JP2000141531A - 太陽電池用カバーフィルムおよびその製造方法、およびそのカバーフィルムを用いた太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池用カバーフィルムおよびその製造方法、およびそのカバーフィルムを用いた太陽電池モジュール

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JP2000141531A
JP2000141531A JP10323009A JP32300998A JP2000141531A JP 2000141531 A JP2000141531 A JP 2000141531A JP 10323009 A JP10323009 A JP 10323009A JP 32300998 A JP32300998 A JP 32300998A JP 2000141531 A JP2000141531 A JP 2000141531A
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    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators

Abstract

(57)【要約】 【課題】 変換効率が高く、耐久性に優れると共に、生
産性、経済性にも優れた太陽電池モジュールを得るため
の、太陽電池用カバーフィルム及びその製造方法、及び
そのカバーフィルムを用いた太陽電池モジュールを提供
する。 【解決手段】 太陽電池の前面用のカバーフィルムを、
例えば、基材フィルム1に紫外線遮断層2、赤外線遮断
層3、を設けて作製し、また、背面用のカバーフィルム
を、基材フィルム1′に高光反射層4を設けて作製し、
それぞれを充填材層5、5′を介して太陽電池素子6の
前面または背面に積層して、太陽電池モジュール100
を製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池の前面ま
たは背面に用いるカバーフィルムおよびその製造方法、
およびそのカバーフィルムを用いた太陽電池モジュール
に関し、更に詳しくは、前記カバーフィルムの材料、構
成を改善して、太陽電池の劣化を防ぎ、その耐久性、生
産性を向上させた太陽電池用カバーフィルムおよびその
製造方法、およびそのカバーフィルムを用いた太陽電池
モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、太陽電池のカバー材、特に前面用
のカバー材には、発電効率の点から光透過率の高い材料
を用いており、発電に寄与しない波長域の光まで総て透
過したために、過度に太陽電池本体の劣化が進行するこ
とが避けられなかった。また、結晶太陽電池の場合、セ
ル間から漏れる太陽光を有効に利用するために、背面用
のカバー材には、光反射性能の高いカバーフィルムを使
用することが望まれる。
【0003】そして、従来の太陽電池では、光の入射す
る側、即ち、前面側は、光透過性、防湿性、耐候性、剛
性などの点から、ガラス板でカバーしていた。しかし、
ガラス板では、上記性能面では優れるが、かなりの重量
物になることに加えて、丁寧に取り扱う必要があり、加
工性、生産性も劣り、コストも高くなってしまう問題が
あった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な従来技術の問題点を解決するためになされたものであ
り、その目的とするところは、太陽電池のカバー材にフ
ィルムを用い、且つ、発電に寄与しない波長領域、即
ち、紫外線領域、赤外線領域の光を選択的に遮断して、
太陽電池の発電効率を低下させることなく、劣化の進行
を効果的に防止し、また、背面用のカバーフィルムに
は、高光反射性能を付与することにより、発電効率を向
上させ、発電効率および耐久性に優れると共に、加工
性、生産性がよく、しかも、軽量で安価な太陽電池を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、以下の本
発明により解決することができる。即ち、請求項1に記
載した発明は、太陽電池の前面もしくは背面に用いられ
るカバーフィルムであって、該カバーフィルムが、少な
