を引掛けることができる突起部122が
形成されている。この突起部122はスライドテーブル
120面上でワークWの搬送方向に沿った縦寸法にほぼ
一致するようにワークWの後端面に合わせて調節自在に
構成されている。そして、ワーク投入スライドテーブル
120の後半領域付近には、ワークWの搬送方向に沿っ
た縦寸法にほぼ一致するようにワークWの後端面に合わ
せて調節自在な壁面123が設けられている。この壁面
123はワーク投入スライドテーブル120と共に突起
部122が復動作されるときに、段積状態のワークWの
後端面を規制し連れて動くことのないようにするための
ものである。
【0025】更に、投入ステーションS1の手前側には
ワークWの基準面を案内する固定壁面124が設けら
れ、ワークWの先端面及び奥側端面を案内する壁面12
5,126が設けられている。このうち、ワークWの搬
送方向の先端面を案内する壁面125は、下方側が搬送
されるワークWの1冊の厚みよりやや広いスリット状の
上下開口幅となるように調節自在に構成されている。ま
た、奥側端面を案内する壁面126は、その位置が所定
範囲内でワークWの搬送方向に直角な横寸法に合わせて
調節自在に構成されている。
【0026】なお、突起部122や壁面123,126
の位置決め構造については、本実施の形態ではノブ等に
てねじ止め固定しているが、本発明を実施する場合に
は、これに限定されるものではなく、センサやステップ
モータ等を用いてワークWに対する適合位置が自動設定
されるようにしてもよい。
【0027】次に、投入ステーションS1に続く貼着ス
テーションS2について、図1及び図2を参照して説明
する。
【0028】貼着ステーションS2は、図1に示すよう
に、主として、ワーク・テープ搬送モータ210にて時
計方向に回転駆動されるタイミングベルトからなるワー
ク搬送コンベア220と、この下面側のワーク搬送コン
ベア220に同期して反時計方向に回転駆動されるタイ
ミングベルトからなるワーク搬送コンベア230と、同
じワーク・テープ搬送モータ210にて回転駆動される
後述のテープ切出・貼着機構260と、テープ巻出モー
タ245にて回転駆動される後述のテープ巻出機構24
0と、後述のテープ曲折機構280と、後述のラベル貼
着機構290とから構成されている。なお、ワーク搬送
コンベア220′はワークWの搬送を補助する目的を有
し、ワーク搬送コンベア220の投入側と払出側との回
動軸を利用して従動的に駆動されている。したがって、
以下ではワーク搬送コンベア220′はワーク搬送コン
ベア220に含めて説明する。ここで、ワーク搬送コン
ベア220,230にて挟持されたワークWに対して、
図2に示すように、手前側にワークWの基準面を案内す
る固定壁面221が設けられ、ワークWの奥側端面を案
内する壁面222の位置が所定範囲内でワークWの搬送
方向に直角な横寸法に合わせて調節自在に構成されてい
る。
【0029】貼着ステーションS2の前半では、投入ス
テーションS1から送出された1冊のワークWがその上
下面をワーク搬送コンベア220,230にて所定の挟
持状態とされ、手前側のワークWの基準面が固定壁面2
21にて案内されつつ搬送される。この搬送途中にて、
まず、基準面に隣接する下面(裏面)側の周縁面に対し
てテープ切出・貼着機構260により切出された片面糊
付テープTの所定幅のうちの片側部分が貼着けられる。
次に、ワークWの基準面側に対応して配設された後述の
テープ曲折機構280にてテープTがワークWの基準面
側及び上面(表面)側と順次コの字状に曲折される。こ
れにより、ワークWはワーク搬送コンベア220,23
0にて挟持されたまま、綴じ側と反対の見開き側の1端
面が完全にテープTにてシール状態とされる。そして、
貼着ステーションS2の後半では、ワーク搬送コンベア
220,230にて挟持され搬送途中のワークWの上面
に対して、貼着ステーションS2のフレームに固設され
たラベル貼着機構290によるラベルR(図12参照)
が貼着けられる。
【0030】次に、貼着ステーションS2に続く払出ス
テーションS3について、図1、図2、図3及び図5を
参照して説明する。ここで、図5は払出ステーションS
3の拡大詳細図であり、図5(a)は部分透視による上
面図、図5(b)は部分透視による正面図である。
【0031】払出ステーションS3は、図1、図2、図
3及び図5に示すように、主として、直線(リニア)駆
動のワーク払出モータ310にて、上方から下方へと水
平移動されるワーク払出テーブル320から構成されて
いる。払出ステーションS3では貼着ステーションS2
から送出されたワークWがワーク払出テーブル320上
に順次段積状態に載置される。ここで、ワーク払出テー
ブル320の上面側で貼着ステーションS2のワーク搬
送コンベア220,230によるワークWの搬送レベル
よりやや下がった位置には、ワークWのワーク払出テー
ブル320上への載置を検出するワーク払出確認センサ
321が配設されている。また、ワーク払出テーブル3
20の初期設定位置となる最上端位置を検出するテーブ
ル上端確認スイッチ322、複数のワークWがワーク払
出テーブル320上に段積みされ、ワーク払出テーブル
320が徐々に下方に移動され最下端位置となったこと
を検出するテーブル終端確認スイッチ323が配設され
ている。
【0032】次に、各ステーション毎の動作について図
1〜図5及び図6のタイムチャートを参照して更に詳細
に説明する。
【0033】投入ステーションS1のワーク投入スライ
ドテーブル120面上には複数のワークWが手前側をシ
ール状態とするための基準面となるように段積みされる
(図1、図2及び図4参照)。このとき、図示しないワ
ーク有無確認センサがオンとなり(図6(i)参照)、
また、後述のように、テープTが所定位置にセットされ
るとテープ有無確認センサ249がオンとなり(図6
(h)参照)、ワーク払出テーブル320上にワークW
がなくワーク払出確認センサ321がオンであり(図6
(o)参照)、ワーク払出テーブル320が上端にある
ことを示すテーブル上端確認スイッチ322がオンであ
る(図6(p)参照)ことにより運転準備に移行され
る。
【0034】次に、図6の時刻t0 において、運転準備
スイッチ(図示略)がオンとされることで、図6(b)
に示すターボファンモータ279、図6(d)に示すワ
ーク・テープ搬送モータ210が起動され回転開始され
る。なお、ターボファンモータ279は運転終了で主電
源がオフとされるまで回転状態が維持され、ワーク・テ
ープ搬送モータ210は払出ステーションS3のワーク
払出テーブル320が最下端位置、または運転終了で主
電源がオフとされるまで回転状態が維持される。
【0035】次に、図6の時刻t1 において、運転開始
スイッチ(図示略)がオンとされることで、図6(j)
に示すワーク投入スイッチ(図示略)がオンとされ、図
6(a)に示すワーク投入モータ110が駆動開始され
る。なお、ワーク投入スイッチのオンは運転開始時のみ
必要である。そして、ワーク投入モータ110にて1回
転駆動される半円形状のカム板111によりワーク投入
スライドテーブル120の往動作(図1及び図2の右方
向への動作)のときには、カム板111の半円形状部分
に押されることで図6(c)に示すメカニカルバルブ1
12がオン(開状態)とされる。すると、複数の孔12
1の下面側からターボファンモータ279により発生さ
れる負圧にて段積みされた複数のワークWのうち最下段
のワークWが吸引されワーク投入スライドテーブル12
0の上面側に吸着される。更に、ワーク投入スライドテ
ーブル120後半領域に形成された突起部122にて最
下段のワークWの終端面が引掛けられる。このようにし
て、ワーク投入スライドテーブル120が往動作される
と、その上面に段積みされた複数のワークWのうち最下
段のものから順次、1冊ずつ抜取られるように投入ステ
ーションS1から貼着ステーションS2に確実に送出さ
れる。
【0036】ここで、ワーク投入スライドテーブル12
0の復動作(図1及び図2の左方向への動作)のときに
は、カム板111の半円形状部分から外れることで図6
の時刻t2 に示すようにメカニカルバルブ112がオフ
(閉状態)とされ、負圧供給が停止される。このため、
投入ステーションS1から貼着ステーションS2に送出
されるワークWや投入ステーションS1で段積状態の残
りのワークWに対するワーク投入スライドテーブル12
0の吸着力はなくなる。また、投入ステーションS1に
おける段積状態の残りのワークWは、ワーク投入スライ
ドテーブル120の復動作のとき、周囲壁面のうち特
に、壁面123にて動きが規制されその段積状態が保持
され突起部122が形成されたワーク投入スライドテー
ブル120のみがスムーズに初期位置に戻されることと
なる。このように、ワーク投入モータ110はワーク投
入スライドテーブル120が1往復動作を完了する時刻
t4までオン状態が保持される。このとき、ワーク投入
スライドテーブル120面上のワークWがなくなると図
6(i)に示すワーク有無確認センサが時刻t3 にて破
線で示すようにオフとなって、以降の新たなワーク投入
動作が停止される。
【0037】投入ステーションS1から貼着ステーショ
ンS2に送出されたワークWは、ワーク・テープ搬送モ
ータ210にて回転駆動されるワーク搬送コンベア22
0,230の間に受渡される。ここで、ワーク搬送コン
ベア220はワークWの下面側に接触し図1の方向から
見て時計方向、また、ワーク搬送コンベア230はワー
クWの上面側に接触し図1の方向から見て反時計方向に
回転駆動される。このようにして、ワークWはワーク搬
送コンベア220,230にて挟持され、手前側の基準
面が案内されつつ図1の左方向から右方向へ予め設定さ
れた所定速度で搬送される。なお、ワークWの貼着ステ
ーションS2への受渡が完了され、ワーク搬送コンベア
220,230途中に配設された図6(l)に示すワー
ク先端確認センサ(図示略)で図6の時刻t6 にて立上
がり信号が検出されると図6(k)に示すテープ切出タ
イマがセットスタートされる。なお、このテープ切出タ
イマは図6の時刻t6 のセットから予め設定された時間
が経過する図6の時刻t11にてリセットされる。
【0038】そして、図6(k)に示すように、テープ
切出タイマでは時刻t7 〜時刻t9までの期間が予め設
定されており、後述のテープ切出・貼着機構260にお
ける図6(f)に示す電磁ソレノイド265がこの期間
だけオフ(テープカット側)からオン(テープ送出側)
とされることで、テープ巻出機構240からワークWの
搬送速度に等しく送出されるテープTが予め設定された
所定長さとなるように切出される。なお、本実施の形態
