JP2000132748A - 商品販売継続・中止判定方法およびその装置並びにこの装置を備えた商品販売データ処理システム - Google Patents

商品販売継続・中止判定方法およびその装置並びにこの装置を備えた商品販売データ処理システム

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JP2000132748A
JP2000132748A JP30386898A JP30386898A JP2000132748A JP 2000132748 A JP2000132748 A JP 2000132748A JP 30386898 A JP30386898 A JP 30386898A JP 30386898 A JP30386898 A JP 30386898A JP 2000132748 A JP2000132748 A JP 2000132748A
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JP
Japan
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sales
continuation
period
continuation determination
fixed
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JP30386898A
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English (en)
Inventor
Yasuyuki Suzuki
康之 鈴木
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 商品の販売継続および販売中止を客観的で迅
速かつ正確に判定することのできる商品販売継続・中止
判定方法とその装置を提供する。 【解決手段】 販売データ入力手段と重み係数入力手段
と一定期間販売継続判定対象値算出手段と商品販売継続
・中止判定手段とを具備し、入力された各一定期間内の
各販売データと各重み係数とを用いて一定期間販売継続
判定対象値St1rを算出し、間販売継続判定基準値を
St1sとした場合に、St1r≧St1sで販売継続
と判定し、St1r<St1sで販売中止と判定可能に
形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、選択された一定期
間内における商品の販売データを利用して当該商品の販
売継続および販売中止を判定する商品販売継続・中止判
定方法および装置並びにこの商品販売継続・中止判定装
置を具備する商品販売データ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】1または2以上の電子キャッシュレジス
タから成るあるいは複数の端末(例えば、電子キャッシ
ュレジスタ)とデータ通信可能に接続されかつ各端末を
一括管理する上位機とから成り、さらに各店舗の上位機
を本部機にデータ通信可能に接続して成る商品販売デー
タシステム(POSシステム)では、いずれの場合で
も、端末(電子キャッシュレジスタ)で客購入商品につ
いての商品登録を行ないかつ会計処理している。
【0003】登録商品の販売(売上)データは、必要に
よって例えば時間帯別,部門別等に分類されて販売(売
上)ファイルに記憶される。上位機を有する商品販売デ
ータ処理システム(POSシステム)では、上位機が各
端末から当該各販売データを回収してマスターファイル
に記憶する。必要によって、レジ(電子キャシュレジス
タ)別,時間帯別,部門別等に区画して格納される。本
部機の場合も同様である。
【0004】かくして、端末で販売データを分析すれば
当該端末(売り場)での販売実績や販売傾向等を知るこ
とができる。また、上位機で分析すれば、当該店舗全体
についての販売実績や販売傾向等を知ることができる。
さらに、本部機で分析すれば、当該チェーン店全体につ
いての販売実績や販売傾向等を知ることができる。
【0005】そして、かかる分析結果を元に各商品の今
後の発注数,各売り場での陳列数等が決められる。例え
ば、いわゆる売れ筋商品については発注量を多く,死に
筋商品については少なくする。また、各商品の販売継続
および販売中止が検討される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、販売実績か
ら売れ筋商品や死に筋商品についての分析・判断をする
ことは、比較的に簡単である。例えば、1ヶ月の販売デ
ータを参照して売上点数や売上額の非常に多い(少な
い)ものを探せばよいからである。しかし、競業激化の
今日では、商品によっては、1ヶ月というような悠長な
時間は認められなくなってきている。
【0007】つまり、各商品ごとに各最短的期間内にそ
れらを見極めねばならない。何故ならば、その分析・判
断を踏まえた上で、それ以降の発注量の増減や、販売継
続とするか販売中止とするかについて、迅速かつ正確に
決定しなければならないからである。
【0008】特に、販売継続・中止の判定は、非常に難
しい。例えば、単に販売数が多いというだけでは、正確
といえない。その大多数が割引販売当日のもので、それ
以外の日の販売数が他に比較して非常に少ないという事
態もあるからである。
【0009】しかも、売り場での決定は売り場責任者
が、店舗全体の場合は店長が、チェーン店としては総括
責任者が、膨大な販売データの中からその売上額を参照
しつつ対象商品を探し出しかつ各決定候補商品について
当該販売データを抽出し、さらに時には手書きやキー入
力により専用的用紙に当該各販売データ一覧を作成して
から、当該決定者の経験と勘によって検討・決定してい
るので、時間と労力の消耗が大きいばかりか、判定結果
が客観性に欠けるという問題がある。
【0010】実に、この客観性の欠如が、顧客吸引力お
よび営業成績の大幅な低下を招来すると指摘されてい
る。また、個人的な経験と勘によるので代替者が育ち難
く、かつ何時まで経っても労働集約的事務から開放され
ないとともに、慎重を期するほどに決定・判定の遅速化
が激しく、また決定・判定ミスが入る隙が多い。
【0011】つまり、各現場において、各複数人の誰も
が一定範囲内での客観性ある商品販売継続・中止に関す
る決定・判定を迅速かつ正確にできるようになれば、業
務効率と営業成績を大幅に向上できる筈である。
【0012】本発明の目的は、商品の販売継続および販
売中止を客観的で迅速かつ正確に判定することのできる
商品販売継続・中止判定方法とその装置を提供すること
にある。他の目的は、販売実績のある商品についてのそ
の後の販売継続および販売中止を客観的で迅速かつ正確
に判定することのできる商品販売データ処理システムを
