JP2000138397A - Led発光体及びそれを用いた面状発光光源 - Google Patents

Led発光体及びそれを用いた面状発光光源

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JP2000138397A JP31359498A JP31359498A JP2000138397A JP 2000138397 A JP2000138397 A JP 2000138397A JP 31359498 A JP31359498 A JP 31359498A JP 31359498 A JP31359498 A JP 31359498A JP 2000138397 A JP2000138397 A JP 2000138397A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、車載メータや液晶用バックライトな
どの各光源に利用されるLED発光体に係わり、特に製
造時等に生ずる横長形状であるLED発光体自体の反り
を比較的簡単に矯正でき光利用効率の高い且つ信頼性の
優れたLED発光体及びそれを用いた面状発光光源を提
供することにある。 【解決手段】本発明は、略横長形状のパッケージの前面
に開口する凹部と、開口凹部内に配置されたLEDダイ
と、凹部底面に配置されLEDダイとパッケージ外部と
を電気的に接続させるリード電極と、LEDダイとリー
ド電極とを接続させるワイヤとを有するLED発光体で
ある。特に、パッケージはLEDダイが配置可能な前記
凹部を複数有すると共に複数の凹部間の長手方向に少な
くとも一つの切り欠き部を有するLED発光体である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車載メータや液晶表
示用などの各種光源に利用されるLED発光体に係わ
り、特に製造時等に生ずる樹脂パッケージの反りを比較
的簡単に矯正でき量産性、信頼性及び光利用効率の優れ
たものとできるLED発光体などに関する。
【0002】
【従来技術】今日、高輝度に発光可能なLEDが開発さ
れたことに伴い、低消費電力、高輝度且つ省スペースな
どの特徴を生かして各種液晶装置の光源に利用され始め
ている。
【0003】このような光源用のLEDランプ装置の1
種として実開平4−14943号、特開平9−3213
44号などにバックライト光源として開示されている。
具体的には、図5に示す如く、前面が開放された略矩形
形状をなす反射ケース507の前面凹嵌部502の内底
面に外部リードを有する電極板503を配設し、電極板
502上には発光ダイオードチップ503がボンディン
グされていると共に、反射ケースの凹嵌部内には透明あ
るいは半透明のモールド材の充填により形成したライト
ガイド部を有するLED発光体500を形成させてあ
る。このようなLED発光体500は、ほぼ平板形状を
なすと共に、透光性を有する透明若しくは半透明の板体
により形成され、その外縁部に沿った位置に前記LED
発光体が嵌合される嵌合溝を有する拡散板508とを備
え、LED発光体はその前面が拡散板の内側面方向に向
けて拡散板の嵌合溝内に嵌合されているLEDランプ装
置が記載されている。このLEDランプ装置によりLE
D発光体をその前面が拡散板の内側面側方向に向けて嵌
合溝に嵌合されているので、LED発光体の光が拡散板
の内部を透過してその表面全体に均一に照射されて十分
な輝度を得ることができることが開示されている。
【0004】しかしながら、より低消費電力且つ高輝度
な発光が求められている現在においては上記構成のLE
D発光体では十分ではなく更なる改良が求められてい
る。また、本発明はより量産性、信頼性及び光利用効率
に優れたLED発光体を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は横長となる矩形
状などのパッケージの前面に開口する凹部と、開口凹部
内に配置されたLEDダイと、凹部底面に配置されLE
Dダイとパッケージ外部とを電気的に接続させるリード
電極と、LEDダイとリード電極とを接続させるワイヤ
とを有するLED発光体において、パッケージはLED
ダイが配置可能な前記凹部を複数有すると共に複数の凹
部間の長手方向に少なくとも一つの切り欠き部を有する
LED発光体である。
【0006】樹脂パッケージに熱応力が発生し変形する
とき、切り欠き部は選択的に変形する傾向にある。他
方、切り欠き部は変形しやすく逆に矯正しやすいという
