JP2000140083A - 揮散具 - Google Patents
揮散具Info
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- JP2000140083A JP2000140083A JP10320873A JP32087398A JP2000140083A JP 2000140083 A JP2000140083 A JP 2000140083A JP 10320873 A JP10320873 A JP 10320873A JP 32087398 A JP32087398 A JP 32087398A JP 2000140083 A JP2000140083 A JP 2000140083A
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Abstract
いはスペアやカートリッジなどの交換部材の取り替えの
時期を簡単かつ的確に知ることができる優れた表示機能
を有し、取り扱いやすく、場合により揮散後の揮散剤の
後処理も容易に行える揮散具を提供する。 【解決手段】 揮散成分の蒸散に伴い粒径が縮小する揮
散成分含有粒状物を収容しうるとともに揮散成分を外気
へ放散させうる容器に、容器内を二つの区画に区分する
仕切り部材を設けるとともに、仕切り部材に、揮散成分
含有粒状物を収容させた一方の区画から揮散成分の蒸散
により縮小した粒状物を他方の区画へ通過、移行させう
る複数の孔及び/又はスリットを設ける。
Description
しくいえば、揮散機能の消耗度を目視でき、詰め替えあ
るいは交換部材の取り替えの時期を簡単かつ的確に知る
ことができる優れた表示機能を有し、取り扱いやすく、
場合により揮散後の揮散剤の後処理も容易に行える揮散
具に関するものである。
体のものが多用されているが、これには液体がこぼれた
り、漏洩したりして取り扱いにくいという欠点がある。
また、揮散具として揮散成分を固体担体に担持させた揮
散剤を用いるものも知られているが、これには揮散成分
の揮散前後で担体のサイズがほとんど変わらず、揮散剤
の揮散機能の消耗度が分からないため、揮散具や交換部
材の取り替えあるいは揮散剤の詰め替えをタイミングよ
く適切に行うのが困難であり、また揮散後の揮散剤が揮
散前と比べ量的にも減らず、特に容量的に減らないため
かさ張ることから、使用済みの揮散剤についてその後処
理が大変面倒であるという欠点がある。
従来の揮散具のもつ欠点を克服し、揮散機能の消耗度を
目視でき、詰め替えあるいはスペアやカートリッジなど
の交換部材の取り替えの時期を簡単かつ的確に知ること
ができる優れた表示機能を有し、取り扱いやすく、場合
により揮散後の揮散剤の後処理も容易に行える揮散具を
提供することを目的としてなされたものである。
好ましい特徴を有する揮散具を開発するために種々研究
を重ねた結果、揮散剤として、揮散成分を含有し、その
蒸散に伴い粒径が縮小する粒状のものを用い、この揮散
剤の特性を利用して、容器内を仕切り部材で区分し、仕
切り部材に、揮散剤を収容させた区画から揮散成分の蒸
散により縮小した粒状物を別の区画へ通過、移行させう
る複数の孔及び/又はスリットを設けることにより、そ
の目的を達成しうることを見出し、この知見に基づいて
本発明を完成するに至った。
い粒径が縮小する揮散成分含有粒状物を収容しうるとと
もに揮散成分を外気へ放散させうる容器に、容器内を二
つの区画に区分する仕切り部材を設けるとともに、仕切
り部材に、揮散成分含有粒状物を収容させた一方の区画
から揮散成分の蒸散により縮小した粒状物を他方の区画
へ通過、移行させうる複数の孔及び/又はスリットを設
けたことを特徴とする揮散具を提供するものである。本
発明において、揮散成分とは常温で蒸散し、通常の使用
形態で人体に悪影響を及ぼさない各種機能物質であっ
て、例えば香料、消臭剤、抗菌剤、殺菌剤、防カビ剤、
消毒剤、殺虫剤、忌避剤、誘引剤などが挙げられる。
分含有粒状物としては、多量の水分を含有する粒状基材
に揮散成分を含ませたものであって、自体べとつかず、
また互いにくっつき合わないものが取り扱いやすく、衛
生的であるので好ましく、このようなものは揮散成分が
水分とともに揮散し、それに伴い粒径が縮小するという
特性を有し、中でも特にセルローズビーズを基材とした
セルローズビーズ系のものが好適である。また、揮散成
分含有粒状物として、揮散成分に食品添加物として認可
されている香料を用いた場合には、乳幼児が誤って飲み
込んだとしても害のないものが好ましく、この点からも
基材にセルローズビーズ系のものを用いるのがよい。ま
た、揮散成分含有粒状物としては、揮散成分の蒸散に伴
い、最終的に粒径が好ましくは2/3以下、より好まし
