JP6701761B2 - 電力消費管理装置、電力消費管理システムおよび電力消費管理プログラム - Google Patents

電力消費管理装置、電力消費管理システムおよび電力消費管理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、電力消費管理装置、電力消費管理システムおよび電力消費管理プログラムに関し、特に、電力需要施設における電力消費を抑制する電力消費管理装置、電力消費管理システムおよび電力消費管理プログラムに関する。
従来、電力需給が逼迫している場合等に一般家庭およびオフィス等の電力需要施設における電力消費が抑制されるように、電力需要施設における電力消費を管理するシステムが開発されている。
たとえば、特許文献1(特開2012−205358号公報)には、以下のような技術が開示されている。すなわち、電力管理システムは、予め登録された複数の参加者を含むコミュニティに関する参加者リストを保持する保持部と、電力削減制御の実行の要否を判定する判定部と、電力削減制御の実行が必要であると判定部が判定した場合に、参加者リストに含まれている複数の参加者の中から、電力削減制御の対象となる一以上の対象者を選定する選定部と、選定部によって選定された対象者に関して、電力削減制御を実行する制御部と、電力削減制御が実行された対象者に対して、削減電力に基づく特典を付与する付与部とを備える。
また、節電を目的として、家庭またはビル等の電力需要施設へのエネルギーマネジメントシステムxEMS(Energy Management System)の導入が行われている。
xEMSとは、電力需要施設における消費電力量を監視し、電力需要施設における機器または設備等の運転状態を管理することによって、電力需要施設における電力消費の抑制を図るためのシステムである。xEMSは、家庭向けである場合、HEMS(Home Energy Management System)となり、ビル向けである場合、BEMS(Building Energy Management System)となる。
xEMSは、たとえばアグリゲータと呼ばれる事業者と連携することによって電力需要の抑制を実現する。アグリゲータは、xEMSを導入した電力需要施設に対してエネルギー管理支援サービスを提供する。
特開2012−205358号公報 特開2013−161144号公報
電力会社および系統運用会社等の系統側事業者は、多くの電力需要施設にxEMSが導入されることにより、全体的な電力需要を広範囲に調整することが容易となる。
たとえば、系統側事業者は、電力需給の逼迫が予測される場合に、アグリゲータに対して予め節電要請を行なう。そして、アグリゲータは、電力需要施設の需要家に対して節電要請を行なう。
しかしながら、アグリゲータが節電要請を行っても、節電要請の対象期間において当該節電要請に従った電力消費の抑制が需要家の電力需要施設において行われない場合がある。このような場合、十分な節電が行われなくなり、需要と供給とのバランスが崩れてしまうことがある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することが可能な電力消費管理装置、電力消費管理システムおよび電力消費管理プログラムを提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力消費管理装置は、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部とを備える。
(10)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力消費管理システムは、電力消費管理装置と、複数の負荷側装置とを備え、前記電力消費管理装置は、1または複数の電力需要施設における前記複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、前記電力消費管理装置は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、取得した各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定し、前記電力消費管理装置は、決定した前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、決定した前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する。
(11)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる電力消費管理プログラムは、電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータを、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部と、として機能させるためのプログラムである。
本発明は、このような特徴的な処理部を備える電力消費管理装置として実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現したり、電力消費管理装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したりすることができる。
また、本発明は、このような特徴的な処理部を備える電力消費管理システムとして実現することができるだけでなく、かかる特徴的な処理をステップとする方法として実現したり、電力消費管理システムの一部または全部を実現する半導体集積回路として実現したりすることができる。
本発明によれば、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。 図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムの適用例を示す図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理装置の構成を示す図である。 図4は、本発明の第1の実施の形態に係るデータベースに保存される電力量テーブルの一例を示す図である。 図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおけるDRのタイムチャートの一例を示す図である。 図6は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置における判断部の判断結果の一例を示す図である。 図7は、本発明の第1の実施の形態に係る機器の予想量取得部が用いる制御パターンの一例を示す図である。 図8は、本発明の第1の実施の形態に係る機器の予想量取得部が用いる制御パターンの一例を示す図である。 図9は、本発明の第1の実施の形態に係る機器の予想量取得部が用いる制御パターンの一例を示す図である。 図10は、消費電力量の所定条件を説明するための図である。 図11は、本発明の第1の実施の形態に係るデータベースに保存される節電効果表の一例を示す図である。 図12は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置における予想量取得部による節電予想量の算出結果の一例を示す図である。 図13は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置がDR要請信号を受信して処理する際の動作手順を定めたフローチャートである。 図14は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。 図15は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムの適用例を示す図である。 図16は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理装置の構成を示す図である。
最初に、本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の実施の形態に係る電力消費管理装置は、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部とを備える。
このように、たとえば需要と供給とのバランスが崩れないように、機器動作の制御パターンに着目した複数の負荷側装置の各々の節電予想量を用いて制御対象および制御パターンを決定し、制御情報を送信する構成により、節電予想量と同程度の電力消費の抑制が達成される可能性を高めることができる。したがって、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することができる。
(2)好ましくは、前記負荷側装置は、前記電力需要施設における1または複数の機器を制御可能な装置であり、前記送信部は、前記決定部によって決定された前記負荷側装置へ、前記制御情報を送信する。
このように、負荷側装置が、制御情報に従って電力需要施設における1または複数の機器を制御する構成により、当該負荷側装置に対応する節電予想量と同程度の電力消費の抑制を当該複数の機器に対してより確実に行わせることができる。