の電磁ソレノイド265は、後述のように2個が直列に
接続され、オンからオフとするときにも片方のソレノイ
ドに電流を流して強制的にテープカット側に戻すように
構成されている。この時点で切出されたテープTの長さ
はワークWへの貼着け長さとなり、まず、ワークWの手
前側の基準面に隣接する下面側の周縁面にテープTの所
定幅のうち片側部分が貼着けられる。
【0039】ここで、この貼着ステーションS2におけ
るワークWの下面側(裏面側)への貼着幅は、例えば、
テープTの幅を35mm、ワークWの基準面の端面幅を
約10mmとすると、約12.5mmとなるように貼着
位置が予め設定されている。更に、ワークWの下面側の
周縁面に貼着けられたテープTは、貼着ステーションS
2上を搬送される際、テープ曲折機構280により残幅
部分の約22.5mmが上側方向に90°曲折されワー
クWの基準面側に貼着けられ、更に、残幅部分の約1
2.5mmが90°曲折されワークWの上面側の周縁面
に貼着けられたのち、テープ曲折機構280のローラ部
283によりワークWの上面側の周縁面が押付けられ
る。これにより、ワークWは見開き側の端面がテープT
により完全にシール状態とされる。
【0040】なお、テープ切出・貼着機構260からテ
ープTが切出されテープ巻出機構240側からのテープ
Tの送出量が少なくなってテープ有無確認センサ249
がオンからオフとなると、テープ巻出機構240におけ
る図6(e)に示すテープ巻出モータ245が駆動され
(図6の時刻t8 )、テープ有無確認センサ249がオ
ンとなるまでテープTが巻出されることとなる(図6の
時刻t10)。次に、ワーク搬送コンベア220,230
途中に配設された図6(m)に示すワーク先端確認セン
サ2(図示略)にて時刻t12にてワークWの先端位置が
検出されると、ラベル貼着機構290が駆動されワーク
Wに対応する所定のラベルRがその上面に貼着けられ
る。
【0041】そして、ワークWの搬送方向における終端
位置が図6(n)に示すワーク終端確認センサ(図示
略)で時刻t13にて立下がり信号として検出され、この
とき、投入ステーションS1にワークWが載置されてい
ると、図6(a)に示すワーク投入モータ110が駆動
され、ワークWの新たな投入が上述と同様に繰返し実行
されることとなる。なお、ワーク終端確認センサは時刻
t5 でワークWを検出したときに予めオンとされてい
る。ここで、本実施の形態では、ワーク終端確認センサ
にて時刻t13にてワークWの搬送方向における終端位置
が検出されているが、ワーク終端確認センサの配設位置
をワークWの搬送方向に対して変更することで次のワー
クWの投入時期を適切なものとすることができる。
【0042】このようにして、ワークWは貼着ステーシ
ョンS2における搬送状態から払出ステーションS3に
送出され、ワーク払出テーブル320面上に載置され
る。なお、ワーク払出テーブル320の初期位置では、
図6(p)に示すテーブル上端確認スイッチ322がオ
ンとなる。また、ワーク払出テーブル320はワークW
が載置され易くするため、ワーク払出テーブル320上
のワークWの上面が、常に貼着ステーションS2のワー
ク搬送コンベア220,230によるワークWの搬送レ
ベルよりやや下がった位置に保持される。このため、貼
着ステーションS2におけるワークWの搬送レベルに対
応する払出ステーションS3の位置(ワーク払出テーブ
ル320の上方)にはワーク払出テーブル320へのワ
ークWの載置を検出するワーク払出確認センサ321が
配設されている。
【0043】ここで、ワーク払出テーブル320上にワ
ークWの払出しがあり、図6(o)に示すワーク払出確
認センサ321がワークWにより遮られることでオンか
らオフとなると、図6(g)に示すワーク払出モータ3
10がオン状態となりワーク払出テーブル320が降下
開始される。そして、ワーク払出確認センサ321がオ
フからオンとなるまでワーク払出テーブル320が降下
されたのち停止される。つまり、ワーク払出テーブル3
20上に払出されたワークWの厚みに見合うだけワーク
払出テーブル320が徐々に下方に移動されるのであ
る。
【0044】このような動作が、ワーク払出テーブル3
20面上にワークWが載置され、ワーク払出確認センサ
321がワークWの存在を検出する度に繰返し実行され
る。このようにして、複数のワークWがワーク払出テー
ブル320上に段積みされ、ワーク払出テーブル320
が徐々に降下され、図6(q)に示すように、テーブル
終端確認スイッチ323にて最下端位置となったことが
検出されるとワーク払出テーブル320の下方への移動
が停止され、主電源がオフとされ本簡易荷送シール装置
100は全停止状態とされる。
【0045】次に、簡易荷送シール装置100の貼着ス
テーションS2でロール状のテープTを巻出して所定経
路に送出するテープ巻出機構240及びこのテープTを
所定長さに切出しワークWの所定位置に貼着けるテープ
切出・貼着機構260について、図7、図8及び図9を
参照して詳細に説明する。なお、図7は図1と同じ方向
から見たテープ巻出機構240及びテープ切出・貼着機
構260の要部構成を示す拡大正面図である。また、図
8は図7のテープ巻出機構240の要部断面図、図9は
テープ切出・貼着機構260の要部構成を示す側面図で
ある。
【0046】図7及び図8に示すように、ロール状で例
えば、35mm幅の片面糊付テープTがテープ取付台板
242上でテープ取付板243にて挟持状態で回転自在
に取付けられる。このテープ取付台板242上のテープ
Tは、調節ノブ244を回転させることにより基台24
1に対してテープTの幅方向に位置調節自在に構成され
ている。これにより、ワークWの端面をシールするとき
の表裏面におけるテープTによる貼着幅をほぼ同じ寸法
となるように調節することができる。なお、テープ取付
台板242のテープTの幅方向の位置については、テー
プTの幅とワークWの端面厚みとを考慮してステップモ
ータ等により自動調節するようにしてもよい。
【0047】テープTは運転準備に先立って、テープ巻
出モータ245により回転駆動されるテープ巻出ローラ
246及びその従動ローラ247の間、錘ローラ25
0、ガイドローラ251を経て、テープ取付台板242
に回転自在に固設された挟持ローラ252及びその従動
ローラ253の間、更に、テープ巻出終端ローラ255
及びその従動ローラ256の間を通され、後述のテープ
切出・貼着機構260の基台241に固設されたテープ
切出台板261に設けられたスリット部261aまで到
達されることで経路が初期セットされる。この初期セッ
トにより、テープTがロール状に巻かれている状態から
引出されテープ有無確認センサ249がオンとなると電
気的な運転準備態勢が整うこととなる。なお、テープ巻
出終端ローラ255はワーク・テープ搬送モータ210
によりタイミングベルトを介して回転駆動される後述の
テープ貼着ローラ266によりタイミングベルトを介し
て同期して回転される。
【0048】ここで、テープ巻出ローラ246、テープ
巻出終端ローラ255は外周がゴム材にてライニングさ
れている。また、テープTの糊付面と接触する従動ロー
ラ247、錘ローラ250、ガイドローラ251、従動
ローラ253,256は、フッソ樹脂等にてその接触面
積を少なくするため表面が細かい波形状にて形成されて
いる。更に、従動ローラ247,253はばね部材24
8,254により常時、テープ巻出ローラ246、挟持
ローラ252側に付勢されている。
【0049】次に、テープ切出・貼着機構260につい
て、図7及び図9を参照して説明する。なお、図7及び
図9はテープカット用の電磁ソレノイド265がオフ
(テープカット側)で、テープ切出台板261の固定刃
262に対して可動刃264が切込んだ状態を示してい
る。
【0050】初期セットではテープ巻出機構240のテ
ープ巻出終端ローラ255に対してその従動ローラ25
6は所定の隙間を有して逃げた状態となっている。した
がって、テープ巻出終端ローラ255が回転状態となっ
てもテープTが巻出されることはない。つまり、従動ロ
ーラ256は、図7に示すように、基台241に回動軸
263aにて軸支され電磁ソレノイド265により矢印
方向に揺動される揺動部材263の1端に回転自在に配
設され、この揺動部材263の他端にはテープ切出台板
261に固定された固定刃262に対向してテープ切出
台板261面を摺動する可動刃264が取付けられてい
る。
【0051】テープTの送出開始タイミングとしては、
電磁ソレノイド265がオン(テープ送出側)となり揺
動部材263の揺動により従動ローラ256がテープ巻
出終端ローラ255に接触状態となるときである。する
と、テープ巻出終端ローラ255及び従動ローラ256
によりテープTが挟まれ送出開始される。テープ切出台
板261のスリット部261aを通って送出されるテー
プTは、テープ巻出機構240のテープ巻出終端ローラ
255と同期して回転されるテープ貼着ローラ266の
中空軸271から円筒側面に放射状に穿設された複数の
孔266aを介したターボファンモータ279の負圧に
よりそのテープ貼着ローラ266の円筒側面に吸着され
受渡される。なお、テープ貼着ローラ266の中空軸2
71は、その先端部分のうちテープ貼着ローラ266の
円筒側面でテープTの搬送面となる角度領域に対応され
孔266aと連通するように切欠部271aが形成され
ている。そして、テープTはテープ貼着ローラ266の
回転に連れてその円筒側面に沿って送られ、ワーク搬送
コンベア220,230に挟持され搬送されてきたワー
クWの貼着位置に同期し貼着け開始される。
【0052】更に、ワークWの貼着位置終端となるテー
プTの後端位置は、電磁ソレノイド265がオフ(テー
プカット側)となり固定刃262に対して可動刃264
が重なるタイミングによって設定される。このように、
電磁ソレノイド265による固定刃262に対向する可
動刃264の往復動作により所定長さにカットされたテ
ープTは、引続きテープ貼着ローラ266の円筒側面に
吸着された状態でワークWへ貼着けるために送出され
る。一方、残りのテープTは、電磁ソレノイド265が
オフとなり固定刃262に対して可動刃264が移動し
重なってカットされると同時にテープ巻出終端ローラ2
55から従動ローラ256が退避されることで、今回の
カット位置にて送出停止状態となり次回に備えた待機状
態となる(図7参照)。
【0053】なお、テープ貼着ローラ266、テープ巻
出終端ローラ255及び従動ローラ256には、図8及
び図9に示すように、円筒側面で半径方向にそれぞれ複
数箇所の切込部266b,255a,256aが設けら
