JPH0525749B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、容器用の開封明示蓋に関し、特に、
食品を保存するための容器の蓋に関するものであ
る。

本発明に関するタイプの容器は、パツケージし
た後、密封された状態で容器を保持しかつ蓋を動
かした場合容器の開封を明示するための再密封不
能頂部を提供する蓋を有する。

開封を前もつて有効に明示する容器のうちのあ
るタイプのものは、容器の端部において薄弱環状
部分及びナイフを形成した回動可能なキヤツプ部
分を有していた。前記ナイフは、容器の端部に設
けた薄弱な溝に対して手作業による分離をなすよ
う係合する。続いて、前記キヤツプ部分を回動
し、この回動によつてナイフは端部の薄弱な部分
を完全に切断し容器を開放する。このような従来
の装置は容器から簡単に着脱できるキヤツプをな
すが、使用に際しては不便である。更に、このよ
うな手段は、ナイフ刃が薄弱な環状部分を切断し
ている間、ナイフ刃と薄弱な環状部分とを整列さ
せ保持させるための手段が備えられていない。こ
のようなタイプの構造は1888年２月21日特許され
た米国特許第378349号に開示されている。

従来において、シール機能をもつた薄い部材す
なわち薄弱な膜でシールされた容器が知られてい
た。螺旋状にねじ切りされたノズル部分は、垂下
した複数のナイフを有すると共に、容器の外側リ
ツプ側のまわりでねじ切りされ、したがつて、ナ
イフ刃は薄い部材と除々に接触する。ノズル部分
が容器の喉部のまわりでねじ切りされる場合、刃
が前記膜を除々に突き通し、そして容器を開放す
る。切断作業が完全に終つたとき、前記構造はヒ
ンジ係合したキヤツプを提供せず、ノズルを容器
に単に固定しそしてノズルの端部で容器内の中身
の連絡を確保しているだけである。更に、ノズル
を一旦除去すると、中身は容器から簡単に移動さ
せることができる。このような容器は一般的に米
国特許第3402855号に開示されている。

米国特許第4125203号にはプルタブ（pull tab）
タイプの飲料容器に使用するためのねじり頂部が
開示されており、この場合、回動可能な外側蓋は
タブの一端に取付けられ、したがつて蓋の回動
は、容器の開口部から離れてタブを引張ると共
に、蓋の開口部を容器の開口部に整列させて、容
器内にある飲物を得ることができる。この特許
は、容器の本体部分内に設けた環状帯状体を切断
するために一体をなすナイフ刃を有する回動可能
な外側キヤツプの使用を開示するものではなく、
そして容器に対してヒンジ結合された蓋を提供す
るものでもない。

上記の発明者と同一の発明者による米国特許第
4567995号は容器のまわりで回動可能なカバーを
有する閉鎖端を形成する容器用の蓋を開示してい
る。この閉鎖端は、カバーと一体をなすナイフ刃
によつて係合される隆起部分を有する。カバーを
回動した場合、ナイフ刃は隆起部分を切断し、容
器内のものを得るための開口部が現出する。この
装置において、閉鎖端は完全には開放されずヒン
ジ結合もなしていない。

上記発明者と同一の発明者による米国特許第
4598837号は容器内に設けた開封明示素子を開示
し、この場合、回動可能な外部素子の回動によつ
て一体をなすナイフ刃が容器から前記素子を切断
しそして分離し、したがつて、カバーを動かした
場合に開封を明示する。このようなタイプの容器
は、僅かな量が一時に使われる食品を保存するの
に適しているが、しかし、容器が開放されたと
き、容器から直ちに又はほんの短かい貯蔵期間経
た後に、全て排出されることを要す冷凍ジユース
のような食品を保存するのには適していない。

