JP2000138950A - 画像情報変換装置および変換方法 - Google Patents

画像情報変換装置および変換方法

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哲二郎 近藤
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秀雄 中屋
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隆也 星野
Takeharu Nishikata
丈晴 西片
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンポジット−コンポーネント変換に係る回
路構成を縮小し、コンポーネント画像信号上の劣化を軽
減する。 【解決手段】 受信アンテナ11、チューナー12およ
び中間周波増幅回路13によって順次なされる処理によ
って生成されるNTSC画像信号がA/D変換器21に
供給され、A/D変換されてクラス分類適応処理部32
に供給される。クラス分類適応処理部32は、供給され
る信号に基づいて原色色信号R,G,Bを一括して生成
する。NTSC信号はY信号の上にカラーサブキャリア
信号が重畳されてなる信号なので画素位置によって位相
が異なることに配慮して、着目画素と同位相の画素のみ
を、クラス分類適応処理におけるクラスタップとして抽
出する。そして、着目画素と同位相の画素に基づいてA
DRC処理を行うことにより、的確な波形分類がなさ
れ、クラス分類適応処理結果として適切なコンポーネン
ト信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンポジット−
コンポーネント変換等に使用することが可能な画像情報
変換装置および変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンポジット−コンポーネント変
換は、NTSC信号をY成分、C成分(I,Q)に分離
し、その後の処理によってYUVあるいはRGBのコン
ポーネント信号に変換している。このため、全体的な回
路構成が大きいという問題があった。
【0003】また、従来のコンポジット−コンポーネン
ト変換による出力画像には、コンポジット信号をY成
分、C成分に分離する処理におけるエラー等に起因し
て、ドット妨害、クロスカラー等の様々な劣化が現れて
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、この発明の目
的は、コンポジット−コンポーネント変換を行うに際
し、回路構成を縮小し、また、コンポーネント画像信号
上の劣化を軽減することが可能な画像情報変換装置およ
び変換方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、入力
画像信号に画像情報変換を施す画像情報変換装置におい
て、着目点の画素と同一位相の画素の内で、上記着目点
に対して所定の位置関係にある画素を、入力画像信号か
ら選択する第1の画像データ選択手段と、第1の画像デ
ータ選択手段によって選択される画像データから、着目
点が属するクラスを示すクラスコードを生成するクラス
コード生成手段と、入力画像信号から、着目点に対して
所定の位置関係にある画素を選択する第2の画像データ
選択手段と、クラス毎に予め決定された予測係数データ
を記憶し、クラスコード生成手段の出力に対応する予測
係数を出力する記憶手段と、記憶手段の出力と、第2の
画像データ選択手段の出力とに基づいて、出力画像信号
を推定するための演算処理を行う演算処理手段とを有す
ることを特徴とする画像情報変換装置である。
【0006】請求項11の発明は、入力画像信号に画像
情報変換を施す画像情報変換方法において、着目点の画
素と同一位相の画素の内で、着目点に対して所定の位置
関係にある画素を、入力画像信号から選択する第1の画
像データ選択ステップと、第1の画像データ選択ステッ
プによって選択される画像データから、着目点が属する
クラスを示すクラスコードを生成するクラスコード生成
ステップと、入力画像信号から、着目点に対して所定の
位置関係にある画素を選択する第2の画像データ選択ス
テップと、クラス毎に予め決定された予測係数データを
記憶し、クラスコード生成ステップの結果に対応する予
測係数を出力する記憶ステップと、記憶ステップの結果
と、第2の画像データ選択ステップの結果とに基づい
て、出力画像信号を推定するための演算処理を行う演算
処理ステップとを有することを特徴とする画像情報変換
方法である。
【0007】以上のような発明によれば、着目点の画素
と同一位相の画素に基づいて、クラス分類適応処理を行
うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態についての
説明に先立って、理解を容易とするために、NTSC方
式の一般的なテレビジョン受像機の全体的な構成につい
て図1を参照して説明する。受信アンテナ11が電波を
捉え、捉えた電波に基づく信号をチューナー12に供給
する。チューナー12は、供給される信号から所望のチ
ャンネルを選択して増幅し、中間周波増幅回路13に供
給する。中間周波増幅回路13は、供給される信号を増
幅して、ゲインが適切に調整されたNTSC信号を生成
し、このNTSC信号をY/C分離回路14に供給す
る。
【0009】Y/C分離回路14は、供給されるNTS
C信号をY信号(輝度信号)とC信号(色信号)とに分
離する。そして、C信号をクロマ復調回路15に供給
し、Y信号をマトリクス回路16に供給する。クロマ復
調回路15は、C信号を色復調してベースバンドのR−
Y,B−Yコンポーネント信号を生成し、生成したR−
Y,B−Yコンポーネント信号をマトリクス回路16に
供給する。マトリクス回路16は、供給される信号にマ
トリクス処理を施し、原色R,G,B信号を生成する。
そして、生成したR,G,B信号をCRT(Cathod Ray
Tube)17に供給する。
【0010】図1に示した構成は、コンポジット画像信
号としてのNTSC信号をY/C分離回路204、クロ
マ復調回路205およびマトリクス回路206によって
処理することによって原色RGB信号を得るものなの
で、処理を行う構成の回路規模が大きくなるという問題
があった。また、画像のエッジ、動画部分等に、ドット
妨害やクロスカラー等のY/C分離回路204の動作エ
ラーに起因する画質劣化が発生しやすいという問題があ
った。
【0011】この発明は、クラス分類適応処理を用い
て、図1中のY/C分離回路14およびクロマ復調回路
15を含む処理系18、またはY/C分離回路14、ク
ロマ復調回路15およびマトリクス回路16を含む処理
系19が行う処理を一括して行うものである。
【0012】この発明の一実施形態における全体的な構
成の一例を図2に示す。受信アンテナ11、チューナー
12および中間周波増幅回路13によって順次なされる
処理によって生成される信号がA/D変換器21に供給
され、A/D変換されてクラス分類適応処理部22に供
給される。クラス分類適応処理部22は、ベースバンド
のY,R−Y,B−Yコンポーネント信号を生成し、生
成したY,R−Y,B−Yコンポーネント信号をマトリ
クス回路23に供給する。マトリクス回路23は、供給
される信号に基づいて原色色信号R,G,Bを生成し、
生成した原色色信号R,G,BをCRT17に供給す
る。
【0013】また、この発明の一実施形態における全体
的な構成の他の例を図3に示す。受信アンテナ11、チ
ューナー12および中間周波増幅回路13によって順次
なされる処理によって生成される信号がA/D変換器3
1に供給され、A/D変換されてクラス分類適応処理部
32に供給される。クラス分類適応処理部32は、供給
される信号に基づいて原色色信号R,G,Bを生成し、
生成した原色色信号R,G,BをCRT17に供給す
る。
【0014】ここで、クラス分類適応処理は、入力画像
信号の信号レベルの3次元(時空間)分布に応じてクラ
ス分類を行い、クラス毎に予め学習によって獲得された
予測係数値を所定のメモリに格納し、かかる予測係数値
を使用した重み付け加算式によって着目画素の画素値と
して最適な予測値を出力する処理である。
【0015】この発明の一実施形態における、コンポジ
ット−コンポーネント変換に係る構成の一例を図4に示
す。ここでは、コンポジット画像信号としてNTSC信
号を用いる場合を例として説明する。NTSC信号がク
ラス分類回路10と、クラス分類適応処理回路12とに
供給される。クラス分類回路10は、供給されるNTS
C信号についてのクラス分類を行い、クラス分類の結果
に対応するクラスコードを発生して、発生したクラスコ
ードを予測係数記憶回路11に供給する。予測係数記憶
回路11は、クラスコードに対応して、より具体的には
クラスコードをアドレスとする等の方法によって予測係
数を予め記憶している。
【0016】そして、予測係数記憶回路11は、供給さ
れるクラスコードに対応する予測係数を、クラス分類適
応処理回路12に出力する。クラス分類適応処理回路1
2は、供給されるNTSC信号から所定の画素位置の画
素値を予測タップとして抽出し、抽出した予測タップ
と、予測係数記憶回路11から供給される予測係数とに
基づいて、以下の式(1)に従う積和演算を行うことに
より、コンポーネント信号としてのYUV信号あるいは
RGB信号を予測推定する。
【0017】 y=w1 ×x1 +w2 ×x2 +‥‥+wn ×xn (1) ここで、yは、予測推定される着目画素である。また、
