JPS6337861Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、眼鏡ケースの改良に関するものであ
る。

（従来の技術） 従来の眼鏡ケースは、販売時おいて眼鏡の保護
のために用いられているが、購入後は使用されな
いまま置かれる場合が多く、また購入後には、眼
鏡立てを別個に購入しなければならず、不経済な
ものとなつていた。

（考案が解決しようとする問題点） 本考案は上記の点に鑑みてなされものであつ
て、その目的とするところ簡単を構造であつて特
別な組立作業をすることなく眼鏡立てとしても使
用することができる眼鏡ケースを提供するにあ
る。

（問題点を解決するための手段） 本考案の要旨は、ケース本体１と蓋体２とから
なり、ケース本体１を一端が袋部３となつた上面
開口せる箱状に形成し、蓋体２の両側をケース本
体１の袋部３の両側に開閉自在を枢着し、蓋体２
をケース本体１の下がわまで廻り込ませるため切
り欠き４を蓋体２の一端に形成すると共に、この
切り欠きの縁をケース本体１の外周底面に係当す
るためのストツパー部５として成る眼鏡ケースに
係るものである。

（実施例） 以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳述す
る。

本考案の眼鏡ケースは、合成樹脂成形品であつ
て、ケース本体１と蓋体２とから成る。

ケース本体１は上面が開口した箱状であつて、
一端に袋部３が形成されてある。６は袋部３の両
側に設けられた軸孔である。

蓋体２は下面が開口せる箱状であつて、蓋体２
の一端がわに切り欠き４が設けられてあり、切り
欠き４の縁をストツパー部５としてある。また切
り欠き４の両側に一対の突片６が形成されてあ
る。

突片６の内面には軸７が突出してあり、この軸
７を第１図に示すようにケース本体１の袋部３の
軸孔６に外側から嵌め込んで、ケース本体１に蓋
体２を枢着してある。そして蓋体２は袋部３がわ
に開閉でき、また切り欠き４の存在によつて袋部
３の乗り越えケース本体１の下がわまで廻り込ま
せることができる。

第２図は眼鏡ケースを眼鏡立てとするための動
作を動作を示してあり、同図ｂのように蓋体２を
開き、次ぎに同図ｃのようにケース本体１を立て
た状態でケース本体１の後ろがわに蓋体２を廻り
込ませ、蓋体２のストツパー部５をケース本体１
に係当させる。したがつてケース本体１は袋部３
が下になつた状態で蓋体２にて支持されて立設で
きる。そして、眼鏡Ａは下部を袋部３に入れてケ
ース本体１に収められる。

８はケース本体１の底部の外周面に形成された
位置決め用溝条であつて、溝条８にストツパー部
５が嵌り込む。

９は係止突起、１０は係止溝である。

（効果） 本考案は、上述のようにケース本体と蓋体とか
らなり、ケース本体を一端が袋部となつた上面開
口せる箱状に形成し、蓋体の両側をケース本体の
袋部の両側に開閉自在を枢着し、蓋体をケース本
体の下がわまで廻り込ませるため切り欠きを蓋体
の一端に形成すると共に、この切り欠く縁をケー
ス本体の底面に係当するためのストツパー部とし
たので、ケース本体を立てた状態でケース本体の
後ろがわに蓋体を廻り込ませ、蓋体のストツパー
部をケース本体に係当させることにより、蓋体の
支持でケース本体を立設でき、その結果眼鏡の下
部を袋部に入れてケース本体内に立てた状態で収
めることができ、眼鏡立てとしても使用すること
ができるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の眼鏡ケースの分解せる斜視
図、第２図ａ，ｂ，ｃは同上の眼鏡ケースを眼鏡
立てにするための動作説明を示す断面図である。 １……ケース本体、２……蓋体、３……袋部、
４……切り欠き、５……ストツパー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ケース本体と蓋体とからなり、ケース本体を一
   端が袋部となつた上面開口せる箱状に形成し、蓋
   体の両側をケース本体の袋部の両側に開閉自在を
   枢着し、蓋体をケース本体の下がわまで廻り込ま
   せるため切り欠きを蓋体の一端に形成すると共
   に、この切り欠きの縁をケース本体の底面に係当
   するためのストツパー部として成る眼鏡ケース。