JPS6326152Y2 - - Google Patents

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JPS6326152Y2
JPS6326152Y2 JP6560086U JP6560086U JPS6326152Y2 JP S6326152 Y2 JPS6326152 Y2 JP S6326152Y2 JP 6560086 U JP6560086 U JP 6560086U JP 6560086 U JP6560086 U JP 6560086U JP S6326152 Y2 JPS6326152 Y2 JP S6326152Y2
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JP
Japan
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lid
support
box body
shaft
box
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JP6560086U
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JPS6322880U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として小、中学校等の家庭科で
使用する携帯可能な手さげ型の裁縫箱に関するも
のである。
〔従来の技術〕
従来におけるこの種の裁縫箱は、箱本体とその
開口部に被着する蓋体とを、双方の後部側にあた
る合接位置に取付けた公知の蝶番等による蓋支持
具の介在により開閉自在に組成していた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記の構成により、従来の裁縫箱には次のよう
な問題点があつた。
(1) 上記の蝶番は金属製が多いので、小、中学校
の生徒が携帯する際の取扱い時に、この金属製
の蝶番で手を怪我したり、着衣を破いたりする
危険性があつた。
(2) また上記蝶番の蓋支持具により、箱本体と蓋
体とは分離しないため、家庭科の授業で裁縫箱
を使用状態で机上に置くと、開蓋した蓋体が箱
本体の後方に位置して机上の有効面積を狭くし
た。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上記した従来技術の問題点を解決
するものであり、蓋支持具を、箱本体と蓋体との
双方に着脱可能に分離して成形することにより、
組成後の携帯が安全にでき、かつ使用時には分解
した積み重ねで机上の有効面積を広くすることが
できる裁縫箱を提供することにある。この考案の
特徴とするところは、箱本体の開口部に後端側の
蓋支持具を中心として蓋体を開閉自在に被着しこ
の蓋体の前端側とこの側の上記箱本体間には蓋留
め具を開閉操作可能に取付ける裁縫箱において、
上記の蓋支持具を、箱本体側には軸棒受けの両側
に円弧舌片を突設した蓋受け手段と、蓋体側には
上記の軸棒受けへ嵌合する空隙部の両側に軸棒支
えを設けかつこの軸棒支え間には軸棒を一体状に
架設した蓋掛け手段とによる着脱自在な分離体に
形成したことにある。
〔作用〕
上記の構成により、箱本体に蓋体を開閉自在に
嵌合して裁縫箱に組成するとき、この組成の介在
要部となる蓋支持具は蓋受け手段と蓋掛け手段と
に分離されていて、その一方の蓋受け手段は箱本
体側に成形され、また他方の蓋掛け手段は蓋体側
に成形されているため、この双方手段を組着して
行うことになる。まず蓋体側に成形された蓋掛け
手段の軸棒を、箱本体側に成形された蓋受け手段
の軸棒受け内へ嵌入するときは、この軸棒の内側
に位置する空隙部を上記の軸棒受けに嵌合するよ
うな態勢のもとに、軸棒を軸棒受けの下方開口部
位置に移動させる。そしてこの時点で軸棒の両側
に配置されている軸棒支えを、軸棒受けの両側に
配置されている円弧舌片の上面へ若干の圧力を加
えながら乗せるようにして、上記の軸棒を軸棒受
け内へ嵌入すると、この軸棒は、上記により両側
の円弧舌片上へ圧接状に乗り上げた軸棒支えの上
部面に架設されているため、この両側における軸
棒支えの一体成形による下位側からの押上げ状の
支持と、この両軸棒支え間に位置することになつ
た軸棒受けによる上位側からの圧接状の支持とを
受けることになる。従つてこの蓋受け手段と蓋掛
け手段とにより組着された蓋支持具の介在をもつ
て、この蓋支持具の組着時に、同時に箱本体と蓋
体との嵌合も達成され、これによつて一括体の裁
縫箱を容易迅速に組成することができる。
〔実施例〕
以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図から第4図までに示すように、この考案
による裁縫箱は、箱本体1、蓋体2、蓋支持具A
の各要部から構成されている。すなわち箱本体1
の開口部に後部側の蓋支持具A(第3図参照)を
中心にして蓋体2を開閉自在に被着し、この蓋体
