JP2000135115A - 棒状のゲル状物収納容器 - Google Patents

棒状のゲル状物収納容器

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JP2000135115A
JP2000135115A JP10326011A JP32601198A JP2000135115A JP 2000135115 A JP2000135115 A JP 2000135115A JP 10326011 A JP10326011 A JP 10326011A JP 32601198 A JP32601198 A JP 32601198A JP 2000135115 A JP2000135115 A JP 2000135115A
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gel
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Takashi Fujie
隆 藤江
Nobuo Yamanaka
伸夫 山中
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状のゲル状物を収納した容器であって、ゲ
ル状物使用時には容器底板を介してゲル状物を押上げ、
容器上端に設けたカッターで薄片状に切断可能とした。 【解決手段】 上下両面開口の筒胴体1と、その下部内
へ押上げ可能に嵌合させた底板11と、筒胴体上部へ嵌合
させたカッター付き部材21とで形成し、カッター付き部
材21は、筒胴体上方へ突出する保持筒上半筒部24のう
ち、後半筒部24b を筒胴体1外面へ嵌合する、保持筒下
半筒部22および上記上半筒部の前半筒部24aから切離
し、かつ前後両半筒部の24a,24b の一端は肉薄ヒンジ25
で連結し、かつ他端は係合手段26で着脱自在とし、更に
後半筒部24b 内面から、保持筒上半筒部24内面を上下に
二分して閉塞するカッター27を突設して、肉薄ヒンジ25
を中心として、カッター付き後半筒部24b を回動可能と
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、棒状のゲル状物収
納容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば顔面使用のパック剤として、薬液
を含浸させた紙又は布を、一枚宛気密に包装して容器体
内に収納したもの、又均等厚みに切断した多数チーズ片
を一枚宛紙袋で包装し、或いは包装しないまま多数紙箱
内に収納させたものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように薬液含浸
紙等を一枚宛気密包装等することは開封が面倒であり、
手数がかかる。そのように予め薄片としておく理由は、
消費者の使用の便宜のためであるが、その気化防止のた
めの気密包装が必要な場合が生じ、更にコストを押し上
げることとなる。
【0004】本発明は上記のようなゲル状物の気化防止
等のために棒状物のまま容器内に収納し、又該棒状収納
物を使用の都度、使用に適する薄片化することが容易な
カット機構をその容器体に付設したものであり、このよ
うにすることで上記従来の欠点を除去するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の手段として上下両
端面開口の筒胴体1と、上記筒胴体の下端部内に、外周
面を筒胴体内面へ摺接させて上昇可能に嵌合させた底板
11と、上記筒胴体の上部外面へ下半筒部22を嵌合させて
保持筒を起立すると共に、筒胴体上方へ突出する保持筒
上半筒部24のうち、後半筒部24b を前半筒部24a および
保持筒下半筒部22から切離し、かつ前後両半筒部の一端
を肉薄ヒンジ25で連結すると共に他端には係合手段26を
設けて着脱自在とし、更に後半筒部24b の内面からは保
持筒上半筒部内面を上下に二分して閉塞するカッター27
を突出するカッター付き部材21とからなり、上記肉薄ヒ
ンジ25を中心とするカッター付き後半筒部24b の回動
で、保持筒上半筒部24内面をカッター27が開閉自在に形
成した。
【0006】第2の手段として、上記第1の手段を有す
ると共に保持筒の下半筒部22の上端に、筒胴体1の内径
