JP2000135787A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

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JP2000135787A
JP2000135787A JP31090698A JP31090698A JP2000135787A JP 2000135787 A JP2000135787 A JP 2000135787A JP 31090698 A JP31090698 A JP 31090698A JP 31090698 A JP31090698 A JP 31090698A JP 2000135787 A JP2000135787 A JP 2000135787A
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chambers
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JP31090698A
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Toshio Miyazawa
利夫 宮澤
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Toshiba TEC Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/14Structure thereof only for on-demand ink jet heads
    • B41J2002/14475Structure thereof only for on-demand ink jet heads characterised by nozzle shapes or number of orifices per chamber
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】端部側に配置した有効インク室からのインク吐
出によるドット径を他の有効インク室からのインク吐出
によるドット径と略同一に揃えて印字濃度変化による印
字品質の低下を確実に防止する。 【解決手段】2枚の圧電部材21,22を重ねて貼り合
わせ、これに多数の溝をくし歯状に一定の間隔でかつ平
行に形成し、この溝を天板23とオリフィスプレート2
4で塞いでインク室を形成する。そしてインク室のう
ち、両端の3つのインク室をダミーインク室25とし、
これにインク吐出を行わないように5つのダミー吐出口
28を設け、その他のインク室をインク吐出を行う有効
インク室26とし、これにインク吐出口を設ける。そし
て、有効インク室のうち、端部側に配置したインク室を
駆動する時にはダミーインク室も同時に駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、加圧手段として圧電部材を使用
したインクジェットヘッドとしては図6に示す構成のも
のが知られている。このヘッドは、板厚方向で互いに対
向方向に分極した2枚の圧電部材1,2を、圧電部材1
を下、圧電部材2を上にして接着剤で貼り合わせた2層
構造で、この貼り合わせた圧電部材1,2に対して上側
から切削加工により先端が開口し、後端が上方に斜傾す
る長尺な多数の溝3をくし歯状に一定の間隔でかつ平行
に形成している。
【0003】前記各溝3の側壁及び底面に無電解メッキ
により電極4を形成し、前記各溝3の上部を共通インク
室5を内側後方に形成した天板6で塞ぐとともに前記各
溝3の先端をオリフィスプレート7で塞ぎ、かつこのオ
リフィスプレート7の各溝3の位置にインク吐出口8を
開けている。前記共通インク室5には外部からインクを
補給するためのインク供給孔9が開けられている。そし
て、前記天板6及びオリフィスプレート7で囲まれた各
溝3でインク吐出を行うインク室を形成している。
【0004】前記各溝3の後端から前記圧電部材2の後
部上面に前記電極4から延出した引出し電極10を無電
解ニッケルメッキにより形成している。前記引き出し電
極10は例えばワイヤボンディングにより接続される導
線を介してヘッド駆動部を構成するドライブIC(図示
せず)に接続されている。
【0005】このような構成のヘッドに対してあるイン
ク室の電極4に対して図7に示す駆動電圧波形を印加
し、このインク室の両隣のインク室の電極4を接地電位
