JP2000137609A - 遊技用演算処理装置及び遊技用演算処理方法 - Google Patents

遊技用演算処理装置及び遊技用演算処理方法

Info

Publication number
JP2000137609A
JP2000137609A JP10308588A JP30858898A JP2000137609A JP 2000137609 A JP2000137609 A JP 2000137609A JP 10308588 A JP10308588 A JP 10308588A JP 30858898 A JP30858898 A JP 30858898A JP 2000137609 A JP2000137609 A JP 2000137609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game program
game
key
writing
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10308588A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000137609A5 (ja
JP3791654B2 (ja
Inventor
Sadao Ioki
定男 井置
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP30858898A priority Critical patent/JP3791654B2/ja
Publication of JP2000137609A publication Critical patent/JP2000137609A/ja
Publication of JP2000137609A5 publication Critical patent/JP2000137609A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3791654B2 publication Critical patent/JP3791654B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御基板が暗号化遊技プログラムと一緒に第
三者の手に渡った場合でも、遊技プログラムの解読を事
実上不可能にし、以って裏ロムやぶら下がり基板などの
不正部品の製作を阻止する。 【解決手段】 外部から取り込まれた暗号化遊技プログ
ラムをあらかじめ格納手段に格納された鍵を用いて復号
化し、該復号化された遊技プログラムを不揮発性記憶手
段に書き込んだ後、前記鍵を消去又は意味のないコード
に変更する。例えば、制御基板が暗号化遊技プログラム
と一緒に第三者の手に渡った場合でも、復号化に欠かせ
ない“鍵”が入手できないから、遊技プログラムの解読
を事実上不可能にでき、以って裏ロムやぶら下がり基板
などの不正部品の製作を阻止して遊技業界全般の健全な
発展に寄与できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機(通称
パチンコ遊技機)や回胴式遊技機(通称スロットル遊技
機)などの遊技制御を司る遊技用演算処理装置及び遊技
用演算処理方法に関し、特に法令(風営法第二十条:遊
技機の規制及び認定等)の規定に反する不正な制御を排
除して遊技業界全般の健全な発展に寄与する遊技用演算
処理装置及び遊技用演算処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】弾球遊技機や回胴式遊技機など(以下、
遊技機という)の遊技制御は相当複雑で、その制御手段
としてマイクロコンピュータは欠かせない存在である
が、近年、マイクロコンピュータに特有の手口を用いた
不正行為、例えば、裏ロムやぶら下がり基板の組み込み
が後を絶たず、憂慮すべき社会問題となっている。
【0003】裏ロムとは、例えば、ある手順を行うと大
当たりが発生するように改竄(かいざん)された遊技プ
ログラムを収めたROM(Read Only Memory)のことで
ある。また、ぶら下がり基板とは、遊技機本体と遊技制
御装置の間に介在して大当たりにつながる偽の始動入賞
信号を発生する電子回路を搭載した基板(その多くは正
規のケーブルやコネクタに似せて偽装されている)のこ
とである。これらの不正部品が組み込まれた遊技機は、
一見して普通の台と変わらないうえ、一般客が遊んでい
る限り大当たりの回数や出玉数が異常に多くならないの
で、不正の発見は困難である。
【0004】ところで、上記不正部品の製作には、電子
回路やコンピュータ一般の高度な知識に加え、さらに、
遊技機に組み込まれた遊技プログラムの子細な分析検討
が欠かせない。大当たり発生の仕掛けや大当たり発生に
つながる適正な始動入賞信号のタイミングなど、どれを
とっても遊技プログラムの制御仕様に大きく関係するか
らである。
【0005】図8は、マイクロコンピュータのプログラ
ム開発過程を大まかに示す図である。この図は、第三者
機関によって発行された正当性確認情報の書込み手続き
を含まない点で、遊技機の開発スタイルと若干相違する
が、純粋なプログラム開発だけに注目すれば、本質的に
同一である。
【0006】原始プログラムはマイクロコンピュータの
アーキテクチャに対応したアセンブリ言語で記述された
ソースプログラムである。この段階のプログラムは、デ
バッグ性などを考慮して可読性のあるシンボリックな表
現になっており、しかもコメント等の注釈が随所に書き
込まれているため、アセンブラの知識さえあれば、その
機能の子細な分析検討が容易であることから、一般にフ
リーウェアや一部のシェアウェアソフトを除き非公開
で、外部への持ち出しは厳格に規制されているところで
ある。
【0007】アセンブラは原始プログラム(ソースプロ
グラム)を機械語に翻訳するツールである。機械語に翻
訳されたプログラムは目的プログラムとも呼ばれ、命令
はコードに、ラベル(アドレス)は対応する記憶装置の
実アドレスに置き換えられているので、そのままマイク
ロコンピュータで実行することができる。この段階のプ
ログラム(目的プログラム)はコメント等が取り除かれ
ており、かつ、シンボリックな表現もなくなっているた
め、原始プログラムと比べて可読性が低いものの逆アセ
ンブリを施すことによって、ソースプログラム(但し、
コメントは再生されない)を再現することが可能である
から、同様に外部への持ち出し等を厳格に規制すべきで
あるが、目的プログラムのインストール(一般にROM
への書込み)を別の場所で行わなければならないことが
多く、様々な人の手に渡る機会が増えるから、目的プロ
グラムの流出回避対策は相当困難であることが実状であ
る。
【0008】そこで、本件出願人は、アセンブラを通し
た後の目的プログラムを暗号化(以下「暗号化遊技プロ
グラム」と言う)するとともに、その暗号化遊技プログ
ラムを復号化する際に必要なキー情報を同様に暗号化
(以下「暗号化生成復号キー」という)し、且つ、暗号
化生成復号キーを復号化するのに必要なキー情報(固定
復号キー)をあらかじめ遊技制御基板に組み込み、上記
二つの暗号化情報(暗号化遊技プログラムと暗号化生成
復号キー)をインストール部門に渡すことにより、万が
一の流出に際して遊技プログラムの秘匿性を高めた技術
を提案している(特願平10−303478号/平成1
0年10月26日)。
【0009】これによれば、仮に暗号化された遊技プロ
グラムや暗号化生成復号キーが第三者の手に渡っても、
暗号化生成復号キーを復号化するためのキー情報(固定
復号キー)を入手しない限り、遊技プログラムを復号化
できないので、第三者は原始プログラム(復号化された
遊技プログラムと同等である)の内容を理解できず、し
たがって、遊技プログラムを自分達の都合に合わせて変
更できないから、遊技プログラムの改竄を防止し、例え
ば、裏ロムやぶら下がり基板などの不正部品の作製を阻
止できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記提
案の技術にあっては、目的プログラムそのものの秘匿性
を向上できるものの、復号化に必要なキー情報(固定復
号キー)や復号化のための回路を遊技機の制御基板に組
み込んでいるため、例えば、上記二つの暗号化情報(暗
号化遊技プログラムと暗号化生成復号キー)と一緒に制
御基板が第三者の手に渡った場合には、遊技プログラム
の解読を許してしまう可能性を否定できないと言う問題
点がある。
【0011】そこで、本発明は、制御基板が暗号化遊技
プログラムと一緒に第三者の手に渡った場合でも、遊技
プログラムの解読を事実上不可能にし、以って裏ロムや
ぶら下がり基板などの不正部品の製作を阻止して遊技業
界全般の健全な発展に寄与する遊技用演算処理装置の提
供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の遊技用演
