JP2000141100A - 板金加工ラインおよびその稼動制御方法 - Google Patents

板金加工ラインおよびその稼動制御方法

Info

Publication number
JP2000141100A
JP2000141100A JP10324087A JP32408798A JP2000141100A JP 2000141100 A JP2000141100 A JP 2000141100A JP 10324087 A JP10324087 A JP 10324087A JP 32408798 A JP32408798 A JP 32408798A JP 2000141100 A JP2000141100 A JP 2000141100A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
loading
cell
work
sheet metal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10324087A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Koike
敏行 小池
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP10324087A priority Critical patent/JP2000141100A/ja
Publication of JP2000141100A publication Critical patent/JP2000141100A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Warehouses Or Storage Devices (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 セルラインを採用してそれを自動倉庫と組み
合わせ、各加工工程の加工スケジュールを自由に組み立
てる。 【解決手段】 1台の加工機と、この加工機へのワーク
の搬入・搬出手段とで構成した加工セルを、自動倉庫に
ワークパレットを出し入れするスタッカクレーンの走行
路に沿って複数組配置し、各加工セルの搬入・搬出手段
とスタッカクレーンとの間でワークパレットを受け渡し
可能に構成する。このように、複数組の加工セルを自動
倉庫のスタッカクレーンの走行路に沿って配置し、各加
工セルとスタッカクレーンとの間でワークパレットを受
け渡すことで、各加工セルは自動倉庫の介在によって相
互依存度を弱めて独立性を増し、各加工セルの加工スケ
ジュールが自由に組み立てられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の加工工程
を連ねる板金加工ラインと、その稼動制御方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、板金加工ラインは、2種以上の
加工機を搬入・搬出装置等の周辺装置を介して直列に組
み合わせたストレートラインが採用されている。
【0003】ストレートラインは、図3に概略的平面配
置を示すように、ワークの流れる方向に沿って手前か
ら、ワークとなる素材の集積部71、素材集積部71か
らワークを1枚ずつ分離して1工程目の加工機Aの所定
位置に搬入する搬入装置73、加工機Aから加工済みの
半製品を取り出す搬出装置75、搬出された半製品を2
工程目の加工機Bの所定位置に搬入する搬入装置77、
加工機Bから加工済みの製品を取り出す搬出装置79、
および搬出された製品を集積する製品集積部81の順に
直列に組み合わせて構成されている。
【0004】そして、加工機Aとしては、例えばNCT
(NCタレットパンチプレス)等が使用され、また、加
工機Bとしては、例えばレーザ加工機、シャーリング加
工機、ベンディング加工機等が使用され、さらに、レー
ザ加工機は3工程目の加工機Cとして使用されているも
のもある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のストレート式の板金加工ラインは、以下のよ
うな種々の課題があった。
【0006】すなわち、例えば加工機Aの加工だけで製
品ができあがる場合でも、加工機Bを素通りさせなけれ
ば製品を取り出すことができないため、製品取り出しま
でのタクトタイムが冗長になることが避けられず、とく
に、加工機Bが先行するワークの加工を実行している間
は、それが終了するまで加工機Aでできあがった製品の
