JP2000141341A - 型枠の仕切り板 - Google Patents
型枠の仕切り板Info
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- JP2000141341A JP2000141341A JP10328268A JP32826898A JP2000141341A JP 2000141341 A JP2000141341 A JP 2000141341A JP 10328268 A JP10328268 A JP 10328268A JP 32826898 A JP32826898 A JP 32826898A JP 2000141341 A JP2000141341 A JP 2000141341A
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Abstract
傷も防止でき、さらに原料ALCスラリーの漏出を効果
的に防止することが可能な型枠の仕切り板を提供する。 【解決手段】 箱状の型枠内に、該型枠の一方の内側面
と平行に挿入して固定し、前記型枠内の寸法を調整する
仕切り板であって、該仕切り板の位置決め機構と固定機
構とからなるガイド部がその両端部に固着された型枠の
仕切り板において、前記位置決め機構は前記仕切り板と
直交する方向に設けられ、かつ前記型枠の補強部材の上
面の長手方向に垂直に並列したガイドピンを摺動可能に
嵌合する下向きの溝と、該溝に回動可能に取着されかつ
その下端部が前記ガイドピンの外径より僅かに広幅の間
隔をおいて二股状に形成された位置決めブロックとから
構成されたことを特徴とするものであって、前記仕切り
板の両端垂直端面に取着されている弾性体のパッキング
の下端部に外側に向かって屈曲可能な舌状突起を形成す
ることが好ましい。
Description
クリート(以下「ALC」という)パネルなどを製造す
る場合に、箱状の型枠内に挿入してその内形の寸法を調
整するための型枠の仕切り板に関するものである。
合には一般的に内形の長さが約600cm、幅が約24
0cm、深さが約65cm程度の長方形の箱状の型枠1
に、パネル数に対応する補強鉄筋(図示せず)をセット
してから、原料ALCスラリーを注入して発泡させる。
そして所望時間経過して原料ALCスラリーが半可塑性
状態に硬化したら、この半可塑性体を型枠から取り出
し、上面を切削して高さ60cmとし、さらに垂直に並
列したピアノ線で37mm〜250mmの所望厚さに切
断する。
装入して、高温高圧で水蒸気養生した後、必要に応じて
外面を切削加工して所望厚さのALCパネル製品に形成
している。そして最大のALCパネル長さは型枠長さの
600cmであり、それよりも短いALCパネルが必要
な場合は前記半可塑性体の切断工程で幅方向に切断する
か、または長いALCパネル製品を所望寸法に切断する
か、あるいは型枠に仕切り板を挿入して内形の長さを調
整して形成している。
形の長さを調整するには、例えば図1の正面図に示すよ
うに、外形が型枠1の短辺側面とほぼ等しい仕切り板2
を使用する。この仕切り板2はアングル5を格子状に溶
接した骨組みに、鉄板4が固着された構造で、この板状
部が型枠1の上縁に懸架するアングル6に懸吊された状
態で螺着されている。また前記板状部の両側の回動部2
aはそれぞれシリンダー3によって開閉可能に構成され
ており、仕切り板2を型枠1に着脱する際には内側に開
いて仕切り板2の幅を縮小させることにより、その着脱
作業を容易にしている。
する仕切り板2の下縁端面と両側垂直端面の三方の外縁
端面にはゴム製のパッキング7が取着されており、仕切
り板2の三方の外縁端面が型枠1の内面に密着して原料
ALCスラリーの漏出を防止するようになっている。さ
らに図6および図7に示すように、仕切り板2の上端両
端部の相対する位置には一対のL字状のガイド部8が配
設されており、その垂直面には固定ボルト9が水平に螺
合されており、また水平面には透孔8aが所望間隔で穿
孔されている。
固着されており、その上面の長手方向には前記透孔8a
と等間隔で、かつ先端が細くなっているガイドピン1b
が垂直に並列して固着されており、また型枠1の上縁外
面には所定間隔をおいて凹部1cが設けられている。そ
して型枠1に仕切り板2をセットする場合には、仕切り
板2の前記両側回動部2aを内側に開いてその幅を縮小
した状態で、型枠1の所望位置の上方からクレーン(図
示せず)により吊り込み、前記ガイド部8の透孔8aに
所望位置のガイドピン1bを挿入して位置決めする。つ
いで水平な固定ボルト9を回転させて、その先端を所望
位置の凹部1cに嵌合させて固定するとともに、回動部
2aを閉じて仕切り板2の三方の外縁端面を型枠1の内
面に密着させれば、型枠1に仕切り板2がセットされ
る。
せず)をセットしてから原料ALCスラリーを注入して
発泡硬化させる。その後所望時間経過して半可塑性状態
に硬化したら、セット時とは逆に回動部2aを内側に開
き、固定ボルト9を緩めて仕切り板2を引上げて取り外
す。しかしこのとき仕切り板2の板側面は半可塑性体に
密着しているので、仕切り板2を引上げるときに半可塑
性体の一部が仕切り板2に付着して半可塑性体の端部を
損傷することがあった。
仕切り板2の三方の外縁端面には、ゴム製のパッキング
7が取着されており、仕切り板2の外縁が型枠1の内面