提供することある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、各一
定期間t1内の各販売データをSt11,St12,
…,St1i,…,St1nとし、各一定期間t1に対
応して定義した各重み係数をWt11,Wt12,…,
Wt1i,…,Wt1nとし、さらに一定期間販売継続
判定対象値をSt1rとしかつ一定期間販売継続判定基
準値をSt1sとした場合に、St1r=Wt11×S
t11+Wt12×St12+…+Wt1i×St1i
+…+Wt1n×St1nを算出し、St1r≧St1
sの場合に販売継続と判定し、St1r<St1sの場
合に販売中止と判定する商品販売継続・中止判定方法で
ある。
【0014】かかる発明では、ある商品Aについて、例
えば時間帯(15:00〜18:59や10:00〜2
0:00)が同一の各一定期間(ある月の1日,2日,
3日,4日)t1内の各販売データ(例えば、販売額)
St11,St12,St13,St14と、当該各一
定期間t1に定義した各重み係数Wt11,Wt12,
Wt13,Wt14とを手動選択しあるいは自動的に入
力する。重み係数は、例えば通常日(1日)を0.4と
したときに割引販売日(4日)については0.1とす
る。なお、いずれにしても総計が1:00(=Wt11
+Wt12+Wt13+Wt14)と成るように決める
と、取扱が容易でかつ他の比較に便利である。
【0015】そして、一定期間販売継続判定対象値St
1rを手動あるいは自動的に算出(St1r=Wt11
×St11+Wt12×St12+Wt13×St13
+Wt14×St14)する。この算出された一定期間
販売継続判定対象値St1rと,予め統一的に決めた一
定期間販売継続判定基準値をSt1sとを比較し、St
1r≧St1sの場合に販売継続と判定する。これとは
逆に、St1r<St1sの場合は販売中止と判定す
る。
【0016】ここに、各一定期間とは、例えば同一月
(12月)内の各週(第1週間〜第4週間や月曜日〜木
曜日)、例えば曜日(土曜日)を同一とした各週や各月
等々である。例えば、総菜,雑貨等の商品の特性等を十
二分に考察して決める。
【0017】したがって、判定しようとする商品につい
て選択した各一定期間ごとの重み係数を吟味決定してお
けば、誰が何時かつ何処で商品および各一定期間を選択
しても、当該商品についての販売継続・中止を迅速かつ
正確に客観的に判定することができる。しかも、重み係
数の妥当性ある検討を例えば月毎に繰り返して行なうだ
けで、判定結果の信憑性・信頼性をより向上させること
ができる。
【0018】また、請求項2の発明は、各一定期間t1
内の各販売データSt11,St12,…,St1i,
…,St1nを入力する販売データ入力手段と、各一定
期間t1に対応させて定義した各重み係数Wt11,W
t12,…,Wt1i,…,Wt1nを入力する重み係
数入力手段と、一定期間販売継続判定対象値St1r
を、式(St1r=Wt11×St11+Wt12×S
t12+…+Wt1i×St1i+…+Wt1n×St
1n)に基づき算出する一定期間販売継続判定対象値算
出手段と、この一定期間販売継続判定対象値算出手段に
よって算出された一定期間販売継続判定対象値St1r
と予めセットされた一定期間販売継続判定基準値St1
sとを比較してSt1r≧St1sの場合に販売継続と
判定し、St1r<St1sの場合に販売中止と判定す
る商品販売継続・中止判定手段と、を具備してなる商品
販売継続・中止判定装置である。
【0019】かかる発明では、ある商品を選択し、販売
データ入力手段を用いて、手動であるいは起動して自動
的に、各一定期間t1(t11,t12,t13,t1
4)内の各販売データSt11,St12,St13,
St14を入力するとともに、重み係数入力手段を用い
て、手動であるいは起動して自動的に、各重み係数Wt
11,Wt12,Wt13,Wt14を入力する。な
お、Wt11+Wt12+…+Wt1i+…+Wt1n
=1とするのが好ましい。
【0020】すると、一定期間販売継続判定対象値算出
手段が、入力された各販売データSt11,St12,
St13,St14と当該各重み係数Wt11,Wt1
2,Wt13,Wt14とを利用して、一定期間販売継
続判定対象値St1rを算出する。
【0021】引き続き、商品販売継続・中止判定手段
が、算出された一定期間販売継続判定対象値St1rと
予めセットされた一定期間販売継続判定基準値St1s
とを比較して、St1r≧St1sの場合に販売継続と
判定し、St1r<St1sの場合に販売中止と判定す
る。
【0022】したがって、請求項1の発明の場合と同様
な作用効果を奏し得ることはもとより、さらに取扱いが
容易でかつ自動化が簡単であるとともに、専用機としあ
るいは商品販売データ処理システムの構成要素を利用し
て簡単かつ低コストで具現化できる。
【0023】また、請求項3の発明は、各一定期間t1
内の各販売データをSt11,St12,…,St1
i,…,St1nとし、各一定期間t1に対応して定義
した各重み係数をWt11,Wt12,…,Wt1i,
…,Wt1nとし、一定期間販売継続判定対象値をSt
1rとしかつ一定期間販売継続判定基準値をSt1sと
した場合に、St1r=Wt11×St11+Wt12
×St12+…+Wt1i×St1i+…+Wt1n×
St1nを算出し、St1r≧St1sの場合に一定期
間販売継続判定値Jt1を1と決定し、St1r<St
1sの場合に一定期間販売継続判定値Jt1を0と決定
し、また、該一定期間と期間がそれぞれに異なる各一定
期間t2,t3,…,tmについて該一定期間t1につ
いての一定期間販売継続判定値Jt1の場合と同様にし
て各一定期間販売継続判定値Jt2,Jt3,…,Jt
mを算出し、さらに、各一定期間t1,t2,t3,
…,tmに対応させて定義した相対重み係数をWt1,
Wt2,Wt3,…,Wtmとし、相対一定期間販売継
続判定対象値をJtrとしかつ相対一定期間販売継続判
定基準値をJtsとした場合に、Jtr=Wt1×Jt
1+Wt2×Jt2+Wt3×Jt3+…+Wtm×J
tmを算出し、Jtr≧Jtsの場合に販売継続と判定
し、Jtr<Jtsの場合に販売中止と判定する商品販
売継続・中止判定方法である。
【0024】かかる発明では、ある商品Aについて、例
えば時間帯(15:00〜18:59)が同一の各一定
期間(例えば、ある月の1日,2日,3日,4日)t1
内の各販売データ(例えば、販売額)St11,St1
2,St13,St14(Sd1,Sd2,Sd3,S
d4)と、当該各一定期間t1(d1,d2,d3,d
4)に定義した各重み係数Wt11,Wt12,Wt1
3,Wt14(Wd1,Wd2,Wd3,Wd4)とを
手動選択入力しあるいは自動入力する。
【0025】重み係数は、例えば通常日(d1)を0.