取り出しを待たなければならず、タクトバランスが悪
い。
【0007】また、複合加工において、加工機A単独の
タクトタイムと加工機B単独のタクトタイムとにかなり
の差異があっても、加工機A、加工機Bの順番に加工す
ることで、長い方のタクトタイムに合ってしまい、待た
される方の加工機のアイドルタイムが無駄になる。
【0008】また、ラインにトラブルが発生した場合、
最悪のケースでは、ライン上にある加工途中のワークを
すべてラインから取り除かなければならないため、トラ
ブルの対応が大がかりで、復旧に時間がかかってしま
う。
【0009】さらに、ラインが1本しかないため、加工
機A、Bがいずれも無人運転可能なもので、かつ、製品
の充分な集積手段と組み合わせられない限り、仮にどれ
か1台の加工機が無人運転可能なものであっても、ライ
ンとしては24時間無人運転を実現することができな
い。例えば、NCT(NCタレットパンチプレス)だけ
であれば、24時間無人運転を行なうことも可能である
のに、ラインに組み込まれていることでその機能を生か
すことができないのは、NCT(NCタレットパンチプ
レス)の性能を無駄にしていることになる。
【0010】この発明は上記従来のもののもつ課題を解
決して、ストレートラインに代えてセルラインを採用
し、それを自動倉庫と組み合わせるとともに、各加工工
程の加工スケジュールを自由に組み立てることのできる
板金加工ラインおよびその稼動制御方法を提供すること
を目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、1台の加工機と、この加工機へのワークの
搬入・搬出手段とで加工セルを構成し、この加工セル
を、自動倉庫にワークパレットを出し入れするスタッカ
クレーンの走行路に沿って複数組配置し、各加工セルの
搬入・搬出手段とスタッカクレーンとの間でワークパレ
ットを受け渡し可能に構成する。
【0012】このように、複数組の加工セルを自動倉庫
のスタッカクレーンの走行路に沿って配置し、各加工セ
ルとスタッカクレーンとの間でワークパレットを受け渡
すことで、各加工セルは自動倉庫の介在によって相互依
存度を弱めて独立性を増し、それにより、各加工セルの
加工スケジュールが自由に組み立てられることとなる。
【0013】またこの発明は、1台の加工機と、この加
工機へのワークの搬入・搬出手段と、この搬入・搬出手
段へワークパレットを搬送する手段とで加工セルを構成
し、この加工セルを、自動倉庫にワークパレットを出し
入れするスタッカクレーンの走行路に沿って複数組配置
し、各加工セルの搬送手段とスタッカクレーンとの間で
ワークパレットを受け渡し可能に構成する。
【0014】このように、複数組の加工セルを自動倉庫
のスタッカクレーンの走行路に沿って配置し、各加工セ
ルの搬送手段とスタッカクレーンとの間でワークパレッ
トを受け渡すことで、各加工セルは自動倉庫の介在によ
って相互依存度を弱めて独立性を増し、それにより、各
加工セルの加工スケジュールが自由に組み立てられるこ
ととなる。
【0015】またこの発明は、1台の加工機と、この加
工機へのワークの搬入・搬出経路とからなる加工セル
を、自動倉庫に沿って複数組配置して加工ラインを構成
し、先行する加工工程の所定の加工スケジュールにした
がって、相当する加工セルを作動させ、この加工セルの
加工実績に基づいて、後続する加工工程の加工スケジュ
ールを生成し、この加工スケジュールにしたがって、相
当する加工セルを作動させる。
【0016】このように、複数組の加工セルを自動倉庫
に沿って配置して加工ラインを構成し、先行する加工セ
ルの加工実績に基づいて、後続する加工セルの加工スケ
ジュールを生成して作動させることで、先行する加工セ
ルの加工スケジュールと後続する加工セルの加工スケジ
ュールとを分離し、双方ともに、相手方との所要の相関
関係を保って自由に組み立てることができることとな
る。
【0017】さらにこの発明は、1台の加工機と、この
加工機へのワークの搬入・搬出経路とからなる加工セル
を、自動倉庫に沿って複数組配置して加工ラインを構成
し、先行する加工工程の所定の加工スケジュールにした
がって、相当する加工セルを作動させ、この加工セルの
加工実績と、在庫情報とに基づいて、後続する加工工程
の加工スケジュールを生成し、この加工スケジュールに
したがって、相当する加工セルを作動させる。
【0018】このように、複数組の加工セルを自動倉庫
に沿って配置して加工ラインを構成し、先行する加工セ
ルの加工実績と、在庫情報とに基づいて、後続する加工
セルの加工スケジュールを生成して作動させることで、