算処理装置は、遊技プログラムを収める不揮発性記憶手
段と、前記遊技プログラムを実行して遊技機の遊技制御
を行う演算処理手段と、前記遊技プログラムの実行に必
要な作業領域を提供する揮発性記憶手段とを備えた遊技
用演算処理装置において、所定のアルゴリズムで暗号化
された遊技プログラムを外部から取り込む取り込み手段
と、復号化のための鍵をあらかじめ格納した格納手段
と、外部から取り込まれた遊技プログラムを前記格納手
段の鍵を用いて復号化する復号化手段と、該復号化され
た遊技プログラムを前記不揮発性記憶手段に書き込む書
込み手段と、を設け、且つ、前記復号化された遊技プロ
グラムを前記不揮発性記憶手段に書き込んだ後に前記格
納手段に格納されている鍵を消去又は意味のないコード
に変更する鍵変更手段、を備えたことを特徴とする。請
求項2記載の遊技用演算処理装置は、遊技プログラムを
収める不揮発性記憶手段と、前記遊技プログラムを実行
して遊技機の遊技制御を行う演算処理手段と、前記遊技
プログラムの実行に必要な作業領域を提供する揮発性記
憶手段とを備えた遊技用演算処理装置において、所定の
アルゴリズムで暗号化された第1の鍵を外部から取り込
む第1の取り込み手段と、所定のアルゴリズムで暗号化
された遊技プログラムを外部から取り込む第2の取り込
み手段と、第2の鍵をあらかじめ格納した格納手段と、
外部から取り込まれた第1の鍵を前記第2の鍵を用いて
復号化する第1の復号化手段と、外部から取り込まれた
遊技プログラムを前記復号化された第1の鍵を用いて復
号化する第2の復号化手段と、該復号化された遊技プロ
グラムを前記不揮発性記憶手段に書き込む書込み手段
と、を設け、且つ、前記復号化された遊技プログラムを
前記不揮発性記憶手段に書き込んだ後に前記格納手段に
格納されている第2の鍵を消去又は意味のないコードに
変更する鍵変更手段と、前記復号化された遊技プログラ
ムを前記不揮発性記憶手段に書き込んだ後に前記第1の
復号化手段及び第2の復号化手段の論理構成を変更する
論理構成変更手段と、を備えたことを特徴とする。請求
項3記載の遊技用演算処理方法は、不揮発性記憶手段に
収められた遊技プログラムを実行して遊技機の遊技制御
を行う遊技用演算処理方法において、復号化のための鍵
をあらかじめ格納する第一のステップと、所定のアルゴ
リズムで暗号化された遊技プログラムを外部から取り込
む第二のステップと、外部から取り込まれた遊技プログ
ラムを前記第一のステップで格納された鍵を用いて復号
化する第三のステップと、該復号化された遊技プログラ
ムを前記不揮発性記憶手段に書き込む第四のステップ
と、を含み、且つ、前記復号化された遊技プログラムを
前記不揮発性記憶手段に書き込んだ後に前記第一のステ
ップで格納されていた鍵を消去又は意味のないコードに
変更する第五のステップ、を含むことを特徴とする。請
求項4記載の遊技用演算処理方法は、不揮発性記憶手段
に収められた遊技プログラムを実行して遊技機の遊技制
御を行う遊技用演算処理方法において、復号化のための
第1の鍵をあらかじめ格納する第一のステップと、所定
のアルゴリズムで暗号化された第2の鍵を外部から取り
込む第二のステップと、所定のアルゴリズムで暗号化さ
れた遊技プログラムを外部から取り込む第三のステップ
と、外部から取り込まれた第2の鍵を前記第1の鍵を用
いて復号化する第四のステップと、外部から取り込まれ
た遊技プログラムを前記復号化された第2の鍵を用いて
復号化する第五のステップと、該復号化された遊技プロ
グラムを前記不揮発性記憶手段に書き込む第六のステッ
プと、を含み、且つ、前記復号化された遊技プログラム
を前記不揮発性記憶手段に書き込んだ後に前記第一のス
テップで格納されていた第1の鍵を消去又は意味のない
コードに変更する第七のステップと、前記復号化された
遊技プログラムを前記不揮発性記憶手段に書き込んだ後
に前記第四のステップ及び第五のステップの処理内容を
変更する論理構成変更手段と、を含むことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、多
数のパチンコ遊技機を設置した遊技店(以下「ホール」
という)を例にして図面を参照しながら説明する。 1.ホールの全体構成 図1はホールの全体構成を示すブロック図である。図1
において、1はホールであり、ホール1にはCR(カー
ドリーダ)式の遊技機10j(jはa、b…;以下同
様)が多数設置されたパチンコ島11、状態変化情報記
録装置JR、補助状態変化情報記録装置JRs、履歴処
理装置12、カウンタ用コンピュータCC、FAX装置
13、事務所用コンピュータHC、プリンタ14、通信
制御装置15〜18、玉計数機19、島金庫20、監視
カメラシステム21、アナウンスシステム22及び設定
・検査装置23などが配置されている。なお、設定・検
査装置23は、必要の都度、店内ネットワーク37に接
続される。
【0014】パチンコ島11は、情報収集BOXとも呼
ばれる情報収集端末装置31a、31b(以下適宜に
「情報収集端末装置31」で代表する)、遊技機10
a、10b(同「遊技機10」)、カード式球貸装置3
2a、32b(同「カード式球貸装置32」)、球切装
置33a、33b(同「球切装置33」)、パルスタン
ク34a、34b(同「パルスタンク34」)及びネッ
トワーク中継装置35(例えば、ルータ)を備えてい
る。なお、パチンコ島11はホール1に複数配置される
が、それぞれの“島”は類似(但し、島ごとに遊技機の
機種が異なることが多い)する構成のため、ここでは1
つのパチンコ島11について説明することにする。
【0015】ネットワーク中継装置35は1つのパチン
コ島11について、それぞれ1台ずつ配置されるが、そ
の他の各装置(例えば、情報収集端末装置31、球切装
置33、パルスタンク34)は遊技機10a、10bと
同数だけ(すなわち、遊技機10と対をなして)配置さ
れている。
【0016】遊技機10a、10bは、遊技状態を制御
する遊技制御装置41a、41b(以下適宜に「遊技制
御装置41」で代表する)をそれぞれ有しており、遊技
制御装置41は役物の制御を行う後述の遊技用演算処理
装置(図4及び図5の演算処理装置200を参照;これ
は、いわゆるアミューズチップ用のICであり、その詳
細は後述する)を内蔵している。遊技制御装置41は遊
技制御基板やその基板を収納するケース等を含む。
【0017】遊技機10の側方にはカード式球貸装置3
2が配置されており、プリペイドカード(PC)を使用
した球の貸出し操作等は遊技機10から行うことが可能
である。球切装置33は遊技機10の補給タンクへパチ
ンコ島11から球を補給するもので、例えば、球が10
個補給される毎に1パルスとなる信号(後述の図2に示
す補給球数信号)が球切装置33から出力される。パル
スタンク34は遊技機10から外部に回収された遊技終
了後の球を計数するもので、パルスタンク34からは、
例えば、球の10個流出(回収)ごとに1パルスとなる
信号(後述の図2に示す回収球数信号)が出力される。
【0018】情報収集端末装置31a、31bは、それ
ぞれ、PJ1及びPJ2並びに分配回路42a、42b
(以下適宜に「分配回路42」で代表する)を備えてい
る。分配回路42は遊技機10、カード式球貸装置3
2、球切装置33及びパルスタンク34に接続され、こ
れらの各装置から入出力される信号をPJ1やPJ2に
分配して転送する。例えば、分配回路42は、PJ1に
対して売上信号、補給球数信号、回収球数信号、大当り
信号、特図回転信号、確変信号及びアミューズ通信信号
を分配して転送し、PJ2に対して打止信号、金枠開閉
信号、木枠開閉信号、空皿信号(遊技機10の貯留タン
クにパチンコ島11から補給される球量が少なくなった
ことを検出する信号)、異常信号(不正な電磁波を出す
等の不正な磁気力及び電磁波を検出する信号)及び電源
断信号を分配して転送する。
【0019】PJ1は売上信号、補給球数信号、回収球
数信号、大当り信号、特図回転信号及び確変信号並びに
遊技制御装置41から入出力されるアミューズ通信信号
に基づいて、自分が受け持つ遊技機10及び遊技設備装
置より出力された遊技情報と、PJ2から転送された遊
技情報(状態変化情報)とを併せて演算加工し、収集し
た遊技情報より遊技情報の変化を検出する処理等を行う
とともに、遊技用演算処理装置200の正当性判定(真
偽判定)も行うもので、その詳細なブロック構成は後述
する。
【0020】PJ2は遊技機10及び遊技設備装置より
収集した主に遊技機10を監視するための状態変化情報
(例えば、金枠開放信号、空皿信号等)をPJ1へ転送
する処理やPJ1から発射停止要求があった場合に遊技
機10を不能動化する処理等を行う。ネットワーク中継
装置35は、例えば、ルータ(Router)の機能を有し、
島内ネットワーク36と店内ネットワーク37の間を中
継接続する装置である。なお、島内ネットワーク36や
店内ネットワーク37にはLON(米国エシャロン社に
よって開発されたLON(Local Operating Network:
