JP2006231546A - インク滴吐出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被記録媒体に少なくとも3種類のドット(大玉、中玉、小玉)を形成する場合に、中玉及び小玉の形成に伴って、インクミストが吐出されることを防止する。
【解決手段】 制御装置から出力された駆動波形によりアクチュエータが圧力室に吐出圧力を与え、共通インク室から各圧力室に分配されたインクが前記吐出圧力によりノズルから吐出されるインク滴吐出装置において、前記制御装置は、被記録媒体に記録されるインク滴の大きさが異なる少なくとも3種類のドットを形成するための駆動波形をそれぞれ出力可能であり、前記3種類のドットである大玉、中玉、及び小玉は、大玉が複数のインク滴の吐出で形成されるとともに、大玉、中玉、小玉の順に、インク滴の吐出速度が遅くなるように、それぞれの駆動波形が設定されている。
【選択図】 図7

Description

本発明は、インクジェット方式によるインク滴吐出装置に関するものである。
インク滴吐出装置には、例えば、インクジェットプリンタがあり、このインクジェットプリンタ用の記録ヘッドとしては、特許文献1等に、前面側に複数個のノズルを背面側に各ノズルに連通する圧力室をそれぞれ備え、かつインク供給源からのインクを共通インク室を介して各圧力室に分配するようにキャビティユニットを構成し、このキャビティユニットの背面側に圧電アクチュエータを積層して接合する構造が記載されている。
この記録ヘッドの構成によれば、圧電アクチュエータは、駆動パルス信号(電圧)が印加されると変形して、圧力室の容積を変化させインクに吐出圧力を与える。そして、圧力室に連通するノズルからインク滴が吐出され、被記録媒体にインクドットが形成される。記録ヘッドは、被記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直交する方向(主走査方向、被記録媒体の幅方向)に沿って往復移動可能に構成されている。
インクジェットプリンタでは、階調表現のために、被記録媒体に形成されるインク滴の大きさ(記録面積)を異ならせた複数種類のドットを混在させて記録を行なうようになっている。このドットは、1ドット当たりの吐出量が異なる大玉、中玉、小玉等のインク滴によって形成される。
そこで、本発明者は、3種類の大きさの異なるドット(大玉、中玉、小玉)を形成するための駆動波形を、以下のように構成した。まず、大玉の形成においては、インク滴を2滴吐出し飛翔中あるいは被記録媒体上で合体して、被記録媒体に1つの大玉ドットを形成する。中玉の形成においては、1ドット当たりインク滴を1滴吐出する構成とした。小玉の形成においては、1ドット当たりインク滴を1滴吐出するが、吐出効率がピーク値となるパルス幅から効率の悪い方向にずれた駆動波形にして、中玉よりも1ドット当たりの吐出量を少なくした。
特開2002−160362号公報(図1及び図3参照)
しかしながら、前述したように、記録ヘッドの各圧力室に供給されるインクは共通インク室から分配される構成であるため、同じ共通インク室に対応する圧力室間には、任意の圧力室に付与された吐出圧力が共通インク室を介して他の圧力室に伝播して不正吐出を引き起こす、所謂クロストークを生じる場合がある。
本発明者の実験によると、小玉及び中玉を吐出するノズルでは、これに隣接するノズルから大玉を連続して吐出する等の条件が加わるとクロストークの影響で吐出速度が速くなったり遅くなったりし、また、主となるインク滴の他に、ごく微細なインク滴が余分に吐出されることが確認された。この微細なインク滴は、形や大きさ等が一様ではない。また、微細なインク滴は大玉を吐出する際には確認されず、1滴を吐出する際に、吐出速度が速すぎても遅すぎても発生することが多かった。
この微細なインク滴は、特許文献1等で指摘されている所謂サテライト(被記録媒体に着弾する余分のインク滴)よりも、さらに体積の小さいインク滴であるため、被記録媒体には着弾せずにインクミストとなって浮遊し、記録ヘッドが搭載された画像形成装置の内部に付着して、様々な動作不良を引き起こすことが懸念される。
