JP2000141450A - スパイラルダイ - Google Patents

スパイラルダイ

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JP2000141450A
JP2000141450A JP10322141A JP32214198A JP2000141450A JP 2000141450 A JP2000141450 A JP 2000141450A JP 10322141 A JP10322141 A JP 10322141A JP 32214198 A JP32214198 A JP 32214198A JP 2000141450 A JP2000141450 A JP 2000141450A
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孝正 清水
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マニホールド内を流れる溶融樹脂の滞留を防
止する。 【解決手段】 スパイラルダイ5は中央部に上方へ突出
する円筒状の突出部23aを有する中央突出部材23を
備え、この突出部23aの周囲に同軸上に載置され中央
が上方へ突出する円錐テーパ状の突起部33を有する環
状の雄型27を備える。この雄型27の上面には雄型2
7のテーパ状の突起部33を受容する受容部43を有す
る雌型29が設けられ、雌型29の内壁面と中央突出部
材23の突出部23aとの間には第2樹脂流路45が形
成され、受容部43には第2樹脂流路45に向かって中
央突出部材23の軸回りに上方へ向かう螺旋状の溝47
からなるマニホールド49が形成されている。このマニ
ホールド49の延設方向に直角な断面形状は逆U字状で
あり、マニホールド49の側壁51が中央突出部材23
の軸芯方向と略平行に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スパイラルダイに
関し、さらに詳細には、押出成形法によりパイプ状のパ
リソンを押し出し成形するスパイラルダイに関する。
【0002】
【従来の技術】押出成形法により熱可塑性樹脂を使用し
てチューブ状の製品を成形する場合には、溶融させた樹
脂を所定温度に加熱されたダイ内の流路に通して連続的
に押し出してチューブ状のパリソンを成形した後に、こ
のパリソン内にエアーを吹き込んで適宜膨張させて所望
の内径を有したインフレーションフィルムや中空パイプ
等のチューブ状の押出成形品を成形する。そして、この
押出成形品を適当な長さに切断した後に底部を溶着し、
インフレーション成形法によってショッピングバッグや
歯磨き用チューブを成形したり、中空成形法によってボ
トル等を成形する。
【0003】このような成形品においては、異なる材質
の樹脂を複数層に積層したパリソンを使用して成形を行
う場合がある。この複数層のパリソンを成形するスパイ
ラルダイとしては、例えば、特開平2−225021号
公報や特開平7−9536号公報に提案されている。特
開平2−225021号公報に提案されたスパイラルダ
イは、複数の円板状リングを上方へ突出する中央コア部
の周囲に上下に載置し、この円板状リングの内周面と中
央コア部の外周面との間に樹脂流路を形成し、円板状リ
ングの上面と下面に合わせ面を形成し、上面の合わせ面
に樹脂流入用の開口部が設けられている。この開口部に
隣接する円板状リングの下面には樹脂流路に向かって水
平方向にスパイラル状の溝からなるマニホールドが形成
されている。スパイラル状の溝と開口部を有して隣接す
る円板状リングの上面との間には径方向に連通する流路
が形成されている。粘度が相違する溶融樹脂が各開口部
から流入してマニホールドを通り樹脂流路で合流して3
層をなす溶融樹脂がスパイラルダイの上部から吐出して
3層に積層されたパリソンが成形される。
【0004】また、特開平7−9536号公報に提案さ
れたスパイラルダイは、中央部が上方へ突出する円錐状
の突部を有する雄型と、この雄型の突部の外側を覆い縦
断面形状が略逆U字状の第1の雌型と、この第1の雌型
の逆U字状の本体部を覆い縦断面形状が略逆U字状の第
2の雌型と、この第2の雌型の逆U字状の本体部を覆い
縦断面形状が略逆U字状の第3の雌型とを有して構成さ
れている。雄型の突部の外側壁面とこの雄型の上部に隣
接する第1の雌型の内側壁面との間及び第1の雌型の外
側壁面と第2の雌型の内側壁面及び第2の雌型の外側壁