特徴を併せ持つ。したがって、パッケージ形成時に生ず
る樹脂成型時残留応力による反り変形は成形後、樹脂パ
ッケージをそり方向とは逆方向に弱い力で押圧すること
で容易に矯正することができる。同様に、パッケージに
LEDを実装時のワイヤボンド加熱や樹脂硬化加熱によ
って発生するパッケージの反りも、反り方向とは逆に弱
い力で押圧するこにより容易に矯正することができる。
【0007】また、反りによる変形が集中する箇所と矯
正箇所はLEDダイ実装箇所とは離れた切り欠き部であ
り、変形、矯正による応力が殆どLEDダイ実装箇所に
は影響しない。従って、パッケージ変形応力によって、
LEDダイとマウント樹脂、マウント樹脂とパッケージ
などやモールド部材などが剥がれることが極めて少な
い。そのため、ワイヤボンドの断線等による信頼性が損
なわれることが極めて少ないLED発光体とすることが
できる。
【0008】本発明の請求項2に記載のLED発光体
は、切り欠き部がLEDダイと電気的に接続されたリー
ド電極によって補強されている。そのため、樹脂の厚み
が薄く変形しやすい代わりに矯正しやすくすることがで
きる。また、機械的強度を向上させることもできる。
【0009】本発明の請求項3に記載のLED発光体
は、切り欠き部がパッケージの横長方向の略中央部に設
けられた窪みを有する。樹脂パッケージの最も変形しや
すい、長手方向の略中央部に故意に応力集中しやすい切
り欠き部を設けたことにより、LEDダイに損傷を与え
ることなく簡単に矯正することができる。
【0010】本発明の請求項4に記載のLED発光体
は、LEDダイが活性層を挟んでダブルへテロ構造であ
る窒化物半導体である。これにより、活性層の端面から
放出される割合が高い窒化物半導体を用いたLEDダイ
からの光利用効率をより高めることができる。
【0011】本発明の請求項5に記載のLED発光体
は、凹部内に透光性のモールド部材が配置されている。
これにより、信頼性をより高めることができると共に面
状発光光源への光の導入をよりスムーズに行うことがで
き、光利用効率を高めることができる。
【0012】本発明の面状発光源は、上述のLED発光
体が所定の厚みを有する透光性導光板の端部に装着され
ている。これにより、信頼性が高く比較的簡単に光利用
効率の高い面状発光光源を構成することができる。特
に、LED発光体がLED発光体を破壊しない比較的弱
い力で反りとは逆方向に押圧することで、簡単にパッケ
ージは反りのない横長矩形状とすることができる。その
ため、導光板にLED発光体を組み付けたときに導光板
とLED発光体との間に隙間が生ずることを低減させ、
隙間から生ずる光の漏れを低減させることにより光の利
用効率を向上させることができる。また、導光板の嵌合
溝にLED発光体を挿入するものと異なり形成時に生じ
た歪みを導光板と一体時に矯正することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明者は種々の実験の結果、外
形が横長のLED発光体においては量産性、信頼性及び
光利用効率がLED発光体の特定形状により大きく変化
することを見出し本発明を成すに至った。
【0014】本願発明の構成による特性向上の理由は定
かではないが、LED発光体の反りがLEDダイ近傍に
直接影響すること及びLED発光体の厚みが樹脂パッケ
ージの応力集中に大きな関係があるためと考えられる。
【0015】横長のLED発光体はパッケージ成形離型
後の残留応力や実装工程での加熱による熱応力などによ
り、樹脂パッケージが変形し、長手方向に著しい反りが
発生する傾向にある。樹脂パッケージは、金型への樹脂
注入口近辺と最も樹脂注入口から遠い場所では冷却に要
する時間が異なる。インサート成形により樹脂の冷却時
間を3分から5分程度の長い時間かけて徐々に冷却させ
LED発光体の樹脂パッケージを形成させると樹脂パッ
ケージの反りは比較的小さくできるものの量産効率が極
めて悪い。
【0016】他方、量産性向上のため金型への樹脂注入
から冷却までの時間を約40秒程度以下に短くさせる
と、LED発光体の樹脂パッケージは形成時に生じた内
部応力が残留し反りが大きく生じやすい。注入された樹
脂はLED発光体のリード電極となる金属が、金型内で
の樹脂の流れの抵抗となるため樹脂の冷却時間が場所に
より顕著に異なる傾向にある。
【0017】LED発光体を構成する樹脂パッケージの
反りは、LEDダイを固定するダイボンド樹脂、モール
ド部材の剥離やLEDダイとリード電極とを電気的に接
