JP2000140484A - 洗濯機 - Google Patents

洗濯機

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JP2000140484A
JP2000140484A JP10323527A JP32352798A JP2000140484A JP 2000140484 A JP2000140484 A JP 2000140484A JP 10323527 A JP10323527 A JP 10323527A JP 32352798 A JP32352798 A JP 32352798A JP 2000140484 A JP2000140484 A JP 2000140484A
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JP
Japan
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circuit board
electronic
washing machine
power component
component
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Kimihiko Nakamura
公彦 中村
Satoru Matsumoto
悟 松本
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 運転を制御する制御装置に用いる電子ユニッ
トの体積を縮小できるようにする。 【解決手段】 洗濯機の運転を制御する制御装置29に
用いる電子ユニットにおいて、電子部品31(パワー部
品)の放熱をする放熱板58と一体に囲い壁61を設
け、この囲い壁61により電子部品31〜33を囲っ
て、ケース63内のその囲い壁61の内側では、電子部
品31〜33の少なくともリード31a,32a,33
a(充電部)を覆う高さH1 のポッティングをし、囲い
壁61の外側では、それより低い高さH2 のポッティン
グをした。これにより、ケース内の全部、パワー部品の
充電部を覆う高さを基準にして、その高さのポッティン
グをしていた従来のものに比し、電子ユニットの体積を
縮小できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は運転を制御する制御
装置に電子ユニットを用いた洗濯機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、洗濯機においては、洗濯や脱水な
ど、運転を制御する制御装置に電子ユニットを用いたも
のが供されている。このものにおいては、回路基板に、
インバータ回路を構成する複数個のIGBTなどパワー
部品を含む電子部品が実装され、又、そのパワー部品
は、これの放熱をするための放熱板に取付けられてい
る。そして、それらがケースに収納され、更に、ケース
内には、回路基板の全部と電子部品の充電部及び放熱板
の下部をウレタン樹脂等のポッティング材で覆って防
湿、絶縁するポッティングがなされ、電子ユニットが構
成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のものにおいて、
ケース内の回路基板の全部と電子部品の充電部等をポッ
ティング材で覆うポッティングは、パワー部品の充電部
を覆う高さを基準にして、ケース内の全部、その高さで
設けられている。これは、パワー部品が他の電子部品よ
りも大きく、充電部であるリードの露出長さも、パワー
部品のものが他の電子部品のものより長いからであっ
て、このようにすることにより、パワー部品を初め、す
べての電子部品の充電部がポッティング材によって覆わ
れるからである。しかしながら、このものでは、ポッテ
ィング高さが全体に大きくなり、電子ユニット全体とし
てその体積が大きくなっていた。
【0004】又、パワー部品のための回路は、大電流、
高電圧回路であって、パターン幅が大きく、絶縁距離も
大きく確保する必要がある。しかしながら、従来のもの
では、これを、パワー部品及びその他の電子部品を実装
する回路基板に設けていたため、その回路基板の大きさ
が大きくなり、電子ユニット全体としてその体積が大き
くなっていた。
【0005】更に、放熱板は、パワー部品の放熱を充分
にする大きさのものであり、これをケースが回路基板及
びこれに実装した電子部品と共に収納するため、ケース
の大きさが大きくなり、電子ユニット全体としてその体
積が大きくなっていた。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、主として、運転を制御する