本発明は、上記問題を解消するものであり、被記録媒体に少なくとも3種類のドット(大玉、中玉、小玉)を形成する場合に、中玉及び小玉の形成に伴って、インクミスト汚染の原因となる微細なインク滴が吐出されることを防止することのできるインク滴吐出装置の実現を目的とするものである。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の発明におけるインク滴吐出装置は、複数のノズルと、各ノズル毎に連通して設けられる複数の圧力室と、複数の圧力室にインクを分配するための共通インク室と、各圧力室毎に選択的に吐出圧力を与えるアクチュエータと、このアクチュエータに駆動波形を出力する制御装置とを備え、前記アクチュエータから圧力室に加えられた吐出圧力で、前記ノズルからインク滴を吐出して被記録媒体に記録するインク滴吐出装置において、前記制御装置は、被記録媒体に記録されるインク滴の大きさが異なる少なくとも3種類のドットを形成するための駆動波形をそれぞれ出力可能であり、前記3種類のドットである大玉、中玉、及び小玉は、大玉が複数のインク滴の吐出で形成されるとともに、大玉、中玉、小玉の順に、インク滴の吐出速度が遅くなるように、それぞれの駆動波形が設定されていることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインク滴吐出装置において、前記中玉を形成する駆動波形では、当該駆動波形に含まれる駆動パルス信号のパルス幅を、インク滴の吐出速度がピーク値となるときのパルス幅よりも長くすることで、吐出速度を前記ピーク値よりも遅くしていることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のインク滴吐出装置において、前記小玉を形成する駆動波形は、インク滴を吐出する駆動パルス信号と、そのインク滴の一部を引き戻す駆動パルス信号とを含むことを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のインク滴吐出装置において、前記中玉の吐出速度V2は、前記大玉の吐出速度V1に対して、0.83V1≦V2≦0.95V1の条件を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれかに記載のインク滴吐出装置において、前記小玉の吐出速度V3は、前記大玉の吐出速度V1に対して、0.77V1≦V3≦0.89V1の条件を満たすことを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1から5のいずれかに記載のインク滴吐出装置において、前記大玉の吐出速度は、8.0m/s以上10.0m/s以下、中玉の吐出速度は、7.5m/s以上8.5m/s以下、小玉の吐出速度は、7.0m/s以上8.0m/s以下であることを特徴とするものである。
請求項1に記載の発明によれば、大玉を複数のインク滴で構成するとともに、中玉及び小玉の吐出速度を大玉の吐出速度よりも順次遅くしている。仮に中玉及び小玉が大玉と同じ速い吐出速度に設定されていると、クロストークが加わった場合にさらに吐出速度が高まって、微細なインク滴が余分に引き出されてインクミストの発生を引き起こすことが本発明者の実験により確認されている。従って、中玉及び小玉の形成では、大玉よりも吐出速度をあらかじめ遅く設定しておくことで、クロストークの影響を受けても、その吐出速度が過度に高速化することを抑制し、その結果、微細なインク滴を余分に吐出することを防いで、インクミストによる汚染の発生を無くすことができる。
請求項2に記載の発明によれば、中玉の吐出速度に、インク滴の吐出速度がピーク値(最大値)となる値を用いずにあえてそれよりも遅い速度に設定しているから、インクミストの原因となる微細なインク滴の吐出を防止できることに加えて、個体差により吐出速度のピーク値がばらつくことを避けて安定的に吐出させることが可能となる。
請求項3に記載の発明によれば、小玉は、駆動パルス信号により吐出したインク滴の一部を引き戻すことで、所定の液滴体積とするとともに、当初の吐出速度を低下させ、ミストが発生することが少ない速度とすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、クロストークが加わっても、中玉の吐出に伴う微細なインク滴の発生、ひいてはミストの発生を防止できる。
請求項5に記載の発明によれば、クロストークが加わっても、小玉の吐出に伴う微細なインク滴の発生、ひいてはミストの発生を防止できる。