に密着して原料ALCスラリーの漏出を防止するように
なっているが、図8に示すように型枠1の底板1dと側
板1fとの間にはモールドパッキン1eが介在するた
め、両者の間には僅かな空隙1gが形成されこの空隙1
gから原料ALCスラリーが漏出する問題もあった。
作業が容易で、半可塑性体の損傷も防止でき、さらに原
料ALCスラリーの漏出を効果的に防止することが可能
な型枠の仕切り板を提供することを目的とするものであ
る。
本発明は、箱状の型枠内に、該型枠の一方の内側面と平
行に挿入して固定し、前記型枠内の寸法を調整する仕切
り板であって、該仕切り板の位置決め機構と固定機構と
からなるガイド部がその両端部に固着された型枠の仕切
り板において、前記位置決め機構は前記仕切り板と直交
する方向に設けられ、かつ前記型枠の補強部材の上面の
長手方向に垂直に並列したガイドピンを摺動可能に嵌合
する下向きの溝と、該溝に回動可能に取着されかつその
下端部が前記ガイドピンの外径より僅かに広幅の間隔を
おいて二股状に形成された位置決めブロックとから構成
された型枠の仕切り板を特徴とするものであって、前記
仕切り板の両端垂直端面に取着されている弾性体のパッ
キングの下端部に外側に向かって屈曲可能な舌状突起を
形成することが好ましい。
けるガイド部の位置決め機構は、前記ガイド部の下面に
おいて仕切り板と直交する方向に設けられ、かつ前記型
枠の補強部材の上面の長手方向に垂直に並列したガイド
ピンを摺動可能に嵌合する下向きの溝と、該溝に回動可
能に取着されかつその下端部が前記ガイドピンの外径よ
り僅かに広幅の間隔をおいて二股状に形成された位置決
めブロックとから構成されているものであって、この位
置決めブロックは相互に直角な2つの位置の間で回動す
ることにより前記下向きの溝の一部が仕切られたり、解
放されるようにしたので、前記仕切り板をセットすると
きには前記ブロックで下向きの溝を閉じて前記間隔内に
ガイドピンを嵌合するとともに、二股部と前記下向きの
溝の側壁により形成された空間に嵌合された該ガイドピ
ンを抱持することによって位置決め固定するものであ
る。
位置決め機構のブロックを回動して二股部の間隔と溝と
を連通させ、ガイドピンを摺動可能にした状態で仕切り
板を後退させ、その板側面を半可塑性体の端面より離間
させてから引上げれば、半可塑性体を損傷させることが
ない。また仕切り板の両端垂直端面に取着されている弾
性体のパッキングの下端部に、外側に向かって屈曲可能
な舌状突起を形成しておけばこの仕切り板をセットする
とき、この舌状突起が型枠底面に当接する際に外側に向
かって屈曲し密着して、型枠底面と側板との空隙を塞ぐ
ので原料ALCスラリーの漏出を防止することができ
る。
図1は型枠に仕切り板をセットした状態を示す正面図、
図2は図1のA部の拡大図であって、本発明の仕切り板
の一実施例のガイド部の縦断面図、図3は本発明の仕切
り板の一実施例のガイド部の平面図、図4は本発明に係
るブロックを示す図で、(a)は平面図、(b)は正面
図、(c)はガイド部との関係を示す説明図であり、図
5は本発明のパッキングの作用を説明する図である。な
お本発明においても従来技術と同様に、型枠1の長辺両
側には補強部材1aが固着されており、その上面の長手
方向には等間隔で、かつ先端が細くなっているガイドピ
ン1bが垂直に並列して固着され、また型枠1の上縁外
面には所定間隔をおいて凹部1cが設けられている。一
方ガイド部8は鉤状で、仕切り板2の上端両端部の相対
する位置に、仕切り板2と直交する方向に一対として配
設されており、その垂直部には固定ボルト9が水平方向
に螺合されている。また水平部には断面コ字状の下向き
の溝8aが形成されており、その中央部近辺に回動可能
なブロック10が取着されている。
な円筒状をなし、上端部近辺の外周部には環状の凹溝1
0aが設けられ、また下端部は前記下向きの溝8aに臨
んで前記ガイドピン1bの外径より僅かに広幅の間隔s
をおいて二股状に形成された一対の突出部10b、10
bを一体に設けてなるものである。また上端部には中心
部から水平方向に延長するレバー10cが固着されてい
る。そして前記下向きの溝8aの上面に螺着された支持
部材11に設けた半円状切欠部が、前記環状の凹溝10
a内に嵌合されていて、ブロック10はレバー10cに
よって90°回動可能に取着されている。
方向に回動すれば、二股状の一対の突出部10b、10
bによって溝8aが仕切られて該突出部10b、10b
と下向きの溝8aの側壁とにより四角箱状の空間が形成
されるが、この空間は前記ガイドピン1bの頭部が嵌合
可能な寸法になっている。またレバー10cを溝8aと
直交する方向に回動して図3の位置にすると、一対の突
出部10b、10bが回動して間隔sと溝8aとが連通
し、仕切り板2を水平方向に摺動させても前記ガイドピ
ン1bを支障なく通過することができる。さらに溝8a
の上面には四角柱状の磁石12が固着されていてレバー
10cを溝8aと平行する方向に回動したときに、この
レバー10cを磁着して保持することができるようにな
っている。
に取着されたゴム製のパッキング13の下端部は、図5
(A)に示すように内側に傾斜面を有し、断面が三角形
の舌状の突起13aが形成されている。そしてクレーン
(図示せず)により仕切り板2を型枠1内に降下させる
と、前記突起13aは図5(B)に示すように外側に向