1 ,‥‥,xn が各予測タップであり、w1 ,‥‥,
n が各予測係数である。
【0018】次に、学習すなわち、クラス毎の予測係数
を得るための構成の一例を図5に示す。コンポジット画
像信号としてのNTSC信号(生徒データと称される)
がクラス分類回路20と、最小自乗学習回路21とに供
給される。クラス分類回路20は、図4中のクラス分類
回路10と同様に、供給されるNTSC信号からクラス
コードを生成し、生成したクラスコードを最小自乗学習
回路21に供給する。
【0019】一方、最小自乗学習回路21には、コンポ
ーネント画像信号としてのYUV信号またはRGB信号
(教師データと称される)が供給される。最小自乗学習
回路21は、生徒データおよび教師データに基づいて、
最小自乗法を用いて、より具体的には正規方程式を解く
ことによって、予測係数w1 ,‥‥,wn を算出する。
【0020】正規方程式について説明する。上述の式
(1)において、学習前は予測係数w1 ,‥‥,wn
未定係数である。学習は、クラス毎に複数の教師データ
を入力することによって行う。教師データの種類数をm
と表記する場合、式(1)から、以下の式(2)が設定
される。
【0021】 yk =w1 ×xk1+w2 ×xk2+‥‥+wn ×xkn (2) (k=1,2,‥‥,m) m>nの場合、予測係数w1 ,‥‥,wn は一意に決ま
らないので、誤差ベクトルeの要素ek を以下の式
(3)で定義して、式(4)によって定義される誤差ベ
クトルeを最小とするように予測係数を定めるようにす
る。すなわち、いわゆる最小自乗法によって予測係数を
一意に定める。
【0022】 ek =yk −{w1 ×xk1+w2 ×xk2+‥‥+wn ×xkn} (3) (k=1,2,‥‥m)
【0023】
【数1】
【0024】式(4)のe2 を最小とする予測係数を求
めるための実際的な計算方法としては、e2 を予測係数
i (i=1,2‥‥)で偏微分し(式(5))、iの各値に
ついて偏微分値が0となるように各予測係数wi を定め
れば良い。
【0025】
【数2】
【0026】式(5)から各予測係数wi を定める具体
的な手順について説明する。式(6)、(7)のように
ji,Yi を定義すると、式(5)は、式(8)の行列
式の形に書くことができる。
【0027】
【数3】
【0028】
【数4】
【0029】
【数5】
【0030】式(8)が一般に正規方程式と呼ばれるも
のである。ここで、Xji(j,i=1,2‥‥n),お
よびYi (i=1,2‥‥n)は、教師データおよび生
徒データに基づいて計算される。すなわち、最小自乗学
習回路21は、XjiおよびYi の値を算出して正規方程
式(8)を決定し、さらに、正規方程式(8)を解いて
各予測係数wi を定める処理を行う。予測係数wi の総
数は、コンポーネント数と、クラス数と、モード数(こ
れについては後述する)の積に等しい。
【0031】次に、図4中のクラス分類回路10による
クラスコードの生成についてより詳細に説明する。入力
するNTSC信号内の画素の内、着目画素に対して所定
の位置にある、所定個数の画素をクラスタップとして抽
出し、抽出した各クラスタップのデータに例えば1ビッ
トADRC等の処理を施す。かかる処理により、各クラ
スタップに対応して例えば1ビットのデータ、従って、
例えば5個のクラスタップに対して5ビットのデータが
クラスコードとして生成される。このようにして生成さ
れるクラスコードにより、着目画素の周囲における波形
の特徴が示される。
【0032】但し、NTSC信号はY信号の上にカラー
サブキャリア信号が重畳されてなる信号なので、NTS
C信号に対して単純にADRC処理を行っても、カラー
サブキャリア信号の影響によって画素間の位相が異なる
ため、的確な波形分類を行うことはできない。画素間の
位相の違いについて図6を参照して説明する。図6は、
NTSC信号を色のサブキャリア周波数fscの4倍のサ
ンプリング周波数4fscでサンプリングした場合の色信
号(C信号)の位相を示す略線図である。図6Aは現在
より2時点前のフィールドについて図示したものであ
り、図6Bは現在のフィールドについて図示したもので
ある。ここで、縦方向、横方向がそれぞれ、画像中の垂
直、水平に対応しており、また、黒丸、黒四角、白丸、
白四角がそれぞれ、0度、+90度、+180度、+2
70度の位相を示す。図5Aと、図5Bとでは、対応す
る位置の画素間で、位相が180度ずれている。
【0033】そこで、この発明の一実施形態では、着目
画素を含む同位相の画素をクラスタップとして使用す
る。そのようなクラスタップ構造の一例を図7に示す。
ここで、薄墨を付した5個の画素をクラスタップとして
