JP2000137534A - 自律協調電力調整機構 - Google Patents

自律協調電力調整機構

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JP2000137534A
JP2000137534A JP10308894A JP30889498A JP2000137534A JP 2000137534 A JP2000137534 A JP 2000137534A JP 10308894 A JP10308894 A JP 10308894A JP 30889498 A JP30889498 A JP 30889498A JP 2000137534 A JP2000137534 A JP 2000137534A
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power
unit
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JP10308894A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kosaka
哲也 小坂
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設定された電力容量を越えない様に使用電力
量の調整を機器間で自動的に調整することが可能な電力
調整機構を得る。 【解決手段】 ブレーカ1の系統内の機器6が、自律的
に協調し、ブレーカ1の容量を越えて電力を消費しない
様、使用電気量の調整を自動的に行う機構であって、電
流計測部3、調整機通信部5、及び調整機協調部4を有
し、所定値以上に電流が流れない様、各機器エージェン
ト7と協調して使用電流量の調整を行う電力調整機2
と、エージェント通信部8、機器制御部10、及びエー
ジェント協調部9を有し、機器6の制御を行うと共に、
電力調整機2と協調して使用電流量の調整を行う機器エ
ージェント7とを備え、電力調整機2と機器エージェン
ト7は、機器6の変化に対応するため、互いにブロード
キャストに通信して公示・入札・発注を行い、処理可能
なものに対してのみ通信元にレスポンスを返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、有限な電力容量
のブレーカ系統内に接続された複数の機器毎に消費電力
を調整し、全体の使用電力をブレーカの容量内に納める
機構に関し、特に各機器が自律的に協調することによ
り、ブレーカの電力容量を越えない様に動的に制御する
自律協調電力調整機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は例えば特開平6−197450
号公報に示された従来の電力調整機構を示すシステムブ
ロック図である。図10において、従来の電力調整機構
は、付加状態モニタ部5、電力モニタ部2、制御信号出
力部4、判定部3、設定部1から構成されるデマンドコ
ントローラ100と、デマンドコントローラ100との
通信機能を有する負荷ターミナルL1〜L2とからな
る。負荷ターミナルL1〜L2は、各々電力を消費する
各機器に接続されている。
【0003】このような構成の電力調整機構において
は、デマンドコントローラ100が、接続されている負
荷ターミナルL1〜L2の総使用電力を監視しており、
総使用電力が設定された目標値を超えた場合、予め設定
された優先順位にしたがって負荷ターミナルL1〜L2
の状態をモニタし、このモニタ結果からどの負荷ターミ
ナルL1〜L2の運転状態を抑制するか判定し、判定し
た負荷ターミナルL1〜L2に対して制御信号を送るこ
とにより、負荷ターミナルL1〜L2の総使用電力を設
定値以下に抑えることを実現している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構成の従来
の電力調整機構においては、デマンドコントローラ10
0が全ての機器の制御を行うため、接続されている全て
の機器を認識する必要があり、また、各機器の制御方
式、機器の状態による制御方針、機器の制御の優先順位
などを予め登録しておく必要があった。すなわち、制御
パターンは、所定の優先順位にて予め固定的に登録して
おく必要があった。
【0005】しかしながら、例えば家庭内の機器を考え
た場合でも、機器は常に同じ場所(同じブレーカの系統
内)で使用されるとは限らず。また、新たな機器の購
入、古い機器の破棄など機器の種類、数、接続位置は常
に変化している。そのため、その度に、接続されている
機器、各機器の制御方式、機器の状態による制御方針、
機器の制御の優先順位等を、デマンドコントローラ10
0に再登録しなければならないという問題があった。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、各機器に自律性を持たせること
により、中央コントローラへの機器情報の登録無しに、
設定された電力容量を越えない様に使用電力量の調整を
機器間で自動的に調整することが可能な電力調整機構を
得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自律協調
電力調整機構は、ブレーカの系統内に接続された複数の
機器が、自律的に協調し、ブレーカの容量を越えて電力
を消費しない様、使用電気量の調整を自動的に行う機構
であって、(1)ブレーカと複数の機器との間に接続さ
れ、 a.ブレーカの系統で使用されている電流を計測する電
流計測部、 b.通信内容及び送信元IDからなる通信プロトコルに
より複数の機器の機器エージェントと互いに通信する調
整機通信部、及び c.電流計測部からの信号又は機器からの要求に基づい
て電力調整要求を各機器に送信し、機器からの回答があ
った場合に、予め記憶された条件に基づいて回答から機
器を選択して電力調整を実行させる調整機協調部を有す
る電力調整機と、(2)電力調整機を介してブレーカの
系統内に各々接続された複数機器にそれぞれ設けられ、 a.通信プロトコルにより電力調整機及び他の機器と通
信を行うエージェント通信部、 b.エージェント通信部の受信した通信内容に対して、
予め記憶された条件に基づいて処理を実行できる場合に
のみ、処理の条件を付加して回答を行うエージェント調
整部、及び c.エージェント通信部の受信した通信内容に基づいて
機器の制御を行う機器制御部を有する機器エージェント
とを備え、調整機通信部と複数のエージェント通信部と
の間で行われる通信は、通信プロトコルを用いたブロー
ドキャスト通信であり、受信側は、通信内容が予め記憶
されたの内容の場合のみ送信元に回答を行い、電力調整