にすることでこのインク室を駆動する。すなわち、時刻
t1にて、このインク室の電極4に正の電圧波形を印加
すると、図8の(a) に示すように、このインク室の両側
の壁を形成する圧電部材はインク室の容積を大きくする
方向に変形する。この変形によりインク室内の圧力が低
下し、共通インク室5からこのインク室にインクが流れ
込む。なお、図中矢印は各圧電部材1,2の分極方向を
示している。
【0006】次に、時刻t2にて、このインク室の電極
4に負の電圧波形を印加すると、図8の(b) に示すよう
に、このインク室の両側の壁を形成する圧電部材はイン
ク室の容積を小さくする方向に変形する。この変形によ
りインク室内の圧力が高くなり、このインク室のインク
吐出口8からインクが吐出する。そして、時刻t3に
て、印加電圧を接地電位に戻すことでこのインク室の両
側の壁は元の状態に戻る。駆動電圧波形としては、t1
からt2までの時間を、インク室内の圧力波がインク室
内の片道を伝搬するに要する時間ALに設定し、t2か
らt3までの時間を、2ALに設定するのが一般的であ
る。
【0007】このようなヘッドにおいて、連続した複数
のインク室からインクを吐出させるには、あるインク室
のインク吐出動作を行っている時にはその両隣のインク
室からインクを吐出させることができないので、インク
室を2つ置きに駆動し、これを3回行うことで全てのイ
ンク室からインク吐出を行う3分割駆動を行うことにな
る。
【0008】図9に示すように、このヘッドを、例え
ば、インク室が48個形成したシリアルタイプのヘッド
HDとして矢印で示す方向に移動させると共に記録媒体
Pを矢印で示す方向に搬送し、この記録媒体Pに対して
全てのインク室からインク吐出を行う、いわゆる、ベタ
印字を行った場合、端部の3つのインク室からのインク
吐出量が内側のインク室からのインク吐出量と異なって
しまうという現象が生じる。
【0009】すなわち、図10の(a) に示すように、端
部のインク室からのインク吐出量が他のインク室からの
インク吐出量よりも多くなってドット径が大きくなった
り、逆に、図10の(b) に示すように、端部のインク室
からのインク吐出量が他のインク室からのインク吐出量
よりも少なくなってドット径が小さくなったりする。こ
れは、ヘッドの端部の3つのインク室が駆動する時には
それよりも端側には駆動するインク室が存在しないた
め、インク室内の圧力変動の状態が他のインク室の圧力
変動と異なってしまい、インク吐出速度が変化するため
である。
【0010】このため、ベタ印字した場合に端や印字ラ
インと次の印字ラインとの継ぎ目において印字濃度が変
化し、特に継ぎ目において濃度ムラが目立って印字品質
を低下させるという問題があった。
【0011】この問題は、図11に示すように、複数の
ヘッドユニット11を基板12の両面にライン方向に交
互にずらして配置したラインタイプのインクジェットヘ
ッドについても同様に生じ、この場合も各ユニットの端
のインク室から吐出するインクの吐出速度が変化し、ヘ
ッドとヘッドの継ぎ目のドット径が変化して印字品質を
低下させるという問題があった。
【0012】一方、特開平4−175167号公報に
は、端のインク室では片側の壁しか駆動されないことか
ら端のインク室の駆動力が小さくなってドットサイズの
不揃いが生じるため、端のインク室の隣にダミー溝を形
成し、端のインク室においても両側の壁が駆動できるよ
うにしてドットサイズの不揃いを解消したものが開示さ
れている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来にお
いては、ヘッドの端部のインク室が駆動する時にはそれ
よりも端側には駆動するインク室が存在しないため、イ
ンク吐出速度が変化し、ベタ印字した場合に端や印字ラ
インと次の印字ラインとの継ぎ目において印字濃度が変
化し印字品質を低下させるという問題があった。しか
し、特開平4−175167号公報のように、単に端の
インク室の隣にダミー溝を設けるというのみでは端のイ
ンク室のインク吐出速度の変化を充分に解消することは
できず、印字品質の低下を充分に防止できない問題があ
った。
【0014】そこで、請求項1乃至4記載の発明は、印
字動作を行う複数の有効インク室のうちの端部側のイン
ク室からのインク吐出によるドット径を他の有効インク
室からのインク吐出によるドット径と略同一に揃えるこ
とができ、印字濃度変化による印字品質の低下を確実に
防止でき、特にベタ印字において印字品質を向上できる