請求項6に記載の発明によれば、大玉、中玉、及び小玉を混在させた記録(印字)パターンの形成において、仮にクロストークが加わっても、ミストを引き起こすことなく、安定した吐出が可能となる。
以下に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施形態のインクジェットヘッドの斜視図、図2はインクジェットヘッドの分解斜視図、図3はキャビティユニットの拡大分解斜視図、図4は図1のIV−IV線矢視拡大断面図、図5は図1のV−V線矢視拡大断面図、図6は制御装置のブロック図、図7(a)は大玉用の駆動波形を示すタイムチャート、図7(b)は中玉用の駆動波形を示すタイムチャート、図7(c)は小玉用の駆動波形を示すタイムチャート、図8はパルス幅に対するインク滴の吐出速度の変化を示す吐出特性の図、図9は中玉用及び小玉用の駆動波形におけるパルス幅の値の組み合せを変えたときの実験結果を示す図である。
本発明はインク滴吐出装置としてインクジェットプリンタに適用したもので、その記録ヘッド(以下、インクジェットヘッドと記載)100は、図示しないが、被記録媒体の搬送方向(副走査方向、以下X方向という)と直交する方向(主走査方向、以下Y方向という)に往復移動するキャリッジに搭載されるものである。このインクジェットヘッド100には、例えば、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のカラーインクがそれぞれ充填されたインクカートリッジが、キャリッジ上に着脱可能に搭載されるか、あるいは、画像形成装置の本体に静置され供給パイプ等を介するかして、各色のインクが供給されるように構成されている。
インクジェットヘッド100は、図1に示すように、金属板製の複数枚のプレートからなるキャビティユニット1にプレート型の圧電アクチュエータ2が接合され、このプレート型の圧電アクチュエータ2の上面(背面)に外部機器との接続のためのフレキシブルフラットケーブル3(図4参照)が重ね接合されている。そして、キャビティユニット1の下面(前面)側に開口されたノズル4から、下向きにインクが吐出するものとする。
前記キャビティユニット1は、図2に示すように、ノズルプレート11、スペーサプレート12、ダンパープレート13、2枚のマニホールドプレート14a、14b、サプライプレート15、ベースプレート16、及びキャビティプレート17の合計8枚の薄い板をそれぞれ接着剤にて重ね接合した構造となっている。
実施形態では、各プレート11〜17は50〜150μm程度の厚さを有し、ノズルプレート11はポリイミド等の合成樹脂製で、その他のプレート12〜17は42%ニッケル合金鋼板製である。前記ノズルプレート11には、微小径(25μm程度)のインク吐出用のノズル4が微小間隔で多数個穿設されている。このノズル4は、当該ノズルプレート11における長辺方向(X方向)と平行な5列に配列されている。
また、前記キャビティプレート17には、図3に示すように、複数の圧力室36がキャビティプレート17の長辺(前記X方向)と平行な5列に配列されている。実施形態では、前記各圧力室36は、平面視細長形状に形成され、その長手方向がキャビティプレート17の短辺方向(Y方向)に沿うようにして穿設され、長手方向の一端部36aがノズル4と連通し、他端部36bが後述する共通インク室7と連通する。
各圧力室36における先端部36aは、サプライプレート15、ベースプレート16と2枚のマニホールドプレート14a、14b、ダンパープレート13、及びスペーサプレート12に穿設されている微小径の連通孔37を介して、ノズルプレート11における前記各ノズル4に連通している。
キャビティプレート17の下面に隣接するベースプレート16には、各圧力室36の他端部36bに接続する貫通孔38が穿設されている。
ベースプレート16の下面に隣接するサプライプレート15には、後述する共通インク室7から前記各圧力室36へインクを供給するための接続流路40が設けられる。そして各接続流路40には、共通インク室7からインクが入る入口孔と、圧力室36側(貫通孔38)に開口する出口孔と、入口孔と出口孔との間にあって、接続流路40中で最も大きな流路抵抗となるように断面積を小さくして形成された絞り部とが備えられている。
