JP2000141191A - ウェーハ面取り装置の砥石取付方法 - Google Patents

ウェーハ面取り装置の砥石取付方法

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JP2000141191A
JP2000141191A JP10312098A JP31209898A JP2000141191A JP 2000141191 A JP2000141191 A JP 2000141191A JP 10312098 A JP10312098 A JP 10312098A JP 31209898 A JP31209898 A JP 31209898A JP 2000141191 A JP2000141191 A JP 2000141191A
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Ichiro Katayama
一郎 片山
Kazumi Ikeda
一実 池田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】加工精度を向上させることができるウェーハ面
取り装置の砥石取付方法の提供。 【解決手段】砥石溝50Gが形成されていない砥石50
を砥石溝形成装置の砥石軸に油圧フランジ10を介して
装着し、該砥石溝形成装置で砥石50の外周に砥石溝5
0Gを形成する。次に、砥石溝50Gが形成された砥石
50を砥石バランス調整装置の砥石軸に油圧フランジを
介して装着し、該砥石バランス調整装置で前記砥石のバ
ランスを調整する。そして、そのバランス調整された砥
石50をウェーハ面取り装置の砥石軸に油圧フランジを
介して取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はウェーハ面取り装置
の砥石取付方法に係り、特にウェーハ面取り用の砥石を
砥石軸に取り付けるウェーハ面取り装置の砥石取付方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にウェーハ面取り用の砥石は、ま
ず、砥石溝形成装置によって外周に砥石溝を形成し、そ
の後、砥石バランス調整装置でバランス調整を行ってか
ら、ウェーハ面取り装置の砥石軸に取り付けている。そ
して、砥石は各装置の砥石軸にフランジを介して取り付
けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、砥石の
フランジへの取り付けは嵌め合い公差穴基準で取り付け
ているため、フランジ側又は砥石側の嵌め合い加工誤差
によりアンバランスが発生するという欠点がある。この
ため、砥石溝形成装置では砥石溝を正確に形成すること
ができず、また、砥石バランス調整装置では正確にバラ
ンス調整することができないという欠点がある。そし
て、この結果、ウェーハ面取り装置ではウェーハの加工
精度が低下してしまうという欠点がある。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、加工精度を向上させることができるウェーハ
面取り装置の砥石取付方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
前記目的を達成するために、ウェーハ面取り装置の砥石
軸にウェーハ面取り用の砥石を取り付けるウェーハ面取
り装置の砥石取付方法において、砥石溝が形成されてい
ない砥石を砥石溝形成装置の砥石軸に油圧フランジを介
して装着し、該砥石溝形成装置で前記砥石の外周に砥石
溝を形成し、該砥石溝が形成された砥石を砥石バランス
調整装置の砥石軸に油圧フランジを介して装着し、該砥
石バランス調整装置で前記砥石のバランスを調整し、該
バランス調整された砥石を前記ウェーハ面取り装置の砥
石軸に油圧フランジを介して取り付けることを特徴とす
る。
【0006】本発明によれば、砥石は各装置の砥石軸に
油圧フランジを介して取り付けられる。これにより、ど
の装置においても砥石の中心と砥石軸の中心とが一致
し、砥石を高速回転させても振動が発生しなくなる。こ
の結果、正確に砥石溝を形成することができるととも
に、正確にバランス調整を行なうことができるようにな
り、ウェーハ面取り装置の加工精度が向上する。
【0007】また、請求項2に係る発明は、前記目的を
達成するために、ウェーハ面取り装置の砥石軸にウェー
ハ面取り用の砥石を取り付けるウェーハ面取り装置の砥
石取付方法において、砥石溝が形成されていない砥石を
砥石溝形成装置の砥石軸に油圧フランジを介して装着
し、該砥石溝形成装置で前記砥石の外周に砥石溝を形成
し、該砥石溝が形成された砥石を前記ウェーハ面取り装