制御装置に用いる電子ユニットの体積を縮小できる洗濯
機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の洗濯機は、運転を制御する制御装置に電子
ユニットを用いたものにおいて、第1に、回路基板及び
これに実装したパワー部品を含む電子部品と、前記パワ
ー部品を取付けた金属製の放熱板と、この放熱板を少な
くとも一部の構成要素として形成され、前記パワー部品
を囲った囲い壁と、前記回路基板、電子部品、放熱板、
及び囲い壁を収納したケースと、このケース内に、前記
囲い壁の内側では、前記パワー部品の少なくとも充電部
を覆う高さのポッティングをして設けられ、囲い壁の外
側では、それより低い高さのポッティングをして設けら
れたポッティング材とを具備して成ることを特徴とする
(請求項1の発明)。
【0008】このものによれば、ポッティングの高さ
を、パワー部品の存する囲い壁の内側でのみ高くでき
て、パワー部品の存しない囲い壁の外側では低くできる
ことにより、電子ユニットの体積の縮小化ができる。
【0009】本発明の洗濯機は、第2に、主回路基板及
びこれに実装したパワー部品を含む電子部品と、前記主
回路基板とは別に、前記パワー部品に通電するための大
電流又は高電圧回路パターンのみを設けた副回路基板と
を具備し、この副回路基板を前記主回路基板に実装して
成ることを特徴とする(請求項8の発明)。このものに
よれば、パワー部品に通電するための大電流又は高電圧
回路パターンを主回路基板に設ける必要がなくなり、そ
の分、主回路基板の小形化ができて、電子ユニットの体
積の縮小化ができる。
【0010】本発明の洗濯機は、第3に、回路基板及び
これに実装したパワー部品を含む電子部品と、前記パワ
ー部品を取付けた金属製の放熱板と、この放熱板を少な
くとも一部の構成要素として形成され、前記回路基板及
び電子部品を収納したケースとを具備して成ることを特
徴とする(請求項9の発明)。このものによれば、ケー
スの少なくとも一部が放熱板から成ることにより、ケー
ス内に別途放熱板を収納するスペースが必要なくなり、
その分、ケースの小形化ができて、電子ユニットの体積
の縮小化ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図5を参照して説明する。まず図2に
は、洗濯機、中でもいわゆる全自動タイプの洗濯機の全
体構成を示しており、外箱1内に、外槽2を、複数本
(1本のみ図示)の吊り棒3aを主体とする弾性吊持機
構3により弾性支持して配設している。
【0012】外槽2内には内槽4を回転可能に配設して
おり、この内槽4は洗濯槽であり、且つ、脱水槽でもあ
るもので、例えば最上部に脱水孔5を周囲一列状に有し
ている。又、内槽4の内底部には撹拌体6を回転可能に
配設しており、この撹拌体6と内槽4とを洗濯時と脱水
時とに関して選択的に回転駆動する駆動機構7を、外槽
2の外底部に取付けている。
【0013】駆動機構7は、詳細には、例えばブラシレ
スモータから成るモータ8と、これの回転動力を伝える
ベルト伝動機構9、伝えられたモータ8の回転動力を洗
濯時と脱水時とに関して切換えるクラッチ10を有する
と共に、ブレーキ装置11の大半とギヤ減速機構(図示
せず)とを内設したハウジング12を有するもので、洗
濯時に上記撹拌体6を正逆回転させ、脱水時に内槽4を
一方向に高速回転させるようになっている。なお、撹拌
体6はその回転によって内槽4内に洗濯水流を生成し、
内槽4はその回転によって洗濯物の遠心脱水を行うよう
になっている。
【0014】更に、外槽2の内底部には、内槽4からの
排水を行うための排水路13を設けており、この排水路
13の先端部(図中右側)に存する排水口14には、排
水弁15を取付け、この排水弁15に、図示しない先端
部が機外に位置する排水ホース16を接続している。
又、排水口14には、エアトラップ17を一体的に形成
しており、これにエアチューブ18を介して図示しない
水位センサを接続している。
【0015】一方、内槽4の最上部には例えば液体封入
形のバランサ19を取着しており、外槽2の最上部には
リング状のカバー20を取着している。更に、カバー2
0には、内蓋21を枢着しており、内蓋21は、後部
(図においては右側)に例えば多数の散水孔を具える注
水部22を有し、前部(同左側)に開閉のための取手2
3を有している。
【0016】そして、外箱1の最上部にはトップカバー
24を装着しており、このトップカバー24は、中央部
に洗濯物出入口25を有するもので、上面部にその出入
口25を開閉する例えば2つ折りの蓋26を有してい
る。又、このトップカバー24の後部には、前記内蓋2
1の注水部22を通じて内槽4内に給水する給水弁27