2枚のマニホールドプレート14a,14bには、その長辺方向(X方向)に沿って長い5つの共通インク室7が前記ノズル4の各列に沿って延びるように板厚さを貫通して形成されている。すなわち、図2及び図4に示すように、2枚のマニホールドプレート14a、14bを積層し、かつその上面をサプライプレート15にて覆い、下面をダンパープレート13にて覆うことにより、合計5つの共通インク室(マニホールド室)7が密閉状に形成される。各共通インク室7は、各プレートの積層方向から平面視したときに、前記圧力室36の一部と重なって圧力室36の列方向(ノズル4の列方向)に沿って長く延びている。
図3及び図4に示すように、マニホールドプレート14aの下面に隣接するダンパープレート13の下面側には、共通インク室7と隔絶されたダンパ室45が凹み形成されている。この各ダンパ室45の位置および形状は、図2に示すように、前記各共通インク室7と一致させている。このダンパプレート13は、適宜弾性変形し得る金属素材であるため、ダンパ室45上部の薄い板状の天井部は、共通インク室7側にも、ダンパ室45側にも自由に振動することができる。インク吐出時に、圧力室36で発生した圧力変動が共通インク室7に伝播しても、前記天井部が弾性変形して振動することにより、前記圧力変動を吸収減衰させるというダンパ効果を奏する。これは、圧力変動が他の圧力室36へ伝播する所謂クロストークの低減を図ったものである。
また、図2に示すように、キャビティプレート17、ベースプレート16、及びサプライプレート15の一方の短辺側の端部には、上下の位置を対応させて、それぞれ4つのインク供給口47が穿設されている。インク供給源からのインクが、これらインク供給口47から共通インク室7の一端部に連通するようになっている。4つのインク供給口47を、図2の左側から順に個別に47a、47b、47c、47dと付す。
インク供給口47からノズル4に至るインク流通路では、インクは、インク供給口47からインク供給チャンネルとしての共通インク室7に供給された後、図3に示すように、サプライプレート15の接続流路40及びベースプレート16の貫通孔38を経由して各圧力室36に分配供給される。そして、後述するように、圧電アクチュエータ2の駆動により、インクは各圧力室36内から前記連通孔37を通って、その圧力室36に対応するノズル4に至るという構成になっている。そして、後述する圧電アクチュエータ2の駆動により、圧力室36に吐出圧力が加えられると、圧力波が圧力室36内から、連通孔37を通ってノズル4に伝達し、インクを吐出する。
この実施形態では、図2に示すように、インク供給口47が4つ設けられているのに対して、共通インク室7が5つ設けられており、インク供給口47aだけが、2つの共通インク室7,7に接続されている。インク供給口47aには、ブラックインクが供給されるように設定されており、ブラックインクがその他のカラーインクに比べて使用頻度が高いことを考慮したものである。他のインク供給口47b、47c、47dには、イエロー、マゼンタ、シアンの各インクがそれぞれ単独に供給される。インク供給口47a,47b,47c,47dには、それぞれの開口に対応する濾過部20aを有するフィルタ体20が接着剤等で貼着されている(図1参照)。
一方、前記圧電アクチュエータ2は、特開平4−341853号公報等に開示された公知のものと同様に、図5に示すように1枚の厚さが30μm程度の複数枚の圧電シート41〜43を積層した構造で、各圧電シートのうち下から所定数の偶数段目の圧電シート42の上面(広幅面)には、前記キャビティユニット1における各圧力室36に対応した箇所ごとに細幅の個別電極44が長辺方向(X方向)に沿って列状に形成されている。下から所定数の奇数段目の圧電シート41の上面(広幅面)には、複数個の圧力室36に対して共通のコモン電極46が形成されており、最上段のシートの上面には、積層方向に対応する前記個別電極の各々に対して電気的に接続される表面電極48と、前記コモン電極に対して電気的に接続される表面電極とが設けられている。
公知のように個別電極44とコモン電極46との間に高電圧を印加することで、両電極間に位置する圧電シートの部分が分極され、活性部として形成される。