使用する。なお、着目画素には、互いに交差する2本の
斜線を付した。このクラスタップ構造において1ビット
ADRCを用いる場合には、25 =32クラスに分類さ
れる。このようなクラスタップ構造を用いる場合には、
同位相画素のみに基づいてADRCによるクラス分類を
行うので、カラーサブキャリア信号の影響を受けること
無く、着目画素付近の局所的な波形分類を正確に行うこ
とができる。
【0034】クラスタップ構造として、図7に示したも
の以外を用いることも可能である。例えば、静止画の部
分に対して、図8に示すように、着目画素、着目画素を
含む現フィールド内で着目画素と同位相である4個の画
素、および現フィールドから2フィールド前(すなわち
1フレーム前)のフィールド内で着目画素と同位相であ
る4個の画素の、計9個の画素をクラスタップとして使
用しても良い。かかるクラスタップ構造において1ビッ
トADRCを用いる場合には、29 =512クラスに分
類され、図7を参照して上述した場合に比べて、着目画
素付近の局所的な波形分類をより詳しく表現するクラス
コードが生成される。
【0035】クラスコードの生成に係る構成についてよ
り詳細に説明する。図7に示したクラスタップ構造を用
いる場合には、5個のクラスタップに対応する画素デー
タが1ビットADRC回路51に供給される。1ビット
ADRC回路51は、供給される画素データに基づいて
ADRC処理を行い、処理結果として1ビットすなわち
1/0の何れかからなるデータをクラスコード生成回路
52に供給する。クラスコード生成回路52は、供給さ
れるデータから、所定のデータ形式のクラスコードを生
成する。
【0036】また、図8に示したクラスタップ構造を用
いる場合には、9個のクラスタップに対応する画素デー
タが1ビットADRC回路61に供給される。1ビット
ADRC回路61は、供給される画素データに基づいて
ADRC処理を行い、処理結果として1ビットすなわち
1/0の何れかからなるデータをクラスコード生成回路
62に供給する。クラスコード生成回路62は、供給さ
れるデータから、所定のデータ形式のクラスコードを生
成する。
【0037】さらに、図9中の1ビットADRC回路5
1のより詳細な構成について、図12を参照して説明す
る。5個のクラスタップに対応する画素データが最大値
検出回路71、最小値検出回路72、およびしきい値処
理回路74に供給される。最大値検出回路71、最小値
検出回路72は、供給される5個のデータから、それぞ
れ、最大値、最小値を検出し、検出結果をしきい値計算
回路74に供給する。しきい値計算回路73は、最大
値、最小値の平均値としてのしきい値を算出し、算出し
たしきい値をしきい値処理回路74に供給する。
【0038】しきい値処理回路74は、供給されるしき
い値を参照して5個のクラスタップに対応する画素デー
タにそれぞれ対応する1ビットすなわち1/0の何れか
からなるデータを生成し、生成した1ビットデータをク
ラスコード発生回路75に出力する。図10の1ビット
ADRC回路61の構成も、9個のクラスタップに対応
する画素データについて処理を行う点以外については同
様である。
【0039】一般的には、入力画像信号中に動きのある
部分と、静止している(または動きが充分小さく、静止
していると見なせる)部分とが混在している。このた
め、実際の画像情報変換処理においては、各画素毎に動
き判定を行い、動き判定の結果に応じたクラスタップ構
造を使用する。このような場合により実際的に使用され
るクラスタップの一例を図12に示す。互いに交差する
2本の斜線を付して示す着目画素、着目画素を含む現フ
ィールド内で着目画素と同位相である10個の画素、お
よび現フィールドから2フィールド前(すなわち1フレ
ーム前)のフィールド内で着目画素と同位相である11
個の画素にそれぞれ割り当てられる22個のクラスタッ
プと、オフセット成分に対して割り当てられる1個のク
ラスタップとからなる計23タップを使用することがで
きる。
【0040】ここで、オフセット成分は、コンポジット
−コンポーネント変換に際して、コンポジット画像信号
とコンポーネント画像信号の間に生じるDC的なずれで
ある。オフセット成分に対して割り当てられるクラスタ
ップは、他のクラスタップと同様に扱うことができる。
また、かかるオフセット成分は、コンポジット−コンポ
ーネント変換の規格に基づく理論的な計算によって求め
ることができる。そこで、オフセット成分に対して割り
当てられるクラスタップのデータとして、理論値を固定
的に用いるようにしても良い。一般的には、クラスタッ
プについて上述した2個の扱いの何れを用いても、実際
上は同様の動作精度が得られる。
【0041】また、上述したこの発明の一実施形態は、
NTSC信号をコンポジット画像信号として入力させる