したがつて、本発明の第１の目的は、薄弱で環
状の帯状部と、第１及び第２端部及びヒンジ部分
をもつて一体となすウエル部と、によつて容器に
一体的に連結され容器の閉鎖端を形成する不動の
端キヤツプ部分を備え、前記環状の帯状部内でか
つ前記端キヤツプ上に前記ウエル部を配置し；前
記端キヤツプ部分に取付けられかつ端キヤツプ部
分を覆いそして端キヤツプ部分のまわりで同軸回
動をするオーバキヤツプ部分を備え；前記オーバ
キヤツプ部分に固着され、前記端キヤツプ部分の
まわりで前記オーバキヤツプ部分を回動する場合
に前記環状の帯状部の周囲に沿つて係合するよう
配置され、前記ウエル部の前記第１端部から前記
ウエル部の前記第２端部まで前記端キヤツプ部分
を切断し、そして前記容器に対してヒンジ結合さ
れた蓋を形成するナイフ刃を備えたことを特徴と
する容器用の開封明示蓋を提供することにある。

更に、本発明の第２の目的は、内部を有する容
器本体と、或る厚さの壁と、外面部で閉鎖された
端キヤツプ部分と、前記外面部に設けた環状のア
ンダーカツト部分と、環状の溝部とを備え；前記
壁を前記端キヤツプ部分に一体に連結する環状の
帯状部を備え、この帯状部は２つの端部を有する
と共に、前記壁の厚みより薄く形成され；前記閉
鎖端において、前記帯状部の前記両端部間に配置
されかつ第１端部、第２端部及びヒンジ部分を有
するＵ字状のウエル部を備え；前記端キヤツプ部
分を覆うように構成されかつ配列されたオーバキ
ヤツプ部分を備え、このオーバキヤツプ部分は下
側部を有する蓋部分と、前記下側部から垂下する
係合部材と、前記蓋部分から垂直に垂下し前記容
器本体の前記壁と係合する環状の側壁とを備え、
更に、この側壁は前記溝部と係合するよう前記側
壁から垂下する環状のリツプ部を有し、前記係合
部材は前記端キヤツプ部分の前記アンダーカツト
部分と係合して前記容器本体のまわりで前記オー
バキヤツプ部分を同軸回動可能とし；前記リング
の内側に固定され前記ウエル部内に配置されるナ
イフ刃を備え、このナイフ刃は、前記容器本体の
まわりで前記ウエル部の前記第１端部から前記ウ
エル部の前記第２端部まで前記オーバキヤツプ部
分を回動した際前記壁の前記帯状部と係合して、
前記蓋を切断し、そして実質的に前記蓋を取外す
と共に前記容器本体に対してヒンジ回動せしめて
容器本体内部への出入りを可能となすよう構成、
配置したことを特徴とする容器用の開封明示蓋を
提供することにある。

また、更に、本発明の第３の目的は、内部を有
する容器本体と、厚い壁と、外面部で閉鎖された
端キヤツプ部分と、前記外面部内に設けた環状の
アンダーカツト部分と、環状の溝部とを備え；前
記壁を前記端キヤツプ部分に一体に連結する環状
の帯状部を備え、この帯状部は２つの端部を有す
ると共に、前記壁の厚みより薄く形成され；閉鎖
された前記端キヤツプ部分において、前記帯状部
の前記両端部間に配置されかつ第１端部、第２端
部及びヒンジ部分を有するＵ字状のウエル部を備
え；前記容器本体の閉鎖された端を覆うように構
成されかつ配列されたオーバキヤツプ部分を備
え、このオーバキヤツプ部分は下側部を有する蓋
部分と、前記下側部から垂下する係合部材と、前
記蓋部分から垂直に垂下し前記容器本体の前記壁
と係合する環状の側壁とを備え、更に、この側壁
は前記溝部と係合するよう前記側壁から垂下する
環状のリツプ部を有し、前記係合部材は前記端キ
ヤツプ部分の前記アンダーカツト部分と係合して
前記容器本体のまわりで前記オーバキヤツプ部分
を同軸回動可能とし；前記リングの内側に固定さ
れ前記ウエル部内に配置されるナイフ刃を備え、
このナイフ刃は、前記容器本体のまわりで前記ウ
エル部の前記第１端部から前記ウエル部の前記第
２端部まで前記オーバキヤツプ部分を回動した際
前記壁の前記帯状部と係合するよう構成され配置
されて、容器本体の内部への出入りを可能にする
ために前記帯状部を切断し、そしてこの切断によ
り形成した蓋を前記容器本体から実質的に着脱し
かつヒンジ係合し；前記ナイフ刃の直ぐ上に位置
した出入り開口部を前記オーバキヤツプ部分に設
けたことを特徴とする容器用の開封明示蓋を提供
することにある。

