JP2000141574A - レンズシート用フィルム - Google Patents
レンズシート用フィルムInfo
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Abstract
ンズ単位からなるレンズ層との接着性を向上させると同
時に、ディスプレイを構成する光源などの発熱や蓄熱な
どの過酷な状態下でも、ゆがみが抑制されたレンズシー
ト用フィルムを提供すること。 【解決手段】レンズ層の片面に隣接し設けられてレンズ
シートを構成するレンズシート用フィルムであって、熱
可塑性樹脂フィルムからなるとともに、該フィルムの少
なくともレンズ層側の片面に積層膜が設けられてなり、
かつ、該積層膜が設けられてなる熱可塑性樹脂フィルム
の150℃、30分での熱収縮率が1%以下であること
を特徴とするレンズシート用フィルムである。
Description
などに用いられるレンズシートを形成する場合の基材フ
ィルムとなるレンズシート用フィルムに関する。
脂フィルムを用いたレンズシート用フィルムに関し、特
に、熱に対するゆがみが抑制されているという特徴を有
するレンズシート用フィルムに関するものである。な
お、本発明において、レンズシートとは、一方の面に多
数のレンズ単位が平行にレンズ面を有するシート状の基
本構造を有するものをいい、例えば、特開平8−286
005号公報などに記載されている如きものをいう。
型軽量化に代表されるように、携帯用電気機器の小型軽
量化、カラー化の普及は著しいものがある。特に、カラ
ー液晶ディスプレイを用いた商品は、カラーノート型パ
ソコンに限らず、携帯用カラー液晶テレビ、ビデオ一体
型カラー液晶テレビ、ハンディラベルプリンター、携帯
用通信機器(モバイルギアーなど)など、多種多様なも
のがある。
ためバッテリーが用いられているが、その稼動時間には
限りがある。特に、液晶ディスプレイ、中でも、カラー
液晶ディスプレイの消費電力は、バッテリーによる稼動
時間を大きく左右するものであり、この消費電力を低減
することにより、上記した携帯用電気機器の実用的な商
品価値を高めることができる。同時に、省エネルギー化
の達成は、地球環境的にも有意義なことである。
ィスプレイに用いられるバックライトの消費電力を抑制
することが最も簡単な方法である。しかし、この場合、
バックライトの輝度が低下するので、液晶ディスプレイ
の輝度も低下し、表示機能が著しく低下することにな
る。
光学的効率を改善する方法が提案されている。例えば、
片面に、プリズム列のレンズ単位を多数形成したレンズ
シート、あるいはレンチキュラー列のレンズ単位を多数
形成したシートなどのレンズシートを、バックライトの
導光体の出射光面側に設けたバックライトなどが提案さ
れている。
からの出射光を屈折作用によってディスプレイ正面方向
に向けることによって、正面輝度を向上させるものであ
る。通常、レンズシートは、その成形性の良さからポリ
カーボネート系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系
樹脂などの透明性に優れたプラスチック樹脂を基材と
し、少なくとも片面に、レンズ単位を多数形成した構成
がとられている。
面、機器本体への負担が極端に大きくなっている。特
に、熱的な負担は想像を超えるものであり、上述した液
晶ディスプレイに関しても例外ではなく、バックライト
の光源による発熱の影響は大きい。例えば、該影響とし
て、輝度向上のために設けたレンズシートが光源の熱に
よって、ゆがみが発生したり、また、レンズシートのレ
ンズ部分が熱可塑性樹脂などの基材と剥離し、製品価値
がなくなるなどの問題が発生する。その場合、ディスプ
レイの輝度が低下したり、表示される画像にゆがみによ
る変形が発生したり、最悪の場合、表示用ディスプレイ
が破損したりすることもあり、製品の品質上、重大な問
題となる。
スプレイにおいては、光源を含めた各部品が製品本体中
に高密度に配列されるため、製品本体中に、光源を主と
し、他の部品などから発生する熱による蓄熱が起こりや
すく、上記した現象はますます発生しやすくなってい
る。
なる透明樹脂フィルムに各種の易接着処理を施したもの
を用いることが検討されている。例えば、表面のコロナ
放電処理、紫外線照射処理、プラズマ処理などを行う表
面活性化法、酸、アルカリ、アミン水溶液などの薬剤に
よる表面エッチング法、あるいは、フィルム表面に接着
性を有するアクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ウレタン
樹脂、ポリオレフィン樹脂などの各種樹脂をプライマー
層として設ける方法などである。
の被覆物に対応できる接着性物質を選択してコーティン
グすることが可能であることから、水溶性あるいは水分
散性のポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂
などを接着性物質としてポリエステルフィルムに積層し
たもの(特開昭55−15825号公報、特開昭58−
78761号公報、特開昭60−248232号公報、
特開昭62−204940号公報、特開平1−1080
37号公報など)などが提案されている。
の技術には次のような問題点がある。
などの表面活性化法を用いた場合には、一時的な接着性
向上効果は得られるものの、永続的なものではなく、か
つ、その向上効果も低レベルである。
脂、あるいはポリエステル樹脂などの接着性樹脂をプラ
イマー層として設けた場合には、コロナ放電処理などに
比べると接着性が向上するものの、例えば、高温下では
著しい接着性低下が発生するなど問題が多い。
けのフィルムでは、光源から発生する熱やその蓄熱など
により、ゆがみが発生し、大きな問題となっている。
可塑性樹脂フィルム上に設けられた多数のレンズ単位か
らなるレンズ層との接着性を向上させると同時に、各種
環境下、特に、高温下での接着性と、レンズシートのゆ
がみについても改良されたレンズシート用フィルムを提
供することを目的とするものである。
発明のレンズシート用フィルムは、レンズ層の片面に隣
接し設けられてレンズシートを構成するレンズシート用
フィルムであって、熱可塑性樹脂フィルムからなるとと
もに、該フィルムの少なくともレンズ層側の片面に積層
膜が設けられてなり、かつ、該積層膜が設けられてなる
熱可塑性樹脂フィルムの150℃、30分での熱収縮率
が1%以下であることを特徴とするレンズシート用フィ
ルムである。
説明をする。
熱によって溶融もしくは軟化するフィルムの総称であっ
て、特に限定されるものではないが、代表的なものとし
ては、ポリエステルフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、ポリメチルメタクリレートフィルムやポリスチレン
フィルムなどのアクリル系フィルム、ポリプロピレンフ
ィルムやポリエチレンフィルムなどのポリオレフィンフ
ィルム、ナイロンなどのポリアミドフィルム、ポリ塩化
ビニルフィルム、ポリウレタンフィルム、フッ素系フィ
ルムなどを用いることができる。
ーであってもよい。これらのうち、機械的強度、寸法安
定性、透明性などの点で、ポリエステルフィルム、ポリ
カーボネートフィルム、アクリル系フィルム、ポリアミ
ドフィルムなどが好ましく、更に、機械的強度、汎用性
などの点で、ポリエステルフィルムが好ましい。
ポリエステルフィルムにおいて、ポリエステルとは、エ
ステル結合を主鎖の主要な結合鎖とする高分子の総称で
あって、好ましいポリエステルとしては、エチレンテレ
フタレート、プロピレンテレフタレート、エチレン−
2,6−ナフタレート、ブチレンテレフタレート、プロ
ピレン−2,6−ナフタレート、エチレン−α,β−ビ