くは1/2以下、特に1/3以下に縮小するものがよ
い。また、揮散成分含有粒状物としては、さらに揮散成
分の蒸散に伴い変色するものが容器を透視、観察するだ
けで揮散の程度を知る目安となるので好ましい。
蒸散に伴い粒径が縮小する揮散成分含有粒状物を収容し
うるとともに揮散成分を外気へ放散させうるものであれ
ば特に制限はないが、少なくとも揮散成分含有粒状物を
収容させた区画を透視しうる透明性又は半透明性を有す
るもの、中でも該区画だけを透視しうる透明性又は半透
明性を有するもの、例えば該区画の前面や全面一体を透
明としたものなどが好ましく、また容器の材料としては
揮散成分に侵されないものが好ましい。この材料は揮散
成分の種類によって変動しうる。例えば香料の場合、ポ
リオレフィン系樹脂が好ましい。このような材料は容器
の透明性又は半透明性を有する部分に用いるのがよい。
上記した、揮散成分を外気へ放散させうるものとして
は、容器の素材自体が通気性を有するものも用いられる
が、容器の適所に微小孔を多数開けたものが好ましい。
つの区画に区分する仕切り部材が設けられる。そして、
この仕切り部材には、揮散成分含有粒状物を収容させた
一方の区画から揮散成分の蒸散により縮小した粒状物を
他方の区画へ通過、移行させうる複数の孔及び/又はス
リットが設けられる。また、揮散成分含有粒状物を収容
させた一方の区画側の容器の適所に蒸散した揮散成分を
外気へ放散させる微小孔を多数開けるのが好ましい。仕
切り部材の孔及び/又はスリットの空隙の径について
は、揮散成分含有粒状物の揮散成分の蒸散に伴う粒状物
の最終的な粒径に対し、通常1.1倍以上、好ましくは
1.3倍以上、より好ましくは1.5倍以上の範囲で選
ばれる。また、容器には、揮散成分含有粒状物を投入し
うる投入口を開閉自在に設けてもよい。
は特に制限されることはなく、例えば種々の幾何学的形
態、動植物形態、キャラクター又はペットをデザインし
た形態などが挙げられる。この幾何学的形態としては例
えば各種角柱体、球状体、楕円体、放物面体、平行四面
体、各種角錐体などが、キャラクターとしては例えばキ
ティ、ピカチュー、ピングー、くまのプーさんのような
デザイングッズなどが、またペットとしては例えば愛玩
動物や育成シュミレーションゲームで育成される愛玩動
物などが挙げられる。またその躯体内は中空のものが好
ましい。このような種々の形態の揮散具においては、適
所に外気へ揮散成分を揮散させる微小孔が多数開けられ
ている。
態の揮散具においては、口や嘴を開閉自在とし、これを
開閉自在の投入口とすることができ、揮散成分含有粒状
物を収容させる時にはこの口や嘴を開けて揮散成分含有
粒状物を投入し、揮散成分含有粒状物を収容させ、場合
により収容後にはこの口や嘴が閉じられるようにしても
よい。このような揮散具における容器においては、仕切
り部材を腹部と背部の区画を形成させるように配設して
もよいが、有利には一部が腹部の下部に回りこむように
配設して、揮散成分含有粒状物を収容させた区画から、
揮散成分の蒸散に伴い縮小した粒状物について仕切り部
材の孔やスリットを通過させ腹部の底部及び背部へ移行
させうるのを重力や自動車等の車両の走行時の振動によ
り助長させるようにするのがよい。また、腹部はその少
なくとも一部を透明又は半透明として、容器内に収容さ
せた揮散成分含有粒状物を透視しうるようにするのが好
ましい。
な例を説明する。図1及び図2は、それぞれ本発明揮散
具の1例の正面図及び斜視図である。これらの図におい
て、揮散具の容器11は円筒状形態を有し、実質的に中
空で、さらに仕切り板12で上方区画13と下方区画1
4に区分され、上方区画13に揮散成分含有粒状物を収
容させうるようになっている。上方区画側の容器の適所
に蒸散した揮散成分を外気へ放散させる微小孔が多数開
設されている。この上方区画はその全面を透明又は半透
明として該区画に収容させた揮散成分含有粒状物を透視
しうるようになっている。仕切り板12には複数のスリ
ットaが設けられ、該スリットにより上方区画から揮散
成分の蒸散により縮小した粒状物を下方区画へ通過、移
行させうるようになっている。
例の斜視図及び正面図であって、揮散具の容器31は四
角錐体形態を有し、最上方のキャップ部材31aと容器
本体31bからなる。容器本体31bは、実質的に中空
で、さらに仕切り板32で上方区画33と下方区画34
に区分され、さらに上方区画33に揮散成分含有粒状物
を収容させうるようになっている。キャップ部材31a
と上方区画33とは両者間に揮散孔が形成されるように
取り付けられ、またキャップ部材31aは取り外し可能
で、それを取り外し、揮散成分含有粒状物を補給しある
いは詰め替えることができるようになっている。この上