れている。これら切込部266b,255a,256a
には、図7に示すように、その隙間を利用して薄い板厚
にて形成されたナイフエッジからなるガイド板267,
268,269が挿入され基台241側に固定されてい
る。ここで、テープ貼着ローラ266の切込部266b
内に先端を挿入するように固定されたガイド板267
は、テープTがテープ貼着ローラ266に巻付くことな
くワークW側に貼着けられ易くするためのものである。
また、テープ巻出終端ローラ255の切込部255aの
ガイド板268は、テープTがテープ巻出終端ローラ2
55に巻付くことなく搬送経路から外れることを防止す
るためのものである。そして、従動ローラ256の切込
部256aのガイド板269は、テープTが従動ローラ
256に巻付くことなく搬送経路から外れることを防止
し、かつ従動ローラ256に対するテープTの片面糊付
面による粘着力を軽減するためのものである。
【0054】上述したように、貼着ステーションS2に
てテープTがワークWの基準面に隣接する下面側の周縁
面に貼着けられたのち、テープTの残幅部分が突出した
状態のワークWがワーク搬送コンベア220,230に
て挟持されたまま搬送される。すると、ワークWの基準
面に対向して固設されたテープ曲折機構280にて、テ
ープTの残幅部分がワークWの基準面、更に、その上面
側の周縁面に曲折状態とされる。このテープTをワーク
Wに対してコの字状に曲折するためのテープ曲折機構2
80による動作について、図10を参照して説明する。
【0055】図10(a)に示すように、テープTがワ
ークWの下面側の周縁面に貼着けられた状態でワーク搬
送コンベア220,230にてワークWが挟持されたま
ま搬送される。すると、図10(b)に示すように、ワ
ーク搬送コンベア220,230の搬送面に対してほぼ
垂直で先端が傾斜面からなるテープ曲折機構280のテ
ープ曲折部材281の曲折部282にテープTの残幅部
分が当接され、その残幅部分がワークWの基準面側に起
こされつつ約90°曲折状態とされる。こののち、図1
0(c)に示すように、ワーク搬送コンベア220,2
30の搬送面に対してほぼ平行で先端が傾斜面からなる
テープ曲折部材281の曲折部283にワークWの基準
面側に曲折状態とされたテープTの残幅部分が当接さ
れ、その残幅部分がワークWの上面(表面)側に倒され
つつ約90°曲折状態とされる。このようにして、テー
プTがワークWに対してコの字状に曲折されたのち、更
に、図10(c)に示すように、テープ曲折機構280
を構成するローラ部材285のローラ部286にてワー
クWの上面(表面)側からテープTが押付けられ貼着け
が完了される。つまり、ワークWはワーク搬送コンベア
220,230にて挟持されたままテープ曲折機構28
0によって、見開き側の端面がテープTにて完全にシー
ル状態とされる。
【0056】こののち、ワークWはワーク搬送コンベア
220,230途中に配設された図6(m)に示すワー
ク先端確認センサ2(図示略)にて時刻t12にてその先
端位置が検出され、ワークWの上面にラベルRがラベル
貼着機構290によって貼着けられる。このラベル貼着
機構290の動作について図11を参照して簡単に説明
する。ラベル貼着機構290には、周知のように、予め
所定の寸法の個片に打抜かれ住所・氏名等が印刷された
ラベルRが連続的に貼着けられたロール状の台紙291
がセットされている。すると、このラベル貼着機構29
0では上述のワーク先端確認センサ2からのワークWの
先端位置を検出する信号に同期してロール状の台紙29
1が間欠的に送出される。これにより、台紙291から
ラベルRが1枚ずつ剥がされ下方先端ローラ295によ
りワーク搬送コンベア220,230にて挟持され搬送
状態のワークW上面に対して貼着けられる。なお、ラベ
ルRが剥がされた台紙291は台紙巻取軸299側に巻
取られる。
【0057】したがって、本実施の形態にかかる簡易荷
送シール装置によれば、図12の簡易荷送シールを貼着
した状態のワークWとしての薄手の冊子(a)及び厚手
の冊子(b)の斜視図に示すように、綴針Hの反対側の
端面が基準面となり、そこに片面糊付テープTを貼着す
ることができる。また、所定の位置にラベルRを貼着す
ることができる。
【0058】このように、本実施の形態1の簡易荷送シ
ール装置100は、ロール状で所定幅の片面糊付テープ
TをワークWへの貼着長さに対応する所定長さに切出す
テープ切出・貼着機構260を構成するテープ切出台板
261、固定刃262、可動刃264、電磁ソレノイド
265等からなるテープ切出手段と、テープ切出手段に
より切出されたテープTをワークWの厚み方向の1端面
の基準面に隣接する下面側の周縁面に貼着けるテープ切
出・貼着機構260を構成するテープ貼着ローラ266
等からなるテープ貼着手段と、テープ貼着手段でワーク
Wの下面側の周縁面に貼着けられたテープTの残幅部分
をワークWの基準面及び上面側の周縁面へとテープTを
順次コの字状に曲折し貼着けてワークW端面をシール状
態とするテープ曲折機構280を構成するテープ曲折部
材281、ローラ部材285等からなるシール手段と、
ワークWの上面側の所定位置に対して所定のラベルRを
貼着けるラベル貼着機構290からなるラベル貼着手段
とを具備するものである。
【0059】したがって、テープ切出手段としてのテー
プ切出・貼着機構260を構成するテープ切出台板26
1、固定刃262、可動刃264、電磁ソレノイド26
5等にてロール状で所定幅の片面糊付テープTがワーク
Wへの貼着長さに対応する所定長さに切出される。次
に、テープ貼着手段としてのテープ切出・貼着機構26
0を構成するテープ貼着ローラ266等にて切出された
テープTがワークWの1端面の基準面に隣接する下面側
の周縁面に貼着けられる。そして、シール手段としての
テープ曲折機構280を構成するテープ曲折部材28
1、ローラ部材285等にてワークWの下面側の周縁面
に貼着けられたテープTの残幅部分がワークWの基準面
及び上面側の周縁面へと順次コの字状に曲折され貼着け
られてワークW端面がシール状態とされる。
【0060】即ち、ワークWの1端面である基準面の所
定位置に対応して所定長さに切出されたテープTが基準
面に隣接する下面側の周縁面、基準面、反対側の周縁面
へと順次コの字状に曲折され貼着けられワークW端面が
シール状態とされる。更に、ラベル貼着手段としてのラ
ベル貼着機構290にてワークWの上面側の所定位置に
ラベルRが貼着けられる。これにより、ワークWは基準
面の所定位置に対応し所定長さのテープTによる見栄え
の良いシール状態を達成することができると共に、例え
ば、ラベルRに予め住所・氏名等が印刷されていればそ
のまま第三種郵便物に適合する投函形態を達成すること
ができる。
【0061】また、本実施の形態1の簡易荷送シール装
置100は、ワークWの厚み方向の1端面を基準面とし
その基準面に隣接する周縁面を含む面を鉛直下向きとし
て水平に搬送するワーク搬送コンベア220,22
0′,230等からなるワーク搬送手段と、ロール状で
所定幅の片面糊付テープTをワークWへの貼着長さに対
応する所定長さに切出すテープ切出・貼着機構260を
構成するテープ切出台板261、固定刃262、可動刃
264、電磁ソレノイド265等からなるテープ切出手
段と、前記ワーク搬送手段により搬送されるワークWの
先端位置に同期させ、前記テープ切出手段により切出さ
れたテープTを基準面に隣接する下面側の周縁面に貼着
けるテープ切出・貼着機構260を構成するテープ貼着
ローラ266等からなるテープ貼着手段と、テープ貼着
手段でワークWの下面側の周縁面に貼着けられたテープ
Tの残幅部分をワークWの基準面及び上面側の周縁面へ
と前記ワーク搬送手段によるワークWの搬送に伴ってテ
ープTを順次コの字状に曲折し貼付けてワークW端面を
シール状態とするテープ曲折機構280を構成するテー
プ曲折部材281、ローラ部材285等からなるシール
手段と、前記ワーク搬送手段により搬送されるワークW
の上面側の所定位置に対して所定のラベルRを貼着ける
ラベル貼着機構290からなるラベル貼着手段とを具備
するものである。
【0062】したがって、ワーク搬送手段としてのワー
ク搬送コンベア220,220′,230等にてワーク
Wの厚み方向の1端面を基準面としその基準面に隣接す
る円周面を含む面を鉛直下向きとして水平にワークWが
搬送される。また、テープ切出手段としてのテープ切出
・貼着機構260を構成するテープ切出台板261、固
定刃262、可動刃264、電磁ソレノイド265等に
てロール状で所定幅の片面糊付テープTがワークWへの
貼着長さに対応する所定長さに切出される。次に、搬送
されるワークWの先端位置に同期させテープ貼着手段と
してのテープ切出・貼着機構260を構成するテープ貼
着ローラ266等にて切出されたテープTがワークWの
基準面に隣接する下面側の周縁面に貼着けられる。そし
て、シール手段としてのテープ曲折機構280を構成す
るテープ曲折部材281、ローラ部材285等にてワー
クWの下面側の周縁面に貼着けられたテープTの残幅部
分がワークWの基準面及び上面側の周縁面へとワークW
の搬送に伴って順次コの字状に曲折され貼着けられてワ
ークW端面がシール状態とされる。
【0063】即ち、ワークWは搬送途中でその1端面で
ある基準面の所定位置に対応して所定長さに切出された
テープTが基準面に隣接する下面側の周縁面、基準面、
反対側の周縁面へと順次コの字状に曲折され貼着けられ
ワークW端面がシール状態とされる。更に、ラベル貼着
手段としてのラベル貼着機構290にてワークWの上面
側の所定位置にラベルRが貼着けられる。これにより、
ワークWは基準面の所定位置に対応し所定長さのテープ
Tによる見栄えの良いシール状態を達成することができ
ると共に、例えば、ラベルRに予め住所・氏名等が印刷
されていればそのまま第三種郵便物に適合する投函形態
を達成することができる。
【0064】そして、本実施1の形態の簡易荷送シール
装置100は、複数積み重ねたワークWを下から1つず
つ順次投入するワーク投入スライドテーブル120等か
らなるワーク投入手段と、前記ワーク投入手段により投
入されるワークWの厚み方向の1端面を基準面としその
基準面に隣接する周縁面を含む面を鉛直下向きとして水
平に搬送するワーク搬送コンベア220,220′,2
30等からなるワーク搬送手段と、ロール状で所定幅の
片面糊付テープTをワークWへの貼着長さに対応する所
定長さに切出すテープ切出・貼着機構260を構成する
テープ切出台板261、固定刃262、可動刃264、
電磁ソレノイド265等からなるテープ切出手段と、前
記ワーク搬送手段により搬送されるワークWの先端位置