ス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4’−ジカル
ボキシレートなどから選ばれた少なくとも1種の構成成
分を主要構成成分とするものを用いることができる。こ
れら構成成分は、1種のみ用いても、2種以上併用して
もよいが、中でも品質、経済性などを総合的に判断する
と、エチレンテレフタレートを主要構成成分とするポリ
エステルを用いることが特に好ましい。また、基材に熱
が作用する部位に用いられる場合、例えば、光源などの
発熱体に近い部位で使用される場合や、レンズ層形成時
に該レンズを構成する樹脂の収縮を伴う場合において
は、耐熱性や剛性に優れたポリエチレン−2,6−ナフ
タレートが更に好ましい。
ジカルボン酸成分やジオール成分が一部、好ましくは2
0モル%以下共重合されていてもよい。
剤、例えば、酸化防止剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、紫
外線吸収剤、有機の易滑剤、顔料、染料、有機または無
機の微粒子、充填剤、帯電防止剤、核剤などがその特性
を悪化させない程度に添加されていてもよい。
のo−クロロフェノール中で測定)は、0.4〜1.2
dl/gが好ましく、より好ましくは0.5〜0.8d
l/gの範囲にあるものが本発明を実施する上で好適で
ある。
フィルムは、積層膜が設けられた状態においては二軸配
向されたものであるのが好ましい。二軸配向ポリエステ
ルフィルムとは、一般に、未延伸状態のポリエステルシ
ートまたはフィルムを長手方向および幅方向に各々2.
5〜5倍程度延伸され、その後、熱処理が施されて、結
晶配向が完了されたものであり、広角X線回折で二軸配
向のパターンを示すものをいう。
されるものではなく、本発明のレンズシート用フィルム
が使用される用途に応じて適宜選択されるが、機械的強
度、ハンドリング性などの点から、通常は好ましくは1
〜500μm、より好ましくは5〜300μm、最も好
ましくは30〜210μmである。また、得られたフィ
ルムを各種の方法で貼り合わせて用いることもできる。
熱可塑性樹脂フィルムの表面に積層構造的に形成されて
存在する膜状のものをいう。該膜自体は、単一層であっ
ても複数層からなるものであってもよい。
明のレンズシート用フィルムが用いられるレンズシート
のレンズ層との接着性を付与しうる層であることが好ま
しい。
塑性樹脂フィルムとの接着性、レンズ層との接着性を有
するものであれば、特に限定されるものではないが、ポ
リエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹
脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、尿素樹脂、ウレタ
ン樹脂などを好適に用いることができる。
であるポリエステルフィルムとの接着性、およびレンズ
層との接着性の点で、ポリエステル樹脂、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂を用いることがより好ましく、また、
異なる2種の樹脂、例えば、ポリエステル樹脂とウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂とアクリル樹脂、あるいはウ
レタン樹脂とアクリル樹脂を組み合わせて用いてもよ
い。
て、積層膜の構成成分として用いられるポリエステル樹
脂は、主鎖あるいは側鎖にエステル結合を有するもの
で、ジカルボン酸とジオールから重縮合して得られるも
のである。
成分としては、芳香族、脂肪族、脂環族のジカルボン酸
や3価以上の多価カルボン酸が使用できる。芳香族ジカ
ルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、オル
ソフタル酸、フタル酸、2,5−ジメチルテレフタル
酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、ビフェニルジカ
ルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,2−
ビスフェノキシエタン−p,p’−ジカルボン酸、フェ
ニルインダンジカルボン酸などを用いることができる。
これらの芳香族ジカルボン酸は、積層膜の強度や耐熱性
の点で、好ましくは全ジカルボン酸成分の30モル%以
上、より好ましくは35モル%以上、最も好ましくは4
0モル%以上のものを用いるのがよい。脂肪族および脂
環族のジカルボン酸としては、コハク酸、アジピン酸、
セバシン酸、アゼライン酸、ドデカンジオン酸、ダイマ
ー酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,2−
シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シクロヘキサン
ジカルボン酸など、およびそれらのエステル形成性誘導
体を用いることができる。
は、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコール、プロピレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,3
−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−
ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,7
−ヘプタンジオール、1,8−オクタンジオール、1,
9−ノナンジオール、1,10−デカンジオール、2,
4−ジメチル−2−エチルヘキサン−1,3−ジオー
ル、ネオペンチルグリコール、2−エチル−2−ブチル
−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−イソブ
チル−1,3−プロパンジオール、3−メチル−1,5
−ペンタンジオール、2,2,4−トリメチル−1,6
−ヘキサンジオール、1,2−シクロヘキサンジメタノ
ール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−
シクロヘキサンジメタノール、2,2,4,4−テトラ
メチル−1,3−シクロブタンジオール、4,4’−チ
オジフェノール、ビスフェノールA、4,4’−メチレ
ンジフェノール、4,4’−(2−ノルボルニリデン)
ジフェノール、4,4’−ジヒドロキシビフェノール、
o−,m−,およびp−ジヒドロキシベンゼン、4,
4’−イソプロピリデンフェノール、4,4’−イソプ
ロピリデンビンジオール、シクロペンタン−1,2−ジ
オール、シクロヘキサン−1,2−ジオール、シクロヘ
キサン−1,4−ジオールなどを用いることができる。
塗液として用いる場合には、ポリエステル樹脂の水溶性
化あるいは水分散化を容易にするため、スルホン酸塩基
を含む化合物や、カルボン酸塩基を含む化合物を共重合
することが好ましい。
えば、トリメリット酸、無水トリメリット酸、ピロメリ
ット酸、無水ピロメリット酸、4−メチルシクロヘキセ
ン−1,2,3−トリカルボン酸、トリメシン酸、1,
2,3,4−ブタンテトラカルボン酸、1,2,3,4
−ペンタンテトラカルボン酸、3,3’,4,4’−ベ
ンゾフェノンテトラカルボン酸、5−(2,5−ジオキ
ソテトラヒドロフルフリル)−3−メチル−3−シクロ
ヘキセン−1,2−ジカルボン酸、5−(2,5−ジオ
キソテトラヒドロフルフリル)−3−シクロヘキセン−
1,2−ジカルボン酸、シクロペンタンテトラカルボン
酸、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸、
1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸、エチレ
