JP2000141710A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000141710A
JP2000141710A JP31856298A JP31856298A JP2000141710A JP 2000141710 A JP2000141710 A JP 2000141710A JP 31856298 A JP31856298 A JP 31856298A JP 31856298 A JP31856298 A JP 31856298A JP 2000141710 A JP2000141710 A JP 2000141710A
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Japan
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intermediate transfer
coating agent
image forming
transfer belt
image
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JP31856298A
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English (en)
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Kouji Inaishi
浩司 稲石
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高粘度のコーティング剤の塗布を可能とし
て、画像のべたつきを生ずることなく、高速で画像形成
ができる画像形成装置を提供する。 【解決手段】 コーティング剤7が含浸され中間転写ベ
ルト2の外周表面上に接離可能である接触部材8と、前
記接触部材8に連結され前記接触部材8の中間転写ベル
ト2に対する圧接力を調整する圧接力調整手段9とを設
ける。接触部材8は、一端部が中間転写ベルト2に接触
可能で、他端部を、タンク10に収容されるコーティン
グ剤7中に浸漬する。前記タンク10中のコーティング
剤7を、塗布前にヒータ手段11にて加熱する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写媒体上に
中間転写像を形成し、それを記録媒体に転写することに
より、記録媒体上に画像を形成する画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、前記画像形成装置として、例えば
図2に示すものが知られている。図2は、従来の画像形
成装置の主要構成を模式的に示す説明図である。
【0003】画像形成装置100は、イエロー、マゼン
タ、シアン及びブラックの4色の加熱溶融インク(ホッ
トメルトインク)によってカラー画像を形成するもので
ある。画像形成装置100には、図示しないモータによ
って駆動する駆動ローラ101と、この駆動ローラ10
1と一定間隔を隔てて対向するテンションローラ102
とを備えており、駆動ローラ101及びテンションロー
ラ102の周囲には、エンドレスの中間転写ベルト10
3が巻き掛けられている。中間転写ベルト103の右側
下方には、記録用紙Pを案内すると共に、それを加熱す
る用紙ヒータ104が設けられている。
【0004】前記中間転写ベルト103の上側部分であ
って前記中間転写ベルト103に対向する箇所には、イ
ンクジェットヘッド105が設けられている。インクジ
ェットヘッド105は、イエローインクを噴射するイエ
ローヘッド105aと、マゼンタインクを噴射するマゼ
ンタヘッド105bと、シアンインクを噴射するシアン
ヘッド105cと、ブラックインクを噴射するブラック
ヘッド105dとを有し、それらのノズル面が中間転写
ベルト103の上側部分の外周表面に対向するように並
んで設けられている。また、前記各ヘッド105a〜1
05dは、中間転写ベルト103の幅方向に並んだノズ
ルを有する、いわゆるラインヘッドであり、各ヘッド1
05a〜105dから噴射される加熱溶融インクが中間
転写ベルト103上で重ね合わせられ、中間転写ベルト
103上にカラー画像が形成される。
【0005】前記中間転写ベルト103の上側部分の内
周表面側には、中間転写ベルト103を案内するガイド
プレート106が設けられており、そのガイドプレート
106の裏面側には、前記中間転写ベルト103に加熱