機と複数の機器エージェントは、互いに通信を行うこと
によって、自律的に協調し、ブレーカの容量を越えて電
力を消費しない様、使用電気量の調整を自動的に行う。
【0008】また、調整機協調部は、許容される電流量
の閾値を記憶する調整閾値保持部、機器エージェントか
らの電力増加依頼の通信内容を受けて、現在の使用電流
と要求電流との和が調整閾値保持部に設定されている閾
値以内であるかを判断する余裕電力判定部、及び、和が
閾値以内である場合に電力増加依頼を行った機器エージ
ェントに対して電力増加の許可を行う電力増加許可部を
有する調整機電力増加依頼処理部を備えている。
【0009】また、調整機電力増加依頼処理部は、余裕
電力判定部が、機器エージェントからの電力増加依頼の
通信内容を受けて、現在の使用電流と要求電流との和が
調整閾値保持部に設定されている閾値を越えると判断し
た場合に、調整機通信部を通じて複数の機器エージェン
トに対し電力抑制の電力調整要求を行うと共に、各機器
エージェントからの回答を受けて、要求機器を選択して
電力調整要求を行うことを特徴とする調整機公示部を備
えている。
【0010】また、調整機協調部は、機器の電力量の抑
制状態、及び、機器からの電力調整要求を記憶保持する
協調状態保持部を備えている。
【0011】また、調整機協調部は、電力量抑制中の機
器が存在し、且つ現在の使用電流に余裕が発生した際、
電力量抑制中の機器に対して抑制解除の送信を行う抑制
解除許可公示部を備えている。
【0012】また、電力調整機は、機器間の電力量の調
整が発生した際、調整に携わった機器及びその調整状態
をユーザに通知する通知機能を持つ機器エージェントに
対し協調状態通知の送信を行う調整状態通知依頼部を備
えている。
【0013】また、エージェント協調部は、機器の消費
電力が増加する場合に、電力調整機に電力増加依頼を行
うエージェント依頼部、及び、電力調整機からの電力調
整要求を受け、機器制御部を通じて機器の電力増加を行
うエージェント依頼内容実行部を有する。
【0014】また、エージェント協調部は、電力調整機
からの電力抑制の電力調整要求に対して現在の機器の状
態が電力抑制可能かを判断する回答条件が予め設定され
ているエージェント入札条件保持部、入札条件保持部の
回答条件に基づいて回答の可能性を判断し、可能な場合
に回答を行うエージェント入札判断部、及び、電力調整
機2からの電力抑制を受け、機器制御部を通じて電力の
抑制処理を行うエージェント受注処理部を有するエージ
ェント入札処理部を備えている。
【0015】また、エージェント協調部は、所定の抑制
時間を記憶する抑制状況保持部、及び、電力抑制の電力
調整要求を受けた後、抑制時間を経過したときに、エー
ジェント電力増加処理部に、抑制解除の電力増加の通知
をするエージェント抑制解除要求部を有するエージェン
ト抑制解除判断部を備えている。
【0016】また、エージェント入札処理部は、回答条
件を編集できるように、エージェント入札条件保持部に
対する編集機能を有するエージェント入札条件編集部を
備えている。
【0017】また、調整機協調部は、調整機公示部が要
求機器の選択を行うための条件が設定された発注判定条
件保持部を備えている。
【0018】また、調整機協調部は、調整閾値保持部に
設定されたの閾値以上の電流が流れた場合、調整機通信
部を通じて複数の機器エージェントに対し電力抑制の電
力調整要求を行う緊急抑制依頼部を備えている。
【0019】さらに、調整機協調部は、余裕電力判定部
の判断基準となる調整閾値保持部に設定された閾値、及
び、調整機公示部の判断基準となる発注判定条件保持部
に設定された条件を編集することを可能とする調整条件
編集部を備えている。
【0020】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の自
律協調電力調整機構のシステムブロック図である。図1
において、1は、ブレーカである。2は、ブレーカ1の
直下に配置され電気的に接続れた電力調整機である。6
は、電力調整機2に各々電気的に接続された複数の機器
である。
【0021】電力調整機2は、さらに、ブレーカ1の系
統で使用されている電流を計測する電流計測部3と、複
数の機器6の機器エージェントと通信する調整機通信部
5と、公示・入札・発注を行う調整機協調部4とを有し
ている。そして、電力調整機2は、ブレーカ1に隣接し
て接続され、所定値以上に電流が流れない様、複数の機
器6の機器エージェントと協調して使用電流量の調整を
行う。
【0022】一方、複数の機器6は、各々機器エージェ
ント7と機器本体11とから構成されている。機器エー
ジェント7は、さらに、電力調整機2と通信を行うエー
ジェント通信部8と、機器本体11の制御を行う機器制
御部10と、公示・入札・発注を行うエージェント協調
部9とを有している。そして、機器エージェント7は、
機器本体11の制御を行うと共に、電力調整機2と協調
して使用電流量の調整を行う。尚、図1において、図の
下方に位置する2個目以降の機器6については、機器エ
ージェント7の内部の詳細を省略しているが、図の中央
の機器6と同様の構成をしている。
【0023】図2は図1の電力調整機2の内部を詳細に
示したブロック図である。図2において、調整機協調部
4は、機器エージェント7からの電力増加依頼に対し
て、許可の可否を決定する調整機電力増加依頼処理部2
1を有している。
【0024】調整機電力増加依頼処理部21は、さら
に、許容される最大電流量である閾値を記憶する調整閾
値保持部24と、機器エージェント7の消費電力増加の
許可依頼を受けて、現在の利用電流が調整閾値保持部2
4に設定されている閾値以内であるかを判断する余裕電
力判定部22と、閾値以内である場合に公示を行った機
器エージェント7に対して消費電力増加の許可を行う電
力増加許可部23を有している。
【0025】調整機電力増加依頼処理部21は、さらに
また、調整機公示部26を有している。調整機公示部2
6は、余裕電力判定部22によって、機器エージェント
7の消費電力増加依頼における要求電力の増加により総
電力量が調整閾値保持部24に設定されている閾値を越
えると判断された場合、エージェント通信部8を通じて
系統内に接続されている全ての機器エージェント7に対
し消費電力抑制の公示(電力調整要求の依頼)を行うと
共に、それに対する各機器エージェント7からの入札
(条件が付加された回答)を受けて発注先(電力調整を
要求する機器)の選定と発注(要求)を行う。
【0026】調整機電力増加依頼処理部21は、さら
に、電力量の抑制する機器6を決定するルール(条件)
が記憶された発注判定条件保持部31を有している。そ