インクジェットプリンタを提供する。請求項4記載の発
明は、さらに、ヘッドの製造が容易にできるインクジェ
ットプリンタを提供する。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
加圧手段を設けたインク室を壁を隔てて複数配置したイ
ンクジェットヘッドにおいて、各インク室を複数の有効
インク室と複数のダミーインク室とで構成し、各有効イ
ンク室は先端にインク吐出を行うインク吐出口を設け、
各ダミーインク室はインク吐出を行わないダミー吐出口
を設け、各ダミーインク室をヘッドの端部に配置し、こ
の各ダミーインク室の加圧手段を各有効インク室のうち
の端部側に配置した有効インク室の加圧手段と同時に駆
動するものである。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載のイ
ンクジェットヘッドにおいて、複数のダミーインク室は
複数のダミー吐出口を設けたものである。請求項3記載
の発明は、請求項1又は2記載のインクジェットヘッド
において、複数のダミーインク室のダミー吐出口の径は
複数の有効インク室のインク吐出口の径以下に設定した
ことにある。請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか1記載のインクジェットヘッドにおいて、複数
のダミーインク室は複数の有効インク室と同一構成にし
たことにある。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。なお、この実施の形態ではヘッドとして
インク室の両側の壁を圧電部材により構成したシェアモ
ードタイプのヘッドを使用した場合について述べる。
【0018】ヘッドの基本的な構成は前述した図6と同
様で、図2に示すように、2枚の圧電部材21,22を
貼り合わせた2層構造で、この貼り合わせた圧電部材2
1,22に対してダイサー等で多数の溝をくし歯状に一
定の間隔でかつ平行に形成し、各溝の側壁及び底面に電
極を形成し、各溝の上部を共通インク室を設けた天板2
3で塞ぐとともに各溝の先端をオリフィスプレート24
で塞いで多数のインク室を構成している。
【0019】そして、前記各インク室のうち、両端部の
3つのインク室をダミーインク室251 、252 、25
3 、254 、255 、256 とし、その内側の複数のイ
ンク室を有効インク室261 、262 、263 、…、2
6n-2 、26n-1 、26n とし、前記各有効インク室2
6の先端のオリフィスプレート24には1個のインク吐
出口27を設け、前記各ダミーインク室25の先端のオ
リフィスプレート24には5つのダミー吐出口28を設
けている。
【0020】前記ダミー吐出口28は径が前記インク吐
出口27の径と等しいかそれよりも小さい径に設定され
ている。前記各ダミーインク室25は前記各有効インク
室26と同様に共通インク室に連通している。
【0021】前記各有効インク室26及び各ダミーイン
ク室25は同一の構成で、図1に示すように、例えば、
溝の深さAが400μm、溝の幅が80μm、溝の共通
インク室28までの長さBが1mmとなっている。ま
た、前記インク吐出口27はインク室内に向かって孔径
が大きくなるテーパ状に形成され、オリフィスプレート
24の外面側の径が30μmとなっている。また、各イ
ンク室25,26を隔てる壁の幅は80μmとなってい
る。
【0022】このような構成のヘッドにおいて全ての有
効インク室26を駆動する場合、図3に示すように、時
間ALだけ正電圧を印加したのち、時間2ALだけ負電
圧を印加する駆動電圧波形を使用して3分割駆動する。
すなわち、先ず、最初の駆動時には有効インク室261
,…,26n-2 の電極に駆動電圧波形を印加し、他の
有効インク室の電極は接地電位にする。また、このと
き、ダミーインク室251,254 の電極に対しても同
様の駆動電圧波形を印加し、他のダミーインク室の電極
は接地電位にする。
【0023】次の駆動時には有効インク室262 ,…,
26n-1 の電極に駆動電圧波形を印加し、他の有効イン
ク室の電極は接地電位にする。また、このとき、ダミー
インク室252 ,255 の電極に対しても同様の駆動電
圧波形を印加し、他のダミーインク室の電極は接地電位
にする。このときには各インク室25,26は図4の
(a) 、(b) に示すようにインク室の容積を一旦大きくし
た後、容積を小さくする変形動作を行った後、(c) に示
すように元の状態に戻る。