面と第3の雌型の内側壁面との間には溶融樹脂を流す樹
脂流路が形成され、これらの樹脂流路の下端が別個に下
方に延出して雄型の下部で合流しスパイラルダイの下部
に設けられた出口に連通している。3つの雌型の内側壁
面の各々には雌型の上部から下方へ向かって雄型の突部
の軸回りにスパイラル状の溝からなるマニホールドが形
成されている。各マニホールドの上端部には溶融樹脂の
流入用の流入流路が連通し、この流入流路がスパイラル
ダイの側部に開口している。このため、粘度の相違する
溶融樹脂を各流入流路に流すと、溶融樹脂はマニホール
ドと樹脂流路を通り雄型の下部で合流して3層の溶融樹
脂となり、この3層の溶融樹脂がスパイラルダイの下部
の出口から吐出して、3層からなるパリソンが成形され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2−225021号公報に提案されたスパイラルダイの
マニホールドの延設方向に直角な断面形状は逆U字状で
あるとともに、このマニホールドの両側壁は中央コア部
の軸芯方向と略平行に形成されており、且つマニホール
ドの延設方向が水平方向に形成されているので、マニホ
ールドの外側から内側方向に溶融樹脂が流れると、マニ
ホールドの逆U字状の溝の両側壁における下流側の内側
上部に溶融樹脂が滞留して密度が一定で流れが安定した
溶融樹脂を樹脂流路に供給することができない。
【0006】また、特開平7−9536号公報に提案さ
れたスパイラルダイのマニホールドの延設方向に直角な
断面形状は反転コ字状であり、マニホールドの溝の両側
壁はスパイラルダイの軸芯方向と略垂直に形成されてい
るので、溶融樹脂がスパイラルダイの上部から下部に流
れると、反転コ字状の溝の下流側上部に溶融樹脂が滞留
して密度が一定で流れが安定した溶融樹脂を樹脂流路に
供給することができない、という問題が発生した。
【0007】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、マニホールド内を流れる溶融樹脂が滞留
することなく密度が一定で流れが安定した溶融樹脂を樹
脂流路に供給して品質の高いパリソンを成形できるスパ
イラルダイを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明のスパイラルダイは、溶融樹脂を下部から供給
して上部からパイプ状のパリソンを押し出し成形するも
のである。このスパイラルダイは中央部に上方へ突出す
る円筒状の突出部を有する中央突出部材と、中央突出部
材の突出部の周囲に同軸上に載置され、中央が上方へ突
出する円錐テーパ状の突起部を有するとともに、突起部
の径方向外側の上面に溶融樹脂の流入用の流入流路の開
口部が形成された環状の雄型と、雄型の上面を覆って突
出部の周囲に同軸上に載置され、雄型のテーパ状の突起
部を受容する受容部を有し、受容部は雄型の開口部から
第2樹脂流路に向かって中央突出部材の軸回りに上方へ
向かう螺旋状の溝からなるマニホールドを有する雌型と
を備え、突出部の外周面と雄型内周面との間に溶融樹脂
が流れる第1樹脂流路及び突出部の外周面と雌型の内周
面の間に溶融樹脂が流れて第1樹脂流路に連通する第2
樹脂流路の少なくともいずれかを形成し、マニホールド
の延設方向に直角な断面形状が逆U字状であり、マニホ
ールドの側壁は中央突出部材の軸芯方向と略平行である
ことが好ましい。
【0009】スパイラルダイの雄型に設けられた流入流
路に溶融樹脂を供給すると、開口部を介して溶融樹脂が
マニホールド内に流れる。このとき、マニホールドの断
面形状は逆U字状であり、マニホールドの側壁は中央突
出部材の軸芯方向と略平行であり、マニホールドは第2
樹脂流路に向かって中央突出部材の軸回りに上方へ向か
って形成されているので、マニホールドの外側の側壁か
ら内側の側壁方向へ溶融樹脂が流れても内側の側壁の高
さは外側の側壁のそれよりも低いので、内側の側壁の上
部に溶融樹脂が滞留し難い。そこで、溶融樹脂はマニホ
ールド内を滞留することなく第2樹脂流路に向かってそ
の密度が上昇して一定になるとともにその流れが安定化
して第2樹脂流路に流入し、スパイラルダイの上部から
パイプ状のパリソンが押し出し成形される。
【0010】中央突出部材はその軸芯方向に連通する連
通孔を有することが好ましく、例えば、中央突出部材を
円筒状にすることでその内部空間を連通孔に代用する場
合を例示することができる。連通孔を使用してスパイラ