溶融インクを付着させるときに前記中間転写ベルト10
3を冷却するための冷却フィン107が設けられてい
る。
【0006】また、前記中間転写ベルト103の下側部
分の外周表面に対向して、圧力ローラ108が設けられ
ており、該圧力ローラ108と対向して前記中間転写ベ
ルト103の内周表面側にはヒートローラ109が設け
られている。圧力ローラ108の左側には、中間転写ベ
ルト103の外周表面に貼り付いた記録用紙Pを剥離す
るための剥離つめ110が設けられている。
【0007】さらに、テンションローラ102のベルト
走行方向上流側(図2において左下側)には、中間転写
ベルト103に付着した加熱溶融インクの剥離性を高め
るためにシリコンオイル111(コーティング剤)を中
間転写ベルト103の外周表面に塗布する塗布ローラ1
12が回転可能に設けられている。塗布ローラ112
は、容器113に収容されたシリコンオイル111中に
一部が浸っており、画像を形成するタイミングになる
と、図示しない移動機構によって矢印F1で示す方向へ
移動して、中間転写ベルト103に接触し、中間転写ベ
ルト103の外周表面にシリコンオイル111を塗布す
る。
【0008】このような画像形成装置100を起動する
と、駆動ローラ101の回転によって中間転写ベルト1
03が矢印F2で示す方向に回転されると共に、塗布ロ
ーラ112が矢印F1で示す方向へ移動して、中間転写
ベルト103に接触し、中間転写ベルト103の外周表
面に塗布ローラ112を介してシリコンオイル111が
塗布される。
【0009】そして、シリコンオイル111が塗布され
た中間転写ベルト103が画像形成開始位置に到達する
と、インクジェットヘッド105が所定のタイミングで
駆動され、各ヘッド105a〜105bから中間転写ベ
ルト103の外周表面上に加熱溶融インクが噴射され
る。これにより、中間転写ベルト103のシリコンオイ
ル膜上に加熱溶融インクによるカラー画像が形成され
る。
【0010】続いて、図示しない給紙機構によって記録
用紙Pが矢印F3で示す方向から用紙ヒータ104上に
搬送され、記録用紙Pは用紙ヒータ104によって加熱
されて、圧力ローラ108に向けて搬送される。記録用
紙P上の転写開始位置が圧力ローラ15上に到達するタ
イミングとは同期するように制御される。中間転写ベル
ト108上の加熱溶融インクは、ヒートローラ109の
加熱によって軟化し、記録用紙Pは、圧力ローラ108
及びヒートローラ109によって中間転写ベルト103
に圧接され、軟化した加熱溶融インクが記録用紙P上に
転写される。
【0011】そして、転写後の記録用紙Pは、剥離つめ
110によって中間転写ベルト103上から剥離され、
矢印F4で示す方向へ搬送され、図示しない排出機構に
よってトレイ上へ排出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記画像形
成装置100において、中間転写ベルト103を高速回
転して、画像形成速度を高速化したいという要求がある
が、従来使用されているシリコンオイル111などのコ
ーティング剤は、粘度が常温(25℃)で10〜100
mm2/sの範囲のものであり、略常温状態で中間転写
ベルトへのコーティング剤の塗布が行われるため、高速
回転により前記コーティング剤が中間転写ベルト103
の外周表面から離脱して、画像形成の品質の低下の原因
となるばかりでなく、飛散したコーティング剤によって
装置内部を汚損するという課題がある。
【0013】そこで、高粘度のコーティング剤を用いる
ことが考えられるが、そのような高粘度のコーティング
剤を中間転写ベルト上に塗布しようとすると、その高粘
度のためにコーティング剤の膜厚が厚くなり過ぎて、均
一に薄く塗布することができず、中間転写像に乱れ(画
像べたつき)を生じ、記録品質が低くなる。そのため、
撥インク性を有するコーティング剤としては、あまり高
粘度のものを使用できず、前述したように粘度が25℃
で10〜100mm2/s(cst)の範囲のものしか使用
することができないのが現状であった。
【0014】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
で、高粘度のコーティング剤の塗布を可能として、画像
のべたつきを生ずることなく、高速で画像形成ができる
画像形成装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、画像
を形成する画像形成手段と、該画像形成手段により加熱
溶融インクにて中間転写像が形成される中間転写媒体
