JP2000138027A - 陰極線管の製造方法 - Google Patents

陰極線管の製造方法

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JP2000138027A
JP2000138027A JP31216698A JP31216698A JP2000138027A JP 2000138027 A JP2000138027 A JP 2000138027A JP 31216698 A JP31216698 A JP 31216698A JP 31216698 A JP31216698 A JP 31216698A JP 2000138027 A JP2000138027 A JP 2000138027A
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JP
Japan
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phosphor
cleaning
panel
nozzle
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JP31216698A
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English (en)
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Makoto Onodera
誠 小野寺
Isao Matsuo
いさを 松尾
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
  • Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネル内面の蛍光体スラリーを効率よく除去
し、蛍光体のパターンの品質を向上する。 【解決手段】 洗浄装置21は、有効面15を洗浄する棒状
ノズル22と、枠部14を洗浄する側壁洗浄ノズル23とを備
える。パネル11の内面に、各色の蛍光体スラリー液を塗
布し、乾燥させた後、露光を行い、所定の位置に蛍光体
画素の焼き付けを行う。そして、パネル11の内面に現像
液を吹き付けた後、余分な蛍光体スラリーを除去する洗
浄工程を行う。この洗浄工程では、側壁洗浄ノズル23の
洗浄液吐出期間は、棒状ノズル22の洗浄液吐出期間内に
設定する。枠部14から剥がれた洗浄カスが有効面15に付
着しにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば、フェー
スパネルの内面に各色の蛍光体画素を所定のパターンで
形成したカラー陰極線管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、カラー陰極線管の蛍光面
は、まず、光吸収層が形成されたパネルに、第1色目の
蛍光体スラリーを塗布する。この後、パネルを回転さ
せ、余剰となった蛍光体スラリーを振り切り乾燥して、
蛍光体膜を形成する。次いで、この蛍光体膜が形成され
たパネルにマスクを装着し、露光装置を用いて露光を行
い、所定の位置すなわち所定のパターンで蛍光体膜を焼
き付け固化させる。次に、パネルの内面に向かい現像ノ
ズルより現像液を吹き付けて現像を行い、焼き付けられ
た部分以外の蛍光体スラリーを現像除去することによ
り、第1色目の蛍光体層のパターンを得る。また、現像
後、パネルを振り切り、乾燥を行う、さらに、第2色
目、第3色目の蛍光体層のパターンも同様の方法で形成
する。
【0003】しかしながら、上記従来のように、カラー
陰極線管の蛍光面の形成にあたり、露光を行った後の蛍
光体膜の現像の際、有効面内に向けて現像ノズルより現
像液をスプレーする方法では、本来蛍光体画素が形成さ
れない有効面外の蛍光体スラリーが最後まで残りやす
く、この影響で、有効面内に現像かすが残り欠点が生じ
る原因となり、あるいは、本来蛍光体画素が形成されな
い部分の残渣や混色の原因となっている。
【0004】この点、現像を行う際に、最初に有効面外
の蛍光体スラリーを除去し、続いて、有効面内の蛍光体
スラリーを現像する方法が知られている。しかしなが
ら、この方法では、有効面外の蛍光体スラリーは現像液
で膨潤されておらず乾燥により固化した状態で除去しに
くい。また、現像圧力上げ、あるいは、現像時間を長く
して、固化した有効面外の蛍光体スラリーを除去しよう
とすると、有効面内の外周部の、本来蛍光体画素が形成
されるべき部分も除去されてしまう問題を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、カラー