して、調整閾値保持部24に記憶された許容される最大
電流量である閾値や、発注判定条件保持部31に記憶さ
れた抑制する機器6を決定するルールは、調整条件編集
部25によって自由に設定することが可能である。
【0027】調整機電力増加依頼処理部21は、さら
に、協調状態保持部28、抑制解除許可公示部30、調
整状態通知依頼部29、及び、緊急抑制依頼部27を有
している。
【0028】協調状態保持部28は、機器6の抑制状態
情報を保持する。また、抑制解除許可公示部30は、機
器6が抑制状態にあり、且つ回線の容量に余裕が出た場
合、抑制状態を解除するトリガとなり、解除入札(抑制
解除要求)をした機器6のうちどの機器6に抑制解除許
可を与えるかを判定する。さらに、調整状態通知依頼部
29は、機器6間の電力量の調整が発生した際、調整に
携わった機器6及びその状態をユーザに通知する通知機
能を持つ機器エージェント7に対し状態通知を公示す
る。そして、緊急抑制依頼部27は、機器エージェント
7を持たない機器が稼動するなどして、設定された閾値
以上の電流が流れた場合、各エージェント機器7に対し
て抑制依頼を行う。
【0029】図3は図1におけるエージェント協調部9
の内部を詳細に示したブロック図である。図3におい
て、エージェント協調部9は、エージェント電力増加処
理部33、エージェント抑制解除判断部36、及びエー
ジェント入札処理部39を有している。
【0030】そして、エージェント電力増加処理部33
は、さらに、機器の消費電力が増加する場合に、消費電
力の増加の依頼を行うエージェント依頼部34と、電力
調整機2からの入札を受け、機器制御部10を通じて機
器の電力増加を行うエージェント依頼内容実行部35と
を有している。
【0031】一方、エージェント抑制解除判断部36
は、抑制解除のタイミングを検知する抑制状況保持部3
7、及び、抑制解除が必要なタイミングにエージェント
電力増加処理部33に、抑制解除のための電力増加の公
示を依頼するエージェント抑制解除要求部38とを有し
ている。
【0032】そして、エージェント入札処理部39は、
電力調整機2からの公示に対して現在の機器の状態が電
力抑制可能かを判断するために予め機器の特性に合わせ
て入札条件が設定されているエージェント入札条件保持
部41、入札条件保持部41の入札条件に基づいて入札
の可否を判断し入札を行うエージェント入札判断部4
0、及び、電力調整機2からの発注を受け、機器制御部
10を通じて電力の抑制処理を行うエージェント受注処
理部42を有している。
【0033】エージェント入札処理部39はまた、エー
ジェント入札条件保持部41に設定された入札条件を編
集可能とするエージェント入札条件編集部43を有して
いる。
【0034】図4は電力調整機2及びエージェント機器
7の通信プロトコルを示す図である。図4において、送
信内容1018と送信者のID1019とで、1個の命
令が構成され、さらにこの命令が複数個シリアルに連結
されて、1個の要求が構成されている。この要求は、電
力調整機2及び複数のエージェント機器7間にてブロー
ドキャストに通信される。電力調整機2及び複数のエー
ジェント機器7間にて行われる通信は、すべてこの通信
プロトコルを用いて、ブロードキャストに通信される。
そして、受信側は、通信内容が予め記憶されたの内容の
場合のみ送信元に回答を行い、さらに、通信内容に対し
て、予め記憶された条件に基づいて処理を実行できる場
合にのみ、処理の条件を付加して回答を行う。本実施の
形態において、各通信の呼び方を「公示」・「入札」・
「発注」と言う言葉を用いているのは、この通信の方法
を的確に示したい為である。
【0035】図5は本実施の形態を説明する為の具体的
な構成を示す機器構成図である。図5に基づいて、本実
施の形態の自律協調電力調整機構が、どのようにして各
機器と協調して消費電力量を設定値以下に抑制すること
ついて述べる。図5において、ブレーカ1は、15Aの
電力容量を有する。ブレーカ1の直下には、電力調整機
2が電気的に接続されている。
【0036】電力調整機2には、複数の機器が接続され
ている。具体的には、機器エージェント7を備えた機器
として、ホットカーペット102(消費電力は300
W、700W、1000Wの3段階に切り替え可能)、
食器洗い機103(消費電力500W)、テレビ104
(消費電力150W)、洗濯機105(消費電力200
W)が設置されている。一方、機器エージェント7を備
えていない機器としてドライア106(消費電力100
0W)が設置されている。
【0037】テレビ104は、協調状態を表示(協調処
理なし(青)、協調中(黄色)、協調不能(赤))する
機能としてLEDを有している。また、供給電圧は10
0Vとする。
【0038】電力調整機2の調整機通信部4に予め記憶
されている反応すべき「通信内容」は“電力増加依頼”
である。一方、各機器エージェント7のエージェント通
信部8に設定されている反応すべき「通信内容」は“電
力抑制”、“緊急抑制”、及び、“抑制解除”である。
また、テレビ104の機器エージェント7については、
“調整状態通知”にも反応できるように設定されてい
る。
【0039】この構成を基に各機器が状況によってどの
ように協調動作を行うかを以下に記す。最初に、機器エ
ージェント7を備えた機器と電力調整機2の間で行われ
る電力調整の動作について説明する。初期状態としてホ
ットカーペット102(消費電力700W)、食器洗い
機103(消費電力500W)、洗濯機105(脱水
中。消費電力200W)が稼動中であるとする。これに
よりブレーカ1を流れる電流は14Aとなっている。こ
こでテレビ104(消費電力150W)がユーザに起動
された場合の機器間の協調動作を図6に示す。
【0040】図6においてまず、ユーザによりテレビ1
04のスイッチが入れられる(ステップS201)。テ
レビ104の機器エージェント7のエージェント依頼部
34は、エージェント通信部8を通して電力増加の依頼
を全機器に対しブロードキャストする。
【0041】通信されるプロトコルの内容としては、 「送信内容」=“電力増加依頼” 「送信者のID」=“テレビ” 「要求電力」=“150W” となる。
【0042】「送信内容」=“電力増加依頼”に反応す
るのは電力調整機2のみであるため、電力調整機2が依
頼の処理を行う(ステップS202)。具体的な動きを
図2のブロック図を参照しながら説明すると、電力調整
機2の余裕電力判定部22が、電流計測部3と、調整閾
値保持部24設定されている閾値電流(調整条件編集部
25で予めユーザにより設定されている)を比較し、 “現在の消費電流量+要求される電流量 < 調整閾値保
持部24に設定されている閾値電流” であるか判定する。
