JP2000134574A - 画像記録再生装置と画像処理プログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

画像記録再生装置と画像処理プログラムを格納した記録媒体

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JP2000134574A
JP2000134574A JP10302356A JP30235698A JP2000134574A JP 2000134574 A JP2000134574 A JP 2000134574A JP 10302356 A JP10302356 A JP 10302356A JP 30235698 A JP30235698 A JP 30235698A JP 2000134574 A JP2000134574 A JP 2000134574A
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Tetsuya Toyoda
哲也 豊田
Takeshi Suzuki
猛士 鈴木
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ量の大幅な増加を招くことなく、画像
情報の長期保存性の向上をはかることができ、かつ損傷
部の大きさに拘わらず修正を行い得る。 【解決手段】 画像記録再生装置において、オリジナル
画像データが記録されたICカード11と、ICカード
11から読み出されたオリジナル画像データを圧縮して
1/4圧縮画像データ及び1/16圧縮画像データを生
成する画像圧縮回路17と、オリジナル画像データ及び
圧縮画像データを光磁気ディスク15に、その両方が同
時に損傷を受ける可能性が低い領域に記録すると共に、
光磁気ディスク15に記録された画像データを読み出す
ディスクドライバ16と、読み出されたオリジナル画像
データに発生した損傷部を圧縮画像データによって補完
して修正する画像修正部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスクや光
ディスク等の回転ディスクに画像情報を記録するための
画像記録再生装置に係わり、特にディスクに記録される
画像情報の修復機能を備えた画像記録再生装置に関す
る。
【0002】また本発明は、コンピュータによって回転
ディスクに画像情報を記録させると共に、記録した画像
情報を修復させるための画像処理プログラムを格納した
記録媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、被写体をCCD等の撮像素子で撮
像し、撮像して得られた画像情報を記録媒体に記録する
電子カメラが開発されている。この電子カメラにおける
記録媒体は、フラッシュメモリカード等の半導体メモリ
であり記憶容量がさほど大きくないので、記録できる画
像の枚数に制限がある。このため、多数の画像情報を長
期にわたり保存するには、MOやDVD等の回転ディス
クからなる記録媒体を用いるのが通常である。このよう
に回転ディスクからなる記録媒体に画像情報を長期保存
する場合、画像情報に損傷が発生するおそれがあり、こ
れを回避する方法の実現が要望されている。
【0004】画像情報の一部損傷によるデータ破壊を防
止するために、損傷部をその周りのデータから補間して
修正する方法が提案されている(特開平6−18058
2号公報)。しかしこの方法では、データの損傷範囲が
広範囲に及んだ場合、優良データに対する誤りデータの
比が大きくなり、データ補間の精度が極端に落ちてしま
う。
【0005】また、別の例として、回転ディスクの円周
方向の180度の対向位置(同一トラック)に同じデー
タを配置(2重書き)することが提案されている。しか
しこの場合、画像情報は元々データ量の大きいものであ
り、しかも同一画像情報を2重記録することからデータ
量が2倍になり、記録媒体に記録できる画像数が少なく
なる。さらに、回転ディスクでは円周方向に沿って傷が
発生する確率が高いので、この方式では両方のデータが
同時に損傷する可能性が高く、情報の保存性を十分に高
めることはできない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、回転
ディスクに画像情報を記録する画像記録装置において