に同期させ、前記テープ切出手段により切出されたテー
プTを基準面に隣接する下面側の周縁面に貼着けるテー
プ切出・貼着機構260を構成するテープ貼着ローラ2
66等からなるテープ貼着手段と、テープ貼着手段でワ
ークWの下面側の周縁面に貼着けられたテープTの残幅
部分をワークWの基準面及び上面側の周縁面へと前記ワ
ーク搬送手段によるワークWの搬送に伴ってテープTを
順次コの字状に曲折し貼着けてワークW端面をシール状
態とするテープ曲折機構280を構成するテープ曲折部
材281、ローラ部材285等からなるシール手段と、
前記ワーク搬送手段により搬送されるワークWの上面側
の所定位置に対して所定のラベルRを貼着けるラベル貼
着機構290からなるラベル貼着手段とを具備するもの
である。
【0065】したがって、ワーク投入手段としてのワー
ク投入スライドテーブル120等にて複数積み重ねられ
たワークWが下から1つずつ順次投入され、ワーク搬送
手段としてのワーク搬送コンベア220,220′,2
30等にてワークWの厚み方向の1端面を基準面としそ
の基準面に隣接する円周面を含む面を鉛直下向きとして
水平にワークWが搬送される。また、テープ切出手段と
してのテープ切出・貼着機構260を構成するテープ切
出台板261、固定刃262、可動刃264、電磁ソレ
ノイド265等にてロール状で所定幅の片面糊付テープ
TがワークWへの貼着長さに対応する所定長さに切出さ
れる。次に、搬送されるワークWの先端位置に同期させ
テープ貼着手段としてのテープ切出・貼着機構260を
構成するテープ貼着ローラ266等にて切出されたテー
プTがワークWの基準面に隣接する下面側の周縁面に貼
着けられる。そして、シール手段としてのテープ曲折機
構280を構成するテープ曲折部材281、ローラ部材
285等にてワークWの下面側の周縁面に貼着けられた
テープTの残幅部分がワークWの基準面及び上面側の周
縁面へとワークWの搬送に伴って順次コの字状に曲折さ
れ貼着けられてワークW端面がシール状態とされる。
【0066】即ち、複数積み重ねられ下から1つずつ順
次投入されるワークWは搬送途中でその1端面である基
準面の所定位置に対応して所定長さに切出されたテープ
Tが基準面に隣接する下面側の周縁面、基準面、反対側
の周縁面へと順次コの字状に曲折され貼着けられワーク
W端面がシール状態とされる。更に、ラベル貼着手段と
してのラベル貼着機構290にてワークWの上面側の所
定位置にラベルRが貼着けられる。これにより、ワーク
Wは基準面の所定位置に対応し所定長さのテープTによ
る見栄えの良いシール状態を達成することができると共
に、例えば、ラベルRに予め住所・氏名等が印刷されて
いればそのまま第三種郵便物に適合する投函形態を達成
することができる。
【0067】ところで、本実施の形態1の簡易荷送シー
ル装置100は、ワーク搬送コンベア220,22
0′,230等からなるワーク搬送手段がワークWの基
準面に隣接する両側の周縁面を含む平面で少なくとも周
縁面部分を除く挟持状態にて搬送するものであり、ワー
ク搬送手段としてのワーク搬送コンベア220,22
0′,230等にて搬送されるワークWがその1端面の
基準面に隣接する両側の周縁面を含む平面で少なくとも
周縁面部分を除いた挟持状態とされる。これにより、ワ
ークWの搬送状態が安定されるため、結果として、ワー
クWの所定位置に対するテープT及びラベルRの貼着位
置が安定される。
【0068】また、本実施の形態1の簡易荷送シール装
置100は、テープ切出・貼着機構260を構成するテ
ープ切出台板261、固定刃262、可動刃264、電
磁ソレノイド265等からなるテープ切出手段がテープ
Tの幅方向の中心をワークWの基準面の厚み方向の略中
心に一致させ切出すものであり、テープ切出手段として
のテープ切出・貼着機構260を構成するテープ切出台
板261、固定刃262、可動刃264、電磁ソレノイ
ド265等にてテープTの幅方向の中心がワークWの基
準面の厚み方向の略中心に一致され切出される。これに
より、ワークWの基準面に隣接する両側の周縁面におけ
るテープTの貼着幅がほぼ一致されるため、見栄えの良
い確実なシール状態を達成することができる。
【0069】そして、本実施の形態1の簡易荷送シール
装置100は、テープ切出・貼着機構260を構成する
テープ巻出終端ローラ255、従動ローラ256等から
なるテープ切出手段及びテープ切出・貼着機構260を
構成するテープ貼着ローラ266等からなるテープ貼着
手段がテープTの移送区間で、テープTの糊付面との接
触面にナイフエッジを有するガイド板267,268,
269を用いるものであり、テープ切出手段としてのテ
ープ切出・貼着機構260を構成するテープ巻出終端ロ
ーラ255、従動ローラ256等にて切出されたテープ
Tをテープ貼着手段としてのテープ切出・貼着機構26
0を構成するテープ貼着ローラ266等にてワークWに
貼着けるまでの移送区間では、テープTの糊付面との接
触面にナイフエッジを有するガイド板267,268,
269が用いられている。これにより、切出されたテー
プTがワークWに貼着けられるまでの移送区間で、テー
プTの糊付面による接触面に対する粘着力が軽減される
と共に、テープTが誤って移送経路以外の部位に貼着い
たりすることが防止できる。
【0070】更に、本実施の形態1の簡易荷送シール装
置100は、テープ切出・貼着機構260を構成するテ
ープ貼着ローラ266等からなるテープ貼着手段がテー
プ切出・貼着機構260を構成するテープ切出台板26
1、固定刃262、可動刃264、電磁ソレノイド26
5等からなるテープ切出手段により切出されたテープT
の糊付面と反対面をターボファンモータ279による負
圧にて吸着するものであり、テープ切出手段により切出
されたテープTがテープ貼着手段としてのテープ切出・
貼着機構260を構成するテープ貼着ローラ266等に
てその糊付面と反対面がターボファンモータ279によ
る負圧にて吸着される。これにより、切出されたテープ
Tは糊付面と反対面が吸着されることで安定して移送で
き、ワークWの所定位置への確実な貼着けが可能とな
る。
【0071】なお、上記実施の形態1では、貼着ステー
ションS2において、基台241に対するテープ取付台
板242を前後方向に手動にて調整することでワークW
の端面に対するテープTの貼着位置を設定しているが、
本発明を実施する場合には、これに限定されるものでは
なく、軸受部をステップモータ等にて軸方向に動かすよ
うな構成とすれば、ワークWの端面に対するテープTの
貼着位置の設定を自動化することが可能である。
【0072】〈実施の形態2〉図13は本発明の第2の
実施の形態にかかる簡易荷送シール装置の全体概略構成
を示す正面図である。また、図14は図13の上面図で
あり、図15は図13の右側面図である。なお、図中、
上述の実施の形態と同様の構成または相当部分からなる
ものについては同一符号及び同一記号を付し、その詳細
な説明を省略する。
【0073】図13、図14及び図15において、本簡
易荷送シール装置500を利用して雑誌やカタログやパ
ンフレット等の冊子である複数のワークWを第三種郵便
物に適合するシール状態とする場合について説明する。
この簡易荷送シール装置500は、上述の実施の形態の
簡易荷送シール装置100における払出ステーションS
3のワーク払出テーブル320が本体側に格納されるこ
とで払出ステーションS3の機能が停止状態とされ、ワ
ークWの搬送方向がそれまでの左右方向から手前方向に
L字となるように第2の投入ステーションS21、第2
の貼着ステーションS22、第2の払出ステーションS
23が追加され構成されている。これにより、本簡易荷
送シール装置500では、上述の簡易荷送シール装置1
00と同様に1端面がテープTにてシール状態とされた
ワークWに対して更に、綴じ側以外の見開き側の残りの
2端面をテープTにてシール状態とするものである。
【0074】つまり、貼着ステーションS2にて1端面
がテープTにてシール状態とされた単体のワークWが第
2の投入ステーションS21に払出される。そして、ワ
ークWは図示しないモータにて回転駆動される搬送コン
ベア501面に所定の間隔で複数配設された突起部50
2により手前側に押出される。すると、ワークWは第2
の貼着ステーションS22におけるワークWの搬送面の
下面側のワーク搬送コンベア610及び上面側のワーク
搬送コンベア620に受渡され挟持される。
【0075】ここで、第2の貼着ステーションS22で
は、ワークWの流れ方向に対してワーク搬送コンベア6
10,620の両側で左右対称に、上述の簡易荷送シー
ル装置100の貼着ステーションS2と同様なテープ巻
出機構640L,640R、テープ切出・貼着機構66
0L,660R、更に、テープ曲折機構680L,68
0Rが構成されている。なお、図15の第2の貼着ステ
ーションS22には、ワークWの流れ方向に対して左側
に位置するテープ巻出機構640L、テープ切出・貼着
機構660L、テープ曲折機構680Lが示されている
が、便宜上、テープ巻出機構640、テープ切出・貼着
機構660、テープ曲折機構680と記し、以下におい
ても左右対称な各機構について同一符号及び記号を用い
て説明する。このため、貼着ステーションS2と同様の
作動により、第2の貼着ステーションS22ではセンサ
(図示略)によって検出されるワークWの先端位置に同
期してその搬送方向に平行な両端面がテープMにてシー
ル状態とされる。
【0076】即ち、本実施の形態2にかかる簡易荷送シ
ール装置によれば、図12の簡易荷送シールを貼着した
状態のワークWとしての薄手の冊子(a)及び厚手の冊
子(b)の斜視図の実線及び仮想線(二点鎖線)で示す
ように、綴針Hの反対側の端面が基準面となり、そこに
片面糊付テープTを貼着し、更に、見開きの上下の位置
にも片面糊付テープMを貼着することができる。また、
所定の位置にラベルRを貼着することができる。
【0077】このようにして、投入ステーションS1か
ら貼着ステーションS2、第2の投入ステーションS2
1、第2の貼着ステーションS22を経て綴じ側以外の
見開き側の3端面がテープT,Mにてシール状態とされ
たワークWは、上述の簡易荷送シール装置100におけ
る払出ステーションS3と同様に構成された払出ステー
ションS23のワーク払出テーブル720上に払出され
積み重ね状態とされる。
【0078】このように、本実施の形態2の簡易荷送シ
ール装置500は、上述の実施の形態によって1端面が
シール状態とされたワークWにおける残りの端面に対し
て、ロール状で所定幅の片面糊付テープMを端面の貼着
長さに対応する所定長さに切出すテープ切出・貼着機構
