JP2000141662A5 - - Google Patents
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Description
【0025】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のインクジェットヘッド用基体は、液体を吐出する複数の吐出口と、該複数の吐出口とそれぞれ連通する複数の液流路と、該液流路の流路方向に沿って前記液流路内に配置された、前記液流路内の液体を前記吐出口から吐出させるために利用される熱エネルギーを発生させる第1および第2の発熱手段と、を有するインクジェットヘッドを構成するための、前記第1および第2の発熱手段が基板上に形成されてなるインクジェットヘッド用基体において、前記第1および第2の発熱手段は、それぞれ選択的に4KHz以上の駆動周波数で駆動されるものであって、前記第1の発熱手段は、前記各液流路に対応して前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置され、電気的に直列に接続された複数の発熱抵抗体を有するものであり、前記第2の発熱手段は、少なくとも1つの発熱抵抗体を有するものであることを特徴とする。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明のインクジェットヘッド用基体は、液体を吐出する複数の吐出口と、該複数の吐出口とそれぞれ連通する複数の液流路と、該液流路の流路方向に沿って前記液流路内に配置された、前記液流路内の液体を前記吐出口から吐出させるために利用される熱エネルギーを発生させる第1および第2の発熱手段と、を有するインクジェットヘッドを構成するための、前記第1および第2の発熱手段が基板上に形成されてなるインクジェットヘッド用基体において、前記第1および第2の発熱手段は、それぞれ選択的に4KHz以上の駆動周波数で駆動されるものであって、前記第1の発熱手段は、前記各液流路に対応して前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置され、電気的に直列に接続された複数の発熱抵抗体を有するものであり、前記第2の発熱手段は、少なくとも1つの発熱抵抗体を有するものであることを特徴とする。
【0027】
具体的には、前記第1および第2の発熱手段が配置される前記基板上に形成された共通配線層と、前記第1および第2の発熱手段の下層となるように前記共通配線層の表面に形成された絶縁層と、前記絶縁層の、前記第1と第2の発熱手段の間に対応する位置に形成された第1のスルーホールを介して、前記第1および第2の発熱手段を前記共通配線層に電気的に接続する第1の共通配線と、前記絶縁層の表面に形成され、前記第1の発熱手段と電気的に接続された第1の個別配線と、前記絶縁層の表面に形成され、前記第2の発熱手段と電気的に接続された第2の個別配線と、前記絶縁層の表面に形成され、前記絶縁層の、前記第2の発熱手段の前記第1の発熱手段側と反対側に形成された第2のスルーホールを介して、前記共通配線層と電気的に接続された第2の共通配線と、をさらに有するインクジェットヘッド用基体が好ましい。
具体的には、前記第1および第2の発熱手段が配置される前記基板上に形成された共通配線層と、前記第1および第2の発熱手段の下層となるように前記共通配線層の表面に形成された絶縁層と、前記絶縁層の、前記第1と第2の発熱手段の間に対応する位置に形成された第1のスルーホールを介して、前記第1および第2の発熱手段を前記共通配線層に電気的に接続する第1の共通配線と、前記絶縁層の表面に形成され、前記第1の発熱手段と電気的に接続された第1の個別配線と、前記絶縁層の表面に形成され、前記第2の発熱手段と電気的に接続された第2の個別配線と、前記絶縁層の表面に形成され、前記絶縁層の、前記第2の発熱手段の前記第1の発熱手段側と反対側に形成された第2のスルーホールを介して、前記共通配線層と電気的に接続された第2の共通配線と、をさらに有するインクジェットヘッド用基体が好ましい。
【0028】
また、前記第1の発熱手段が有する発熱抵抗体は、前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置された第1および第2の発熱抵抗体の2つであり、前記第1および第2の発熱抵抗体の吐出口側に配置された接続配線を介して前記第1と第2の発熱抵抗体が電気的に接続されていることが好ましい。