は、ディスクに傷が付くとこの傷によりデータが損傷を
受けて、本来の画像情報が読み出せなくなる問題があっ
た。また、回転ディスクに記録された画像情報の一部に
発生した損傷部をその周りのデータから補間して修正す
る場合、損傷部が大きいと補間の精度が落ちる問題があ
った。さらに、同一の画像情報を多重記録することは、
データ量の大幅な増加を招くため望ましくない。
【0007】本発明は、上記事情を考慮して成されたも
ので、その目的とするところは、データ量の大幅な増加
を招くことなく、回転ディスクに発生する傷によるデー
タ損傷の問題を解決することができ、画像情報の長期保
存性の向上をはかり得る画像記録再生装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(構成)上記課題を解決
するために本発明は次のような構成を採用している。即
ち本発明は、回転ディスクの表面に周方向に沿って複数
のトラックを形成し、該トラック内の任意のセクタに画
像情報の記録を行う画像記録再生装置において、第1の
画像情報を入力する画像入力手段と、前記入力された第
1の画像情報を圧縮して第2の画像情報を生成する画像
圧縮手段と、第1の画像情報及び第2の画像情報を前記
ディスクに記録すると共に、第1の画像情報の記録セク
タに対して第2の画像情報の記録セクタが、異なるトラ
ックで、かつ周方向の位相差が所定角度以上ずれるよう
に記録する記録手段と、前記ディスクに記録された各画
像情報を読み出す画像読み出し手段と、前記読み出され
た第1の画像情報に発生した情報損傷部を前記読み出さ
れた第2の画像情報によって補完して修正する画像修正
手段と、を具備してなることを特徴とする。
【0009】また本発明は、回転ディスクの両面に周方
向に沿って複数のトラックを形成し、該トラック内の任
意のセクタに画像情報の記録を行う画像記録再生装置に
おいて、第1の画像情報を入力する画像入力手段と、前
記入力された第1の画像情報を圧縮して第2の画像情報
を生成する画像圧縮手段と、第1の画像情報及び第2の
画像情報を前記ディスクの異なる面にそれぞれ記録する
と共に、第1の画像情報の記録セクタに対し第2の画像
情報の記録セクタの周方向の位相差が所定角度以上ずれ
るように記録する記録手段と、前記ディスクに記録され
た各画像情報を読み出す画像読み出し手段と、前記読み
出された第1の画像情報に発生した情報損傷部を前記読
み出された第2の画像情報によって補完して修正する画
像修正手段と、を具備してなることを特徴とする。
【0010】ここで、本発明の望ましい実施態様として
は次のものがあげられる。 (1) 第1の画像情報の記録セクタに対する第2の画像情
報の記録セクタの周方向の位相差は、±90度以上であ
ること。
【0011】(2) 第1の画像情報の記録セクタに対する
第2の画像情報の記録セクタの周方向の位相差は、18
0度±45度の範囲内であること。 (3) 第1の画像情報の記録セクタに対する第2の画像情
報の記録セクタの周方向の位相差は180度近傍であ
り、かつ第1の画像情報の記録セクタのトラックに対し
て第2の画像情報の記録セクタのトラックは前記ディス
クの半径方向に最も遠いこと。
【0012】(4) ディスクの記録領域をその中心を通る
線で4つのブロックに等分割し、第1の画像情報の記録
セクタのブロックに対する第2の画像情報の記録セクタ
のブロックとして、第1の画像情報の記録セクタのブロ
ックに隣接しないブロックを選択すること。
【0013】(5) 画像圧縮手段は、第1の画像情報を同
一の圧縮率で圧縮して複数の第2の画像情報を生成する
こと。 (6) 画像圧縮手段は、第1の画像情報を異なる圧縮率で
圧縮して複数の第2の画像情報を生成すること。
【0014】(7) 画像記録手段は、第1の画像情報から
同一の圧縮率で圧縮された複数の第2の画像情報を記録
可能であること。 (8) 画像記録手段は、第1の画像情報から異なる圧縮率
で圧縮された複数の第2の画像情報を記録可能であるこ
と。 (9) 画像圧縮手段による圧縮率と画像記録手段による第
2の画像情報の記録ファイル数を、外部からの指示に応
じて可変設定する制御手段を備えたこと。
【0015】また本発明は、回転ディスクの表面に周方
向に沿って複数のトラックを形成し、該トラックの任意
のセクタに画像情報の記録を行うための画像処理プログ
ラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体で
あって、前記プログラムは、第1の画像情報を入力する
画像入力手段と、前記入力された第1の画像情報を圧縮
して第2の画像情報を生成する画像圧縮手段と、第1の
画像情報及び第2の画像情報を前記ディスクに記録する
と共に、第1の画像情報の記録セクタに対して第2の画
像情報の記録セクタが、異なるトラックで、かつ周方向
の位相差が所定角度以上ずれるように記録する記録手段
と、前記ディスクに記録された各画像情報を読み出す画
像読み出し手段と、前記読み出された第1の画像情報に
発生した情報損傷部を前記読み出された第2の画像情報
によって補完して修正する画像修正手段と、を実行させ
るようにコンピュータを制御することを特徴とする。
【0016】(作用)本発明によれば、第1の画像情報
の一部に損傷が発生した場合、この損傷部分を第2の画
像情報によって補完することで修正することができる。
そしてこの場合、第2の画像情報は第1の画像情報に比
してデータ量が小さいものであり、第2の画像情報を同
時記録することによるデータ量の増加は少ない。また、
隣接データからの補間ではなく、損傷部そのものに該当
するデータを用いた補完であるので、損傷部の大きさに
拘わらず精度良い修正が可能である。
【0017】また、第1の画像情報の記録セクタに対し
て第2の画像情報の記録セクタを異なるトラックにして
いるので、ディスクの周方向に沿って傷が付いても、多
重記録された画像情報の両方が同時に損傷を受ける確率
を低くすることができる。また、第1の画像情報の記録
セクタに対して第2の画像情報の記録セクタを遠い位置
(例えば、周方向の位相差で±90度以上)に設定して
いるので、連続した傷により多重記録された画像情報の
両方が同時に損傷を受ける確率を低くすることができ
る。
【0018】即ち、第1の画像情報とこれを圧縮した第
2の画像情報を2重書きする場合に、両方が同時には損
傷しない確率の高い場所に記録することにより、データ
量の大幅な増加を招くことなく、画像情報の長期保存性
の向上をはかることができ、しかも損傷部の大きさに拘
わらず精度良い修正を行うことが可能となる。
【0019】また、ディスクの両面に第1の画像情報と
第2の画像情報を多重記録すれば、これらが同時に損傷
する確率を益々低くすることができる。さらに、回転デ
ィスクには中心近傍に穴が開いており、径方向に連続し
て傷が付く可能性は極めて低い。従って、第1の画像情
報の記録セクタと第2の画像情報の記録セクタに180
度近傍の位相差を持たせることにより、同時損傷の可能
性をより低くすることができる。
【0020】また、複数の第2の画像情報を多重記録す
ることにより、画像修正に用いるデータの保存の確実性
を増し、より確実な修正が可能となる。さらに、画像の
重要度に応じて第2の画像情報の圧縮率や記録数を可変
することにより、記録に要する容量がむやみに大きくな
るのを防止でき、記録媒体の限られた記録容量を有効に
利用することが可能となる。
【0021】また、画像情報は通常のデータとは異なり
必ずしも厳密に修復する必要はないことから、第2の画
像情報を生成する際の圧縮方法は非可逆性の圧縮でも良
い。この場合、第2の画像情報を同時記録することによ
るデータ量の増加をより少なくすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の詳細を図示の実施
形態によって説明する。図1は、同実施形態に係わる画
像記録再生装置の基本構成を示すブロック図である。図
中の11は電子カメラに着脱可能なICカードであり、
このICカード11には電子カメラで撮像された画像情
報(第1の画像情報)が記録されている。そして、この
ICカード11は図示しないカードスロットに挿入され
て本装置と接続されるものとする。
【0023】ICカード11に記録された第1の画像情
報は、CPU20で制御されたICカードコントローラ
12によりRAM13に読み出されて一時的に記憶され
る。RAM13に記憶された第1の画像情報は、CPU
20で制御されたディスクドライブコントローラ14に
より、ディスクドライブ16にセットされた光磁気ディ
スク(MO)15に記録される。これと共に、画像圧縮
回路17により第1の画像情報を圧縮して生成された第
2の画像情報が、光磁気ディスク15に記録される。な