エシャロン社登録商標)が採用されている。
【0021】パチンコ島11は店内ネットワーク37を
介してJR、JRs、履歴処理装置12、CC、HC、
通信制御装置15〜18及び設定・検査装置23と接続
されている。島内ネットワーク36、ネットワーク中継
装置35及び店内ネットワーク37は、全体としてPJ
1、PJ2、JR、CC及びHCの間を接続する通信網
61(「LON通信網」と言うこともある)を構成す
る。
【0022】JRはホール1に1台ずつ設けられてい
る。例えば、遊技機500台に対して1台設置されてい
る。又は、複数階がある場合には各階毎に1台ずつ設置
されることもある。JRは各パチンコ島11のPJ1か
ら通報される遊技情報(状態変化情報)を遊技機毎に整
理して記録し、JRsはJRをバックアップする。
【0023】履歴処理装置12は通信網37に接続され
ているPJ1、PJ2、JR、JRs等からのエラー情
報を記録する装置であり、エラー履歴を事後に分析して
故障の発生したノード(PJ1、PJ2、JR、JRs
等が接続されたノード)を特定するためのものである。
【0024】CCとしては、汎用のパーソナルコンピュ
ータを使用することができる。CCは当日の遊技機10
の状態変化情報をJR若しくはJRsをポーリングして
収集し、状態変化を検出して表示する処理を行う。一般
に状態変化情報の中で大当りや確率変動は、CCで当該
事象が発生した遊技機10の詳細な遊技情報も確認した
い場合が普通なので、この特定の状態変化の場合は直接
に該当する遊技機10のPJ1から遊技情報を収集し、
先の状態変化情報と併せて詳細な遊技情報を表示する。
また、JRがトラブルを起こして情報を収集できない場
合は、直ちにバックアップ用のJRsに切り替えて同様
の情報収集と表示を行う。
【0025】さらに、CCで所望の遊技機10の遊技情
報を確認したい場合は、直接該当するPJ1から遊技情
報を収集して表示する機能もある。CCとHCとの間は
専用のネットワークケーブル62(例えば、イーサネッ
ト)で接続されており、CCで売上や機種情報及び時系
列情報等の経営情報を確認したい場合は、HCから当該
情報を入手して表示できるようになっている。
【0026】なお、CCにはFAX装置13が接続され
ており、CCで収集分析した情報を所定の印刷フォーマ
ットに加工して外部に送信することができる。
【0027】HCにも汎用のパーソナルコンピュータを
使用することができる。HCは当日や過去分の遊技情報
を元にして経営判断に資する各種情報を生成するもので
あり、PJ1若しくはPJ2を所定間隔毎にポーリング
して遊技情報を収集し、ハードディスクなどに記録する
とともに、所定のフォーマットで表示したり印刷したり
できるものである。また、HCで特定の遊技機10の遊
技情報を確認したい場合は、直接該当するPJ1から遊
技情報を収集して表示する機能もある。さらに、HCで
遊技機10の状態変化情報(リアル系の情報)を確認し
たい場合は、ネットワークケーブル62を介してCCか
ら当該情報を入手して表示することもできる。なお、H
Cにはプリンタ14が接続されており、収集した情報を
所定のフォーマットで印刷可能である。CC及びHCは
遊技店1の全体的な遊技情報を管理する管理装置を構成
する。
【0028】通信制御装置15〜18は玉計数機19、
島金庫20、監視カメラシステム21及びアナウンスシ
ステム22と店内ネットワーク37との間の通信インタ
ーフェースを行う装置である。
【0029】玉計数機19は遊技者が獲得した球(例え
ば、景品交換のため)の計数を行い、計数値をCC及び
HCに転送するとともに、当該遊技者に対して景品交換
用の計数結果紙片をプリントアウトして出力する。島金
庫20はホール1に設けられた両替機や現金式球貸装置
等から回収した硬貨及び紙幣を収納する装置であり、現
在の収納金額をHC及びCCに逐一転送する。
【0030】監視カメラシステム21はホール1内に配
置された監視カメラを管理して、撮像された画像を記録
するシステムであり、アナウンスシステム22はホール
1内のアナウンスを手動及び自動的に行うシステムであ
る。
【0031】設定・検査装置23には、例えばノート型
のパーソナルコンピュータを使用することができる。設
定・検査装置23は必要に応じて店内ネットワーク37
に接続することができ、接続時にLON通信網のアカウ
ントを自動取得し、任意のPJ1に接続された遊技機1
0(の遊技制御装置41に内蔵されている遊技用演算処
理装置200)をアクセスして正当性判定のための固有
IDを設定することができるものである。
【0032】既述のとおり、設定・検査装置23は“必
要の都度”、店内ネットワーク37に接続される。必要
の都度とは、例えば、新台に入れ替える場合であり、入
れ替え後に設定・検査装置23を店内ネットワーク37
に接続し、新台のPJ1を介してその台(入れ換えられ
た遊技機10)の遊技制御装置41に内蔵されている遊
技用演算処理装置200をアクセスして正当性判定のた
めの固有IDを設定する。
【0033】なお、PJ1で遊技用演算処理装置200
の正当性を判定する場合に、上記のような固有IDの判
定に加えて、遊技プログラムを判定情報として使用して
もよく、その場合には遊技用演算処理装置200に内蔵
されている遊技プログラムと同一の基準遊技プログラム
を設定・検査装置23からPJ1に設定する。PJ1は
遊技用演算処理装置200から遊技プログラムを読み出
し、設定された基準遊技プログラムと比較して正当性の
判定を行う。
【0034】但し、後の説明でも明らかになるが、本実
施の形態の遊技用演算処理装置200から読み出された
遊技プログラムは、所定の方式で暗号化されたものであ
るため、比較対照のための遊技プログラム(設定・検査
装置23からPJ1に設定する遊技プログラム)も同じ
方式で暗号化されたものでなければならない。かかる正
当性判定の作業では両プログラムの一致性を調べ、一致
しないビットが一つでもあれば故障または改竄されたプ
ログラムであると判断するだけなので、作業者に対して
プログラムの内容を全く知らしめなくても一向に構わな
い。
【0035】一方、暗号化された遊技プログラムは秘匿
性が相当高く、かかる正当性判定の段階で仮に当該プロ
グラムが流出したとしても、暗号化されていない遊技プ
ログラムに比べてその内容の分析等が極めて困難である
から、裏ロムやぶら下がり基板などの不正部品の製作を
阻止できる。
【0036】2.PJ1の構成 次に、PJ1のブロック構成について説明する。図2は
PJ1のブロック図である。図2において、PJ1はC
PU51、ROM52、RAM53、EEPROM5
4、バックアップ電源55、発振回路56、通信制御装
置57、出力インターフェース(I/F)58、入力イ
ンターフェース(I/F)59及びバス60を備えてい
る。
【0037】CPU51はROM52に格納されている
処理プログラムに基づいて自分が受け持つ遊技機10及
び遊技設備装置より出力された遊技情報と、PJ2より
転送された遊技情報(状態変化情報)を併せて演算加工
し、収集した遊技情報より遊技情報の変化を検出する処
理等を行うとともに、遊技用演算処理装置200の正当
性判定も行う。ROM52は遊技用演算処理装置200
の正当性判定を行う処理プログラムや遊技情報の収集・
加工等のための処理プログラムを格納しており、RAM
53はワークエリアとして用いられる。
【0038】EEPROM54は当該PJ1に接続され
た遊技用演算処理装置200の固有IDを記憶する。E
EPROM54への固有IDの格納手続きは、設定・検
査装置23によって行われる。また、EEPROM54
は状態変化情報の監視用の設定値も記憶する。この設定
値はCC若しくはHCによって設定される。
【0039】バックアップ電源55はRAM53の記憶
情報を停電時も保持するための電源である。発振回路5
6はCPU51に制御クロック信号を供給し、通信制御
装置57は島内ネットワーク36を介して当該PJ1と
他のネットワーク端末との間の通信制御を行う。また、
通信制御装置57には装置毎に異なる監視装置IDが格
納されており、監視装置IDは情報の送受信を行う際に
当該PJ1を識別するために使用される。
【0040】出力インターフェース58は遊技機10と
CPU51との間の出力インターフェース処理を行うも
ので、出力インターフェース58から遊技機10の遊技
制御装置41に対してアミューズ通信信号(例えば、プ
ログラム要求コマンド)が出力される。
【0041】入力インターフェース59は遊技機10及
び遊技設備装置(球貸装置32等)とCPU51との間
の入力インターフェース処理を行うもので、アミューズ
通信信号、カード式の球貸装置32Cからのカードによ
る売上信号、現金式の球貸装置32Gからの現金による
売上信号、球切装置33からの補給球数信号、パルスタ
ンク34からの回収球数信号、遊技制御装置41からの
特図回転信号(特図の回転を知らせる信号)、大当り信