【0043】ここで、増加可能ならば送信元のテレビ1
04の機器エージェント7に対して電力増加許可を送信
する(ステップS203)。しかし、この例の場合、 現在の消費電流=14A 要求される電流量=1.5A 閾値電流=15A である為、余裕電力判定部22は、まず、調整機公示部
26に0.5Aの電力抑制の公示を依頼する(ステップ
S205)。調整機公示部26は、 「送信内容」=“電力抑制” 「送信者のID」=“電力調整機” 「要求電力」=“50W” の内容で全ての機器エージェント7に対しブロードキャ
ストすることにより公示する。
【0044】各機器の機器エージェント7は、機器の状
態から入札可能か判断し、可能な機器は入札条件として
「抑制種別」(一時停止 or 省電力)、「抑制電力」、
「抑制可能時間」を公示元である電力調整機2に送る
(ステップS206)。この例では、洗濯機105のエ
ージェント入札条件保持部41には「脱水中は、一時停
止すると洗濯物が臭くなるため入札拒否」と設定されて
あるとする(エージェント入札条件編集部43からの入
力で変更可)。そのため、脱水中の洗濯機105は入札
に参加しない。したがって、入札を行う機器は、ホット
カーペット102と食器洗い機103になり、入札条件
は下表のようになる。
【0045】
【表1】
【0046】表の入札条件は各機器エージェント7の入
札条件保持部41に予め設定されている。
【0047】図5に戻り、各機器エージェント7から入
札を受けた電力調整機2は、入札条件の抑制電力の合計
(入札されたもの合計)が要求電力(0.5W)を満た
すか判断する(ステップS207)。仮に満たさない場
合、電力調整機2は、要求元であるテレビ104の機器
エージェント7に対し許可通知を行わないため、テレビ
104は起動されない(ステップS210)。
【0048】同時に電力調整機2は、調整状態通知依頼
部29を通じて調整不能状態の通知を依頼する。通信項
目は 「送信内容」=“調整状態通知” 「送信者のID」=“電力調整機” 「協調状態」=“協調不能” である。
【0049】「送信内容」=“調整状態通知”に反応で
きるのは、テレビ104の機器エージェント7のみであ
る。そして、テレビ104の協調状態を表示するLED
は赤(協調不能)が点灯され、ユーザに使用電力量が協
調不能な状態までに増加したことを知らせる。
【0050】一方、入札された電力で調整可能の場合、
調整機公示部26は、発注判定条件保持部31に格納さ
れている発注のための選定条件と入札条件を基に発注す
る機器を選定し、発注を行う(ステップS208)。こ
の例では、発注判定条件保持部31に設定されている条
件が、 (1)抑制種別は一時停止よりは省電力を優先 (2)抑制する機器は最小にする (3)抑制可能時間の長いものを優先 であるとすると入札条件から判断して、ホットカーペッ
ト102に発注することが判定される。
【0051】発注されたホットカーペット102は、入
札条件にしたがって消費電力を抑制する(ステップS2
09)。電力調整機2は、消費電力が抑制され、電流計
測部3の測定値が要求もとのテレビ104の要求電力を
確保でき次第、電力増加許可をテレビ104に対して行
う(ステップS203)。そして、テレビ104の機器
エージェント7は、テレビ104を起動する(ステップ
S204)。
【0052】また、発注が完了し次第、抑制状態は電力
調整機2の協調状態保持部28に随時保存される。ま
た、発注を受け、抑制処理を行った機器エージェント7
は抑制状況保持部37に抑制開始時間、入札条件を記録
する。
【0053】次に協調により抑制された機器の抑制解除
の動作について説明する。協調の解除は2種類あり、抑
制を行っている機器側からの解除と電力調整機2側から
の解除とがある。
【0054】最初に電力調整機2側からの調整解除の動
作について説明する。図7は電力調整機2側からの調整
解除の動作フローを示している。まず、テレビ104が
ユーザによって消されたとする。この場合、電力調整機
2の電流計測部3の値が減る。そして、電力調整機2の
抑制解除許可公示部30は、協調状態保持部28に格納
されている抑制電力が、 “調整閾値保持部24に設定されている閾値電流 −現
在の消費電流量 > 協調状態保持部28に格納されてい
る抑制電力” の場合、 「送信内容」=“抑制解除” 「送信者のID」=“電力調整機” で抑制解除の公示を行う(ステップS302)。
【0055】この時、入札してくる機器(抑制解除を希
望する機器)が無い場合、抑制されている機器はない
(ユーザによって抑制中の機器が止められた等)と判断
し、協調状態保持部28から抑制状態にある機器の情報
を削除し(ステップS306)、これにより調整状態通
知依頼部29が、抑制状態解消のユーザへの通知を、 「送信内容」=“調整状態通知” 「送信者のID」=“電力調整機” 「協調状態」=“協調処理無し” で依頼する(ステップS307)。これにより、テレビ
104のLEDは青(協調状態無し)となる(ステップ
S308)。
【0056】反対に、入札してくる機器(抑制解除を希
望する機器)がある場合について説明する。電力調整機
2からの“抑制解除”の公示をうけて抑制中の機器エー
ジェント7のエージェント入札処理部39は、抑制状況
保持部37に保持された記録から「抑制可能な残り時
間」「必要増加電力」を入札条件として電力調整機2に
入札を行う。電力調整機2の抑制解除許可公示部30
は、発注判定条件保持部31に格納されている抑制解除
の際の発注条件 (1)抑制可能時間の残りが少ない機器を優先。 (2)出来るだけ多くの機器の抑制状態を解除。 (3)省電力抑制よりは一時停止の機器を優先 と入札条件を照らしあわせて、抑制解除を発注する機器
を選定し発注を行う(ステップS304)。発注された
機器は抑制を解除する(ステップS305)。
【0057】また、電力調整機2は、協調状態保持部2
8の記録を更新し(ステップS309)、協調状態保持
部28に抑制機器が存在しなくなったとき、調整状態通
知依頼部29を通して抑制状態が解消されたことをユー
ザに通知する(ステップS30)。
【0058】次に抑制処理を行っている機器側からの調
整解除の動作について説明する。図8は抑制処理を行っ
ている機器側からの調整解除の動作フローを示してい
る。抑制状態にあるエージェント抑制解除要求部38
は、抑制処理が開始され次第、抑制状況保持部37に記
録されている抑制可能時間と抑制開始から現在までの時
間を比較し、抑制可能時間を経過する前に(この例では
1分前に)(ステップS401)、抑制処理解除のた
め、エージェント電力増加処理部33を通して(ステッ
プS402)、機器エージェント7に対し、電力増加依
頼を行う(ステップS403)。これ以降の動きは図7
の処理フローと同一である。結果的に電力増加が許可さ
れれば、電力抑制は解除される。
【0059】次に、機器エージェント7を持たない機器
が稼動し、回線の容量を越えた際の協調について説明す
る。この例では初期状態としてホットカーペット102
(消費電力700W)、食器洗い機103(消費電力5
00W)、洗濯機105(脱水中:消費電力200W)
が稼動中であり、これによりブレーカ1を流れる電流は
14Aとなっている。このとき、機器エージェント7を
持たないドライア106(1000W)が起動されたと
きの動作を図9に記す。
【0060】まず、機器エージェント7を持たないドラ
イア106が起動されるため(ステップS501)、電
流計測部3には、24Aの電流が検知される。ブレーカ
が遮断を行うまでにタイムラグがあるため、このタイム
ラグの間に抑制処理が行われる。まず、電力調整機2の
電流計測部3が閾値を超える電流が流れていることを検
知し、緊急抑制依頼部27に通知する(ステップS50
2)。緊急抑制依頼部27は、全機器エージェント7
に、 「送信内容」=“緊急抑制” 「送信者のID」=“電力調整機” の項目で送信する(ステップS503)。
【0061】この例では、全機器エージェント7は、エ
ージェント入札処理部39のエージェント入札条件保持
部41には「送信内容」=“緊急抑制”の依頼に対して
は反応するよう設定されているため(エージェント入札
条件編集部43により機器エージェント7毎に設定可能
なため、特定の機器を“緊急抑制”に反応しないように
することも可能)、全ての機器は抑制処理(一時停止)
を行い、抑制結果を電力調整機2に送信する(ステップ
S504)。
【0062】抑制状態の通知を受けた電力調整機2は、
各機器の抑制状態を協調状態保持部28に格納する(ス
テップS505)。電力調整機2は、調整中であること
ユーザに通知する為に調整状態通知依頼部29を通して
全機器エージェント7に対し送り(ステップS50
6)、通知機能を持つ機器(今回の例ではテレビ)がユ
ーザに通知を行う(ステップS507)。
【0063】また、緊急抑制によって使用電流量に余裕
が出た場合は、図7を用いて説明したように、電力調整
機2側からの調整解除の動作を行い、抑制機器を解除す
る。
【0064】以上のようにこのような構成の自律協調電
力調整機構においては、中央に機器の構成や、能力など
を設定すること無しに、機器間が自律的に協調して全体
としての使用電力量を調整することが可能になる。
【0065】以上のようにこのような構成の自律協調電
力調整機構においては、ブレーカ1の直下に電力調整機
2を配置し、一方、各機器6に機器エージェント7を配
置する。また電力調整機2と機器エージェント7間の通
信プロトコルは、必要不可欠な項目として「送信内容」
「送信者のID」からなり、受信側の電力調整機2、機
器エージェント7の各通信部は予め設定された反応すべ
き「送信内容」を受信すると自分の機器の状況により返
信するかを自律的に判断し、応じる場合は「送信者のI
D」に対して返信する。これにより、機器間がお互いを
認識していなくても自律して協調可能となるため、機器
の配置の変更、追加などに柔軟に対応できる。また、こ
の通信方式は機器の配置、状態などを中央で監視、また
は接続時に登録するなどの作業を必要とすることもな
い。通信プロトコルに、上述の2項目以外の項目(詳細
情報等)を付加することも可能である。機器6間の使用
電力の調整は以下の手順で行われる。
【0066】1)機器エージェント7は、機器6の消費
電力が増加する場合は、増加許可の依頼を全機器に対し
て行うすなわち公示する。このとき、「送信内容」は
“電力増加依頼”である。
【0067】2)送られた「送信内容」に応じることが
出来る唯一の機器である電力調整機2は、現在の総使用
電力量と設定最大電力量から許可の可能性を判断し、可
能ならばその旨を依頼元に通知する。
【0068】3)一方、増加不能ならば、電力調整機2
は、全機器エージェント7に対して電力抑制の依頼を全
機器に対して行うすなわち公示する。
【0069】4)各機器エージェント7は、電力調整機
2からの依頼内容と機器6の状態から判断する。そし
て、抑制可能な機器6は、抑制可能電力量、抑制可能時
間などの情報を電力調整機2に通知すなわち入札する。
【0070】5)電力調整機2は、入札された情報を元
に、1つまたは複数の抑制する機器6を決定し、その機
器に対し、抑制6を依頼すなわち発注する。
【0071】6)発注された機器6は入札した電力の抑
制処理を行う。
【0072】7)電力調整機2は、上述2)で依頼され
た電力が確保(抑制)され次第、1)で依頼してきた機
器に対し、電力増加の許可を行う。
【0073】そのため、動作している機器6が、ブレー
カ1の容量を越えない様に、自動的に可能な限り使用電
力の調整を行い、ブレーカ1を落とすこと無しに、回線
容量を有効活用することが可能となる。
【0074】また、機器エージェント7からの電力増加
依頼を判定し、許可の可否を決定するために、調整機電
力増加依頼処理部21を備えているので、接続された機
器6の構成、使用状況に係わらず、設定された閾値電流
量に対して、系統全体の電流使用量を抑えることが出来
る。
【0075】また、調整機電力増加依頼処理部21に追
加して、容量オーバで機器エージェント7からの電力増
加依頼に対応できない場合、全機器エージェント7に対
し消費電力の抑制を依頼し、電力を確保する調整機公示
部26を備えているので、ある機器が稼動するための余
剰電流がない場合でも他の機器に抑制を依頼し、余剰電
流を確保することが出来る。
【0076】また、調整機協調部4において、機器の抑
制状態情報を保持するために協調状態保持部28を備え
ているので、現在の系統内の機器がどの様な状態になっ
ているかを記録することが出来る。
【0077】また、調整機協調部4において、機器6が
抑制状態にあり、回線の容量に余裕が出た場合、抑制状
態を解除するトリガとなり、解除入札をした機器のうち
どの機器6に抑制解除許可を与えるかを判定するため
に、抑制解除許可公示部30を備えているので、余剰電
力に余裕が出来た時点で自動的に抑制中の機器に対し抑
制の解除を行うことが出来る。
【0078】また、電力調整機2に追加して、機器の調
整状態をユーザに通知するために通知機能を持つ機器に
対し調整状態を表示することを依頼する調整状態通知依
頼部26を備えているので、機器6の抑制状態をユーザ
に通知することが可能になる。そして、通知の依頼を行
ない、ユーザへの通知機能を持つ機器6がそれを実行す
るため、ユーザへの通知の形態はさまざまな形態をとる
ことが可能となる。
【0079】また、エージェント協調部9において、機
器の消費電力の増加許可を電力調整機2に依頼し、許可
が下り次第機器の消費電力を増加させるために、エージ
ェント電力増加処理部33を備えているので、機器が稼
動するときに予め余剰電力を確保してから動作するた
め、機器の起動に伴うブレーカの遮断を防ぐことが出来
る。
【0080】また、エージェント協調部9において、電
力調整機2からの電力抑制の公示を受けて、現在の機器
6の状態から (1)抑制可能か (2)可能なら抑制の種類は(一時停止、省電力) (3)抑制できる電力は (4)抑制可能な時間 を判定し、抑制可能なら(2)〜(4)の情報を入札条
件として入札を行い、電力調整機2から受注した場合、
機器の電力抑制制御行うために、エージェント入札処理
部39を備えた。そのため、機器毎の状況、能力に応じ
た抑制処理を行うことが可能となる。
【0081】また、エージェント協調部9において、機
器が抑制状態の場合、抑制解除を行うタイミングを判定
し、エージェント電力増加処理部33に電力増加処理
(解除)を依頼するために、エージェント抑制解除判断
部36を備えているので、抑制中の機器が自ら再起動を
行うことが可能となるため、人手による機器の復帰作業
を回避できる。
【0082】また、エージェント入札処理部39に加え
て、ユーザが機器毎に一時停止時間、入札する、しない
などの入札条件を設定可能にするために、エージェント
入札条件編集部43を備えているので、機器6毎に抑制
処理の参加の有無、抑制処理の方式(一時停止、省電力
等)の振る舞いをユーザが指定でき、ユーザのライフス
タイルに合わせた機器間の協調動作が可能となる(例え
ば、Aさんの場合、テレビは絶対止めないが、Bさんの
場合は、テレビは抑制動作に参加しても良い等)。
【0083】また、調整機協調部4の構成を分割し、抑
制する機器を判定するルールを部屋毎に変更可能にする
ために、発注判定条件保持部31を備えた。そのため、
抑制処理を依頼する判断基準を部屋毎に設定可能となる
ため、例えば、「キッチンでは抑制可能時間の長い機器
を優先して抑制」、「居間では出来るだけ多くの機器が
動作できる様、容量の大きいものを優先して抑制」な
ど、部屋の使用用途に合わせた協調が可能となる。
【0084】また、調整機協調部4において、機器エー
ジェント7を持たない機器が稼動するなどして、設定さ
れた閾値以上の電流が流れた場合、各エージェント機器
に対して抑制依頼行うために、緊急抑制依頼部27を備
えたので、機器エージェントを持たない機器が接続され
た場合でも、機器エージェントを持つ機器間が協調して
回線容量を超えない様に抑制動作を行うことが可能とな
る。
【0085】さらに、調整機協調部4の構成に加えて、
調整機に設定する調整閾値電流量、抑制する機器6を判
定する際の条件をユーザが設定可能にするために、調整
条件編集部25を備えたので、ユーザの好みに応じて部
屋毎の抑制方式を設定可能となる。また閾値電流量をブ
レーカ容量より低く設定することにより、省エネ効果を
生みだすことができる。
【0086】
【発明の効果】この発明に係る自律協調電力調整機構
は、ブレーカの系統内に接続された複数の機器が、自律
的に協調し、ブレーカの容量を越えて電力を消費しない
様、使用電気量の調整を自動的に行う機構であって、
(1)ブレーカと複数の機器との間に接続され、 a.ブレーカの系統で使用されている電流を計測する電
流計測部、 b.通信内容及び送信元IDからなる通信プロトコルに
より複数の機器の機器エージェントと互いに通信する調
整機通信部、及び c.電流計測部からの信号又は機器からの要求に基づい
て電力調整要求を各機器に送信し、機器からの回答があ
った場合に、予め記憶された条件に基づいて回答から機
器を選択して電力調整を実行させる調整機協調部を有す
る電力調整機と、(2)電力調整機を介してブレーカの
系統内に各々接続された複数機器にそれぞれ設けられ、 a.通信プロトコルにより電力調整機及び他の機器と通
信を行うエージェント通信部、 b.エージェント通信部の受信した通信内容に対して、
予め記憶された条件に基づいて処理を実行できる場合に
のみ、処理の条件を付加して回答を行うエージェント調
整部、及び c.エージェント通信部の受信した通信内容に基づいて
機器の制御を行う機器制御部を有する機器エージェント
とを備え、調整機通信部と複数のエージェント通信部と
の間で行われる通信は、通信プロトコルを用いたブロー
ドキャスト通信であり、受信側は、通信内容が予め記憶
されたの内容の場合のみ送信元に回答を行い、電力調整
機と複数の機器エージェントは、互いに通信を行うこと
によって、自律的に協調し、ブレーカの容量を越えて電
力を消費しない様、使用電気量の調整を自動的に行う。
そのため、動作している機器がブレーカの容量を越えな
い様に、自動的に使用電力の調整を行い、ブレーカを落
とすこと無しに、電力容量を有効活用することが可能と
なる。
【0087】また、調整機協調部は、許容される電流量
の閾値を記憶する調整閾値保持部、機器エージェントか
らの電力増加依頼の通信内容を受けて、現在の使用電流
と要求電流との和が調整閾値保持部に設定されている閾
値以内であるかを判断する余裕電力判定部、及び、和が
閾値以内である場合に電力増加依頼を行った機器エージ
ェントに対して電力増加の許可を行う電力増加許可部を
有する調整機電力増加依頼処理部を備えている。そのた
め、接続された機器の構成、使用状況に係わらず、設定
された閾値電流量に系統全体の電流使用量を抑えること
が出来る。
【0088】また、調整機電力増加依頼処理部は、余裕
電力判定部が、機器エージェントからの電力増加依頼の
通信内容を受けて、現在の使用電流と要求電流との和が
調整閾値保持部に設定されている閾値を越えると判断し
た場合に、調整機通信部を通じて複数の機器エージェン
トに対し電力抑制の電力調整要求を行うと共に、各機器
エージェントからの回答を受けて、要求機器を選択して
電力調整要求を行うことを特徴とする調整機公示部を備
えている。そのため、ある機器が稼動するための余剰電
流がない場合でも他の機器に抑制を依頼し、余剰電流を
確保することが出来る。
【0089】また、調整機協調部は、機器の電力量の抑
制状態、及び、機器からの電力調整要求を記憶保持する
協調状態保持部を備えている。そのため、現在の系統内
の機器がどの様な状態になっているかを記録することが
出来る。
【0090】また、調整機協調部は、電力量抑制中の機
器が存在し、且つ現在の使用電流に余裕が発生した際、
電力量抑制中の機器に対して抑制解除の送信を行う抑制
解除許可公示部を備えている。そのため、余剰電力に余
裕が出来た時点で自動的に抑制中の機器に対し抑制の解
除を行うことが出来る。
【0091】また、電力調整機は、機器間の電力量の調
整が発生した際、調整に携わった機器及びその調整状態
をユーザに通知する通知機能を持つ機器エージェントに
対し協調状態通知の送信を行う調整状態通知依頼部を備
えている。そのため、機器の抑制状態をユーザに通知す
ることが可能になる。また通知の依頼を行い、ユーザへ
の通知機能を持つ機器がそれを実行するため、通知の形
態はさまざまな形態をとることが可能となる。
【0092】また、エージェント協調部は、機器の消費
電力が増加する場合に、電力調整機に電力増加依頼を行
うエージェント依頼部、及び、電力調整機からの電力調
整要求を受け、機器制御部を通じて機器の電力増加を行
うエージェント依頼内容実行部を有する。そのため、機
器が稼動するときに予め余剰電力を確保してから動作す
るため、機器の起動に伴うブレーカの遮断を防ぐことが
出来る。
【0093】また、エージェント協調部は、電力調整機
からの電力抑制の電力調整要求に対して現在の機器の状
態が電力抑制可能かを判断する回答条件が予め設定され
ているエージェント入札条件保持部、入札条件保持部の
回答条件に基づいて回答の可能性を判断し、可能な場合
に回答を行うエージェント入札判断部、及び、電力調整
機2からの電力抑制を受け、機器制御部を通じて電力の
抑制処理を行うエージェント受注処理部を有するエージ
ェント入札処理部を備えている。そのため、機器毎の状
況、能力に応じた抑制処理を行うことが可能となる。
【0094】また、エージェント協調部は、所定の抑制
時間を記憶する抑制状況保持部、及び、電力抑制の電力
調整要求を受けた後、抑制時間を経過したときに、エー
ジェント電力増加処理部に、抑制解除の電力増加の通知
をするエージェント抑制解除要求部を有するエージェン
ト抑制解除判断部を備えている。そのため、抑制中の機
器が自ら再起動を行うことが可能となるため、人手によ
る機器の復帰作業を回避できる。
【0095】また、エージェント入札処理部は、回答条
件を編集できるように、エージェント入札条件保持部に
対する編集機能を有するエージェント入札条件編集部を
備えている。そのため、機器毎に抑制処理の参加の有
無、抑制処理の振る舞いをユーザが指定でき、ユーザの
ライフスタイルに合わせた機器間の協調動作が可能とな
る。
【0096】また、調整機協調部は、調整機公示部が要
求機器の選択を行うための条件が設定された発注判定条
件保持部を備えている。そのため、抑制処理を依頼する
判断基準を部屋毎に設定可能となり、部屋の使用用途に
合わせた協調が可能となる。
【0097】また、調整機協調部は、調整閾値保持部に
設定されたの閾値以上の電流が流れた場合、調整機通信
部を通じて複数の機器エージェントに対し電力抑制の電
力調整要求を行う緊急抑制依頼部を備えている。そのた
め、機器エージェントを持たない機器が接続された場合
でも、機器エージェントを持つ機器間が協調して電力容
量を超えない様に抑制動作を行うことが可能となる。
【0098】さらに、調整機協調部は、余裕電力判定部
の判断基準となる調整閾値保持部に設定された閾値、及
び、調整機公示部の判断基準となる発注判定条件保持部
に設定された条件を編集することを可能とする調整条件
編集部を備えている。そのため、ユーザの好みに応じて
部屋毎の抑制方式を設定可能になる。また閾値電流量を
ブレーカ容量より低く設定することにより、省エネ効果
を生みだすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自律協調電力調整機構のシステムブ
ロック図である。
【図2】 図1の電力調整機の内部を詳細に示したブロ
ック図である。
【図3】 図1におけるエージェント協調部の内部を詳
細に示したブロック図である。
【図4】 電力調整機及びエージェント機器の通信プロ
トコルを示す図である。
【図5】 本実施の形態を説明する為の具体的な構成を
示す機器構成図である。
【図6】 機器エージェントを備えた機器と電力調整機
の間で行われる電力調整の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】 電力調整機側からの調整解除の動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】 抑制処理を行っている機器側からの調整解除
の動作を示すフローチャートである。
【図9】 機器エージェントを持たない機器が稼動し回
線の容量を越えた際の協調の動作を示すフローチャート
である。
【図10】 従来の電力調整機構を示すシステムブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1 ブレーカ、2 電力調整機、3 電流計測部、4
調整機協調部、5 調整機通信部、6 機器、7 機器
エージェント、8 エージェント通信部、9エージェン
ト協調部、10 機器制御部、21 調整機電力増加依
頼処理部、22 余裕電力判定部、23 電力増加許可
部、24 調整閾値保持部、25 調整条件編集部、2
6 調整機公示部、27 緊急抑制依頼部、28 協調
状態保持部、29 調整状態通知依頼部、30 抑制解
除許可公示部、31 発注判定条件保持部、33 エー
ジェント電力増加処理部、34 エージェント依頼部、
35 エージェント依頼内容実行部、36 エージェン
ト抑制解除判断部、37抑制状況保持部、38 エージ
ェント抑制解除要求部、39 エージェント入札処理
部、40 エージェント入札判断部、41 エージェン
ト入札条件保持部、42 エージェント受注処理部、4
3 エージェント入札条件編集部。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブレーカの系統内に接続された複数の機
    器が、自律的に協調し、該ブレーカの容量を越えて電力
    を消費しない様、使用電気量の調整を自動的に行う機構
    であって、(1)上記ブレーカと上記複数の機器との間
    に接続され、 a.上記ブレーカの系統で使用されている電流を計測す
    る電流計測部、 b.通信内容及び送信元IDからなる通信プロトコルに
    より上記複数の機器の機器エージェントと互いに通信す
    る調整機通信部、及び c.上記電流計測部からの信号又は上記機器からの要求
    に基づいて電力調整要求を上記各機器に送信し、該機器
    からの回答があった場合に、予め記憶された条件に基づ
    いて該回答から機器を選択して電力調整を実行させる調
    整機協調部を有する電力調整機と、(2)上記電力調整
    機を介して上記ブレーカの系統内に各々接続された上記