を主体とする給水装置28を配設しており、前部に制御
装置29を配設している。
【0017】制御装置29は、前記洗濯及び脱水の運転
を制御するためのもので、図3及び図1にその詳細を示
している。すなわち、制御装置29は、主回路基板であ
る回路基板30をベースとする電子ユニットから成るも
ので、その回路基板30には電子部品31〜49を実装
している。
【0018】上記電子部品31〜49のうち、電子部品
31はパワー部品であり、これは、例えばインバータ回
路を構成する6個のIGBTなどパワー素子を1つにパ
ッケージングしたものである。このほか、電子部品32
はハイブリッドICであり、これは、図4に示すよう
に、通常施されている防湿のためのコーティングが全く
施されていないか、もしくは部分的など簡易にコーティ
ングを施しただけのものである。
【0019】又、電子部品33は副回路基板であり、こ
れは、図5に太線で示すように、電子部品31(パワー
部品)に通電するための大電流又は高電圧回路パターン
50のみを設けており、それと回路基板30(主回路基
板)に実装した電子部品31を初めとした電子部品(図
5に二点鎖線で示す)とは、電子部品33(副回路基
板)の図1に示すリード33aを初めとしたリードと、
回路基板30の回路パターン(図示せず)とで接続して
いる。なお、図5には、電子部品33の回路パターン5
0を回路基板30の回路パターンを介して接続するモー
タ8をも示している。
【0020】そして、電子部品34はFET、電子部品
35〜37はコネクタ、電子部品38はコンデンサ、電
子部品39は抵抗、電子部品40は雌側コネクタ、電子
部品41は抵抗、電子部品42は雌側コネクタ、電子部
品43,44はIC、電子部品45,46は抵抗、電子
部品47も抵抗、電子部品48,49はコンデンサであ
る。回路基板30には、更にリード線51〜54を接続
しており、そのうちのリード線51〜53はそれぞれ先
端に雄側コネクタ55〜57を有している。
【0021】ここで、パワー部品及びパワー部品系の電
子部品31〜34は、その大きさが他の電子部品35〜
49よりも大きく、図1に示す充電部であるリード31
a,32a,33a,34a(図3参照)の露出長さ
も、他の電子部品35〜49のそれより長い。そして、
そのうちの電子部品31(パワー部品)は、これの放熱
をするための放熱板58に複数のねじ59及びナット6
0により取付けている。
【0022】放熱板58はアルミニウムなど金属にて製
造したものであり、一面(図3では下側、図1では左
側)に多数の放熱フィン58aを有している。又、この
放熱板58の放熱フィン58aを有した側とは反対側
(図3では上側、図1では右側)には、囲い壁61を形
成している。この囲い壁61は、この場合、放熱板58
と一体に形成したもので、詳細には、放熱板58を一辺
部とする矩形枠状に形成したものであるが、その全部が
放熱板58として機能するから、要するに、放熱板58
をその全部の構成要素として形成している。
【0023】これに対して、電子部品31〜34は囲い
壁61の内方に位置させており、すなわち、囲い壁61
により囲っている。なお、放熱板58(囲い壁61)
は、回路基板30にねじ62によって固定している。
【0024】しかして、これらを、リード線51〜53
の雄側コネクタ55〜57を有する先端側部分及びリー
ド線54の中間部分を除いて、矩形箱状のケース63に
収納し、ねじ止めあるいはフック止め等の適宜の手段
(図示せず)により固定している。そして、その固定
後、ケース63内には、ウレタン樹脂等のポッティング
材64を注入して硬化させることにより、回路基板30
や電子部品31〜49の充電部をそのポッティング材6
4により防湿、絶縁するポッティングをしている。
【0025】ここで又、上述のポッティングは、図1に
示すように、囲い壁61の内側では、電子部品31〜3
4の少なくともリード31a,32a,33a,34a
を覆う高さ(この場合、特に電子部品31〜34のそれ
ぞれ全体を覆う高さ)H1 で設けており、囲い壁61の
外側では、それより低い、例えば他の電子部品35〜4
9の各充電部であるリードを覆うだけの高さH2 で設け
ている。
【0026】このように本構成のものでは、洗濯機の運
転を制御する制御装置29に用いる電子ユニットにおい
て、電子部品31(パワー部品)の放熱をする放熱板5
8を全部の構成要素として囲い壁61を形成し、この囲
い壁61により電子部品31〜34を囲って、ケース6
3内のその囲い壁61の内側では、電子部品31〜34
の少なくとも充電部を覆う高さH1 のポッティングを
し、囲い壁61の外側では、それより低い高さH2 のポ
ッティングをしている。