(3)好ましくは、前記負荷側装置は、前記電力需要施設における機器であり、前記送信部は、前記決定部によって決定された前記負荷側装置を制御可能な前記装置へ、前記制御情報を送信する。
このように、電力需要施設における機器を制御可能な装置が制御情報に従って当該機器を制御する構成により、当該機器に対応する節電予想量と同程度の電力消費の抑制を当該機器に対してより確実に行わせることができる。
(4)好ましくは、前記予想量取得部は、1つの前記負荷側装置に対応する複数の前記パターンを取得し、各前記パターンにおける前記節電予想量が異なる。
このような構成により、電力消費に関する要請の内容に応じて、複数の候補の中から対象となる負荷側装置および対応のパターンを適切に決定することができる。
(5)好ましくは、前記電力消費管理装置は、さらに、前記負荷側装置に対応する消費電力量の計測結果を取得する電力量取得部と、前記電力量取得部によって取得された前記計測結果に基づいて、前記負荷側装置についての機器動作の状況を判断する判断部とを備え、前記予想量取得部は、前記判断部の判断結果に基づいて前記節電予想量を取得する。
このような構成により、たとえば動作していない機器についての節電予想量を期待して誤った節電量を予想してしまうことを防ぐことができるので、より正確な節電予想量を取得することができる。
(6)好ましくは、前記所定条件は、前記複数の負荷側装置に対応する電力消費に対してペナルティが課されないことである。
このような構成により、たとえば同時同量の義務を順守してペナルティが課されないように、対象となる負荷側装置および対応のパターンを適切に決定することができる。
(7)好ましくは、前記パターンは、前記要請に含まれる節電期間の終了タイミングにおいて前記負荷側装置に対応する消費電力量が所定条件を満たすような機器動作である。
このような構成により、節電期間の満了後における消費電力量をある程度コントロールすることができるので、たとえばリバウンドにより消費電力量が急増してしまうことを防ぐことができる。
(8)好ましくは、前記予想量取得部は、前記負荷側装置に対応する前記電力需要施設についての環境パラメータと節電予想量との対応関係を示す情報から前記節電予想量を取得する。
このような構成により、電力需要施設における環境に応じた節電予想量を取得することができるので、より正確な節電予想量を容易に取得することができる。
(9)好ましくは、前記パターンは、空調設備の室外機の動作であり、前記予想量取得部は、さらに、前記負荷側装置に対応する前記電力需要施設における室外気温を取得し、取得した前記室外気温に応じた前記節電予想量を取得する。
このような構成により、室外気温と室内気温との温度差に応じて消費電力量が大きく変動する空調設備の節電予想量をより正確に取得することができる。
(10)本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムは、電力消費管理装置と、複数の負荷側装置とを備え、前記電力消費管理装置は、1または複数の電力需要施設における前記複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、前記電力消費管理装置は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、取得した各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定し、前記電力消費管理装置は、決定した前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、決定した前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する。
このように、たとえば需要と供給とのバランスが崩れないように、機器動作の制御パターンに着目した複数の負荷側装置の各々の節電予想量を用いて制御対象および制御パターンを決定し、制御情報を送信する構成により、節電予想量と同程度の電力消費の抑制が達成される可能性を高めることができる。したがって、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することができる。
(11)本発明の実施の形態に係る電力消費管理プログラムは、電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、コンピュータを、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部と、として機能させるためのプログラムである。
このように、たとえば需要と供給とのバランスが崩れないように、機器動作の制御パターンに着目した複数の負荷側装置の各々の節電予想量を用いて制御対象および制御パターンを決定し、制御情報を送信する構成により、節電予想量と同程度の電力消費の抑制が達成される可能性を高めることができる。したがって、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[構成および基本動作]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。
図1を参照して、電力消費管理システム301は、系統側管理装置151と、電力消費管理装置101と、3つのBEMS−GW(Gateway)202と、6つの負荷側装置205とを備える。
図1では、6つの負荷側装置205を代表的に示しているが、複数の負荷側装置205が設けられればよい。また、1つのBEMS−GW202に対応して2つの負荷側装置205を代表的に示しているが、1つのBEMS−GW202に対応して1つまたは3つ以上の負荷側装置205が設けられてもよい。また、1つの電力需要施設において1つのBEMS−GW202が設けられているが、1つの電力需要施設において複数のBEMS−GW202が設けられてもよい。また、3つの電力需要施設を代表的に示しているが、2つ以下または4つ以上の電力需要施設が設けられてもよい。
電力消費管理システム301では、たとえば、電力の需給が逼迫する場合、または電力の需給が逼迫するおそれがある場合において、各需要家における消費電力を抑制するための需要応答(DR:Demand Response)を発行することが可能である。
より詳細には、電力消費管理システム301における系統側管理装置151は、電力系統側である電力会社または系統運用会社等によって運用され、電力消費に関する要請を示す電力管理情報を含むDR(Demand Response)要請信号を、たとえばOpenADR2.0の規格に従って電力消費管理装置101へ送信する。電力会社は、たとえば発電事業者または電力小売り事業者である。
電力管理情報は、たとえば、電力消費の抑制の対象期間(以下、節電期間とも称する。)の開始タイミングであるDR開始タイミングおよび節電期間の長さ、ならびに電力消費の削減依頼量を含む。なお、電力管理情報には、節電期間の長さの代わりに節電期間の終了タイミングであるDR終了タイミングが含まれてもよい。また、電力管理情報には、電力消費の削減依頼量の代わりに、電力量の上限または削減レベルが含まれていてもよい。
BEMS−GW202は、電力会社から電力の供給を受けるビルまたは工場等の電力需要施設における1または複数の負荷側装置205を制御可能な装置の一例である。BEMS−GW202は、電気機器の動作を制御することによって消費電力の削減を図るためのBEMSにおいて用いられる装置であり、たとえばアグリゲータによって導入される。なお、電力消費管理システム301は、BEMS−GW202の代わりに、一般家庭等の電力需要施設における1または複数の負荷側装置205を制御可能な装置の一例であるHEMS−GWを備える構成であってもよい。
電力消費管理装置101は、たとえばアグリゲータによって運用され、1または複数のBEMS−GW202と通信を行なうことにより、当該BEMS−GW202が設けられた電力需要施設における電力消費を管理する。電力消費管理装置101は、たとえば、BEMS−GW202が設けられる電力需要施設から遠隔の場所に設置されることが多い。
[課題]
電力消費管理装置101は、系統側管理装置151からDR要請信号を受信すると、受信したDR要請信号に含まれる電力管理情報に基づいて、たとえば、電力消費に関する指示情報をBEMS−GW202に通知する。
より詳細には、電力消費管理装置101は、たとえば、電力管理情報に基づいて、節電期間、および抑制すべき電力量である抑制量を節電目標として示す指示情報をBEMS−GW202へ通知する。
BEMS−GW202は、電力消費管理装置101から指示情報の通知を受けると、受けた指示情報に基づいて、自己が制御可能な1または複数の負荷側装置205に対して節電のための制御を行うか否かの判断を行う。この判断は、たとえばBEMS−GW202の節電ポリシーに従って行われる。すなわち、BEMS−GW202が主体的に負荷側装置205を制御する。そして、BEMS−GW202は、節電のための制御対象とすべきと判断した負荷側装置205に、節電を行わせるための制御指示を出力する。