号、確変信号(確率変動中及び大当り遊技中に、それを
知らせる信号)がそれぞれ入力されるようになってい
る。
【0042】ここで、PJ1及びPJ2は、全体とし
て、遊技機10の遊技制御装置41に含まれる遊技用演
算処理装置200の固有IDを監視して当該遊技用演算
処理装置200の正当性を評価する監視装置を構成す
る。
【0043】3.遊技機の構成 図3は遊技機10を示す図であり、遊技機10は額縁状
の前面枠71と、ガラスを支持する金枠(ガラス枠)7
2と、遊技領域が形成された遊技盤73と、前面表示パ
ネル74と、前面表示パネル74の下方に設けられた操
作パネル75とを有している。前面枠71は遊技機10
を設置している木製の機枠(図示略)に対して上部蝶番
77及び下部蝶番78によって開閉可能に支持され、金
枠72は前面枠71に開閉可能に支持されている。
【0044】表示パネル74は一端側が前面枠71に開
閉可能に支持され、賞球を受ける上皿81が形成される
とともに、上皿81の球を球貯留皿(受皿ともいう)8
2に移すために両者を接続する通路を開閉するための開
閉レバー83が設けられている。操作パネル75には、
灰皿84及び前述の球貯留皿82が形成されるととも
に、球貯留皿82に貯留された球を外部下方に抜くため
の球抜きレバー85が設けられている。また、操作パネ
ル75の右端部側には玉発射用の操作ノブ86が設けら
れており、遊技機10の前面枠71の上部には大当り時
に点灯又は点滅する大当り表示器87が設けられてい
る。
【0045】遊技盤73には前面の略円形領域をガイド
レール88で取り囲んだ遊技領域が形成されており、こ
の遊技領域には、複数の識別情報(いわゆる特別図柄;
以下「特図」という)を複数列で変動表示する特図表示
装置89、大入賞口を有する特別変動入賞装置90、特
図始動口として機能する普通変動入賞装置91(いわゆ
る普電)、普通変動入賞装置91に設けられた普通図柄
(いわゆる普図;以下「普図」という)を表示する普図
表示装置92、スルーチャッカー形式の複数の普図始動
ゲート93、複数の一般入賞口94、風車と呼ばれる複
数の打球方向変換部材96、左右のサイドランプ97、
98、アウト穴99などが備えられている。
【0046】そして、普通変動入賞装置91内の入賞流
路には特図始動スイッチ100が、普図始動ゲート93
内の通過流路には普図始動ゲートスイッチ103が、そ
れぞれ設けられている。また、特別変動入賞装置90の
大入賞口内における継続入賞流路には継続スイッチ10
2が、一般入賞流路にはカウントスイッチ101がそれ
ぞれ設けられている(上記各スイッチは図4参照)。
【0047】特図表示装置89の上部には前述した一般
入賞口94が配置され、また、4個の特図始動記憶表示
器105が設けられており、普通変動入賞装置91に
は、4個の普図始動記憶表示器106が設けられてい
る。普図表示装置92は、例えば、一桁の数字を表示す
る7セグメントの表示部を有する液晶又はLED等より
なる表示器であり、この場合、普通図柄(普図)は一桁
の数字である。始動記憶表示器105、106は、特図
あるいは普図の始動記憶数をそれぞれ表示するものであ
る。
【0048】特図始動スイッチ100は普通変動入賞装
置91に玉が入賞したことを検出し、普図始動ゲートス
イッチ103は普図始動ゲート93を玉が通過したこと
を検出し、カウントスイッチ101は特別変動入賞装置
90の大入賞口に入った全ての玉を検出し、継続スイッ
チ102は大入賞口に入った玉のうち継続入賞(いわゆ
るV入賞)した玉を検出する。
【0049】なお、遊技盤73の遊技領域には、天釘や
ヨロイ釘などと呼ばれる多数の障害釘が設けられている
が、ここでは図面の輻輳を避けるために省略している。
また、遊技盤73には、その他の各種装飾ランプやLE
D等が設けられていてもよい。
【0050】また、遊技盤における遊技領域の種類は、
いわゆる「第1種」に属するものや図柄表示装置を備え
た「第3種」に属するものを含め種々のものがあるが、
本発明は何れの種類にも適用できる。要は、遊技制御を
司る遊技用演算処理装置200を備えるものであればよ
い。ちなみに、本実施の形態のものは「第1種」に属す
るタイプである。
【0051】4.遊技制御装置の構成 図4は遊技制御装置41のブロック図であり、遊技制御
装置41は、パチンコ遊技等に必要な役物制御を行うマ
イクロコンピュータからなる遊技用演算処理装置200
と、水晶の固有振動数を分周して所定のクロック信号を
発生する発振器111と、このクロック信号を更に分周
して所定周期(例えば、2ms周期)のパルス信号(リ
セット割込み信号RST)を発生する割込み信号発生回
路118と、各種センサ信号を入力する入力インターフ
ェース112と、各種駆動信号を出力する出力インター
フェース113と、遊技に必要な効果音(機械音又は音
声若しくはその双方)を生成するサウンドジェネレータ
114と、サウンドジェネレータ114からの効果音信
号を増幅して遊技機10の所定箇所に設置されたスピー
カー115に出力するアンプ116と、遊技制御装置4
1と情報収集端末装置31j(図1の情報収集端末装置
31a、31b参照)との間で信号の受け渡しを行う外
部通信用端子117と、を含んで構成される。
【0052】入力インターフェース112には、特図始
動スイッチ100、カウントスイッチ101、継続スイ
ッチ102、普図始動ゲートスイッチ103及びセーフ
センサ104からの信号が入力される。セーフセンサ1
04は入賞した遊技球を検出する。出力インターフェー
ス113からは、情報収集端末装置31に遊技情報を出
力するための外部情報端子119、特図表示装置89の
表示制御を行う表示制御装置120、特別変動入賞装置
90である大入賞口を開閉駆動する大入賞口ソレノイド
121、特図始動記憶表示器105、普図表示装置9
2、普通変動入賞装置91を駆動する普通電動役物ソレ
ノイド122、普図始動記憶表示器106、入賞球に対
応して賞球の排出を制御する賞球排出回路123、各種
装飾ランプ、LED(例えばサイドランプ97、98等
を含む装飾具)124に制御信号が出力される。
【0053】5.遊技用演算処理装置200の構成 図5は遊技用演算処理装置200のブロック図である。
図5において、遊技用演算処理装置200はいわゆるア
ミューズチップ用のICとして製造され、遊技制御を行
う遊技領域部200Aと情報管理を行う情報領域部20
0Bに区分される。
【0054】まず、遊技領域部200AはCPUコア2
01(演算処理手段、鍵変更手段)、ROM202(不
揮発性記憶手段)、RAM203(揮発性記憶手段)、
外部バスインターフェース(I/F)204a、バス切
り換え回路204b、乱数生成回路205、クロックジ
ェネレータ206、リセット/割込制御回路207、ア
ドレスデコーダ208、出力制御回路209及びバス2
10により構成される。
【0055】CPUコア201は遊技制御のための演算
処理を行い、ROM202はその制御プログラム(遊技
プログラム202a)を格納するとともに、所定領域に
正当性確認情報を記憶している。正当性確認情報とは、
遊技用演算処理装置200の正当性の簡易チェックを行
う場合の情報であり、例えば、後述の書込終了コード2
13a、初期設定情報213b、メーカコード(遊技機
の製造メーカ毎に割り振られた固有のコード)、認定コ
ード及び固有IDを使用して所定の演算(例えば、各情
報を加算演算したチェックサム、CRC等の演算)を行
った結果値である。正当性確認情報は第3者機関あるい
は遊技機の製造メーカがROM202に遊技プログラム
202aを書き込む際に、所定の領域に書き込まれる。
なお、遊技機の製造メーカが書き込み際には、その結果
値だけが第3者機関から知らされる。
【0056】遊技用演算処理装置200の簡易チェック
を行う場合、遊技用演算処理装置200の電源立ち上が
り時に、遊技用演算処理装置200自身が演算した演算
値と、遊技プログラム202aが格納されているROM
202の所定領域に予め書き込まれている正当性確認情
報(すなわち、第3者機関等によって予め設定された結
果値)とを比較判定することで、簡易的な遊技用演算処
理装置200のチェックを可能にする構成になってい
る。
【0057】RAM203は、遊技領域部200Aにお
ける遊技プログラム202aに基づく処理を実行する際
にワークエリア(作業領域)として用いられるものであ
る。
【0058】外部バスインターフェース204aは、メ
モリリクエスト信号MREQ、入出力リクエスト信号I
ORQ、メモリ書込み信号WR、メモリ読み出し信号R
D及びモード信号MODEなどのインターフェースをと
るものであり、また、バス切り換え回路204bは、1
6ビットのアドレス信号A0〜A15や8ビットのデー
タ信号D0〜D7のインターフェースをとるものであ
る。
【0059】例えば、MODE信号を[H]レベルにし
た状態で、アドレス信号A0〜A15を順次にインクリ