とほぼ同内径としたフランジ状頂板23を付設して該頂板
を筒胴体上端面上へ載置させ、かつフランジ状頂板23の
内径と保持筒上半筒部24の内径とを同径とした。
【0007】第3の手段として、上記第1又は第2の手
段を有すると共にカッター27の前半側外縁が形成するカ
ッター刃29が前半筒部24a 内面に接する位置を、該前半
筒部24a 上面の下方へ、適当間隙をおいて定めた。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明容器は、筒胴体と、底板
と、カッター付き筒部材とからなり、通常キャップを嵌
合させて形成する。
【0009】筒胴体1は、上下両端面開口であるが、筒
胴体下端に内向きフランジ2を付設して後述底板の下方
抜出しを防止している。筒胴体上部は小外径部として該
小外径部の上下方向中間に嵌合突条3を周設し、又その
小外径部下方筒部分の上端には後述カッター付き筒部材
下端面を支持させるための外向きフランジ4を付設して
いる。尚筒胴体前面には目盛り5を表示している。
【0010】底板11は、上記筒胴体内壁面へ気密に接す
る短筒12の中間部内面に底壁13を横設し、該底壁から同
心円の大小複数の短管14を垂下し、それ等下端面を底板
押上げ用の押圧面としている。又上記短筒の上下を同外
径とし、かつ中間部を小外径として筒体内壁面との接触
面積を挟めて底板上昇時の摩擦抵抗を減少させている。
【0011】カッター付き部材21は、上記筒胴体の上部
外面へ下半筒部22を嵌合させて保持筒を起立すると共に
その下半筒部の上端内面へ内向きにフランジ状頂板23を
付設して筒胴体1上面へ載置させている。
【0012】又フランジ状頂板23の内径は筒胴体1の内
径と同径としており、フランジ状頂板内周から起立する
保持筒の上半筒部24内径もフランジ状頂板と同内径とし
ている。
【0013】保持筒上半筒部24のうち、後半筒部24b は
前半筒部24a および保持筒下半筒部22から切離し、かつ
それ等前後両半筒部24a,24b の一端を肉薄ヒンジ25で連
結すると共に他端には係合手段26を設けて着脱自在とし
ている。更に後半筒部24b 内面からは保持筒上半筒部内
面を上下に二分して閉塞するカッター27を突出する。保
持筒下半筒部22の下端面は図1が示すように既述筒胴体
の外向きフランジ4上面へ載置させ、又保持筒下半筒部
内面に凹溝を周設させて、該凹溝内へ嵌合突条3を嵌合
させている。係合手段26は図2が示すように前後両半筒
部24a,24b の他端面相互を突合せた状態を保持でき、又
図3が示すようにその係合を外して上記カッター27を保
持筒上半筒部の内面から外方へ移動させることが可能と
する。図示例では前半筒部24a の他端外縁に凹部28を設
け、又後半筒部24b の他端外縁から上記凹部内へ嵌合す
る薄板部29を突出させ、上記各半筒部の他端面突合せ時
に凹部28内に薄板部29が嵌合され、かつそれ等両部の一
方に付設した突部が他方に設けた窪み内へ嵌合するよう
設けている。
【0014】後半筒部24b から前方へ突出するカッター
部分外縁は肉薄としてカッターの刃30に形成し、上記両
半筒部の他端面突合せ時に刃30が接する、前半筒部内壁
面は図2が示すように、前半筒部24a 上面との間に適当
間隙をおいた下方へ接するよう設け、その適当間隙が、
後述棒状のゲル状物切断の際に、切断されるゲル状物薄
片の前半側の側面を前進不能に支持してその切断が容易
であるよう設けるとよい。
【0015】31はカッター付き部材21外面へ着脱自在に
嵌合させたキャップである。
【0016】上記各部材はそれぞれ合成樹脂材で一体成
形するが、カッター27は金属で形成してその後半部外縁
を後半筒部内面へ設けた溝内へ固着させてもよい。
【0017】上記構成において、筒胴体1内へ棒状のゲ
ル状物41を嵌合させておき、キャップ31を外し、又カッ
ター付きの後半筒部24b を図3のように外方へ開いた状
態から底板11を押上げ、カッター付き後半筒部24b を閉
じ、元の位置へ戻せばゲル状物41上部はカッター27によ
り切断されて薄片として分離される。上記操作を繰返す
ことで所望数のゲル状物薄片を得ることが出来る。
【0018】
【発明の効果】本発明は既述構成とするもので、上下両
端面開口の筒胴体1の下端部内に底板11を上方押上げ可
能に嵌合させ、又筒胴体上端にはカッター付き部材21を