続させるワイヤの断線などを生ずる場合がある。また、
導光板との光学的な接続時にLED発光体と導光板との
隙間が大きくなる。そのため、光が漏れ導光板に入力さ
れる光量が低下する。結果的に導光板から放出される光
の利用効率が低下する。さらに、LED発光体の反りが
大きくなれば自動実装機を用いて導光板に実装できない
という問題が生ずる場合もある。
【0018】本発明は予め樹脂パッケージの応力が集中
する樹脂パッケージの厚みを変化する切り欠き部をLE
Dダイが配置される開口部とは独立して形成させる。ま
た、切り欠き部を利用して反りを局所的に矯正可能とす
るものである。
【0019】即ち、樹脂は厚み厚くなるほど内部応力が
大きくなる。また、内部応力は樹脂の厚みが変化した箇
所において、その厚みの差分の応力が局所的にかかると
考えられる。したがって、LED発光体の樹脂パッケー
ジにLEDダイを配置する開口部とは独立させて予め局
所的に応力のかかる部位をことによって、量産性、信頼
性及び光利用効率の向上を図ることができる。
【0020】なお、LED発光体をLEDダイごと(但
し、必ずしも1つとは限らない)に凹部内に配置させる
ことで発光効率を向上させることができる。LEDダイ
から放出された光はLEDダイの発光観測面側から放出
される光の他、LEDダイの層方向から放出される光が
ある。このような光はLED発光体と導光板との界面や
LED発光体に好適に設けられたモールド部材との界面
において全反射される。全反射した光は外部に取り出さ
れる光の他、LED発光体やモールド部材に吸収される
ものがある。横長のLED発光体の前面が開口された形
状である場合、LEDダイから層方向に放出された光が
反射壁に到達する距離が長く光吸収される割合が大き
い。そのため、光利用効率が低下する傾向にある。窒化
物半導体を利用した発光素子は層方向から放出される光
の割合が高いため顕著に現れる傾向にある。従って、本
発明はLEDダイから放出される光をLEDダイごとに
設けられた凹部内に配置させることにより光利用効率を
高めることもできる。以下、本発明の具体的実施例に基
づいて、詳述する。
【0021】(実施例1)図1に本発明の一実施例によ
るLED発光体100の模式的正面図を示す。予め略直
方体形状の樹脂パッケージ107内に配置されるリード
電極104を厚さ約0.2mmの鉄入り銅の平板を打ち
抜き加工させることにより形成させる。リード電極10
4はLEDダイ103と外部とを電気的に接続させるた
め電気伝導性の優れたものが好ましい。また、リード電
極104上にLEDダイ104を配置させる場合、LE
Dダイ103からの熱を好適に放出させたり、LEDダ
イ103からの光を効率よく反射できる材料を選択する
ことが好ましい。リード電極104の具体的材料として
は銅、鉄、鉄入り銅やりん青銅など各種金属や合金を利
用することができる。また、これらの金属上に銀、金や
パラジウムなどの貴金属メッキを好適に行うことができ
る。特に本発明においては、LED発光体100を構成
する樹脂パッケージの外形を矯正するはたきも併せ持つ
ためある程度の機械的強度が高いものを利用することが
好ましい。
【0022】次に、リード電極104となる金属フレー
ムを金型内に配置させてインサート成型法を用いて液晶
ポリマーを注入させることによりLED発光体の樹脂パ
ッケージを成形させる。金型に液晶ポリマーを注入後、
約30秒で取り出し、長さ約23mm、幅約1.2m
m、奥行き約1mmのLED発光体100とさせてあ
る。
【0023】樹脂パッケージ107は発光観測面側にL
EDダイ103が配置可能なリード電極104、及びL
EDダイ103と電気的に接続させることが可能な2つ
のリード電極104が露出した凹部102が形成されて
いる。凹部102はパッケージの長さ方向に沿って約2
mm、幅約0.8mm、奥行き約0.4mmの内部に行
くにつれ小さくなった形状を発光観測面側から見て左右
に2個有してある。凹部の形状は発光むらなく導光板に
光を導入させるためにLED発光体の長手方向に長く形
成されることが好ましく、LED発光体100の発光観
測面側から見て楕円、長方形や縁なしの長方形形状など
とすることが好ましい。
【0024】LED発光体100の略中央となる凹部1
02間にはリード電極104の一部が露出した切り込み
部101が露出してある。切り込み部101はLED発
光体100の奥行きが最も薄く形成されており外力によ
り切り込み部101が設けられた略中央からLED発光
体100を折り曲げることができる。なお、本発明の切