4としたときに割引販売日(d4)については0.1と
する。いずれにしても総計が1:00(=Wd1+Wd
2+Wd3+Wd4)と成るように決めるのが好まし
い。
【0026】そして、一定期間販売継続判定対象値St
1r(Sdr)を手動あるいは自動的に算出(Sdr=
Wd1×Sd1+Wd2×Sd2+Wd3×Sd3+W
d4×Sd4)する。この算出された一定期間販売継続
判定対象値Sdrと予め統一的に決めた一定期間販売継
続判定基準値をSdsとを比較し、Sdr≧Sdsの場
合に一定期間販売継続判定値Jd(Jt1)を1と決定
し、Sdr<Sdsの場合には一定期間販売継続判定値
Jdを0と決定する。
【0027】また、同様にして、上記一定時間t1
(d)と期間が異なる各一定期間t2(第1週w1,第
2週w2,第3週w3,第4週w4)について、該一定
期間(d)についての一定期間販売継続判定値Jdの場
合(Sdr≧Sds,Sdr<Sds)と同様(Swr
≧Sws,Swr<Sws)にして、当該一定期間販売
継続判定値Jwを算出し、
【0028】さらに、当該一定期間t1(d),t2
(w)に対応させて相対的に定義した各相対重み係数を
Wd,Ww(Wd+Ww=1とするのが好ましい。)と
し、相対一定期間販売継続判定対象値をJrとしかつ相
対一定期間販売継続判定基準値をJsとした場合に、J
r=Wd×Jd+Ww×Jwを算出し、Jr≧Jsの場
合に販売継続と判定し、Jr<Jsの場合に販売中止と
判定する。
【0029】したがって、短期的な各日と中期的な各週
との双方に渡った判定ができるから、請求項1の発明の
場合に比較して一段と正確な判定を迅速に行なえる。適
応性も広い。
【0030】また、請求項4の発明は、それぞれに期間
が異なる各一定期間t1,t2,t3,…,tmに関し
かつ当該各一定期間t1,t2,t3,…,tm内の各
販売データStk1,Stk2,Stk3,…,Stk
n(但し、k=1,2,3,…,m)を入力する販売デ
ータ入力手段と、各一定期間t1,t2,t3,…,t
mに関しかつ当該各一定期間t1,t2,t3,…,t
mに対応させて定義した各重み係数Wtk1,Wtk
2,Wtk3,…,Wtknを入力する重み係数入力手
段と、各一定期間販売継続判定対象値Stkrを、式
(Stkr=Wtk1×Stk1+Wtk2×Stk2
+Wtk3×Stk3+…+Wtkn×Stkn)に基
づき算出する一定期間販売継続判定対象値算出手段と、
この一定期間販売継続判定対象値算出手段によって算出
された各一定期間販売継続判定対象値Stkr(St1
r,St2r,St3r,…,Stmr)と予めセット
された各一定期間販売継続判定基準値Stks(St1
s,St2s,St3s,…,Stms)とをそれぞれ
に比較して各Stkr≧対応各Stksの場合に各一定
期間販売継続判定値Jtk(Jt1,Jt2,Jt3,
…,Jtm)を1と決定し、各Stkr<対応各Stk
sの場合に各一定期間販売継続判定値Jtk(Jt1,
Jt2,Jt3,…,Jtm)を0と決定する一定期間
販売継続判定値決定手段と、各一定期間t1,t2,t
3,…,tmに対応させて定義した各相対重み係数Wt
1,Wt2,Wt3,…,Wtmを入力する相対重み係
数入力手段と、相対一定期間販売継続判定対象値Jtr
を、式(Jtr=Wt1×Jt1+Wt2×Jt2+W
t3×Jt3+…+Wtm×Jtm)に基づき算出する
相対一定期間販売継続判定対象値算出手段と、この相対
一定期間販売継続判定対象値算出手段によって算出され
た相対一定期間販売継続判定対象値Jtrと予めセット
された相対一定期間販売継続判定基準値Jtsとを比較
してJtr≧Jtsの場合に販売継続と判定し、Jtr
<Jtsの場合に販売中止と判定する相対商品販売継続
・中止判定手段と、を具備してなる商品販売継続・中止
判定装置である。
【0031】かかる発明では、ある商品Aについて、販
売データ入力手段を用いて例えば時間帯(例えば、1
5:00〜18:59)が同一の各一定期間(ある月の
1日,2日,3日,4日)t1(d)内の各販売データ
(販売額)St11,St12,St13,St14
(Sd1,Sd2,Sd3,Sd4)を、手動あるいは
自動で、入力する。また、重み係数入力手段を用いて、
当該各一定期間t1(d1,d2,d3,d4)に定義
した各重み係数Wt11,Wt12,Wt13,Wt1
4(Wd1,Wd2,Wd3,Wd4)を、手動あるい
は自動で、入力する。
【0032】重み係数は、例えば通常日(d1)を0.
4としたときに割引販売日(d4)については0.1と
する。いずれにしても総計が1:00(=Wd1+Wd
2+Wd3+Wd4)と成るように決めるが好ましい。
【0033】すると、一定期間販売継続判定対象値算出
手段が、一定期間販売継続判定対象値St1r(Sd
r)を自動的に算出(Sdr=Wd1×Sd1+Wd2
×Sd2+Wd3×Sd3+Wd4×Sd4)する。ま
た、一定期間販売継続判定値決定手段が、算出された一
定期間販売継続判定対象値Sdrと予め統一的に決めた
一定期間販売継続判定基準値をSdsとを比較し、Sd
r≧Sdsの場合に一定期間販売継続判定値Jd(Jt
1)を1と決定し、Sdr<Sdsの場合には一定期間
販売継続判定値Jdを0と決定する。
【0034】同様に、該一定時間t1(d1,d2,d
3,d4)と期間が異なる例えば各一定期間t2(第1
週w1,第2週w2,第3週w3,第4週w4)につい
て販売データ入力手段を用いて、手動または自動で、各
販売データ(販売額)Sw1,Sw2,Sw3,Sw4
を入力する。また、重み係数入力手段を用いて、手動あ
るいは自動で、当該各一定期間t2(w1,w2,w
3,w4)に定義した各重み係数Ww1,Ww2,Ww
3,Ww4を入力する。この場合も、Ww1+Ww2+
Ww3+Ww4=1とするのが好ましい。
【0035】すると、一定期間販売継続判定対象値算出
手段が、一定期間販売継続判定対象値St2r(Sw
r)を自動的に算出(Swr=Ww1×Sw1+Ww2
×Sw2+Ww3×Sw3+Ww4×Sw4)する。ま
た、一定期間販売継続判定値決定手段が、算出された一
定期間販売継続判定対象値Swrと予め統一的に決めた
一定期間販売継続判定基準値Swsとを比較し、Swr
≧Swsの場合に一定期間販売継続判定値Jw(Jt
2)を1と決定し、Swr<Swsの場合には一定期間
販売継続判定値Jwを0と決定する。
【0036】ここにおいて、相対一定期間販売継続判定
対象値算出手段は、相対重み係数入力手段を用いて、手
動あるいは自動で、入力された当該各一定期間t1
(d),t2(w)に対応させて相対的に定義した各相
対重み係数をWd,Ww(Wd+Ww=1とするのが好
ましい。)と決定された各決定値Jd,Jwとを用い
て、相対一定期間販売継続判定対象値Jrを算出(Jr
=Wd×Jd+Ww×Jw)する。
【0037】かくして、相対商品販売継続・中止判定手
段が、算出された相対一定期間販売継続判定対象値Jr
と相対一定期間販売継続判定基準値をJsとを比較し
て、Jr≧Jsの場合に販売継続と判定し、Jr<Js
の場合に販売中止と判定する。
【0038】したがって、請求項3の発明の場合と同様
な作用効果を奏し得ることはもとより、さらに取扱いが
簡単であるとともに、専用機としあるいは商品販売デー
タ処理システムの構成要素を利用して簡単かつ低コスト
で具現化できる。
【0039】さらに、請求項5の発明は、前記販売デー
タが販売額または販売数とされている商品販売継続・中
止判定方法である。
【0040】かかる発明では、販売データが簡明で掌握
し易い販売額または販売数に選択されているから、請求
項1および請求項3の発明の場合と同様な作用効果を奏
することができることに加え、さらに迅速性および正確
性を一段と向上できる。
【0041】さらに請求項6の発明は、前記販売データ
が販売額または販売数とされている商品販売継続・中止
判定装置である。
【0042】かかる発明では、販売データが簡明で掌握
し易い販売額または販売数に選択されているから、請求
項2および請求項4の発明の場合と同様な作用効果を奏
することができることに加え、さらに迅速性および正確
性を一段と向上できるとともに入力作業を含む取扱が一
層簡単である。
【0043】さらにまた、請求項7の発明は、商品登録
機能および会計処理機能を有しかつ会計処理対象である
登録商品についての販売データを時間帯別に記憶可能で
あるとともに、記憶された販売データを利用して商品販
売継続・中止判定可能に形成された請求項2,請求項4
および請求項6のいずれか1項に記載された商品販売継
続・中止判定装置を具備する商品販売データ処理システ
ムである。
【0044】かかる発明では、商品登録や会計処理の際
に販売データが自動的に記憶されるから、販売データを
選択するだけで当該販売データを自動的に入力すること
ができる。また、商品販売業務中にその後のための判定
を行なえる。
【0045】したがって、判定しようとする商品につい
て選択した各一定期間ごとの重み係数を吟味決定してお
けば、誰が何時かつ何処で商品および各一定期間を選択
しても、当該商品についての販売継続・中止を迅速かつ
正確に客観的に判定することができる。しかも、重み係
数の妥当性ある検討を例えば月毎に繰り返して行なうだ
けで、判定結果の信憑性・信頼性をより向上させること
ができる。さらに、取扱いが容易でかつ自動判定化が簡
単であるとともに、当該システムの構成要素を利用して
構築できるのでコスト増大軽微で具現化できる。
【0046】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0047】(第1の実施形態)本商品販売継続・中止
判定方法を実行するために好適な商品販売継続・中止判
定装置は、図1に示す商品販売データ処理システムに一
体的に組み込まれている。
【0048】図1において、商品販売データ処理システ
ム(10,20)は、商品登録機能および会計処理機能
を有しかつ会計処理対象である登録商品についての販売
データを時間帯別に記憶可能な複数の電子キャッシュレ
ジスタ(端末)10とデータ通信回線(LAN)を介し
て接続された各端末10に共通なストアコントローラ
(上位機)20とからなり、当該店舗内の商品販売デー
タを処理することができる。
【0049】図1において、端末たる電子キャッシュレ
ジスタ(TM)10は、CPU11,ROM12,RA
M13,時計回路(TOD)14,スキャナ(SCN)
15,キーボード(KB)16,表示器(IND)1
7,買上伝票やレシートの印刷用プリンタ(PRT)1
8,HDD19,インターフェイス(I/F)および自
動開放型のドロワ(DWR)7を含み、商品販売データ
処理機能(商品登録機能,会計処理機能等)を有する。
【0050】電子キャッシュレジスタ10の基本的な商
品登録機能(図2のST11)は、スキャナ15を用い
て商品コードを入力して、当該商品情報(商品名,単価
等)を得、これを販売データ(売上データ)として販売
(売上)ファイル19Fに商品登録(記憶)する。ま
た、ST10で取得した日時を参照して、時間帯別に記
憶することができる。
【0051】顧客買上商品の全てについて商品登録した
ら、1取引き終了宣言としての締め操作(ST13のY
ES)を行う。これにより会計処理に入る。現金会計処
理の場合は、ドロワ7を用いた金銭授受を含み、プリン
タ18で印刷されたレシートが発行される。しかる後
に、販売データは、トランザクションとしてストアコン
トローラ20に送信される(ST15)。
【0052】また、上位機たるストアコントローラ20
は、CPU21,ROM22,RAM23,キーボード
(KB)26,表示器(IND)27,HDD(ハード
ディスク装置)29,FDD(フロッピーディスク装
置)28および回線網1,4,6用のインターフェイス
(I/F)を含み、各電子キャッシュレジスタ10(1
0A〜10N)についての一括管理機能等を有する。
【0053】各電子キャッシュレジスタ10から受信
(図3のST20)した販売データは、マスター販売フ
ァイル29Fにレジ(10)別,時間帯別等に区分して
記憶される(ST21)。
【0054】なお、FDD28およびフロッピーディス
ク(FD)は、詳細後記のプログラム(図2〜図6等)
をインストールするために用いられる。また、30は本
部内のホストコンピュータで、50は発注先内コンピュ
ータで回線網5を介してホストコンピュータ30にデー
タ通信可能に接続され、回線網6を介して各店舗内の各
ストアコントローラ20にデータ通信可能に接続されて
いる。
【0055】ここにおいて、商品販売継続・中止判定装
置(20)は、販売データ入力手段(CPU21,RO
M22)と,重み係数入力手段(26)と,一定期間販
売継続判定対象値算出手段(CPU21,ROM22)
と,商品販売継続・中止判定手段(CPU21,ROM
22)とを含み、選択された商品について当該商品の販
売を継続すべきか中止すべきかを客観的に判定可能に形
成されている。
【0056】すなわち、販売データ入力手段は、時間帯
が同一の各一定期間t1(例えば、12:00〜15:
00)内の各販売データSt11,St12,…,St
1i,…,St1nを入力することができる。
【0057】販売データ入力手段としては、例えば図1
に示すキーボード26から形成してもよいが、この実施
形態では、各電子キャッシュレジスタ10から受信(図
3のST20)した販売データがマスター販売ファイル
29Fにレジ(10)別,時間帯別等に区分して記憶さ
れるので、キーボード26を用いてかつ表示器27を参
照して商品を選択(図4のST30でYES)しかつ各
一定期間t1を選択(ST31のYES)すれば、当該
販売データを自動的に取得(ST32)つまり入力でき
るように形成してある。
【0058】販売データは、簡明で掌握し易い販売数,
販売額等であり、この実施形態では、販売数として説明
する。迅速性および正確性を一段と向上できる。
【0059】重み係数入力手段(26)は、各一定期間
t1に対応させて定義した各重み係数Wt11,Wt1
2,…,Wt1i,…,Wt1nを入力することができ
る。この重み係数は、Wt11+Wt12+…+Wt1
i+…+Wt1n=1を成立するように決定しておくの
が好ましい。結果の判断容易化および他の結果との比較
便宜のために好都合である。例えばキー入力された重み
係数は、HDD29に格納しておき、変更ない限り、自
動取得(ST33)可能とするのが好ましい。
【0060】また、一定期間販売継続判定対象値算出手
段は、一定期間販売継続判定対象値St1rを、HDD
29に格納されかつ必要時にRAM23に展開される式
(St1r=Wt11×St11+Wt12×St12
+…+Wt1i×St1i+…+Wt1n×St1n)
に基づき算出(ST34)する手段で、一定期間販売継
続判定対象値算出制御プログラムを格納させたROM2
2(HDD29でもよい)とこれを実行するCPU21
とから形成されている。なお、このように形成した場合
を一定期間販売継続判定対象値算出手段(CPU21,
ROM22)と表現する。以下の各手段についても同様
とする。
【0061】商品販売継続・中止判定手段(CPU2
1,ROM22)は、一定期間販売継続判定対象値算出
手段(21,22)によって算出された一定期間販売継
続判定対象値St1rと予めセットされた一定期間販売
継続判定基準値St1sとを比較して、St1r≧St
1sの場合(ST36のYES)に販売継続と判定(S
T37)し、St1r<St1sの場合(ST36のN
O)に販売中止と判定する(ST38)。
【0062】なお、一定期間販売継続判定基準値St1
sは、重み係数の場合と同様にHDD29に格納してお
き、変更ない限り、自動取得(ST35)可能とするの
が好ましい。
【0063】かかる第1の実施形態によれば、例えば、
ある商品Aの過去4日間の新しいものから古い順の各1
日(d1,d2,d3,d4)ごとの各販売数Sd1,
Sd2,Sd3,Sd4が例えば10個,10個,1
個,2個で、かつ当該各重み係数Wd1,Wd2,Wd
3,Wd4が例えば0.4,0.3,0.2,0.1で
あった場合におけるSdrは、7.4である。
【0064】すなわち、Sdr=Wd1×Sd1+Wd
2×Sd2+Wd3×Sd3+Wd4×Sd4=0.4
×10+0.3×10+0.2×1+0.1×4=7.