と、該中間転写媒体に形成された中間転写像を記録媒体
に転写する転写手段と、前記中間転写像を記録媒体に転
写した後に前記中間転写媒体上に撥インク性を有するコ
ーティング剤を塗布してコーティング膜を形成する膜形
成手段とを有する画像形成装置を前提とするもので、前
記コーティング剤を、前記中間転写媒体に塗布する前に
加熱する加熱手段を備えるものである。ここで、前記膜
形成手段の「塗布」は、塗りつけるという通常の意味で
の塗布だけでなく、インクジェット方式のヘッドでコー
ティング剤を噴射したり中間転写媒体の表面側が、貯留
されているコーティング剤中を通過するようにしたりす
ることで、中間転写媒体の表面にコーティング剤による
膜を形成する場合をすべて含む。また、加熱手段による
加熱温度は、コーティング剤の種類によって異なるが、
コーティング剤の粘度が中間転写媒体上に薄く均一に塗
布できる粘度となる温度である。
【0016】請求項1の発明によれば、膜形成手段によ
ってコーティング剤が中間転写媒体上に塗布される前
に、前記コーティング剤が加熱手段によって加熱され、
その加熱効果によりコーティング剤の粘度が、常温時に
おける粘度よりも低下せしめられ、中間転写媒体の表面
への薄く均一な塗布が容易になされる。そして、画像形
成手段によって中間転写像を中間転写媒体に形成すると
きには、コーティング剤に対する加熱効果が薄れて、粘
度が元の大きさに戻る。よって、コーティング剤が高粘
度であっても、中間転写媒体に薄く均一に塗布すること
が可能となり、画像のべたつきが回避され、また、中間
転写媒体が高速で駆動されても、コーティング剤の飛散
は抑制され、装置のメンテナンス頻度を低減することも
可能とされる。
【0017】請求項2の発明は、請求項1の画像形成装
置において、前記コーティング剤の粘度が25℃で10
00mm2/s以上である。
【0018】請求項2の発明によれば、前記コーティン
グ剤の粘度が25℃で1000mm2/s以上の高粘度
であるが、塗布される前に加熱手段によって加熱され、
塗布されるコーティング剤は10〜100mm2/s
と、従来用いられているコーティング剤と同程度の粘度
とされ、中間転写媒体に薄く均一に塗布される。そし
て、コーティング剤が中間転写媒体に薄く均一に塗布さ
れることになるので、画像形成手段によって中間転写像
を中間転写媒体に形成するときには、加熱溶融インクに
乱れ(画像べたつき)が生ずることなく、高品質の画像
が得られる。
【0019】請求項3の発明は、請求項1又は2の画像
形成装置において、前記コーティング剤は、シリコン系
又はフッ素系のオイルを含んでいるものである。
【0020】請求項3の発明によれば、コーティング剤
としてシリコン系のオイルを用いれば、加熱溶融インク
の離型性が高められ、また、フッ素系のオイルを用いれ
ば、シリコン系のものよりも中間転写媒体に対する密着
度が高められる。尚、「離型性」とは、加熱溶融インク
を、中間転写媒体上から離れさせて記録媒体側に移動さ
せる性質をいう。
【0021】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かの画像形成装置において、前記膜形成手段が、コーテ
ィング剤が含浸され前記中間転写媒体上に接離可能に接
触する接触部材と、前記接触部材に連結され前記接触部
材の中間転写媒体に対する圧接力を調整する圧接力調整
手段とを有するものである。
【0022】請求項4の発明によれば、コーティング剤
が含浸される接触部材を、使用状況に応じて、中間転写
媒体に接触させることで、膜(コーティング剤)による
加熱溶融インクの離形性が低下する前に新たな膜が形成
され、常に一定の離型性が確保され、また、圧接力調整
手段によって、接触部材の中間転写媒体に対する圧接力
が調整され、中間転写媒体の表面に対してコーティング
剤が薄く均一に塗布される。
【0023】請求項5の発明は、請求項4の画像形成装
置において、前記接触部材が、一端部が前記中間転写媒
体に接触可能とされる一方、他端部が、タンクに収容さ
れるコーティング剤中に浸漬されており、前記タンクに
コーティング剤を加熱するヒータ手段が設けられてい
る。
【0024】請求項5の発明によれば、コーティング剤
を収容するタンクにヒータ手段を設けてコーティング剤
が加熱されるようになっており、簡単な構成で、中間転
写媒体への塗布前の加熱が可能とされる。また、接触部
材の他端部が、コーティング剤が収容されるタンク内に
浸漬されているので、加熱により粘度が低下せしめられ
たコーティング剤が常時前記接触部材の一端部に供給さ