ルダイの上部から突出するパイプ状のパリソンの内側に
空気を供給することで、パリソンを膨張させて所望の径
を有した形状にすることができる。雄型の上面に形成さ
れる開口部は突起部に形成されてもよいし、突出部の径
方向外側に設けてもよい。
【0011】スパイラルダイが1つの雄型と1つの雌型
とから構成されている場合には、突出部の外周面と雄型
内周面との間に溶融樹脂を流す第1樹脂流路を設けなく
てもよい。この場合には、単層のパリソンを押し出し成
形することができる。また、スパイラルダイが1つの雄
型と1つの雌型とから構成され、突出部の外周面と雄型
内周面との間に第1樹脂流路を設けた場合には、溶融樹
脂の流入用の流入流路を第1樹脂流路に連設することが
好ましい。この流入流路に溶融樹脂を流入させるとパリ
ソンの内側層となる樹脂層が成形され、この樹脂層の外
側にマニホールドを通った別の溶融樹脂からなる樹脂層
を積層することで2層からなるパリソンを成形すること
ができる。
【0012】マニホールドの延設方向に直角な断面形状
は逆U字状であり、その側壁は中央突出部材の軸芯方向
と略平行であることが好ましい。マニホールドが中央突
出部に向かうにしたがって上昇する方向に螺旋状に形成
されている場合に、マニホールドの側壁を中央突出部材
の軸芯方向と略平行にすることで、マニホールドの外側
の側壁から内側の側壁方向に流れる溶融樹脂がマニホー
ルド内の途中で滞留することはない。また、マニホール
ドの側壁は拡開方向に拡がって形成してもよい。これ
は、マニホールド内を流れる溶融樹脂の流れをスムース
にして滞留をより効果的に防止できるからである。マニ
ホールドの側壁は、例えば、内側の側壁が拡開している
場合や、内側と外側の両側壁が拡開している場合を例示
することができる。
【0013】また、雌型及び雄型の少なくともいずれか
には外部に連通し冷媒を流す第1冷媒流路を設けること
が好ましい。これは、マニホールドや第1樹脂流路に溶
融樹脂を連続的に流すと溶融樹脂の熱量が雌型や雄型に
伝わってこれらが蓄熱するので、後から流入される溶融
樹脂の温度を上昇させてスパイラルダイから突出するパ
リソンの密度や肉厚等を一定にすることができなくなる
虞があるからである。冷媒は雌型及び雄型を冷却する能
力を有するものであればよく、例えば、空気、冷媒ガス
等の気体や水等の液体を例示することがきる。
【0014】更に、突出部の外周面と雄型内周面との間
に溶融樹脂を流す第1樹脂流路を設ける場合には第1樹
脂流路に連通する溶融樹脂の流入用の流入流路を雄型に
設けることで、雄型と雌型から構成される1つのダイで
2層が積層された溶融樹脂を形成するこができる。
【0015】また、雌型と雄型から構成されるダイを複
数設け、ダイを上下方向に積載し、上下方向に隣接する
ダイの上面及び下面の少なくともいずれかの面に冷媒を
流す第2冷媒流路を設けてもよい。この第2冷媒流路を
設けることで、上下方向に隣接するダイに蓄熱された熱
の上下方向の移動を遮断することができるとともに、ダ
イに蓄熱される熱量を抑制して一定の温度にすることが
できる。第2冷媒流路はダイ全体に蓄積された熱量を吸
収するためにダイの上面及び下面の少なくともいずれか
の面全体に形成されることが好ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図1から図7を使用して説明する。本実施の
形態は押出成形の一例である管状のパリソンをインフレ
ーション成形する場合の態様を示す。
【0017】
【第1の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
から図6を使用して説明する。最初に、本発明のスパイ
ラルダイを説明する前にスパイラルダイを使用したイン
フレーション成形装置を説明する。インフレーション成
形装置1は、図1に示すように、押出機3とスパイラル
ダイ5と折り畳み装置7と巻取装置9とを有している。
押出機3から溶融混練された溶融樹脂がスパイラルダイ
5を通ってパイプ状のパリソンPに成形されるととも
に、スパイラルダイ5の中央部から上方へ吐出するエア
ーの吹き込みによりパリソンPが径方向に膨張して内径
が拡大したインフレーションフィルムFとなり、このイ
ンフレーションフィルムFは上方に進むに従って冷却さ
れる。そして、折り畳み装置7によりシート状に畳まれ
て引取用ピンチロール11より上方に引き上げられる。
そして、複数のガイドロール13を介して案内されなが