【0024】さらに、次の駆動時には有効インク室26
3 ,…,26n の電極に駆動電圧波形を印加し、他の有
効インク室の電極は接地電位にする。また、このとき、
ダミーインク室253 ,256 の電極に対しても同様の
駆動電圧波形を印加し、他のダミーインク室の電極は接
地電位にする。このときには各インク室25,26は図
4の(d) 、(e) に示すようにインク室の容積を一旦大き
くした後、容積を小さくする変形動作を行う。
【0025】このような駆動を行うことで最初の駆動時
には有効インク室261 ,…,26n-2 のインク吐出口
27からインク吐出が行われ、次の駆動時には有効イン
ク室262 ,…,26n-1 のインク吐出口27からイン
ク吐出が行われ、次の駆動時には有効インク室263 ,
…,26n のインク吐出口27からインク吐出が行われ
る。
【0026】一方、最初の駆動時においてダミーインク
室251 、254 が変形動作するが、このダミーインク
室には5つのダミー吐出口28を設けているので、イン
ク室内に発生する圧力が各吐出口に分散され、その結果
ダミー吐出口28からインクが吐出されることはない。
また、次の駆動時にはダミーインク室252 、255が
変形動作するが、このダミーインク室にも5つのダミー
吐出口28を設けているので、同様にインク室内に発生
する圧力が各吐出口に分散されダミー吐出口28からイ
ンクが吐出されることはない。さらに、次の駆動時には
ダミーインク室253 、256 が変形動作するが、この
ダミーインク室にも5つのダミー吐出口28を設けてい
るので、同様にインク室内に発生する圧力が各吐出口に
分散されダミー吐出口28からインクが吐出されること
はない。
【0027】このように、有効インク室26が駆動され
る時には同時にダミーインク室25も駆動されるが、ダ
ミーインク室25のダミー吐出口28からインク吐出が
行われることはなく、従って、有効インク室26からの
み確実にインク吐出を行わせることができる。
【0028】しかも、有効インク室261 が駆動される
時には同時にダミーインク室251が駆動され、有効イ
ンク室262 が駆動される時には同時にダミーインク室
252 が駆動され、有効インク室263 が駆動される時
には同時にダミーインク室253 が駆動され、また、有
効インク室26n-2 が駆動される時には同時にダミーイ
ンク室254 が駆動され、有効インク室26n-1 が駆動
される時には同時にダミーインク室255 が駆動され、
有効インク室26n が駆動される時には同時にダミーイ
ンク室256 が駆動される。
【0029】従って、端部側に配置されている各有効イ
ンク室261 、262 、263 、26n-2 、26n-1 、
26n が駆動される時には常にダミーインク室が駆動さ
れることになり、これにより、各有効インク室261 、
262 、263 、26n-2 、26n-1 、26n から見る
と、その外側に配置されているインク室が駆動されるこ
とになる。
【0030】このことは、この各有効インク室261 、
262 、263 、26n-2 、26n-1 、26n の内側に
配置されている各有効インク室が駆動する場合と同じ条
件になる。すなわち、各有効インク室261 、262 、
263 、26n-2 、26n-1、26n はダミーインク室
25の動作による圧力振動の影響を受けることになり、
これにより、インク吐出速度の変化が抑制され、各有効
インク室261 、262 、263 、26n-2 、26n-1
、26n から吐出されるインクによるドット径が他の
有効インク室から吐出されるインクによるドット径略同
一に揃えることができ、印字品質の低下を確実に防止で
きる。
【0031】従って、このヘッドを単体で使用するよう
なシリアルタイプのヘッドにおいては、印字ラインと次
の印字ラインとの継ぎ目において印字濃度が変化するこ
とはなく、特に、ベタ印字した場合に印字品質を向上で
きる。また、このヘッドをヘッドユニットとして複数配
置してラインヘッドを構成した場合には、ヘッドユニッ
トとヘッドユニットの継ぎ目において印字濃度が変化す
ることはなく、この場合もベタ印字した場合に印字品質
を向上できる。
【0032】また、有効インク室26とダミーインク室
25は同一構成の溝を使用して形成しているので、ダミ
ーインク室を形成するために特別な加工は不要であり、
従って、ヘッドの製造は容易となる。
【0033】なお、ダミーインク室25のダミー吐出口
の径を大きくし過ぎると、インクの粘度等にも依存する