れることになる。
【0025】請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれ
かの画像形成装置において、さらに、前記コーティング
剤が塗布された後、塗布されたコーティング剤の厚さを
一様にするブレード部材を備えるものである。
【0026】請求項6の発明によれば、コーティング剤
が薄く均一に塗布された後、さらに、ブレード部材によ
って、塗布されたコーティング剤の厚さが均一になるよ
うに修正され、画像形成手段によって中間転写像を中間
転写媒体に形成するときには、中間転写媒体の表面にコ
ーティング剤がむらなく塗布された状態とされる。
【0027】請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれ
かの画像形成装置において、前記画像形成手段が、前記
加熱溶融インクを噴射するインクジェットヘッドを有
し、前記転写手段が、前記中間転写媒体上の加熱溶融イ
ンクを加熱する加熱手段と、前記中間転写媒体上に記録
媒体を圧接することにより、前記加熱溶融インクを前記
記録媒体に転写する圧接手段とを有するものである。
【0028】請求項7の発明によれば、インクジェット
ヘッドより噴射され中間転写媒体に付着している加熱溶
融インクが、加熱手段による加熱によって、転写可能な
状態まで軟化され、それから、圧接手段による圧接によ
り、中間転写媒体上の加熱溶融インクが記録媒体に転写
される。この転写は、中間転写媒体上のコーティング剤
の膜により、スムーズに行われる。
【0029】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かの画像形成装置において、さらに、前記中間転写媒体
に加熱溶融インクを付着させるときに中間転写媒体を冷
却する第1の冷却手段と、前記記録媒体に中間転写像を
転写した後に記録媒体を冷却する第2の冷却手段とを備
えるものである。
【0030】請求項8の発明によれば、第1の冷却手段
による冷却により、中間転写媒体に付着したインクがよ
り早く固化し、また、第2の冷却手段による冷却によ
り、記録媒体に付着したインクがより早く固化するここ
となり、コーティング剤による離型性と相俟って高品質
の画像形成が行われる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に沿って説明する。尚、本実施の形態は、加熱溶融イン
クによって中間転写ベルト上に画像を形成する画像形成
装置である。
【0032】図1は本発明に係る画像形成装置の主要構
成を模式的に示す説明図である。同図に示すように、画
像形成装置1においては、中間転写媒体であるエンドレ
スの中間転写ベルト2(例えば、ポリイミドベルト、ス
テンレスベルト)が、駆動ローラ3と、テンションロー
ラ4との間に巻き掛けられている。前記駆動ローラ3は
図示しない駆動モータによって回転可能であり、テンシ
ョンローラ4は中間転写ベルト2のテンションを調整す
るために移動可能に構成されている。
【0033】前記中間転写ベルト2の上側走行部分に
は、前記中間転写ベルト2に対向するように4つのイン
クジェットヘッド5a,5b,5c,5dが並列に設け
られている。ここで、前記ヘッド5a〜5dは、それぞ
れ、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、
及びブラックインクを噴射するものである。
【0034】前記インクジェットヘッド5a〜5dの中
間転写ベルト2のベルト走行方向上流側であってテンシ
ョンローラ4付近には、撥インク性を有するコーティン
グ剤を前記中間転写ベルト2の外周表面に対して塗布し
てコーティング膜を形成する膜形成手段6が、中間転写
ベルト2の外周表面に対向して設けられている。
【0035】前記コーティング剤としては、一般的に
は、加熱溶融インクの離型性を高めるために、シリコン
系のオイルを含むものが用いられるが、中間転写ベルト
2に対する密着度をより高めるために、フッ素系のオイ
ルを含むものを用いることもできる。また、前記コーテ
ィング剤で中間転写ベルト2の外周表面にコーティング
膜を形成する前に、中間転写ベルト2とコーティング膜
との密着度を高める前処理剤の膜を中間転写ベルト2上
に形成するようにすれば、前処理剤によって中間転写ベ
ルト2とコーティング膜との密着度を高めることがで
き、コーティング膜の耐久性をより一層高めることが可
能となる。例えば、シリコン系のオイルを用いてコーテ