【0027】すなわち、本構成のものでは、ポッティン
グの高さを、電子部品31の存する囲い壁61の内側で
のみ高くできて、電子部品31の存しない囲い壁61の
外側では低くできるものであり、これによって、ケース
内の全部、パワー部品の充電部を覆う高さを基準にし
て、その高さのポッティングをしていた従来のものに比
し、電子ユニットの体積を縮小することができる。又、
囲い壁61の外側ではポッティング材64の使用量を減
じ得るため、重量の軽減、並びにコストダウンができ
る。
【0028】しかも、この場合、放熱板58は電子部品
31(パワー部品)の放熱をするに必要なものであり、
この放熱板58を利用して囲い壁61を形成しているた
め、それらをコンパクトにまとめて設けることができ、
よって、ケース63内のそれらを収納するスペースも小
さいままで済ませることができる。
【0029】加えて、上記構成のものの場合、囲い壁6
1内のポッティング材64は、電子部品31(パワー部
品)の全体を覆っている。このポッティング材64は、
ウレタン樹脂で代表されるように、熱容量が大きいもの
であり、電子部品31の放出熱をよく吸収する。これに
より、電子部品31の冷却が効果的に行われ、その分、
放熱板58の大きさを小さくできるから、電子ユニット
の体積を縮小することができ、重量も軽減することがで
きる。
【0030】特に、洗濯機の制御装置は、防水、防湿の
必要から、トップカバー24の前部等で閉鎖されたスペ
ースに配設されており、従来より、その閉鎖スペースで
電子部品31の冷却を充分にするためには、放熱板58
の大きさを大きくせざるを得ず、その結果、電子ユニッ
トの体積が大きくなっていた。これに対して、本構成の
ものでは、上述のように放熱板58の大きさを小さくで
き、電子ユニットの体積を縮小できるのであるから、洗
濯機にとっての効果が大きい。
【0031】又、電子部品32は防湿のためのコーティ
ングを施さない又は簡易コーティングを施しただけのハ
イブリットICであり、これを囲い壁61の内側に配置
して囲い壁61内のポッティング材64により覆ってい
る。これにより、電子部品32はポッティング材64に
て防湿されるため、上述のコーティングを施さない又は
簡易コーティングを施しただけのもので済ませ得るもの
であり、その分、コストダウンができる。
【0032】更に、電子部品31(パワー部品)に通電
するための大電流、高電圧回路パターン50は、それの
みを回路基板30(主回路基板)とは別の電子部品33
(副回路基板)に設けて、回路基板30に実装してい
る。これにより、回路基板30からその大電流、高電圧
回路パターン50の分の面積が減じられるため、回路基
板30の大きさを小さくでき、ひいては電子ユニットの
体積を縮小することができる。
【0033】しかも、上記構成のものでは、電子部品3
3(副回路基板)をも、囲い壁61の内側に配置して囲
い壁61内のポッティング材64により覆っており、こ
れによって、該電子部品33の防湿をも良好になすこと
ができる。
【0034】以上に対して、図6ないし図10は本発明
の第2ないし第6実施例を示すもので、それぞれ、第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0035】[第2実施例]図6に示す第2実施例にお
いては、囲い壁61が、電子部品31(パワー部品)以
外の電子部品、この場合、電子部品32,33を支える
支え部71,72を有するものとしている。この支え部
71,72は、具体的には、いずれも、囲い壁61に一
体に形成したもので、2条ずつの縦リブから成ってお
り、その各リブ間に電子部品32,33の一側辺部を挿
入することにより、電子部品32,33をその各リブで
支えるようになっている。このようにすることによっ
て、電子部品31(パワー部品)以外の電子部品、特に
傾き、倒れやすい背の高い電子部品32,33のその傾
き、倒れを、囲い壁61を利用して防止できる。
【0036】[第3実施例]図7に示す第3実施例にお
いては、囲い壁61と回路基板30との接触部分に、シ
ール部材73を挟設している。このものでは、囲い壁6
1内のポッティング材64が注入時に囲い壁61と回路
基板30との接触部分から囲い壁61外に漏れるのを防
止できて、ポッティング材64の注入効率を良くでき、
余分にポッティング材64を使用することがないので、
電子ユニットの体積をより確実に縮小できると共に、よ
り確実に軽量化並びにコストダウンができる。
【0037】[第4実施例]図8に示す第4実施例にお
いては、シール部材74を、囲い壁61と回路基板30
との接触部分に挟設すると共に、回路基板30上の回路
パターン75や電子部品76のリード76aといった充