本発明に係る一実施例を以下図面に基づいて詳
細に説明する。

第１図に容器１０が示されており、この容器１
０は、壁１４を含む本体１２を有する。この本体
１２においては、所望の製品を貯蔵するのに適す
るよういかなる形状のものを使用してもよいが、
好適な実施態様として、前記本体１２はほぼ円筒
形状をなしている。更に、容器１０の一端には底
体１６が設けられており、この底体１６は、本体
１２に固定されるような構造をなすと共に、容器
１０に製品が一旦満たされると本体１２に固定さ
れるよう配置される。前記底体１６はプラスチツ
ク又はアルミニウムからなり、そして一旦取付け
られると、容器１０の中身はこの中で気密的にシ
ールされて製品寿命を保持する。前記底体１６の
反対端で、本体１２には本発明の蓋１８が設けら
れている。

前記蓋１８は、第２，３図において詳細に示さ
れていると共に、概ね２個の主要部分からなつて
おり、この主要部分というのは、不動の端キヤツ
プ部分２０のオーバキヤツプ部分２２のことであ
る。端キヤツプ部分２０は環状の薄弱な帯状部２
４によつて本体１２の壁１４と一体的に連結され
ている。本発明による端キヤツプ部分２０、帯状
部２４そして壁１４は、ポリマーの可塑性樹脂又
はこれと同等の特性を有する材料を用いることに
よつて、一体成形され、このようにすることで、
容器の本体１２に対してシールされた端部を提供
する。

また、帯状部２４内に設けられたＵ字状のウエ
ル部２６は端キヤツプ部分２０内に成形される。
ウエル部２６の目的は以下詳細に説明するが、こ
のウエル部２６の構成は、床部２８と、垂直な背
壁３０と、部分的に開放した第１及び第２側壁３
２，３４（第４図参照）と、薄弱なヒンジ部分３
８を有する下側部３６とからなる。

更に、端キヤツプ部分２０に面部４０を設け、
ボス部４４を形成しかつ環状フランジ部４６を有
する環状凹部４２を前記面部４０内に形成する。
開放した環状溝部４８は端キヤツプ部分２０を包
囲すると共に、本体１２の肩部５０と一体に成形
されている。

第２，３図はオーバキヤツプ部分２２をもまた
示し、このオーバキヤツプ部分２２には、概ね水
平に指向したフラツトな蓋部分５２と、出入り開
口部５４と、垂直に垂下した環状の側壁すなわち
リング５６と、オーバキヤツプ部分２２の下側部
６０から垂下した環状の突部５８とが設けられて
いる。この環状の突部５８には、概ね外方で対面
するフランジ部６２が設けられ、このフランジ部
は前記下側部６０から内方に離間して形成されて
いる。

前記オーバキヤツプ部分２２を端キヤツプ部分
２０に回動可能に固定するために、オーバキヤツ
プ部分２２のフランジ部６２は、凹みをつくる端
キヤツプ部分２０のフランジ部４６と概ね補足し
合うような形状をなしている。フランジ部４６の
内径はフランジ部６２の外径よりも大きくなつて
いる。オーバキヤツプ部分２２と端キヤツプ部分
２０とは、好適には強靱な弾性プラスチツクつま
りポリプロピレンから製造されているので、フラ
ンジ部４６と６２との補足係合面間で相互にスナ
ツプ嵌着係合をなして、オーバキヤツプ部分２２
が端キヤツプ部分２２のまわりで回動可能とな
す。オーバキヤツプ部分２２の垂直な側壁５６に
は、端キヤツプ部分２０のまわりでオーバキヤツ
プ部分２２を回動するに際して、容器１０の使用
者が握り易くするために刻み目が施されている。