660からなる第2のテープ切出手段と、第2のテープ
切出手段により切出されたテープMをワークWの厚み方
向の端面に隣接する下面側の周縁面に貼着けるテープ切
出・貼着機構660からなる第2のテープ貼着手段と、
第2のテープ貼着手段でワークWの下面側の周縁面に貼
着けられたテープMの残幅部分をワークWの端面及び上
面側の周縁面へとテープMを順次コの字状に曲折し貼着
けてワークW端面をシール状態とするテープ曲折機構6
80からなる第2のシール手段とを具備するものであ
る。したがって、上述の実施の形態の簡易荷送シール装
置100によると同様、シール状態とされたワークWの
綴じ側以外の最初の1端面に加え、残りの端面の所定位
置に対応し所定長さのテープMによる見栄えの良いシー
ル状態を達成することができ、かつワークWの上面側の
所定位置に対してラベルRが貼着けられているため、例
えば、ラベルRに住所・氏名等が予め印刷されていれば
そのまま第三種郵便物に適合する投函形態を達成するこ
とができる。
【0079】また、本実施の形態2の簡易荷送シール装
置500は、テープ切出・貼着機構660からなる第2
のテープ切出手段、テープ切出・貼着機構660からな
る第2のテープ貼着手段、テープ曲折機構680からな
る第2のシール手段を1端面がシール状態とされたワー
クWに対して両側に対称的な一対構成とするものであ
り、ワークWの最初の1端面に加え、残りの2端面の所
定位置に対応し所定長さのテープMによる見栄えの良い
シール状態を達成することができ、ワークWが雑誌やカ
タログやパンフレット等の冊子であれば、綴じ側以外の
見開き側の3端面を完全なシール状態にできるため、冊
子内に挟まれているはがき等の落下を防止することがで
き、かつワークWの上面側の所定位置に対してラベルR
が貼着けられているため、例えば、ラベルRに住所・氏
名等が予め印刷されていればそのまま第三種郵便物に適
合する投函形態を達成することができる。
【0080】ところで、上記実施の形態3のワークの基
準面となる一面は、通常、数cm以下のものが多く、特
に、面と表現するよりも線と表現できる程度の薄いもの
が多いが、ワークに厚みが存在する以上厳密には、厚み
があることから、ここでは、ワークの基準面を定義して
いる。
【0081】また、上記テープ曲折機構(シール手段)
280により略コ字状に曲折してシールすることについ
て説明した。特に、冊子等のシールにおいては、略コ字
状(略U字状を含む)に曲折することが必要であるが、
箱物においては、開口蓋を略L字状にに曲折してシール
すればよい。即ち、ワークによって2面以上がシールで
きるように折曲すればよい。
【0082】〈実施の形態3〉図16は本発明の第3の
実施の形態にかかる簡易荷送シール装置の全体概略構成
を示す正面図、図17は図16の上面図、図18は本発
明の第3の実施の形態にかかる簡易荷送シール装置の印
字手段の底面図である。なお、図中、上述の実施の形態
と同様の構成または相当部分からなるものについては同
一符号及び同一記号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0083】印字手段400は、ワークWの一方の面
側、例えば上面側の所定位置に対して所定の配送先を印
字するもので、本実施の形態では、インクジェット方式
の印字機構を使用している。印字手段400のハウジン
グには、ワークWの搬送方向の始端を検出するワークW
の上面の反射を得るフォトカプラからなるセンサ401
を有している。また、印字手段400のハウジングに
は、ワークWの上面との距離を所定の距離に設定する搬
送及び位置決め複数対のローラ402を有している。印
字手段400のハウジングの底面には、印字窓403が
形成されており、インクジェットによりインク粒子が飛
出す窓が形成されている。センサ401はワークWの先
端から印字位置を算出するもので、複数対のローラ40
2の回転によってその距離を検出する。
【0084】キーボード450は、印字手段400によ
って配送先を指定する入力を行うものであり、配送先は
住所、宛名等を表示するほか、バーコード等の印字も可
能としたものである。この入力は、別のパソコンによっ
て入力したフロッピーディスク、MO等からなる記憶媒
体を介して入力することもできる。表示手段460は、
キーボード450で入力した情報及び印字手段で出力す
る情報を表示するものである。また、キーボード450
で印字位置、活字の大きさも設定できる。
【0085】この実施の形態に適用されるワークWに
は、配送先は住所、宛名を印字するスペースまたはラベ
ネが貼着されている。通常、ワークWが冊子の場合に
は、配送先を印字する位置のみが印刷領域として白色印
刷または無地または無地ラベルが貼着されている。
【0086】実施の形態3の簡易荷送シール装置100
は、ワークWの厚み方向の1端面を基準面としその基準
面に隣接する周縁面を含む面を鉛直下向きとして水平に
搬送するワーク搬送コンベア220,220′,230
等からなるワーク搬送手段と、ロール状で所定幅の片面
糊付テープTをワークWへの貼着長さに対応する所定長
さに切出すテープ切出・貼着機構260を構成するテー
プ切出台板261、固定刃262、可動刃264、電磁
ソレノイド265等からなるテープ切出手段と、前記ワ
ーク搬送手段により搬送されるワークWの先端位置に同
期させ、前記テープ切出手段により切出されたテープT
を基準面に隣接する下面側の周縁面に貼着けるテープ切
出・貼着機構260を構成するテープ貼着ローラ266
等からなるテープ貼着手段と、テープ貼着手段でワーク
Wの下面側の周縁面に貼着けられたテープTの残幅部分
をワークWの基準面及び上面側の周縁面へと前記ワーク
搬送手段によるワークWの搬送に伴ってテープTを順次
コの字状に曲折し貼付けてワークW端面をシール状態と
するテープ曲折機構280を構成するテープ曲折部材2
81、ローラ部材285等からなるシール手段と、前記
ワークWの一方の面側の所定位置に対して所定の配送先
を印字する印字手段400とを具備するものである。
【0087】したがって、ワーク搬送手段としてのワー
ク搬送コンベア220,220′,230等にてワーク
Wの厚み方向の1端面を基準面としその基準面に隣接す
る円周面を含む面を鉛直下向きとして水平にワークWが
搬送される。また、テープ切出手段としてのテープ切出
・貼着機構260を構成するテープ切出台板261、固
定刃262、可動刃264、電磁ソレノイド265等に
てロール状で所定幅の片面糊付テープTがワークWへの
貼着長さに対応する所定長さに切出される。次に、搬送
されるワークWの先端位置に同期させテープ貼着手段と
してのテープ切出・貼着機構260を構成するテープ貼
着ローラ266等にて切出されたテープTがワークWの
基準面に隣接する下面側の周縁面に貼着けられる。そし
て、シール手段としてのテープ曲折機構280を構成す
るテープ曲折部材281、ローラ部材285等にてワー
クWの下面側の周縁面に貼着けられたテープTの残幅部
分がワークWの基準面及び上面側の周縁面へとワークW
の搬送に伴って順次コの字状に曲折され貼着けられてワ
ークW端面がシール状態とされる。
【0088】即ち、ワークWは搬送途中でその1端面で
ある基準面の所定位置に対応して所定長さに切出された
テープTが基準面に隣接する下面側の周縁面、基準面、
反対側の周縁面へと順次コの字状に曲折され貼着けられ
ワークW端面がシール状態とされる。更に、印字手段4
00にてワークWの上面側の所定位置に配送先を印字さ
れる。これにより、ワークWは基準面の所定位置に対応
し所定長さのテープTによる見栄えの良いシール状態を
達成することができると共に、例えば、印字手段400
にてワークWの上面に住所・氏名等が印刷されれればそ
のまま第三種郵便物に適合する投函形態を達成すること
ができる。
【0089】本実施の形態3の簡易荷送シール装置10
0は、複数積み重ねたワークWを下から1つずつ順次投
入するワーク投入スライドテーブル120等からなるワ
ーク投入手段と、前記ワーク投入手段により投入される
ワークWの厚み方向の1端面を基準面としその基準面に
隣接する周縁面を含む面を鉛直下向きとして水平に搬送
するワーク搬送コンベア220,220′,230等か
らなるワーク搬送手段と、ロール状で所定幅の片面糊付
テープTをワークWへの貼着長さに対応する所定長さに
切出すテープ切出・貼着機構260を構成するテープ切
出台板261、固定刃262、可動刃264、電磁ソレ
ノイド265等からなるテープ切出手段と、前記ワーク
搬送手段により搬送されるワークWの先端位置に同期さ
せ、前記テープ切出手段により切出されたテープTを基
準面に隣接する下面側の周縁面に貼着けるテープ切出・
貼着機構260を構成するテープ貼着ローラ266等か
らなるテープ貼着手段と、テープ貼着手段でワークWの
下面側の周縁面に貼着けられたテープTの残幅部分をワ
ークWの基準面及び上面側の周縁面へと前記ワーク搬送
手段によるワークWの搬送に伴ってテープTを順次コの
字状に曲折し貼着けてワークW端面をシール状態とする
テープ曲折機構280を構成するテープ曲折部材28
1、ローラ部材285等からなるシール手段と、前記ワ
ークWの一方の面側の所定位置に対して所定の配送先を
印字する印字手段400とを具備するものである。
【0090】したがって、ワーク投入手段としてのワー
ク投入スライドテーブル120等にて複数積み重ねられ
たワークWが下から1つずつ順次投入され、ワーク搬送
手段としてのワーク搬送コンベア220,220′,2
30等にてワークWの厚み方向の1端面を基準面としそ
の基準面に隣接する円周面を含む面を鉛直下向きとして
水平にワークWが搬送される。また、テープ切出手段と
してのテープ切出・貼着機構260を構成するテープ切
出台板261、固定刃262、可動刃264、電磁ソレ
ノイド265等にてロール状で所定幅の片面糊付テープ
TがワークWへの貼着長さに対応する所定長さに切出さ
れる。次に、搬送されるワークWの先端位置に同期させ
テープ貼着手段としてのテープ切出・貼着機構260を
構成するテープ貼着ローラ266等にて切出されたテー
プTがワークWの基準面に隣接する下面側の周縁面に貼
着けられる。そして、シール手段としてのテープ曲折機
構280を構成するテープ曲折部材281、ローラ部材
285等にてワークWの下面側の周縁面に貼着けられた
テープTの残幅部分がワークWの基準面及び上面側の周
縁面へとワークWの搬送に伴って順次コの字状に曲折さ
れ貼着けられてワークW端面がシール状態とされる。
【0091】即ち、複数積み重ねられ下から1つずつ順
次投入されるワークWは搬送途中でその1端面である基