ングリコールビストリメリテート、2,2’,3,3’
−ジフェニルテトラカルボン酸、チオフェン−2,3,
4,5−テトラカルボン酸、エチレンテトラカルボン酸
など、あるいはこれらのアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩、アンモニウム塩を用いることができるが、これ
らに限定されるものではない。
えば、スルホテレフタル酸、5−スルホイソフタル酸、
4−スルホイソフタル酸、4−スルホナフタレン−2,
7−ジカルボン酸、スルホ−p−キシリレングリコー
ル、2−スルホ−1,4−ビス(ヒドロキシエトキシ)
ベンゼンなどあるいはこれらのアルカリ金属塩、アルカ
リ土類金属塩、アンモニウム塩を用いることができる
が、これに限定されるものではない。
るポリエステル樹脂としては、変性ポリエステル共重合
体、例えば、アクリル、ウレタン、エポキシなどで変性
したブロック共重合体、グラフト共重合体なども可能で
ある。
分としてテレフタル酸、イソフタル酸、セバシン酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸、グリコール成分とし
てエチレングリコール、ジエチレングリコール、1,4
−ブタンジオール、ネオペンチルグリコールから選ばれ
る共重合体などであるが、耐水性が必要とされる場合
は、酸成分としてテレフタル酸、グリコール成分として
エチレングリコールからなる共重合体なども好適に用い
ることができる。
て、積層膜に用いられるポリエステル樹脂は、以下の製
造法によって製造することができる。例えば、ジカルボ
ン酸成分として、テレフタル酸、イソフタル酸、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸、グリコール成分としてエ
チレングリコール、ネオペンチルグリコールからなるポ
リエステル樹脂について説明すると、テレフタル酸、イ
ソフタル酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸とエチ
レングリコール、ネオペンチルグリコールとを直接エス
テル化反応させるか、テレフタル酸、イソフタル酸、5
−ナトリウムスルホイソフタル酸及びエチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコールとをエステル交換反応させ
る第一段階と、この第一段階の反応生成物を重縮合反応
させる第二段階とによって製造する方法などにより製造
することができる。
リ金属、アルカリ土類金属、マンガン、コバルト、亜
鉛、アンチモン、ゲルマニウム、チタン化合物などを用
いることができる。
鎖に多く有するポリエステル樹脂を得る方法としては、
特開昭54−46294号公報、特開昭60−2090
73号公報、特開昭62−240318号公報、特開昭
53−26828号公報、特開昭53−26829号公
報、特開昭53−98336号公報、特開昭56−11
6718号公報、特開昭61−124684号公報、特
開昭62−240318号公報などに記載の3価以上の
多価カルボン酸を共重合した樹脂により製造することが
できるが、むろんこれら以外の方法であってもよい。
ポリエステル樹脂の固有粘度は、特に限定されないが、
接着性の点で0.3dl/g以上であることが好まし
く、より好ましくは0.35dl/g以上、最も好まし
くは0.4dl/g以上であることである。ポリエステ
ル樹脂のガラス転移点(以後、「Tg」と略称する)
は、0〜130℃であることが好ましく、より好ましく
は10〜85℃である。Tgが0℃未満では耐熱接着性
が劣り、逆に130℃を越える場合、樹脂の安定性や水
分散性が劣る場合があるので好ましくない。
て、積層膜の構成成分として用いられるウレタン樹脂
は、アニオン性基を有する水溶性あるいは水分散性のウ
レタン樹脂であれば特に限定されるものではなく、主要
構成成分としては、ポリオール、ポリイソシアネートを
共重合して得られるものである。
基、スルホン酸塩基、または硫酸半エステル塩基により
水への親和性が高められたものなどを用いることができ
る。カルボン酸塩基、スルホン酸塩基、または硫酸半エ
ステル塩基などの含有量は、0.5〜15重量%が好ま
しい。
エチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリ
エチレン・プロピレングリコール、ポリテトラメチレン
グリコール、ヘキサメチレングリコール、ヘキサメチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、1,5−ペ
ンタンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリカプロラクトン、ポリヘキサメチレン
アジペート、ポリテトラメチレンアジペート、トリメチ
ロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセリン、
アクリル系ポリオールなどを用いることができる。
ば、トリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネート、フェニレンジイソシアネート、ジフェニル
メタンジイソシアネート、トリレンジイソシアネートと
トリメチロールプロパンの付加物、ヘキサメチレンジイ
ソシアネートとトリメチロールエタンの付加物などを用
いることができる。
は、上記ポリオール化合物、ポリイソシアネート化合物
の他に、鎖長延長剤、架橋剤などを含んでいてもよい。
ングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオー
ル、ジエチレングリコール、エチレンジアミン、ジエチ
レントリアミンなどを用いることができる。
えば、ポリオール、ポリイソシアネート、鎖延長剤など
に、アニオン性基を有する化合物を用いる方法、生成し
たウレタン樹脂の未反応イソシアネート基とアニオン性
基を有する化合物を反応させる方法、ウレタン樹脂の活
性水素を有する基と特定の化合物を反応させる方法など
を用いて製造することができるが、特に限定されるもの
ではない。
ール、ポリイソシアネート、反応性水素原子を有する鎖
長延長剤及びイソシアネート基と反応する基、及びアニ
オン性基を少なくとも1個有する化合物からなる樹脂が
好ましい。
くはスルホン酸基、カルボン酸基およびこれらのアンモ
ニウム塩、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩ある
いはマグネシウム塩として用いられ、特に好ましくは、
スルホン酸塩基である。
は、0.05重量%〜8重量%が好ましい。0.05重
量%未満では、ウレタン樹脂の水分散性が悪くなる傾向
があり、8重量%を越えると、樹脂の耐水性や耐ブロッ
キング性が劣る傾向がある。
て、積層膜の構成成分として用いられるアクリル樹脂
は、該アクリル樹脂を構成するモノマー成分としては、
例えば、アルキルアクリレート、アルキルメタクリレー
ト(アルキル基としてはメチル基、エチル基、n−プロ
ピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル
基、t−ブチル基、2−エチルヘキシル基、ラウリル
基、ステアリル基、シクロヘキシル基、フェニル基、ベ
ンジル基、フェニルエチル基など)、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロ
キシプロピルメタクリレートなどのヒドロキシ基含有モ
ノマー、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メチ
ルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−
メチロールアクリルアミド、N−メチロールメタクリル
アミド、N,N−ジメチロールアクリルアミド、N−メ
トキシメチルアクリルアミド、N−メトキシメチルメタ
クリルアミド、N−フェニルアクリルアミドなどのアミ
ド基含有モノマー、N,N−ジエチルアミノエチルアク
リレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレー
トなどのアミノ基含有モノマー、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレートなどのエポキシ基含有モ
ノマー、アクリル酸、メタクリル酸およびそれらの塩
(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩など)などの
カルボキシル基またはその塩を含有するモノマーなどを
用いることができ、これらは1種もしくは2種以上を用
いて共重合される。更に、これらは他種のモノマーと併
用することができる。
グリシジルエーテルなどのエポキシ基含有モノマー、ス
チレンスルホン酸、ビニルスルホン酸およびそれらの塩
(リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウ
ム塩など)などのスルホン酸基またはその塩を含有する
モノマー、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸、フマ
ール酸およびそれらの塩(リチウム塩、ナトリウム塩、
カリウム塩、アンモニウム塩など)などのカルボキシル
基またはその塩を含有するモノマー、無水マレイン酸、
無水イタコン酸などの酸無水物を含有するモノマー、ビ
ニルイソシアネート、アリルイソシアネート、スチレ
ン、ビニルメチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビ
ニルトリスアルコキシシラン、アルキルマレイン酸モノ
エステル、アルキルフマール酸モノエステル、アクリロ
ニトリル、メタクリロニトリル、アルキルイタコン酸モ
ノエステル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、塩化ビニル
などを用いることができる。
アクリル樹脂としては、変性アクリル共重合体、例え
ば、ポリエステル、ウレタン、エポキシなどで変性した
ブロック共重合体、グラフト共重合体なども可能であ
る。
ガラス転移点(Tg)は特に限定されるものではない
が、好ましくは0〜90℃、より好ましくは10〜80
℃である。Tgが低いアクリル樹脂を用いる場合は耐熱
接着性が劣る傾向があり、逆に高すぎる場合は造膜性が
劣ることがあり好ましくない。また、該アクリル樹脂の
分子量は10万以上が好ましく、より好ましくは30万
以上とするのが接着性の点で望ましい。
ル樹脂としては、メチルメタクリレート、エチルアクリ
レート、n−ブチルアクリレート、2−ヒドロキシエチ
ルアクリレート、アクリルアミド、N−メチロールアク
リルアミド、グリシジルメタクリレート、アクリル酸か
ら選ばれる共重合体などである。
は懸濁し、水系アクリル樹脂として用いることが、環境
汚染や塗布時の防爆性の点で好ましい。このような水系
アクリル樹脂は、親水性基を有するモノマー(アクリル
酸、メタクリル酸、アクリルアミド、ビニルスルホン酸
およびその塩など)との共重合や反応性乳化剤や界面活
性剤を用いた乳化重合、懸濁重合、ソープフリー重合な
どの方法によって作成することができる。
た樹脂に各種の架橋剤を併用することにより、耐熱接着
性が向上すると同時に、耐湿接着性も飛躍的に向上する
ことを見出した。特に、該積層膜に用いる樹脂として、
ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂に架橋
性官能基が共重合されている場合、該架橋剤を併用する
ことが好ましい。
する官能基、例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、メチロール基、アミド基などと架橋反応しうるもの
であれば特に限定されるものではなく、例えば、メラミ
ン系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、イソシアネート系
架橋剤、アジリジン系架橋剤、エポキシ系架橋剤、メチ
ロール化あるいはアルキロール化した尿素系、アクリル
アミド系、ポリアミド系樹脂、各種シランカップリング
剤、各種チタネート系カップリング剤などを用いること
ができる。特に、メラミン系架橋剤、オキサゾリン系架
橋剤が、樹脂との相溶性、接着性などの点から好適に用
いることができる。
剤は、特に限定されないが、メラミン、メラミンとホル
ムアルデヒドを縮合して得られるメチロール化メラミン
誘導体、メチロール化メラミンに低級アルコールを反応
させて部分的あるいは完全にエーテル化した化合物、あ
るいはこれらの混合物などを用いることができる。ま
た、メラミン系架橋剤としては単量体、2量体以上の多
量体からなる縮合物、あるいはこれらの混合物などを用
いることができる。エーテル化に使用する低級アルコー
ルとしては、メチルアルコール、エチルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブタノール、イソブタノー
ルなどを用いることができる。官能基としては、イミノ
基、メチロール基、あるいはメトキシメチル基やブトキ
シメチル基などのアルコキシメチル基を1分子中に有す
るもので、イミノ基型メチル化メラミン樹脂、メチロー
ル基型メラミン樹脂、メチロール基型メチル化メラミン
樹脂、完全アルキル型メチル化メラミン樹脂などであ
る。その中でも、イミノ基型メラミン樹脂、メチロール
化メラミン樹脂が好ましく、最も好ましくは、イミノ基
型メラミン樹脂である。更に、メラミン系架橋剤の熱硬
化を促進するため、例えば、p−トルエンスルホン酸な
どの酸性触媒を用いてもよい。
架橋剤は、該化合物中に官能基としてオキサゾリン基を
有するものであれば特に限定されるものではないが、オ
キサゾリン基を含有するモノマーを少なくとも1種以上
含み、かつ、少なくとも1種の他のモノマーを共重合さ
せて得られるオキサゾリン基含有共重合体からなるもの
が好ましい。
は、2−ビニル−2−オキサゾリン、2−ビニル−4−
メチル−2−オキサゾリン、2−ビニル−5−メチル−
2−オキサゾリン、2−イソプロペニル−2−オキサゾ
リン、2−イソプロペニル−4−メチル−2−オキサゾ
リン、2−イソプロペニル−5−エチル−2−オキサゾ
リンなどを用いることができ、これらの1種または2種
以上の混合物を使用することもできる。中でも、2−イ
ソプロペニル−2−オキサゾリンが工業的にも入手しや
すく好適である。
リン基を含有するモノマーに対して用いられる少なくと
も1種の他のモノマーとしては、該オキサゾリン基を含
有するモノマーと共重合可能なモノマーであれば、特に
限定されないが、例えば、アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、
アクリル酸ブチル、メタクリル酸ブチル、アクリル酸−
2−エチルヘキシル、メタクリル酸−2−エチルヘキシ
ルなどのアクリル酸エステルあるいはメタクリル酸エス
テル類、アクリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、マレ
イン酸などの不飽和カルボン酸類、アクリロニトリル、
メタクリロニトリルなどの不飽和ニトリル類、アクリル
アミド、メタクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミドなどの不飽和ア
ミド類、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニルなどのビニル
エステル類、メチルビニルエーテル、エチルビニルエー
テルなどのビニルエーテル類、エチレン、プロピレンな
どのオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ
化ビニルなどの含ハロゲン−α,β−不飽和モノマー
類、スチレン、α−メチルスチレンなどのα,β−不飽
和芳香族モノマー類などを用いることができ、これらは
1種または2種以上の混合物を使用することもできる。
架橋剤は任意の比率で混合して用いることができるが、
本発明の効果をより顕著に発現させるには、架橋剤は、
樹脂に対し0.2〜20重量部添加が常態下での接着性
向上の点で好ましく、より好ましくは0.5〜15重量
部添加、最も好ましくは1〜10重量部添加である。架
橋剤の添加量が、0.2重量部未満添加の場合、その添
加効果が小さく、また、20重量部添加を越える場合
は、接着性が低下する傾向がある。
れない範囲内で、各種の添加剤、例えば、酸化防止剤、
耐熱安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、有機の易滑
剤、顔料、染料、有機または無機の微粒子、充填剤、帯
電防止剤、核剤などが配合されていてもよい。
は、易滑性や耐ブロッキング性が向上するので更に好ま
しい。
リカ、コロイダルシリカ、アルミナ、アルミナゾル、カ
オリン、タルク、マイカ、炭酸カルシウムなどを用いる
ことができる。用いられる無機粒子は、平均粒径0.0
05〜5μmが好ましく、より好ましくは0.01〜3
μm、最も好ましくは0.05〜2μmであり、積層膜
中の樹脂に対する混合比は特に限定されないが、固形分
重量比で0.05〜10重量部が好ましく、より好まし
くは0.1〜5重量部である。
るに際して、積層膜を設けるのに好ましい方法として
は、ポリエステルフィルムの製造工程中に基材フィルム
上に設け、基材フィルムと共に延伸する方法が好適であ
る。中でも、生産性を考慮すると、製膜工程中に、塗布
方法で設ける方法が最も好適である。
ポリエステルフィルムを長手方向に2.5〜5倍程度延
伸し、一軸延伸されたフィルムに連続的に塗液を塗布す
る。塗布されたフィルムは段階的に加熱されたゾーンを
通過しつつ乾燥され、幅方向に2.5〜5倍程度延伸さ
れる。更に、連続的に150〜250℃の加熱ゾーンに
導かれ結晶配向を完了させる方法(インラインコート
法)によって得ることができる。
基材フィルムの表面(上記例の場合では、一軸延伸フィ
ルム)にコロナ放電処理などを施し、該基材フィルム表
面の濡れ張力を、好ましくは47mN/m以上、より好
ましくは50mN/m以上とするのが、積層膜の基材フ
ィルムとの接着性を向上させることができるので好まし
いものである。
常は0.01〜5μmの範囲が好ましく、より好ましく
は0.02〜2μm、最も好ましくは0.05μm〜
0.5μmである。積層膜の厚みが薄すぎると接着性不
良となる場合がある。
布方法、例えば、リバースコート法、グラビアコート
法、ロッドコート法、バーコート法、マイヤーバーコー
ト法、ダイコート法、スプレーコート法などを用いるこ
とができる。
る熱可塑性樹脂フィルムの150℃、30分での熱収縮
率が1%以下であることが、光源を主とした熱によるゆ
がみが抑制されたレンズシートを提供する上で必要であ
るが、本発明者らの知見によれば、該熱収縮率について
は、0.8%以下とすることが好ましく、より好ましく
は0.5%以下、最も好ましくは0.3%以下である。
ィルムのヘイズについては、特に限定されるものではな
いが、輝度が向上するなどの点で、100μm換算で1
%以下とすることが好ましく、より好ましくは0.6%
以下である。
平行に形成されたレンズ面を有するものであれば特に限
定されず用いることができる。形成されるレンズ単位の
形状は、目的に応じて種々の形状のものを用いることが
でき、例えば、プリズム形状、レンチキュラー形状、波
形形状のものが好適である。
るものではなく、可視光線を透過するものであればよい
が、輝度の点で、可視光線透過率が高いものが好まし
い。用いられる材料としては、アクリル系樹脂、ポリカ
ーボネート系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ウレタン系樹脂、活性線硬化型樹脂などである。
特に、アクリル系樹脂、ウレタン系樹脂、活性線硬化型
樹脂は、耐擦傷性、生産性などの点で好適に用いること
ができる。
て、レンズ層の構成成分として用いられる活性線硬化型
樹脂は、該活性線硬化型樹脂を構成するモノマー成分と
しては、例えば、ビス(メタクロイルチオフェニル)ス
ルフィド、2,4−ジブロモフェニル(メタ)アクリレ
ート、2,3,5−トリブロモフェニル(メタ)アクリ
レート、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)ア
クリロイルオキシエトキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシジエトキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルペンタエトキシフェニル)プロパン、2,2−ビ
ス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3,5
−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシジエトキシ−3,5−ジブ
ロモフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)
アクリロイルオキシペンタエトキシ−3,5−ジブロモ
フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アク
リロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−(メタ)アクリロイルオ
キシエトキシ−3−フェニルフェニル)プロパン、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)スルホ
ン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシフ
ェニル)スルホン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオ
キシペンタエトキシフェニル)スルホン、ビス(4−
(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェニルフ
ェニル)スルホン、ビス(4−(メタ)アクリロイルオ
キシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)スルホン、
ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシフェニル)スル
フィド、ビス(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキ
シフェニル)スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリロ
イルオキシペンタエトキシフェニル)スルフィド、ビス
(4−(メタ)アクリロイルオキシエトキシ−3−フェ
ニルフェニル)スルフィド、ビス(4−(メタ)アクリ
ロイルオキシエトキシ−3,5−ジメチルフェニル)ス
ルフィド、ジ((メタ)アクリロイルオキシエトキシ)