たとえば、アグリゲータが需要である消費電力量と供給である発電電力量とをバランスさせるための同時同量の義務を順守する必要がある場合、電力消費管理装置101では、指示情報の内容および通知先を適切に決定することが求められる。このため、節電期間において各負荷側装置205により節約される電力量の予想値である節電予想量を当該節電期間の開始タイミングより前に正確に認識しておくことが好ましい。
しかしながら、上記のように、負荷側装置205に対する節電のための制御に関する判断がBEMS−GW202において行われる場合、電力消費管理装置101からの指示情報に対する電力需要施設における節電は、BEMS−GW202に大きく依存することになる。
このため、電力消費管理装置101は、正確な節電予想量を予め認識することが困難であり、指示情報の内容および通知先を適切に決定できず、節電目標を達成できなくなることがある。この場合、アグリゲータにペナルティが課されることがあるため、好ましくない。
そこで、本発明の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理装置およびBEMS−GWでは、以下のような構成および動作により、このような課題を解決する。
[電力消費管理システムの適用例]
図2は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムの適用例を示す図である。
図2を参照して、電力会社の施設には、たとえばサーバである系統側管理装置151と、データベース(DB)162とが設けられている。アグリゲータの施設には、たとえばDRAS(Demand Response Automation Server)である電力消費管理装置101と、データベース161とが設けられている。各電力需要施設には、たとえば計測装置および制御装置の機能を有するBEMS−GW202と、電力メータ181と、電流センサ182と、センサ183と、複数の負荷側装置205とが設けられている。
負荷側装置205は、たとえば電力需要施設における機器である。具体的には、負荷側装置205は、空調設備であり、室外機206と、室内機207とを含む。なお、負荷側装置205は、二次電池をエネルギー源とする二次電池式電気自動車およびプラグインハイブリッドカー、ならびに照明およびテレビ等の電気機器であってもよい。
系統側管理装置151は、データベース162に保存された情報等に基づいて、電力管理情報を作成し、作成した電力管理情報をインターネット10経由で電力消費管理装置101へ送信する。
電力消費管理装置101は、系統側管理装置151から電力管理情報を受信すると、受信した電力管理情報、およびデータベース161に保存された各種情報等に基づいて制御情報を作成し、作成した制御情報をたとえばOpenADR2.0の規格に従ってインターネット10経由でBEMS−GW202へ送信する。
BEMS−GW202は、電力消費管理装置101から受信した制御情報に基づいて、制御対象の負荷側装置205の能力を制限する節電制御を行う。
具体的には、BEMS−GW202は、負荷側装置205における室外機206をたとえばレベル1〜3の3段階で節電制御することが可能である。ここで、レベル1の節電制御は、室外機206における圧縮機の能力の上限値を75%に抑制する節電制御である。レベル2の節電制御は、当該能力を50%に抑制する節電制御である。レベル3の節電制御は、当該能力を0%に抑制する節電制御すなわち室外機206を停止する節電制御である。
BEMS−GW202は、制御情報に従って、レベル1〜3の節電制御のうちのいずれか1つを継続して行ったり、レベル1〜3の節電制御を組み合わせた制御を行ったりする。
電力メータ181は、たとえば電力需要施設における全体の消費電力量を測定し、測定結果を示す信号をBEMS−GW202へ送信する。電流センサ182は、たとえば電力需要施設における各フロアに設けられ、負荷側装置205単位の消費電力量を測定し、測定結果を示す信号をBEMS−GW202へ送信する。センサ183は、たとえば、電力需要施設における各フロアに設けられた温度センサまたは湿度センサ等であり、検知結果を示す信号をBEMS−GW202へ送信する。
BEMS−GW202は、たとえば電力消費管理装置101からの電力量情報要求に従って、電力メータ181および電流センサ182等の測定結果に基づく所定時間単位かつ負荷側装置205単位の消費電力量を示す電力量情報をインターネット10経由で電力消費管理装置101へ送信する。
また、BEMS−GW202は、たとえば電力消費管理装置101からのセンサ情報要求に従って、各種センサ183の検知結果を示すセンサ情報をインターネット10経由で電力消費管理装置101へ送信する。
電力消費管理装置101は、BEMS−GW202から取得した各種情報をデータベース161に保存する。
[電力消費管理装置]
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理装置の構成を示す図である。
図3を参照して、電力消費管理装置101は、通信部(送信部および電力量取得部)21と、決定部22と、予想量取得部23と、判断部24と、更新部25とを備える。
図4は、本発明の第1の実施の形態に係るデータベースに保存される電力量テーブルの一例を示す図である。図4に示す電力量テーブルは、データベース161に保存される。
図4を参照して、電力量テーブルは、電力消費管理装置101の制御対象の負荷側装置205ごとに用意される。
図3および図4を参照して、電力消費管理装置101における更新部25は、制御対象の各負荷側装置205におけるたとえば直近の5分間における消費電力量を取得し、取得した消費電力量を対応の電力量テーブルに追加することにより当該電力量テーブルを更新する。
より詳細には、更新部25は、直近の5分間における負荷側装置205の消費電力量を示す電力量情報を要求する旨を含む電力量情報要求を5分ごとに作成し、作成した電力量情報要求を通信部21へ出力する。
通信部21は、更新部25から電力量情報要求を受けると、受けた電力量情報要求をインターネット10経由でBEMS−GW202へ送信する。
通信部21は、たとえば、負荷側装置205に対応する消費電力量の計測結果を取得する。より詳細には、通信部21は、電力量情報要求の応答として電力量情報をBEMS−GW202から受信すると、受信した電力量情報を更新部25へ出力する。
更新部25は、通信部21から電力量情報を受けると、受けた電力量情報の示す消費電力量を対応の電力量テーブルに追加することにより当該電力量テーブルを更新する。
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムにおけるDRのタイムチャートの一例を示す図である。図6は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置における判断部の判断結果の一例を示す図である。
図3、図5および図6を参照して、通信部21は、たとえば節電開始31分前である10時29分において系統側管理装置151からDR要請信号を受信すると、受信したDR要請信号から電力管理情報を取得し、取得した電力管理情報を決定部22および判断部24へ出力する。
この例では、電力管理情報に含まれる、DR開始タイミング、節電期間の長さおよび電力消費の削減依頼量は、それぞれ11:00、3時間および60kWhである。
判断部24は、通信部21によって取得された、負荷側装置205に対応する消費電力量の計測結果に基づいて、負荷側装置205についての機器動作の状況を判断する。
より詳細には、判断部24は、通信部21から電力管理情報を受けると、たとえば、制御対象の負荷側装置205が稼働しているか否かを確認するために、データベース161における電力量テーブルを参照する。
判断部24は、たとえば、参照する電力量テーブルにおける最新の電力量実績値と所定のしきい値との大小関係に基づいて、当該電力量テーブルに対応する負荷側装置205が稼働しているか否かを判断する。
具体的には、判断部24は、最新の電力量実績値がたとえば30kWh以上である場合、当該電力量テーブルに対応する負荷側装置205が稼働していると判断する。
一方、判断部24は、最新の電力量実績値が30kWhより小さい場合、当該電力量テーブルに対応する負荷側装置205が停止していると判断する。
この例では、判断部24は、図6に示すように、BEMS−GW202であるBEMS−GW202Aの制御対象の負荷側装置205である負荷側装置205A,205Bにおける最新の電力量実績値がそれぞれ32kWhおよび36kWhであるので、負荷側装置205A,205Bが稼働していると判断する。
また、判断部24は、BEMS−GW202であるBEMS−GW202Bの制御対象の負荷側装置205である負荷側装置205Cにおける最新の電力量実績値が42kWhであるので、負荷側装置205Cが稼働していると判断する。
一方、判断部24は、BEMS−GW202であるBEMS−GW202Cの制御対象の負荷側装置205である負荷側装置205D〜205Fにおける最新の電力量実績値が30kWhより小さいので、負荷側装置205D〜205Fが停止していると判断する。判断部24は、判断結果を予想量取得部23へ通知する。