り欠き部101とはLEDダイ103が配置される凹部
102とは別に樹脂パッケージの厚みが薄くなった箇所
であり、リード電極が露出するまで切り欠いた如き形状
でも良いし、リード電極が露出していない溝形状でも良
い。また、LED発光体100の発光観測面側となる正
面に設けることもできるし、非発光観測面となる背面に
設けることもできる。さらに、正面と背面の両方に設け
ることもできる。切り欠き部101の深さは樹脂パッケ
ージの強度や強度を向上させるリード電極などを考慮し
て種々の厚みとすることができる。
【0025】凹部102はLEDダイ103からの光を
効率的に放出すると共に各導光板に効率よく光を導くも
のである。したがって、導光板の大きさに合わせて凹部
を複数設けることができるし、LED発光体100の長
手方向における所望の位置に形成させることができる。
なお、LED発光体の長手方向における端部には導光板
と機械的にはめ込み固定させるためU字形状の取っ手部
106を形成させてある。
【0026】樹脂パッケージ107の材料としては、L
EDダイ102を保護することができると共に、LED
ダイ102からの光を効率反射できる、或いは外来光か
らの光を吸収できるなど所望に応じて種々のものを選択
することができる。パッケージ材料としては液晶ポリ
マ、PBT、メラミン樹脂やABS樹脂などを好適に利
用することができる。
【0027】次に、凹部内底面の一方のリード電極10
4上にエポキシ樹脂を用いてLEDダイ103をダイボ
ンドする。なお、LEDダイ103はサファイア基板上
に窒化物半導体を積層させて同一面側に一対の電極を形
成させたものを利用してある。窒化物半導体はサファイ
ア基板上にバッファ層としてGaN、n型コンタクト層
兼クラッド層としてSiドープのGaN、GaNとIn
GaNの多重量子井戸構造である活性層、p型クラッド
層としてMgドープのAlGaN、p型コンタクト層と
してMgドープのGaNとしてある。なお、これはダブ
ルへテロ構造のLEDダイである。
【0028】LEDダイ103の各電極と各リード電極
とをそれぞれ太さ約30μmの金線105でワイヤボン
ディングさせる。次に、凹部102内にLEDダイ10
3を保護するモールド部材108を設けるためエポキシ
樹脂を流し込み硬化させLED発光体100を形成させ
る。モールド部材108はLEDダイ103やワイヤ1
05を外部応力から保護すると共に効率よく導光板にL
EDダイからの光を入射させるものである。モールド部
材108の材料としてはエポキシ樹脂、シリコーン樹
脂、不飽和ポリエステル樹脂や変性アクリル樹脂など好
適に用いることができる。なお、モールド部材108は
その作用により、LEDダイからの光を整えるフィルタ
ー効果を持った着色剤、LEDダイ103からの光を拡
散発光させる拡散剤やLEDダイ103からの光を他の
色に変換させる蛍光体を好適に含有させることもでき
る。なお、蛍光体をセリウムで付活されたイットリウム
・アルミニウム・ガーネット系蛍光体などを選択して含
有量を調節させることにより白色発光可能なLED発光
体とすることができる。
【0029】樹脂パッケージ外部に突出しているリード
電極114をプレス加工により所望に切断させることに
よりLED発光体100を1000個形成させた。LE
D発光体100の略中心から端部までの反りが1mm以
上となったLED発光体を任意に100個選択し、図3
の如く、反りと反対方向に切り欠き部に10Kgfの押
圧矯正したところ、LED発光体の中心から端部までの
反りは全て0.05mm以下とすることができる。
【0030】LED発光体を端部に突起部403を有す
る導光板401にはめ込み面状発光光源を構成させた。
導光板の主面及びLED発光体との界面を除いて白色反
射板402や樹脂筐体によって覆った面状発光光源は主
面から面状に発光することができる。なお、導光板は図
4において板状としたがこれのみに限られるものではな
く、底面が徐々に傾斜した舟板上や所望の自動車メータ
用など種種の形状に合わせて利用できる。
【0031】(比較例1)同様に、比較例として切り欠
き部が設けられていない以外は実施例1と同様にして形
成させたLED発光体において、LED発光体中心から
端部までの反りが1mm以上となったLED発光体を任
意に100個選択し、反りと反対方向に切り欠き部に1
0Kgfの押圧矯正したところ、LED発光体の中心か
ら端部までの反りは平均0.3mm程度にしかならなか
った。
【0032】(比較例2)また、比較例2として前面に