置の砥石軸に油圧フランジを介して取り付けることを特
徴とするウェーハ面取り装置の砥石取付方法。
【0008】本発明によれば、砥石は各装置の砥石軸に
油圧フランジを介して取り付けられる。これにより、ど
の装置においても砥石の中心と砥石軸の中心とが一致
し、砥石を高速回転させても振動が発生しなくなる。こ
の結果、正確に砥石溝を形成することができるようにな
り、ウェーハ面取り装置の加工精度が向上する。また、
請求項3に係る発明は、前記目的を達成するために、ウ
ェーハ面取り装置の砥石軸にウェーハ面取り用の砥石を
取り付けるウェーハ面取り装置の砥石取付方法におい
て、前記ウェーハ面取り用の砥石を砥石バランス調整装
置の砥石軸に油圧フランジを介して装着し、該砥石バラ
ンス調整装置で前記砥石のバランスを調整し、該バラン
ス調整された砥石を前記ウェーハ面取り装置の砥石軸に
油圧フランジを介して取り付けることを特徴とする。
【0009】本発明によれば、砥石は各装置の砥石軸に
油圧フランジを介して取り付けられる。これにより、ど
の装置においても砥石の中心と砥石軸の中心とが一致
し、砥石を高速回転させても振動が発生しなくなる。こ
の結果、正確にバランス調整を行なうことができるよう
になり、ウェーハ面取り装置の加工精度が向上する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
るウェーハ面取り装置の砥石取付方法の好ましい実施の
形態について詳説する。まず、本発明に係るウェーハ面
取り装置の砥石取付方法に使用される油圧フランジの構
成について説明する。
【0011】図1は、油圧フランジの構成を示す正面断
面図である。同図に示すように、油圧フランジ10は、
砥石軸40に取り付けられるフランジ本体12と、その
フランジ本体12に取り付けられて砥石50をクランプ
する押さえ板14とから構成されている。フランジ本体
12は、その下端部にフランジ16が形成されており、
このフランジ16と前記押さえ板14との間で砥石50
をクランプする。このフランジ本体の中央部には軸線に
沿って貫通孔18が形成されており、該貫通孔18の下
半分はテーパ状に形成されている。
【0012】フランジ本体12の内部には、環状の油圧
室20がフランジ本体12の外周面に近接して形成され
ている。この油圧室20はフランジ本体12と同心円上
に形成されており、フランジ本体12の外周面までの距
離が等しくなるように形成されている。また、フランジ
本体12の内部には、その軸線方向に沿って一対のシリ
ンダ部22、22が形成されており、該一対のシリンダ
部22、22は流路24、24を介して油圧室20に連
通されている。このシリンダ部22、22の上部開口部
にはピストン26、26が螺合されており、該ピストン
26、26は六角レンチで回動させることにより軸方向
に移動する。また、このピストン26、26の先端部に
はOリング28、28が装着されており、このOリング
28、28によってシリンダ部22とピストン26との
間が液密に閉塞されている。
【0013】前記フランジ本体12に形成された油圧室
20、シリンダ部22及び流路24には作動油30が封
入されており、該作動油30は前記ピストン26、26
をねじ込むことにより加圧される。そして、この作動油
30が加圧されることにより、前記シリンダ本体12の
外周面と油圧室20との間に形成された壁部32が外周
に突出する。
【0014】前記のごとく構成されたフランジ本体12
を砥石軸40に取り付ける方法は次の通りである。ま
ず、フランジ本体12の中央部に形成されている貫通孔
18を砥石軸40に嵌め合わせる。ここで、砥石軸40
の先端部分は、貫通孔18に形成されているテーパ部分
と同じテーパ比でテーパ状に形成されており、前記貫通
孔18を嵌め合わせることにより、フランジ本体12は
砥石軸40と同軸上に装着される。砥石軸40に装着さ
れたフランジ本体12はフランジ固定ボルト34によっ
てボルト止めし、これにより、フランジ本体12が砥石
軸40に固定される。
【0015】押さえ板14は、円盤状に形成されてお
り、その内周部に雌ネジ部36が形成されている。押さ
え板14は、この雌ネジ部36を前記フランジ本体12
の上端部に形成されている雄ネジ部38に螺合させるこ
とにより、フランジ本体12に取り付けられる。次に、
前記のごとく構成された油圧フランジ10を用いて砥石
50を砥石軸40に取り付ける方法について説明する。
【0016】まず、砥石軸40にフランジ本体12を取
り付け、固定する。次に、そのフランジ本体12の油圧
室20内の圧力を大気圧と同程度にして砥石50をフラ
ンジ本体12に嵌め合わせる。ここで、砥石50の内径
は、装着された砥石軸40との間に所定のクリアランス