するものであるが、NTSC以外の信号をコンポジット
画像信号として用いる場合にも、この発明を適用するこ
とは可能である。
【0042】また、上述したこの発明の一実施形態は、
テレビジョン受像機におけるコンポジット−コンポーネ
ント変換について、この発明を適用したものであるが、
この発明の適用対象はこれに限定されるものでは無い。
例えば、テレビジョン受像機用のチューナやアダプタ、
VTR等のビデオレコーダ、および放送業務用の設備に
おいて画像情報変換を行う場合に、この発明を適用する
ことができる。
【0043】
【発明の効果】上述したように、この発明は、クラス分
類適応処理を行うに際し、クラスタップとして着目点の
画素と同一位相の画素のみを抽出するようにしたもので
ある。
【0044】このため、NTSC信号等、画素位置によ
って位相が異なるような信号を入力画像信号とする場合
にも、的確なクラス分類が可能となる。
【0045】従って、例えばNTSC信号等のコンポジ
ット画像信号をコンポーネント画像信号に変換するコン
ポジット−コンポーネント変換を、クラス分類適応処理
を用いて適切に行うことが可能となる。
【0046】このため、NTSC信号にY/C分離を施
し、その後のマトリクス処理等によってコンポーネント
信号を得る従来のコンポジット−コンポーネント変換に
おける問題点を解消することができる。すなわち、コン
ポジット−コンポーネント変換に係る回路構成を縮小で
きると共に、Y/C分離エラーに起因するドット妨害、
クロスカラー等の様々な劣化を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】NTSC方式の一般的なテレビジョン受像機の
全体的な構成の一例を示すブロック図である。
【図2】この発明の一実施形態における全体的な構成の
一例を示すブロック図である。
【図3】この発明の一実施形態における全体的な構成の
他の例を示すブロック図である。
【図4】この発明の一実施形態における予測推定に係る
構成の一例を示すブロック図である。
【図5】この発明の一実施形態における学習に係る構成
の一例を示すブロック図である。
【図6】NTSC信号中の画素の位相について説明する
ための略線図である。
【図7】この発明の一実施形態におけるクラスタップ構
造の一例を示す略線図である。
【図8】この発明の一実施形態におけるクラスタップ構
造の他の例を示す略線図である。
【図9】クラスコードの生成に係る構成の一例を示すブ
ロック図である。
【図10】クラスコードの生成に係る構成の他の例を示
すブロック図である。
【図11】図9に示したクラスコードの生成に係る構成
の一例について、詳細に説明するためのブロック図であ
る。
【図12】この発明の一実施形態におけるクラスタップ
構造のさらに他の例を示す略線図である。
【符号の説明】
22、32・・・クラス分類適応処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中屋 秀雄 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 星野 隆也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 西片 丈晴 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5C057 AA11 BB01 DA02 DA03 DA04 DA05 DA06 DC12 DC13 EA06 EK04 EM01 GF01 GH03 GH07 5C059 LC01 MA28 MA29 MC36 UA33 5C066 AA03 BA02 CA01 CA05 DC01 DD06 EC13 EC14 EE02 EF11 GA04 GB01 HA01 KD04 KD06 KD07 KE19 KE20 KP02

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像信号に画像情報変換を施す画像
    情報変換装置において、 着目点の画素と同一位相の画素の内で、上記着目点に対
    して所定の位置関係にある画素を、入力画像信号から選
    択する第1の画像データ選択手段と、 上記第1の画像データ選択手段によって選択される画像
    データから、上記着目点が属するクラスを示すクラスコ
    ードを生成するクラスコード生成手段と、 上記入力画像信号から、上記着目点に対して所定の位置
    関係にある画素を選択する第2の画像データ選択手段
    と、 上記クラス毎に予め決定された予測係数を記憶し、上記
    クラスコード生成手段の出力に対応する予測係数を出力
    する係数記憶手段と、 上記記憶手段の出力と、上記第2の画像データ選択手段