先行する加工セルの加工スケジュールと後続する加工セ
ルの加工スケジュールとを分離し、双方ともに、相手方
との所要の相関関係を保って自由に組み立てることがで
きることとなる。
【0019】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態を、図面を
参照して説明する。図1は、この発明による板金加工ラ
インの一実施の形態を示すブロック図であり、板金加工
ラインは概略的平面配置を示してある。
【0020】この板金加工ライン1は、複数組(図では
2組)の加工セル10(10A、10B)が、自動倉庫
30のスタッカクレーン31の走行路33に沿って配置
されたものである。
【0021】前段の加工セル10Aは、例えばNCT
(NCタレットパンチプレス)からなる1台の加工機1
1Aと、加工機11Aの所定位置へワーク(素材)を搬
入する搬入装置13Aと、加工機11Aから加工済みの
ワーク(半製品)を搬出する搬出装置15Aと、スタッ
カクレーン31から受け取ったワークパレットを搬入装
置13Aへ渡す搬送装置17Aと、搬出装置15Aから
受け取ったワークパレットをスタッカクレーン31へ渡
す搬送装置19Aと、加工機11Aをはじめ各部の作動
を制御するコントロールユニット21Aとで構成されて
いる。
【0022】後段の加工セル10Bは、例えばレーザ加
工機からなる1台の加工機11Bと、加工機11Bの所
定位置へワーク(半製品)を搬入する搬入装置13B
と、加工機11Bから加工済みのワーク(製品)を搬出
する搬出装置15Bと、スタッカクレーン31から受け
取ったワークパレットを搬入装置13Bへ渡す搬送装置
17Bと、加工機11Bをはじめ各部の作動を制御する
コントロールユニット21Bとで構成されている。
【0023】自動倉庫30は、ワークパレットを多列多
段式に収容するラック(図示省略)と、ラックにワーク
パレットを出し入れするスタッカクレーン31と、スタ
ッカクレーン31をはじめ各部の作動を制御するコント
ロールユニット35とで構成されている。
【0024】また、板金加工ライン1は、各搬送装置1
7A、19A、17Bと、スタッカクレーン31との間
でワークパレットの受け渡しをするのに適した適宜の受
け渡し装置23を備えている。このような受け渡し装置
23は、スタッカクレーン31に設けることもできる
し、搬送装置17A、19A、17Bにそれぞれ設ける
こともできるが、図1では、搬送装置17A、19A、
17Bにそれぞれ対応して設けた受け渡し装置23
1、23A2、23Bとして図示してある。
【0025】このように構成された板金加工ライン1
は、さらに、加工セル10Aのコントロールユニット2
1A、加工セル10Bのコントロールユニット21B、
および自動倉庫30のコントロールユニット35を制御
する制御用コンピュータ40を備えている。
【0026】制御用コンピュータ40は、ライン制御部
41と、自動倉庫制御部43とを備え、図示しない適宜
の通信モジュールを介して、ライン制御部41とコント
ロールユニット21A、21Bとの間、および、自動倉
庫制御部43とコントロールユニット35との間で、加
工等の動作指令や動作完了通知等のデータ通信が行われ
るようになっている。
【0027】制御用コンピュータ40は、種々の制御機
能を備えているが、そのうち重要なものがある。すなわ
ち、ライン制御部41が、先行する加工工程の所定の加
工スケジュールにしたがって、相当する加工セルを作動
させると、スケジュール編集部45が、この加工セルの
加工実績と、在庫状況とに基づいて、後続する加工工程
の加工スケジュールを生成し、この加工スケジュールに
したがって、相当する加工セルを作動させるようになっ
ている。
【0028】そのため、制御用コンピュータ40は、入
力装置47によって入力される先行する(1工程目の)
加工スケジュールを保存する1工程目用加工スケジュー
ルファイル49を備え、1工程目用加工スケジュールフ
ァイル49には、1工程目(NCT)の製品名、プログ
ラム番号、使用する材料、加工数量の他に、後工程の要
否とその機械およびプログラム番号も収録されている。
【0029】また、制御用コンピュータ40は、各加工
機11A、11Bごとの加工実績を保存する加工実績フ
ァイル51と、自動倉庫30の在庫状況を保存する自動
倉庫在庫状況ファイル53とを備え、自動倉庫在庫状況
ファイル53には、どの材料または半製品が自動倉庫3
0内のどこの列、段に何枚貯蔵されているかが収録さ
れ、また半製品の場合はその製品名も併せて収録されて