がインク吐出口での液面に形成されるメニスカスが不安
定となってインク室内に気泡を巻込みやすくなり好まし
くない。
【0034】なお、この実施の形態は、有効インク室2
6の時間ALの正電圧印加により容積を一旦大きくした
後、時間2ALの負電圧印加により容積を小さくしてイ
ンク室内の圧力を高めてインク吐出口27からインク吐
出を行う場合を例として述べたが必ずしもこれに限定す
るものではなく、インク吐出口から複数のインク滴を連
続して吐出させ、この各インク滴を合成して1ドットを
形成し、合成するインク滴の数により階調を表現する、
いわゆるマルチドロップ方式のものにも適用できる。こ
のマルチドロップ方式において、1ドットを最大7ドロ
ップで形成する場合の駆動電圧波形は図5に示すように
なる。
【0035】また、この実施の形態においてはダミーイ
ンク室に設けたダミー吐出口の数を5個としたが必ずし
もこれに限定するものでなく、1個であってもよい。
【0036】また、この実施の形態はヘッドとしてイン
ク室の両側の壁を圧電部材により構成したシェアモード
タイプのヘッドを使用した場合について述べたが、必ず
しもこれに限定するものではなく、圧電部材の変形動作
が他のインク室に影響を与えないように圧電部材を配置
したヘッドであっても、あるいは加圧手段として圧電部
材以外のものを使用したヘッドであってもよい。
【0037】
【発明の効果】請求項1乃至4記載の発明によれば、印
字動作を行う複数の有効インク室のうちの端部側のイン
ク室からのインク吐出によるドット径を他の有効インク
室からのインク吐出によるドット径と略同一に揃えるこ
とができ、印字濃度変化による印字品質の低下を確実に
防止でき、特にベタ印字において印字品質を向上でき
る。また、請求項4記載の発明によれば、さらに、ヘッ
ドの製造が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すヘッドの要部断面
図。
【図2】同実施の形態におけるヘッドの一部切欠した正
面図。
【図3】同実施の形態における3分割駆動を行う駆動電
圧波形図。
【図4】同実施の形態における各インク室の変形動作を
示す図。
【図5】ヘッドをマルチドロップ方式で駆動する場合の
駆動電圧波形図。
【図6】シェアモードタイプのヘッドの要部構成を示す
分解斜視図。
【図7】同ヘッドのインク室を駆動するときの駆動電圧
波形を示す図。
【図8】同ヘッドのインク室駆動を説明するための図。
【図9】従来のシリアルタイプのヘッドの課題を説明す
るための図。
【図10】従来の課題を説明するための図。
【図11】従来のラインタイプのヘッドの課題を説明す
るための図。
【符号の説明】
21,22…圧電部材 24…オリフィスプレート 25…ダミーインク室 26…有効インク室 27…インク吐出口 28…ダミー吐出口

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加圧手段を設けたインク室を壁を隔てて
    複数配置したインクジェットヘッドにおいて、前記各イ
    ンク室を複数の有効インク室と複数のダミーインク室と
    で構成し、前記各有効インク室は先端にインク吐出を行
    うインク吐出口を設け、前記各ダミーインク室はインク
    吐出を行わないダミー吐出口を設け、前記各ダミーイン
    ク室をヘッドの端部に配置し、この各ダミーインク室の
    加圧手段を前記各有効インク室のうちの端部側に配置し
    た有効インク室の加圧手段と同時に駆動することを特徴
    とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 複数のダミーインク室はダミー吐出口を
    複数設けたことを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ットヘッド。
  3. 【請求項3】 複数のダミーインク室のダミー吐出口の
    径は複数の有効インク室のインク吐出口の径以下に設定
    したことを特徴とする請求項1又は2記載のインクジェ
    ットヘッド。
  4. 【請求項4】 複数のダミーインク室は複数の有効イン
    ク室と同一構成にしたことを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれか1記載のインクジェットヘッド。
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