    複数機器にそれぞれ設けられ、 a.上記通信プロトコルにより上記電力調整機及び他の
    機器と通信を行うエージェント通信部、 b.上記エージェント通信部の受信した通信内容に対し
    て、予め記憶された条件に基づいて処理を実行できる場
    合にのみ、該処理の条件を付加して上記回答を行うエー
    ジェント調整部、及び c.上記エージェント通信部の受信した通信内容に基づ
    いて上記機器の制御を行う機器制御部を有する機器エー
    ジェントとを備え、 上記調整機通信部と上記複数のエージェント通信部との
    間で行われる通信は、上記通信プロトコルを用いたブロ
    ードキャスト通信であり、受信側は、上記通信内容が予
    め記憶されたの内容の場合のみ送信元に回答を行い、 上記電力調整機と上記複数の機器エージェントは、互い
    に上記通信を行うことによって、自律的に協調し、該ブ
    レーカの容量を越えて電力を消費しない様、使用電気量
    の調整を自動的に行うことを特徴とする自律協調電力調
    整機構。
  2. 【請求項2】 上記調整機協調部は、 許容される電流量の閾値を記憶する調整閾値保持部、 上記機器エージェントからの電力増加依頼の通信内容を
    受けて、現在の使用電流と要求電流との和が上記調整閾
    値保持部に設定されている閾値以内であるかを判断する
    余裕電力判定部、及び上記和が閾値以内である場合に電
    力増加依頼を行った上記機器エージェントに対して電力
    増加の許可を行う電力増加許可部を有する調整機電力増
    加依頼処理部を備えたことを特徴とする請求項1記載の
    自律協調電力調整機構。
  3. 【請求項3】 上記調整機電力増加依頼処理部は、 上記余裕電力判定部が、上記機器エージェントからの電
    力増加依頼の通信内容を受けて、現在の使用電流と要求
    電流との和が上記調整閾値保持部に設定されている閾値
    を越えると判断した場合に、調整機通信部を通じて上記
    複数の機器エージェントに対し電力抑制の電力調整要求
    を行うと共に、該各機器エージェントからの回答を受け
    て、要求機器を選択して電力調整要求を行うことを特徴
    とする調整機公示部を備えたことを特徴とする請求項2
    記載の自律協調電力調整機構。
  4. 【請求項4】 上記調整機協調部は、 上記機器の電力量の抑制状態、及び上記機器からの電力
    調整要求を記憶保持する協調状態保持部を備えたことを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の自律協調電
    力調整機構。
  5. 【請求項5】 上記調整機協調部は、 電力量抑制中の上記機器が存在し、且つ現在の使用電流
    に余裕が発生した際、該電力量抑制中の上記機器に対し
    て抑制解除の送信を行う抑制解除許可公示部を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至4のいずれか記載の自律協
    調電力調整機構。
  6. 【請求項6】 上記電力調整機は、 上記機器間の電力量の調整が発生した際、調整に携わっ
    た上記機器及びその調整状態をユーザに通知する通知機
    能を持つ機器エージェントに対し協調状態通知の送信を
    行う調整状態通知依頼部を備えたことを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか記載の自律協調電力調整機構。
  7. 【請求項7】 上記エージェント協調部は、 上記機器の消費電力が増加する場合に、上記電力調整機
    に電力増加依頼を行うエージェント依頼部、及び上記電
    力調整機からの電力調整要求を受け、上記機器制御部を
    通じて上記機器の電力増加を行うエージェント依頼内容
    実行部を有するエージェント電力増加処理部を備えたこ
    とを特徴とする請求項1乃至6のいずれか記載の自律協
    調電力調整機構。
  8. 【請求項8】 上記エージェント協調部は、 上記電力調整機からの電力抑制の電力調整要求に対して
    現在の機器の状態が電力抑制可能かを判断する回答条件
    が予め設定されているエージェント入札条件保持部、 上記入札条件保持部の回答条件に基づいて回答の可能性
    を判断し、可能な場合に回答を行うエージェント入札判
    断部、及び上記電力調整機2からの電力抑制を受け、上
    記機器制御部を通じて電力の抑制処理を行うエージェン
    ト受注処理部を有するエージェント入札処理部を備えた
    ことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記載の自律
    協調電力調整機構。
  9. 【請求項9】 上記エージェント協調部は、 所定の抑制時間を記憶する抑制状況保持部、及び電力抑
    制の電力調整要求を受けた後、上記抑制時間を経過した
    ときに、上記エージェント電力増加処理部に、抑制解除
    の電力増加の通知をするエージェント抑制解除要求部を
    有するエージェント抑制解除判断部を備えたことを特徴
    とする請求項7記載の自律協調電力調整機構。
  10. 【請求項10】 上記エージェント入札処理部は、 回答条件を編集できるように、上記エージェント入札条
    件保持部に対する編集機能を有するエージェント入札条
    件編集部を備えたことを特徴とする請求項8記載の自律
    協調電力調整機構。
  11. 【請求項11】 上記調整機協調部は、 上記調整機公示部が要求機器の選択を行うための条件が
    設定された発注判定条件保持部を備えたことを特徴とす
    る請求項3記載の自律協調電力調整機構。
  12. 【請求項12】 上記調整機協調部は、 上記調整閾値保持部に設定されたの閾値以上の電流が流
    れた場合、上記調整機通信部を通じて上記複数の機器エ
    ージェントに対し電力抑制の電力調整要求を行う緊急抑
    制依頼部を備えたことを特徴とする請求項2記載の自律
    協調電力調整機構。
  13. 【請求項13】 上記調整機協調部は、上記余裕電力判
    定部の判断基準となる上記調整閾値保持部に設定された
    閾値、及び、上記調整機公示部の判断基準となる発注判
    定条件保持部に設定された条件を編集することを可能と
    する調整条件編集部を備えたことを特徴とする請求項1
    1記載の自律協調電力調整機構。
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