陰極線管の蛍光面の形成にあたり、蛍光体膜の現像の
際、有効面内に向けて現像ノズルより現像液をスプレー
する方法では、本来蛍光体画素が形成されない有効面外
の蛍光体スラリーが最後まで残りやすく、この影響で、
有効面内に現像かすが残り欠点が生じる原因となり、あ
るいは、本来蛍光体画素が形成されない部分の残渣や混
色の原因となっている。また、現像を行う際に、最初に
有効面外の蛍光体スラリーを除去し、続いて、有効面内
の蛍光体スラリーを現像する方法では、有効面外の蛍光
体スラリーは固化した状態で除去しにくく、現像圧力上
げ、あるいは、現像時間を長くすると、有効面内の外周
部の、本来蛍光体画素が形成されるべき部分も除去され
てしまう問題を有している。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、効果的に洗浄を行い、枠部に囲まれた有効面に所
定のパターンの膜を品質良く形成できる陰極線管の製造
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の陰極線管の製造
方法は、パネルの有効面に所定のパターンの膜を形成す
る膜形成工程を備えた陰極線管の製造方法であって、前
記膜形成工程は、前記有効面に前記膜の材料を被着する
材料被着工程と、前記有効面に被着された材料を所定の
パターンで固着させるパターン固着工程と、固着されな
い材料を洗浄する洗浄剤の前記有効面内に向かう吐出を
開始し、次いで、固着されない材料を洗浄する洗浄剤の
前記有効面外に向かう吐出を開始し、次いで、前記有効
面外に向かう洗浄剤の吐出を停止し、次いで、前記有効
面に向かう洗浄剤の吐出を停止する洗浄工程とを具備し
たものである。
【0008】そして、この構成では、有効面内に向かい
洗浄剤を吐出した後、有効面外に向かい洗浄剤を吐出す
るため、まず、有効面内が洗浄液で膜状に覆われた状態
となり、有効面外から有効面内に洗浄カスが流れてきて
も付着しにくく、有効面に所定のパターンの膜が品質良
く形成される。また、有効面外に対する洗浄圧力を上げ
た場合にも、膜状の洗浄液により有効面内への衝撃が緩
和され、パターンに欠陥が生じにくく、有効面の内外の
洗浄の効率が良好になる。さらに、有効面外に向かう洗
浄剤の吐出を停止した後、有効面内に向かう洗浄剤の吐
出を停止するため、有効面内は最後まで有効面外の枠部
からの洗浄カスなどに汚染されにくく、有効面に所定の
パターンの膜が品質良く形成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の陰極線管の製造方
法の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0010】図1において、11は陰極線管としてのカラ
ー陰極線管を構成するパネルであり、このパネル11は、
フェースパネルとも呼ばれるガラス製のパネルである。
そして、このパネル11に、たとえば、シャドウマスクを
内側に組み込み、ファンネルを封着し、このファンネル
に電子銃を封止し、排気、エージングなどの工程を経
て、カラー陰極線管であるカラーブラウン管が構成され
ている。
【0011】そして、このパネル11は、平面状あるいは
曲面状をなす正面視略矩形状のフェース部12と、このフ
ェース部12を囲む側壁となる枠部14とを備え、このフェ
ース部12の内面に、表示を行う有効面15が設定され、他
の部分は、表示を行わない有効面外となっている。
【0012】また、21は陰極線管の製造装置を構成する
蛍光面形成装置を構成する洗浄装置で、この洗浄装置21
は、第1の洗浄ノズルとしての棒状ノズル22と、第2の
洗浄ノズルとしての側壁洗浄ノズル23とを備えている。
そして、棒状ノズル22は、棒状をなし、有効面15の中央
付近に向かって洗浄液を吐出する吐出口22a を備えてい
る。また、側壁洗浄ノズル23は、フラットスプレーノズ
ルとも呼ばれるもので、パネル11の枠部14の内面に向か
い略垂直に配置された四方に向かう吐出口23aを備えて
いる。さらに、この洗浄装置21は、パネル11を保持して
任意の速度で回転させる保持装置を備えている。そし
て、これらノズル22,23および保持装置は、CPUなど
を備えた制御装置により制御され、所定のタイミングで
動作を開始および停止する様になっている。
【0013】次に、この陰極線管製造装置を用いたカラ
ー陰極線管蛍光面の製造工程すなわち膜形成工程を説明
する。
【0014】まず、あらかじめ光吸収層を形成したパネ
ル11の内面に、膜の材料である各色の蛍光体スラリー液
を塗布して膜を形成する。この後、パネル11を200rp
m で回転させ、余剰となった蛍光体スラリー液を振り切
り、ヒータを用いて乾燥させる材料被着工程を行う。次