オーバキヤツプ部分２２には、更に、水平に配
置され平坦なナイフ刃６４が設けられ、このナイ
フ刃６４は、切刃６６と、面取りされた端部６７
と、基部６８とを有する。ナイフ刃６４は垂直な
側壁５６と一体に形成されると共に、基部６８で
側壁５６に固定されるか又は取付けられ、そして
更にナイフ刃６４は、出入り開口部５４から見る
ことができるようにこの開口部５４の真下に配置
されている。側壁５６に設けられるナイフ刃６４
の精密部分は、ナイフ刃６４の切刃６６が端キヤ
ツプ部分２０の薄弱な帯状部２４と係合できるよ
うに選択される。更に、オーバキヤツプ部分２２
はホモポリマー材料から形成され、端キヤツプ部
分２０は共重合体状料から形成されてもよく、そ
うすることによつてナイフ刃６４は帯状体２４を
なお一層切断し易くなる。

好適な実施態様において、オーバキヤツプ部分
２２はリツプ部７０を有し、このリツプ部７０は
側壁５６から垂直に垂下すると共に、開放した溝
部４８と対をなして係合する。リツプ部７０と溝
部４８との間におけるこの係合は、使用者により
与えられる応力負荷がオーバキヤツプ部分２２に
加えられそして容器１０の開放中にオーバキヤツ
プ部分を回動するに際して、薄弱な帯状部２４と
ナイフ刃６４との整列の精度を高めるように形成
されている。

一方、容器１０はシールされた状態にあり、ナ
イフ刃６４はＵ字状を呈するウエル部内に配置さ
れると共に、開口部５４を通して明瞭に見ること
ができる。第４，５図に示されるように、オーバ
キヤツプ部分２２は矢印７２によつて示された方
向に回動される。万一オーバキヤツプ部分２２が
反対方向に回動せられた場合、ナイフ刃６４の面
取りされた端部６７はウエル部２６の部分的に開
放した側壁３４と衝突しかつこの側壁３４によつ
て止められる。

オーバキヤツプ部分２２が矢印７２の方に回動
させられた場合、ナイフの切刃６６は薄弱な帯状
部２４と自動的に係合すると共に、この帯状部２
４を切断する。オーバキヤツプ部分２２が部分的
に一旦回動させられた場合、ナイフ刃６４は、も
はや出入り開口部５４を通して見ることができ
ず、つまりこのことは、容器がすでに開封されて
いることを明示している。オーバキヤツプ部分２
２が容器の周囲について完全に回動させられた
（一周させられた）場合、ナイフ刃６４は再び開
口部５４を通してウエル部２４を見ることができ
る。この時端キヤツプ部分２０とオーバキヤツプ
部分２２を有する蓋１８は本体１２に対して着脱
可能となり、そして前記帯状部２４の切断によ
り、前記蓋１８はウエル部２６のヒンジ部分３８
によつてのみ本体に連結され保持されている。開
放した後、蓋１８を容器１０に保持することによ
つて、ヒンジ部分３８は容器の使用及び取扱いを
一層容易にする。更に、ナイフ刃６４の切断動作
は容器１０に十分な開放を生じさせ、開放された
容器を逆様にすることによつて容器内の中身を素
早く取り出すことができる。もし望むなら、ヒン
ジ部分３８を分断することによつて蓋１８を容器
１０から完全に分離することができる。

第６図に関して、本発明に係る蓋１８の代案の
実施例が示されており、この実施例においては、
垂下するリツプ部７０及び溝部４８が除去されて
いる。好適な実施態様として、側壁５６の内側
は、容器１０の壁１４と回動可能に係合する。し
かしながら、上記した代案の実施例において、ナ
イフ刃には、前記ナイフ刃６４と帯状部２４との
整列を維持するための補足支持がなされない。ま
た、第６図に示された実施例は、上記した点以外
においては第１〜５図に示された実施例と同一で
ある。

したがつて、本発明は改良された容器用開封明
示蓋を提供する。また、各パーツはプラスチツク
から成形されると共に、使用に際して簡単に組付
けることができる。好適には、オーバキヤツプ部
分２２とナイフ刃６４を、端キヤツプ部分２０よ
りも強固なプラスチツク材料で成形すると、薄弱
な帯状部２４の切断を一層容易なものとすること
ができる。端キヤツプ部分は閉鎖されており、し
たがつて、容器をパツケージした後において、容
器の気密的なシールが与えられる。オーバキヤツ
プ部分２２を回動することによつて、ナイフ刃６
４が帯状部２４を切断し、オーバキヤツプ部分２
２と端キヤツプ部分２０が容器本体１２から離れ
ることを可能にする。ウエル部２６にあるヒンジ
部分３８は、使用者によつて分断されるまで、蓋
１８を容器本体１２に固着する。