ら巻取装置9の巻取軸9a上にロール状に巻き取られ
る。
【0018】押出機3はインフレーション成形される樹
脂材料が投入されるホッパ15と、このホッパ15の下
部に接続されホッパ15から供給される樹脂材料を溶融
混練して押し出すスクリュー17を有する押出機本体1
9とを有し、押出機本体19の先端部にはダイジョイン
ト21を介してスパイラルダイ5が接続されている。ス
パイラルダイ5にはこの押出機3とは別個の2つの押出
機3がダイジョイント21を介して接続されている。折
り畳み装置7はハ字状に相対向して配置された2枚の安
定板22を有している。
【0019】次に、本発明のスパイダルダイ5を説明す
る。スパイダルダイ5は、図2(a)に示すように、中
央部に上方へ突出する円柱状の突出部23aとこの突出
部23aの底部に径方向外側に突出するフランジ部23
bとを有する中央突出部材23を備えている。この中央
突出部材23の軸芯方向には中央突出部材23の頂部中
央とフランジ部23bの側壁に開口する空気流路25が
設けられている。フランジ部23bの上部には雄型27
と雌型29からなるダイ31が3つ積載されている。以
降、下側のダイ31から順に下部ダイ31a、中部ダイ
31b、上部ダイ31cと記す。フランジ部23bの上
部には下部ダイ31aの雄型27が載置されている。こ
の雄型27は環状であり、中央突出部材23の突出部2
3aの周囲に同軸上に配設され、中央が上方へ突出する
円錐テーパ状の突起部33を有するとともに、この突起
部33の径方向外側に平面状の押し当て面35を有し、
この押し当て面35の上面に図1に示す押出機3から供
給される溶融樹脂の流入用の流入流路37の開口部39
が開口している。この開口部39は環状に開口し、これ
に連通した流入流路37の他端が雄型27の外側底部に
嵌合した環状のダイジョイント接続部材41の右側端部
に開口している。
【0020】下部ダイ31aの雄型27の上面にはこれ
を覆って突出部33の周囲に同軸上に載置される環状の
雌型29が設けられている。雌型29の下面には雄型2
7のテーパ状の突起33を受容する受容部43が形成さ
れており、突出部23aの外周面との間には溶融樹脂を
流すための第2樹脂流路45が形成されている。受容部
43には雄型27の開口部39から第2樹脂流路45に
向かって中央突出部材23の軸回りに上方へ向かう螺旋
状の溝47からなるマニホールド49が設けられてい
る。
【0021】図3はマニホールド49の延設方向と垂直
方向の断面図を示し、同図(a)に示すように、マニホ
ールド49は水平方向から上方にθのなす角度を有して
中央突出部材23の軸回りに上方へ向かう螺旋状の溝4
7から形成されている。溝47の左右の両側壁51の方
向は中央突出部23の軸方向と略平行に配設されている
ので、マニホールド49の内側の側壁51の高さは外側
の側壁51のそれよりも小さくなるように形成されてい
る。即ち、H1<H2、H3<H4なる関係に形成されてい
る。この関係はマニホールド49の傾き角θが0のとき
と比較すると、マニホールド49の内側の側壁51の高
さを外側の側壁51のそれよりもより小さくできるの
で、溶融樹脂が左側から右側に流れても内側の側壁51
の上部周辺部53において溶融樹脂は停留しない。この
ため、溶融樹脂はマニホールド49の上流側から下流側
に流れるにしたがってその密度が上昇し所定の値になる
とともにその流れが安定化する。
【0022】また、マニホールド49の断面形状は、同
図(a)に示す形状には限られず、同図(b)に示すよ
うな形状にすることができる。即ち、マニホールド49
の内側の側壁51と外側の側壁51をハの字状に拡開す
ることができる。これにより、溶融樹脂が下流側の隣接
する溝47に容易に流入することができる。尚、内側の
側壁51のみを拡開する方向に配設することもできる。
【0023】図2(b)は同図(a)のII−II矢視
に相当する部分の断面図を示し、同図に示すように、下
部ダイ31aの雌型29の上面には中央突出部材23の
軸回りに環状の小径凹部55が形成され、この小径凹部
55の外側には環状突起57を介し小径凹部55よりも
径の大きい大径凹部59が形成されている。環状突起5
7には中央突出部材23の軸を中央として相対向する位
置に小径凹部55と外径凹部59間を連通させる2つの
連通凹部61が設けられている。また、2つの連通凹部
61の外側の外径凹部59には空気を流入させるための
空気流入孔63と空気を排出するための空気排出孔65