メントしながら、データ信号D0〜D7を加えると、R
OM202への書き込みモードとなって遊技機の製造メ
ーカあるいは第3者機関による遊技プログラム202a
の書き込みが可能になる。なお、書き込みモードは遊技
プログラムの書き込みを可能にするものであり、後述の
ブートプログラムを書き込みできるようにするものでは
ない。
【0060】また、ROM202への遊技プログラム2
02aの書き込みが終了すると、後述のパラメータメモ
リ213の所定領域に書込終了コード213aが記録
(例えば、所定のコード若しくは所定ビットを物理的に
切断することで記録)されるようになっており、パラメ
ータメモリ213に書込終了コード213aが記録され
ている場合には、ROM202への新たな遊技プログラ
ムの書き込みができないようになっている。
【0061】乱数生成回路205は遊技の実行過程にお
いて遊技価値(例えば、大当り)を付加するか否か等に
係わる乱数(乱数は、大当たりの決定や停止時の図柄の
決定等に使用)を生成するもので、一様性乱数を生成す
る数学的手法(例えば、合同法あるいはM系列法等)を
利用している。本実施の形態では、機種に関連した情報
を乱数生成の際における種値として利用する。
【0062】クロックジェネレータ206は所定のクロ
ック信号を生成する。リセット/割込制御回路207は
割込み信号発生回路118からのリセット割込み信号R
STを検出してCPUコア201に知らせる。アドレス
デコーダ208は内蔵デバイス及び内蔵コントロール/
ステータスレジスタ群のロケーションをメモリマップド
I/O方式及びI/OマップドI/O方式によりデコー
ドする。出力制御回路209はアドレスデコーダ208
からの信号制御を行って外部端子より8ビットのチップ
セレクト信号(CS0〜CS7)を外部に出力する。バ
ス210はデータバス、アドレスバス及び制御バスを含
むものであり、情報領域部200Bまで延びている。
【0063】次に、遊技用演算処理装置200における
情報管理を行う情報領域部200Bは、復号化・ROM
書込み回路211、ROM212、パラメータメモリ
(格納手段)213、バスモニタ回路214、デュアル
ポート(DPと略す)RAM215、セキュリティメモ
リ216、ステータスメモリ217、制御回路218、
外部通信制御回路219、バス220、バッファ回路2
21及び遊技領域部200Aから延びるバス210の一
部を含んで構成される。
【0064】復号化・ROM書込み回路211は、遊技
領域部200Aに設けられたROM202への遊技プロ
グラム202aの書込みモードの際に使用されるもの
で、モード信号MODEが[H]レベルになっている
間、バス切り換え回路204bを介してアドレス信号A
0〜A15やデータ信号D0〜D7を取り込み、そのデ
ータ信号D0〜D7に含まれる情報(暗号化生成復号キ
ーや暗号化された遊技プログラム)を復号化処理した
後、バス210を介してROM202に出力する(書き
込む)というものである。この復号化・ROM書込み回
路211の詳細は後述する。
【0065】ROM212はブートプログラムを格納し
ており、遊技用演算処理装置200の電源オン時には、
まず、ブートプログラムが立ち上がって、所定の簡易チ
ェックを行い、正常であれば遊技プログラムの所定のア
ドレスに処理を渡すようになっている。パラメータメモ
リ213は、書込終了コード213a及び初期設定情報
213b並びに固定復号キー(発明の要旨に記載の第1
の鍵に相当)213cを格納している。
【0066】書込終了コード213cとは、先にも述べ
たとおり、ROM202に遊技プログラム202aを書
き込んだことを示す情報である。また、初期設定情報2
13bとは、遊技機の製造メーカが遊技プログラム20
2aを書き込む際に、チップセレクト信号CS0〜CS
7の用途(入力用/出力用)を設定するための情報であ
り、例えばCS0、CS1及びCS2を入力用にし、C
S3、CS4、CS5、CS6及びCS7を出力用にす
るという情報である。また、固定復号キー213cは後
述の「暗号化生成復号キー」を復号化(再生)する際の
キー(鍵)となる情報であり、望ましくは、その台に固
有のユニークな情報(その台固有の情報)にすべきであ
るが、コストとの兼ね合いで、例えば、ロット毎に固有
の情報としてもよい。
【0067】ここで、固定復号キー213cは、書込み
終了コード213cが「ROM202に遊技プログラム
202aを書き込んだことを示していない状態」にある
間、暗号化生成復号キーを復号化する際のキーとなり得
る有意な情報を持つが、書込み終了コード213cが
「ROM202に遊技プログラム202aを書き込んだ
ことを示している状態」になった後は、暗号化生成復号
キーを復号化する際のキーとなり得ない無意味な情報
(例えば、オール0など)に変化するようになってい
る。すなわち、一度、ROM202に遊技プログラム2
02aが書き込まれた後は、固定復号キー213cの値
が無意味なコード列に変化するようになっている。
【0068】DPRAM215は、バス210を介して
遊技領域部200A側のRAM203の内容を複写(コ
ピー)して記憶するもので、遊技領域部200A側及び
情報領域部200B側の双方よりアクセスが可能な構成
になっている。
【0069】バスモニタ回路214は、情報領域部20
0B側より遊技領域部200A側のバス210の状態監
視及び制御を行う。ここでの制御とは、RAM203の
内容をDPRAM215に複写する際のタイミング制御
や、遊技プログラム202aを外部に出力する際(遊技
領域部200A側のバス210を開放してROM202
から遊技プログラム202aを読み込んで情報領域部2
00B側より外部に出力する際)のタイミング制御であ
る。なお、遊技プログラム202aは、後述の外部通信
制御回路219で暗号化されてから出力される。
【0070】ここで、DPRAM215へのデータアク
セスについて説明する。DPRAM215には遊技領域
部200Aのバス210(アドレスバス、データバス及
び制御バスを含む)がバッファ回路221を介して接続
されており、RAM203の所定アドレスに情報を書き
込む際に、DPRAM215の同一アドレスにも同一情
報が書き込まれるように複写処理が行われる。但し、制
御バスのうちRD信号(読み出し制御信号)はDPRA
M215に接続されない。
【0071】なお、情報の複写という点で、RAM20
3とDPRAM215については情報の書き込み速度や
好ましい書き込みタイミングが異なることもあるので、
DPRAM215側に接続されるアドレスバス、データ
バス及び制御バスにバッファ回路221を設け、そのバ
ッファ回路221をバスモニタ回路214でコントロー
ル(例えば、RAM203のデータをプールして書き込
むタイミングを遅らせるような制御)するようにし、高
速動作のRAM203の内容を確実にDPRAM215
に複写する(高速動作のRAM203の内容を複写すれ
ばよいので、DPRAM215への複写タイミングは遅
れてもバッファに複写内容を逐次入れておくことで確実
な複写が可能である)。これにより、データのビット落
ち等を防いで確実にデータの複写を行う。
【0072】セキュリティメモリ216(例えば、EE
PROMで構成)には遊技用演算処理装置200の識別
や正当性の判定のために使用する固有ID、メーカコー
ド(遊技機の製造メーカコード)及び認定コード(第3
者機関により検査が合格した遊技機に付与される番号で
認可された遊技機の認可コードである)が書き込まれて
いる。セキュリティメモリ216は、遊技用演算処理装
置200の固有情報(ここでは固有ID)を記憶する固
有情報記憶手段を構成する。
【0073】ステータスメモリ217は、制御回路21
8がDPRAM215の内容を参照して遊技情報の状態
変化情報を検出して書き込むための記憶領域である。D
PRAM215には遊技領域部200A側のRAM20
3に格納されている情報と同一の情報が同一のアドレス
に書き込まれるようになっており、予め遊技領域部20
0A側のRAM203の特定アドレスに遊技情報を書き
込むようにしておけば、情報領域部200B側ではDP
RAM215よりその特定アドレスから情報を取得する
ことで状態変化情報を得ることができる。このように取
り決めをしておかないと、情報領域部200B側でRA
M203の情報の内容がわからないからである。
【0074】制御回路218は情報領域部200B側を
制御するもので、バッファメモリ(図では単に「メモ
リ」と表記してある)を有している。制御回路218
は、例えば、バスモニタ回路214を介してCPUコア
201の動作を監視し、非動作中に遊技領域部200A
のRAM203の内容を情報領域部200BのDPRA
M215へコピーする。また、外部装置であるPJ1か
らのメモリ内容要求指令に応答して情報領域部200B
のDPRAM215の内容を外部へ転送したり、遊技プ
ログラム要求指令に応答してバスモニタ回路214を介