いる。
【0030】スケジュール編集部45は、加工実績ファ
イル51から、1工程目の加工が終了したものの中で後
工程が必要なものを選択し、後工程別に分類する。そし
て、その製品名および後工程プログラム番号と、自動倉
庫在庫状況ファイル53の在庫状況とから、後工程のス
ケジュールを生成するものであり、生成された後工程の
スケジュールは、2工程目以降用加工スケジュールファ
イル55に保存されるようになっている。
【0031】さらに、制御用コンピュータ40は、自動
プログラミング装置57で作成した各加工機11A、1
1Bごとの加工プログラムを保存するプログラムメモリ
59を備えている。
【0032】次に、上記の実施の形態の作用について、
図2に示す加工スケジュールの実行の様子を示す説明図
を図1と併せて用いて説明する。
【0033】まず、1工程目(NCT加工)の加工スケ
ジュールが、入力装置47を使って入力されると、1工
程目用加工スケジュールファイル49に保存される。
【0034】つぎに、ライン制御部41が、1工程目用
加工スケジュールファイル49から1工程目の加工スケ
ジュールを読み出すとともに、プログラムメモリ59か
ら所定のプログラムを読み出し、その加工スケジュール
およびプログラムにしたがって加工セル10Aを作動さ
せて、加工機(NCタレットパンチプレス)11Aによ
る加工を実行させる。
【0035】すなわち、ライン制御部41および自動倉
庫制御部43からの指令に基づき、自動倉庫30がスタ
ッカクレーン31を作動させて、ワークパレットを棚か
ら取り出し、それを受け渡し装置23A1を介して搬送
装置17Aへ渡す。搬送装置17Aはそのワークパレッ
トを搬入装置13Aへ渡し、搬入装置13Aがワークパ
レットからワーク(素材)を1枚取って加工機(NCタ
レットパンチプレス)11Aの所定位置へ搬入する。
【0036】すると、加工機(NCタレットパンチプレ
ス)11Aが、あらかじめ決められた加工プログラムに
したがって加工を実行する。
【0037】加工が終了すると、搬出装置15Aが加工
機(NCタレットパンチプレス)11Aから加工済みの
ワーク(半製品)を搬出する。
【0038】同様にしてワークを1枚ずつ搬入、加工、
搬出する工程を繰り返し、所定枚数の加工が終了した
ら、それを載せたワークパレットを搬出装置15Aが搬
送装置19Aへ渡し、搬送装置19Aはそれを受け渡し
装置23A2を介してスタッカクレーン31へ渡す。す
るとスタッカクレーン31が作動して、そのワークパレ
ットをつぎの加工セル10Bへ渡すか、または、半製品
在庫として自動倉庫30の所定の棚に一旦収容する。
【0039】一方、所定枚数の加工終了と同時に、ライ
ン制御部41は、その加工実績を加工実績ファイル51
のNCT領域に保存する。そして、この加工実績ファイ
ル51に保存された加工機(NCタレットパンチプレ
ス)11Aの加工実績と、自動倉庫在庫状況ファイル5
3に保存された自動倉庫30の在庫状況とをスケジュー
ル編集部45が読み出し、両者を加味して、2工程目
(レーザ加工)の加工スケジュールを生成し、それを2
工程目以降用加工スケジュールファイル55に保存す
る。
【0040】つぎに、ライン制御部41が、2工程目以
降用加工スケジュールファイル55から2工程目の加工
スケジュールを読み出すとともに、プログラムメモリ5
9から所定のプログラムを読み出し、その加工スケジュ
ールおよびプログラムにしたがって加工セル10Bを作
動させて、加工機(レーザ加工機)11Bによる加工を
実行させる。
【0041】すなわち、ライン制御部41および自動倉
庫制御部43からの指令に基づき、自動倉庫30がスタ
ッカクレーン31を作動させて、ワークパレットを1工
程目の加工セル10Aから受け取るか、または半製品在
庫の棚から取り出すかして、それを受け渡し装置23B
を介して搬送装置17Bへ渡す。搬送装置17Bはその
ワークパレットを搬入装置13Bへ渡し、搬入装置13
Bがワークパレットからワーク(半製品)を1枚取って
加工機(レーザ加工機)11Bの所定位置へ搬入する。
【0042】すると、加工機(レーザ加工機)11B
が、あらかじめ決められた加工プログラムにしたがって
加工を実行する。
【0043】加工が終了すると、搬出装置15Bが加工
機(レーザ加工機)11Bから加工済みのワーク(製
品)を搬出する。
【0044】同様にしてワークを1枚ずつ搬入、加工、
搬出する工程を繰り返し、所定枚数の加工が終了した
ら、できあがった製品を搬出装置15Bから取り出すこ
ととなる。
【0045】なお、上記の実施の形態では、加工セル1