いで、蛍光体膜が形成されたパネル11にシャドウマスク
を装着し、露光装置を用いて露光を行い、所定の位置に
蛍光体画素の焼き付けを行う露光工程であるパターン固
着工程を行う。
【0015】次に、パネル11の内面に現像液を吹き付
け、現像を行う現像工程の後、回転させ振り切り乾燥す
る乾燥工程の前に、余分な蛍光体スラリーを除去する洗
浄工程を行い、パネル11の内面洗浄を実施する。そし
て、この洗浄工程では、図2の洗浄タイミングのグラフ
に示すように、まず、棒状ノズル22を作動させ(t1)、有
効面15に向かって洗浄剤の吐出を開始し、有効面15内の
蛍光体画素形成部の洗浄を開始して、焼き付けられなか
った部分の蛍光体スラリーを除去する。次いで、たとえ
ば、棒状ノズル22の作動の約1秒後に(t2)、側壁洗浄ノ
ズル23を作動させ、有効面15外の枠部14などに向かって
洗浄剤の吐出を開始し、有効面15外の枠部14などの蛍光
体スラリーを除去する。そして、有効面15外の蛍光体ス
ラリーの除去完了後、側壁洗浄ノズル23を停止させ(t
3)、この側壁洗浄ノズル23の停止の約1秒後に(t4)、棒
状ノズル22を停止させる。このようにして、有効面15の
所定の位置に蛍光体画素が形成されたパネル11が形成さ
れる。
【0016】そして、この実施の形態によれば、有効面
15外を洗浄する側壁洗浄ノズル23の洗浄液吐出期間すな
わち塗布タイミングは、有効面15内を洗浄する棒状ノズ
ル22の洗浄液吐出期間内すなわち塗布タイミング内に設
定されている。そこで、最初に有効面15内に向かい洗浄
剤を吐出することにより、有効面15内にいわば洗浄液の
膜が生じ、たとえ有効面15外から剥がれた洗浄カスが有
効面15内に流れてきても付着しにくく、有効面15に所定
のパターンの膜を品質良く形成できる。
【0017】また、有効面15外の枠部14などに対する洗
浄圧力を多少上げることにより、有効面15外の洗浄効率
を向上できるとともに、この場合にも、膜状の洗浄液に
より有効面15内への衝撃が吸収され、画素が落ちるよう
な欠陥がパターンに生じにくく、有効面15の内外を効率
よく洗浄できる。
【0018】さらに、有効面15外に向かう洗浄剤の吐出
を停止した後、有効面15に向かう洗浄剤の吐出を停止す
るため、有効面15内は最後まで有効面15外からの洗浄カ
スなどに汚染されにくく、良好な洗浄効果を得ることが
でき、有効面に所定のパターンの膜を品質良く形成でき
る。
【0019】このように、本発明のカラー陰極線管の製
造方法によれば、有効面15とこの有効面15を囲む枠部14
とを効果的に洗浄し、有効面15と有効面15外の枠部14と
の蛍光体スラリーを同時に除去でき、最小処理箇所でパ
ネルの内面を簡単に洗浄でき、有効面15に所定のパター
ンの膜を品質良く形成できる。
【0020】なお、本発明は、パネル内面フィルターパ
ターン形成時の現像後のパネル内面洗浄のほか、たとえ
ば、光吸収層形成時の現像後のパネル内面洗浄、光吸収
層形成後のシール面トリミング洗浄などにも適用するこ
とができる。
【0021】
【発明の効果】本発明のカラー陰極線管の製造方法によ
れば、有効面とこの有効面を囲む枠部とを効果的に洗浄
し、有効面に所定のパターンの膜を品質良く形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のカラー陰極線管の製造方法の一実施の
形態を示す一部の斜視図である。
【図2】同上洗浄液の塗布タイミングを示すグラフであ
る。
【符号の説明】
11 パネル 15 有効面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H096 AA27 AA30 GA26 HA01 3B201 AA26 AA46 AB42 BB23 BB32 BB92 5C028 HH01 HH12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルの有効面に所定のパターンの膜を
    形成する膜形成工程を備えた陰極線管の製造方法であっ
    て、 前記膜形成工程は、 前記有効面に前記膜の材料を被着する材料被着工程と、 前記有効面に被着された材料を所定のパターンで固着さ
    せるパターン固着工程と、 固着されない材料を洗浄する洗浄剤の前記有効面内に向
    かう吐出を開始し、次いで、固着されない材料を洗浄す
    る洗浄剤の前記有効面外に向かう吐出を開始し、次い
    で、前記有効面外に向かう洗浄剤の吐出を停止し、次い
    で、前記有効面に向かう洗浄剤の吐出を停止する洗浄工
    程とを具備したことを特徴とした陰極線管の製造方法。
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