また、前記第1の発熱手段が有する発熱抵抗体は、前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置された第1および第2の発熱抵抗体の2つであり、前記第1および第2の発熱抵抗体の吐出口側に配置された接続配線を介して前記第1と第2の発熱抵抗体が電気的に接続されていることが好ましい。
【0029】
さらに、前記第1および第2の発熱抵抗体の幅がほぼ同一であり、かつ、前記第2の発熱手段が有する発熱抵抗体が1つであり、前記第2の発熱手段の、前記液流路の流路方向における長さが、前記第1および第2の発熱抵抗体の、前記液流路の流路方向における長さの合計とほぼ同一となっていることが好ましい。
さらに、前記第1および第2の発熱抵抗体の幅がほぼ同一であり、かつ、前記第2の発熱手段が有する発熱抵抗体が1つであり、前記第2の発熱手段の、前記液流路の流路方向における長さが、前記第1および第2の発熱抵抗体の、前記液流路の流路方向における長さの合計とほぼ同一となっていることが好ましい。
【0031】
前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱抵抗体の形状および大きさがほぼ同一であることが好ましい。
前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱抵抗体の形状および大きさがほぼ同一であることが好ましい。
【0035】
さらに、本発明のインクジェットヘッドは、液体を吐出する複数の吐出口と、該複数の吐出口とそれぞれ連通する複数の液流路と、前記液流路の流路方向に沿って前記液流路内に配置された、前記液流路内の液体を前記吐出口から吐出させるために利用される熱エネルギーを発生させる第1および第2の発熱手段と、を有するインクジェットヘッドにおいて、前記第1および第2の発熱手段は、それぞれ選択的に4KHz以上の駆動周波数で駆動されるものであって、前記第1の発熱手段は、前記各液流路内に前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置され、電気的に直列に接続された複数の発熱抵抗体を有するものであり、前記第2の発熱手段は、前記各液流路内に配置された少なくとも1つの発熱抵抗体を有するものであることを特徴とする。ここで、前記第1の発熱手段が、前記第2の発熱手段よりも前記液流路の流路方向下流側に配置されていることが好ましい。さらには、前記第1の発熱手段の自由発泡幅が、前記液流路の前記第1の発熱手段配置部分における前記液流路幅方向の最大距離以上となっていることが好ましい。
さらに、本発明のインクジェットヘッドは、液体を吐出する複数の吐出口と、該複数の吐出口とそれぞれ連通する複数の液流路と、前記液流路の流路方向に沿って前記液流路内に配置された、前記液流路内の液体を前記吐出口から吐出させるために利用される熱エネルギーを発生させる第1および第2の発熱手段と、を有するインクジェットヘッドにおいて、前記第1および第2の発熱手段は、それぞれ選択的に4KHz以上の駆動周波数で駆動されるものであって、前記第1の発熱手段は、前記各液流路内に前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置され、電気的に直列に接続された複数の発熱抵抗体を有するものであり、前記第2の発熱手段は、前記各液流路内に配置された少なくとも1つの発熱抵抗体を有するものであることを特徴とする。ここで、前記第1の発熱手段が、前記第2の発熱手段よりも前記液流路の流路方向下流側に配置されていることが好ましい。さらには、前記第1の発熱手段の自由発泡幅が、前記液流路の前記第1の発熱手段配置部分における前記液流路幅方向の最大距離以上となっていることが好ましい。
Claims (13)
- 液体を吐出する複数の吐出口と、該複数の吐出口とそれぞれ連通する複数の液流路と、該液流路の流路方向に沿って前記液流路内に配置された、前記液流路内の液体を前記吐出口から吐出させるために利用される熱エネルギーを発生させる第1および第2の発熱手段と、を有するインクジェットヘッドを構成するための、前記第1および第2の発熱手段が基板上に形成されてなるインクジェットヘッド用基体において、
前記第1および第2の発熱手段は、それぞれ選択的に4KHz以上の駆動周波数で駆動されるものであって、前記第1の発熱手段は、前記各液流路に対応して前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置され、電気的に直列に接続された複数の発熱抵抗体を有するものであり、前記第2の発熱手段は、少なくとも1つの発熱抵抗体を有するものであることを特徴とするインクジェットヘッド用基体。 - 前記第1の発熱手段を構成する前記複数の発熱抵抗体それぞれのシート抵抗値および、前記第2の発熱手段を構成する発熱抵抗体のシート抵抗値が略同一である請求項1に記載のインクジェットヘッド用基体。