開口を有するLED発光体とした以外は実施例1と同様
に形成させたLED発光体において、LED発光体中心
から端部までの反りが1mm以上となったLED発光体
を任意に100個選択し、反りと反対方向に切り欠き部
に10Kgfの押圧矯正したところ、LED発光体の中
心から端部までの反りは平均0.1mm程度にしかなら
なかった。
【0033】矯正した後の実施例1のLED発光体と比
較のための各LED発光体をそれぞれ熱衝撃試験を行い
信頼性を評価した。熱衝撃試験はLED発光体を−40
℃30分、100℃30分を1サイクルとした雰囲気内
に配置させ、300サイクル繰り返して試験を行った。
切り欠き部が設けられた実施例1のLED発光体は、熱
衝撃試験後においても不灯となったLED発光体がなか
ったのに対し、比較例1のLED発光体は不点灯となっ
たものが5個もあった。また、比較例2のLED発光体
は不灯となったものが12個もあった。不灯となったL
ED発光体を調べたところワイヤが断線していた。実施
例1のLED発光体を利用した面状発光光源の出力を1
00とすると比較例2のLED発光体を用いた面状発光
源の出力は82であり実施例1のLED発光体の方が光
利用効率が高いことが分かる。
【0034】
【発明の効果】本発明はLED発光体の反りを比較的簡
単な構成で精度良く矯正することができると共に、熱衝
撃がかかった場合においても信頼性の高いLED発光体
を量産性良く形成することができる。また、このLED
発光体を利用することにより光利用効率の高い面状発光
光源を利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のLED発光体の模式的正面図を示
す。
【図2】 本発明のLED発光体の模式的断面図を示
す。
【図3】 本発明のLED発光体の矯正を示す模式的説
明図である。
【図4】 本発明の面状発光光源の模式的斜視図を示
す。
【図5】 図5(A)は本発明のLED発光体と比較の
ための模式的正面図を示し、図5(B)は本発明のLE
D発光体と比較のために示す面状発光光源の模式的斜視
図である。
【符号の説明】
100・・・LED発光体 101・・・切り欠き部 102・・・LEDダイが配置される凹部 103・・・LEDダイ 104・・・リード電極 105・・・ワイヤ 106・・・LED発光体に設けられた取っ手部 107・・・樹脂パッケージ 108・・・モールド部材 114・・・LED発光体の外部に突出したリード電極 401・・・導光板 402・・・反射板 403・・・LED発光体の取って部とはめ合わす導光
板の突起部 500・・・LED発光体 502・・・凹嵌部 503・・・発光ダイオードチップ 504・・・電極板 505・・・ワイヤ 507・・・略矩形形状をなす反射ケース 508・・・拡散板 514・・・LED発光体の外部に突出したリード電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横長状の樹脂パッケージ前面に複数の開
    口した凹部と、該凹部内に配置されたLEDダイと、少
    なくとも一部が凹部内に配され前記LEDダイと樹脂パ
    ッケージ外部とを電気的に接続させるリード電極と、前
    記LEDダイとリード電極とを接続させるワイヤとを有
    するLED発光体であって、前記樹脂パッケージは前記
    複数の凹部間に少なくとも一つの切り欠き部とを有する
    ことを特徴とするLED発光体。
  2. 【請求項2】 前記切り欠き部はLEDダイと電気的に
    接続されたリードによって補強されている請求項1に記
    載のLED発光体。
  3. 【請求項3】 前記切り欠き部は樹脂パッケージの横長
    方向の略中央部に設けられた窪みである請求項1に記載
    のLED発光体。
  4. 【請求項4】 前記LEDダイが活性層を挟んでダブル
    へテロ構造である窒化物半導体からなる請求項1に記載
    のLED発光体。
  5. 【請求項5】 前記凹部内に透光性のモールド部材が配
    置されている請求項1に記載のLED発光体。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のLED発光体が所定の厚
    みを有する透光性導光板の端部に装着されたことを特徴
    とする面状発光光源。
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