電部を覆うものとしている。又、このシール部材74の
上方には、他の電子部品77を配置して、これを回路基
板30に実装している。
【0038】このものでは、他の電子部品77を配置す
るについて、それの充電部であるリード77aと、回路
基板30上の回路パターン75や電子部品76のリード
76aといった充電部との間を、シール部材74が絶縁
遮断するものとして機能するため、他の電子部品77を
回路パターン75や電子部品76に充分に近付けて配置
でき、その分、電子ユニットの体積を縮小することがで
きる。
【0039】[第5実施例]図9に示す第5実施例にお
いては、シール部材78を回路基板30にシルク印刷で
設けている。回路基板30には、実装する部品の記号等
をシルク印刷で記すのが一般的に行われており、シール
部材78を回路基板30にシルク印刷で設けるもので
は、それを、上述の実装する部品の記号等を記すのと合
わせて回路基板30に設けることができ、別工程を要し
ないので、コストアップなしにシール部材78を設ける
ことができる。
【0040】[第6実施例]図10に示す第6実施例に
おいては、放熱板79を、上面及び一側面が開放する矩
形箱状に形成し、これに、同じく上面及び一側面が開放
する矩形箱状に形成した片ケース80を組合わせて、回
路基板30及び電子部品31…を収納するケース81を
形成している。すなわち、この場合、放熱板79を一部
の構成要素として、回路基板30及び電子部品31…を
収納するケース81を形成しているのである。
【0041】このものでは、ケース81内に別途放熱板
79を収納するスペースが必要なくなり、その分、ケー
ス81の小形化ができて、電子ユニットの体積を縮小す
ることができ、重量も軽減することができる。なお、こ
の場合、ケース81はその全部を放熱板で一体に形成し
ても良く、すなわち、放熱板を全部の構成要素としてケ
ース81を形成しても良い。
【0042】又、前述の囲い壁61についても、放熱板
58を全部の構成要素として形成するのではなく、放熱
フィン58を有するだけ、あるいはそれすらも有しない
放熱板58に、上述の片ケース80のような別部品、別
材質の片囲い部材を接合することによって、放熱板58
を一部の構成要素とする形態で形成するようにしても良
い。又、囲い壁60内側のポッティングも、電子部品3
1〜34の少なくともリード31a,32a,33a,
34a(充電部)を覆う高さで設けられていれば良いも
ので、必ずしも電子部品31〜34のそれぞれ全体を覆
う高さで設ける必要はない。
【0043】更に、電子部品31(パワー部品)は、複
数個のパワー素子を1つにパッケージングしたものに限
られず、個々のパワー素子に分けて設けられていても良
い。そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例
にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得る。
【0044】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の洗濯機によれば、ポッ
ティングの高さを、パワー部品の存する囲い壁の内側で
のみ高くできて、パワー部品の存しない囲い壁の外側で
は低くできるから、電子ユニットの体積を縮小すること
ができ、電子ユニットの重量の軽減、並びにコストダウ
ンもできる。更に、そのための放熱板と囲い壁とをコン
パクトにまとめて設けることができるので、ケース内の
それらを収納するスペースも小さいままで済ませること
ができる。
【0045】請求項2の洗濯機によれば、パワー部品の
冷却を効果的に行い得るから、その分、放熱板の大きさ
を小さくできて、電子ユニットの体積を縮小することが
でき、重量も軽減できる。請求項3の洗濯機によれば、
ハイブリットICの防湿がポッティング材によりでき、
ハイブリットIC自体は防湿のためのコーティングを施
さない又は簡易コーティングを施しただけのもので済ま
せ得るから、コストダウンができる。
【0046】請求項4の洗濯機によれば、パワー部品以
外の電子部品、特に傾き、倒れやすい背の高い電子部品
のその傾き、倒れを、囲い壁を利用して防止できる。請
求項5の洗濯機によれば、ポッティング材の注入効率を
良くできて、電子ユニットの体積をより確実に縮小でき
ると共に、より確実に軽量化並びにコストダウンができ
る。
【0047】請求項6の洗濯機によれば、回路基板上の
充電部に対し、他の電子部品をそれに充分に近付けて配
置できるから、その分、電子ユニットの体積を縮小する
ことができる。請求項7の洗濯機によれば、必要なシー
ル部材をコストアップなしに設けることができる。
【0048】請求項8の洗濯機によれば、主回路基板か