0を2組(10A、10B)設けたが、これに限定する
ものでなく、適宜の組数の加工セル10を設けることが
可能である。
【0046】また、上記の実施の形態では、1台の加工
機11A(11B)と、この加工機へのワークの搬入装
置13A(13B)、搬出装置15A(15B)と、こ
の搬入装置、搬出装置へワークパレットを搬送する搬送
装置17A(17B)、19Aとで加工セル10A(1
0B)を構成したが、これに限定するものでなく、例え
ば、1台の加工機11A(11B)と、この加工機への
ワークの搬入装置13A(13B)、搬出装置15A
(15B)とで加工セル10A(10B)を構成し、搬
入装置13A(13B)、搬出装置15A(15B)と
スタッカクレーン31との間でワークパレットを受け渡
し可能に構成することも可能である。
【0047】また、上記の実施の形態では、加工セル1
0A、10Bいずれも、搬入装置13Aと搬出装置15
A(搬入装置13Bと搬出装置15B)とを別々に構成
したが、これに限定するものでなく、例えば、加工機が
ベンディング加工機である加工セルのような場合には、
搬入装置と搬出装置を兼ねたマニピュレータロボットを
使用することが可能である。
【0048】さらに、上記の実施の形態では、1工程目
の加工セル10Aの加工実績と、自動倉庫30の在庫情
報とに基づいて、2工程目の加工セル10Bの加工スケ
ジュールを生成したが、これに限定するものでなく、場
合によっては、1工程目の加工セル10Aの加工実績だ
けに基づいて、2工程目の加工セル10Bの加工スケジ
ュールを生成することも可能である。
【0049】
【発明の効果】この発明は以上のように、1台の加工機
と、この加工機へのワークの搬入・搬出手段とで加工セ
ルを構成し、この加工セルを、自動倉庫にワークパレッ
トを出し入れするスタッカクレーンの走行路に沿って複
数組配置し、各加工セルの搬入・搬出手段とスタッカク
レーンとの間でワークパレットを受け渡し可能に構成し
たので、各加工セルは自動倉庫の介在によって相互依存
度を弱めて独立性を増し、それにより、各加工セルの加
工スケジュールを自由に組み立てることができる効果が
ある。
【0050】それに加えて、例えば1工程目の加工セル
による加工だけで製品ができあがる場合は、以降の加工
セルを通過させることなく製品を取り出すことができる
ため、製品取り出しまでのタクトタイムが短く、とく
に、以降の加工セルが先行するワークの加工を実行して
いるような場合にタクトバランスがよい。
【0051】また、複合加工において、1工程目の加工
セル単独のタクトタイムと、2工程目の加工セル単独の
タクトタイムとにかなりの差異があっても、それらが独
立して作動するため、効率のよい運転を実現することが
できる。
【0052】また、ラインにトラブルが発生した場合、
トラブルが生じた加工セルだけをラインから機能上分離
することで、他の加工セルは支障なく運転を続行するこ
とができるため、トラブルの対応が発生部分だけに限ら
れ、復旧時間の短縮を図ることができる。
【0053】さらに、各加工セルの中に、例えばNCT
(NCタレットパンチプレス)のように24時間無人運
転が可能なものがある場合は、その加工セルだけを夜
間、週末等も無人運転させることができるため、ライン
稼働率の向上に寄与するとともに、例えば加工時に大き
な音が発生するようなワークの加工を無人運転で行なう
ことで、工場内で働く作業者の環境改善にもつながる等
の効果がある。
【0054】またこの発明は、1台の加工機と、この加
工機へのワークの搬入・搬出手段と、この搬入・搬出手
段へワークパレットを搬送する手段とで加工セルを構成
し、この加工セルを、自動倉庫にワークパレットを出し
入れするスタッカクレーンの走行路に沿って複数組配置
し、各加工セルの搬送手段とスタッカクレーンとの間で
ワークパレットを受け渡し可能に構成したので、各加工
セルは自動倉庫の介在によって相互依存度を弱めて独立
性を増し、それにより、各加工セルの加工スケジュール
を自由に組み立てることができる効果がある。
【0055】それに加えて、例えば1工程目の加工セル
による加工だけで製品ができあがる場合は、以降の加工
セルを通過させることなく製品を取り出すことができる
ため、製品取り出しまでのタクトタイムが短く、とく
に、以降の加工セルが先行するワークの加工を実行して
いるような場合にタクトバランスがよい。
【0056】また、複合加工において、1工程目の加工
セル単独のタクトタイムと、2工程目の加工セル単独の
タクトタイムとにかなりの差異があっても、それらが独