お、画像圧縮回路17による圧縮処理は、可逆性の圧縮
でも良いし非可逆性の圧縮でも良い。
【0024】光磁気ディスク15に記録された画像情報
は、ディスクドライブ16及びディスクドライブコント
ローラ14により読み出され、画像伸長回路18により
伸長処理されてRAM13に一時的に記憶される。ここ
で、最初に第1の画像情報が読み出され、これに損傷が
ない場合はそのまま伸長されてRAM13に一時記憶さ
れる。第1の画像情報の一部に損傷がある場合は、第2
の画像情報が読み出されて後述する補完処理が行われ、
修正された画像情報がRAM13に一時記憶されること
になる。そして、RAM13に記憶された画像情報が、
I/F21を介して液晶パネル22に供給され、この液
晶パネル22に画像が表示されるものとなっている。
【0025】また、ICカード11に記録された画像情
報を表示する場合は、ICカード11の画像情報を画像
伸長回路18により伸長処理し、伸長した画像情報をR
AM13に一時記憶すればよい。これは、ICカード1
1に記録された画像情報が一般に圧縮データであるため
である。
【0026】なお、図中の31はICカード11のデー
タを光磁気ディスク15にコピーする操作のスタートを
指示するためのコピースイッチ、32は光磁気ディスク
15に記録された画像情報を読み出すためのリードスイ
ッチ、33は後述するデータ補完処理に用いる第2の画
像情報の数を決めるための冗長レベルスイッチを示して
いる。
【0027】次に、上記装置を用いた画像情報の記録方
法について、図2のフローチャートを参照して説明す
る。まず、ICカード11よりオリジナル画像データ
(第1の画像情報)を読み出し、RAM13に一時記憶
する。そして、冗長レベルスイッチ33の切替状態を検
出する。さらに、光磁気ディスク15のFAT情報を参
照して、記録セクタを算出し、光磁気ディスク15に画
像データを記録可能か否かを判定する。光磁気ディスク
15の使用可能領域が少なく記録不可能であれば、警告
を表示して終了する。
【0028】記録可能であれば、光磁気ディスク15に
ヘッダ情報を記録し、さらにオリジナル画像データを記
録する。さらに、光磁気ディスク15に圧縮画像データ
を記録する。圧縮画像データの記録では、まず1/4圧
縮画像データを記録し、次いで冗長レベルスイッチの選
択状態に応じて、1/16圧縮画像データを1,2,又
は4つ記録する。その後、光磁気ディスク15のFAT
を更新して終了する。
【0029】1つの画像に対するファイルデータフォー
マットは、図3(a)に示す通りである。即ち、アドレ
スの小さい方から順に、ヘッダ情報,オリジナル画像デ
ータが記録され、さらに別のアドレスに1/4圧縮画像
データ,1/16圧縮画像データが記録されている。こ
こで、1/16圧縮画像データはN個記録される。
【0030】また、ヘッダ構造は、図3(b)に示す通
りである。即ち、アドレスの小さい方から順に、ファイ
ル名,画像の高さサイズ,画像の幅サイズ,1/4圧縮
画像データの開始アドレス,1/16圧縮画像データの
開始アドレス,1/16圧縮画像データの記録個数等が
記録される。
【0031】次に、光磁気ディスク15に対するオリジ
ナル画像データ及び同一画像データの記録位置の設定方
法について説明する。オリジナル画像データと圧縮画像
データは両方が同時には損傷しない確率の高い場所に記
録することが望ましい。具体的には、図4に示すよう
に、オリジナル画像データの記録セクタAに対し、1/
4圧縮画像データの記録セクタA’及び1/16圧縮画
像データの記録セクタA”として、異なるトラックで、
記録セクタAよりも位相が大きく異なる場所を選択す
る。さらに、記録セクタAに対して記録セクタA’,
A”は光磁気ディスク15の反対側の面であるのがより
望ましい。
【0032】図4(a)では、記録セクタAに対する記
録セクタA’,A”の位相をほぼ180度としている
が、記録セクタAに対して90度以上の位相差を有する
位置に記録セクタA’,A”を配置すればよい。この位
置であれば、ディスクに発生する直線的な傷に対して
は、セクタAとセクタA’,A”が同時に損傷する可能
性を低くすることができる。また、セクタAとセクタ
A’,A”の位相差が180度近傍であれば、セクタA
とセクタA’,A”が同時に損傷する可能性が最も低く
なる。
【0033】セクタAとセクタA’,A”のトラックと