そして、このプレート型の圧電アクチュエータ2における下面(圧力室36と対向する広幅面)全体に、接着剤としてのインク非浸透性の合成樹脂からなる接着剤シート(図示せず)を予め貼着し、次いで、前記キャビティユニット1に対して、圧電アクチュエータ2が、その各個別電極44を前記キャビティユニット1における各圧力室36の各々に対向配置させて接着・固定される。また、この圧電アクチュエータ2における上側の表面には、前記フレキシブルフラットケーブル3が重ね押圧されることにより、このフレキシブルフラットケーブル3における各種の配線パターン(図示せず)が、前記各表面電極に電気的に接合される。
次に、各電極に印加する駆動電圧を制御するための制御装置の構成を、図6に基づいて説明する。この制御装置は、フレキシブルフラットケーブル3上に配置されるLSIチップ50として設けられている。これに、個別電極44及びコモン電極46のそれぞれに対応する表面電極が接続されている。また、LSIチップ50には、クロックライン51、データライン52、電圧ライン53及びアースライン54も接続されている。LSIチップ50は、クロックライン51から供給されるクロックパルスに基づいて、データライン52上に現れるデータから、どのノズル4にてインクを吐出するべきかを判断し、インクを吐出させる活性部に印加する駆動波形の制御を行う。すなわち、コモン電極46にアースライン54を接続するとともに、インクの吐出の有無に応じて、対応する活性部の個別電極44に対して、電圧ライン53に基づく駆動パルス信号(駆動電圧)の印加を選択的に行う。
そして、この制御装置により、任意の活性部に対応する個別電極44に駆動波形を出力すると、活性部が変位し、この活性部に対応する圧力室36のインクに吐出圧力が加えられる。そして、圧力室36からノズル4に至る圧力波の前進成分により、ノズル4からインク滴が吐出する。
このように構成されたインクジェットヘッド100が搭載された画像形成装置(インクジェットプリンタ)では、階調表現を行なうために、被記録媒体に形成されるインク滴の大きさ(記録面積)を異ならせて複数種類のドットを形成できるようにしている。
この実施形態では、大玉、中玉、及び小玉の3種類の大きさのドット、例えば、大玉のインク滴体積は10〜40pl(好ましくは16pl)、中玉は3〜10pl(好ましくは8pl)、小玉は1〜5pl(好ましくは3pl)と設定されている。大玉の駆動波形は、図7(a)に示すように、P11、P12、及びP13の3つの駆動パルス信号で構成され、中玉の駆動波形は、図7(b)に示すように、P21とP22の2つの駆動パルス信号で構成され、小玉の駆動波形は、図7(c)に示すように、P31とP32の2つの駆動パルス信号で構成されている。なお、この実施形態では、個別電極44に印加される駆動パルス信号は、常態から立ち下げることで印加する形態としている。すなわち、インク吐出前は、全個別電極44とコモン電極46間に電圧が印加され、その間の活性部が伸長し、全圧力室36の容積が縮小された状態にあり、インクを吐出しようとする圧力室36に対応する、積層方向の各個別電極44への電圧印加を停止すると、活性部が収縮状態に復帰して圧力室36の容積を拡大する。すると、圧力室36内のインクが負圧になり圧力波が発生する。この圧力波の圧力が反転して正圧になるタイミングで前記各個別電極44に再び電圧を印加すると、活性部の伸長による圧力と、正圧に反転した圧力とが重畳され、インク滴がノズル11から吐出される。
上記インクの圧力波が負圧から正圧のピークになるまでの時間は、圧力室36、連通孔37及び貫通孔38を含む各ノズルごとのインク流路を圧力波が片道伝播する時間によって決まる。この片道伝播時間は、インクの固有振動数及びインク流路の長さだけでなく、流路抵抗、流路を構成する各プレートの剛性などにも影響される。
つまり、駆動パルス信号の立ち下がりから立ち上がりまでの時間、すなわちパルス幅を、上記圧力波の片道伝播時間に一致させると、最も大きな圧力が重畳され、インク滴の吐出速度、液滴体積がピークになることになり、後述するパルス幅T0をこれに設定する。パルス幅に対する吐出特性は、図8に示すように、このパルス幅T0に対して大小いずれの方向にずれても、吐出速度、滴滴体積とも低下する山型カーブを描く特性を有している。