してROM202内の遊技プログラムを外部へ転送した
りする。制御回路218のメモリは、転送時のタイミン
グ調節のために用いられる。
【0075】外部通信制御回路219は前述のPJ1
(図2参照)との通信を行うもので、例えば、外部から
の指令に基づいて演算処理装置200内に格納されてい
る情報(例えば、状態変化情報、遊技プログラム、書込
終了コード及び固有ID等)を暗号化した後、外部へ転
送する等の処理を行う。
【0076】遊技用演算処理装置200では、遊技領域
部200Aと情報領域部200Bがバスモニタ回路21
4を介して独立して動作する。すなわち、情報領域部2
00B側は遊技領域部200AにおけるCPUコア20
1の作動に関係なく(プログラム実行に関係なく)動作
可能である。
【0077】6.復号化・ROM書込み回路211の構
成 図6は、復号化・ROM書込み回路211を含む要部の
ブロック図である。復号化・ROM書込み回路211
は、キー復号回路211a(第1の取り込み手段、第1
の復号化手段)、プログラム復号回路211b(取り込
み手段、復号化手段、第2の取り込み手段、第2の復号
化手段)、プログラム書込み回路211c(書込み手
段)、生成復号キー一時記憶部211d及び遊技プログ
ラム一時記憶部211eを備えており、前述のバス切り
換え回路204b(図5参照)を介して暗号化生成復号
キー300(発明の要旨に記載の鍵又は第2の鍵に相
当)と暗号化遊技プログラム301を取り込み、パラメ
ータメモリ213の固定復号キー213cを用いて暗号
化生成復号キー300を復号化するとともに、復号化さ
れた生成復号キーを用いて暗号化遊技プログラム301
を復号化し、復号化された遊技プログラム202aをR
OM202に書き込むというものである。
【0078】二つの一時記憶部(生成復号キー一時記憶
部211d及び遊技プログラム一時記憶部211e)
は、その名前が示すとおりデータの“一時記憶”を行う
ものであり、記憶期間は少なくとも復号化された遊技プ
ログラムをROM202に書き込むまでの間、言い換え
れば、復号化された遊技プログラムがROM202に書
き込まれた後はその記憶データを完全に消し去るもので
ある。これは、使用済みの遊技機10がホール1から外
されて第三者の手に渡った場合でも、暗号化遊技プログ
ラム301の復号化に用いるキーを不明にするためのセ
キュリティ対策である。
【0079】なお、図では、復号化・ROM書込み回路
211に取り込まれる暗号化生成復号キー300と暗号
化遊技プログラム301がフロッピーディスクに収めら
れているが、これは、何らかの記憶媒体又は通信媒体を
介して取り込まれることを意味するものであって、その
媒体を(フロッピーディスクに)特定するものではな
い。
【0080】ここで、暗号化遊技プログラム301は、
前述のプログラム開発段階における目的プログラムを所
定の暗号化アルゴリズム(特に限定しないが、例えば、
DES:Data Encryption Standardなど)で暗号化した
ものであり、また、その暗号化遊技プログラム301を
復号化するための暗号化生成復号キー300も、同様の
アルゴリズムで暗号化したものである。
【0081】したがって、仮に復号化・ROM書込み
回路211に取り込む前の暗号化遊技プログラム301
を入手したとしても、暗号化生成復号キー300を入手
しなければ暗号化遊技プログラム301の解読を行えな
いから、また、暗号化遊技プログラム301と暗号化
生成復号キー300の両方を入手したとしても、暗号化
生成復号キー300の復号化に必要な固定復号キー21
3cを入手しなければ暗号化生成復号キー300の解読
を行えないから、結局、裏ロムやぶら下がり基板などの
不正部品の作製を阻止して、セキュリティ性を向上でき
るという効果が得られる。
【0082】これは、暗号化遊技プログラム301の復
号化に必要な秘密鍵(生成復号キー)を暗号化したう
え、さらに、その暗号化生成復号キー300の復号化に
必要な秘密鍵(固定復号キー213c)を演算処理装置
200のパラメータメモリ213にあらかじめ書き込ん
だからであり、要するに、鍵を二重にして最後の鍵(固
定復号キー213c)を演算処理装置200に組み込ん
だからであり、最後の鍵さえ第三者の手に渡らなければ
暗号化遊技プログラム301を解読できないからであ
る。
【0083】また、本実施の形態によれば、暗号化遊技
プログラム301を復号化・ROM書込み回路211で
復号化してROM202に書き込むため、若し、その暗
号化遊技プログラム301に改竄個所(又は配布過程で
のビットエラー)がある場合は、復号化の過程で生成復
号化キー300と対応しない部分が生じ、当該部分が壊
れた(正常に復号化されない)ままROM202に書き
込まれるから、CPUコア201で実行される遊技制御
がその部分で異常動作(仕様にない動作;典型的には暴
走)する結果、遊技プログラムの正当性評価(改竄若し
くはバグを含むかどうかの評価)を間接的に行うことが
でき、正当性評価のための特別の回路を要しないという
メリットも得られる。
【0084】なお、本実施の形態では、外部から取り込
んだ暗号化生成復号キー300をキー復号回路211a
で復号化し、この復号化されたキーを用いて暗号化遊技
プログラム301を復号化しているが、これに限らな
い。例えば、暗号化遊技プログラム301の復号化キー
(復号化のための鍵)をあらかじめパラメータメモリ2
13などに記憶しておき、このキーを用いて、暗号化遊
技プログラム301を復号化してもよい。
【0085】これによれば、暗号化遊技プログラム30
1を復号化するのに必要な鍵を内部に保持(例えば、パ
ラメータメモリ213などに記憶)するので、仮に暗号
化遊技プログラム301が第三者の手に渡っても、復号
化のための鍵を入手しない限り、暗号化遊技プログラム
301を復号化することができない。よって、第三者は
原始プログラム(復号化された遊技プログラムと同等で
ある)の内容が理解できないため、遊技プログラムを自
分達の都合に合わせて変更することができず、その結
果、遊技プログラムの改竄を防止でき、例えば、裏ロム
やぶら下がり基板などの不正部品の作製を阻止すること
ができるうえ、さらに、暗号化生成復号キー300を配
布する必要がないので、セキュリティ性を向上できる。
【0086】ところで、以上の説明においては、暗号化
された遊技プログラム(暗号化遊技プログラム301)
とその復号キー(暗号化生成復号キー300)を復号化
・ROM書込回路211に取り込み、あらかじめパラメ
ータメモリ213に保持しておいた固定復号キー213
cを用いて、まず、暗号化生成復号キー300を復号化
し、次いで、復号化された生成復号キーを用いて暗号化
遊技プログラム301を復号化しているが、パラメータ
メモリ213や復号化・ROM書込回路211を含む演
算処理装置200それ自体又は演算処理装置200を搭
載した制御基板若しくは遊技機10全体が第三者の手に
渡った場合、復号化のアルゴリズムなどが知られてしま
い、遊技プログラムの解読の手掛かりを与えてしまうの
で、セキュリティ性の点で充分でない。この弱点は、暗
号化生成復号キー300をパラメータメモリ21などに
内蔵してもまったく変わりない。
【0087】そこで、本発明においては、ROM202
に遊技プログラム202aを書き込んだ後は、遊技プロ
グラムの解読の手掛かりとなる一切の情報を演算処理装
置200から消し去ることをポイントとするものであ
る。
【0088】遊技プログラムの解読の手掛かりとなり得
る情報は(A)パラメータメモリ213に書き込まれた
固定復号キー(B)復号化・ROM書込回路211のキ
ー復号回路211aのロジック情報(C)復号化・RO
M書込回路211のプログラム復号回路211bのロジ
ック情報(D)暗号化生成復号キー300をパラメータ
メモリ213などに書き込んだ場合はその書込み情報で
ある。
【0089】(A)と(D)については、ROM202
に遊技プログラム202aを書き込んだ後で情報を破壊
(意味のないコードに置き換える)すればよい。また、
(B)と(C)については、図7に示すように、復号化
・ROM書込回路211の所要ロジック部分をFPGA
(Field Programmable Gate Array)やFPLA(Field
programmable Logic array)などのプログラマブル論
理素子400(論理構成変更手段)で構成しておき、R
OM202に遊技プログラム202aを書き込んだ後で
外部のプログラム変更回路401から論理構成を変更
(変更の仕方はプログラム論理素子の構造に依存)する
ようにすればよい。なお、変更後の論理構成は全く意味
を成さないデタラメなものにしてもよいが、例えば、他
の復号化アルゴリズムに偽装しておくと、第三者に無駄
な労力を強いるから好ましい。
【0090】以上のとおり改良すれば、仮に暗号化遊技
プログラム301などと一緒に演算処理装置200それ
自体又は演算処理装置200を搭載した制御基板若しく