が設けられている。
【0024】中部ダイ31bの雄型27と雌型29とダ
イジョント接続部材41は下部ダイ31aの雄型27と
雌型29とダイジョント接続部材41と略同一形状であ
るので、相違点のみを説明し、同一態様部分については
同一符号を付してその説明を省略する。下部ダイ31a
の雌型29の上部に載置された中部ダイ31bの雄型2
7の底面には下方に開口した環状の小径凹部55が形成
され、中部ダイ31bのダイジョント接続部材41の底
面には下方に開口した環状の大径凹部59が形成されて
いる。下部ダイ31aの雌型29の上部に中部ダイ31
bの雄型27を載置すると、これらに形成された小径凹
部等55,59が相対向して配置されて空気が流通する
第2冷媒流路67が形成され、この第2冷媒流路67に
空気を流通させることで、下部ダイ31aと中部ダイ3
1b間の熱の伝導を遮断することができる。この第2冷
媒流路67には空気の他、冷媒ガス等の気体や水等の液
体を流通させることができる。
【0025】中部ダイ31bの雄型27の内周面と突起
部23aの外周面との間には溶融樹脂が流れる第1樹脂
流路69が形成されている。この第1樹脂流路69はそ
の下部が下部ダイ31aの第2樹脂流路45に連通する
とともに、その上部が中部ダイ31bの第2樹脂流路4
5に連通している。
【0026】中部ダイ31bの上部には上部ダイ31c
が載置されており、上部ダイ31cは中部ダイ31bと
略同一形状であるので、同一態様部分については同一符
号を付してその説明を省略する。
【0027】上部ダイ31cの上部中央には円柱状の上
部ノズル71が設けられ、この上部ノズル71の径方向
外側であって中央突出部材23と同軸上には環状の偏肉
調整リング73が設けられている。上部ノズル71の中
央には上下方向に貫通し中央突出部材23の空気流路2
5に連通する連通孔75が設けられている。上部ノズル
71の外側側壁と偏肉調整リング73の内側側壁との間
には上部ダイ31cの第2樹脂流路45に連通するとと
もに、上部で開口する環状流路77が形成されている。
このため、環状流路77と上部ダイ31c、中部ダイ3
1b、下部ダイ31aの各マニホールド49と第2樹脂
流路45と第1樹脂流路69は連通しているので、図1
に示す押出機3からスパイラルダイ5に供給される溶融
樹脂はこれらの流路を通って環状流路77から吐出し
て、パイプ状のパリソンPが成形される。
【0028】次に、本発明の第1の実施の形態における
スパイラルダイ5の作用を図1から図4を使用して説明
する。最初に、図1に示す3台の押出機3の各ホッパ1
5に種類の相違する樹脂材料をそれぞれに供給し、スク
リュー17の回転により樹脂材料を溶融混練する。そし
て、各押出機本体19から溶融樹脂をダイジョイント2
1を介してスパイラルダイ5に供給する。スパイラルダ
イ5に供給された溶融樹脂は、図2に示すスパイラルダ
イ5の下部ダイ31a、中部ダイ31b、上部ダイ31
cに設けられた流入流路37を通って各ダイ31a,3
1b,31cのマニホールド49に流入する。マニホー
ルド49に流入した溶融樹脂は、図3(a)に示す螺旋
状に形成されたマニホールド49の延設方向に流動する
とともに、矢印に示すように内側に隣接する溝47の方
向にも流動する。このとき、マニホールド49の内側の
側壁51の高さは外側の側壁51のそれよりも小さくな
るように形成されているので、内側の側壁51の上部周
辺部53において溶融樹脂は停留することなく内側の溝
47方向へ流動することができる。このため、溶融樹脂
は内側に流動するにともないその密度を上昇させて所定
の値になるとともにその流れが安定化する。
【0029】図2(a)に示す下部ダイ31aのマニホ
ールド49を通った溶融樹脂(以下、「下部溶融樹脂」
と記す。)は下部ダイ31aの第2樹脂流路45と中部
ダイ31bの第1樹脂流路69を通り、中部ダイ31b
のマニホールド49を通った溶融樹脂(以下、「中部溶
融樹脂」と記す。)と合流し、中部溶融樹脂が外側層と
なり下部溶融樹脂が内側層となる。そして、この2層の
溶融樹脂が中部ダイ31bの第2樹脂流路45を通った
後に上部ダイ31cの第1樹脂流路69を通り、上部ダ
イ31cのマニホールド49を通った溶融樹脂(以下、
「上部溶融樹脂」と記す。)と合流し、上部溶融樹脂が
最外側層となって3層の溶融樹脂を形成し、この3層の
溶融樹脂が上部ダイ31cの第2樹脂流路45を通り環
状流路77を介してスパイラルダイ5の上部から上方へ