2の前部側とこの側の箱本体1間には公知の蓋留
め具4(第2図参照)を開閉操作可能に取付ける
裁縫箱において、まず主体となる箱本体1は、例
えば耐衝撃性ポリプロピレン等による合成樹脂材
の成形により、上部を開口した所定の深さを持つ
内部中空の長方立方体に形成されていて、その開
口部に近い高さの外部壁面には、この壁面から外
方へ若干の厚みと高さを持つように突出した一条
の段部1bを水平方向へ一巡するように設けて、
一連の段付周縁1aが形成されている。また蓋体
2は、上記箱本体1と同質の合成樹脂材をもつて
する成形により、箱本体1の段付周縁1aに嵌合
が可能な拡幅状の周縁2aを全周的に設けるよう
にして若干深さの薄型状に形成されている。そし
て上記の態様による箱本体1と蓋体2とを開閉自
在に組付けるための蓋支持具Aは、次のように形
成されている。
第3図に示す蓋支持具Aを、第1図に分解した
斜視図をもつて示すように、この蓋支持具Aは、
蓋受け手段Bと蓋掛け手段Cとから構成されてい
て、その一方の蓋受け手段Bは、箱本体1の後部
外方の両側にあたる段部1b位置に、この箱本体
1の成形時において、この箱本体1と同一素材の
同時成形により次のように一体的に形成されてい
る。すなわちこの蓋受け手段Bは、箱本体1の後
部外方の両側にあたる段付周縁1aの外側厚み部
分を若干削除するようにして、この位置に長手方
向に平行する所定長さの切込み1cが形成されて
いる。そしてこの切込み1cの後部外方にあたる
段部1bの縁端には、上記の切込み1cよりも短
い長さのもとで円筒体を竹割り状に半裁し、その
半身筒の円弧内面を下向きにした形状の軸棒受け
5が長手方向に平行するように突設されている。
またこの軸棒受け5の両側位置にあたる切込み1
cの範囲内の段部1bには、この段部1bの外部
後方から切込み1cの奥部縦面に掛けて徐徐に面
部を円弧状に隆起する細幅の円弧舌片6,6が、
軸棒受け5の各端部とは若干の距離を置いた状態
で、段部1bとの一体成形により後方へ向けて突
設され、これによつて一括体の蓋受け手段Bに構
成されている。
他方の蓋掛け手段Cは、蓋体2の後部外方の両
側にあたる周縁2a位置に、この蓋体2の成形時
において、この蓋体2と同一素材の同時成形によ
り次のように一体的に形成されている。すなわち
この蓋掛け手段Cは、蓋体2の後部外方の両側に
あたる周縁2aの部分肉厚を内側へ移動させるよ
うにして、この位置に、蓋体2を第1図のように
に天地が逆位になる裏返しにした際に、前記によ
る蓋受け手段Bの軸棒受け5に下から嵌合が可能
となる容積の空隙部dが、長手方向に平行ように
形出されている。この空隙部dの両側位置にあた
る周縁2aには、上面が周縁2aの下端面(第1
図では周縁2aの上端面)と同一面になる平面体
で、その反対側の上部面(第1図では下部面)が
前記した蓋受け手段Bの各円弧舌片6と同様の円
弧面を持つように形成された軸棒支え7,7が、
周縁2aとの一体成形により後方へ向けて突設さ
れている。そしてこの軸棒支え7,7の平面上に
は、前記した蓋受け手段Bの軸棒受け5内に摺接
状の嵌入が可能となる軸棒8が一体状に架設され
て、一括体の蓋掛け手段Cに構成されている。
なお第1図、第3図、第4図に示すように、箱
本体1の後部両側で、前記した蓋受け手段Bの両
側方向にあたる位置(上記した箱本体1側の蓋受
け手段Bに蓋体2側の蓋掛け手段Cを着脱自在に
嵌合してそれぞれ一括状の蓋支持具Aに組着し、
これによつて同時に箱本体1と蓋体2との嵌合も
達成されて、一括体の裁縫箱に組成した際に、こ
の組成された裁縫箱を携帯する目的で、第2図の
ように蓋留め具4間の手さげ3を上にしたときの
底部となる位置)には、L字形の脚片9,9が、
組着後の蓋支持具Aと同じ出方の寸法により突設
されて、携帯に移行する裁縫箱の下げ姿勢の直立
態様を容易に支持するように構成されている。
上記の構成により、箱本体1に蓋体2を着脱自
在に嵌合して裁縫箱に組成するときは、この組成
の介在要部となる蓋支持具Aが、蓋受け手段Bと
蓋掛け手段Cとに分離されていて、その一方の蓋
受け手段Bは箱本体1側に成形され、また他方の
蓋掛け手段Cは蓋体2側に成形されているため、
この両手段B,Cを次のように組着して行うこと
になる。
すなわち第1図に示すように、まず蓋体2を周
縁2aが上位になるように裏返しにして、この蓋
体2側に成形された蓋掛け手段Cの軸棒8を軸棒
支え7の上面に位置するようにしたのち、開口部
を上にした箱本体1側に上記の態様による蓋体2
を近づけて、箱本体1側に成形された蓋受け手段
Bの軸棒受け5内に、蓋体2側の軸棒8を嵌入す
るために、この軸棒8の内側に位置する空隙部d
を上記の軸棒受け5に嵌合するような態勢のもと
に、軸棒8を軸棒受け5の下方開口部位置に移動
させる。
この時点で軸棒8の両側に配置されている軸棒
支え7を、軸棒受け5の両側に突出している円弧
舌片6の上面へ、斜め下方から若干の圧力を加え
ながら乗せるようにして、軸棒8を下側から軸棒