くとも基材フィルムと、該基材フィルム上に設けられた
紫外線遮断層、または赤外線遮断層、または高光反射層
のいずれかとを備えた積層フィルムで形成されているこ
とを特徴とする太陽電池用カバーフィルムからなる。
【0006】このような構成を採ることにより、下記の
ような作用効果が得られる。 太陽電池用カバーフィルムとして、少なくとも基材フ
ィルムと、これに紫外線遮断層、赤外線遮断層、高光反
射層のうち、いずれか一種または二種以上の層が積層さ
れた積層フィルムを使用することができるので、発電に
寄与しない波長域の光(紫外線、赤外線)を遮断するこ
とができ、これらによる太陽電池の劣化を防止すること
ができる。また、基材フィルムに高光反射層を設けた積
層フィルムを太陽電池素子の背面側に用いることによ
り、その発電効率を高めることができる。 本発明の太陽電池用カバーフィルムは、広幅で長尺の
基材フィルムを基材として、その上に、連続式のコーテ
ィング手段または蒸着手段により、紫外線遮断層、赤外
線遮断層、高光反射層を設けることができるので、生産
性を向上させることができる。 太陽電池の表面に用いられていたガラス基板に代え
て、本発明のカバーフィルムを用いることができ、その
場合には、取り扱いが容易になり、生産性の向上、およ
び軽量化、コスト低減が可能となる。
【0007】請求項2に記載した発明は、前記紫外線遮
断層が、平均粒子径1〜1000nmの金属酸化物粒子
を分散した樹脂塗膜層であることを特徴とする請求項1
記載の太陽電池用カバーフィルムである。
【0008】このような構成を採ることにより、上記の
金属酸化物粒子を分散した樹脂塗膜層が、良好な紫外線
遮断性を有するため、太陽電池用カバーフィルムに良好
な紫外線遮断能を付与することができる。従って、この
ようなカバーフィルムを太陽電池素子の外側に積層する
ことにより、太陽電池の紫外線による劣化を防止するこ
とができる。
【0009】また、請求項3に記載した発明は、前記金
属酸化物粒子が、TiO2 、ZnO、α−Fe2 3
CeO2 のうちのいずれかの粒子であることを特徴とす
る請求項2に記載の太陽電池用カバーフィルムである。
【0010】このような構成を採ることにより、上記の
金属酸化物粒子を分散した樹脂塗膜層が、紫外線の遮断
性と、その長期安定性に優れているため、太陽電池用カ
バーフィルムに優れた紫外線遮断能を付与することがで
きる。また、このようなカバーフィルムを太陽電池素子
の外側に積層することにより、太陽電池の紫外線による
劣化を長期に渡って防止することができる。
【0011】請求項4に記載した発明は、前記赤外線を
遮断する層が、金属の蒸着層、または金属酸化物粒子を
分散した樹脂塗膜層であることを特徴とする請求項1記
載の太陽電池用カバーフィルムからなる。
【0012】このような構成を採ることにより、金属の
蒸着層、または金属酸化物粒子を分散した樹脂塗膜層
が、良好な赤外線遮断性を有するため、太陽電池用カバ
ーフィルムに良好な赤外線遮断能を付与することができ
る。従って、このようなカバーフィルムを太陽電池素子
の外側に積層することにより、太陽電池の赤外線(熱
線)による劣化を防止することができる。
【0013】請求項5に記載した発明は、前記金属の蒸
着層が、AlまたはAgの蒸着層であることを特徴とす
る請求項4に記載の太陽電池用カバーフィルムである。
【0014】このような構成を採ることにより、Alま
たはAgの蒸着層は、赤外線遮断性とその長期安定性に
優れているため、太陽電池用カバーフィルムに優れた赤
外線遮断能を付与することができる。従って、このよう
なカバーフィルムを太陽電池素子の外側に積層すること
により、太陽電池の赤外線による劣化を長期に渡って防
止することができる。但し、金属の蒸着層は、その厚さ
により可視光も遮断するため、背面側に用いるカバーフ
ィルムに使用することが好ましい。
【0015】請求項6に記載した発明は、前記金属酸化
物粒子が、赤外線を効率よく吸収するSnO2 の粒子で
あることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池用カバ
ーフィルムである。
【0016】このような構成を採ることにより、SnO
2 の粒子を分散した樹脂塗膜層は、赤外線を効率よく遮