図7の大玉用、中玉用の各駆動波形のうち、それぞれの最後に印加されている駆動パルス信号P13、P22はいずれも、インクに残存する圧力波を打ち消すために印加したキャンセル用信号である。このキャンセル信号は、上記圧力波が正圧のとき圧力室を拡大し、負圧のとき縮小するようにパルス信号を立ち下げ、立ち上げる。あるいは圧力波が負圧のとき圧力室を縮小し、正圧のとき拡大するようにパルス信号を立ち上げ、立ち下げるようにしてもよい。また、図7(c)の小玉用の駆動波形は、駆動パルス信号P31によってノズル11から吐出し始めたインク滴が、まだノズルに繋がっているタイミングで、駆動パルス信号P32の立ち下げによって圧力室36を拡大してそのインク滴の一部を引き戻し、インク滴の体積を小型にするものである。駆動パルス信号P32は、駆動パルス信号P31によって生じた圧力波が正圧のときに圧力室36を拡大するので、圧力波を打ち消す作用もある。
この実施形態では、図8に示すように、駆動パルス信号のパルス幅が5μsec(=T0)のときに、吐出速度が約9.2m/s(=V0)とピーク値(最大値)になる吐出特性のインクジェットヘッド100を用いて、各ドットを形成するのに最適な吐出速度の検討を行なった。なお、この吐出特性のカーブは、製造バラツキ等に起因するインクジェットヘッド100の個体差により、ヘッド間で若干のばらつきを生じる。
大玉の形成では、駆動パルス信号P11及びP12の2つで2滴のインク滴が吐出され、この2滴は飛翔中あるいは被記録媒体上で合体して1つのドットが形成される。この大玉の吐出速度V1について検討したところ、8.0m/s≦V1≦10.0m/sの範囲であって、さらに望ましくはV1=9.0m/sに設定すると、効率よくインク滴を吐出し、且つクロストークが加わってもインクミストを発生しないことが確認できた。
この大玉の場合にインクミストが発生しない現象は、ピーク値に対応するT0に近いところで効率よく大きな体積のインク滴が形成されかつ連続して2滴のインク滴が吐出されるから、仮に1番目のインク滴に伴って微細なインク滴が余分に吐出されても、この余分なインク滴は後続の2番目のインク滴に吸収されて被記録媒体に着弾するので、その結果、ミスト状となって浮遊することがないためであると考えられる。
中玉の形成では、駆動パルス信号P21で1滴のインク滴が吐出される。この中玉の吐出速度V2について検討したところ、7.5m/s≦V2≦8.5m/sの範囲であって、さらに望ましくはV2=8.0m/sに設定すると、インクミストが発生しないことが確認できた。
仮に、中玉の吐出速度V2を、大玉と同じピーク値に近い吐出速度に設定すると、クロストークが加わった場合に、中玉の吐出速度がさらに高まって、主となるインク滴の吐出に伴って必要以上の余分なインクが引っ張り出される。中玉の場合には、大玉と異なってインク滴が連続して吐出されないから、引っ張り出された余分のインクは、インクミストとなって浮遊すると考えられる。そのため、中玉の吐出速度V2を前記したように従来よりも遅めに設定することにより、その吐出速度がクロストークの影響で高まっても、微細インクを余分に引き出すことがないようにし、その効果を確認することができた。
なお、大玉及び中玉の形成では、いずれもピーク値となる吐出速度(V0=9.2m/s)を避けて、吐出速度を設定することが望ましい。ピーク値の吐出速度V0は、最もエネルギー効率の良い速度であるが、図8に示す吐出特性のカーブは、ヘッドの個体差により多少のずれを生じるため、ピーク値の吐出速度(V0)の値もヘッド毎に変動する。あえて、このピーク値の吐出速度を用いないことで、吐出の安定性を図っている。
小玉の形成では、駆動パルス信号P31で1滴のインク滴が吐出される。この小玉の吐出速度V3について検討したところ、7.0m/s≦V3≦8.0m/sの範囲であって、さらに望ましくはV3=7.5m/sに設定すると、インクミストが発生しないことが確認できた。
小玉は、上記のとおり駆動パルス信号P31によってノズル11から吐出し始めたインク滴の一部を引き戻し、インク滴の体積を小型にするため、インク滴の吐出速度は、当初の速度よりも低下し、さらに、クロストークの影響で一層速度が低下すると、インクミストを発生しやすくなる。このため、所望のインク滴体積での吐出速度よりも若干速めの速度に設定することで、その吐出速度がクロストークの影響で低下しても、余分な微細インクを吐出することがないようにした。実験でもその効果を確認できた。