吐出して、図4に示す内側層79と中間層81と外側層
83の3層からなるパイプ状のパリソンPが形成され
る。内側層79は下部溶融樹脂で形成され、中間層81
は中部溶融樹脂で形成され、外側層83は上部溶融樹脂
で形成されている。
【0030】パリソンPが形成されると同時に、図2
(a)に示す空気流路25に図示しない空気供給手段か
ら空気が供給され連通孔75を介して上方へ突出し、図
1に示すパリソンP内に吹き込まれる。このため、パリ
ソンPは径方向に膨張して内径が拡大したインフレーシ
ョンフィルムFとなり、このインフレーションフィルム
Fは上方に進むにしたがって冷却される。そして、折り
畳み装置7の一対の安定板22によりシート状に畳まれ
て引取用ピンチロール11により上方に引き上げられ
る。そして、複数のガイドロール13を介して案内され
ながら巻取装置9の巻取軸9a上にロール状に巻き取ら
れる。
【0031】図2(a)に示すスパイラルダイ5に溶融
樹脂を供給すると、スパイラルダイ5の下部ダイ31
a、中部ダイ31b、上部ダイ31cに溶融樹脂の熱が
伝達してこれらの温度を上昇させるとともに、上下方向
に隣接するダイ31a,31b,31c間も伝熱すること
から、各ダイ31a,31b,31c間に形成された第2
冷媒流路67に空気を流通させる。これにより、各ダイ
31a,31b,31c間の伝熱を遮断することができる
とともに、各ダイ31a,31b,31cの温度上昇を抑
制して所定温度にすることができるので、スパイラルダ
イ5から吐出するパリソンPの品質を向上させることが
できる。
【0032】また、本実施の形態のスパイラルダイ5は
図5に示すような構成にすることができる。尚、このス
パイラルダイ5は前述したスパイラルダイ5との相違点
のみを説明し、同一態様部分については同一符号を付し
てその説明を省略する。図5に示すスパイラルダイ5は
下部ダイ31aと上部ダイ31cとを有しており、下部
ダイ31aの雄型27の内周面と中央突出部材23の突
出部23aの外周面との間に第1樹脂流路69を形成し
ている。中央突出部材23の突出部23aの下部であっ
てその外周面には第1樹脂流路69に相対向して配設さ
れて下部ダイ31aの雌型29の第2樹脂流路45に向
かって中央突出部材23の軸回りに垂直上方へ向かう螺
旋上の溝48からなるマニホールド50が設けられてい
る。このマニホールド50の下端には溶融樹脂の流入用
の流入流路37が連通し、この流入流路37の他端が中
央突出部材23の下端面に開口している。中央突出部材
23の突出部23a内に形成された空気流路25の下端
は中央突出部材23の底部に開口している。下部ダイ3
1aの雄型27とダイジョイント接続部材41の底部に
は小径凹部55と大径凹部59が形成され、これに相対
向する中央突出部材23のフランジ部23bの上面にも
小径凹部55と大径凹部59が形成されており、フラン
ジ部23bの上面に雄型27が載置されると、第2冷媒
流路67が形成されるように構成されている。
【0033】図5に示すスパイラルダイ5によれば、中
央突出部材23の底部に開口する流入流路37に溶融樹
脂を供給し、また、下部ダイ31aの側方に開口する流
入流路37に下部溶融樹脂を供給することで、下部溶融
樹脂が外側層となる2層に積層された溶融樹脂を下部ダ
イ31aから上部ダイ31cに供給して、上部ダイ31
cの流入流路37から上部溶融樹脂を供給することで上
部溶融樹脂が最外側層となる3層に積層された溶融樹脂
を形成することができる。また、図2に示す中部ダイ3
1bを省略することでスパイラルダイ5の小型化を図る
ことができる。
【0034】さらに、本実施の形態のスパイラルダイ5
は図6(a),(b)に示すような構成にすることがで
きる。即ち、図6(a)に示すスパイラルダイ5は上部
ダイ31cを有し、図2に示す下部ダイ31aと中部ダ
イ31bを省略したものである。その他の構成は前述し
た3つのダイ31a,31b,31cから構成されるスパ
イラルダイ5と同一であるので、同一態様部分について
は同一符号を付してその説明を省略する。このスパイラ
ルダイ5によれば、マニホールド49が第2樹脂流路4
5に向かって中央突出部材23の軸回りに上方へ向かう
螺旋状の溝47からなり、マニホールド49の側壁51
が中央突出部材23の軸芯方向と略平行に配設されてい
るので、単層の品質の高いパリソンPを成形することが
できる。
【0035】図6(a)に示すスパイラルダイ5は同図