断し、且つ、その長期安定性にも優れているため、太陽
電池用カバーフィルムに優れた赤外線遮断性能を付与す
ることができる。また、このようなカバーフィルムを太
陽電池素子の外側に積層することにより、太陽電池の赤
外線による劣化を長期に渡って防止することができる。
【0017】請求項7に記載した発明は、前記高光反射
層が、AgもしくはAlの蒸着層、または、白色顔料を
分散した樹脂層であることを特徴とする請求項1記載の
太陽電池用カバーフィルムからなる。上記白色顔料を分
散した樹脂層は、例えば、フッ素樹脂や高耐候性ポリエ
チレンテレフタレートなどの耐候性樹脂に白色顔料を練
り込んで製膜した白色フィルムであってもよく、また、
フッ素樹脂フィルムや高耐候性2軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルム(以下、高耐候性PETフィル
ム)などの耐候性フィルムの上に、白色顔料を分散した
樹脂液を塗布、乾燥して形成した白色樹脂層を有する耐
候性フィルムであってもよい。
【0018】このような構成を採ることにより、Agも
しくはAlの蒸着層、または、白色顔料を分散した樹脂
層は、高い光反射性を有するように形成することができ
るので、それにより、カバーフィルムに高い光反射性能
を付与することができる。従って、このような太陽電池
用カバーフィルムを太陽電池素子の背面側に積層して、
太陽電池モジュールを作製することにより、その前面側
から入射した光の一部が、太陽電池素子の背面側に透過
した場合でも、その光がカバーフィルムの光反射層で反
射されて、太陽電池素子に再入射するため、太陽電池モ
ジュールの発電効率を高めることができる。
【0019】また、請求項8に記載した発明は、少なく
とも基材フィルムと、該基材フィルム上に設けられた紫
外線を遮断する層とを備えた積層フィルムで形成される
太陽電池用カバーフィルムの製造方法であって、前記紫
外線を遮断する層を、平均粒子径が1〜1000nmの
TiO2 またはCeO2 の粒子を分散した樹脂塗布液を
基材フィルム上に塗布、乾燥して形成することを特徴と
する太陽電池用カバーフィルムの製造方法である。
【0020】このような製造方法を採ることにより、紫
外線遮断層を、広幅で長尺の基材フィルム上に、連続式
のコーティング手段で形成することができるので、高速
で加工することができ、生産性がよく、低コストで性能
に優れた紫外線遮断層を備えたカバーフィルムを製造す
ることができる。
【0021】そして、請求項9に記載した発明は、前記
太陽電池用カバーフィルムの製造方法において、基材フ
ィルムのTiO2 またはCeO2 の粒子を分散した樹脂
塗布液の塗布面に、予めプライマーコート層を設けるこ
とを特徴とする請求項8に記載の太陽電池用カバーフィ
ルムの製造方法である。
【0022】このような製造方法を採ることにより、カ
バーフィルムの基材フィルムとTiO2 またはCeO2
の粒子を分散した樹脂塗膜層との接着強度を強くするこ
とができる。従って、このようなカバーフィルムを用い
て製造された太陽電池モジュールは、屋外の過酷な条件
下で使用されても、紫外線遮断層が基材フィルムから剥
離することはなく、太陽電池モジュールの構造形態の安
定性を向上させることができる。
【0023】そして、請求項10に記載した発明は、少
なくとも基材フィルムと、該基材フィルム上に設けられ
た赤外線遮断層とを備えた積層フィルムで形成される太
陽電池用カバーフィルムの製造方法であって、前記赤外
線遮断層を、基材フィルム上に金属を蒸着して形成する
か、または、金属酸化物粒子を分散した樹脂塗布液を基
材フィルム上に塗布、乾燥して形成することを特徴とす
る太陽電池用カバーフィルムの製造方法からなる。
【0024】このような製造方法を採ることにより、赤
外線遮断層を、広幅で長尺の基材フィルム上に、連続式
の蒸着手段、または、コーティング手段で形成すること
ができるので、生産性がよく、低コストで性能に優れた
赤外線遮断層を備えたカバーフィルムを製造することが
できる。
【0025】そして、請求項11に記載した発明は、前
記請求項1乃至7のいずれかに記載の太陽電池用カバー
フィルムが、太陽電池素子の外側に熱接着性充填材層を