受け5内へ嵌入すると、この軸棒8は、上記によ
り両側の円弧舌片6上へ圧接状に乗り上げた軸棒
支え7,7の平面部間に架設されているため、こ
の両側の軸棒支え7,7をもつてする下側からの
押上げ状による支持と、蓋受け手段Bと蓋掛け手
段Cとの嵌合で、この軸棒支え7,7間に位置す
ることになつた軸棒受け5による上側からの圧接
状の支持とを強力に受けることになる。従つて箱
本体1側の蓋受け手段Bと蓋体2側の蓋掛け手段
Cとにより、第3図のように一括状に組着された
蓋支持具Aの介在をもつて、この蓋支持具Aの組
着時に、箱本体1と蓋体2との嵌合も同時に達成
され、これによつて上記の蓋支持具Aを中心とす
る開閉蓋が可能な一括体の裁縫箱を容易迅速に組
成することができる。
上記により一括体に組成された裁縫箱を使用す
るときは、開蓋した蓋体2を蓋支持具Aを中心に
して箱本体1の後方へ裏返しの状態にしても良い
が、その際前記の組着時とは逆の動作をもつて蓋
体2を箱本体1から脱着すると、この蓋体2の上
へ箱本体1が容易に積み重ねられて、場所を取る
ことなく使用時の裁縫箱を机上の最適な位置に定
置することができる。
〔考案の効果〕
この考案は、箱本体の開口部に後端側の蓋支持
具を中心として蓋体を開閉自在に被着しこの蓋体
の前端側とこの側の上記箱本体間には蓋留め具を
開閉操作可能に取付ける裁縫箱において、上記の
蓋支持具を、箱本体側には軸棒受けの両側に円弧
舌片を突設した蓋受け手段と、蓋体側には上記の
軸棒受けへ嵌合する空隙部の両側に軸棒支えを設
けかつこの軸棒支え間には軸棒を一体状に架設し
た蓋掛け手段とによる着脱自在な分離体に形成し
たことを特徴とするものである。従つてこの考案
による裁縫箱は、蓋支持具を、箱本体と蓋体との
双方に着脱可能に分離して成形したので、蓋受け
手段と蓋掛け手段は、いずれもその側毎の箱本体
および蓋体と合成樹脂等による同一素材の成形と
なり、これによつて組成後に蓋支持具と接触して
も、手を怪我したり、着衣を破いたりすることな
く、この裁縫箱を携帯する際の安全を保証するこ
とができるうえ、使用時には分解による積み重ね
で机上の有効面積を広くできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の裁縫箱における開蓋の要部
となる蓋受け手段と蓋掛け手段とを分解して示す
斜視図、第2図は同裁縫箱の全体斜視図、第3図
は同側面図、第4図は同背面図である。 1……箱本体、2……蓋体、4……蓋留め具、
5……軸棒受け、6……円弧舌片、7……軸棒支
え、8……軸棒、A……蓋支持具、B……蓋受け
手段、C……蓋掛け手段、d……空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 箱本体の開口部に後端側の蓋支持具を中心とし
    て蓋体を開閉自在に被着しこの蓋体の前端側とこ
    の側の前記箱本体間には蓋留め具を開閉操作可能
    に取付ける裁縫箱において、前記の蓋支持具を、
    箱本体側には軸棒受けの両側に円弧舌片を突設し
    た蓋受け手段と、蓋体側には前記の軸棒受けへ嵌
    合する空隙部の両側に軸棒支えを設けかつこの軸
    棒支え間には軸棒を一体状に架設した蓋掛け手段
    とによる着脱自在な分離体に形成したことを特徴
    とする裁縫箱。
JP6560086U 1986-04-30 1986-04-30 Expired JPS6326152Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6560086U JPS6326152Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6560086U JPS6326152Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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Publication Number Publication Date
JPS6322880U JPS6322880U (ja) 1988-02-15
JPS6326152Y2 true JPS6326152Y2 (ja) 1988-07-15

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ID=30902822

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6560086U Expired JPS6326152Y2 (ja) 1986-04-30 1986-04-30

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JPS6322880U (ja) 1988-02-15

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