なお、判断部24は、参照する電力量テーブルにおける一定期間における電力量実績値の平均と所定のしきい値との大小関係に基づいて、当該電力量テーブルに対応する負荷側装置205が稼働しているか否かを判断してもよい。
具体的には、判断部24は、直近の30分間における電力量実績値の平均値がたとえば30kWh以上である場合、当該電力量テーブルに対応する負荷側装置205が稼働していると判断する。
一方、判断部24は、当該平均値が30kWhより小さい場合、当該電力量テーブルに対応する負荷側装置205が停止していると判断する。
図7〜図9は、本発明の第1の実施の形態に係る機器の予想量取得部が用いる制御パターンの一例を示す図である。図7〜図9には、節電期間の長さが3時間である場合における3種類の制御パターンP1〜P3がそれぞれ示される。
図7〜図9を参照して、制御パターンは、1または複数種類の節電制御を行うタイミングを示す。具体的には、図7に示す制御パターンP1は、15分間のレベル3(L3)の節電制御、および15分間のレベル1(L1)の節電制御を1シーケンスとして当該シーケンスを6回繰り返すパターンである。図8に示す制御パターンP2は、10分間のレベル3の節電制御、10分間のレベル2(L2)の節電制御、および10分間のレベル1の節電制御を1シーケンスとして当該シーケンスを6回繰り返すパターンである。図9に示す制御パターンP3は、7.5分間のレベル3の節電制御、および22.5分間のレベル1の節電制御を1シーケンスとして当該シーケンスを6回繰り返すパターンである。
再び図3を参照して、予想量取得部23は、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置205の各々について、複数の制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する。
たとえば、予想量取得部23は、判断部24の判断結果に基づいて節電予想量を取得する。具体的には、予想量取得部23は、判断部24により稼働していると判断された負荷側装置205A,205B,205Cの節電予想量を取得する。一方、予想量取得部23は、判断部24により停止していると判断された負荷側装置205D,205E,205Fの節電予想量を取得しない。
より詳細には、予想量取得部23は、判断部24から判断結果の通知を受けると、たとえば、1つの負荷側装置205に対応する複数の制御パターンを取得する。
具体的には、予想量取得部23は、判断部24により稼働していると判断された負荷側装置205A,205B,205Cに対応する、制御パターンP1〜P3を生成する。
なお、予想量取得部23は、負荷側装置205に対応する複数の制御パターンを取得する構成に限らず、負荷側装置205に対応する1つの制御パターンを取得してもよい。また、予想量取得部23は、負荷側装置205に対応する2つまたは4つ以上の制御パターンを取得してもよい。また、予想量取得部23は、制御パターンを生成する構成に限らず、予め生成された制御パターンをたとえばデータベース161から取得してもよい。
制御パターンP1〜P3は、たとえば、電力消費に関する要請に含まれる節電期間の終了タイミングにおいて負荷側装置205に対応する消費電力量が所定条件C1を満たすような機器動作、ここでは、空調設備すなわち負荷側装置205における室外機206の動作である。
図10は、消費電力量の所定条件を説明するための図である。
図10を参照して、たとえば、節電期間が満了したタイミングにおいて室内気温と室外気温との差が大きい場合、節電期間の満了後、負荷側装置205が最大パワーで動作することがある。このような場合、図10に示すように、節電期間の満了後において消費電力量が急増するリバウンドが発生する。所定条件C1は、このようなリバウンドが発生しないことである。
また、予想量取得部23は、たとえば、負荷側装置205に対応する電力需要施設における室外気温を取得する。
具体的には、予想量取得部23は、負荷側装置205Aおよび205Bに対応する電力需要施設、ならびに負荷側装置205Cに対応する電力需要施設における室外気温を取得する。
より詳細には、予想量取得部23は、センサ情報を要求する旨を含むセンサ情報要求を作成し、作成したセンサ情報要求を通信部21へ出力する。
通信部21は、予想量取得部23からセンサ情報要求を受けると、受けたセンサ情報要求をインターネット10経由で上記各電力需要施設に設けられたBEMS−GW202A,202Bへ送信する。
通信部21は、センサ情報要求の応答としてセンサ情報をBEMS−GW202A,202Bから受信すると、受信した各センサ情報を予想量取得部23へ出力する。
予想量取得部23は、通信部21から各センサ情報を受けると、受けた各センサ情報に基づいて、負荷側装置205A,205Bが設けられた電力需要施設における室外気温Ta、および負荷側装置205Cが設けられた電力需要施設における室外気温Tbを取得する。予想量取得部23は、取得した室外気温Ta,Tbを更新部25へ出力する。
この例では、予想量取得部23は、室外気温Ta,Tbとして、それぞれ23℃および26℃を取得する。
なお、予想量取得部23は、室外気温を電力需要施設におけるセンサ183から取得する構成に限らず、たとえば、電力需要施設が存在する地域における気温、湿度および天候等を示す気象予報情報をインターネット10等から取得し、取得した気象予報情報から室外気温を取得してもよい。
図11は、本発明の第1の実施の形態に係るデータベースに保存される節電効果表の一例を示す図である。
図11を参照して、データベース161には、負荷側装置205に対応する電力需要施設についての環境パラメータと節電予想量との対応関係を示す情報の一例である節電効果表ST1が保存されている。
節電効果表は、たとえば、負荷側装置205に対応して用意され、図11に示す節電効果表ST1は、負荷側装置205Aに対応する表である。
より詳細には、節電効果表ST1は、負荷側装置205Aが設けられている電力需要施設における室外気温と1時間当たりの節電量との対応関係を制御レベルごとに示す。負荷側装置205A以外の負荷側装置205に対応する節電効果表も、節電効果表ST1と同様である。
なお、節電効果表ST1は、室外気温と節電量との対応関係に限らず、負荷側装置205の空調対象のフロアに存在する人間の数、および当該フロアの面積の少なくともいずれか一方と節電量との対応関係を示してもよい。
再び図3を参照して、予想量取得部23は、たとえば、負荷側装置205に対応する電力需要施設についての環境パラメータと節電予想量との対応関係を示す情報から、取得した室外気温に応じた節電予想量であって、複数の制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量を取得する。ここで、たとえば各制御パターンにおける節電予想量が異なる。
図12は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置における予想量取得部による節電予想量の算出結果の一例を示す図である。
図12を参照して、予想量取得部23は、図11に示す節電効果表ST1を用いて、室外気温Taに応じた節電予想量であって、制御パターンP1の機器動作の制御を3時間行った場合における負荷側装置205Aの節電予想量として18.0kWhを算出する。
また、予想量取得部23は、節電効果表ST1を用いて、室外気温Taに応じた節電予想量であって、制御パターンP2の機器動作の制御を3時間行った場合における負荷側装置205Aの節電予想量として18.8kWhを算出する。
また、予想量取得部23は、節電効果表ST1を用いて、室外気温Taに応じた節電予想量であって、制御パターンP3の機器動作の制御を3時間行った場合における負荷側装置205Aの節電予想量として16.5kWhを算出する。
同様に、予想量取得部23は、負荷側装置205Bに対応する節電効果表を用いて、室外気温Taに応じた節電予想量であって、制御パターンP1,P2,P3の機器動作の制御を3時間行った場合における負荷側装置205Bの節電予想量として21.0,16.0,18.0kWhをそれぞれ算出する。
同様に、予想量取得部23は、負荷側装置205Cに対応する節電効果表を用いて、室外気温Tbに応じた節電予想量であって、制御パターンP1,P2,P3の機器動作の制御を3時間行った場合における負荷側装置205Cの節電予想量として24.0,27.0,30.0kWhをそれぞれ算出する。予想量取得部23は、各節電予想量の算出結果を決定部22へ出力する。
再び図3を参照して、決定部22は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件C2を満たすように、予想量取得部23によって取得された各節電予想量を用いて、対象となる負荷側装置205および対応のパターンを決定する。
ここで、所定条件C2は、たとえば、複数の負荷側装置205に対応する電力消費に対してペナルティが課されないことである。
