JP2000134880A - 流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方法 - Google Patents

流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方法

Info

Publication number
JP2000134880A
JP2000134880A JP10297372A JP29737298A JP2000134880A JP 2000134880 A JP2000134880 A JP 2000134880A JP 10297372 A JP10297372 A JP 10297372A JP 29737298 A JP29737298 A JP 29737298A JP 2000134880 A JP2000134880 A JP 2000134880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holder member
bearing motor
hydrodynamic bearing
manufacturing
thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10297372A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihiro Nakayama
幸博 中山
Hiromitsu Goto
廣光 後藤
Isamu Takehara
勇 竹原
Ryoji Yoneyama
良治 米山
Takafumi Suzuki
隆文 鈴木
Toshiharu Kogure
利春 小槫
Tadao Iwaki
岩城  忠雄
Naoki Kawada
直樹 川和田
Atsushi Ota
敦司 太田
Koji Nitori
幸司 似鳥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Instruments Inc
Original Assignee
Seiko Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Instruments Inc filed Critical Seiko Instruments Inc
Priority to JP10297372A priority Critical patent/JP2000134880A/ja
Publication of JP2000134880A publication Critical patent/JP2000134880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体軸受モータの組み立てに用いられるホル
ダー部材の製造コストを低減化する。 【解決手段】 まず金属材料を鍛造して厚肉の基部1を
形成し、さらに基部1の一部2をプレスにて絞り加工し
て薄肉の筒部3を形成する。これにより、ホルダー部材
4が完成する。あるいは、金属板材を板金プレスで加工
して薄肉の筒部3を形成し、別部品(カラー5)として
形成された厚肉の基部1を筒部3と一体化して、ホルダ
ー部材4を製造してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は流体軸受モータを組
み立てるために用いられ、厚肉の基部及び該基部からモ
ータ軸方向に延設された薄肉の筒部とを有するホルダー
部材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の流体軸受モータの一例を示
す模式的な断面図である。流体軸受モータはホルダー部
材4を用いて組み立てられている。ホルダー部材4は厚
肉の基部1及びこれからモータ軸方向に延設された薄肉
の筒部3とを有する。ホルダー部材4の基部1の底面に
はプレート121が固着されている。プレート121に
はシャフト101が植設されており、ホルダー部材4の
筒部3を貫通している。ホルダー部材4の筒部3の外周
にはコイル125が巻回されている。以上に説明したホ
ルダー部材4、プレート121、シャフト101及びコ
イル125が流体軸受モータのステータ側である。シャ
フト101とホルダー部材4との間にスリーブ102が
装着されている。スリーブ102と一体的にハブ122
が形成されている。ハブ122の内周面にはマグネット
126が固着されている。以上に説明したスリーブ10
2、ハブ122及びマグネット126が流体軸受モータ
のロータ側となる。シャフト101とスリーブ102及
びスリーブ102とホルダー部材4との間に潤滑油が満
たされており、所謂流体軸受を構成する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図7は従来のホルダー
部材4の製造方法を示した模式図である。SUSなどの
金属材料からなる丸棒を切削加工して、基部1及び筒部
3を有するホルダー部材4を製造していた。しかしなが
ら、旋盤などを用いた丸棒の切削加工はホルダー部材の
製造コストが高くなるという課題があった。
【0004】
【課題を解決する為の手段】上述した従来の技術の課題
を解決する為に以下の手段を講じた。即ち、本発明の第
1側面によれば、流体軸受モータを組み立てるために用
いられ、厚肉の基部及び該基部からモータ軸方向に延設
された薄肉の筒部を有するホルダー部材の製造方法にお
いて、金属材料を鍛造して厚肉の基部を形成し、さらに
基部の一部をプレスにて絞り加工して薄肉の筒部を形成
することを特徴とする。本発明の第2側面によれば、金
属板材を板金プレスで加工して薄肉の筒部を形成し、別
部品として形成された厚肉の基部を該筒部と一体化して
流体軸受モータ用のホルダー部材を作成する。
【0005】本発明によればコスト的に不利な切削加工
に代え、コスト的に有利な鍛造、絞り加工、板金プレス
などを駆使して流体軸受モータ用のホルダー部材を作成
している。これにより、流体軸受モータの部品コストを
削減可能である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明に係る流体軸受
モータ用ホルダー部材の製造方法の実施形態を示す概念
図である。(A)は本発明の第1実施形態を示す。ま
ず、金属材料を鍛造して厚肉の基部1を形成する。さら
に、基部1の一部2をプレスにて絞り加工して薄肉の筒
部3を形成する。これにより、流体軸受モータ用のホル
ダー部材4を従来に比し安価に製造することが可能であ
る。(B)は本発明に係る流体軸受モータ用ホルダー部
材の製造方法の第2実施形態を示す。まず金属板材を板
金プレスで加工して薄肉の筒部3を形成する。別部品
(カラー5)として形成された厚肉の基部を筒部3と一
体化することにより、ホルダー部材4を作成する。例え
ば、カラー5を筒部3に圧入し金属板材3aの一部と一
体化し、厚肉の基部1とする。圧入に代えて接着あるい
は溶接を採用してもよい。場合によっては焼ばめと呼ば
れる手法でカラー5を筒部3に一体化してもよい。
【0007】図2は、図1の(A)に示した鍛造加工を
示す模式的な工程図である。まず、第1工程において、