らパワー部品のための大電流又は高電圧回路パターンの
分の面積を減じ得るため、主回路基板の大きさを小さく
できて、電子ユニットの体積を縮小することができる。
請求項9の洗濯機によれば、ケースに別途放熱板を収納
するスペースが必要なくなり、ケースの小形化ができる
から、電子ユニットの体積を縮小することができ、重量
も軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、図3のA−A線に
沿う制御装置の断面図
【図2】洗濯機全体の破断側面図
【図3】制御装置の、一部を省略した平面図
【図4】ハイブリットIC単体の拡大側面図
【図5】副回路基板の回路パターン図
【図6】本発明の第2実施例を示す図3部分相当拡大図
【図7】本発明の第3実施例を示す図1部分相当拡大図
【図8】本発明の第4実施例を示す図1部分相当拡大図
【図9】本発明の第5実施例を示す図1部分相当拡大図
【図10】本発明の第6実施例を示す制御装置の縦断面
【符号の説明】
29は制御装置、30は回路基板(主回路基板)、31
は電子部品(パワー部品)、32は電子部品(ハイブリ
ッドIC)、33は電子部品(副回路基板)、31a,
32a,33a,34aはリード(充電部)、34〜4
9は電子部品、50は回路パターン、58は放熱板、6
1は囲い壁、63はケース、64はポッティング材、7
1,72は支え部、73,74はシール部材、75は回
路パターン(充電部)、76aはリード(充電部)、7
8はシール部材、79は放熱板、80は片ケース、81
はケースを示す。
フロントページの続き (72)発明者 松本 悟 愛知県瀬戸市穴田町991番地東芝エー・ブ イ・イー株式会社名古屋事業所内 Fターム(参考) 3B155 AA10 BB18 CA06 CB06 CB32 JA01 JA02 JA03 LA17 LB02 MA01 MA02

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転を制御する制御装置に電子ユニット
    を用いたものにおいて、 回路基板及びこれに実装したパワー部品を含む電子部品
    と、 前記パワー部品を取付けた金属製の放熱板と、 この放熱板を少なくとも一部の構成要素として形成さ
    れ、前記パワー部品を囲った囲い壁と、 前記回路基板、電子部品、放熱板、及び囲い壁を収納し
    たケースと、 このケース内に、前記囲い壁の内側では、前記パワー部
    品の少なくとも充電部を覆う高さのポッティングをして
    設けられ、囲い壁の外側では、それより低い高さのポッ
    ティングをして設けられたポッティング材とを具備して
    成ることを特徴とする洗濯機。
  2. 【請求項2】 囲い壁内のポッティング材が、パワー部
    品の全体を覆っていることを特徴とする請求項1記載の
    洗濯機。
  3. 【請求項3】 囲い壁の内側に、コーティングを施さな
    い又は簡易コーティングを施しただけのハイブリットI
    Cが設けられ、このハイブリットICを囲い壁内のポッ
    ティング材が覆っていることを特徴とする請求項1記載
    の洗濯機。
  4. 【請求項4】 囲い壁が、パワー部品以外の電子部品を
    支える支え部を有することを特徴とする請求項1記載の
    洗濯機。
  5. 【請求項5】 囲い壁と回路基板との接触部分に、シー
    ル部材を挟設したことを特徴とする請求項1記載の洗濯
    機。
  6. 【請求項6】 シール部材が、回路基板上の充電部を覆
    っていることを特徴とする請求項5記載の洗濯機。
  7. 【請求項7】 シール部材が回路基板にシルク印刷で設
    けられていることを特徴とする請求項5記載の洗濯機。
  8. 【請求項8】 運転を制御する制御装置に電子ユニット
    を用いたものにおいて、 主回路基板及びこれに実装したパワー部品を含む電子部
    品と、 前記主回路基板とは別に、前記パワー部品に通電するた
    めの大電流又は高電圧回路パターンのみを設けた副回路
    基板とを具備し、 この副回路基板を前記主回路基板に実装して成ることを
    特徴とする洗濯機。
  9. 【請求項9】 運転を制御する制御装置に電子ユニット
    を用いたものにおいて、 回路基板及びこれに実装したパワー部品を含む電子部品
    と、 前記パワー部品を取付けた金属製の放熱板と、 この放熱板を少なくとも一部の構成要素として形成さ
    れ、前記回路基板及び電子部品を収納したケースとを具
    備して成ることを特徴とする洗濯機。
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