嵌合させたから、ゲル状物を棒状のまま筒胴体内へ入れ
ておき、使用時には底板により押上げ、薄片状等にカッ
トして使用でき、よってゲル状物を予め薄片状に切断し
たり、又その各薄片を包装等する必要はなく、又ゲル状
物は棒状のままでよいから、該ゲル状物の乾燥、気化等
も防止できる。
【0019】又カッター付き部材21は、筒胴体の上部外
面へ下半筒部22を嵌合させて起立させた保持筒の上半筒
部24のうち、後半筒部24b を前半筒部24a および下半筒
部22から切離し、かつ前後両半筒部の一端を肉薄ヒンジ
25で連結すると共に他端には係合手段26を設けて着脱自
在とし、後半筒部24b の内面からは保持筒上半筒部分内
面を上下に二分して閉塞するカッター27を突設したか
ら、そのカッター付き後半筒部24b を肉薄ヒンジ25を中
心として外方へ開き、かつ棒状ゲル状物を押上げて再び
元の位置へ戻すことでゲル状物を薄片状に切断すること
が容易である。
【0020】請求項2のように、保持筒の下半筒部22上
端に、筒胴体1内径とほぼ同内径のフランジ状頂板23を
付設し、該頂板を筒胴体上端面上へ載置させ、かつフラ
ンジ状頂板内径と保持筒上半筒部24の内径とを同径とす
ることで、筒胴体1内面とフランジ状頂板内面と保持筒
上半筒部の内面とを面一に連続させることができ、よっ
て容器内ゲル状物外周面の全体を、上記筒胴体、フラン
ジ状頂板、カッター27下方の保持筒上半筒部内面へほぼ
気密に接触させることが出来、容器内棒状ゲル状物の乾
燥気化等を防止できる。
【0021】請求項3のようにカッターの刃が、前半筒
部24a 内面に接する位置を前半筒部上面の下方に、適当
間隙をおいて定めることで、カッター付き後半筒部24b
を元の位置に戻してカッターでゲル状物を切断する際、
切断される薄片の前方側周縁部は、上記前半筒部の間隙
部分により切断終了まで確実に支持されることとなり、
よって上記切断を容易かつ迅速に行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明容器の半断面図である。
【図2】 図1容器からキャップを外して示す斜視図で
ある。
【図3】 図2の状態から、カッター付き後半筒部を開
いた状態で示す斜視図である。
【符号の説明】
1 …筒胴体 11 …底板 21 …カッター付き部材 22 …下半筒部 23 …フランジ状頂板 24 …上半筒部 24a …前半筒部 24b …後半筒部 27 …カッター

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下両端面開口の筒胴体1と、 上記筒胴体の下端部内に、外周面を筒胴体内面へ摺接さ
    せて上昇可能に嵌合させた底板11と、 上記筒胴体の上部外面へ下半筒部22を嵌合させて保持筒
    を起立すると共に、筒胴体上方へ突出する保持筒上半筒
    部24のうち、後半筒部24b を前半筒部24a および保持筒
    下半筒部22から切離し、かつ前後両半筒部の一端を肉薄
    ヒンジ25で連結すると共に他端には係合手段26を設けて
    着脱自在とし、更に後半筒部24b の内面からは保持筒上
    半筒部内面を上下に二分して閉塞するカッター27を突出
    するカッター付き部材21とからなり、 上記肉薄ヒンジ25を中心とするカッター付き後半筒部24
    b の回動で、保持筒上半筒部24内面をカッター27が開閉
    自在に形成したことを特徴とする棒状のゲル状物収納容
    器。
  2. 【請求項2】 保持筒の下半筒部22の上端に、筒胴体1
    の内径とほぼ同内径としたフランジ状頂板23を付設して
    該頂板を筒胴体上端面上へ載置させ、かつフランジ状頂
    板23の内径と保持筒上半筒部24の内径とを同径としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の棒状のゲル状物収納容
    器。
  3. 【請求項3】 カッター27の前半側外縁が形成するカッ
    ター刃29が前半筒部24a 内面に接する位置を、該前半筒
    部24a 上面の下方へ、適当間隙をおいて定めたことを特
    徴とする、請求項1又は2記載の棒状のゲル状物収納容
    器。
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