介して積層されていることを特徴とする太陽電池モジュ
ールからなる。上記熱接着性充填材には、例えば、エチ
レン−酢酸ビニル共重合体、その他のポリオレフィン系
樹脂、ポリビニルブチラール、シリコーン樹脂などを主
成分とする樹脂を用いることができる。
【0026】このような構成を採ることにより、太陽電
池素子が熱接着性充填材層に安定した状態で埋め込ま
れ、且つ、その両側に、請求項1乃至7のいずれかに記
載した発明で説明したような紫外線遮断性、赤外線遮断
性、光反射性などの性能に優れたカバーフィルムが積層
されるので、発電に寄与しない紫外線や赤外線が遮断さ
れ、また、背面の高光反射層で発電効率が高められ、耐
久性に優れ、且つ発電効率の高い太陽電池モジュールが
得られる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の太陽電池用カバ
ーフィルムおよびそれを用いた太陽電池モジュールの実
施の形態について、図面を用いて説明する。但し、本発
明は、これらの図面に限定されるものではない。本発明
に係る太陽電池用カバーフィルムは、例えば、図1〜図
4に示すような構成を採ることができる。即ち、図1〜
図4は、それぞれ本発明の太陽電池用カバーフィルムの
一実施例の構成を示す模式断面図である。
【0028】図1に示した太陽電池用カバーフィルム1
0は、少なくとも基材フィルム1とその上に積層された
紫外線遮断層2とで構成される。そして、基材フィルム
1には、ポリビニルフルオライドフィルム(以下、PV
Fフィルム)、エチレン−テトラフルオロエチレン共重
合体樹脂フィルム(以下、ETFE樹脂フィルム)など
のフッ素樹脂フィルムや高耐候性2軸延伸ポリエチレン
テレフタレートフィルム(以下、高耐候性PETフィル
ム)、ポリカーボネートフィルム、ポリアリレートフィ
ルムなどの耐候性ほか、各種耐性と共に強度に優れたフ
ィルムを用いることが好ましい。
【0029】紫外線遮断層2には、先に説明したように
平均粒子径が1〜1000nmの金属酸化物粒子を分散
した樹脂塗膜層を用いることができ、その金属酸化物粒
子としては、TiO2 、ZnO、α−Fe2 3 、Ce
2 などの粒子が好ましく、TiO2 またはCeO2
粒子が更に好ましい。これらの粒子は、いずれか一種を
単独で用いてもよく、また、二種以上を混合して用いる
こともできる。
【0030】これらの粒子を分散させる樹脂、即ち、バ
インダーとしては、例えば、アクリル系樹脂やシリコー
ン樹脂などを使用することができ、これらの耐候性を高
めるために、更に、架橋剤、またはシランカップリング
剤などを添加することができる。また、上記基材フィル
ム1に、紫外線遮断層2をコーティングにより積層する
際、基材フィルム1の塗布面に予めポリイソシアネート
系やポリアクリルアミン系などのプライマーコート層を
設けて接着強度を向上させることができる。このような
構成のカバーフィルム10は、紫外線を遮断し、可視光
域の光を透過するものであり、主に、太陽電池の前面
側、即ち、光の入射する側に用いるカバーフィルムとし
て適している。
【0031】図2に示した太陽電池用カバーフィルム2
0は、少なくとも基材フィルム1と、その上に積層され
た赤外線遮断層3とで構成される。この場合も、両者の
間には、図には示していないが、必要に応じて、プライ
マーコート層を設けて接着強度を向上させることができ
る。
【0032】また、基材フィルム1には、前記図1の場
合と同じフィルムを用いることができ、赤外線遮断層3
には、先に説明したように、Al、Agなどの金属の蒸
着層、または、SnO2 などの金属酸化物の粒子を分散
した樹脂塗膜層を好適に用いることができる。
【0033】赤外線遮断層3にSnO2 などの金属酸化
物粒子を分散した樹脂塗膜層を用いる場合、その樹脂、
即ち、バインダーには、前記紫外線遮断層に用いた樹脂
と同じ樹脂を用いることができる。そして、カバーフィ
ルム20を、太陽電池の前面側のカバーフィルムとして
用いる場合は、赤外線遮断層3として、SnO2 などの
金属酸化物粒子を分散した樹脂塗膜層を用い、背面側の
カバーフィルムとして用いる場合は、AlまたはAgの
蒸着層を用いることが好ましい。
【0034】図3に示した太陽電池用カバーフィルム3
0は、少なくとも基材フィルム1と、その上に積層され