ィング膜を形成する場合には、前処理剤として、シラン
カップリング剤KBM503,KBM603,KBP4
0(いずれも信越化学(株)製)等を用いることができ
る。
【0036】前記膜形成手段6は、コーティング剤7が
含浸され中間転写ベルト2の外周表面上に接離可能であ
る可撓性及び屈曲性に富む接触部材8(例えばフェルト
部材)と、前記接触部材8に連結され前記接触部材8の
中間転写ベルト2に対する圧接力を調整する圧接力調整
手段9とを有する。そして、前記接触部材8は、一端部
が中間転写ベルト2の外周表面に接離可能とされる一
方、他端部が、タンク10に収容されるコーティング剤
7中に浸漬されており、前記タンク10の底部に、内部
のコーティング剤7をそれの粘度を低下させるために加
熱するヒータ手段11が設けられている。そして、加熱
により粘度が低下したコーティング剤7が、接触部材8
の他端部を通じて先端部に供給され、先端部はいつで
も、粘度が低下した状態のコーティング剤7を塗布可能
な状態となっている。尚、前記ヒータ手段11による加
熱温度は、中間転写ベルト2の外周表面に従来と同様に
薄く均一に塗布できるようにコーティング剤の粘度が1
0〜100mm2/s程度となる温度であり、コーティ
ング剤の種類に応じて適宜変更される。
【0037】よって、前記接触部材8の先端部を、中間
転写ベルト2の外周表面に接触させることで、コーティ
ング剤による離型機能を発揮する薄膜が形成される。こ
の接触部材8の接触は、常時行う必要はなく、使用状況
に応じて行われる。すなわち、コーティング剤による離
型性を一定の範囲で維持できればよいので、コーティン
グ膜による離型性が低下する前に新たなコーティング膜
を適宜形成するように接触させればよい。接触部材8を
中間転写ベルト2の外周表面に接触させるタイミングと
しては、各種考えられるが、例えば、起動時に接触部材
が中間転写ベルトに接触するようにすれば、起動時には
常に前記コーティング膜が中間転写ベルト上に形成され
ている状態とすることができ、また、所定の時間ごとに
接触部材が中間転写ベルトに接触するようにすれば、時
間の経過によってコーティング膜による離型性が低下す
るのを抑制することができ、さらに、画像形成が終了し
た記録媒体の数が所定の数に達したごとに接触部材が中
間転写ベルトに接触するようにすれば、所定数の記録媒
体に画像を形成したことによってコーティング膜による
離型性が低下するのを回避することができる。
【0038】また、前記圧力調整手段9は、タンク10
の上部に回転可能に軸支され一端部が接触部材8の先端
部を中間転写ベルト2の外周表面上に押し付け可能であ
る回動レバー部材12と、該回動レバー部材12の他端
部にスプリング部材13を介して連結された比例ソレノ
イド手段14とを備える。比例ソレノイド手段14によ
って、ピストンロッド14aの突出量を調整すること
で、接触部材8の中間転写ベルト2の外周表面に対する
圧接力が調整され、その結果、中間転写ベルト2へのコ
ーティング剤の塗布量(塗布厚さ)が変化することにな
る。
【0039】ここで、撥インク性を有するコーティング
剤を加熱した状態で塗布することになるので、コーティ
ング剤を塗布する状態では前記コーティング剤の粘度
が、常温(25℃)のときよりもかなり低くなるので、
中粘度、高粘度のコーティング剤を塗布することができ
る。例えば、KF96H(信越シリコーン製)、PSF
451高粘度(東芝シリコーン製)、SH200中粘
度、高粘度(東レ・ダウコーニング・シリコーン製)の
ような、粘度が25℃で1000mm2/s以上の粘度
の高い撥インク性を有するコーティング剤を使用するこ
とができる。
【0040】前記膜形成手段6とインクジェットヘッド
5a〜5dとの間には、先端部が鋭利なブレード部材1
5が設けられており、その先端部が中間転写ベルト2の
外周表面に接離可能となっている。ブレード部材15
は、必要時に中間転写ベルト2の外周面に先端部が接触
して、膜形成手段6によって中間転写ベルト2の外周表
面上に塗布されたコーティング剤を平滑化して、薄く均
一な膜厚のコーティング膜を形成するものである。
【0041】また、前記中間転写ベルト2の外周表面に
対しインクジェットヘッド5a〜5dから加熱溶融イン
クを噴射して中間転写像を形成する、前記中間転写ベル
ト2の上側部分の内周表面には、前記中間転写ベルト2
を案内するガイドプレート16が配設されている。この
ガイドプレート16の裏面側には、具体的に図示してい
ないが、前記中間転写ベルト2に加熱溶融インクを付着