は遊技機10全体が第三者の手に渡った場合でも、もは
や解読の手掛かりが一切ないから、その暗号化アルゴリ
ズムが持つ本来の秘匿性(例えば、56ビットDESの
場合、7万台のコンピュータで96日間かけなければ解
読できないと言われている)の範囲で高いセキュリティ
性を確保できるという格別の効果が得られる。
【0091】
【発明の効果】請求項1又は請求項3記載の発明によれ
ば、外部から取り込まれた暗号化遊技プログラムをあら
かじめ格納手段に格納された鍵を用いて復号化し、該復
号化された遊技プログラムを不揮発性記憶手段に書き込
んだ後、前記鍵を消去又は意味のないコードに変更する
ので、例えば、制御基板が暗号化遊技プログラムと一緒
に第三者の手に渡った場合でも、復号化に欠かせない
“鍵”が入手できないから、遊技プログラムの解読を事
実上不可能にでき、以って裏ロムやぶら下がり基板など
の不正部品の製作を阻止して遊技業界全般の健全な発展
に寄与することができる。請求項2又は請求項4記載の
発明によれば、復号化に欠かせない“鍵”に加えて、復
号化のアルゴリズムも秘匿できるので、暗号解読の作業
を複雑(多くのアルゴリズムの解読を試さなければなら
ない)にして、遊技プログラムのセキュリティ性をより
一層高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ホールの全体構成を示すブロック図である。
【図2】PJ1のブロック図である。
【図3】遊技機の正面図である。
【図4】遊技制御装置のブロック図である。
【図5】遊技用演算処理装置のブロック図である。
【図6】復号化・ROM書込み回路を含む要部のブロッ
ク図である。
【図7】復号化・ROM書込回路の所要ロジック部分を
プログラマブル論理素子で構成した場合のブロック図で
ある。
【図8】マイクロコンピュータ一般のプログラム開発段
階を示す図である。
【符号の説明】
10 遊技機 201 CPUコア(演算処理手段、鍵変更手段) 202 ROM(不揮発性記憶手段) 202a 遊技プログラム 203 RAM(揮発性記憶手段) 211a キー復号回路(第1の取り込み手段、第1
の復号化手段) 211b プログラム復号回路(取り込み手段、復号
化手段、第2の取り込み手段、第2の復号化手段) 211c プログラム書込み回路(書込み手段) 213 パラメータメモリ(格納手段) 213c 固定復号キー(第1の鍵) 300 暗号化生成復号キー(鍵、第2の鍵) 400 プログラマブル論理素子(論理構成変更手
段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技プログラムを収める不揮発性記憶手
    段と、 前記遊技プログラムを実行して遊技機の遊技制御を行う
    演算処理手段と、 前記遊技プログラムの実行に必要な作業領域を提供する
    揮発性記憶手段とを備えた遊技用演算処理装置におい
    て、 所定のアルゴリズムで暗号化された遊技プログラムを外
    部から取り込む取り込み手段と、 復号化のための鍵をあらかじめ格納した格納手段と、 外部から取り込まれた遊技プログラムを前記格納手段の
    鍵を用いて復号化する復号化手段と、 該復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手段
    に書き込む書込み手段と、 を設け、且つ、 前記復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手
    段に書き込んだ後に前記格納手段に格納されている鍵を
    消去又は意味のないコードに変更する鍵変更手段、 を備えたことを特徴とする遊技用演算処理装置。
  2. 【請求項2】 遊技プログラムを収める不揮発性記憶手
    段と、 前記遊技プログラムを実行して遊技機の遊技制御を行う
    演算処理手段と、 前記遊技プログラムの実行に必要な作業領域を提供する
    揮発性記憶手段とを備えた遊技用演算処理装置におい
    て、 所定のアルゴリズムで暗号化された第1の鍵を外部から
    取り込む第1の取り込み手段と、 所定のアルゴリズムで暗号化された遊技プログラムを外
    部から取り込む第2の取り込み手段と、 第2の鍵をあらかじめ格納した格納手段と、 外部から取り込まれた第1の鍵を前記第2の鍵を用いて
    復号化する第1の復号化手段と、 外部から取り込まれた遊技プログラムを前記復号化され
    た第1の鍵を用いて復号化する第2の復号化手段と、 該復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手段
    に書き込む書込み手段と、 を設け、且つ、 前記復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手
    段に書き込んだ後に前記格納手段に格納されている第2
    の鍵を消去又は意味のないコードに変更する鍵変更手段
    と、 前記復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手
    段に書き込んだ後に前記第1の復号化手段及び第2の復
    号化手段の論理構成を変更する論理構成変更手段と、 を備えたことを特徴とする遊技用演算処理装置。
  3. 【請求項3】 不揮発性記憶手段に収められた遊技プロ
    グラムを実行して遊技機の遊技制御を行う遊技用演算処
    理方法において、 復号化のための鍵をあらかじめ格納する第一のステップ
    と、 所定のアルゴリズムで暗号化された遊技プログラムを外
    部から取り込む第二のステップと、 外部から取り込まれた遊技プログラムを前記第一のステ
    ップで格納された鍵を用いて復号化する第三のステップ
    と、 該復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手段
    に書き込む第四のステップと、 を含み、且つ、 前記復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手
    段に書き込んだ後に前記第一のステップで格納されてい
    た鍵を消去又は意味のないコードに変更する第五のステ
    ップ、 を含むことを特徴とする遊技用演算処理方法。
  4. 【請求項4】 不揮発性記憶手段に収められた遊技プロ
    グラムを実行して遊技機の遊技制御を行う遊技用演算処
    理方法において、 復号化のための第1の鍵をあらかじめ格納する第一のス
    テップと、 所定のアルゴリズムで暗号化された第2の鍵を外部から
    取り込む第二のステップと、 所定のアルゴリズムで暗号化された遊技プログラムを外
    部から取り込む第三のステップと、 外部から取り込まれた第2の鍵を前記第1の鍵を用いて
    復号化する第四のステップと、 外部から取り込まれた遊技プログラムを前記復号化され
    た第2の鍵を用いて復号化する第五のステップと、 該復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手段
    に書き込む第六のステップと、 を含み、且つ、 前記復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手
    段に書き込んだ後に前記第一のステップで格納されてい
    た第1の鍵を消去又は意味のないコードに変更する第七
    のステップと、 前記復号化された遊技プログラムを前記不揮発性記憶手
    段に書き込んだ後に前記第四のステップ及び第五のステ
    ップの処理内容を変更する論理構成変更手段と、を含む
    ことを特徴とする遊技用演算処理方法。
JP30858898A 1998-10-29 1998-10-29 遊技用演算処理装置 Expired - Fee Related JP3791654B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30858898A JP3791654B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 遊技用演算処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30858898A JP3791654B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 遊技用演算処理装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2000137609A true JP2000137609A (ja) 2000-05-16
JP2000137609A5 JP2000137609A5 (ja) 2005-04-07
JP3791654B2 JP3791654B2 (ja) 2006-06-28