た紫外線遮断層2と赤外線遮断層3とで構成される。こ
の場合も、基材フィルム1と紫外線遮断層2、そして赤
外線遮断層3との間には、それぞれ必要に応じてプライ
マーコート層を設けて各層の接着強度を向上させること
ができる。尚、赤外線遮断層3に金属の蒸着層を用いる
場合は、プライマーも金属蒸着用のプライマーを用いる
ことができる。
【0035】上記基材フィルム1、紫外線遮断層2、赤
外線遮断層3のそれぞれの材質は、前記図1、図2で説
明したものと同じものであるため、説明は省略する。こ
の構成の場合も、赤外線遮断層3に、SnO2 などの金
属酸化物粒子を分散した樹脂塗膜層を用いた場合は、紫
外線および赤外線を遮断し、可視光域の光を透過させる
ので、前面用のカバーフィルムとして適しており、赤外
線遮断層3に、金属の蒸着層を用いた場合は、紫外線、
赤外線と共に、可視光域の光も遮断するため、背面用の
カバーフィルムとして適している。
【0036】図4に示した太陽電池用カバーフィルム4
0は、少なくとも基材フィルム1′と、その上に積層さ
れた高光反射層4とで構成される。この場合も、基材フ
ィルム1′と高光反射層4との間には、必要に応じてプ
ライマーコート層を設けて両者の接着強度を向上させる
ことができる。
【0037】また、基材フィルム1′には、前記図1〜
図3に示したカバーフィルムで使用した基材フィルム1
と同じフィルムを使用することができ、高光反射層4に
は、特に、光反射性に優れたAgもしくはAlの蒸着
層、または、白色顔料を分散した樹脂層を好適に使用す
ることができる。このような構成の太陽電池用カバーフ
ィルム40は、太陽電池の背面側に用いるものであり、
それにより、前面側から入射した可視光域の光の一部が
背面側に透過した場合でも、これを反射して太陽電池素
子に再入射させることができるので、太陽電池の発電効
率を向上させることができる。
【0038】以上、図1〜図4に示した太陽電池用カバ
ーフィルムには、更に必要な場合には、水蒸気その他の
ガスバリヤー層として、例えば、酸化アルミニウムや酸
化珪素(SiOX )などの無機酸化物の蒸着層を積層す
ることができ、また、基材フィルムに積層された前記各
層に保護層を設けることもできる。そして、このような
カバーフィルムは、太陽電池素子の外側に積層する際、
通常、充填材層を介して積層されるが、その充填材層と
の接着性が不足する場合は、カバーフィルムの積層面に
更に接着層を設けることもできる。
【0039】図5は、本発明の太陽電池モジュールの一
実施例の構成を示す模式断面図であり、太陽電池素子の
前面および背面に、それぞれ前記本発明の太陽電池用カ
バーフィルムを充填材層を介して積層した構成である。
即ち、図5に示した太陽電池モジュール100は、前面
側(光の入射する側)から、基材フィルム1、紫外線遮
断層2、赤外線遮断層3、充填材層5、太陽電池素子
6、充填材層5′、高光反射層4、基材フィルム1′が
順に積層された構成である。
【0040】このような構成を採ることにより、太陽電
池素子6は、充填材層5、5′に埋め込まれると共に、
その前面には、基材フィルム1に紫外線遮断層2と赤外
線遮断層3とが積層されたカバーフィルムが積層され、
また、背面には、基材フィルム1′に高光反射層4が積
層されたカバーフィルムが積層されている。従って、太
陽電池の発電には寄与せず、劣化を促進する作用をもつ
紫外線および赤外線が、カバーフィルムによって遮断さ
れるため、太陽電池の劣化が防止され、耐久性が向上す
る。また、発電に寄与する可視光域の光は、前面側か
ら、遮断されることなく太陽電池素子に入り発電が行わ
れる。そして、太陽電池素子6の背面側に透過した一部
の可視光も、背面の高光反射層4によって反射され、太
陽電池素子に再入射するため、発電に有効に利用され光
電変換効率が高められる。
【0041】
【実施例】以下に、実施例、比較例を挙げて本発明を更
に具体的に説明する。 (実施例1)前面用の太陽電池用カバーフィルムに、赤
外線遮断層として、SnO2 の微粒子を分散したアクリ
ル系樹脂塗膜層を設けた厚さ70μmの高耐候性PET
フィルムを用い、また、背面用の太陽電池用カバーフィ
ルムには、PVFフィルム(厚さ38μm)、アルミニ
ウム箔(厚さ50μm)、PVFフィルム(厚さ38μ
m)を順にドライラミネーション法で貼り合わせた積層
フィルムを用い、結晶性シリコンからなる太陽電池素子
の前面と背面とに、それぞれを、熱接着性充填材層とし
て厚さ500μmのエチレン−酢酸ビニル共重合体系樹
脂フィルムを介して、真空ラミネート方式で積層して、
実施例1の太陽電池モジュールを作製した。
【0042】(実施例2)前記実施例1の太陽電池モジ
ュールの構成において、前面用に用いた太陽電池用カバ
ーフィルムのみを、高耐候性PETフィルム(厚さ70
μm)の上に、紫外線遮断層として、平均粒子径10n
mのTiO2 を分散したアクリル系樹脂塗膜層を設け、
更にその上に赤外線遮断層として、SnO2 の微粒子を
分散したアクリル系樹脂塗膜層を設けた積層フィルムに
換えたほかは、総て実施例1と同様に加工して、実施例
2の太陽電池モジュールを作製した。
【0043】(実施例3)前記実施例1の太陽電池モジ
ュールの構成において、前面用に用いた太陽電池用カバ
ーフィルムのみを、高耐候性PETフィルム(厚さ70
μm)の上に、紫外線遮断層として、平均粒子径10n
mのTiO2 を分散したアクリル系樹脂塗膜層を設けた
積層フィルムに換えたほかは、総て実施例1と同様に加
工して、実施例3の太陽電池モジュールを作製した。
【0044】(実施例4)前記実施例1の太陽電池モジ
ュールの構成において、前面用に用いた太陽電池用カバ
ーフィルムを、実施例2の場合と同様に、高耐候性PE
Tフィルム(厚さ70μm)の上に、紫外線遮断層とし
て、平均粒子径10nmのTiO2 を分散したアクリル
系樹脂塗膜層を設け、更にその上に、赤外線遮断層とし
て、SnO 2 の微粒子を分散したアクリル系樹脂塗膜層
を設けた積層フィルムに換えると共に、背面用に用いた
カバーフィルムも、高耐候性PETフィルム(厚さ70
μm)の上に、高光反射層として、Alの蒸着層(膜厚
800Å)を設けた積層フィルムに換えて構成し、その
他の点は実施例1と同様に加工して、実施例4の太陽電
池モジュールを作製した。
【0045】(比較例1)前記実施例1の太陽電池モジ
ュールの構成において、前面用に用いた太陽電池用カバ
ーフィルムの赤外線遮断層を取り除き、高耐候性PET
フィルム(厚さ70μm)単独のフィルムを前面用のカ
バーフィルムとしたほかは、総て実施例1と同様に加工
して、比較例1の太陽電池モジュールを作製した。
【0046】(実施例および比較例の太陽電池モジュー
ルの評価)以上のように作製した実施例1〜4、および
比較例1の太陽電池モジュールについて、その性能、長
期信頼性を評価するため、初期、および、1sun下、
2000時間の照射試験を行った後の各試料の変換効率
(η)〔%〕とFF(Fill Factor)を測定
し、その結果を表1にまとめて示した。
【0047】
【表1】
【0048】表1に示した結果から明らかなように、実
施例1〜4の太陽電池モジュールは、いずれも初期、お
よび照射試験後の変換効率(η)が、10%以上あり、
大きな低下もなく良好であったのに対して、比較例1の
太陽電池モジュールは、照射試験後の変換効率が9.5
%と、10%未満に低下しており、低下率も大きく好ま
しくなかった。
【0049】
【発明の効果】以上、詳しく説明したように、本発明に
よれば、性能、長期信頼性に優れると共に、製造時の加
工適性、生産性がよく、経済性にも優れた太陽電池用カ
バーフィルムおよびその製造方法、およびそのカバーフ
ィルムを用いた太陽電池モジュールを提供できる効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の太陽電池用カバーフィルムの第1の実
施例の構成を示す模式断面図である。
【図2】本発明の太陽電池用カバーフィルムの第2の実
施例の構成を示す模式断面図である。
【図3】本発明の太陽電池用カバーフィルムの第3の実
施例の構成を示す模式断面図である。
【図4】本発明の太陽電池用カバーフィルムの第4の実
施例の構成を示す模式断面図である。
【図5】本発明の太陽電池モジュールの一実施例の構成
を示す模式断面図である。
【符号の説明】 1、1′基材フィルム 2 紫外線遮断層 3 赤外線遮断層 4 高光反射層 5、5′充填材層 6 太陽電池素子 10、20、30、40 太陽電池用カバーフィルム 100 太陽電池モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4D075 BB85Y CB04 DA04 DC19 EC02 4F100 AA17B AA21B AA23B AA25B AA28B AB10B AB24B AK17 AK25 AK42 AK68G AT00A BA02 BA03 BA07 CA13B CB00 DE01B EH46B EH462 EH66B EH662 EJ862 GB41 JD09B JD10B JL00 JL02 JL09 JN06B 4K029 AA11 AA25 BA03 BA04 BD01 BD09 FA07 5F051 BA17 BA18 FA06 FA23 GA05 HA12 HA16 HA19

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】太陽電池の前面もしくは背面に用いられる
    カバーフィルムであって、該カバーフィルムが、少なく
    とも基材フィルムと、該基材フィルム上に設けられた紫
    外線遮断層、または赤外線遮断層、または高光反射層の
    いずれかとを備えた積層フィルムで形成されていること
    を特徴とする太陽電池用カバーフィルム。
  2. 【請求項2】前記紫外線遮断層が、平均粒子径1〜10
    00nmの金属酸化物粒子を分散した樹脂塗膜層である
    ことを特徴とする請求項1記載の太陽電池用カバーフィ
    ルム。
  3. 【請求項3】前記金属酸化物粒子が、TiO2 、Zn
    O、α−Fe2 3 、CeO2 のうちのいずれかの粒子
    であることを特徴とする請求項2に記載の太陽電池用カ
    バーフィルム。
  4. 【請求項4】前記赤外線遮断層が、金属の蒸着層、また
    は金属酸化物粒子を分散した樹脂塗膜層であることを特
    徴とする請求項1記載の太陽電池用カバーフィルム。
  5. 【請求項5】前記金属の蒸着層が、AlまたはAgの蒸
    着層であることを特徴とする請求項4に記載の太陽電池
    用カバーフィルム。
  6. 【請求項6】前記金属酸化物粒子が、赤外線を効率よく
    吸収するSnO2 の粒子であることを特徴とする請求項
    4に記載の太陽電池用カバーフィルム。
  7. 【請求項7】前記高光反射層が、AgもしくはAlの蒸
    着層、または、白色顔料を分散した樹脂層であることを
    特徴とする請求項1記載の太陽電池用カバーフィルム。
  8. 【請求項8】少なくとも基材フィルムと、該基材フィル
    ム上に設けられた紫外線遮断層とを備えた積層フィルム
    で形成される太陽電池用カバーフィルムの製造方法であ
    って、前記紫外線遮断層を、平均粒子径が1〜1000
    nmのTiO 2 またはCeO2 の粒子を分散した樹脂塗
    布液を基材フィルム上に塗布、乾燥して形成することを
    特徴とする太陽電池用カバーフィルムの製造方法。
  9. 【請求項9】前記太陽電池用カバーフィルムの製造方法
    において、基材フィルムのTiO2 またはCeO2 の粒
    子を分散した樹脂塗布液の塗布面に、予めプライマーコ
    ート層を設けることを特徴とする請求項8に記載の太陽
    電池用カバーフィルムの製造方法。
  10. 【請求項10】少なくとも基材フィルムと、該基材フィ
    ルム上に設けられた赤外線遮断層とを備えた積層フィル
    ムで形成される太陽電池用カバーフィルムの製造方法で
    あって、前記赤外線遮断層を、基材フィルム上に金属を
    蒸着して形成するか、または、金属酸化物粒子を分散し
    た樹脂塗布液を基材フィルム上に塗布、乾燥して形成す
    ることを特徴とする太陽電池用カバーフィルムの製造方
    法。
  11. 【請求項11】前記請求項1乃至7のいずれかに記載の
    太陽電池用カバーフィルムが、太陽電池素子の外側に熱
    接着性充填材層を介して積層されていることを特徴とす
    る太陽電池モジュール。
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