なお、小玉はきわめて小さいドットであるため、その吐出速度を速めた結果吐出量がわずかに多くなるが、所望のインク滴体積で、ある面積に対して例えば10滴吐出すべきところを、本実施形態では、1滴当たりの吐出量が増加した分だけ数を減らして例えば8滴吐出させるというように、ソフトで制御して記録品質の劣化を最小限に留めている。
前記吐出速度の関係をまとめると、大玉の吐出速度V1を基準にした場合に、中玉の吐出速度V2は、0.83V1≦V2≦0.95V1の条件を満たすことが望ましく、小玉の吐出速度V3は、0.77V1≦V3≦0.89V1の関係を満たすことが望ましいことがわかった。この吐出速度の範囲に、大玉、中玉、小玉の吐出速度をそれぞれ設定することにより、インクジェットプリンタ(画像形成装置)にてこれらが混在する記録パターンを形成しても、インクミストが発生することはなく、ひいては装置内部を汚染することもなかった。
次に、インクミストの発生防止に好適な前述の中玉の吐出速度(V2=8.0m/s)及び小玉の吐出速度(V3=7.5m/s)を得るための駆動波形について、具体的にそれぞれの最適化を行なった。図7(b)に示すように、中玉の駆動波形は2つの駆動パルス信号P21、P22を含み、図7(c)に示すように、小玉の駆動波形は2つの駆動パルス信号P31、P32を含んでいる。以下、駆動パルス信号のパルス幅を吐出順にT1、T2、T3とし、駆動パルス信号の終端と次の駆動パルス信号の始端との間すなわちパルス間隔をW1、W2として説明する。
図9に示す実験結果は、T1、T2、W1の値の組み合せを、小玉に対して16通り(No.1〜No.16)、中玉に対して15通り(No.21〜No.35)用意し、これらをそれぞれ複数のインクジェットヘッド100に実施して、その吐出結果を、吐出速度、吐出安定性、吐出量(インク滴体積)の3つの項目について評価したものである。評価項目のうち、吐出速度は、小玉あるいは中玉に規定された前記吐出速度が得られるか否かを判断したものである。吐出安定性は、大玉、中玉、小玉が混在する多数の記録パターンの形成において、インクミストが発生するか否かを判断したものである。吐出量は、目的とする大きさ(吐出量)の小玉あるいは中玉が被記録媒体に形成されているか否かを判断したものである。いずれも、結果が良好な場合を○、不良の場合を×、その中間を△で示している。
図9の実験結果からわかるように、前記3つの評価項目全てについて○となるのは、小玉用では、No.10、11、13、14の4通りの組み合せであり、中玉用では、No.31、32、33の3通りの組み合せであった(図中に*を付す)。すなわち、小玉用の駆動波形としては、T1=3.8μsec、3.0μsec≦W1≦3.4μsec、T2=1.8μsecの条件を満たすか、あるいは、T1=4.2μsec、2.6μsec≦W1≦3.0μsec、T2=1.8μsecの条件を満たすかした場合に、安定した吐出性能でかつインクミストを防止できることが確認できた。つまり、パルス幅や間隔は若干の誤差やばらつきが許容されることが実験や経験上分かっているから、小玉用の駆動波形は、前記T0に対して駆動パルス信号P31のT1を、0.68T0<T1<0.92T0、駆動パルス信号P32のT2を、0.32T0<T2<0.4T0、両パルスの間隔W1を、0.47T0<W1<0.76T0とすることが好ましい。さらに好しくは、T1=0.76T0または0.84T0、T2=0.36T0、W1=0.52T0または0.6T0または0.68T0とする。
中玉用の駆動波形としては、T1=6.0μsec、7.6μsec≦W1≦8.4μsec、T2=7.2μsecの条件を満たす場合に、安定した吐出性能でかつインクミストを防止できることが確認できた。つまり、中玉用の駆動波形は、前記T0に対して駆動パルス信号P21のT1を、1.0T0<T1<1.32T0、駆動パルス信号P22のT2を、1.36T0<T2<1.52T0、両パルスの間隔W1を、1.37T0<W1<1.72T0とすることが好ましい。さらに好しくは、T1=1.2T0、T2=1.44T0、W1=1.52T0または1.6T0または1.68T0とする。