準面の所定位置に対応して所定長さに切出されたテープ
Tが基準面に隣接する下面側の周縁面、基準面、反対側
の周縁面へと順次コの字状に曲折され貼着けられワーク
W端面がシール状態とされる。更に、印字手段400に
てワークWの上面側の所定位置に配送先を印字される。
これにより、ワークWは基準面の所定位置に対応し所定
長さのテープTによる見栄えの良いシール状態を達成す
ることができると共に、例えば、印字手段400にてワ
ークWの上面に住所・氏名等が印刷されれればそのまま
第三種郵便物に適合する投函形態を達成することができ
る。
【0092】ところで、本実施の形態3の簡易荷送シー
ル装置100は、ワーク搬送コンベア220,22
0′,230等からなるワーク搬送手段がワークWの基
準面に隣接する両側の周縁面を含む平面で少なくとも周
縁面部分を除く挟持状態にて搬送するものであり、ワー
ク搬送手段としてのワーク搬送コンベア220,22
0′,230等にて搬送されるワークWがその1端面の
基準面に隣接する両側の周縁面を含む平面で少なくとも
周縁面部分を除いた挟持状態とされる。これにより、ワ
ークWの搬送状態が安定されるため、結果として、ワー
クWの所定位置に対するテープTの貼着位置及び印字位
置が安定される。
【0093】また、本実施の形態3の簡易荷送シール装
置100は、テープ切出・貼着機構260を構成するテ
ープ切出台板261、固定刃262、可動刃264、電
磁ソレノイド265等からなるテープ切出手段がテープ
Tの幅方向の中心をワークWの基準面の厚み方向の略中
心に一致させ切出すものであり、テープ切出手段として
のテープ切出・貼着機構260を構成するテープ切出台
板261、固定刃262、可動刃264、電磁ソレノイ
ド265等にてテープTの幅方向の中心がワークWの基
準面の厚み方向の略中心に一致され切出される。これに
より、ワークWの基準面に隣接する両側の周縁面におけ
るテープTの貼着幅がほぼ一致されるため、見栄えの良
い確実なシール状態を達成することができる。
【0094】そして、本実施の形態3の簡易荷送シール
装置100は、テープ切出・貼着機構260を構成する
テープ巻出終端ローラ255、従動ローラ256等から
なるテープ切出手段及びテープ切出・貼着機構260を
構成するテープ貼着ローラ266等からなるテープ貼着
手段がテープTの移送区間で、テープTの糊付面との接
触面にナイフエッジを有するガイド板267,268,
269を用いるものであり、テープ切出手段としてのテ
ープ切出・貼着機構260を構成するテープ巻出終端ロ
ーラ255、従動ローラ256等にて切出されたテープ
Tをテープ貼着手段としてのテープ切出・貼着機構26
0を構成するテープ貼着ローラ266等にてワークWに
貼着けるまでの移送区間では、テープTの糊付面との接
触面にナイフエッジを有するガイド板267,268,
269が用いられている。これにより、切出されたテー
プTがワークWに貼着けられるまでの移送区間で、テー
プTの糊付面による接触面に対する粘着力が軽減される
と共に、テープTが誤って移送経路以外の部位に貼着い
たりすることが防止できる。
【0095】更に、本実施の形態3の簡易荷送シール装
置100は、テープ切出・貼着機構260を構成するテ
ープ貼着ローラ266等からなるテープ貼着手段がテー
プ切出・貼着機構260を構成するテープ切出台板26
1、固定刃262、可動刃264、電磁ソレノイド26
5等からなるテープ切出手段により切出されたテープT
の糊付面と反対面をターボファンモータ279による負
圧にて吸着するものであり、テープ切出手段により切出
されたテープTがテープ貼着手段としてのテープ切出・
貼着機構260を構成するテープ貼着ローラ266等に
てその糊付面と反対面がターボファンモータ279によ
る負圧にて吸着される。これにより、切出されたテープ
Tは糊付面と反対面が吸着されることで安定して移送で
き、ワークWの所定位置への確実な貼着けが可能とな
る。
【0096】このように、本実施の形態の簡易荷送シー
ル装置500は、上述の実施の形態3によって1端面が
シール状態とされたワークWにおける残りの端面に対し
て、ロール状で所定幅の片面糊付テープTを端面の貼着
長さに対応する所定長さに切出すテープ切出・貼着機構
660からなる第2のテープ切出手段と、第2のテープ
切出手段により切出されたテープTをワークWの厚み方
向の端面に隣接する下面側の周縁面に貼着けるテープ切
出・貼着機構660からなる第2のテープ貼着手段と、
第2のテープ貼着手段でワークWの下面側の周縁面に貼
着けられたテープTの残幅部分をワークWの端面及び上
面側の周縁面へとテープTを順次コの字状に曲折し貼着
けてワークW端面をシール状態とするテープ曲折機構6
80からなる第2のシール手段とを具備するものであ
る。したがって、上述の実施の形態の簡易荷送シール装
置100によると同様、シール状態とされたワークWの
綴じ側以外の最初の1端面に加え、残りの端面の所定位
置に対応し所定長さのテープTによる見栄えの良いシー
ル状態を達成することができ、かつワークWの上面側の
所定位置に対して印字されれているため、例えば、住所
・氏名等が印字されていればそのまま第三種郵便物に適
合する投函形態を達成することができる。
【0097】また、本実施の形態の簡易荷送シール装置
500は、テープ切出・貼着機構660からなる第2の
テープ切出手段、テープ切出・貼着機構660からなる
第2のテープ貼着手段、テープ曲折機構680からなる
第2のシール手段を1端面がシール状態とされたワーク
Wに対して両側に対称的な一対構成とするものであり、
ワークWの最初の1端面に加え、残りの2端面の所定位
置に対応し所定長さのテープTによる見栄えの良いシー
ル状態を達成することができ、ワークWが雑誌やカタロ
グやパンフレット等の冊子であれば、綴じ側以外の見開
き側の3端面を完全なシール状態にできるため、冊子内
に挟まれているはがき等の落下を防止することができ、
かつワークWの上面側の所定位置に対して印字されてい
るため、例えば、住所・氏名等の印刷により、そのまま
第三種郵便物に適合する投函形態を達成することができ
る。
【0098】ところで、上記各実施の形態のワークの基
準面となる一面は、通常、数cm以下のものが多く、特
に、面と表現するよりも線と表現できる程度の薄いもの
が多いが、ワークに厚みが存在する以上厳密には、厚み
があることから、ここでは、ワークの基準面を定義して
いる。
【0099】また、上記各実施の形態のテープ曲折機構
(シール手段)280により略コ字状に曲折してシール
することについて説明した。特に、冊子等のシールにお
いては、略コ字状(略U字状を含む)に曲折することが
必要であるが、箱物においては、開口蓋を略L字状にに
曲折してシールすればよい。即ち、ワークによって2面
以上がシールできるように折曲すればよい。
【0100】なお、上記各実施の形態では、例えば、第
三種郵便物に適合する投函形態として説明したが、本発
明を実施する場合には、宅配便としての達成可能な簡易
荷送シール装置としても使用可能である。
【0101】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の簡易荷
送シール装置によれば、ロール状で所定幅の片面糊付テ
ープをワークへの貼着長さに対応する所定長さに切出す
テープ切出手段と、前記テープ切出手段により切出され
た所定長の前記テープを前記ワークの一面を基準とした
基準面に対する直角な一方の面側の周縁面に貼着けるテ
ープ貼着手段と、前記テープ貼着手段で前記ワークの一
方の面側の前記周縁面に貼着けられた前記テープの残幅
部分を、前記ワークの前記基準面から他方の面側の周縁
面側方向へと順次曲折し、少なくとも前記基準面以上に
貼着けて前記ワークの基準面側をシール状態とするシー
ル手段と、前記ワークの一方の面側の所定位置に対して
所定のラベルを貼着けるラベル貼着手段とを具備してお
り、ワークの1端面である基準面の所定位置に対応して
所定長さに切出されたテープが基準面に隣接する下面側
の周縁面、基準面、反対側の周縁面へと順次コの字状等
に曲折され貼着けられワーク端面がシール状態とされ更
に、ワークの上面側の所定位置にラベルが貼着けられ
る。これにより、ワークは基準面の所定位置に対応し所
定長さのテープによる見栄えの良いシール状態を達成す
ることができると共に、例えば、ラベルに予め住所・氏
名等が印刷されていればそのまま第三種郵便物に適合す
る投函形態を達成することができる。
【0102】請求項2の簡易荷送シール装置によれば、
ワークの一面を基準面とし、前記基準面に対する直角な
面を水平に搬送するワーク搬送手段と、ロール状で所定
幅の片面糊付テープを前記ワークへの貼着長さに対応す
る所定長さに切出すテープ切出手段と、前記ワーク搬送
手段により搬送される前記ワークの先端位置に略同期さ
せ、前記テープ切出手段により切出された前記テープを
前記基準面に対する直角な一方の面側の周縁面に貼着け
るテープ貼着手段と、前記テープ貼着手段で前記ワーク
の前記周縁面に貼着けられた前記テープの残幅部分を、
前記ワークの前記基準面から前記周縁面に貼着けられた
前記ワークの他の面側へと前記ワーク搬送手段による前
記ワークの搬送に伴って順次曲折し、少なくとも前記基
準面以上に貼着けて前記ワークの基準面側をシール状態
とするシール手段と、前記ワーク搬送手段により搬送さ
れる前記ワークの特定の面側の所定位置に対して所定の
ラベルを貼着けるラベル貼着手段とを具備しており、ワ
ークは搬送途中でその1端面である基準面の所定位置に
対応して所定長さに切出されたテープが基準面に隣接す
る下面側の周縁面、基準面、反対側の周縁面へと順次コ
の字状等に曲折され貼着けられワーク端面がシール状態
とされ更に、ワークの上面側の所定位置にラベルが貼着
けられる。これにより、ワークは基準面の所定位置に対
応し所定長さのテープによる見栄えの良いシール状態を
達成することができると共に、例えば、ラベルに予め住
所・氏名等が印刷されていればそのまま第三種郵便物に
適合する投函形態を達成することができる。
【0103】請求項3の簡易荷送シール装置によれば、
複数積み重ねたワークを1つずつ順次投入するワーク投
入手段と、前記ワーク投入手段により投入される前記ワ
ークの特定の一面を基準面とし、前記基準面に対する直
角な面を水平に搬送するワーク搬送手段と、ロール状で
所定幅の片面糊付テープを前記ワークへの貼着長さに対
応する所定長さに切出すテープ切出手段と、前記ワーク
搬送手段により搬送される前記ワークの先端位置に略同
期させ、前記テープ切出手段により切出された前記テー
プを前記基準面に対する直角な一方の面側の周縁面に貼