しては、同一トラックでなければよいが、周方向に沿っ
た傷による同時損傷を避けるには、記録セクタAのトラ
ックに対して半径方向に最も遠いトラックを選択すれば
よい。なお、記録セクタAに対して記録セクタA’,
A”を選択する際に空きセクタの中から選択するのは当
然のことである。また、図では記録セクタAに対して記
録セクタA’,A”は同じ大きさに見えるが、実際は記
録セクタAに対して記録セクタA’,A”は十分小さい
ものである。
【0034】また、図4(b)では、ディスクをその中
心を通る線で4分割して4つのブロックを形成し、記録
セクタAのブロックに対して記録セクタA’,A”のブ
ロックが隣接しないようにしている。具体的には、ディ
スクに (1)(2)(3)(4) の4つのブロックを形成し、記録
セクタAが (1)ブロックの場合は記録セクタA’,A”
として (3)ブロックを選択し、記録セクタAが (2)ブロ
ックの場合は記録セクタA’,A”として (4)ブロック
を選択し、記録セクタAが (3)ブロックの場合は記録セ
クタA’,A”として (1)ブロックを選択し、記録セク
タAが (4)ブロックの場合は記録セクタA’,A”とし
て (2)ブロックを選択する。この場合も、記録セクタA
のトラックに対して記録セクタA’,A”のトラック
は、ディスクの半径方向に遠い方が望ましい。
【0035】次に、上記装置を用いた画像情報の読み出
し及び修正方法について、図5のフローチャートを参照
して説明する。まず、光磁気ディスク15のFATを参
照して、ヘッダ情報を読み出し、オリジナル画像データ
を読み出して、損傷セクタを検出する。損傷データの検
出は、予期しないデータが読み出されたか、或いは出力
が弱くて判別できないか、などで判定することができ
る。次いで、オリジナル画像データに対して画像伸長回
路18により画像伸長処理を行い、伸長されたオリジナ
ル画像データをRAM13に一時記憶させる。
【0036】損傷セクタが無いと判定された場合は、R
AM13に記憶されたデータをそのまま液晶パネル22
に表示する。損傷セクタが有ると判定された場合、光磁
気ディスク15から1/4圧縮画像データを読み出し
て、その損傷セクタを検出する。そして、1/4圧縮画
像データの画像伸長を行い、この伸長データを用いて前
記オリジナル画像データの損傷部分を補完し、補完後の
データをRAM13に一時記憶する。
【0037】1/4圧縮画像データを用いて全ての損傷
セクタの補完が完了したか否かの判定を行い、完了した
場合は、RAM13に記憶された画像を表示する。完了
しない場合は、光磁気ディスク15から1/16圧縮画
像データを読み出して、その損傷セクタを検出する。そ
して、1/16圧縮画像データの画像伸長を行い、この
伸長データを用いて先と同様に損傷部分の補完を行う。
全ての損傷セクタの補完が完了したら画像表示を行う
が、完了しない場合は、残りの1/16圧縮画像データ
を順次読み出して、画像伸長,データ補完動作を行う。
全ての1/16圧縮画像データを読み出して補完動作を
行ったら、同様にして画像表示を行う。
【0038】図6に、損傷部分の補完動作を示す。61
はオリジナル画像データ、62は1/4圧縮画像データ
(冗長画像(1) )、63は1/16圧縮画像データ(冗
長画像(2) )、64は1/16圧縮画像データ(冗長画
像(3) )である。この図に示すように、オリジナル画像
データ61に複数の損傷データP,Q,Rが存在したと
する。このうち、2つの損傷データP,Qに対しては、
1/4圧縮画像データ62を用いて補完することができ
る。残りの1つRに対しては、1/4圧縮画像データ6
2にも損傷R’があり、同様に1/16圧縮画像データ
にも損傷R”があるので、補完できない。そこで、これ
に対しては1/16圧縮画像データ64を基に補間処理
を行う。
【0039】このように本実施形態によれば、光磁気デ
ィスク15にオリジナル画像データ61と共に1/4圧
縮画像データ62及び1/16圧縮画像データ63,6
4を記録しておくことにより、オリジナル画像データ6
1に損傷が発生した場合に、1/4圧縮画像データ62
及び1/16圧縮画像データ63,64を読み出し、こ
れらの圧縮画像データ62,63,64を基にオリジナ
ル画像データ61の損傷部分を補完することにより、損
傷部分を修正することができる。
【0040】そしてこの場合、圧縮画像データ62,6
3,64はオリジナル画像データ61に比してデータ量
が小さいものであり、圧縮画像データ62,63,64
を同時記録することによるデータ量の増加は少ない。ま
た、隣接データからの補間ではなく、損傷部そのものに
該当するデータを用いた修正であるので、損傷部の大き
さに拘わらず精度良い修正が可能である。
【0041】また、オリジナル画像データを記録するセ
クタAと圧縮画像データを記録するセクタA’,A”と
は、異なるトラックでかつ位相が十分離れた位置にして
いるので、セクタAとセクタA’,A”が同時に損傷を
受ける可能性は極めて低い。従って本実施形態によれ
ば、データ量の大幅な増加を招くことなく、画像情報の
長期保存性の向上をはかることができる。
【0042】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではない。第1の画像情報及び第2の画像情報
を記録するための記録媒体は、MO等の光磁気ディスク
に何ら限定されるものではなく、FD等の磁気ディスク
やDVD等の光ディスクを用いても良い。また、第2の
画像情報における圧縮率,画像数等の条件は、仕様に応
じて適宜定めればよい。さらに、第1の画像情報は原画
像そのものであっても良いし、これを圧縮したデータで
あっても良い。
【0043】また本発明は、画像記録再生装置を単体と
して用いるのではなく、電子カメラ自体に組み込むこと
も可能である。この場合、前記図1の構成に加えて撮像
のためのレンズ系、CCD等の撮像部、A/D変換回路
等を設ければよい。
【0044】また、実施形態において記載した手法は、
コンピュータに実行させることのできるプログラムとし
て、例えば磁気ディスク(フロッピーディスク,ハード
ディスク等)、光ディスク(CD,DVD等)、半導体
メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用した
り、通信媒体により伝送して各種装置に適用することも
可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒
体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラム
によって動作が制御されることにより、上述した処理を
実行するものである。その他、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で、種々変形して実施することができる。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、第
1の画像情報と共にこれを圧縮した第2の画像情報を、
両方が同時には損傷しない確率の高い場所に記録させる
ことにより、第1の画像情報に損傷が発生した場合、こ
の損傷部分を第2の画像情報によって補完することで修
正することができる。従って、データ量の大幅な増加を
招くことなく画像情報の長期保存性の向上をはかること
ができ、かつ損傷部の大きさに拘わらず精度良い修正を
行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係わる画像記録再生装置の基
本構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施形態における画像データの記録方法
を説明するためのフローチャート。
【図3】光磁気ディスクに対するファイルデータフォー
マット及びヘッダ構造を示す模式図。
【図4】光磁気ディスクに対するオリジナル画像データ
の記録セクタと圧縮画像データの記録セクタとの関係を
示す模式図。
【図5】本実施形態における画像データの読み出し及び
修正方法を説明するためのフローチャート。
【図6】損傷部分の補完動作を説明するための模式図。
【符号の説明】
11…ICカード 12…ICカードコントローラ 13…RAM 14…ディスクドライブコントローラ 15…光磁気ディスク 16…ディスクドライブ 17…画像圧縮回路 18…画像伸長回路 20…CPU 21…I/F(ディスプレイインターフェース) 22…液晶パネル 31…コピースイッチ 32…リードスイッチ 33…冗長レベルスイッチ 61…オリジナル画像データ 62…1/4圧縮画像データ 63,64…1/16圧縮画像データ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 20/18 572 G11B 20/18 572F // H04N 5/85 H04N 5/85 Z Fターム(参考) 5C052 AA03 AA17 CC11 GA02 GA04 GA06 GB06 GE08 GF04 5C053 FA08 FA23 GA10 GA16 GB36 GB37 HA33 JA24 KA04 KA19 KA25 LA11 5D044 AB07 BC06 CC04 DE15 DE62 DE72 DE92 GK07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ディスクの表面に周方向に沿って複数
    のトラックを形成し、該トラック内の任意のセクタに画
    像情報の記録を行う画像記録再生装置であって、 第1の画像情報を入力する画像入力手段と、 前記入力された第1の画像情報を圧縮して第2の画像情
    報を生成する画像圧縮手段と、 第1の画像情報及び第2の画像情報を前記ディスクに記
    録すると共に、第1の画像情報の記録セクタに対して第
    2の画像情報の記録セクタが、異なるトラックで、かつ
    周方向の位相差が所定角度以上ずれるように記録する記
    録手段と、 前記ディスクに記録された各画像情報を読み出す画像読
    み出し手段と、 前記読み出された第1の画像情報に発生した情報損傷部
    を前記読み出された第2の画像情報によって補完して修
    正する画像修正手段と、を具備してなることを特徴とす
    る画像記録再生装置。
  2. 【請求項2】回転ディスクの両面に周方向に沿って複数
    のトラックを形成し、該トラック内の任意のセクタに画
    像情報の記録を行う画像記録再生装置であって、 第1の画像情報を入力する画像入力手段と、 前記入力された第1の画像情報を圧縮して第2の画像情
    報を生成する画像圧縮手段と、 第1の画像情報及び第2の画像情報を前記ディスクの異
    なる面にそれぞれ記録し、かつ第1の画像情報の記録セ
    クタに対し第2の画像情報の記録セクタの周方向の位相
    差が所定角度以上ずれるように記録する記録手段と、 前記ディスクに記録された各画像情報を読み出す画像読
    み出し手段と、 前記読み出された第1の画像情報に発生した情報損傷部
    を前記読み出された第2の画像情報によって補完して修
    正する画像修正手段と、を具備してなることを特徴とす
    る画像記録再生装置。
  3. 【請求項3】第1の画像情報の記録セクタに対する第2
    の画像情報の記録セクタの周方向の位相差は、±90度
    以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の画像
    記録記録装置。
  4. 【請求項4】第1の画像情報の記録セクタに対する第2
    の画像情報の記録セクタの周方向の位相差は180度近
    傍であり、かつ第1の画像情報の記録セクタのトラック
    に対して第2の画像情報の記録セクタのトラックは前記
    ディスクの半径方向に最も遠いことを特徴とする請求項
    1又は2記載の画像記録再生装置。
  5. 【請求項5】回転ディスクの表面に周方向に沿って複数
    のトラックを形成し、該トラックの任意のセクタに画像
    情報の記録を行うためのプログラムであって、 第1の画像情報を入力する画像入力手段と、 前記入力された第1の画像情報を圧縮して第2の画像情
    報を生成する画像圧縮手段と、 第1の画像情報及び第2の画像情報を前記ディスクに記
    録すると共に、第1の画像情報の記録セクタに対して第
    2の画像情報の記録セクタが、異なるトラックで、かつ
    周方向の位相差が所定角度以上ずれるようにして記録す
    る記録手段と、 前記ディスクに記録された各画像情報を読み出す画像読
    み出し手段と、 前記読み出された第1の画像情報に発生した情報損傷部
    を前記読み出された第2の画像情報によって補完して修
    正する画像修正手段と、を実行させるようにコンピュー
    タを制御するための画像処理プログラムを格納したコン
    ピュータ読取可能な記録媒体。
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