本発明は上記実施例に限定されるものではな
く、本発明の範囲内で種々の変更を加えることが
できるのは言うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る蓋を組み入れた容器を示
す斜視図；第２図は第１図の２−２線に沿う断面
図；第３図は第２図に示された蓋のナイフ部分お
よびウエル部分を示す要部拡大断面斜視図；第４
図はナイフ部分及びウエル部分を示す拡大平面
図；第５図は第４図の５−５線に沿う断面図；第
６図は本発明に係る容器の蓋部分の他の実施例を
示す部分切欠正面図である。 １２……容器本体、１４……壁、１８……蓋、
２０……端キヤツプ部分、２２……オーバキヤツ
プ部分、２４……帯状部、２６……ウエル部、３
２……第１端部（第１側壁）、３４……第２端部
（第２側壁）、３８……ヒンジ部分、４０……外面
部（面部）、４２……アンダーカツト部分（凹
所）、４８……溝部、５２……蓋部分、５４……
開口部、５６……側壁（リング）、５８……係合
部材（突部）、６０……下側部、６４……ナイフ
刃、７０……リツプ部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 薄弱で環状の帯状部２４と、第１及び第２端
   部３２，３４及びヒンジ部分３８をもつて一体と
   なすウエル部２６と、によつて容器に一体的に連
   結され容器の閉鎖端を形成する不動の端キヤツプ
   部分２０を備え、前記環状の帯状部２４内でかつ
   前記端キヤツプ２０上に前記ウエル部を配置し； 前記端キヤツプ部分２０に取付けられかつ端キ
   ヤツプ部分を覆いそして端キヤツプ部分のまわり
   で同軸回動をするオーバキヤツプ部分２２を備
   え； 前記オーバキヤツプ部分に固着され、前記端キ
   ヤツプ部分のまわりで前記オーバキヤツプ部分を
   回動する場合に前記環状の帯状部の周囲に沿つて
   係合するよう配置され、前記ウエル部２６の前記
   第１端部から前記ウエル部２６の前記第２端部ま
   で前記端キヤツプ部分を切断し、そして前記容器
   に対してヒンジ結合された蓋を形成するナイフ刃
   ６４を備えたことを特徴とする容器用の開封明示
   蓋。 ２ 前記ナイフ刃６４は、前記端キヤツプ部分２
   ０のまわりで前記オーバキヤツプ部分２２の回動
   するに先立つて、前記ウエル部２６内に配置され
   ることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
   蓋。 ３ 前記オーバキヤツプ部分２２及び前記端キヤ
   ツプ部分２０は、前記ナイフ刃６４と前記帯状部
   ２４との係合を維持するための手段４８，７０を
   備えたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記
   載の蓋。 ４ 係合を維持するための前記手段は、前記端キ
   ヤツプ部分２０内に設けた環状の溝部と係合する
   垂下した環状のリツプ部７０を前記オーバキヤツ
   プ部分２２に有したことを特徴とする特許請求の
   範囲第３項記載の蓋。 ５ 前記オーバキヤツプ部分２２は、前記ナイフ
   刃６４を覆いかつこのナイフ刃６４を真近で見る
   ことができるような開口部５４を備えたことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の蓋。 ６ 前記容器から前記蓋の全ての分離を可能にす
   るために前記ヒンジ部分３８を分断したことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の蓋。 ７ 内部を有する容器本体１２と、或る厚さの壁
   １４と、外面部４０で閉鎖された端キヤツプ部分
   ２０と、前記外面部４０に設けた環状のアンダー
   カツト部分４２と、環状の溝部４８とを備え； 前記壁１４を前記端キヤツプ部分２０に一体に
   連結する環状の帯状部２４を備え、この帯状部２