が生じる大きさに形成されている。次に、六角レンチに
よってピストン26、26を下方向にねじ込む。これに
より作動油30が油圧室20に供給され、その作動油3
0の圧力により壁部32が外周に向けて突出する。ここ
で、この壁部32はフランジ本体12の全周にわたって
均一に突出し、この均一に突出した壁部32がフランジ
本体12に装着された砥石50の内周面を押圧し、砥石
50をフランジ本体12の同軸上に位置決めする。
【0017】次に、押さえ板14の内周部に形成されて
いる雌ネジ部36をフランジ本体12の上端部に形成さ
れている雄ネジ部38に螺合させ、これを締め付けるこ
とにより砥石50をフランジ本体12のフランジ16と
の間でクランプする。これにより砥石50が砥石軸40
に装着される。一方、装着した砥石50をフランジ本体
12から取り外す場合は、次の通りである。
【0018】まず、押さえ板14をフランジ本体12か
ら取り外す。次に、ピストン26、26を六角レンチに
より緩め、油圧室20内の圧力を大気圧程度にする。こ
れにより、壁部32が元の状態に戻り、砥石50の内周
面とフランジ本体12の外周面との間に所定のクリアラ
ンスが生じるので、砥石50をフランジ本体12から抜
き取る。
【0019】このように、油圧フランジ10を介して砥
石軸40に砥石50を取り付けることにより、砥石50
は自動的に砥石軸40の同軸上に取り付けられるので、
高速回転させても振動が発生することがない。次に、前
記のごとく構成された油圧フランジ10を用いた本発明
に係るウェーハ面取り装置の砥石取付方法について説明
する。
【0020】一般にウェーハ面取り用の砥石は、まず、
砥石溝形成装置によって外周に砥石溝を形成し、その
後、砥石バランス調整装置でバランス調整を行ってか
ら、ウェーハ面取り装置の砥石軸に取り付けられる。本
発明に係る砥石の取付方法では、各装置の砥石軸に砥石
を取り付ける際、油圧フランジを介して砥石を砥石軸に
取り付ける。具体的には次の通りである。
【0021】まず、各装置の構成について説明する。は
じめに砥石溝形成装置の構成について説明する。面取り
用の砥石には、結合材にメタルボンドを使用したメタル
ボンド砥石と、結合材にレジンボンドを使用したレジン
ボンド砥石があり、一般にメタルボンド砥石の場合は放
電加工により、またレジンボンド砥石の場合はツルーイ
ングにより砥石溝を形成する。
【0022】図2は、放電加工によって砥石溝を形成す
る砥石溝形成装置60の概略構成を示す正面図である。
同図に示すように、加工槽61内には放電加工液62が
満たされており、その放電加工液62中に放電体63と
砥石50が浸漬配置されている。放電体63は円筒状に
形成されており、その外周部に砥石50に形成する砥石
溝50Gの形状に合致した凸部が形成されている。この
放電体63は放電体駆動モータ64のスピンドル65に
取り付けられており、該放電体駆動モータ64を駆動す
ることにより回転する。一方、砥石50は砥石駆動モー
タ66のスピンドル(砥石軸)67に油圧フランジ10
を介して取り付けられており、該砥石駆動モータ66を
駆動することにより回転する。そして、放電体63には
高電圧電源68のマイナス極が接続されており、砥石5
0には高電圧電源68のプラス極が接続されている。
【0023】砥石溝50Gの加工は、前記放電加工液6
2中に浸漬された放電体63と砥石50との間に高電圧
を印加し、両者を回転させつつ互いに近づけることによ
り加工する。一方、図3は、ツルーイングによって砥石
溝を形成する砥石溝形成装置70の概略構成を示す正面
図である。同図に示すように、砥石50に砥石溝50G
を加工するツルアー71は、円盤状に形成されており、
その外周部に砥石50に形成する砥石溝50Gの形状に
合致した断面形状のツルーイング砥石が固着されてい
る。このツルアー71は、ツルアー駆動モータ72のス
ピンドル73に取り付けられており、該ツルアー駆動モ
ータ72を駆動することにより回転する。一方、砥石5
0は、砥石駆動モータ74のスピンドル(砥石軸)75
に油圧フランジ10を介して取り付けられており、該砥
石駆動モータ74を駆動することにより回転する。
【0024】砥石溝50Gの加工は、ツルアー71と砥
石50を回転させながら互いに近づけることにより、ツ
ルアー71で砥石50の外周を研削して加工する。次
に、砥石バランス調整装置の構成について説明する。図
4は、砥石バランス調整装置80の概略構成を示す正面
図である。同図に示すように、砥石50は砥石駆動モー
タ81のスピンドル(砥石軸)82に油圧フランジ10
を介して取り付けられており、該砥石駆動モータ81を
駆動することにより回転する。油圧フランジ10の上端