Family

ID=17982852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30858898A Expired - Fee Related JP3791654B2 (ja) 1998-10-29 1998-10-29 遊技用演算処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3791654B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240064A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Tani Electronics Corp 電子娯楽遊戯機、電子機器、およびデータ保存装置
JP2013215385A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Kita Denshi Corp 遊技機
DE102023128433A1 (de) 2022-10-20 2024-04-25 Renesas Electronics Corporation Halbleitervorrichtung und verfahren zur verwaltung geheimer information

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63300322A (ja) * 1987-05-30 1988-12-07 Nec Corp 有償プログラムの不正利用防止方式
JPH04319379A (ja) * 1991-04-18 1992-11-10 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH07297820A (ja) * 1994-04-28 1995-11-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ディジタル情報保護システム及びその方法
JPH088851A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Toshiba Corp 情報配布システムおよび情報配布方法
JPH1091426A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 L Ii Tec:Kk 遊技機用プログラム解読防止機能付きセキュリティチップ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63300322A (ja) * 1987-05-30 1988-12-07 Nec Corp 有償プログラムの不正利用防止方式
JPH04319379A (ja) * 1991-04-18 1992-11-10 Sophia Co Ltd 遊技機
JPH07297820A (ja) * 1994-04-28 1995-11-10 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ディジタル情報保護システム及びその方法
JPH088851A (ja) * 1994-06-16 1996-01-12 Toshiba Corp 情報配布システムおよび情報配布方法
JPH1091426A (ja) * 1996-09-11 1998-04-10 L Ii Tec:Kk 遊技機用プログラム解読防止機能付きセキュリティチップ

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240064A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Tani Electronics Corp 電子娯楽遊戯機、電子機器、およびデータ保存装置
JP2013215385A (ja) * 2012-04-09 2013-10-24 Kita Denshi Corp 遊技機
DE102023128433A1 (de) 2022-10-20 2024-04-25 Renesas Electronics Corporation Halbleitervorrichtung und verfahren zur verwaltung geheimer information
KR20240055657A (ko) 2022-10-20 2024-04-29 르네사스 일렉트로닉스 가부시키가이샤 비밀 정보의 관리 방법 및 반도체 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP3791654B2 (ja) 2006-06-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4056150B2 (ja) 遊技用演算処理装置
JP2000126425A5 (ja)
JP2007252547A (ja) 遊技機及び遊技機における不正行為の防止方法
JP4493684B2 (ja) 遊技機
JP2001137504A5 (ja)
JPH11267338A (ja) 遊技用演算処理装置および情報生成方法
JP4518335B2 (ja) 遊技機
JP4056149B2 (ja) 遊技用演算処理装置
JP3791654B2 (ja) 遊技用演算処理装置
JP4518338B2 (ja) 遊技機
JP4518333B2 (ja) 遊技機
JP4518337B2 (ja) 遊技機
JP4518334B2 (ja) 遊技機
JP4518336B2 (ja) 遊技機
JP4297553B2 (ja) 遊技機
JP2000126427A5 (ja)
JP2000137609A5 (ja) 遊技用演算処理装置
JP4518332B2 (ja) 遊技機
JP2000300811A5 (ja)
JP2001145767A (ja) 遊技機
JPH11253637A (ja) 遊技用演算処理装置
JP4814368B2 (ja) 遊技機
JP4548856B2 (ja) 遊技機
JP4610019B2 (ja) 遊技用演算処理装置
JP2001129212A (ja) 遊技用演算処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040520

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040520

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050609

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050802

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060329

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060329

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090414

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100414

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110414

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120414

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130414

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140414

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees