JP2000133439A - 有機電界発光素子の製造方法及び有機電界発光素子 - Google Patents

有機電界発光素子の製造方法及び有機電界発光素子

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JP2000133439A
JP2000133439A JP10300826A JP30082698A JP2000133439A JP 2000133439 A JP2000133439 A JP 2000133439A JP 10300826 A JP10300826 A JP 10300826A JP 30082698 A JP30082698 A JP 30082698A JP 2000133439 A JP2000133439 A JP 2000133439A
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organic electroluminescent
light emitting
emitting layer
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JP10300826A
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Yoshihisa Terasaka
佳久 寺阪
Hideaki Ueda
秀昭 植田
Keiichi Furukawa
慶一 古川
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Minolta Co Ltd
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K50/00Organic light-emitting devices
    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/842Containers
    • H10K50/8426Peripheral sealing arrangements, e.g. adhesives, sealants
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10K50/80Constructional details
    • H10K50/84Passivation; Containers; Encapsulations
    • H10K50/844Encapsulations

Abstract

(57)【要約】 【課題】 陽極と陰極との間に有機発光層又は有機発光
層を含む複数の層が形成され、該両電極のうちいずれか
一方の電極が基板上に形成された有機電界発光素子及び
その製造方法であって、素子特性の劣化を抑制して、少
なくとも外気(大気中の水分、酸素等)との接触により
劣化し易い部分を外気から遮断、保護することができ、
発光寿命を向上させることができる有機電界発光素子と
その製造方法を提供する。 【解決手段】 陽極2と陰極5との間に有機物質層10
(有機発光層4を含む複数の層)が形成され、陽極2が
基板1上に形成されている有機電界発光素子100であ
り、陰極5と有機物質層10が保護部材20で覆われて
外気から遮断、保護されており、保護部材20のうち少
なくとも一部6’が粘度100poise以上500p
oise以下の封止用樹脂6から形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陽極と陰極との間
に有機発光層又は有機発光層を含む複数の層が形成さ
れ、該両電極のうちいずれか一方の電極が基板上に形成
された有機電界発光素子本体を含む有機電界発光素子の
製造方法及び有機電界発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】有機電界発光素子(有機エレクトロルミ
ネセンス素子)では、通常、その陽極、陰極間に電荷輸
送性や電界発光性などの機能を有する有機物質(例えば
電荷輸送性材料や有機発光体など)の層が設けられる。
有機電界発光素子は、陽極と陰極の両電極間にこの有機
物質の層を設け、該両電極間へ電界を印加することで発
光する。
【0003】有機エレクトロルミネセンス素子の例とし
ては、発光体として単結晶アントラセンなどが用いられ
たものが、米国特許第3530325号に開示されてい
る。また、特開昭59−194393号公報には正孔注
入層と有機発光体層を組み合わせたものが提案されてい
る。特開昭63−295695号公報には有機質正孔注
入輸送層、有機質電子注入輸送層を組み合わせたものが
提案されている。
【0004】これら積層構造の電界発光素子は、有機蛍
光体と電荷輸送性の有機物(電荷輸送材)を陽極と陰極
ではさんだ構造となっており、それぞれの電極より注入
された正孔と電子が電荷輸送材と有機蛍光体中を移動し
て、それらが再結合することによって発光する。有機蛍
光体としては、8−キノリノールアルミニウム錯体やク
マリン化合物など蛍光を発する有機色素などが用いられ
ている。
【0005】電荷輸送材としては、例えばN,N’−ジ
(m−トリル)N,N’−ジフェニルベンジジンや、
1,1−ビス〔N,N−ジ(p−トリル)アミノフェニ
ル〕シクロヘキサンといったジアミノ化合物や、4−
(N,N−ジフェニル)アミノベンズアルデヒド−N,
N−ジフェニルヒドラゾン化合物等が挙げられる。さら
に、銅フタロシアニンのようなポルフィリン化合物も提
案されている。
【0006】このように有機電界発光素子は実用化へ向
けて盛んに研究開発が進められているが、これを実用化
に近づけるためには、素子発光寿命の確保、すなわち長
期にわたり発光特性の劣化を防止することが最大の課題
となる。発光特性が劣化する要因として、有機物質の外
気(大気中の水分、酸素等)との接触を挙げることがで
きる。有機物質、特に薄層状の有機物質は、外気(大気
中の水分、酸素等)の影響を受けることで特性劣化を生
じ易い。従って、有機電界発光素子の発光寿命が短くな
り易い。
【0007】この問題を解決するため、特開平5−29
0976号公報では、有機電界発光素子本体上に紫外線
硬化型接着剤とガラス等の薄板を積層することで、該素
子への水分の侵入を防止する有機電界発光素子を教えて
いる。また、特開平5−182759号公報では、有機
発光層上に耐湿性を有する光硬化性樹脂層と非透水性の
基板を設けることで、耐湿効果を得る有機電界発光素子
を教えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−290976号公報や特開平5−182759号公
報が提案する有機電界発光素子では、有機電界発光素子
本体上に直接、紫外線硬化型接着剤や光硬化性樹脂を塗
布し、それを硬化させており、各有機物質層の界面、或
いは有機物質層と電極、特に陰極との界面等へ樹脂が侵
入して層間や、層と電極との密着性が低下し易く、有機
電界発光素子の特性劣化を招き易い。
【0009】そこで本発明は、陽極と陰極との間に有機
発光層又は有機発光層を含む複数の層が形成され、該両
電極のうちいずれか一方の電極が基板上に形成された有
機電界発光素子本体を含む有機電界発光素子の製造方法
であって、素子特性の劣化を招くことなく外気(大気中
の水分、酸素等)との接触により劣化し易い部分を外気
から遮断、保護できる状態として、素子の発光寿命を向
上させることができる有機電界発光素子の製造方法を提
供することを課題とする。
【0010】また本発明は、陽極と陰極との間に有機発
光層又は有機発光層を含む複数の層が形成され、該両電
極のうちいずれか一方の電極が基板上に形成された有機
電界発光素子本体を含む有機電界発光素子であって、素
子特性の劣化を招くことなく外気(大気中の水分、酸素
等)との接触により劣化し易い部分が外気から遮断、保
護され、発光寿命が向上した有機電界発光素子を提供す
ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者は前記課題を解
決するため研究を重ね、有機電界発光素子本体の少なく
とも外気(例えば大気中の水分、酸素等)との接触によ
り劣化し易い部分を保護部材で覆って封止すればよいこ
と、そのとき封止に用いる樹脂の粘度を適正化すること
で、封止時の素子特性の劣化を抑制できることを見出し
た。
【0012】本発明は係る知見に基づくものであり、前
記課題を解決するため、陽極と陰極との間に有機発光層
又は有機発光層を含む複数の層が形成され、該両電極の
うちいずれか一方の電極が基板上に形成されている有機
電界発光素子本体の少なくとも一部を保護部材で覆って
外気から遮断、保護し、前記保護部材のうち少なくとも
一部は粘度100poise(ポアズ)以上の封止用樹
脂から形成することを特徴とする有機電界発光素子の製
造方法及び、陽極と陰極との間に有機発光層又は有機発
光層を含む複数の層が形成され、該両電極のうちいずれ
か一方の電極が基板上に形成されている有機電界発光素
子本体と、該素子本体の少なくとも一部を覆って外気か
ら遮断、保護する保護部材とを含んでおり、前記保護部
材のうち少なくとも一部は粘度100poise(ポア
ズ)以上の封止用樹脂から形成されていることを特徴と
する有機電界発光素子を提供する。
【0013】本発明に係る有機電界発光素子の製造方法
及び有機電界発光素子によると、素子本体の少なくとも
一部、すなわち、少なくとも外気(例えば大気中の水
分、酸素等)との接触により劣化し易い部分が保護部材
で覆われて外気から遮断、保護される。また、該保護部
材のうち少なくとも一部を形成する封止用樹脂として、
粘度100poise以上の適正な粘度の樹脂が使用さ
れるので、保護部材作製時における封止用樹脂の塗布、
硬化において、該樹脂が有機発光層又は有機発光層を含
む複数の層と電極との界面や、有機発光層を含む複数の
層を構成している層同士の界面に侵入し難く、従って保
護部材作製時における素子特性の劣化が抑制される。
【0014】これらにより有機電界発光素子の寿命を向
上させることができる。なお、外気との接触により劣化
し易い部分とは、通常、電荷輸送性や発光性などの機能
を有する有機物質層であり、或いはさらに、電極、特に
陰極である。ここで、前記封止用樹脂に関して、次の素
子製造方法及び素子を例示することができる。
【0015】すなわち、前記本発明に係る方法におい
て、前記保護部材のうち前記封止用樹脂から形成する樹
脂部分は、粘度100poise以上500poise
以下の封止用樹脂から形成する有機電界発光素子の製造
方法であり、前記本発明に係る素子において、前記保護
部材のうち前記封止用樹脂から形成された樹脂部分が、
粘度100poise以上500poise以下の封止
用樹脂から形成されている有機電界発光素子である。
【0016】この点について説明すると、前記保護部材
のうち前記封止用樹脂から形成される樹脂部分が粘度1
00poise以上の適正な粘度の封止用樹脂から形成
されれば、素子作製時(保護部材作製時)における素子
の特性劣化を抑制できる。しかし粘度が高すぎる場合に
は、封止用樹脂の塗布、硬化時に該樹脂に気泡が残留し
易く、確実な封止が困難になることがある。従って、前
記保護部材のうち前記封止用樹脂で形成する樹脂部分に
ついては、粘度100poise以上500poise
以下の封止用樹脂から形成することが望ましい。
【0017】採用する封止用樹脂の粘度が100poi
se以上の場合であれ、或いは100poise以上5
00poise以下の場合であれ、素子製造方法及び素
子として次のものをさらに例示できる。 前記保護部材は前記基板側の電極とは反対側の電極
上に設ける保護基板と、前記封止用樹脂から形成される
樹脂部分とを含む構成とし、該樹脂部分で該保護基板と
前記基板又は前記基板側の電極との隙間を封止する有機
電界発光素子の製造方法、及び前記保護部材は前記基板
側の電極とは反対側の電極上に設けられた保護基板と、
前記封止用樹脂から形成された樹脂部分とを含んでお
り、該樹脂部分は該保護基板と前記基板又は前記基板側
の電極との隙間を封止している有機電界発光素子。
【0018】なお、基板側の電極とは反対側の電極上に
設ける保護基板としては、ガラス基板の他、ポリエーテ
ルサルホン、ポリカーボネイト、ポリエステル、ポリプ
ロピレン等の樹脂からなるフィルム状等の基板など、外
気遮断性の基板を採用することができる。 前記保護部材は、少なくとも前記基板側の電極とは
反対側の電極及び前記有機発光層又は有機発光層を含む
複数の層を覆うハット形状の封止容器と、前記封止用樹
脂から形成される樹脂部分とを含む構成とし、該樹脂部
分で、該封止容器と前記基板又は前記基板側の電極との
隙間を封止する有機電界発光素子の製造方法、及び前記
保護部材は、少なくとも前記基板側の電極とは反対側の
電極及び前記有機発光層又は有機発光層を含む複数の層
を覆うハット形状の封止容器と、前記封止用樹脂から形
成された樹脂部分とを含んでおり、該樹脂部分は、該封
止容器と前記基板又は前記基板側の電極との隙間を封止
している有機電界発光素子。
【0019】なお、かかる封止容器としては、ガラス製
の封止用容器の他、ポリエーテルサルホン、ポリカーボ
ネイト、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂或いは
金属からなる封止用容器など、外気遮断性の封止用容器
を採用することができる。 前記保護部材はその全体を前記封止用樹脂から形成
する有機電界発光素子の製造方法、及び前記保護部材は
その全体が前記封止用樹脂から形成されている有機電界
発光素子。 前記いずれかの方法において、前記有機電界発光素
子本体として前記基板上に前記陽極と、前記有機発光層
又は有機発光層を含む複数の層と、前記陰極とが順次形
成された素子本体を採用し、少なくとも前記陰極及び前
記有機発光層又は有機発光層を含む複数の層を前記保護
部材で覆う有機電界発光素子の製造方法、及び前記いず
れかの素子において、前記有機電界発光素子本体は前記
基板上に前記陽極と、前記有機発光層又は有機発光層を
含む複数の層と、前記陰極とが順次形成された構成の素
子本体であり、少なくとも前記陰極及び前記有機発光層
又は有機発光層を含む複数の層が前記保護部材で覆われ
ている有機電界発光素子。
【0020】本発明の有機電界発光素子の製造方法及び
有機電界発光素子において、陽極として使用される導電
性物質としては4eVよりも大きい仕事関数をもつもの
がよく、炭素、アルミニウム、バナジウム、鉄、コバル
ト、ニッケル、銅、亜鉛、タングステン、銀、錫、金な
ど及びそれらの合金、酸化錫、酸化インジウム、酸化ア
ンチモン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウムなどの導電性金
属化合物を例示できる。陰極を形成する金属としてはア
ルミニウム、銀や、4eVよりも小さい仕事関数を持つ
もの、例えば、マグネシウム、カルシウム、チタニウ
ム、イットリウム、リチウム、ガドリニウム、イッテル
ビウム、ルテニウム、マンガン及びそれらの合金を挙げ
ることができる。
【0021】有機電界発光素子において発光が見られる
ように、少なくとも陽極或いは陰極は透明電極にする必
要がある。この際、陰極に透明電極を使用すると、透明
性が損なわれやすいので、陽極を透明電極にすることが
好ましい。透明電極を形成する場合、透明基板上に、前
記したような導電性物質を用い、蒸着、スパッタリング
等の手段やゾルゲル法或いは樹脂等に分散させて塗布す
る等の手段を用いて所望の透光性と導電性が確保される
ように形成すればよい。
【0022】透明基板としては、適度の強度を有し、有
機電界発光素子の作製時、蒸着等による熱に悪影響を受
けず、透明なものであれば特に限定されないが、そのよ
うなものを例示すると、ガラス基板、透明な樹脂、例え
ばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエーテルサルホ
ン、ポリエーテルエーテルケトン等を使用することも可
能である。ガラス基板上に透明電極が形成されたものと
しては、ガラス基板上にインジゥム錫酸化物(ITO)
の透明電極を形成したものや、NESAガラスといわれ
る透明電極付きガラス基板が知られており、これらを使
用することができる。
【0023】前記両電極間には、例えば、有機発光層が
単独で形成されたり、有機正孔注入輸送層と有機発光層
とを積層してなる有機物質層が形成される。前記正孔注
入輸送層は、正孔注入輸送材料を蒸着して形成してもよ
いし、正孔注入輸送材料を溶解した溶液や適当な樹脂と
ともに溶解した液をディップコートやスピンコートして
形成してもよい。
【0024】前記正孔注入輸送層を蒸着法で形成する場
合、その厚さは、通常1nm〜200nm、好ましくは
5nm〜100nm程度に形成すればよく、塗布法で形
成する場合は、5nm〜500nm程度に形成すればよ
い。形成する層厚が厚いほど発光させるための印加電圧
を高くする必要があり発光効率が悪く有機電界発光素子
の劣化を招きやすい。また層厚が薄くなると発光効率は
よくなるがブレイクダウンし易くなり有機電界発光素子
の寿命が短くなる。
【0025】前記正孔注入輸送層の形成に用いられる正
孔注入輪送材としては、公知のものが使用可能で、例え
ばN,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(3−メチル
フェニル)−1,1’−ジフェニル−4,4’−ジアミ
ン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(4−メチ
ルフェニル)−1,1’−ジフェニルー4,4’−ジア
ミン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(1−ナ
フチル)−1,1’−ジフェニル−4,4’−ジアミ
ン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ビス(2−ナフ
チル)−1,1’−ジフェニル−4,4’−ジアミン、
N,N’−テトラ(4−メチルフェニル)−1,1’−
ジフェニル−4,4’−ジアミン、N,N’−テトラ
(4−メチルフェニル)−1,1’−ビス(3−メチル
フェニル)−4,4’−ジアミン、N,N’−ジフェニ
ル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−1,1’
−ビス(3−メチルフェニル)−4,4’−ジアミン、
N,N’−ビス(N−カルバゾリル)−1,1’−ジフ
ェニル−4,4’−ジアミン、4,4’,4”−トリス
(N−カルバゾリル)トリフェニルアミン、N,N’,
N”−トリフェニル−N,N’,N”−トリス(3−メ
チルフェニル)−1,3,5−トリ(4−アミノフェニ
ル)ベンゼン、4,4’,4”−トリス〔N,N’,
N”−トリフェニル−N,N’,N”−トリス(3−メ
チルフェニル)〕トリフェニルアミンなどを挙げること
ができる。これらのものは2種以上を混合して使用して
もよい。
【0026】有機発光層に用いられる有機発光体として
は、公知のものが使用可能で、例えばエピドリジン、
2,5−ビス[5,7−ジ−t−ペンチル−2−ベンゾ
オキサゾリル〕チオフェン、2,2’−(1,4−フェ
ニレンジビニレン)ビスベンゾチアゾール、2,2’−
(4,4’−ビフェニレン)ビスベンゾチアゾール、5
−メチル−2−{2−〔4−(5−メチル−2−ベンゾ
オキサゾリル)フェニル〕ビニル}ベンゾオキサゾー
ル、2,5−ビス(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリ
ル)チオフェン、アントラセン、ナフタレン、フェナン
トレン、ピレン、クリセン、ペリレン、ペリノン、1,
4−ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエ
ン、クマリン、アクリジン、スチルベン、2−(4−ビ
フェニル)−6−フェニルベンゾオキサゾール、アルミ
ニウムトリスオキシン、マグネシウムビスオキシン、ビ
ス(ベンゾ−8−キノリノール)亜鉛、ビス(2−メチ
ル−8−キノリノラールト)アルミニウムオキサイド、
インジウムトリスオキシン、アルミニウムトリス(5−
メチルオキシン)、リチウムオキシン、ガリウムトリス
オキシン、カルシウムビス(5−クロロオキシン)、ポ
リ亜鉛−ビス(8−ヒドロキシ−5−キノリノリル)メ
タン、ジリチウムエピンドリジオン、亜鉛ビスオキシ
ン、1,2−フタロペリノン、1,2−ナフタロペリノ
ンなどを挙げることができる。
【0027】また、一般的な螢光染料、例えば螢光クマ
リン染料、螢光ペリレン染料、螢光ピラン染料、螢光チ
オピラン染料、螢光ポリメチン染料、螢光メシアニン染
料、螢光イミダゾール染料等も、使用できる。このう
ち、特に、好ましいものとしては、キレート化オキシノ
イド化合物が挙げられる。前記有機発光層は上記した発
光物質の単層構成でもよいし、発光の色、発光の強度等
の特性を調整するために、多層構成としてもよい。ま
た、2種以上の発光物質を混合したり発光層に他の発光
物質をドープしてもよい。
【0028】蒸着法で形成する場合、その厚さは、通常
1nm〜200nm、好ましくは1nm〜100nm程
度に形成すればよく、塗布法で形成する場合は、5nm
〜500nm程度に形成すればよい。形成する層厚が厚
いほど発光させるための印加電圧を高くする必要があり
発光効率が悪く有機電界発光素子の劣化を招きやすい。
また層厚が薄くなると発光効率はよくなるがブレイクダ
ウンし易くなり有機電界発光素子の寿命が短くなる。
【0029】陽極と陰極との間に有機発光層を単独で設
ける場合は、有機発光物質又はこれに電子輸送材料や正
孔輸送材料など公知の電荷輸送材料を併用して有機発光
層を形成すればよい。この他、陽極と陰極との間に設け
られる有機物質層としては、従来公知の電子注入輸送材
料を用いて、有機正孔注入輸送層、有機発光層、有機電
子注入輸送層を積層したものや、有機発光層と有機電子
注入輸送層とを積層したものも採用することができる。
【0030】なお、陽極と陰極との間に設けられる有機
物質層が有機正孔注入輸送層と有機発光層とを積層した
ものである場合、有機発光層は電子輸送能を有するもの
であることが好ましく、陽極と陰極との間に設けられる
有機物質層が有機発光層と有機電子注入輸送層とを積層
したものである場合、有機発光層は正孔輸送能を有する
ものであることが好ましい。
【0031】また、有機正孔注入輸送層を正孔注入層と
正孔輸送層に機能分離したもの、有機電子注入輸送層を
電子注入層と電子輸送層とに機能分離したものも使用可
能である。さらに、有機物質層と電極との間に無機化合
物層、例えば金属或いは金属化合物からなる電子注入層
を設けてもかまわない。また、前記封止用樹脂として
は、それには限定されないが、アクリル系樹脂を主成分
とした紫外線硬化型樹脂、シリコン系コーティング樹脂
などを例示できる。なお、これらの樹脂であって、粘度
が100poise以上、好ましくは100poise
以上500poise以下のものを使用することができ
る。
【0032】また、前記封止用樹脂の塗布、硬化は、N
2 、Ar等の不活性ガス雰囲気中で行うことがより好ま
しい。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は本発明に係る有機電界発光
素子の1例の概略構成を示す断面図である。図1に示す
有機電界発光素子100、すなわち有機エレクトロルミ
ネセンス素子100は、基板1上に陽極2、有機正孔注
入輸送層3、有機発光層4及び陰極5を順次積層して形
成されている。なお、正孔注入輸送層3と有機発光層4
とをまとめて有機物質層10として示した。
【0034】有機エレクトロルミネセンス素子100の
陽極2として使用される導電性物質としては4eVより
も大きい仕事関数をもつものがよく、本例ではインジウ
ムスズ酸化物を用いる。陰極5を形成する金属として
は、4eVよりも小さい仕事関数をもつもの、本例では
MgAg合金を用いる。また、有機エレクトロルミネセ
ンス素子100において、発光が見られるように、基板
1は透明のガラスからなっており、陽極2を透明電極に
してある。すなわち、ガラス基板1上に、蒸着、スパッ
タリング等の手法により、陽極2として本例ではインジ
ウムスズ酸化物が所望の透光性と導電性が確保されるよ
うに被覆されている。これにより陽極2を透明電極にす
ることができる。
【0035】インジウムスズ酸化物被覆ガラス基板1上
には、正孔注入輸送層3として、本例ではN,N’−ジ
フェニル−N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−
1,1’−ジフェニル−4,4’−ジアミンが蒸着さ
れ、厚さ60nmの薄層が形成されている。その上に
は、有機発光層4として、本例ではアルミニウムトリス
オキシンが蒸着され、60nmの厚さになるように薄層
が形成されている。
【0036】さらにその上に陰極5として、本例ではM
gAg合金が共蒸着により200nmの厚さになるよう
に薄層に形成されている。これにより、陽極2と陰極5
との間に所定の電圧を印加することで有機発光層4を発
光させることができる。このように形成されている基板
1上の陽極2、有機物質層10及び陰極5のうち、陰極
5及び有機物質層10が保護部材20で覆われて外気
(通常は大気)中の水分、酸素等から遮断、保護されて
いる。
【0037】保護部材20は陰極5上に設けられたガラ
スからなる保護基板7と、封止用樹脂6からなる樹脂部
分6’とを含んでいる。樹脂部分6’は保護基板7の外
周部に形成されており、保護基板7と陽極2との隙間を
封止している。封止用樹脂6として、本例では、粘度1
00poise以上500poise以下の適正な粘度
のアクリル系樹脂を主成分とした紫外線硬化型樹脂(セ
キスイファインケミカル社製)又はシリコン系コーティ
ング樹脂(信越化学工業株式会社製)を採用した。
【0038】また、封止用樹脂6の塗布、硬化は、
2 、Ar等の不活性ガス雰囲気中で行われることがよ
り好ましく、本例では、N2 ガス雰囲気中で行った。図
1に示す有機エレクトロルミネセンス素子100による
と、陰極5上に設けられた保護基板7と陽極2との隙間
を適正な粘度の封止用樹脂6から形成された樹脂部分
6’が封止するので、素子作製時(保護部材作製時)の
素子本体の特性の劣化を抑制できるとともに、陰極5及
び有機物質層10を外気から遮断、保護することがで
き、有機エレクトロルミネセンス素子100の寿命を向
上させることができる。
【0039】次に、本発明に係る有機電界発光素子の他
の例について図2を参照しながら説明する。図2に示す
有機電界発光素子(有機エレクトロルミネセンス素子)
200は図1に示す有機電界発光素子(有機エレクトロ
ルミネセンス素子)100において、保護部材20に代
えて保護部材30を設けたものである。他の点は図1の
素子と同様であり、同じ構成、作用を有する箇所には同
じ参照符号を付してある。ここで用いる封止用樹脂6
は、図1の素子に使用するものと同様のものである。以
下に図2に示す有機エレクトロルミネセンス素子200
について、図1の素子と異なる点を中心に説明する。
【0040】有機エレクトロルミネセンス素子200で
は、基板1上に形成されている陽極2、有機物質層10
及び陰極5のうち、陰極5及び有機物質層10が保護部
材30で覆われて外気から遮断、保護されている。保護
部材30は鋼板などの金属からなるハット形状の封止容
器8と、封止用樹脂6からなる樹脂部分6”とを含んで
いる。樹脂部分6”は封止容器8の外周部に形成されて
いる。そして封止用樹脂6から形成された樹脂部分6”
により封止容器8と陽極2との隙間が封止されている。
【0041】図2に示す有機エレクトロルミネセンス素
子200によると、ハット形状の封止容器8と陽極2と
の隙間を適正な粘度の封止用樹脂6から形成された樹脂
部分6”が封止するので、図1に示す有機エレクトロル
ミネセンス素子100と同様の効果を奏することができ
る。次に、本発明に係る有機電界発光素子のさらに他の
例について図3を参照しながら説明する。
【0042】図3に示す有機電界発光素子(有機エレク
トロルミネセンス素子)300は図1に示す有機電界発
光素子100において、保護部材20に代えて保護部材
40を設けたものである。他の点は図1の素子と同様で
あり、同じ構成、作用を有する箇所には同じ参照符号を
付してある。ここで用いる封止用樹脂6も、図1の素子
に使用するものと同様のものである。
【0043】有機エレクトロルミネセンス素子300で
は、基板1上に形成されている陽極2、有機物質層10
及び陰極5のうち、陰極5及び有機物質層10が保護部
材40で覆われて外気から遮断、保護されている。保護
部材40はその全体が封止用樹脂6から形成されてい
る。図3に示す有機エレクトロルミネセンス素子300
によると、保護部材40の全体が封止用樹脂6から形成
されているので、陰極5及び有機物質層10を外気から
遮断、保護することができる。
【0044】図3に示す有機エレクトロルミネセンス素
子300では、封止用樹脂6として、前記のとおりの適
正な粘度の樹脂を使用するので、素子作製時(保護部材
作製時)における封止用樹脂の塗布、硬化時において、
素子本体の特性の劣化を抑制できる。次に本発明の有機
電界発光素子について性能評価実験を行ったので、比較
実験とともに以下に説明する。
【0045】評価実験及び比較実験は図1に示すタイプ
の有機エレクトロルミネセンス素子100を用いて行っ
た。実験では、素子100をいずれも次のように作製し
た。すなわち、2mm幅にパターニングしたインジウム
スズ酸化物薄層(陽極2)と、2mm幅で共蒸着したM
gAg合金(陰極5)との間に、有機正孔注入輸送層3
及び有機発光層4を挟み、2mm平方(2mm□)の有
機発光層4を形成し、保護基板7と陽極2との隙間を封
止用樹脂6で封止し、且つ、該封止は粘度を種々変化さ
せた封止用樹脂を用いて行った。
【0046】そしてこのように作製した2mm□の素子
に対して5mA/cm2 の電流密度となる定電流によ
り、100時間連続通電を行った。このときの面発光状
態の変化を観察し、初期輝度と連続発光後の輝度の変化
率を測定した。なお、封止用樹脂6には、前記のとおり
アクリル系樹脂を主成分とした紫外線硬化型樹脂(セキ
スイファインケミカル社製)又はシリコン系コーティン
グ樹脂(信越化学工業(株)製)の2種類の樹脂を使用
した。
【0047】実験結果をまとめて表1に示す。
【0048】
【表1】
【0049】評価実験例1〜3では初期輝度に対する連
続発光後の輝度の割合は78%〜93%で、輝度の低下
は少なかった。また、面発光状態についてはダーク・ス
ポットの発生はなかった。これに対し、比較実験例1〜
4では初期輝度に対する連続発光後の輝度の割合は42
%〜59%で、輝度の低下が大きかった。また、面発光
状態は比較実験例1〜3では通電初期よりダーク・スポ
ットが発生し、比較実験例4では通電開始後短時間でダ
ーク・スポットが発生した。
【0050】このように粘度100poise以上50
0poise以下の封止用樹脂を用いた有機エレクトロ
ルミネセンス素子では、素子作製時の素子本体の特性の
劣化を抑制できるとともに、陰極5及び有機物質層10
を外気から遮断、保護できることがわかった。
【0051】
【発明の効果】本発明によると、陽極と陰極との間に少
なくとも有機発光層又は有機発光層を含む複数の層が形
成され、該両電極のうちいずれか一方の電極が基板上に
形成された有機電界発光素子本体を含む有機電界発光素
子の製造方法であって、素子特性の劣化を招くことなく
外気(大気中の水分、酸素等)との接触により劣化し易
い部分を外気から遮断、保護できる状態として、素子の
発光寿命を向上させることができる有機電界発光素子の
製造方法を提供することができる。
【0052】また本発明によると、陽極と陰極との間に
少なくとも有機発光層又は有機発光層を含む複数の層が
形成され、該両電極のうちいずれか一方の電極が基板上
に形成された有機電界発光素子本体を含む有機電界発光
素子であって、素子特性の劣化を招くことなく外気(大
気中の水分、酸素等)との接触により劣化し易い部分が
外気から遮断、保護され、発光寿命が向上した有機電界
発光素子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る有機電界発光素子の1例の概略構
成を示す断面図である。
【図2】本発明に係る有機電界発光素子の他の例の概略
構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係る有機電界発光素子のさらに他の例
の概略構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 陽極 3 正孔注入輸送層 4 有機発光層 5 陰極 6 封止用樹脂 6’、6” 封止用樹脂6から形成された樹脂部分 7 保護基板 8 封止容器 10 有機物質層 20、30、40 保護部材 100、200、300 有機電界発光素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 33/14 H05B 33/14 A (72)発明者 古川 慶一 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 3K007 AB06 AB11 AB18 BB01 BB02 CA01 CB01 DA01 DB03 EB00 FA02 4H001 DA07 DA09

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陽極と陰極との間に有機発光層又は有機発
    光層を含む複数の層が形成され、該両電極のうちいずれ
    か一方の電極が基板上に形成されている有機電界発光素
    子本体の少なくとも一部を保護部材で覆って外気から遮
    断、保護し、前記保護部材のうち少なくとも一部は粘度
    100poise以上の封止用樹脂から形成することを
    特徴とする有機電界発光素子の製造方法。
  2. 【請求項2】前記保護部材のうち前記封止用樹脂から形
    成する樹脂部分は、粘度100poise以上500p
    oise以下の封止用樹脂から形成する請求項1記載の
    有機電界発光素子の製造方法。
  3. 【請求項3】前記保護部材は前記基板側の電極とは反対
    側の電極上に設ける保護基板と、前記封止用樹脂から形
    成される樹脂部分とを含む構成とし、該樹脂部分で該保
    護基板と前記基板又は前記基板側の電極との隙間を封止
    する請求項1又は2記載の有機電界発光素子の製造方
    法。
  4. 【請求項4】前記保護部材は、少なくとも前記基板側の
    電極とは反対側の電極及び前記有機発光層又は有機発光
    層を含む複数の層を覆うハット形状の封止容器と、前記
    封止用樹脂から形成される樹脂部分とを含む構成とし、
    該樹脂部分で、該封止容器と前記基板又は前記基板側の
    電極との隙間を封止する請求項1又は2記載の有機電界
    発光素子の製造方法。
  5. 【請求項5】前記保護部材はその全体を前記封止用樹脂
    から形成する請求項1又は2記載の有機電界発光素子の
    製造方法。
  6. 【請求項6】前記有機電界発光素子本体として前記基板
    上に前記陽極と、前記有機発光層又は有機発光層を含む
    複数の層と、前記陰極とが順次形成された素子本体を採
    用し、少なくとも前記陰極及び前記有機発光層又は有機
    発光層を含む複数の層を前記保護部材で覆う請求項1か
    ら5のいずれかに記載の有機電界発光素子の製造方法。
  7. 【請求項7】陽極と陰極との間に有機発光層又は有機発
    光層を含む複数の層が形成され、該両電極のうちいずれ
    か一方の電極が基板上に形成されている有機電界発光素
    子本体と、該素子本体の少なくとも一部を覆って外気か
    ら遮断、保護する保護部材とを含んでおり、前記保護部
    材のうち少なくとも一部は粘度100poise以上の
    封止用樹脂から形成されていることを特徴とする有機電
    界発光素子。
  8. 【請求項8】前記保護部材のうち前記封止用樹脂から形
    成された樹脂部分は、粘度100poise以上500
    poise以下の封止用樹脂から形成されている請求項
    7記載の有機電界発光素子。
  9. 【請求項9】前記保護部材は前記基板側の電極とは反対
    側の電極上に設けられた保護基板と、前記封止用樹脂か
    ら形成された樹脂部分とを含んでおり、該樹脂部分は該
    保護基板と前記基板又は前記基板側の電極との隙間を封
    止している請求項7又は8記載の有機電界発光素子。
  10. 【請求項10】前記保護部材は、少なくとも前記基板側
    の電極とは反対側の電極及び前記有機発光層又は有機発
    光層を含む複数の層を覆うハット形状の封止容器と、前
    記封止用樹脂から形成された樹脂部分とを含んでおり、
    該樹脂部分は、該封止容器と前記基板又は前記基板側の
    電極との隙間を封止している請求項7又は8記載の有機
    電界発光素子。
  11. 【請求項11】前記保護部材はその全体が前記封止用樹
    脂から形成されている請求項7又は8記載の有機電界発
    光素子。
  12. 【請求項12】前記有機電界発光素子本体は前記基板上
    に前記陽極と、前記有機発光層又は有機発光層を含む複
    数の層と、前記陰極とが順次形成された構成の素子本体
    であり、少なくとも前記陰極及び前記有機発光層又は有
    機発光層を含む複数の層が前記保護部材で覆われている
    請求項7から11のいずれかに記載の有機電界発光素
    子。
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