かって屈曲し、型枠1の底板1dと側板1fとの間にモ
ールドパッキン1eにより形成された空隙1gに嵌入し
て空隙1gを塞ぐように作用する。
説明する。先ず仕切り板2のシリンダー3を作動させて
回動部2aを内側に開いて仕切り板2の幅を縮小させ、
またガイド部8に取着されているブロック10のレバー
10cを溝8aに平行する方向に回動して磁石12に磁
着させ溝8aを閉じて前述のような四角箱状の空間を形
成した状態にしておく。つぎにクレーンでこの仕切り板
2を懸吊して、補強用鉄筋をセットした型枠1の所望箇
所真上に搬送する。
1のガイドピン1bに、位置決め機構の前記溝8aの側
壁とブロック10の一対の突出部10b、10bとによ
り形成した空間を嵌合して位置決めし、その後水平な固
定ボルト9を回転してその先端を型枠1の凹部1cに挿
入した状態で締着して固定するとともに、前記シリンダ
ー3を逆作動させて回動部2aを閉じパッキング13で
型枠1の内面に密着させ、前記型枠1の底板1dと側板
1fとの間の空隙1gも塞ぐようにする。
して発泡硬化させ、所望時間経過してから前記シリンダ
ー3を作動させて可動部2aを開き、ブロック10のレ
バー10cを操作して溝8aと直交する方向に回動して
溝8aと一対の突出部10b、10b間の間隔sとを連
通させ(図3参照)、固定ボルト9も逆回転させて緩め
る。ついで仕切り板2を水平方向に後退させて、半可塑
性体から離間させてからクレーンで吊り上げれば半可塑
性体の端部を損傷することなく仕切り板2を型枠1から
取り外すことができる。
仕切り板を容易に位置決め、固定することができるのみ
ならず、該仕切り板を取り外す場合には、この仕切り板
を後退させ、型枠内の半可塑性体から離間させてから引
上げることができるので半可塑性体を損傷させることが
ない。また仕切り板の両端垂直端面に取着されている弾
性体のパッキングの下端部には、外側に向かって屈曲可
能な舌状突起が形成されているので、仕切り板をセット
するときにこの舌状突起が型枠底面の外側に向かって屈
曲して、型枠底面と側板との空隙を塞ぐので原料ALC
スラリーの漏出を防止することができる。
である。
の一実施例のガイド部の縦断面図である。
図である。
面図、(b)は正面図、(c)はガイド部との関係を示
す説明図である。
る。
Claims (2)
- 【請求項1】 箱状の型枠内に、該型枠の一方の内側面
と平行に挿入して固定し、前記型枠内の寸法を調整する
仕切り板であって、該仕切り板の位置決め機構と固定機
構とからなるガイド部がその両端部に固着された型枠の
仕切り板において、前記位置決め機構は前記仕切り板と
直交する方向に設けられ、かつ前記型枠の補強部材の上
面の長手方向に垂直に並列したガイドピンを摺動可能に
嵌合する下向きの溝と、該溝に回動可能に取着されかつ
その下端部が前記ガイドピンの外径より僅かに広幅の間
隔をおいて二股状に形成された位置決めブロックとから
構成されたことを特徴とする型枠の仕切り板。 - 【請求項2】 前記仕切り板の両端垂直端面に取着され
ている弾性体のパッキングの下端部に外側に向かって屈
曲可能な舌状突起が形成されていることを特徴とする請
求項1記載の型枠の仕切り板。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32826898A JP4178429B2 (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 型枠の仕切り板 |
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JP4178429B2 JP4178429B2 (ja) | 2008-11-12 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP32826898A Expired - Fee Related JP4178429B2 (ja) | 1998-11-18 | 1998-11-18 | 型枠の仕切り板 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110744686A (zh) * | 2019-11-19 | 2020-02-04 | 安徽科达机电有限公司 | 模具挡板、模具挡板转运装置及其使用方法 |
CN115419244A (zh) * | 2022-10-13 | 2022-12-02 | 中国建筑第五工程局有限公司 | 一种alc墙板垂直度平整度控制装置 |
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-
1998
- 1998-11-18 JP JP32826898A patent/JP4178429B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN110744686B (zh) * | 2019-11-19 | 2024-10-15 | 安徽科达机电股份有限公司 | 模具挡板、模具挡板转运装置及其使用方法 |
CN115419244A (zh) * | 2022-10-13 | 2022-12-02 | 中国建筑第五工程局有限公司 | 一种alc墙板垂直度平整度控制装置 |
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