4として算出される。
【0065】そして、Sds=10であるとすれば、S
dr(=7.4)<Sds(=10)であるから、販売
中止と判定(図4のST38)される。第2の実施形態
の説明便宜等のために、この場合の1日販売継続判定値
Jdを“0”と定義する。
【0066】また、例えば、ある商品Aの新しいものか
ら古い順の過去4週間の各1週間(w1,w2,w3,
w4)ごとの各販売数Sw1,Sw2,Sw3,Sw4
が例えば24個,786個,83個,248個で、かつ
当該各重み係数Ww1,Ww2,Ww3,Ww4が例え
ば0.4,0.3,0.2,0.1であった場合におけ
るSwrは、286.8である。
【0067】すなわち、Swr=Ww1×Sw1+Ww
2×Sw2+Ww3×Sw3+Ww4×Sw4=0.4
×24+0.3×786+0.2×83+0.1×24
8=286.8として算出される。
【0068】そして、Sws=50であるとすれば、S
wr(=286.8)≧Sws(=50)であるから、
販売継続と判定(図4のST37)される。第2実施形
態の説明便宜等のために、この場合の1週間販売継続判
定値Jwを“1”と定義する。
【0069】なお、上記例の場合のように、過去4日間
を選択した場合と,過去4週間を選択した場合とでは、
判定結果が微妙に異なることも生じる。いずれにして
も、判定結果は、表示器27に表示出力(ST39)さ
れかつプリンタ(図示省略)で印刷出力(ST39)さ
せることもできる。途中経過をも出力可能に選択するこ
とができる。
【0070】(第2の実施形態)この第2の実施形態の
商品販売継続・中止判定装置は、基本的構成・機能が第
1の実施形態の場合(図1〜図3)と同様とされている
が、第1の実施形態の場合に比較して同様な販売データ
入力手段(21,22),重み係数入力手段(26)お
よび一定期間販売継続判定対象値算出手段(21,2
2)を設け、かつ商品販売継続・中止判定手段(21,
22)に代えた一定期間販売継続判定値決定手段(2
1,22)を設けるとともに、さらに相対重み係数入力
手段(26),相対一定期間販売継続判定対象値算出手
段(21,22)および相対商品販売継続・中止判定手
段(21,22)を設け、互いに期間の異なる複数期間
を対象に相対的な商品販売継続・中止判定をできるよう
に形成されている。
【0071】すなわち、販売データ入力手段(21,2
2),重み係数入力手段(26),一定期間販売継続判
定対象値算出手段(CPU21,ROM22)および一
定期間販売継続判定値決定手段(CPU21,ROM2
2)は、第1の実施形態の場合(図4のST30〜ST
38)と同様に機能する(図5のST40〜ST4
8)。
【0072】つまり、例えば、第1の実施形態で説明し
たある商品Aの過去4日間(d1,d2,d3,d4)
の各販売数Sd1,Sd2,Sd3,Sd4についての
1日販売継続判定値Jdを“0”を求める。続いて(S
T49のNO)、同一商品Aに関する過去4週間(w
1,w2,w3,w4)の各販売数Sw1,Sw2,S
w3,Sw4についての1週間販売継続判定値Jwを
“1”を求める。この場合は、図5のkは“2”で、n
は“4”である。
【0073】ここに、相対一定期間販売継続判定対象値
算出手段(CPU21,ROM22)は、当該各一定期
間t1(d…d1,d2,d3,d4),t2(w…w
1,w2,w3,w4)に対応させて相対的に定義した
各相対重み係数をWd,Ww(Wd+Ww=1とするの
が好ましい。)と,決定(図5のST47,ST48)
された各決定値Jd,Jwとを用いて、相対一定期間販
売継続判定対象値Jtr(Jr)を算出(Jr=Wd×
Jd+Ww×Jw)する(図6のST51)。
【0074】なお、各相対重み係数をWd,Ww(Wt
1,Wt2)は、予め相対重み係数入力手段(26)を
用いて入力されかつ記憶されていた値を自動取得(ST
50)される。
【0075】かくして、相対商品販売継続・中止判定手
段(CPU21,ROM22)が、算出された相対一定
期間販売継続判定対象値Jrと,ST51で自動取得さ
れた相対一定期間販売継続判定基準値をJts(Js)
とを比較(ST53)して、Jr≧Jsの場合(ST5
3のYES)に販売継続と判定(ST54)し、Jr<
Jsの場合(ST53のNO)に販売中止と判定(ST
55)する。
【0076】したがって、この第2の実施形態では、第
1の実施形態の場合におけるSdr(=7.4)<Sd
s(=10)である1日販売継続判定値Jd(“0”)
と,Swr(=286.8)≧Sws(=50)である
1週間販売継続判定値Jw(“1”)とであったとし、
かつ 期間が“日”である相対時間帯別重み係数Wdが
0.5でかつ“週”である相対時間帯別重み係数Wwが
0.5であるとすると、最終一定期間商品販売継続判定
対象値Jdwrは、0.5になる。Jdwr=Wd×J
d+Ww×Jw=0.5×0+0.5×1=0.5とし
て算出される。
【0077】ここで、Sdws=0.4であると、Jd
wr(=0.5)≧Jdws(=0.4)である(図6
のST53でYES)から、販売継続と判定(ST5
4)される。つまり、第1の実施形態では短期(日)と
中期(週)とで微妙に異なる結果が出たが、この第2の
実施形態では中短期的に1つの結果を得ることができ
る。
【0078】判定結果は、表示器27に表示出力(ST
56)されかつプリンタ(図示省略)で印刷出力(ST
39)させることもできる。途中経過をも出力可能に選
択することができる。また、判定結果等を各コンピュー
タ30,50に送信することができる。
【0079】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、各一定期間内
の各販売データと各重み係数とを用いて算出された一定
期間販売継続判定対象値St1rと一定期間販売継続判
定基準値St1sとを比較して、St1r≧St1sで
ある場合に販売継続と判定し、St1r<St1sであ
る場合に販売中止と判定する商品販売継続・中止判定方
法であるから、判定しようとする商品について選択した
各一定期間ごとの重み係数を吟味決定しておけば、誰が
何時かつ何処で商品および各一定期間を選択しても、当
該商品についての販売継続・中止を迅速かつ正確に客観
的に判定することができる。しかも、重み係数の妥当性
ある検討を例えば月毎に繰り返して行なうだけで、判定
結果の信憑性・信頼性をより向上させることができる。
【0080】また、請求項2の発明によれば、販売デー