(b)に示すスパイラルダイ5にすることができる。即
ち、図6(b)に示すスパイラルダイ5は同図(a)に
示すスパイラルダイ5の中央突出部材23と上部ダイ3
1aの雄型27とダイジョイント接続部材41を一体化
した基台85を有するものである。この基台85の底部
には流入流路37の一端が開口している。その他の点は
図6(a)に示すスパイラルダイ5と同一なので、同一
態様部分については同一符号を付してその説明を省略す
る。図(b)に示すスパイラルダイ5によれば、スパイ
ラルダイ5の部品点数を少なくすることができるので、
安価なスパイラルダイ5を供給することができる。
【0036】
【第2の実施の形態】次に、本発明の第2の実施の形態
を図7を使用して説明する。第2の実施の形態において
は第1の実施の形態との相違点のみを説明し、同一態様
部分については同一符号を付してその説明を省略する。
同図(a)はスパイラルダイ5の縦断面図であり、同図
(b)は同図(a)のVII−VII矢視に相当する部分の断
面図を示している。
【0037】図7(a)に示す中部ダイ31bと上部ダ
イ31cの各雄型27の底部にはダイジョイント接続部
材41の内側に嵌合する環状の冷却流路部材87が設け
られている。この冷却流路部材87は雄型27内に空気
を流通させて中部ダイ31bと上部ダイ31cに蓄積さ
れた熱量を吸収してダイ31b,31cの温度を所望の
温度にする役割を有しており、同図(b)に示すよう
に、径の異なる2つの円形状凹部89が連設して構成さ
れている。円形状凹部89の一方の端部にはダイジョイ
ント接続部材41に設けられた空気流入管91が接続さ
れ、他方の端部にはダイジョイント接続部材41に設け
られた空気排出管93が接続されている。このため、冷
却流路部材87を雄型27の底部に装着すると、円形状
凹部89の上部の開口部が雄型27の底面によって覆わ
れて空気の第1冷媒流路95が形成される。従って、空
気流入管91から空気を流入させると空気が各ダイ31
a,31b,31cに蓄熱された熱を吸収しながら第1冷
媒流路95内を流れ、熱を吸収した空気が空気排出管9
3から外部に排出されるので、各ダイ31a,31b,3
1cの温度を所望の温度にすることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のスパイラ
ルダイによれば、中央部に上方へ突出する円筒状の突出
部を有する中央突出部材と、この中央突出部材の突出部
の周囲に同軸上に載置され、中央が上方へ突出する円錐
テーパ状の突起部を有する環状の雄型と、この雄型の上
面を覆って突出部の周囲に同軸上に載置され、雄型のテ
ーパ状の突起を受容する受容部を有し、受容部は第2樹
脂流路に向かって中央突出部材の軸回りに上方へ向かう
螺旋状の溝からなるマニホールドを有する雌型とを有し
て構成され、このマニホールドの延設方向に直角な断面
形状が逆U字状であってマニホールドの側壁が中央突出
部材の軸芯方向と略平行にすることで、マニホールドの
外側の側壁から内側の側壁方向に流れる溶融樹脂のマニ
ホールド内での滞留を防止することができ、スパイラル
ダイから吐出するパリソンの品質を向上させることがで
きる。
【0039】また、マニホールドの側壁を拡開方向に拡
がって形成する場合には、マニホールド内を流れる溶融
樹脂の流れをスムースにして滞留をより効果的に防止す
ることができる。
【0040】更に、雌型及び雄型の少なくともいずれか
に外部に連通し冷媒を流す第1冷媒流路を設ける場合に
は、マニホールド等に溶融樹脂が連続的に流れると溶融
樹脂の熱量が雌型や雄型に伝わってこれらが蓄熱するの
で、この蓄熱した熱量を冷媒により吸収することがで
き、雌型等の温度を所定温度にしてスパイラルダイから
吐出するパリソンの品質を向上させることができる。
【0041】また、突出部の外周面と雄型内周面との間
に溶融樹脂を流す第1樹脂流路を設けたときに第1樹脂
流路に連通した溶融樹脂の流入用の流入流路を雄型に設
ける場合には、雄型と雌型から構成される1つのダイで
2層が積層された溶融樹脂を形成するこができる。
【0042】更に、雌型と雄型から構成されるダイを複
数設け、ダイを上下方向に積載し、上下方向に隣接する
ダイの上面及び下面の少なくともいずれかの面に冷媒を
流す第2冷媒流路を設ける場合には、上下方向に隣接す
るダイに蓄熱された熱の上下方向の移動を遮断するとと
もに、ダイに蓄熱される熱量を抑制して一定の温度にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のスパイラルダ