立して作動するため、効率のよい運転を実現することが
できる。
【0057】また、ラインにトラブルが発生した場合、
トラブルが生じた加工セルだけをラインから機能上分離
することで、他の加工セルは支障なく運転を続行するこ
とができるため、トラブルの対応が発生部分だけに限ら
れ、復旧時間の短縮を図ることができる。
【0058】さらに、各加工セルの中に、例えばNCT
(NCタレットパンチプレス)のように24時間無人運
転が可能なものがある場合は、その加工セルだけを夜
間、週末等も無人運転させることができるため、ライン
稼働率の向上に寄与するとともに、例えば加工時に大き
な音が発生するようなワークの加工を無人運転で行なう
ことで、工場内で働く作業者の環境改善にもつながる等
の効果がある。
【0059】またこの発明は、1台の加工機と、この加
工機へのワークの搬入・搬出経路とからなる加工セル
を、自動倉庫に沿って複数組配置して加工ラインを構成
し、先行する加工工程の所定の加工スケジュールにした
がって、相当する加工セルを作動させ、この加工セルの
加工実績に基づいて、後続する加工工程の加工スケジュ
ールを生成し、この加工スケジュールにしたがって、相
当する加工セルを作動させる構成としたので、先行する
加工セルの加工スケジュールと後続する加工セルの加工
スケジュールとを分離することができ、双方ともに、相
手方との所要の相関関係を保って自由に組み立てること
ができる効果がある。
【0060】それに加えて、例えば1工程目の加工セル
による加工だけで製品ができあがる場合は、以降の加工
セルを通過させることなく製品を取り出すことができる
ため、製品取り出しまでのタクトタイムが短く、とく
に、以降の加工セルが先行するワークの加工を実行して
いるような場合にタクトバランスがよい。
【0061】また、複合加工において、1工程目の加工
セル単独のタクトタイムと、2工程目の加工セル単独の
タクトタイムとにかなりの差異があっても、それらが独
立して作動するため、効率のよい運転を実現することが
できる。
【0062】また、ラインにトラブルが発生した場合、
トラブルが生じた加工セルだけをラインから機能上分離
することで、他の加工セルは支障なく運転を続行するこ
とができるため、トラブルの対応が発生部分だけに限ら
れ、復旧時間の短縮を図ることができる。
【0063】さらに、各加工セルの中に、例えばNCT
(NCタレットパンチプレス)のように24時間無人運
転が可能なものがある場合は、その加工セルだけを夜
間、週末等も無人運転させることができるため、ライン
稼働率の向上に寄与するとともに、例えば加工時に大き
な音が発生するようなワークの加工を無人運転で行なう
ことで、工場内で働く作業者の環境改善にもつながる等
の効果がある。
【0064】さらにこの発明は、1台の加工機と、この
加工機へのワークの搬入・搬出経路とからなる加工セル
を、自動倉庫に沿って複数組配置して加工ラインを構成
し、先行する加工工程の所定の加工スケジュールにした
がって、相当する加工セルを作動させ、この加工セルの
加工実績と、在庫情報とに基づいて、後続する加工工程
の加工スケジュールを生成し、この加工スケジュールに
したがって、相当する加工セルを作動させる構成とした
ので、先行する加工セルの加工スケジュールと後続する
加工セルの加工スケジュールとを分離することができ、
双方ともに、相手方との所要の相関関係を保って自由に
組み立てることができる効果がある。
【0065】それに加えて、例えば1工程目の加工セル
による加工だけで製品ができあがる場合は、以降の加工
セルを通過させることなく製品を取り出すことができる
ため、製品取り出しまでのタクトタイムが短く、とく
に、以降の加工セルが先行するワークの加工を実行して
いるような場合にタクトバランスがよい。
【0066】また、複合加工において、1工程目の加工
セル単独のタクトタイムと、2工程目の加工セル単独の
タクトタイムとにかなりの差異があっても、それらが独
立して作動するため、効率のよい運転を実現することが
できる。
【0067】また、ラインにトラブルが発生した場合、
トラブルが生じた加工セルだけをラインから機能上分離
することで、他の加工セルは支障なく運転を続行するこ
とができるため、トラブルの対応が発生部分だけに限ら
れ、復旧時間の短縮を図ることができる。
【0068】さらに、各加工セルの中に、例えばNCT
(NCタレットパンチプレス)のように24時間無人運
転が可能なものがある場合は、その加工セルだけを夜
間、週末等も無人運転させることができるため、ライン
稼働率の向上に寄与するとともに、例えば加工時に大き