タ入力手段と重み係数入力手段と一定期間販売継続判定
対象値算出手段と商品販売継続・中止判定手段とを具備
し、入力された各一定期間内の各販売データと各重み係
数とを用いて算出された一定期間販売継続判定対象値S
t1rと一定期間販売継続判定基準値をSt1sとを利
用して、St1r≧St1sである場合に販売継続と判
定し、St1r<St1sである場合に販売中止と判定
する商品販売継続・中止判定装置であるから、請求項1
の発明の場合と同様な作用効果を奏し得ることはもとよ
り、さらに取扱いが容易でかつ自動化が簡単であるとと
もに、専用機としあるいは商品販売データ処理システム
の構成要素を利用して簡単かつ低コストで具現化でき
る。
【0081】また、請求項3の発明によれば、各一定期
間内の各販売データと各重み係数とを用いて算出された
一定期間販売継続判定対象値St1rと一定期間販売継
続判定基準値St1sとを比較してSt1r≧St1s
である場合に一定期間販売継続判定値Jt1=1と決定
しかつSt1r<St1sである場合に一定期間販売継
続判定値Jt1を0と決定し、また、それぞれに異なる
各一定期間t2,t3,…,tmについて一定期間t1
の場合と同様にして各一定期間販売継続判定値Jt2,
Jt3,…,Jtmを算出し、さらに、各相対重み係数
と各一定期間販売継続判定値とを用いて算出された相対
一定期間販売継続判定対象値Jtrと相対一定期間販売
継続判定基準値Jtsとを比較して、Jtr≧Jtsで
ある場合に販売継続と判定し、Jtr<Jtsである場
合に販売中止と判定する商品販売継続・中止判定方法で
あるから、短期的な各日と中期的な各週との双方に渡っ
た判定ができる。よって、請求項1の発明の場合に比較
して一段と正確な判定を迅速に行なえる。適応性も広
い。
【0082】また、請求項4の発明によれば、販売デー
タ入力手段と重み係数入力手段と一定期間販売継続判定
対象値算出手段と一定期間販売継続判定値決定手段と相
対重み係数入力手段と相対一定期間販売継続判定対象値
算出手段と相対商品販売継続・中止判定手段とを具備
し、各一定期間内の各販売データと各重み係数とを用い
て算出された一定期間販売継続判定対象値St1rと一
定期間販売継続判定基準値St1sとを比較してSt1
r≧St1sである場合に一定期間販売継続判定値Jt
1=1と決定しかつSt1r<St1sである場合に一
定期間販売継続判定値Jt1を0と決定し、また、それ
ぞれに異なる各一定期間t2,t3,…,tmについて
一定期間t1の場合と同様にして各一定期間販売継続判
定値Jt2,Jt3,…,Jtmを算出し、さらに、各
相対重み係数と各一定期間販売継続判定値とを用いて算
出された相対一定期間販売継続判定対象値Jtrと相対
一定期間販売継続判定基準値Jtsとを比較して、Jt
r≧Jtsである場合に販売継続と判定し、Jtr<J
tsである場合に販売中止と判定する商品販売継続・中
止判定装置であるから、請求項3の発明の場合と同様な
効果を奏し得ることはもとより、さらに取扱いが簡単で
あるとともに、専用機としあるいは商品販売データ処理
システムの構成要素を利用して簡単かつ低コストで具現
化できる。
【0083】さらに、請求項5の発明によれば、販売デ
ータが販売額または販売数とされている商品販売継続・
中止判定方法であるから、販売データを簡明で掌握し易
い。したがって、請求項1および請求項3の発明の場合
と同様な効果を奏することができることに加え、さらに
迅速性および正確性を一段と向上できる。
【0084】さらに請求項6の発明によれば、販売デー
タが販売額または販売数とされている商品販売継続・中
止判定装置であるから、販売データを簡明で掌握し易
い。したがって、請求項2および請求項4の発明の場合
と同様な効果を奏することができることに加え、さらに
迅速性および正確性を一段と向上できるとともに入力作
業を含む取扱が一層簡単である。
【0085】さらにまた、請求項7の発明によれば、時
間帯別に記憶された販売データを利用して商品販売継続
・中止判定可能に形成された請求項2,請求項4および
請求項6のいずれか1項に記載された商品販売継続・中
止判定装置を具備する商品販売データ処理システムであ
るから、判定しようとする商品について選択した各一定
期間ごとの重み係数を吟味決定しておけば、誰が何時か
つ何処で商品および各一定期間を選択しても、当該商品
についての販売継続・中止を迅速かつ正確に客観的に判
定することができる。しかも、重み係数の妥当性ある検
討を例えば月毎に繰り返して行なうだけで、判定結果の
信憑性・信頼性をより向上させることができる。さら
に、取扱いが容易でかつ自動判定化が簡単であるととも
に、当該システムの構成要素を利用して構築できるので
コスト増大軽微で具現化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同じく、電子キャッシュレジスタ側の動作を説
明するためのフローチャートである。
【図3】同じく、ストアコントローラ側の動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図4】同じく、商品販売継続・中止判定装置としての
判定動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る判定動作を説明
するためのフローチャート(1)である。
【図6】同じく、フローチャート(2)である。
【符号の説明】
10 電子キャッシュレジスタ(端末) 11 CPU 12 ROM 13 RAM 16 キーボード 17 表示器 19 HDD 19F 販売ファイル 20 ストアコントローラ(上位機) 21 CPU(販売データ入力手段,一定期間販売継続
判定対象値算出手段,商品販売継続・中止判定手段、一
定期間販売継続判定値決定手段,相対一定期間販売継続
判定対象値算出手段,相対商品販売継続・中止判定手
段) 22 ROM(販売データ入力手段,一定期間販売継続
判定対象値算出手段,商品販売継続・中止判定手段、一
定期間販売継続判定値決定手段,相対一定期間販売継続
判定対象値算出手段,相対商品販売継続・中止判定手
段) 23 RAM 26 キーボード(重み係数入力手段、相対重み係数入
力手段) 27 表示器 28 FDD 29 HDD 29F マスター販売ファイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各一定期間t1内の各販売データをSt