させるときに前記中間転写ベルト2を冷却する第1の冷
却手段(例えば、冷却フィン)が設けられている。
【0042】前記中間転写ベルト2の駆動ローラ3のベ
ルト走行方向下流側には、前記中間転写ベルト2の外周
表面に接触するように転写ローラ17(圧接手段)が設
けられ、前記転写ローラ17と対向して前記中間転写ベ
ルト2の内周表面側には中間転写ベルト2上の加熱溶融
インクを加熱するヒートローラ18(加熱手段)が設け
られている。この部位において、中間転写ベルト2上に
中間転写像を形成する加熱溶融インクは、ヒートローラ
18の加熱によって軟化され、F11方向から送られて
くる記録用紙(図示せず)は、転写ローラ17及びヒー
トローラ19によって中間転写ベルト2に圧接され、中
間転写像(軟化した加熱溶融インク)が記録用紙上に転
写される。
【0043】また、前記転写ローラ17及びヒートロー
ラ18のベルト走行方向下流側には、前記中間転写ベル
ト2の内周表面に接触し前記中間転写ベルト2を案内す
るガイドプレート19が配設されている。このガイドプ
レート19の裏面側には、具体的に図示していないが、
記録用紙に中間転写像を転写した後に記録用紙を冷却す
る第2の冷却手段(例えば、冷却フィン)が設けられて
いる。尚、冷却後に、中間転写ベルト2は、アイドルロ
ーラ20にて走行方向が変換せしめられ、そのとき、記
録用紙は、中間転写ベルト2の外周表面より剥離つめ2
1にて剥離されて、F12方向に排出される。
【0044】上記のように構成すれば、膜形成手段6の
接触部材8を通じて、撥インク性を有するコーティング
剤7が中間転写ベルト2の外周表面上に塗布される前
に、前記コーティング剤7がタンク10に収容されてい
る状態でヒータ手段11によって加熱されているので、
コーティング剤7自体の温度が上昇せしめられ、粘度が
低下している。よって、接触部材8によって、コーティ
ング剤7が中間転写ベルト2の外周表面に塗布される際
に、コーティング剤7が中間転写ベルト2上において拡
がりやすく、中間転写ベルト2の外周表面上へ薄く均一
な塗布が容易とされる。
【0045】そのため、コーティング剤7の粘度が25
℃で1000mm2/s以上と高粘度であっても、塗布
時には、ヒータ手段11による加熱により低粘度(10
〜100mm2/s程度)とされているので、従来の低
粘度のコーティング剤を塗布する場合と何ら変わりな
く、中間転写ベルト2の外周表面に薄く均一に塗布する
ことができる。なお、この場合、接触部材8に代えて塗
布ローラを用いて、コーティング剤を中間転写ベルト2
の外周表面上に塗布することも可能である。
【0046】また、前記コーティング剤7は、塗布時に
は低粘度であっても、中間転写像形成時には、冷却され
て高粘度となっているので、コーティング剤7によって
加熱溶融インクの乱れ(画像べたつき)を生ずることは
なく、高品質の画像が得られるのに加えて、コーティン
グ剤7の周囲への飛散も抑制され、装置内部を汚損する
こともなくなるので、装置のメンテナンス頻度の低減化
も図れる。
【0047】特に、前記接触部材8にコーティング剤7
を供給するタンク10において、ヒータ手段11を用い
てコーティング剤7を予め加熱するようにしているの
で、簡単な構成で、中間転写ベルト2への塗布前に加熱
して、コーティング剤7の粘度を低下させて、塗布しや
すくすることができる。
【0048】さらに、前記コーティング剤7が塗布され
た後、塗布されたコーティング剤7の厚さを一様にする
ブレード部材15を設けているので、コーティング剤7
が塗布された後、ブレード部材15によって、塗布され
たコーティング剤7の厚さを薄く均一にし、インクジェ
ットヘッド5a〜5dによって中間転写像を中間転写ベ
ルト2に形成するときには、中間転写ベルト2の外周表
面にコーティング剤がむらなく塗布された状態と確実に
することが可能となる。
【0049】続いて、前記装置において、コーティング
剤としてシリコンオイル(KF96、信越シリコーン
製)を用い、そのオイル粘度が10mm2/s,100
mm2/s,1000mm2/s,10000mm2/s
のものについて、中間転写ベルトの走行速度を140mm
/sec,280mm/sec,560mm/secと変化させたことに
よるオイルの周囲への飛び散り、画像のべたつき(画像
の乱れ)について調べた結果について、次の表1に示
す。
【表1】 上記表1より、塗布前に加熱をしない従来例では、速度
が速くなるについて粘度が低いものから順に飛び散るよ
うになり、速度が280mm/secで粘度が10mm2/s