フォスフェート、トリ((メタ)アクリロイルオキシエ
トキシ)フォスフェートなどの多官能(メタ)アクリル
系化合物を用いることができ、これらは1種もしくは2
種以上を用いられる。
合物とともに、活性線硬化型樹脂の硬度、透明性、強
度、屈折率などをコントロールするため、スチレン、ク
ロロスチレン、ジクロロスチレン、ブロモスチレン、ジ
ブロモスチレン、ジビニルベンゼン、ビニルトルエン、
1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン、N−ビ
ニルピロリドン、フェニル(メタ)アクリレート、ベン
ジル(メタ)アクリレート、ビフェニル(メタ)アクリ
レート、ジアリルフタレート、ジメタリルフタレート、
ジアリルビフェニレート、あるいはバリウム、鉛、アン
チモン、チタン、錫、亜鉛などの金属と(メタ)アクリ
ル酸との反応物などを用いることができる。これらは1
種もしくは2種以上を用いてもよい。
ル系化合物」という記載は、「メタアクリル系化合物お
よびアクリル系化合物」を略して表示したものであり、
他の化合物についても同様である。
せる方法として、例えば、紫外線を照射する方法を用い
ることができるが、この場合には、前記化合物に光重合
開始剤を加えることが望ましい。光重合開始剤として
は、アセトフェノン、2,2−ジエトキシアセトフェノ
ン、p−ジメチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノ
プロピオフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾ
フェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、4,
4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケ
トン、ベンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテ
ル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル、メチルベンゾイルフォメート、p−イソプ
ロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン、α−ヒド
ロキシイソブチルフェノン、2,2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトンなどのカルボニル化合物、テトラメチ
ルチウラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジス
ルフィド、チオキサントン、2−クロロチオキサント
ン、2−メチルチオキサントンなどの硫黄化合物、ベン
ゾイルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド
などのパーオキサイド化合物、あるいは2−ヒドロキシ
−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、メチ
ルフェニルグリオキシレート、2,4,6−トリメチル
ベンゾイルフォスフィンオキシド、ベンジルジメチルケ
タールなどを用いることができる。これらの光重合開始
剤は単独で使用してもよいし、2種以上組み合せて用い
てもよい。
物100重量部に対して、0.01〜10重量部が適当
である。
造時の熱重合や貯蔵中の暗反応を防止するために、ハイ
ドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,
5−t−ブチルハイドロキノンなどの熱重合防止剤を加
えて用いることができる。
対し、0.005〜0.05重量%の範囲内が好まし
い。
は、塗工時の作業性の向上、塗工膜厚のコントロールを
目的として、本発明の所期の効果が損なわれない範囲に
おいて、有機溶剤を配合することができる。
のものが、塗工時の作業性、硬化前後の乾燥性の点から
用いやすい。具体的な例としては、メタノール、エタノ
ール、イソプロピルアルコールなどのアルコール系溶
剤、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの酢酸エ
ステル系溶剤、アセトン、メチルエチルケトンなどのケ
トン系溶剤、トルエンなどの芳香族系溶剤、ジオキサン
などの環状エーテル系溶剤などを用いることができる。
これらの溶剤は、単独あるいは2種以上を混合して用い
ることもできる。
なわれない範囲内で各種の添加剤、例えば、酸化防止
剤、耐熱安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、黄変防止
剤、有機の易滑剤、顔料、染料、ブルーイング剤、有機
または無機の微粒子、充填剤、帯電防止剤、界面活性
剤、レベリング剤、核剤、拡散剤などが配合されていて
もよい。
性樹脂フィルム上への設け方は特に限定されるものでは
なく、要求特性や使用用途などにより、各種方法をとる
ことができる。例えば、該樹脂をプリズム状にカットし
たバーで塗布する方法、あるいは該樹脂をプリズム状な
どのレンズ層の形状にした型に流し込んで、該積層膜を
設けた熱可塑性樹脂フィルムを重ね合わせる方法などを
用いることができる。
線、放射線(α線、β線、γ線など)などアクリル系の
ビニル基を重合させる電磁波を意味し、実用的には、紫
外線が簡便であり好ましい。紫外線源としては、紫外線
蛍光灯、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯、キセ
ノン灯、炭素アーク灯などを用いることができる。
気体下での操作が必要ではあるが、光重合開始剤や光増
感剤などを含有させなくてもよい点から有利である。
ズシートの目的やレンズ単位の形状によって任意に選ぶ
ことができ、特に限定されるものではないが、0.1〜
5mmが好ましく、より好ましくは0.2〜3mmであ
る。0.1mmより薄い場合は、レンズ層としての効果
が得られなくなる傾向があり、また、5mmより厚い場
合は、輝度の点で不十分となる傾向がある。
トの目的やレンズ単位の形状に応じて適宜選択すること
ができ、特に限定されるものではないが、各レンズ層の
中心間距離にして、0.03〜0.5mmが好ましく、
より好ましくは0.05〜0.3mmである。
リズム形状のもので構成されたプリズムシートとするこ
とは、輝度の点、形成の容易さの点で好ましく、この場
合、該プリズム形状のプリズム頂角は80〜150度が
好ましく、より好ましくは85〜130度である。
らつきを抑えるための反射防止層を設けたり、また、汚
れ防止のための防汚処理を施すことが好ましい。反射防
止層は特に限定されるものではないが、低屈折率化合物
の積層やフッ化マグネシウムや酸化ケイ素などの無機化
合物のスパッタリングなどにより形成することができ
る。防汚処理については、シリコーン系樹脂、フッ素系
樹脂などによる防汚処理を施すことができる。
製造方法について、ポリエチレンテレフタレート(以
下、「PET」と略称する)を基材フィルムとした例に
ついて説明するが、これに限定されるものではない。
接着性に優れ、かつ、レンズシートのゆがみについても
改良されたレンズシート用フィルムは、レンズ層の片面
に隣接し設けられてレンズシートを構成するレンズシー
ト用フィルムであって、熱可塑性樹脂フィルムからなる
とともに、該フィルムの少なくともレンズ層側の片面に
積層膜が設けられてなり、かつ、該積層膜が設けられて
なる熱可塑性樹脂フィルムの150℃、30分での熱収
縮率が1%以下とすることによって製造することができ
る。
〜0.8dl/gのPETペレットを真空乾燥した後、
押し出し機に供給し、260〜300℃で溶融し、T字
型口金よりシート状に押し出し、静電印加キャスト法を
用いて表面温度10〜60℃の鏡面キャスティングドラ
ムに巻き付けて、冷却固化せしめて未延伸PETフィル
ムを作成する。この未延伸フィルムを70〜120℃に
加熱されたロール間で縦方向(フィルムの進行方向)に
2.5〜5倍延伸する。このフィルムの少なくとも片面
にコロナ放電処理を施し、該表面の濡れ張力を47mN
/m以上とし、その処理面に本発明にかかる積層膜形成
塗液を塗布する。この塗布されたフィルムをクリップで
把持して70〜150℃に加熱された熱風ゾーンに導
き、乾燥した後、幅方向に2.5〜5倍延伸し、引き続
き160〜250℃の熱処理ゾーンに導き、1〜30秒
間の熱処理を行い、結晶配向を完了させる。この熱処理
工程中において、必要に応じて幅方向あるいは長手方向
に3〜12%の弛緩処理を施してもよい。
二軸延伸のいずれでもよく、また縦、横延伸後、縦、横
いずれかの方向に再延伸してもよい。また、ポリエステ
ルフィルムの厚みは特に限定されるものではないが、5
〜300μmが好ましく用いられる。
る基材フィルム中に、積層膜形成組成物、あるいはこれ
らの反応生成物から選ばれる少なくとも1種を含有させ
ることができる。この場合は、積層膜と基材フィルムと
の接着性が向上する、積層ポリエステルフィルムの易滑
性が向上するなどの効果がある。その添加量は、1種で
あれ複数種であれ、その添加量の合計が5ppm以上2
0重量%未満であるのが、接着性、易滑性の点で好まし
い。含有させる方法としては、環境保護、生産性を考慮
すると、該積層膜形成組成物を含む再生ペレットを用い
る方法が好適である。
ート用フィルムを所定のレンズシートの大きさに断裁
し、上述した活性線硬化型樹脂をプリズム状のレンズ層
の形状にした型に流し込み、該レンズシート用フィルム
の積層膜を設けた面(ただし、両面に積層膜が設けられ
ている場合は、いずれの面でもよい)と重ね合わせ、紫
外線などの活性線を照射し、活性線硬化型樹脂を硬化さ
せた後、上記型を外しレンズシートを得ることができ
る。
一部を構成するのに使用され、該バックライトは、蛍光
灯などの光源が導光体の一方の端部に設けられ、該導光
体の上部に本発明のレンズシートのレンズ面を上側に
し、設けることができる。
る特性の測定方法および効果の評価方法は次の通りであ
る。
用い、積層膜を設けた積層ポリエステルフィルムの断面
を観察した写真から求めた。厚みは測定視野内の30個
の平均値とした。
レンズ層上に2mm2のクロスカットを25個入れ、ニ
チバン(株)製のセロハンテープをその上に貼り付け、
ゴムローラーを用いて、荷重19.6Nで3往復させ、
押し付けた後、90度方向に剥離し、レンズ層の残存し
た個数により4段階評価(◎:25、○:20〜24、
△:10〜19、×:0〜9)した。(◎)、(○)が
接着性良好とした。
のに対し、熱風オーブン中で加熱処理(90℃、120
時間放置)を行った。処理後、上記(2)と同様の評価
を行った。
後、対角線長さが14インチ(横縦比が4:3)となる
ように断裁し、レンズシートとした。該レンズシートに
対し、熱風オーブン中で加熱処理(90℃、2時間放
置)を行った。処理後、アルミ製の枠に取り付け、パソ
コンディスプレイ上にセットし、画像のゆがみを目視で
評価した。
んでいるもの (5)熱収縮率 JIS−C2318に準じて、下記のようにして測定を
行った。
0mm×10mmの大きさに断裁し、23℃、65%R
Hの雰囲気下に30分放置し、その雰囲気下で、サンプ
ルの長手方向に約200mmの間隔で2つの印を付け
る。これをリニヤスケール測長機を用いて、その印の間
隔を測定し、その値をAとする。
で、150℃の雰囲気中に30分間放置し、次いで、2
3℃、65%RHの雰囲気中で1時間冷却、調湿後、先
に付けた印の間隔を測定し、その値をBとする。このと
き、次式により熱収縮率を求める。
「HGM−2DP」を用い、サンプルのヘイズを測定し
た。3回測定した平均値を、100μm当たりに換算
し、該サンプルのヘイズ値とした。
が、必ずしもこれに限定されるものではない。
0.63dl/g)を十分に真空乾燥した後、押し出し
機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状
に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度20
℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せ
しめた。
手方向に3段階で延伸し(第1段階:1.5倍延伸、第
2段階:2.5倍延伸、第3段階:1.1倍延伸)、一
軸延伸フィルムとした。このフィルムに空気中でコロナ
放電処理を施し、基材フィルムの濡れ張力を50mN/
mとし、その処理面に下記の積層膜形成塗液を塗布し
た。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持しな
がら予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥後、引き続き連
続的に110℃の加熱ゾーンで幅方向に3.7倍延伸
し、更に225℃の加熱ゾーンで熱処理を施した後、幅
方向に5%弛緩処理し、結晶配向の完了した本発明のレ
ンズシート用フィルムを得た。このとき、基材PETフ
ィルム厚みが100μm、積層膜の厚みが0.08μm
であった。
レンズシートの大きさに断裁した。そして、プリズム形
状のレンズ型(レンズピッチ:50μm、プリズム頂
角:95度)に下記の活性線硬化型樹脂を流し込み、上
記レンズシート用フィルムの積層膜を設けた面と重ね合
わせ、照射強度80W/cmの紫外線ランプを用い、照
射距離(ランプとインキ面の距離)9cmで10秒間照
射し、活性線硬化型樹脂を硬化させた後、レンズ型から
外しプリズムシートを得た。結果を表1に示す。
ン。
ラミンを、イソプロピルアルコールと水との混合溶媒
(10/90(重量比))に希釈した塗液。
し、メラミン系架橋剤を5重量部添加したものを積層膜
形成塗液とした。
−メチル−1−フェニルプロパン−1−オンを2重量部
添加したものを活性線硬化型樹脂とした。
レタン樹脂として用いた以外は、実施例1と同様にして
レンズシートを得た。結果を表1に示す。
ーテルをスルホン化したスルホン酸ナトリウムを含むポ
リエーテル(スルホン酸基含有量:8重量%)192重
量部、ポリテトラメチレンアジペート1013重量部、
ポリプロピレンオキシドポリエーテル248重量部を混
合し、減圧下、100℃で脱水後、該混合物を70℃と
し、イソホロンジイソシアネート178重量部とヘキサ
メチレン−1,6−ジイソシアネート244重量部との
混合物を加え、更に該生成混合物をイソシアネート含有
量が5.6重量%になるまで80〜90℃の範囲で攪拌
した。得られたプレポリマーを60℃に冷却し、ヘキサ
メチレンジイソシアネート3モルと水1モルから得られ
るビウレットポリイソシアネート56重量部とイソホロ
ンジアミンとアセトンから得られるビスケチミン173
重量部とを順次加えた。次いで、ヒドラジン水和物の1
5重量部を溶解した50℃の水溶液をこの混合物に攪拌
しながら加え、ウレタン樹脂水分散体とした。
用いたアクリル樹脂と下記のポリエステル樹脂の混合物
を用いた以外は、実施例1と同様にしてレンズシートを
得た。結果を表1に示す。
水溶性塗液。
エステル樹脂を35重量部の合計100重量部に対し、
実施例1と同じメラミン系架橋剤を3重量部添加したも
のを積層膜形成塗液とした。
用いたウレタン樹脂と下記のポリエステル樹脂の混合物
を用いた以外は、実施例2と同様にしてレンズシートを
得た。結果を表1に示す。
水溶性塗液。
エステル樹脂を50重量部の合計100重量部に対し、