な音が発生するようなワークの加工を無人運転で行なう
ことで、工場内で働く作業者の環境改善にもつながる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による板金加工ラインの一実施の形態
を示すブロック図である。
【図2】加工スケジュールの実行の様子を示す説明図で
ある。
【図3】従来の板金加工ラインの一例を示す概略的平面
配置図である。
【符号の説明】
1 板金加工ライン 10A、10B 加工セル 11A、11B 加工機 13A、13B 搬入装置 15A、15B 搬出装置 17A、17B 搬送装置 19A 搬送装置 21A、21B コントロールユニット 23A1、23A2、23B 受け渡し装置 30 自動倉庫 31 スタッカクレーン 33 走行路 35 コントロールユニット 40 制御用コンピュータ 41 ライン制御部 43 自動倉庫制御部 45 スケジュール編集部 47 入力装置 49 1工程目用加工スケジュールファイル 51 加工実績ファイル 53 自動倉庫在庫状況ファイル 55 2工程目以降用加工スケジュールファイル 57 自動プログラミング装置 59 プログラムメモリ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加工工程を連ねる板金加工ライン
    において、 1台の加工機と、この加工機へのワークの搬入・搬出手
    段とで加工セルを構成し、 この加工セルを、自動倉庫にワークパレットを出し入れ
    するスタッカクレーンの走行路に沿って複数組配置し、 各加工セルの前記搬入・搬出手段とスタッカクレーンと
    の間でワークパレットを受け渡し可能に構成したことを
    特徴とする板金加工ライン。
  2. 【請求項2】 複数の加工工程を連ねる板金加工ライン
    において、 1台の加工機と、この加工機へのワークの搬入・搬出手
    段と、この搬入・搬出手段へワークパレットを搬送する
    手段とで加工セルを構成し、 この加工セルを、自動倉庫にワークパレットを出し入れ
    するスタッカクレーンの走行路に沿って複数組配置し、 各加工セルの前記搬送手段とスタッカクレーンとの間で
    ワークパレットを受け渡し可能に構成したことを特徴と
    する板金加工ライン。
  3. 【請求項3】 前記搬送手段は、スタッカクレーンから
    受け取ったワークパレットを搬送して前記搬入・搬出手
    段へ渡し、また、搬入・搬出手段から受け取ったワーク
    パレットを搬送してスタッカクレーンへ渡すことを特徴
    とする請求項2記載の板金加工ライン。
  4. 【請求項4】 前記搬入・搬出手段は、加工機へワーク
    を搬入する搬入手段と、加工機からワークを搬出する搬
    出手段とから構成されることを特徴とする請求項1、2
    または3記載の板金加工ライン。
  5. 【請求項5】 前記搬入・搬出手段は、加工機へのワー
    クの搬入および加工機からのワークの搬出のいずれも行
    なう搬入兼搬出手段で構成されることを特徴とする請求
    項1、2または3記載の板金加工ライン。
  6. 【請求項6】 前記各加工セルの搬入・搬出手段とスタ
    ッカクレーンとの間でワークパレットを受け渡す手段を
    備えていることを特徴とする請求項1記載の板金加工ラ
    イン。
  7. 【請求項7】 前記各加工セルの搬送手段とスタッカク
    レーンとの間でワークパレットを受け渡す手段を備えて
    いることを特徴とする請求項2記載の板金加工ライン。
  8. 【請求項8】 複数の加工工程を連ねる板金加工ライン
    において、 1台の加工機と、この加工機へのワークの搬入・搬出経
    路とからなる加工セルを、自動倉庫に沿って複数組配置
    して加工ラインを構成し、 先行する加工工程の所定の加工スケジュールにしたがっ
    て、相当する加工セルを作動させ、 前記加工セルの加工実績に基づいて、後続する加工工程
    の加工スケジュールを生成し、 この加工スケジュールにしたがって、相当する加工セル
    を作動させる、ことを特徴とする板金加工ラインの稼動
    制御方法。
  9. 【請求項9】 複数の加工工程を連ねる板金加工ライン
    において、 1台の加工機と、この加工機へのワークの搬入・搬出経
    路とからなる加工セルを、自動倉庫に沿って複数組配置
    して加工ラインを構成し、 先行する加工工程の所定の加工スケジュールにしたがっ