着けるテープ貼着手段と、前記テープ貼着手段で前記ワ
ークの前記周縁面に貼着けられた前記テープの残幅部分
を、前記ワークの前記基準面から前記周縁面に貼着けら
れた前記ワークの他の面側へと前記ワーク搬送手段によ
る前記ワークの搬送に伴って順次曲折し、少なくとも前
記基準面以上に貼着けて前記ワークの基準面側をシール
状態とするシール手段と、前記ワーク搬送手段により搬
送される前記ワークの特定の面側の所定位置に対して所
定のラベルを貼着けるラベル貼着手段とを具備してお
り、複数積み重ねられ下から1つずつ順次投入されるワ
ークは搬送途中でその1端面である基準面の所定位置に
対応して所定長さに切出されたテープが基準面に隣接す
る下面側の周縁面、基準面、反対側の周縁面へと順次コ
の字状等に曲折され貼着けられワーク端面がシール状態
とされ更に、ワークの上面側の所定位置にラベルが貼着
けられる。これにより、ワークは基準面の所定位置に対
応し所定長さのテープによる見栄えの良いシール状態を
達成することができると共に、例えば、ラベルに予め住
所・氏名等が印刷されていればそのまま第三種郵便物に
適合する投函形態を達成することができる。
【0104】請求項4の簡易荷送シール装置によれば、
ロール状で所定幅の片面糊付テープをワークへの貼着長
さに対応する所定長さに切出すテープ切出手段と、前記
テープ切出手段により切出された所定長の前記テープを
前記ワークの一面を基準とした基準面に対する直角な一
方の面側の周縁面に貼着けるテープ貼着手段と、前記テ
ープ貼着手段で前記ワークの一方の面側の前記周縁面に
貼着けられた前記テープの残幅部分を、前記ワークの前
記基準面から他方の面側の周縁面側方向へと順次曲折
し、少なくとも前記基準面以上に貼着けて前記ワーク端
面をシール状態とするシール手段と、を具備しており、
ワークの1端面である基準面の所定位置に対応して所定
長さに切出されたテープが基準面に隣接する下面側の周
縁面、基準面、反対側の周縁面へと順次コの字状等に曲
折され貼着けられワーク端面がシール状態とされ、更
に、印字手段で前記ワークの一方の面側の所定位置に対
して所定の配送先を直接印字することができる。これに
より、ワークの基準面の所定位置に対応し所定長さのテ
ープによる見栄えの良いシール状態を達成することがで
き、かつワークの上面側の所定位置に対して配送先が印
字されているから、例えば、住所・氏名等を印刷すれ
ば、そのまま第三種郵便物に適合する投函形態を達成す
ることができる。
【0105】請求項5の簡易荷送シール装置によれば、
ワークの一面を基準面とし、前記基準面に対する直角な
面を水平に搬送するワーク搬送手段と、ロール状で所定
幅の片面糊付テープを前記ワークへの貼着長さに対応す
る所定長さに切出すテープ切出手段と、前記ワーク搬送
手段により搬送される前記ワークの先端位置に略同期さ
せ、前記テープ切出手段により切出された前記テープを
前記基準面に対する直角な一方の面側の周縁面に貼着け
るテープ貼着手段と、前記テープ貼着手段で前記ワーク
の前記周縁面に貼着けられた前記テープの残幅部分を、
前記ワークの前記基準面から前記周縁面に貼着けられた
前記ワークの他の面側へと前記ワーク搬送手段による前
記ワークの搬送に伴って順次曲折し、少なくとも前記基
準面以上に貼着けて前記ワークの基準面側をシール状態
とするシール手段と、前記ワークの一方の面側の所定位
置に対して所定の配送先を印字する印字手段とを具備し
ており、ワークは搬送途中でその1端面である基準面の
所定位置に対応して所定長さに切出されたテープが基準
面に隣接する下面側の周縁面、基準面、反対側の周縁面
へと順次コの字状等に曲折され貼着けられワーク端面が
シール状態とされ、更に、印字手段で前記ワークの一方
の面側の所定位置に対して所定の配送先を直接印字する
ことができる。これにより、ワークの基準面の所定位置
に対応し所定長さのテープによる見栄えの良いシール状
態を達成することができ、かつワークの上面側の所定位
置に対して配送先が印字されているから、例えば、住所
・氏名等を印刷すれば、そのまま第三種郵便物に適合す
る投函形態を達成することができる。
【0106】請求項6の簡易荷送シール装置によれば、
複数積み重ねたワークを1つずつ順次投入するワーク投
入手段と、前記ワーク投入手段により投入される前記ワ
ークの特定の一面を基準面とし、前記基準面に対する直
角な面を水平に搬送するワーク搬送手段と、ロール状で
所定幅の片面糊付テープを前記ワークへの貼着長さに対
応する所定長さに切出すテープ切出手段と、前記ワーク
搬送手段により搬送される前記ワークの先端位置に略同
期させ、前記テープ切出手段により切出された前記テー
プを前記基準面に対する直角な一方の面側の周縁面に貼
着けるテープ貼着手段と、前記テープ貼着手段で前記ワ
ークの前記周縁面に貼着けられた前記テープの残幅部分
を、前記ワークの前記基準面から前記周縁面に貼着けら
れた前記ワークの他の面側へと前記ワーク搬送手段によ
る前記ワークの搬送に伴って順次曲折し、少なくとも前
記基準面以上に貼着けて前記ワークの基準面側をシール
状態とするシール手段と、前記ワークの一方の面側の所
定位置に対して所定の配送先を印字する印字手段とを具
備しており、複数積み重ねられ下から1つずつ順次投入
されるワークは搬送途中でその1端面である基準面の所
定位置に対応して所定長さに切出されたテープが基準面
に隣接する下面側の周縁面、基準面、反対側の周縁面へ
と順次コの字状に曲折され貼着けられワーク端面がシー
ル状態とされ、更に、印字手段で前記ワークの一方の面
側の所定位置に対して所定の配送先を直接印字すること
ができる。これにより、ワークの基準面の所定位置に対
応し所定長さのテープによる見栄えの良いシール状態を
達成することができ、かつワークの上面側の所定位置に
対して配送先が印字されているから、例えば、住所・氏
名等を印刷すれば、そのまま第三種郵便物に適合する投
函形態を達成することができる。
【0107】請求項7の簡易荷送シール装置によれば、
請求項2または請求項3、請求項5または請求項6の効
果に加えて、ワーク搬送手段がワークの基準面に隣接す
る両側の周縁面を含む平面で少なくとも周縁面部分を除
く挟持状態にて搬送するものである。これにより、ワー
クの搬送状態が安定されるため、結果として、ワークの
所定位置に対するテープの貼着位置を安定することがで
きる。
【0108】請求項8の簡易荷送シール装置によれば、
請求項1乃至請求項7の効果に加えて、テープ切出手段
がテープの幅方向の中心をワークの基準面の厚み方向の
略中心に一致させ切出すものである。これにより、ワー
クの基準面に隣接する両側の周縁面におけるテープの貼
着幅がほぼ一致されるため、見栄えの良い確実なシール
状態を達成することができる。
【0109】請求項9の簡易荷送シール装置によれば、
請求項1乃至請求項8の効果に加えて、テープ切出手段
及びテープ貼着手段がテープの移送区間で、テープの糊
付面との接触面にナイフエッジを用いるものである。こ
れにより、切出されたテープがワークに貼着けられるま
での移送区間で、テープの糊付面による接触面に対する
粘着力が軽減されると共に、テープが誤って移送経路以
外の部位に貼着いたりすることが防止できる。
【0110】請求項10の簡易荷送シール装置によれ
ば、請求項1乃至請求項9の効果に加えて、テープ貼着
手段がテープ切出手段により切出されたテープの糊付面
と反対面を負圧にて吸着するものである。これにより、
切出されたテープは、その糊付面と反対面が安定して搬
送でき、ワークの所定位置への確実な貼着けが可能とな
る。
【0111】請求項11の簡易荷送シール装置によれ
ば、請求項1乃至請求項10の効果に加えて、1端面が
シール状態とされたワークにおける残りの端面に対し
て、ロール状で所定幅の片面糊付テープを端面の貼着長
さに対応する所定長さに切出す第2のテープ切出手段
と、第2のテープ切出手段により切出されたテープをワ
ークの厚み方向の端面に隣接する下面側の周縁面に貼着
ける第2のテープ貼着手段と、第2のテープ貼着手段で
ワークの下面側の周縁面に貼着けられたテープの残幅部
分をワークの端面及び上面側の周縁面へと順次コの字状
に曲折し貼着けてワーク端面をシール状態とする第2の
シール手段とを具備しており、シール状態とされたワー
クの綴じ側以外の最初の1端面に加え、残りの端面の所
定位置に対応し所定長さのテープによる見栄えの良いシ
ール状態を達成することができ、かつワークの上面側の
所定位置に対してラベルが貼着けられているため、例え
ば、ラベルに住所・氏名等が予め印刷されていればその
まま第三種郵便物に適合する投函形態を達成することが
できる。
【0112】請求項12の簡易荷送シール装置によれ
ば、請求項10に加えて、第2のテープ切出手段、第2
のテープ貼着手段、第2のシール手段を1端面がシール
状態とされたワークに対して両側に対称的な一対構成と
するものである。これにより、シール状態とされたワー
クの綴じ側以外の最初の1端面に加え、残りの2端面の
所定位置に対応し所定長さのテープによる見栄えの良い
シール状態を達成することができ、ワークが雑誌やカタ
ログやパンフレット等の冊子であれば、綴じ側以外の見
開き側の3端面を完全なシール状態にできるため、冊子
内に挟まれているはがき等の落下を防止することがで
き、かつワークの上面側の所定位置に対してラベルが貼
着けられているため、例えば、ラベルに住所・氏名等が
予め印刷されていればそのまま第三種郵便物に適合する
投函形態を達成することができる。
【0113】請求項13の簡易荷送シール装置によれ
ば、請求項1乃至請求項12の効果に加えて、前記シー
ル手段の曲折を略コ字状に曲折するものであるから、特
に、冊子のシールに好適となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の第1の実施の形態にかかる簡
易荷送シール装置の全体概略構成を示す正面図である。
【図2】 図2は図1の上面図である。
【図3】 図3は図1の右側面図である。
【図4】 図4は本発明の第1の実施の形態にかかる簡
易荷送シール装置における投入ステーションの要部構成
を示す拡大詳細図である。
【図5】 図5は本発明の第1の実施の形態にかかる簡
易荷送シール装置における払出ステーションの要部構成
を示す拡大詳細図である。
【図6】 図6は本発明の第1の実施の形態にかかる簡
易荷送シール装置における各種モータやセンサ等の動作
を示すタイムチャートである。
【図7】 図7は本発明の第1の実施の形態にかかる簡
易荷送シール装置におけるテープ巻出機構及びテープ切
出・貼着機構の要部構成を示す拡大正面図である。
【図8】 図8は図7の要部断面図である。