   ４は２つの端部を有すると共に、前記壁１４の厚
   みより薄く形成され； 前記閉鎖端において、前記帯状部２４の前記両
   端部間に配置されかつ第１端部３２、第２端部３
   ４及びヒンジ部分３８を有するＵ字状のウエル部
   ２６を備え； 前記端キヤツプ部分２０を覆うように構成され
   かつ配列されたオーバキヤツプ部分２２を備え、
   このオーバキヤツプ部分２２は下側部６０を有す
   る蓋部分５２と、前記下側部６０から垂下する係
   合部材５８と、前記蓋部分５２から垂直に垂下し
   前記容器本体１２の前記壁１４と係合する環状の
   側壁５６とを備え、更に、この側壁５６は前記溝
   部４８と係合するよう前記側壁５６から垂下する
   環状のリツプ部７０を有し、前記係合部材５８は
   前記端キヤツプ部分２０の前記アンダーカツト部
   分４２と係合して前記容器本体１２のまわりで前
   記オーバキヤツプ部分２２を同軸回動可能とし； 前記オーバキヤツプ部分２２の内側に固定され
   前記ウエル部２６内に配置されるナイフ刃６４を
   備え、このナイフ刃６４は、前記容器本体１２の
   まわりで前記ウエル部２６の前記第１端部３２か
   ら前記ウエル部２６の前記第２端部３４まで前記
   オーバキヤツプ部分２２を回動した際前記壁の前
   記帯状部２４と係合して、前記蓋を切断し、そし
   て実質的に前記蓋を取外すと共に前記容器本体１
   ２に対してヒンジ回動せしめて容器本体内部へ接
   触できるように構成、配置したことを特徴とする
   容器用の開封明示蓋。 ８ 前記オーバキヤツプ部分２２に開口部５４を
   設けたことを特徴とする特許請求の範囲第７項記
   載の蓋。 ９ 前記開口部５４は前記ナイフ刃６４の直ぐ上
   に位置することを特徴とする特許請求の範囲第８
   項記載の蓋。 １０ 内部を有する容器本体１２と、厚い壁１４
   と、外面部４０で閉鎖された端キヤツプ部分２０
   と、前記外面部４０内に設けた環状のアンダーカ
   ツト部分４２と、環状の溝部４８とを備え； 前記壁１４を前記端キヤツプ部分２０に一体に
   連結する環状の帯状部２４を備え、この帯状部２
   ４は２つの端部を有すると共に、前記壁１４の厚
   みより薄く形成され； 閉鎖された前記端キヤツプ部分２０において、
   前記帯状部２４の前記両端部間に配置されかつ第
   １端部３２、第２端部３４及びヒンジ部３８を有
   するＵ字状のウエル部２６を備え； 前記容器本体の閉鎖された端を覆うように構成
   されかつ配列されたオーバキヤツプ部分２２を備
   え、このオーバキヤツプ部分２２は下側部６０を
   有する蓋部分５２と、前記下側部６０から垂下す
   る係合部材５８と、前記蓋部分５２から垂直に垂
   下し前記容器本体１２の前記壁１４と係合する環
   状の側壁５６とを備え、更に、この側壁５６は前
   記溝部４８と係合するよう前記側壁５６から垂下
   する環状のリツプ部７０を有し、前記係合部材５
   ８は前記端キヤツプ部分２０の前記アンダーカツ
   ト部分４２と係合して前記容器本体１２のまわり
   で前記オーバキヤツプ部分２２を同軸回動可能と
   し； 前記オーバーキヤツプ部分２２の内側に固定さ
   れ前記ウエル部２６内に配置されるナイフ刃６４
   を備え、このナイフ刃６４は、前記容器本体１２
   のまわりで前記ウエル部２６の前記第１端部３２
   から前記ウエル部２６の前記第２端部３４まで前
   記オーバキヤツプ部分２２を回動した際前記壁の
   前記帯状部２４と係合するよう構成され配置され
   て、容器本体の内部へ接触できるようにするため
   に前記帯状部を切断し、そしてこの切断により形
   成した蓋を前記容器本体１２から実質的に着脱し
   かつヒンジ係合し； 前記ナイフ刃６４の直ぐ上に位置した開口部５
   ４を前記オーバキヤツプ部分２２に設けたことを
   特徴とする容器用の開封明示蓋。