外周部には反射テープ83が貼付されており、この反射
テープ83の加速度振動を加速度センサー84で計測
し、この計測結果に基づいてバランス測定器85が砥石
50のアンバランス量と方向を計算する。そして、この
計算結果に基づいて砥石50の台金部分にバランス穴を
穿孔する。
【0025】次に、ウェーハ面取り装置の構成について
説明する。図5は、ウェーハ面取り装置90の概略構成
を示す正面図である。同図に示すように、砥石50は砥
石駆動モータ91のスピンドル(砥石軸)92に油圧フ
ランジ10を介して取り付けられており、該砥石駆動モ
ータ91を駆動することにより回転する。一方、この砥
石50で面取り加工するウェーハWは、ウェーハテーブ
ル93に吸着保持されており、該ウェーハテーブル93
はテーブル駆動モータ94のスピンドル95に固着され
ている。
【0026】加工は、ウェーハWと砥石50を高速回転
させながら互いに近づけることにより、砥石50の砥石
溝50GにウェーハWの周縁を押し当てて加工する。各
装置は以上のように構成される。次に、上記各装置と油
圧フランジ10を用いた本発明に係るウェーハ面取り装
置の砥石取付方法について説明する。まず、砥石50に
砥石溝50Gを加工する。メタルボンド砥石の場合、砥
石溝50Gは、図2に示す放電加工による砥石溝形成装
置60を用いて形成する。
【0027】ここで、この砥石溝形成装置60の砥石軸
(スピンドル)67に砥石50を取り付ける際、砥石5
0は油圧フランジ10を介して砥石軸67に取り付け
る。これにより、砥石50は砥石軸67の同軸上に取り
付けられる。したがって、砥石50の外側へ軸芯からの
距離が一定で正確な砥石溝50を形成することができ
る。
【0028】レジンボンド砥石の場合も同様であり、砥
石50は砥石溝形成装置70の砥石軸(スピンドル)7
5に取り付ける際、油圧フランジ10を介して砥石軸7
5に取り付ける。これにより、砥石50は砥石軸75の
同軸上に取り付けられ、正確に砥石溝50Gを形成する
ことができる。砥石溝50Gを形成し終えた砥石50
は、砥石溝形成装置60(又は70)の砥石軸67(又
は75)から取り外し、次に、砥石バランス調整装置8
0でバランス調整を行う。ここで、砥石バランス調整装
置80の砥石軸82に砥石50を取り付ける際、砥石5
0は油圧フランジ10を介して砥石軸82に取り付け
る。これにより、砥石軸82の同軸上に砥石50が取り
付けられるので、正確に砥石50のアンバランス量と方
向を測定することができる。したがって、正確に砥石5
0のバランス調整を行うことができる。
【0029】以上の工程を経ることにより、砥石50は
正確に砥石溝50が形成され、正確にバランス調整がな
される。次に、砥石バランス調整装置80の砥石軸82
から取り外し、ウェーハ面取り装置90の砥石軸92に
取り付ける。ここで、砥石50は油圧フランジ10を介
して砥石軸92に取り付ける。これにより、砥石50は
砥石軸92の同軸上に取り付けられるので、高速回転さ
せても振動が発生しなくなる。また、砥石溝50Gの振
れがないため、ウェーハWを精度良く加工することがで
きる。
【0030】以上説明したように、本発明に係るウェー
ハ面取り装置の砥石取付方法によれば、砥石溝形成装置
60、70、砥石バランス調整装置80及びウェーハ面
取り装置90の各装置の砥石軸に油圧フランジ10を介
して砥石50を取り付ける。これにより、砥石溝形成装
置60、70では正確に砥石溝50Gを形成することが
でき、また、砥石バランス調整装置80では正確に砥石
50のバランス調整を行うことができる。そして、この
ように正確に砥石溝50が形成され、正確にバランス調
整がなされた砥石50をウェーハ面取り装置90の砥石
軸92の同軸上に取り付けることができる。したがっ
て、ウェーハ面取り装置90の砥石軸92の同軸上に取
り付けられた砥石50は、高速回転させても振動が発生
せず、砥石溝50Gの振れがないため、高精度にウェー
ハWを面取り加工することができる。このように、本発
明によれば、きわめて簡単にウェーハWの加工精度を向
上させることができる。
【0031】なお、本実施の形態では、砥石溝形成装
置、砥石バランス調整装置及びウェーハ面取り装置の各
装置で油圧フランジを介して砥石を砥石軸に取り付ける
ようにしているが、砥石溝形成装置とウェーハ面取り装
置に砥石を取り付ける場合にのみ油圧フランジを使用す
るようにしてもよい(砥石バランス調整装置に砥石を取
り付ける際は通常のフランジを使用する。)。これによ
り、砥石溝を正確に形成することができ、また、ウェー
ハ面取り装置の砥石軸同軸上に砥石を装着することがで
きるので、この場合であってもウェーハの加工精度の向