より詳細には、節電期間における負荷側装置205A〜205Cの消費電力量の合計が、電力管理情報の示す電力消費の削減依頼量すなわち60kWhに基づく許容範囲に収まる場合、同時同量の義務を順守したことになるのでアグリゲータはペナルティを課されない。したがって、所定条件C2は、節電期間における負荷側装置205A〜205Cの消費電力量の合計が許容範囲に収まることである。
ここで、許容範囲の下限値は、たとえば60kWhにマージンα(0<α<1)を乗じた値V1を、60kWhから差し引いた値である。また、許容範囲の上限値は、たとえば60kWhに値V1を加えた値である。
決定部22は、予想量取得部23によって取得された各節電予想量すなわち図12に示す節電予想量の算出結果において、負荷側装置205Aに対応する3つの節電予想量のうち1つを選択することが可能であるし、1つも選択しないことも可能である。
同様に、決定部22は、負荷側装置205Bに対応する3つの節電予想量のうち1つを選択することが可能であるし、1つも選択しないことも可能である。
同様に、決定部22は、負荷側装置205Cに対応する3つの節電予想量のうち1つを選択することが可能であるし、1つも選択しないことも可能である。
決定部22は、選択した節電予想量の合計が許容範囲に収まるように、節電予想量を選択する。
決定部22は、選択した節電予想量に対応する制御パターンおよび負荷側装置205、ならびに通信部21から受けた電力管理情報に基づいて制御情報を作成する。
この例では、決定部22は、BEMS−GW202Aを宛先とする、DR開始タイミングすなわち11:00から3時間後の14:00まで制御パターンP1を用いて負荷側装置205Aを制御すべきことを示す制御情報CA、および11:00から14:00まで制御パターンP2を用いて負荷側装置205Bを制御すべきことを示す制御情報CBを作成する。
また、決定部22は、BEMS−GW202Bを宛先とする、11:00から14:00まで制御パターンP3を用いて負荷側装置205Cを制御すべきことを示す制御情報CCを作成する。決定部22は、作成した制御情報CA,CB,CCを通信部21および更新部25へ出力する。
通信部21は、決定部22によって決定された負荷側装置205を制御可能な装置すなわちBEMS−GW202へ、決定部22によって決定された対応のパターンに基づく制御情報を送信する。
より詳細には、通信部21は、決定部22から制御情報CA,CB,CCを受けると、図5に示すように、10:50まで待機し、10:50になると制御情報CA,CBおよび制御情報CCをインターネット10経由でBEMS−GW202Aおよび202Bへそれぞれ送信する。
再び図2および図6を参照して、BEMS−GW202は、電力消費管理装置101から制御情報を受信し、受信した制御情報に基づいて負荷側装置205を制御する。
より詳細には、BEMS−GW202Aは、電力消費管理装置101から制御情報CA,CBを受信すると、受信した制御情報CA,CBの内容を確認する。そして、BEMS−GW202Aは、11:00になると、制御情報CA,CBに従って、負荷側装置205Aおよび205Bを制御パターンP1およびP2によりそれぞれ節電制御する。
また、BEMS−GW202Bは、電力消費管理装置101から制御情報CCを受信すると、受信した制御情報CCの内容を確認する。そして、BEMS−GW202Bは、11:00になると、制御情報CCに従って、負荷側装置205Cを制御パターンP3により節電制御する。
再び図3を参照して、更新部25は、決定部22から受ける制御情報CA,CB,CCに基づいて節電期間を認識する。そして、更新部25は、節電期間に入ると、定期的に取得する負荷側装置205A,205B,205Cについての電力量情報、制御パターンP1〜P3、および予想量取得部23から受ける室外気温Ta,Tbに基づいて、データベース161における節電効果表を更新する。
[動作]
電力消費管理装置101は、コンピュータを備え、当該コンピュータにおけるCPU等の演算処理部は、以下に示すフローチャートの各ステップの一部または全部を含むプログラムを図示しないメモリから読み出して実行する。この装置のプログラムは、外部からインストールすることができる。この装置のプログラムは、記録媒体に格納された状態で流通する。
図13は、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置がDR要請信号を受信して処理する際の動作手順を定めたフローチャートである。
図13を参照して、まず、電力消費管理装置101は、系統側管理装置151からDR要請信号を受信するまで待機する(ステップS102でNO)。
一方、電力消費管理装置101は、系統側管理装置151からDR要請信号を受信すると(ステップS102でYES)、各負荷側装置205に対応する電力量テーブルに基づいて、当該各負荷側装置205の各々について、稼働しているか否かを判断する(ステップS104)。
次に、電力消費管理装置101は、稼働している負荷側装置205が設けられている電力需要施設における室外気温を取得する(ステップS106)。
次に、電力消費管理装置101は、取得した室外気温、および節電効果表に基づいて、稼働している負荷側装置205について、各制御パターンを行った場合の節電予想量をそれぞれ算出する(ステップS108)。
次に、電力消費管理装置101は、所定条件C2を満たすように、算出した節電予想量を用いて、対象となる負荷側装置205および対応の制御パターンを決定する(ステップS110)。
次に、電力消費管理装置101は、決定した負荷側装置205を制御可能なBEMS−GW202へ、決定した対応の制御パターンに基づく制御情報を送信する(ステップS112)。
次に、電力消費管理装置101は、系統側管理装置151から新たなDR要請信号を受信するまで待機する(ステップS102でNO)。
なお、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、予想量取得部23は、複数の負荷側装置205の各々について、複数の制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する構成であるとしたが、これに限定するものではない。予想量取得部23は、複数の負荷側装置205の一部または全部について、1つの制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量を取得する構成であってもよい。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置は、判断部24を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。電力消費管理装置101は、判断部24を備えない構成であってもよい。
ところで、電力会社および系統運用会社等の系統側事業者は、多くの電力需要施設にxEMSが導入されることにより、全体的な電力需要を広範囲に調整することが容易となる。
たとえば、系統側事業者は、電力需給の逼迫が予測される場合に、アグリゲータに対して予め節電要請を行なう。そして、アグリゲータは、電力需要施設の需要家に対して節電要請を行なう。
しかしながら、アグリゲータが節電要請を行っても、節電要請の対象期間において当該節電要請に従った電力消費の抑制が需要家の電力需要施設において行われない場合がある。このような場合、十分な節電が行われなくなり、需要と供給とのバランスが崩れてしまうことがある。
これに対して、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、予想量取得部23は、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置205の各々について、1または複数の制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する。決定部22は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件C2を満たすように、予想量取得部23によって取得された各節電予想量を用いて、対象となる負荷側装置205および対応の制御パターンを決定する。そして、通信部21は、決定部22によって決定された負荷側装置205を制御可能な装置たとえばBEMS−GW202へ、決定部22によって決定された対応の制御パターンに基づく制御情報を送信する。
このように、たとえば需要と供給とのバランスが崩れないように、機器動作の制御パターンに着目した複数の負荷側装置205の各々の節電予想量を用いて制御対象および制御パターンを決定し、制御情報を送信する構成により、節電予想量と同程度の電力消費の抑制が達成される可能性を高めることができる。したがって、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、負荷側装置205は、電力需要施設における機器である。そして、通信部21は、決定部22によって決定された負荷側装置205を制御可能な装置たとえばBEMS−GW202へ、制御情報を送信する。