    て、相当する加工セルを作動させ、 前記加工セルの加工実績と、在庫情報とに基づいて、後
    続する加工工程の加工スケジュールを生成し、 この加工スケジュールにしたがって、相当する加工セル
    を作動させる、ことを特徴とする板金加工ラインの稼動
    制御方法。
JP10324087A 1998-11-13 1998-11-13 板金加工ラインおよびその稼動制御方法 Pending JP2000141100A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10324087A JP2000141100A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 板金加工ラインおよびその稼動制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10324087A JP2000141100A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 板金加工ラインおよびその稼動制御方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000141100A true JP2000141100A (ja) 2000-05-23

Family

ID=18162019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10324087A Pending JP2000141100A (ja) 1998-11-13 1998-11-13 板金加工ラインおよびその稼動制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000141100A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112026246A (zh) * 2020-08-20 2020-12-04 成都卡诺普自动化控制技术有限公司 一种应用于冲压自动化流水作业的智能配置方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112026246A (zh) * 2020-08-20 2020-12-04 成都卡诺普自动化控制技术有限公司 一种应用于冲压自动化流水作业的智能配置方法
CN112026246B (zh) * 2020-08-20 2021-06-01 成都卡诺普自动化控制技术有限公司 一种应用于冲压自动化流水作业的智能配置方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN115352787A (zh) 一种模具加工全流程的物流控制方法、装置和存储介质
CN100493838C (zh) 板金加工的复合加工系统
JP2000141100A (ja) 板金加工ラインおよびその稼動制御方法
JPS62213948A (ja) 無人工程のバツクアツプ装置
JP2012086352A (ja) 特殊工具による工作機械加工方法と工作機械加工システム
JPH11188579A (ja) マトリクス式生産設備
JP2000141181A (ja) 板金加工ラインの割り込み制御方法およびその装置
JP2002116811A (ja) 板材加工仕分け搬出システム
JP2704900B2 (ja) 工作機械設備における電源管理方法
JP3125905B2 (ja) 数値制御工作機械群の制御装置
JPH03196947A (ja) 収納・加工システム
JPH07136880A (ja) 自動化生産システム
JPH0428602B2 (ja)
JP3246360B2 (ja) 自動加工装置および自動加工方法
JP4169808B2 (ja) 板金加工ラインの加工機割付け装置
JP3832682B2 (ja) レーザ加工設備
JP2001088913A (ja) Fmsにおける搬送方法及び搬送装置
JP2013043267A (ja) 自動工作機械における複数パレットのセット搬送方法とセット搬送装置
JP5439024B2 (ja) レーザ加工機
JP2815430B2 (ja) フレキシブル製造システム
JPH03281100A (ja) プレス作業方法
JP2003108213A (ja) 自動管理システム
JP3319779B2 (ja) 加工システム
JPH05138510A (ja) 生産ラインシステム
JP2000052179A (ja) 自動倉庫付板金加工ラインのパレット管理装置