上を図ることができる。
【0032】同様に砥石バランス調整装置とウェーハ面
取り装置に砥石を取り付ける場合にのみ油圧フランジを
使用するようにしてもよい(砥石溝形成装置に砥石を取
り付ける際は通常のフランジを使用する。)。これによ
り、正確に砥石のバランスを調整をすることができ、ま
た、ウェーハ面取り装置の砥石軸同軸上に砥石を装着す
ることができるので、ウェーハの加工精度を向上させる
ことができる。
【0033】また、上述した構成の砥石溝形成装置6
0、70、砥石バランス調整装置80及びウェーハ面取
り装置90は、各装置の一例に過ぎず他の構成の装置に
も本発明は有効に適用することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
油圧フランジを介して各装置の砥石軸に砥石を取り付け
ることにより、正確に砥石溝を形成することができ、正
確にバランス調整を行うことができる。そして、この正
確に砥石溝が形成され、正確にバランス調整がなされた
砥石を、ウェーハ面取り装置の砥石軸に正確に装着する
ことができる。これにより、ウェーハ面取り装置におい
て高速回転させても振動砥石溝の振れが発生しなくなり
加工精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】油圧フランジの構成を示す正面断面図
【図2】砥石溝形成装置の概略構成を示す正面図(メタ
ルボンド砥石用)
【図3】砥石溝形成装置の概略構成を示す正面図(レジ
ンボンド砥石用)
【図4】砥石バランス調整装置の概略構成を示す正面図
【図5】ウェーハ面取り装置の概略構成を示す正面図
【符号の説明】
10…油圧フランジ 40…砥石軸 50…砥石 50G…砥石溝 60…砥石溝形成装置(メタルボンド砥石用) 67…スピンドル(砥石軸) 70…砥石溝形成装置(レジンボンド砥石用) 75…スピンドル(砥石軸) 80…砥石バランス調整装置 82…スピンドル(砥石軸) 90…ウェーハ面取り装置 92…スピンドル(砥石軸)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウェーハ面取り装置の砥石軸にウェーハ
    面取り用の砥石を取り付けるウェーハ面取り装置の砥石
    取付方法において、 砥石溝が形成されていない砥石を砥石溝形成装置の砥石
    軸に油圧フランジを介して装着し、該砥石溝形成装置で
    前記砥石の外周に砥石溝を形成し、 該砥石溝が形成された砥石を砥石バランス調整装置の砥
    石軸に油圧フランジを介して装着し、該砥石バランス調
    整装置で前記砥石のバランスを調整し、 該バランス調整された砥石を前記ウェーハ面取り装置の
    砥石軸に油圧フランジを介して取り付けることを特徴と
    するウェーハ面取り装置の砥石取付方法。
  2. 【請求項2】 ウェーハ面取り装置の砥石軸にウェーハ
    面取り用の砥石を取り付けるウェーハ面取り装置の砥石
    取付方法において、 砥石溝が形成されていない砥石を砥石溝形成装置の砥石
    軸に油圧フランジを介して装着し、該砥石溝形成装置で
    前記砥石の外周に砥石溝を形成し、 該砥石溝が形成された砥石を前記ウェーハ面取り装置の
    砥石軸に油圧フランジを介して取り付けることを特徴と
    するウェーハ面取り装置の砥石取付方法。
  3. 【請求項3】 ウェーハ面取り装置の砥石軸にウェーハ
    面取り用の砥石を取り付けるウェーハ面取り装置の砥石
    取付方法において、 前記ウェーハ面取り用の砥石を砥石バランス調整装置の
    砥石軸に油圧フランジを介して装着し、該砥石バランス
    調整装置で前記砥石のバランスを調整し、 該バランス調整された砥石を前記ウェーハ面取り装置の
    砥石軸に油圧フランジを介して取り付けることを特徴と
    するウェーハ面取り装置の砥石取付方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023176448A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 日本電気硝子株式会社 工具アセンブリ、加工装置及びガラス板の製造方法

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WO2023176448A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 日本電気硝子株式会社 工具アセンブリ、加工装置及びガラス板の製造方法

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