のものが飛び散り、速度が560mm/secで粘度が10m
2/s〜100mm2/sのものが飛び散る。一方、オ
イル粘度が100mm2/s程度までは画像のべたつき
が生じないが、1000mm2/sを越えると画像のべ
たつきが生じることがわかる。このような飛び散りや画
像べたつきが生ずるのは、オイル粘度が高くなると中間
転写ベルトへのオイルの塗布膜が厚くなるためであると
考えられる。
【0050】これに対し、塗布前に加熱する本発明例
は、速度が速くなるについて粘度が低いものから順に飛
び散るようになる点においては、従来例と同様である
が、画像のべたつきの問題はいずれの粘度についても生
じない。ここで、画像のべたつきが生じないのは、オイ
ルが中間転写ベルト上に薄く均一に塗布されているから
であると考えられる。
【0051】前記実施の形態においては、画像形成装置
としては、インクジェットヘッドを用いたものについて
説明したが、本発明はそれに限定されるものではなく、
サーマルヘッドを用いたものにも適用することができ
る。即ち、インクリボンに染み込んだ加熱溶融インクを
加熱溶融させて中間転写ベルト上に転写するサーマルヘ
ッドを備える画像形成装置にも適用することができ、そ
の場合は、コーティング剤が収納されるタンクを加熱す
るヒータは、サーマルヘッドが有する複数の発熱素子を
発熱させる発熱回路に接続し、その発熱回路の作動によ
って発熱するようにすることで、タンク中のコーティン
グ剤を加熱するための専用の回路を省略することが可能
となる。
【0052】また、前記タンク中のコーティング剤を加
熱するための熱源としては、記録用紙への転写時におい
て加熱溶融インクを軟化させるために中間転写ベルト2
を加熱するヒートローラ18から取ることも可能であ
る。
【0053】さらに、前記実施の形態においては、中間
転写ベルト2を用いたものについて説明したが、そのほ
か、中間転写ドラムを用いたものにも適用することがで
き、また、ブレード部材を進退させる装置(ブレード進
退手段)を設け、必要に応じてブレード部材の先端を中
間転写ベルト又は中間転写ドラムに接触させるように構
成することも可能である。
【0054】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような形態で
実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0055】請求項1の発明は、膜形成手段によってコ
ーティング剤が中間転写媒体上に塗布される前に、前記
コーティング剤を加熱手段によって加熱するようにして
いるので、コーティング剤の粘度が高い場合であって
も、その粘度を低下せしめて、中間転写媒体へ薄く均一
に塗布することが容易になる。
【0056】請求項2の発明は、コーティング剤とし
て、粘度が25℃で1000mm2/s以上のものを用
いているので、高速駆動においても、中間転写媒体より
剥離しにくく、耐久性の向上を図る上で有利となる。
【0057】請求項3の発明は、コーティング剤とし
て、シリコン系又はフッ素系のオイルを含んでいるもの
を用いるようにしているので、シリコン系のオイルを用
いれば、加熱溶融インクの離型性を高めることができ、
また、フッ素型のオイルを用いれば、シリコン系のもの
よりも中間転写媒体に対する密着度を高めることが可能
となる。
【0058】請求項4の発明は、膜形成手段が、コーテ
ィング剤が含浸され中間転写媒体上に接離可能に接触す
る接触部材と、前記接触部材に連結され前記接触部材の
中間転写媒体に対する圧接力を調整する圧接力調整手段
とを有するものであるので、接触部材を、使用状況に応
じて、中間転写媒体に接触させることで、膜の離型性能
が低下する前に新たな膜を形成することができ、また、
圧接力調整手段によって、接触部材の中間転写媒体に対
する圧接力を調整し、中間転写媒体へのコーティング剤
の塗布量(塗布厚さ)を容易に調整することができる。
【0059】請求項5の発明は、接触部材にコーティン
グ剤を供給するタンクにおいて、ヒータを用いてコーテ
ィング剤を加熱するようにしているので、簡単な構成
で、中間転写媒体への塗布前の加熱が可能となる。
【0060】請求項6の発明は、コーティング剤が塗布
された後、ブレード部材によって、塗布されたコーティ
ング剤が薄く均一になるように修正するようにしている
ので、画像形成手段によって中間転写像を中間転写媒体
に形成するときには、中間転写媒体の表面にコーティン
グ剤がむらなく塗布された状態に確実にすることが可能
となる。
【0061】請求項7の発明は、インクジェットヘッド