    の出力とに基づいて、出力画像信号を推定するための演
    算処理を行う演算処理手段とを有することを特徴とする
    画像情報変換装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記予測係数は、 上記入力画像信号と同一の信号形式を有する第1の画像
    信号と、上記出力画像信号同一の信号形式を有する第2
    の画像信号とに基づく所定の演算処理により、上記第1
    の画像信号が供給される際の上記第1の画像データ選択
    手段および上記クラスコード生成手段の動作によって生
    成されるクラスコードに対応して算出されることを特徴
    とする画像情報変換装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 上記クラスコード生成手段は、 上記第1の画像データ選択手段によって選択される画像
    データに基づくADRC処理を行うADRC処理手段を
    有し、 上記ADRC処理手段の出力に応じて上記クラスコード
    を構成するコードを出力する比較手段とを有することを
    特徴とする画像情報変換装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 上記第1の画像データ選択手段は、 上記着目点を含むフィールド内の、着目点の画素と同一
    位相の5個の画素を抽出することを特徴とする画像情報
    変換装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、 上記第1の画像データ選択手段は、 上記着目点を含むフィールド内の着目点の画素と同一位
    相の5個の画素と、上記着目点を含むフィールド以外の
    フィールド内の上記着目点の画素と同一位相の4個の画
    素とを抽出することを特徴とする画像情報変換装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 上記第1の画像データ選択手段は、 上記着目点を含むフィールドから2フィールド前のフィ
    ールドから、上記着目点の画素と同一位相の4個の画素
    を抽出することを特徴とする画像情報変換装置。
  7. 【請求項7】 請求項1において、 上記第1の画像データ選択手段は、 上記着目点を含むフィールド内の着目点の画素と同一位
    相の11個の画素と、上記着目点を含むフィールド以外
    のフィールド内の上記着目点の画素と同一位相の11個
    の画素とを抽出することを特徴とする画像情報変換装
    置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、 上記クラスコード生成手段は、 上記第1の画像データ選択手段によって選択される画像
    データに加えて、さらに、画像情報変換に際して上記入
    力画像信号と上記出力画像信号との間に生じるオフセッ
    ト成分を使用して、クラスコードを生成することを特徴
    とする画像情報変換装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 入力画像信号がコンポジット画像信号であり、 上記出力信号がコンポーネント画像信号であることを特
    徴とする画像情報変換装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 上記入力画像信号は、 NTSC信号であることを特徴とする画像情報変換装
    置。
  11. 【請求項11】 入力画像信号に画像情報変換を施す画
    像情報変換方法において、 着目点の画素と同一位相の画素の内で、上記着目点に対
    して所定の位置関係にある画素を、入力画像信号から選
    択する第1の画像データ選択ステップと、 上記第1の画像データ選択ステップによって選択される
    画像データから、上記着目点が属するクラスを示すクラ
    スコードを生成するクラスコード生成ステップと、 上記入力画像信号から、上記着目点に対して所定の位置
    関係にある画素を選択する第2の画像データ選択ステッ
    プと、 上記クラス毎に予め決定された予測係数データを記憶
    し、上記クラスコード生成ステップの結果に対応する予
    測係数を出力する記憶ステップと、 上記記憶ステップの結果と、上記第2の画像データ選択
    ステップの結果とに基づいて、出力画像信号を推定する
    ための演算処理を行う演算処理ステップとを有すること
    を特徴とする画像情報変換方法。
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