加熱装置(図示せず)により加熱された金属製の棒材1
0を、固定刀20と移動刀30を用いて所定長さに切断
して棒片40を得る。そして、第2工程ではパンチ22
とダイ23を用いてこの棒片40を軸方向に自由鍛造し
て第1の円板状板材21に成形する。第3工程では第1
の円板状板材21をパンチ32とダイ33を用いてさら
に鍛造して第2の円板状板材31に成形する。さらに、
第4工程ではパンチ42とダイ43を用いて前記第2の
円板状板材31を鍛造して段差を有する円板状板材41
に成形する。次の第5工程ではパンチ52とダイ53を
用いてさらに円板状板材41を鍛造し、2段階に段差が
付けられた円板状板材51に成形する。この第5工程で
得られた円板状板材51が最終的に図1の(A)に示し
たホルダー部材4の基部1となる。尚、この実施例では
棒材を鍛造してホルダー部材4の基部1を得ているが、
棒材に代え最初から円板状板材を鍛造してもよい。
【0008】図3は、図1の(A)に示した絞り加工の
具体例を表わした工程図である。図3の(A)は、絞り
加工の対象となる基部1の一部2のみを表わしている。
この薄板状の部分2に、(B)、(C)及び(D)に示
す様にプレスで絞り加工を繰り返し施し、有蓋筒状の突
出部3xを形成する。さらに(E)に示す様に、この突
出部3xの蓋部分をプレスにより打ち抜いて、ホルダー
部材の筒部3を完成させる。
【0009】図4は、図1の(B)に示した板金プレス
の具体例を表わす工程図である。板金プレス加工の内の
順送プレス加工によりホルダー部材の筒部を形成してい
る。図示する様に、順送プレス加工の第1工程乃至第4
工程位置にはそれぞれ形状の異なる雄雌金型が一直線上
に配置されている。本例ではシート状の一枚の金属板材
70が第1工程から第4工程に順次移動し、各工程位置
に配置された雌金型71及び雄金型72により、金属板
材70に各々の塑性変形が施される。第1工程から第4
工程に進むに従って雄金型72の直径が小さくなる一方
高さが大きくなり、第4工程では所定の寸法の有蓋筒部
3xが形成される。この後、蓋の部分を切断してホルダ
ー部材の薄肉筒部3とする。
【0010】最後に、図5は本発明に従って製造された
ホルダー部材を組み込んだ流体軸受モータの具体例を示
す模式的な断面図である。図示する様に、流体軸受モー
タは本発明に従って製造されたホルダー部材4を用いて
組み立てられている。尚、ホルダー部材4の筒部の内周
壁にはアキシャル動圧溝105が形成されている。ホル
ダー部材4の厚肉基部にはプレート121が嵌合してい
る。このプレート121の中央にはシャフト101が植
設されている。シャフト101の両端には固定用のねじ
穴110が形成されている。一対の固定用ねじ穴110
を用いて流体軸受モータは強固に両端固定される。尚、
シャフト101の上端側にはプレート123が取り付け
られている。又、ホルダー部材4の薄肉筒部の外周には
コア124とコイル125が取り付けられている。以上
に説明したホルダー部材4、プレート121、シャフト
101、プレート123、コア124及びコイル125
が流体軸受モータのステータ側となる。
【0011】シャフト101とホルダー部材4の薄肉筒
部との間にスリーブ102が装着されている。このスリ
ーブ102の内周壁にもアキシャル動圧溝105が予め
形成されている。又、スリーブ102の下端部にスラス
トプレート103が取り付けられている。スラストプレ
ート103の上下面には予めスラスト動圧溝104が形
成されている。スリーブ102の上端側にはハブ122
が一体的に取り付けられている。ハブ122の内周壁に
はマグネット126が取り付けられている。以上に説明
したスリーブ102、スラストプレート103、ハブ1
22及びマグネット126が流体軸受モータのロータ側
となる。シャフト101の外周面とスリーブ102の内
周面との間にオイル111が満たされている。又、スリ
ーブ102の外周面とホルダー部材4の薄肉筒部の内周
面との間にもオイル111が満たされている。この様
に、相対的に回転可能に配置されたステータとロータと
の間にオイル(軸受流体)111が注入されているとと
もに、動圧溝104,105のポンピング作用によって
オイル111に動圧を発生させ、その動圧力によってロ
ータとステータとを相対回転可能となる様に支承する構
成である。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の切削加工に代えて鍛造加工、絞り加工及び板金プ
レス加工を用いてホルダー部材を作成しているので、流
体軸受モータの部品コストを従来に比し低減可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る流体軸受モータ用ホルダー部材の
製造方法を示す模式図である。
【図2】図1の(A)に示した鍛造加工の具体例を示す
工程図である。
【図3】図1の(A)に示した絞り加工の具体例を示す
工程図である。
【図4】図1の(B)に示した板金プレス加工の具体例
を示す工程図である。
【図5】本発明に従って製造されたホルダー部材を用い
て組み立てられた流体軸受モータの一例を示す断面図で
ある。
【図6】従来の流体軸受モータの一例を示す断面図であ
る。
【図7】従来の流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方
法を示す模式図である。
【符号の説明】
1・・・基部 3・・・筒部 4・・・ホルダー部材 5・・・カラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹原 勇 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 米山 良治 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 鈴木 隆文 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 小槫 利春 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 岩城 忠雄 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 川和田 直樹 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 太田 敦司 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 (72)発明者 似鳥 幸司 千葉県千葉市美浜区中瀬1丁目8番地 セ イコーインスツルメンツ株式会社内 Fターム(参考) 3J011 AA04 AA20 BA02 BA08 CA02 DA02 5H607 BB01 BB14 BB17 CC01 CC09 DD01 DD02 DD05 DD16 GG01 GG03 GG09 GG12 GG15 5H615 AA01 BB01 BB14 PP01 PP02 PP06 PP12 PP24 PP25 QQ02 SS03 SS13 SS16 SS18 TT05 TT12 5H621 GA01 HH01 JK13 JK17 JK19