- 前記第1および第2の発熱手段が配置される前記基板上に形成された共通配線層と、
前記第1および第2の発熱手段の下層となるように前記共通配線層の表面に形成された絶縁層と、
前記絶縁層の、前記第1と第2の発熱手段の間に対応する位置に形成された第1のスルーホールを介して、前記第1および第2の発熱手段を前記共通配線層に電気的に接続する第1の共通配線と、
前記絶縁層の表面に形成され、前記第1の発熱手段と電気的に接続された第1の個別配線と、
前記絶縁層の表面に形成され、前記第2の発熱手段と電気的に接続された第2の個別配線と、
前記絶縁層の表面に形成され、前記絶縁層の、前記第2の発熱手段の前記第1の発熱手段側と反対側に形成された第2のスルーホールを介して、前記共通配線層と電気的に接続された第2の共通配線と、をさらに有する請求項1または2に記載のインクジェットヘッド用基体。 - 前記第1の発熱手段が有する発熱抵抗体は、前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置された第1および第2の発熱抵抗体の2つであり、前記第1および第2の発熱抵抗体の吐出口側に配置された接続配線を介して前記第1と第2の発熱抵抗体が電気的に接続されている請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド用基体。
- 前記第1および第2の発熱抵抗体の幅がほぼ同一であり、かつ、前記第2の発熱手段が有する発熱抵抗体が1つであり、前記第2の発熱手段の、前記液流路の流路方向における長さが、前記第1および第2の発熱抵抗体の、前記液流路の流路方向における長さの合計とほぼ同一となっている請求項4に記載のインクジェットヘッド用基体。
- 前記第1および第2の発熱素子の構成材料として、TaN、TaAl、TaSiNまたはHfB2のうちいずれか1つが用いられている請求項1〜5のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド用基体。
- 前記第1の発熱抵抗体と前記第2の発熱抵抗体の形状および大きさがほぼ同一である請求項1〜6のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド用基体。
- 液体を吐出する複数の吐出口と、該複数の吐出口とそれぞれ連通する複数の液流路と、前記液流路の流路方向に沿って前記液流路内に配置された、前記液流路内の液体を前記吐出口から吐出させるために利用される熱エネルギーを発生させる第1および第2の発熱手段と、を有するインクジェットヘッドにおいて、
前記第1および第2の発熱手段は、それぞれ選択的に4KHz以上の駆動周波数で駆動されるものであって、
前記第1の発熱手段は、前記各液流路内に前記液流路の流路方向に対して垂直な方向に並列に配置され、電気的に直列に接続された複数の発熱抵抗体を有するものであり、前記第2の発熱手段は、前記各液流路内に配置された少なくとも1つの発熱抵抗体を有するものであることを特徴とするインクジェットヘッド。 - 前記第1の発熱手段が、前記第2の発熱手段よりも前記液流路の流路方向下流側に配置されている請求項8に記載のインクジェットヘッド。
- 前記第1の発熱手段の自由発泡幅が、前記液流路の前記第1の発熱手段配置部分における前記液流路幅方向の最大距離以上である請求項8または9に記載のインクジェットヘッド。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載のインクジェットヘッド用基体と、該インクジェットヘッド用基体の前記第1および第2の発熱手段側の面上に前記液流路を設けるように前記インクジェットヘッド用基体の前記第1および第2の発熱手段側の面に接合された天板とを有するインクジェットヘッド。
- 請求項8〜11のいずれか1項に記載のインクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドに供給するための液体を貯留する液体貯留部とを有するインクジェットカートリッジ。
- 請求項12に記載のインクジェットカートリッジと、該インクジェットカートリッジの前記インクジェットヘッドから吐出された液体を受ける被記録媒体を搬送する被記録媒体給送装置とを有するインクジェット記録装置。
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