このように、BEMS−GW202が制御情報に従って当該機器を制御する構成により、当該機器に対応する節電予想量と同程度の電力消費の抑制を当該機器に対してより確実に行わせることができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、予想量取得部23は、1つの負荷側装置205に対応する複数の制御パターンを取得する。そして、各制御パターンにおける節電予想量が異なる。
このような構成により、電力消費に関する要請の内容に応じて、複数の候補の中から対象となる負荷側装置205および対応の制御パターンを適切に決定することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、通信部21は、負荷側装置205に対応する消費電力量の計測結果を取得する。判断部24は、通信部21によって取得された計測結果に基づいて、負荷側装置205についての機器動作の状況を判断する。そして、予想量取得部23は、判断部24の判断結果に基づいて節電予想量を取得する。
このような構成により、たとえば動作していない機器についての節電予想量を期待して誤った節電量を予想してしまうことを防ぐことができるので、より正確な節電予想量を取得することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、所定条件C2は、複数の負荷側装置205に対応する電力消費に対してペナルティが課されないことである。
このような構成により、たとえば同時同量の義務を順守してペナルティが課されないように、対象となる負荷側装置205および対応のパターンを適切に決定することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、制御パターンは、上記要請に含まれる節電期間の終了タイミングにおいて負荷側装置205に対応する消費電力量が所定条件C1を満たすような機器動作である。
このような構成により、節電期間の満了後における消費電力量をある程度コントロールすることができるので、たとえばリバウンドにより消費電力量が急増してしまうことを防ぐことができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、予想量取得部23は、負荷側装置205に対応する電力需要施設についての環境パラメータと節電予想量との対応関係を示す情報から節電予想量を取得する。
このような構成により、電力需要施設における環境に応じた節電予想量を取得することができるので、より正確な節電予想量を容易に取得することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理装置では、制御パターンは、空調設備の室外機206の動作である。そして、予想量取得部23は、さらに、負荷側装置205に対応する電力需要施設における室外気温を取得し、取得した室外気温に応じた節電予想量を取得する。
このような構成により、室外気温と室内気温との温度差に応じて消費電力量が大きく変動する空調設備の節電予想量をより正確に取得することができる。
また、本発明の第1の実施の形態に係る電力消費管理システムでは、電力消費管理装置101は、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置205の各々について、1または複数の制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する。電力消費管理装置101は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件C1を満たすように、取得した各節電予想量を用いて、対象となる負荷側装置205および対応の制御パターンを決定する。そして、電力消費管理装置101は、決定した負荷側装置205を制御可能な装置たとえばBEMS−GW202へ、決定した対応の制御パターンに基づく制御情報を送信する。
このように、たとえば需要と供給とのバランスが崩れないように、機器動作の制御パターンに着目した複数の負荷側装置205の各々の節電予想量を用いて制御対象および制御パターンを決定し、制御情報を送信する構成により、節電予想量と同程度の電力消費の抑制が達成される可能性を高めることができる。したがって、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することができる。
次に、本発明の他の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態に係る電力消費管理システムと比べてBEMS−GWを対象とする電力消費管理システムに関する。以下で説明する内容以外は第1の実施の形態に係る電力消費管理システムと同様である。
図14は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムの構成を示す図である。
図14を参照して、電力消費管理システム302は、系統側管理装置151と、電力消費管理装置102と、3つの負荷側装置212と、6つの機器215とを備える。
図14では、3つの負荷側装置212を代表的に示しているが、複数の負荷側装置212が設けられればよい。また、1つの負荷側装置212に対応して2つの機器215を代表的に示しているが、1つの負荷側装置212に対応して1つまたは3つ以上の機器215が設けられてもよい。また、1つの電力需要施設において1つの負荷側装置212が設けられているが、1つの電力需要施設において複数の負荷側装置212が設けられてもよい。また、3つの電力需要施設を代表的に示しているが、2つ以下または4つ以上の電力需要施設が設けられてもよい。
電力消費管理システム302における系統側管理装置151、負荷側装置212および機器215は、図1に示す電力消費管理システム301における系統側管理装置151、BEMS−GW202および負荷側装置205とそれぞれ同様である。
負荷側装置212は、電力会社から電力の供給を受けるビル、工場または一般家庭等の電力需要施設における1または複数の機器215を制御可能な装置の一例である、BEMS−GWまたはHEMS−GWである。より詳細には、HEMS−GWまたはBEMS−GWは、電気機器の動作を制御することによって消費電力の削減を図るためのxEMSにおいて用いられる装置であり、たとえばアグリゲータによって導入される。
[電力消費管理システムの適用例]
図15は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムの適用例を示す図である。
図15を参照して、電力会社の施設には、たとえばサーバである系統側管理装置151と、データベース162とが設けられている。アグリゲータの施設には、たとえばDRASである電力消費管理装置102と、データベース161とが設けられている。各電力需要施設には、たとえば計測装置および制御装置の機能を有する負荷側装置212と、電力メータ181と、電流センサ182と、センサ183と、機器215とが設けられている。
機器215は、たとえば空調設備であり、室外機206と、室内機207とを含む。なお、機器215は、二次電池をエネルギー源とする二次電池式電気自動車およびプラグインハイブリッドカー、ならびに照明およびテレビ等の電気機器であってもよい。
[電力消費管理装置]
図16は、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムにおける電力消費管理装置の構成を示す図である。
図16を参照して、電力消費管理装置102は、図3に示す電力消費管理装置101と比べて、決定部22、予想量取得部23、判断部24および更新部25の代わりに、決定部32と、予想量取得部33と、判断部34と、更新部35とを備える。
電力消費管理装置102における通信部21は、図1に示す電力消費管理装置101における通信部21と同様である。
電力消費管理装置102における更新部35は、対象の負荷側装置212が設けられた電力需要施設全体におけるたとえば直近の5分間における消費電力量を負荷側装置212ごとに取得し、取得した消費電力量を負荷側装置212に対応する電力量テーブルに追加することにより当該電力量テーブルを更新する。
判断部34は、たとえば、通信部21によって取得された、負荷側装置212に対応する消費電力量の計測結果に基づいて、負荷側装置212についての機器動作の状況を判断する。
より詳細には、判断部34は、たとえば、電力量テーブルにおける最新の電力量実績値と所定のしきい値との大小関係に基づいて、当該電力量テーブルに対応する負荷側装置212が制御する機器215が稼働しているか否かを判断する。
なお、判断部34は、電力量テーブルにおける一定期間における電力量実績値の平均と所定のしきい値との大小関係に基づいて、当該電力量テーブルに対応する負荷側装置212が制御する機器215が稼働しているか否かを判断してもよい。
予想量取得部33は、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置212の各々について、複数の制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する。