方区画はその全面を透明又は半透明として該区画に収容
させた揮散成分含有粒状物を透視しうるようになってい
る。仕切り板32は容器より鈍角の四角錐形状を有し、
その下方周縁部に複数のスリットaが設けられ、該スリ
ットにより上方区画から揮散成分の蒸散により縮小した
粒状物を下方区画へ通過、移行させうるようになってい
る。
の他の別の例の斜視図、側面図及び平面図であって、揮
散具の容器51は平たい四角柱形態を有し、さらにその
四隅についてその対角線上の一方の一対を曲面に、他方
の一対を平面になるように切り欠いた形状のものであっ
て、この一対の平面部分に容器を立て掛ける脚部材55
が取り付けられている。容器は実質的に中空で、さらに
仕切り板52で上方区画53と下方区画54に区分さ
れ、上方区画53に揮散成分含有粒状物を収容させうる
ようになっている。上方区画側の容器の適所に蒸散した
揮散成分を外気へ放散させる孔が複数開設されている。
この上方区画はその全面を透明又は半透明として該区画
に収容させた揮散成分含有粒状物を透視しうるようにな
っている。仕切り板52には複数のスリットaが設けら
れ、該スリットにより上方区画から揮散成分の蒸散によ
り縮小した粒状物を下方区画へ通過、移行させうるよう
になっている。このような揮散具において、部分的な変
更も可能である。例えば、下方区画側に脚部材を配設
し、上方区画と仕切り板を一体化したものをカートリッ
ジとし、このカートリッジを下方区画部材に対しスライ
ド式に着脱自在とするようにしてもよい。
揮散成分含有粒状物が揮散成分の揮散に伴う粒径の縮小
により仕切り板のスリットを通り抜けて該区画からなく
なることから、揮散機能の消耗度を目視でき、詰め替え
あるいはスペアやカートリッジなどの交換部材の取り替
えの時期を的確に知るのを簡単に行える優れた表示機能
を有し、取り扱いやすく、場合により、揮散後の揮散剤
が揮散前と比べ容量的に減りかさ張らないから、使用済
みの揮散剤についてその後処理が容易に行えるという顕
著な効果を奏し、とりわけ自動車用や家庭用として好適
である。
Claims (6)
- 【請求項1】 揮散成分の蒸散に伴い粒径が縮小する揮
散成分含有粒状物を収容しうるとともに揮散成分を外気
へ放散させうる容器に、容器内を二つの区画に区分する
仕切り部材を設けるとともに、仕切り部材に、揮散成分
含有粒状物を収容させた一方の区画から揮散成分の蒸散
により縮小した粒状物を他方の区画へ通過、移行させう
る複数の孔及び/又はスリットを設けたことを特徴とす
る揮散具。 - 【請求項2】 容器に揮散成分含有粒状物を投入しうる
開閉自在の投入口を設けた請求項1記載の揮散具。 - 【請求項3】 揮散成分含有粒状物が揮散成分の蒸散に
伴い粒径が2/3以下に縮小する請求項1又は2記載の
揮散具。 - 【請求項4】 容器が少なくとも揮散成分含有粒状物を
収容させた区画を透視しうる透明性又は半透明性を有す
る請求項1、2又は3記載の揮散具。 - 【請求項5】 容器の透明性又は半透明性を有する部分
が揮散成分に侵されない材料からなる請求項1ないし4
のいずれかに記載の揮散具。 - 【請求項6】 揮散成分に侵されない材料がポリオレフ
ィン系樹脂である請求項5記載の揮散具。
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---|---|---|---|
JP32087398A JP4772936B2 (ja) | 1998-11-11 | 1998-11-11 | 揮散剤の取り扱い方法 |
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JP4772936B2 JP4772936B2 (ja) | 2011-09-14 |
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---|---|---|---|---|
JPH01155774U (ja) * | 1988-04-15 | 1989-10-26 | ||
JP2000014758A (ja) * | 1998-07-03 | 2000-01-18 | Rengo Co Ltd | 移動型収縮インジケータ |
JP3435354B2 (ja) * | 1998-08-12 | 2003-08-11 | 石原薬品株式会社 | 揮散具 |
-
1998
- 1998-11-11 JP JP32087398A patent/JP4772936B2/ja not_active Expired - Fee Related
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