より噴射され中間転写媒体に付着している加熱溶融イン
クを、加熱手段による加熱によって軟化させ、それか
ら、圧接手段による圧接により、中間転写媒体上の加熱
溶融インクを記録媒体に転写するようにしているので、
加熱溶融インクによる画像形成を無理なく行うことがで
きる。
【0062】請求項8の発明は、第1の冷却手段による
冷却により、中間転写媒体に付着したインクがより早く
固化するようにし、また、第2の冷却手段による冷却に
より、記録媒体に付着したインクがより早く固化するよ
うにしているので、加熱溶融インクによる画像形成を効
率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像形成装置の概略構成図であ
る。
【図2】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置 2 中間転写ベルト 3 駆動ローラ 4 テンションローラ 5a〜5d インクジェットヘッド 6 膜形成手段 7 コーティング剤 8 接触部材 9 圧接力調整手段 10 タンク 15 ブレード部材 16 ガイドプレート 17 転写ローラ 18 ヒートローラ 19 ガイドプレート

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像を形成する画像形成手段と、該画像
    形成手段により加熱溶融インクにて中間転写像が形成さ
    れる中間転写媒体と、該中間転写媒体に形成された中間
    転写像を記録媒体に転写する転写手段と、前記中間転写
    像を記録媒体に転写した後に前記中間転写媒体上に撥イ
    ンク性を有するコーティング剤を塗布してコーティング
    膜を形成する膜形成手段とを有する画像形成装置におい
    て、 前記コーティング剤を、前記中間転写媒体に塗布する前
    に加熱する加熱手段を備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記コーティング剤は、粘度が25℃で
    1000mm2/s以上であるところの請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記コーティング剤は、シリコン系又は
    フッ素系のオイルを含んでいるところの請求項1又は2
    記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記膜形成手段は、コーティング剤が含
    浸され前記中間転写媒体上に接離可能に接触する接触部
    材と、前記接触部材に連結され前記接触部材の中間転写
    媒体に対する圧接力を調整する圧接力調整手段とを有す
    るものであるところの請求項1〜3のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記接触部材は、一端部が前記中間転写
    媒体に接触可能とされる一方、他端部が、タンクに収容
    されるコーティング剤中に浸漬されており、前記タンク
    にコーティング剤を加熱するヒータ手段が設けられてい
    るところの請求項4記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記コーティング剤が塗布され
    た後、塗布されたコーティング剤の厚さを一様にするブ
    レード部材を備えるところの請求項1〜5のいずれかに
    記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記画像形成手段は、前記加熱溶融イン
    クを噴射するインクジェットヘッドを有し、 前記転写手段は、前記中間転写媒体上の加熱溶融インク
    を加熱する加熱手段と、前記中間転写媒体上に記録媒体
    を圧接することにより、前記加熱溶融インクを前記記録
    媒体に転写する圧接手段とを有するところの請求項1〜
    6のいずれかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 さらに、前記中間転写媒体に加熱溶融イ
    ンクを付着させるときに中間転写媒体を冷却する第1の
    冷却手段と、 前記記録媒体に中間転写像を転写した後に記録媒体を冷
    却する第2の冷却手段とを備えるところの請求項1〜7
    のいずれかに記載の画像形成装置。
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