たとえば、予想量取得部33は、判断部34の判断結果に基づいて節電予想量を取得する。具体的には、予想量取得部33は、判断部34により稼働していると判断された負荷側装置212が制御する機器215の節電予想量を取得する。一方、予想量取得部33は、判断部34により停止していると判断された負荷側装置212が制御する機器215の節電予想量を取得しない。
また、予想量取得部33は、たとえば、判断部34により稼働していると判断された1つの負荷側装置212に対応する複数の制御パターンを取得する。より詳細には、予想量取得部33は、当該負荷側装置212が制御する機器215に用いる複数の制御パターンを生成する。
ここで、複数の制御パターンは、たとえば、節電期間の終了タイミングにおいて負荷側装置212に対応する消費電力量が所定条件C1を満たすような機器動作である。より詳細には、複数の制御パターンは、節電期間の終了タイミングにおいて負荷側装置212が制御する機器215の消費電力量が、所定条件C1を満たすような当該機器215における室外機206の動作である。
また、予想量取得部33は、たとえば、負荷側装置212に対応する電力需要施設における室外気温を取得する。
予想量取得部33は、たとえば、負荷側装置212に対応する電力需要施設についての環境パラメータと節電予想量との対応関係を示す情報から、取得した室外気温に応じた節電予想量であって、複数の制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量を取得する。ここで、たとえば各制御パターンにおける節電予想量が異なる。
決定部32は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件C2を満たすように、予想量取得部33によって取得された各節電予想量を用いて、対象となる負荷側装置212および対応のパターンを決定する。
通信部21は、決定部32によって決定された負荷側装置212へ、決定部32によって決定された対応のパターンに基づく制御情報を送信する。
再び図15を参照して、負荷側装置212は、電力消費管理装置102から制御情報を受信し、受信した制御情報に基づいて機器215を制御する。
以上のように、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理装置では、予想量取得部33は、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置212の各々について、1または複数の制御パターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する。決定部32は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件C2を満たすように、予想量取得部33によって取得された各節電予想量を用いて、対象となる負荷側装置212および対応の制御パターンを決定する。そして、通信部21は、決定部32によって決定された負荷側装置212へ、決定部32によって決定された対応の制御パターンに基づく制御情報を送信する。
このように、たとえば需要と供給とのバランスが崩れないように、機器動作の制御パターンに着目した複数の負荷側装置212の各々の節電予想量を用いて制御対象および制御パターンを決定し、制御情報を送信する構成により、節電予想量と同程度の電力消費の抑制が達成される可能性を高めることができる。したがって、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理装置では、負荷側装置212は、電力需要施設における1または複数の機器215を制御可能な装置である。そして、通信部21は、決定部32によって決定された負荷側装置212へ、制御情報を送信する。
このように、負荷側装置212が、制御情報に従って電力需要施設における1または複数の機器215を制御する構成により、当該負荷側装置212に対応する節電予想量と同程度の電力消費の抑制を当該複数の機器215に対してより確実に行わせることができる。
また、本発明の第2の実施の形態に係る電力消費管理システムでは、電力消費管理装置102は、1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置212の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する。電力消費管理装置102は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件C2を満たすように、取得した各節電予想量を用いて、対象となる負荷側装置212および対応の制御パターンを決定する。そして、電力消費管理装置102は、決定した負荷側装置212へ、決定した対応の制御パターンに基づく制御情報を送信する。
このように、たとえば需要と供給とのバランスが崩れないように、機器動作の制御パターンに着目した複数の負荷側装置212の各々の節電予想量を用いて制御対象および制御パターンを決定し、制御情報を送信する構成により、節電予想量と同程度の電力消費の抑制が達成される可能性を高めることができる。したがって、電力需要施設における電力消費の抑制をより確実に行わせるとともに、需要と供給とのバランスを保つ等、適切な抑制量を実現することができる。
その他の構成および動作は第1の実施の形態に係る機器制御システムと同様であるため、ここでは詳細な説明を繰り返さない。
なお、本発明の第1の実施の形態および第2の実施の形態に係る各装置の構成要素および動作のうち、一部または全部を適宜組み合わせることも可能である。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
以上の説明は、以下に付記する特徴を含む。
[付記1]
1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、
電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部とを備え、
前記電力需要施設は、ビル、工場または一般家庭であり、
前記負荷側装置は、計測装置および制御装置の機能を有するBEMS−GW(Building Energy Management System Gateway)もしくはHEMS−GW(Home Energy Management System Gateway)、または機器であり、
前記機器は、二次電池式電気自動車、プラグインハイブリッドカー、照明、テレビおよび空調装置の少なくともいずれか1つであり、
前記パターンは、前記機器の能力を制限する1または複数種類の節電制御を行うタイミングを示し、
前記所定条件は、同時同量の義務を順守することである、電力消費管理装置。
[付記2]
電力消費管理装置と、
複数の負荷側装置とを備え、
前記電力消費管理装置は、1または複数の電力需要施設における前記複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、
前記電力消費管理装置は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、取得した各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定し、
前記電力消費管理装置は、決定した前記負荷側装置へ、決定した前記対応のパターンに基づく制御情報を送信し、
前記負荷側装置は、前記電力消費管理装置から前記制御情報を受信し、受信した前記制御情報に基づいて1または複数の機器を制御し、
前記電力需要施設は、ビル、工場または一般家庭であり、
前記負荷側装置は、計測装置および制御装置の機能を有するBEMS−GW(Building Energy Management System Gateway)またはHEMS−GW(Home Energy Management System Gateway)であり、
前記機器は、二次電池式電気自動車、プラグインハイブリッドカー、照明、テレビおよび空調装置の少なくともいずれか1つであり、
前記パターンは、前記機器の能力を制限する1または複数種類の節電制御を行うタイミングを示し、
前記所定条件は、同時同量の義務を順守することである、電力消費管理システム。
[付記3]
電力消費管理装置と、
複数の負荷側装置とを備え、
前記電力消費管理装置は、1または複数の電力需要施設における前記複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、
前記電力消費管理装置は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、取得した各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定し、
前記電力消費管理装置は、決定した前記負荷側装置を制御可能な装置へ、決定した前記対応のパターンに基づく制御情報を送信し、
前記負荷側装置を制御可能な前記装置は、前記電力消費管理装置から前記制御情報を受信し、受信した前記制御情報に基づいて前記負荷側装置を制御し、