    11,St12,…,St1i,…,St1nとし、 各一定期間t1に対応して定義した各重み係数をWt1
    1,Wt12,…,Wt1i,…,Wt1nとし、 さらに一定期間販売継続判定対象値をSt1rとしかつ
    一定期間販売継続判定基準値をSt1sとした場合に、
    St1r=Wt11×St11+Wt12×St12+
    …+Wt1i×St1i+…+Wt1n×St1nを算
    出し、 St1r≧St1sの場合に販売継続と判定し、St1
    r<St1sの場合に販売中止と判定する商品販売継続
    ・中止判定方法。
  2. 【請求項2】 各一定期間t1内の各販売データSt1
    1,St12,…,St1i,…,St1nを入力する
    販売データ入力手段と、 各一定期間t1に対応させて定義した各重み係数Wt1
    1,Wt12,…,Wt1i,…,Wt1nを入力する
    重み係数入力手段と、 一定期間販売継続判定対象値St1rを、式(St1r
    =Wt11×St11+Wt12×St12+…+Wt
    1i×St1i+…+Wt1n×St1n)に基づき算
    出する一定期間販売継続判定対象値算出手段と、 この一定期間販売継続判定対象値算出手段によって算出
    された一定期間販売継続判定対象値St1rと予めセッ
    トされた一定期間販売継続判定基準値St1sとを比較
    してSt1r≧St1sの場合に販売継続と判定し、S
    t1r<St1sの場合に販売中止と判定する商品販売
    継続・中止判定手段と、を具備してなる商品販売継続・
    中止判定装置。
  3. 【請求項3】 各一定期間t1内の各販売データをSt
    11,St12,…,St1i,…,St1nとし、か
    つ各一定期間t1に対応して定義した各重み係数をWt
    11,Wt12,…,Wt1i,…,Wt1nとし、 一定期間販売継続判定対象値をSt1rとしかつ一定期
    間販売継続判定基準値をSt1sとした場合に、St1
    r=Wt11×St11+Wt12×St12+…+W
    t1i×St1i+…+Wt1n×St1nを算出し、 St1r≧St1sの場合に一定期間販売継続判定値J
    t1を1と決定し、St1r<St1sの場合に一定期
    間販売継続判定値Jt1を0と決定し、 また、該一定期間と期間がそれぞれに異なる各一定期間
    t2,t3,…,tmについて該一定期間t1について
    の一定期間販売継続判定値Jt1の場合と同様にして各
    一定期間販売継続判定値Jt2,Jt3,…,Jtmを
    算出し、 さらに、各一定期間t1,t2,t3,…,tmに対応
    させて定義した相対重み係数をWt1,Wt2,Wt
    3,…,Wtmとし、相対一定期間販売継続判定対象値
    をJtrとしかつ相対一定期間販売継続判定基準値をJ
    tsとした場合に、Jtr=Wt1×Jt1+Wt2×
    Jt2+Wt3×Jt3+…+Wtm×Jtmを算出
    し、 Jtr≧Jtsの場合に販売継続と判定し、Jtr<J
    tsの場合に販売中止と判定する商品販売継続・中止判
    定方法。
  4. 【請求項4】 それぞれに期間が異なる各一定期間t
    1,t2,t3,…,tmに関しかつ当該各一定期間t
    1,t2,t3,…,tm内の各販売データStk1,
    Stk2,Stk3,…,Stkn(但し、k=1,
    2,3,…,m)を入力する販売データ入力手段と、 各一定期間t1,t2,t3,…,tmに関しかつ当該
    各一定期間t1,t2,t3,…,tmに対応させて定
    義した各重み係数Wtk1,Wtk2,Wtk3,…,
    Wtknを入力する重み係数入力手段と、 各一定期間販売継続判定対象値Stkrを、式(Stk
    r=Wtk1×Stk1+Wtk2×Stk2+Wtk
    3×Stk3+…+Wtkn×Stkn)に基づき算出
    する一定期間販売継続判定対象値算出手段と、 この一定期間販売継続判定対象値算出手段によって算出
    された各一定期間販売継続判定対象値Stkr(St1
    r,St2r,St3r,…,Stmr)と予めセット
    された各一定期間販売継続判定基準値Stks(St1
    s,St2s,St3s,…,Stms)とをそれぞれ
    に比較して各Stkr≧対応各Stksの場合に各一定
    期間販売継続判定値Jtk(Jt1,Jt2,Jt3,
    …,Jtm)を1と決定し、各Stkr<対応各Stk
    sの場合に各一定期間販売継続判定値Jtk(Jt1,
    Jt2,Jt3,…,Jtm)を0と決定する一定期間
    販売継続判定値決定手段と、 各一定期間t1,t2,t3,…,tmに対応させて定
    義した各相対重み係数Wt1,Wt2,Wt3,…,W
    tmを入力する相対重み係数入力手段と、 相対一定期間販売継続判定対象値Jtrを、式(Jtr
    =Wt1×Jt1+Wt2×Jt2+Wt3×Jt3+
    …+Wtm×Jtm)に基づき算出する相対一定期間販
    売継続判定対象値算出手段と、 この相対一定期間販売継続判定対象値算出手段によって
    算出された相対一定期間販売継続判定対象値Jtrと予
    めセットされた相対一定期間販売継続判定基準値Jts
    とを比較してJtr≧Jtsの場合に販売継続と判定
    し、Jtr<Jtsの場合に販売中止と判定する相対商
    品販売継続・中止判定手段と、を具備してなる商品販売
    継続・中止判定装置。
  5. 【請求項5】 前記販売データが販売額または販売数と
    されている請求項1または請求項3記載の商品販売継続
    ・中止判定方法。
  6. 【請求項6】 前記販売データが販売額または販売数と
    されている請求項2または請求項4記載の商品販売継続
    ・中止判定装置。
  7. 【請求項7】 商品登録機能および会計処理機能を有し
    かつ会計処理対象である登録商品についての販売データ
    を時間帯別に記憶可能であるとともに、記憶された販売
    データを利用して商品販売継続・中止判定可能に形成さ
    れた請求項2,請求項4および請求項6のいずれか1項
    に記載された商品販売継続・中止判定装置を具備する商
    品販売データ処理システム。
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