【図9】 図9は図7のテープ切出・貼着機構における
要部構成を示す側面図である。
【図10】 図10は本発明の第1の実施の形態にかか
る簡易荷送シール装置におけるテープ曲折機構によるワ
ークに対するテープの曲折状態を示す説明図である。
【図11】 図11は本発明の第1の実施の形態にかか
る簡易荷送シール装置におけるラベル貼着機構の要部構
成を示す拡大詳細図である。
【図12】 図12は本発明の第1の実施の形態にかか
る簡易荷送シール装置で簡易荷送シールを貼着した状態
の薄手の冊子(a)及び厚手の冊子(b)の斜視図であ
る。
【図13】 図13は本発明の第2の実施の形態にかか
る簡易荷送シール装置の全体概略構成を示す正面図であ
る。
【図14】 図14は図13の上面図である。
【図15】 図15は図13の右側面図である。
【図16】 図16は本発明の第3の実施の形態にかか
る簡易荷送シール装置の全体概略構成を示す正面図であ
る。
【図17】 図17は図16の上面図である。
【図18】 図18は本発明の第3の実施の形態にかか
る簡易荷送シール装置の印字手段の底面図である。
【符号の説明】
W ワーク T テープ R ラベル H 綴針 100 簡易荷送シール装置 120 ワーク投入スライドテーブル 220,230 ワーク搬送コンベア(ワーク搬送手
段) 240 テープ巻出機構 260 テープ切出・貼着機構(テープ切出手
段・テープ貼着手段) 280 テープ曲折機構(シール手段) 290 ラベル貼着機構(ラベル貼着手段) 320 ワーク払出テーブル 400 印字手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状で所定幅の片面糊付テープをワ
    ークへの貼着長さに対応する所定長さに切出すテープ切
    出手段と、 前記テープ切出手段により切出された所定長の前記テー
    プを前記ワークの一面を基準とした基準面に対する直角
    な一方の面側の周縁面に貼着けるテープ貼着手段と、 前記テープ貼着手段で前記ワークの一方の面側の前記周
    縁面に貼着けられた前記テープの残幅部分を、前記ワー
    クの前記基準面から他方の面側の周縁面側方向へと順次
    曲折し、少なくとも前記基準面以上に貼着けて前記ワー
    クの基準面側をシール状態とするシール手段と、 前記ワークの一方の面側の所定位置に対して所定のラベ
    ルを貼着けるラベル貼着手段とを具備することを特徴と
    する簡易荷送シール装置。
  2. 【請求項2】 ワークの一面を基準面とし、前記基準面
    に対する直角な面を水平に搬送するワーク搬送手段と、 ロール状で所定幅の片面糊付テープを前記ワークへの貼
    着長さに対応する所定長さに切出すテープ切出手段と、 前記ワーク搬送手段により搬送される前記ワークの先端
    位置に略同期させ、前記テープ切出手段により切出され
    た前記テープを前記基準面に対する直角な一方の面側の
    周縁面に貼着けるテープ貼着手段と、 前記テープ貼着手段で前記ワークの前記周縁面に貼着け
    られた前記テープの残幅部分を、前記ワークの前記基準
    面から前記周縁面に貼着けられた前記ワークの他の面側
    へと前記ワーク搬送手段による前記ワークの搬送に伴っ
    て順次曲折し、少なくとも前記基準面以上に貼着けて前
    記ワークの基準面側をシール状態とするシール手段と、 前記ワーク搬送手段により搬送される前記ワークの特定
    の面側の所定位置に対して所定のラベルを貼着けるラベ
    ル貼着手段とを具備することを特徴とする簡易荷送シー
    ル装置。
  3. 【請求項3】 複数積み重ねたワークを1つずつ順次投
    入するワーク投入手段と、 前記ワーク投入手段により投入される前記ワークの特定
    の一面を基準面とし、前記基準面に対する直角な面を水
    平に搬送するワーク搬送手段と、 ロール状で所定幅の片面糊付テープを前記ワークへの貼
    着長さに対応する所定長さに切出すテープ切出手段と、 前記ワーク搬送手段により搬送される前記ワークの先端
    位置に略同期させ、前記テープ切出手段により切出され
    た前記テープを前記基準面に対する直角な一方の面側の
    周縁面に貼着けるテープ貼着手段と、 前記テープ貼着手段で前記ワークの前記周縁面に貼着け
    られた前記テープの残幅部分を、前記ワークの前記基準
    面から前記周縁面に貼着けられた前記ワークの他の面側
    へと前記ワーク搬送手段による前記ワークの搬送に伴っ
    て順次曲折し、少なくとも前記基準面以上に貼着けて前
    記ワークの基準面側をシール状態とするシール手段と、 前記ワーク搬送手段により搬送される前記ワークの特定
    の面側の所定位置に対して所定のラベルを貼着けるラベ
    ル貼着手段とを具備することを特徴とする簡易荷送シー
    ル装置。
  4. 【請求項4】 ロール状で所定幅の片面糊付テープをワ
    ークへの貼着長さに対応する所定長さに切出すテープ切
    出手段と、 前記テープ切出手段により切出された所定長の前記テー
    プを前記ワークの一面を基準とした基準面に対する直角
    な一方の面側の周縁面に貼着けるテープ貼着手段と、 前記テープ貼着手段で前記ワークの一方の面側の前記周
    縁面に貼着けられた前記テープの残幅部分を、前記ワー
    クの前記基準面から他方の面側の周縁面側方向へと順次
    曲折し、少なくとも前記基準面以上に貼着けて前記ワー
    ク端面をシール状態とするシール手段と、 前記ワークの一方の面側の所定位置に対して所定の配送
    先を印字する印字手段とを具備することを特徴とする簡
    易荷送シール装置。
  5. 【請求項5】 ワークの一面を基準面とし、前記基準面
    に対する直角な面を水平に搬送するワーク搬送手段と、 ロール状で所定幅の片面糊付テープを前記ワークへの貼
    着長さに対応する所定長さに切出すテープ切出手段と、 前記ワーク搬送手段により搬送される前記ワークの先端
    位置に略同期させ、前記テープ切出手段により切出され
    た前記テープを前記基準面に対する直角な一方の面側の
    周縁面に貼着けるテープ貼着手段と、 前記テープ貼着手段で前記ワークの前記周縁面に貼着け
    られた前記テープの残幅部分を、前記ワークの前記基準
    面から前記周縁面に貼着けられた前記ワークの他の面側
    へと前記ワーク搬送手段による前記ワークの搬送に伴っ
    て順次曲折し、少なくとも前記基準面以上に貼着けて前
    記ワークの基準面側をシール状態とするシール手段と、 前記ワークの一方の面側の所定位置に対して所定の配送
    先を印字する印字手段とを具備することを特徴とする簡
    易荷送シール装置。
  6. 【請求項6】 複数積み重ねたワークを1つずつ順次投
    入するワーク投入手段と、 前記ワーク投入手段により投入される前記ワークの特定
    の一面を基準面とし、前記基準面に対する直角な面を水
    平に搬送するワーク搬送手段と、 ロール状で所定幅の片面糊付テープを前記ワークへの貼
    着長さに対応する所定長さに切出すテープ切出手段と、 前記ワーク搬送手段により搬送される前記ワークの先端
    位置に略同期させ、前記テープ切出手段により切出され
    た前記テープを前記基準面に対する直角な一方の面側の
    周縁面に貼着けるテープ貼着手段と、 前記テープ貼着手段で前記ワークの前記周縁面に貼着け
    られた前記テープの残幅部分を、前記ワークの前記基準
    面から前記周縁面に貼着けられた前記ワークの他の面側
    へと前記ワーク搬送手段による前記ワークの搬送に伴っ
    て順次曲折し、少なくとも前記基準面以上に貼着けて前
    記ワークの基準面側をシール状態とするシール手段と、 前記ワークの一方の面側の所定位置に対して所定の配送
    先を印字する印字手段とを具備することを特徴とする簡
    易荷送シール装置。
  7. 【請求項7】 前記ワーク搬送手段は、前記ワークの前
    記基準面に対する直角な両面の平面で、挟持状態にして
    搬送することを特徴とする請求項2、請求項3、請求項
    5または請求項6の何れか1つに記載の簡易荷送シール
    装置。
  8. 【請求項8】 前記テープ切出手段は、前記テープの幅
    方向の中心を前記ワークの前記基準面の厚み方向の略中
    心に一致させ切出すことを特徴とする請求項1乃至請求
    項7の何れか1つに記載の簡易荷送シール装置。
  9. 【請求項9】 前記テープ切出手段及び前記テープ貼着
    手段は、前記テープの移送区間で、前記テープの糊付面
    との接触面にナイフエッジを用いることを特徴とする請
    求項1乃至請求項8の何れか1つに記載の簡易荷送シー
    ル装置。
  10. 【請求項10】 前記テープ貼着手段は、前記テープ切
    出手段により切出された前記テープの糊付面と反対面を
    負圧にして吸着保持することを特徴とする請求項1乃至
    請求項9の何れか1つに記載の簡易荷送シール装置。
  11. 【請求項11】 更に、前記シール状態とされた前記ワ
    ークにおける残りの端面に対して、前記ロール状で所定
    幅の片面糊付テープを貼着長さに対応する所定長さに切
    出す第2のテープ切出手段と、 前記第2のテープ切出手段により切出された前記テープ
    を前記ワークの一方の面側の周縁面に貼着ける第2のテ
    ープ貼着手段と、 前記第2のテープ貼着手段で前記ワークの端面側に対し
    て直角方向の面の前記周縁面に貼着けられた前記テープ
    の残幅部分を、前記ワークの前記端面の反対側面側の周
    縁面側へと順次曲折し、少なくとも前記端面側の2面以
    上に貼着けて前記ワーク端面をシール状態とする第2の
    シール手段とを具備することを特徴とする請求項1乃至
    請求項10の何れか1つに記載の簡易荷送シール装置。
  12. 【請求項12】 前記第2のテープ切出手段、前記第2
    のテープ貼着手段、前記第2のシール手段は、前記シー
    ル状態とされた基準面側の前記ワークに対して両端面側
    をシール状態とする対称的な一対構成とすることを特徴
    とする請求項11に記載の簡易荷送シール装置。
  13. 【請求項13】 前記シール手段の曲折は、略コ字状の
    曲折としたことを特徴とする請求項1乃至12の何れか
    1つに記載の簡易荷送シール装置。
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