前記電力需要施設は、ビル、工場または一般家庭であり、
前記負荷側装置は、機器であり、
前記機器は、二次電池式電気自動車、プラグインハイブリッドカー、照明、テレビおよび空調装置の少なくともいずれか1つであり、
前記パターンは、前記機器の能力を制限する1または複数種類の節電制御を行うタイミングを示し、
前記所定条件は、同時同量の義務を順守することである、電力消費管理システム。
10 インターネット
21 通信部(送信部および電力量取得部)
22 決定部
23 予想量取得部
24 判断部
25 更新部
32 決定部
33 予想量取得部
34 判断部
35 更新部
101,102 電力消費管理装置
151 系統側管理装置
161 データベース
162 データベース
181 電力メータ
182 電流メータ
183 センサ
202 BEMS−GW
205 負荷側装置
206 室外機
207 室内機
212 負荷側装置
215 機器
301,302 機器制御システム

Claims (12)

  1. アグリゲータによって運用される電力消費管理装置であって、
    1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、
    電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部とを備え、
    前記予想量取得部は、1つの前記負荷側装置に対応する複数の前記パターンを取得し、前記複数のパターンの機器動作の制御を同じ期間において行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、
    前記パターンは、節電度合いの異なる複数のレベルの制御が節電期間において切り替えられるパターンである、電力消費管理装置。
  2. アグリゲータによって運用される電力消費管理装置であって、
    1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、
    電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部とを備え
    前記予想量取得部は、前記負荷側装置に対応する前記電力需要施設についての環境パラメータと節電予想量との対応関係を示す情報から前記節電予想量を取得し、
    前記環境パラメータは、前記負荷側装置の空調対象のフロアに存在する人間の数、および前記フロアの面積の少なくともいずれか一方である、電力消費管理装置。
  3. 前記負荷側装置は、前記電力需要施設における1または複数の機器を制御可能な装置であり、
    前記送信部は、前記決定部によって決定された前記負荷側装置へ、前記制御情報を送信する、請求項1または請求項2に記載の電力消費管理装置。
  4. 前記負荷側装置は、前記電力需要施設における機器であり、
    前記送信部は、前記決定部によって決定された前記負荷側装置を制御可能な前記装置へ、前記制御情報を送信する、請求項1または請求項2に記載の電力消費管理装置。
  5. 前記電力消費管理装置は、さらに、
    前記負荷側装置に対応する消費電力量の計測結果を取得する電力量取得部と、
    前記電力量取得部によって取得された前記計測結果に基づいて、前記負荷側装置についての機器動作の稼働または非稼働の状況を判断する判断部とを備え、
    前記予想量取得部は、前記判断部が非稼働と判断した前記負荷側装置に対応する前記節電予想量を取得しない、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  6. 前記所定条件は、前記複数の負荷側装置に対応する電力消費に対してペナルティが課されないことである、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  7. 前記パターンは、前記要請に含まれる節電期間の終了タイミングにおいて前記負荷側装置に対応する消費電力量が所定条件を満たすような機器動作である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  8. 前記パターンは、空調設備の室外機の動作であり、
    前記予想量取得部は、さらに、前記負荷側装置に対応する前記電力需要施設における室外気温を取得し、取得した前記室外気温に応じた前記節電予想量を取得する、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電力消費管理装置。
  9. アグリゲータによって運用される電力消費管理装置と、
    複数の負荷側装置とを備え、
    前記電力消費管理装置は、1または複数の電力需要施設における前記複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、
    前記電力消費管理装置は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、取得した各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定し、
    前記電力消費管理装置は、決定した前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、決定した前記対応のパターンに基づく制御情報を送信し、
    前記電力消費管理装置は、1つの前記負荷側装置に対応する複数の前記パターンを取得し、前記複数のパターンの機器動作の制御を同じ期間において行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、
    前記パターンは、節電度合いの異なる複数のレベルの制御が節電期間において切り替えられるパターンである、電力消費管理システム。
  10. アグリゲータによって運用される電力消費管理装置と、
    複数の負荷側装置とを備え、
    前記電力消費管理装置は、1または複数の電力需要施設における前記複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、
    前記電力消費管理装置は、電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、取得した各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定し、
    前記電力消費管理装置は、決定した前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、決定した前記対応のパターンに基づく制御情報を送信し、
    前記電力消費管理装置は、前記負荷側装置に対応する前記電力需要施設についての環境パラメータと節電予想量との対応関係を示す情報から前記節電予想量を取得し、
    前記環境パラメータは、前記負荷側装置の空調対象のフロアに存在する人間の数、および前記フロアの面積の少なくともいずれか一方である、電力消費管理システム。
  11. アグリゲータによって運用される電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、
    電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部と、
    として機能させるためのプログラムであり、
    前記予想量取得部は、1つの前記負荷側装置に対応する複数の前記パターンを取得し、前記複数のパターンの機器動作の制御を同じ期間において行った場合の節電予想量をそれぞれ取得し、
    前記パターンは、節電度合いの異なる複数のレベルの制御が節電期間において切り替えられるパターンである、電力消費管理プログラム。
  12. アグリゲータによって運用される電力消費管理装置において用いられる電力消費管理プログラムであって、
    コンピュータを、
    1または複数の電力需要施設における複数の負荷側装置の各々について、1または複数のパターンの機器動作の制御を行った場合の節電予想量をそれぞれ取得する予想量取得部と、
    電力消費に関する要請の内容に基づく所定条件を満たすように、前記予想量取得部によって取得された各前記節電予想量を用いて、対象となる前記負荷側装置および対応の前記パターンを決定する決定部と、
    前記決定部によって決定された前記負荷側装置または前記負荷側装置を制御可能な装置へ、前記決定部によって決定された前記対応のパターンに基づく制御情報を送信する送信部と、
    として機能させるためのプログラムであり、
    前記予想量取得部は、前記負荷側装置に対応する前記電力需要施設についての環境パラメータと節電予想量との対応関係を示す情報から前記節電予想量を取得し、
    前記環境パラメータは、前記負荷側装置の空調対象のフロアに存在する人間の数、および前記フロアの面積の少なくともいずれか一方である、電力消費管理プログラム。
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