実施例1と同じメラミン系架橋剤を5重量部添加したも
のを積層膜形成塗液とした。
%、および平均粒径1.5μmのコロイダルシリカを
0.003重量%含有するPETペレット(極限粘度
0.63dl/g)を用いた以外は、実施例1と同様に
してレンズシートを得た。結果を表1に示すが、ディス
プレイ上の輝度が若干低下した。
2,6−ナフタレート(以下、「PEN」と略称する)
ペレットに変え、PENフィルムとした以外は、実施例
4と同様にしてレンズシートを得た。結果を表1に示
す。
延伸フィルムを95℃に加熱して長手方向に4段階で延
伸し(第1段階:1.5倍延伸、第2段階:2.5倍延
伸、第3段階:1.2倍延伸、第4段階:1.1倍)、
一軸延伸フィルムとした。以降の製造方法は、実施例4
と同様にして、プリズムシートを得た。結果を表1に示
す。
延伸フィルムを95℃に加熱して長手方向に4段階で延
伸し(第1段階:1.5倍延伸、第2段階:2.5倍延
伸、第3段階:1.2倍延伸、第4段階:1.1倍)、
一軸延伸フィルムとした。このフィルムに空気中でコロ
ナ放電処理を施し、基材フィルムの濡れ張力を50mN
/mとし、その処理面に下記の積層膜形成塗液を塗布し
た。塗布された一軸延伸フィルムをクリップで把持しな
がら予熱ゾーンに導き、100℃で乾燥後、引き続き連
続的に110℃の加熱ゾーンで幅方向に3.7倍延伸
し、更に、幅方向に1.2倍延伸後、230℃の加熱ゾ
ーンで熱処理を施した後、幅方向に5%弛緩処理し、結
晶配向の完了した本発明のレンズシート用フィルムを得
た。以降の製造方法は、実施例4と同様にして、プリズ
ムシートを得た。結果を表1に示す。
0.63dl/g)を十分に真空乾燥した後、押し出し
機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状
に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25
℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せ
しめた。
手方向に4倍延伸し、一軸延伸フィルムとし、このフィ
ルムをクリップで把持しながら予熱ゾーンに導き、10
0℃で乾燥後、引き続き連続的に110℃の加熱ゾーン
で幅方向に3.7倍延伸し、更に225℃の加熱ゾーン
で熱処理を施した後、幅方向に5%弛緩処理し、結晶配
向の完了した積層膜を設けていないレンズシート用フィ
ルムを得た。以後の製造方法は、実施例1と同様にし
て、プリズムシートを得た。
時、基材フィルムからレンズ層が一部剥離したり、レン
ズシートとして使用中に、同様に剥離が生じたり、ディ
スプレイの画像にゆがみが生じるなど、製品価値のない
ものであった。
0.63dl/g)を十分に真空乾燥した後、押し出し
機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状
に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25
℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せ
しめた。
手方向に4倍延伸し、一軸延伸フィルムとした。このフ
ィルムに空気中でコロナ放電処理を施し、基材フィルム
の濡れ張力を50mN/mとし、その処理面に下記の積
層膜形成塗液を塗布した。塗布された一軸延伸フィルム
をクリップで把持しながら予熱ゾーンに導き、100℃
で乾燥後、引き続き連続的に110℃の加熱ゾーンで幅
方向に3.7倍延伸し、更に225℃の加熱ゾーンで熱
処理を施した後、幅方向に5%弛緩処理し、結晶配向の
完了したレンズシート用フィルムを得た。このとき、基
材PETフィルム厚みが100μm、積層膜の厚みが
0.08μmであった。
は、実施例1と同様にしてプリズムシートを得た。結果
を表1に示すが、レンズシートとして使用中に、ディス
プレイの画面にゆがみが生じるなど、製品価値のないも
のであった。
0.63dl/g)を十分に真空乾燥した後、押し出し
機に供給し285℃で溶融し、T字型口金よりシート状
に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25
℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せ
しめた。
手方向に3倍延伸し、一軸延伸フィルムとした。このフ
ィルムに空気中でコロナ放電処理を施し、基材フィルム
の濡れ張力を50mN/mとし、その処理面に下記の積
層膜形成塗液を塗布した。塗布された一軸延伸フィルム
をクリップで把持しながら予熱ゾーンに導き、100℃
で乾燥後、引き続き連続的に110℃の加熱ゾーンで幅
方向に5倍延伸し、更に225℃の加熱ゾーンで熱処理
を施し、結晶配向の完了したレンズシート用フィルムを
得た。このとき、基材PETフィルム厚みが100μ
m、積層膜の厚みが0.08μmであった。
は、実施例1と同様にしてプリズムシートを得た。結果
を表1に示すが、レンズシートとして使用中に、ディス
プレイの画面が著しいゆがみが生じるなど、全く製品価
値のないものであった。
層膜を設けた熱可塑性樹脂フィルムを用い、かつ、特定
の熱収縮率とすることで、レンズシートに用いた場合、
各種環境下でのレンズ層との接着性に優れると同時に、
熱に対するゆがみが抑制されているという優れた効果を
発現するものである。
Claims (4)
- 【請求項1】レンズ層の片面に隣接し設けられてレンズ
シートを構成するレンズシート用フィルムであって、熱
可塑性樹脂フィルムからなるとともに、該フィルムの少
なくともレンズ層側の片面に積層膜が設けられてなり、
かつ、該積層膜が設けられてなる熱可塑性樹脂フィルム
の150℃、30分での熱収縮率が1%以下であること
を特徴とするレンズシート用フィルム。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂フィルムが、ポリエステルフ
ィルムであることを特徴とする請求項1記載のレンズシ
ート用フィルム。 - 【請求項3】積層膜中に、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、およびウレタン樹脂から選ばれた少なくとも1種
の樹脂を含有してなることを特徴とする請求項1または
2記載のレンズシート用フィルム。 - 【請求項4】積層膜が設けられた熱可塑性樹脂フィルム
のヘイズが、100μm換算で1%以下であることを特
徴とする請求項1、2または3記載のレンズシート用フ
ィルム。
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KR20120080194A (ko) | 2009-09-29 | 2012-07-16 | 도요 보세키 가부시키가이샤 | 적층 필름 |
-
1998
- 1998-11-18 JP JP32796898A patent/JP4769990B2/ja not_active Expired - Fee Related
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KR20120080194A (ko) | 2009-09-29 | 2012-07-16 | 도요 보세키 가부시키가이샤 | 적층 필름 |
JP2010072662A (ja) * | 2009-12-14 | 2010-04-02 | Mitsubishi Plastics Inc | プリズムシート用光散乱性ポリエステルフィルム |
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