イを使用したインフレーション成形装置の概要図を示
す。
【図2】本発明に係る第1の実施の形態のスパイラルダ
イを示し、同図(a)はスパイラルダイの縦断面図を示
し、同図(b)は同図(a)のII−II矢視に相当す
る部分の断面図を示す。
【図3】本発明に係る第1の実施の形態のスパイラルダ
イのマニホールドの断面図を示す。
【図4】本発明に係る第1の実施の形態のスパイラルダ
イから成形されるパリソンの断面図を示す。
【図5】本発明に係る第1の実施の形態のスパイラルダ
イの断面図を示す。
【図6】本発明に係る第1の実施の形態の単層のスパイ
ラルダイの断面図を示す。
【図7】本発明に係る第2の実施の形態のスパイラルダ
イの断面図を示し、同図(a)はスパイラルダイの縦断
面図を示し、同図(b)は同図(a)のVII-VII矢視に
相当する部分の断面図を示す。
【符号の説明】
5 スパイラルダイ 23 中央突出部材 23a 突出部 27 雄型 29 雌型 31 ダイ 33 突起部 37 流入流路 39 開口部 43 受容部 45 第2樹脂流路 47 溝 49 マニホールド 51 側壁 67 第2冷媒流路 69 第1樹脂流路 95 第1冷媒流路 P パリソン
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B29L 23:00 Fターム(参考) 4F207 AG08 AK02 KA01 KA17 KA19 KB22 KF14 KL57 KL62 4F208 AG08 AK02 LA01 LA08 LB02 LB22 LG06 LG22 LG26 LG30 LN11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融樹脂を下部から供給して上部からパ
    イプ状のパリソンを押し出し成形するスパイラルダイで
    あって、 中央部に上方へ突出する円筒状の突出部を有する中央突
    出部材と、 前記中央突出部材の前記突出部の周囲に同軸上に載置さ
    れ、中央が上方へ突出する円錐テーパ状の突起部を有す
    るとともに、前記突起部の径方向外側の上面に前記溶融
    樹脂の流入用の流入流路の開口部が形成された環状の雄
    型と、 前記雄型の上面を覆って前記突出部の周囲に同軸上に載
    置され、前記雄型の前記テーパ状の突起部を受容する受
    容部を有し、前記受容部は前記雄型の前記開口部から前
    記第2樹脂流路に向かって前記中央突出部材の軸回りに
    上方へ向かう螺旋状の溝からなるマニホールドを有する
    雌型とを備え、 前記突出部の外周面と前記雄型内周面との間に前記溶融
    樹脂が流れる第1樹脂流路及び前記突出部の外周面と前
    記雌型の内周面の間に前記溶融樹脂が流れて前記第1樹
    脂流路に連通する第2樹脂流路の少なくともいずれかを
    形成し、 前記マニホールドの延設方向に直角な断面形状が逆U字
    状であり、前記マニホールドの側壁は前記中央突出部材
    の軸芯方向と略平行であることを特徴とするスパイラル
    ダイ。
  2. 【請求項2】 前記マニホールドの側壁は拡開方向に拡
    がって形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    スパイラルダイ。
  3. 【請求項3】 前記雌型及び前記雄型の少なくともいず
    れかには外部に連通し冷媒を流す第1冷媒流路が設けら
    れることを特徴とする請求項1又は2記載のスパイラル
    ダイ。
  4. 【請求項4】 前記突出部の外周面と前記雄型内周面と
    の間に前記溶融樹脂を流す第1樹脂流路を設ける場合に
    は、前記第1樹脂流路に連通する前記溶融樹脂の流入用
    の流入流路を前記雄型に設けることを特徴とする請求項
    1から3のいずれかに記載のスパイラルダイ。
  5. 【請求項5】 前記雌型と前記雄型から構成されるダイ
    を複数有し、前記ダイが上下方向に積載され、上下方向
    に隣接する前記ダイの上面及び下面の少なくともいずれ
    かの面に冷媒を流す第1冷媒流路を有することを特徴と
    する請求項1から4のいずれかに記載のスパイラルダ
    イ。
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