なお、この実施形態では検討結果を示していないが、大玉の吐出速度(V1=9.0m/s)を得る条件としては、駆動パルス信号P11のT1をT1=6.0μsec、駆動パルス信号P12のT2をT2=6.0μsec、駆動パルス信号P13のT3をT3=7.0μsec、パルス信号P11とP12との間隔W1をW1=5.0μsec、パルス信号P12とP13の間隔W2をW2=9.6μsecが好適であることが確認できている。つまり、大玉用の駆動波形は、前記T0に対して駆動パルス信号P11、P12のT1、T2を、0.9T0<T1(T2)<1.3T0、駆動パルス信号T3のT3を、1.2T0<T3<1.5T0、駆動パルス信号P11と駆動パルス信号P12間のW1を、0.9T0<W1<1.1T0、駆動パルス信号P12と駆動パルス信号P13間のW2を、1.7T0<W2<2.1T0とする。さらに好ましくは、T1=1.2T0、T2=1.2T0、T3=1.4T0、W1=1.0T0、W2=1.92T0とする。
また、本発明は、特開平9−52357号公報に記載されているような圧電材料をせん断モード変形させてインク滴を噴射するものにも適用できる。この場合、駆動パルス信号は電圧を立ち上げによって印加する。
本発明の実施形態のインクジェットヘッドの斜視図である。 インクジェットヘッドの分解斜視図である。 キャビティユニットの拡大分解斜視図である。 図1のIV−IV線矢視拡大断面図である。 図1のV−V線矢視拡大断面図である。 制御装置のブロック図である。 (a)大玉用の駆動波形を示すタイムチャート、(b)中玉用の駆動波形を示すタイムチャート、(c)小玉用の駆動波形を示すタイムチャートである。 パルス幅に対するインク滴の吐出速度の変化を示す吐出特性の図である。 中玉用及び小玉用の駆動波形におけるパルス幅の値の組み合せを変えたときの実験結果を示す図である。
符号の説明
1 キャビティユニット
2 圧電アクチュエータ
3 フレキシブルフラットケーブル
4 ノズル
7 共通インク室
36 圧力室
41〜43 圧電シート
44 個別電極
46 コモン電極
48 表面電極
100 インクジェットヘッド

Claims (6)

  1. 複数のノズルと、各ノズル毎に連通して設けられる複数の圧力室と、複数の圧力室にインクを分配するための共通インク室と、各圧力室毎に選択的に吐出圧力を与えるアクチュエータと、このアクチュエータに駆動波形を出力する制御装置とを備え、前記アクチュエータから圧力室に加えられた吐出圧力で、前記ノズルからインク滴を吐出して被記録媒体に記録するインク滴吐出装置において、
    前記制御装置は、被記録媒体に記録されるインク滴の大きさが異なる少なくとも3種類のドットを形成するための駆動波形をそれぞれ出力可能であり、
    前記3種類のドットである大玉、中玉、及び小玉は、大玉が複数のインク滴の吐出で形成されるとともに、大玉、中玉、小玉の順に、インク滴の吐出速度が遅くなるように、それぞれの駆動波形が設定されていることを特徴とするインク滴吐出装置。
  2. 前記中玉を形成する駆動波形では、当該駆動波形に含まれる駆動パルス信号のパルス幅を、インク滴の吐出速度がピーク値となるときのパルス幅よりも長くすることで、吐出速度を前記ピーク値よりも遅くしていることを特徴とする請求項1に記載のインク滴吐出装置。
  3. 前記小玉を形成する駆動波形は、インク滴を吐出する駆動パルス信号と、そのインク滴の一部を引き戻す駆動パルス信号とを含むことを特徴とする請求項1または2に記載のインク滴吐出装置。
  4. 前記中玉の吐出速度V2は、前記大玉の吐出速度V1に対して、0.83V1≦V2≦0.95V1の条件を満たすことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のインク滴吐出装置。
  5. 前記小玉の吐出速度V3は、前記大玉の吐出速度V1に対して、0.77V1≦V3≦0.89V1の条件を満たすことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインク滴吐出装置。
  6. 前記大玉の吐出速度は、8.0m/s以上10.0m/s以下、中玉の吐出速度は、7.5m/s以上8.5m/s以下、小玉の吐出速度は、7.0m/s以上8.0m/s以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のインク滴吐出装置。
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