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体軸受モータを組み立てるために用い
    られ、厚肉の基部及び該基部からモータ軸方向に延設さ
    れた薄肉の筒部を有するホルダー部材の製造方法であっ
    て、 金属材料を鍛造して厚肉の基部を形成し、さらに基部の
    一部をプレスにて絞り加工して薄肉の筒部を形成するこ
    とを特徴とする流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 流体軸受モータを組み立てるために用い
    られ、厚肉の基部及び該基部からモータ軸方向に延設さ
    れた薄肉の筒部を有するホルダー部材の製造方法であっ
    て、 金属板材を板金プレスで加工して薄肉の筒部を形成し、
    別部品として形成された厚肉の基部を該筒部と一体化す
    ることを特徴とする流体軸受モータ用ホルダー部材の製
    造方法。
JP10297372A 1998-10-19 1998-10-19 流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方法 Pending JP2000134880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10297372A JP2000134880A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10297372A JP2000134880A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000134880A true JP2000134880A (ja) 2000-05-12

Family

ID=17845646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10297372A Pending JP2000134880A (ja) 1998-10-19 1998-10-19 流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000134880A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257133A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Nippon Densan Corp 軸受装置およびこれを備えるモータ
JP2006060905A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Crd Kk 流体軸受モータ
US8729753B2 (en) 2011-08-02 2014-05-20 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Stator assembly for motor and motor including the same

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002257133A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Nippon Densan Corp 軸受装置およびこれを備えるモータ
JP2006060905A (ja) * 2004-08-19 2006-03-02 Crd Kk 流体軸受モータ
US8729753B2 (en) 2011-08-02 2014-05-20 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Stator assembly for motor and motor including the same

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0118298B2 (ja)
JP2771934B2 (ja) 軸受装置の製造方法
JP3954695B2 (ja) 動圧型多孔質含油軸受の製造方法
JP2000134880A (ja) 流体軸受モータ用ホルダー部材の製造方法
JP2004060634A (ja) 密閉型往復式圧縮機のクランクシャフトの製造方法
JP2002327730A (ja) 連接棒および軸受付き連接棒
JP3415033B2 (ja) 増厚絞り加工用金型及びヨーク製造方法
JPH05208237A (ja) ブッシュの成形方法
JP2850135B2 (ja) 動圧グルーブ軸受の製造方法
US5815923A (en) Bearing and method of manufacturing the same
JP2000045715A (ja) 組立カムシャフトの製造方法
US20070039186A1 (en) Dynamic bearing manufacturing method
JP2716031B2 (ja) 軸受とその製造方法
JP2006097809A (ja) 高精度リングの製造方法
JP4463079B2 (ja) すべり軸受の製造方法およびすべり軸受
JPS58145314A (ja) 鋼板両面に突出するボスとその成形法
CN114901449B (zh) 嵌入烧结部件及其制造方法
JP3759822B2 (ja) 軸受軌道輪用素材の製造方法
JP4016620B2 (ja) フランジ部を有するハウジング
JP2016180496A (ja) 軸受部材及びその製造方法
JP2005090588A (ja) シェル型針状ころ軸受
JPS59103974A (ja) 液圧ポンプ又はモ−タ−用バイメタルシリンダ−及びその製造方法
JP2001116047A (ja) 流体軸受装置とその製造方法
JP2003314554A (ja) 複合焼結軸受およびその製造方法
JPS5929336B2 (ja) 金属板製vプ−リの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050517

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051004