JP2000132645A - カード処理装置 - Google Patents

カード処理装置

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JP2000132645A
JP2000132645A JP10301044A JP30104498A JP2000132645A JP 2000132645 A JP2000132645 A JP 2000132645A JP 10301044 A JP10301044 A JP 10301044A JP 30104498 A JP30104498 A JP 30104498A JP 2000132645 A JP2000132645 A JP 2000132645A
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card
sensor
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opening
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JP10301044A
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Hiroyoshi Omori
宏祥 大森
Takashi Saeki
隆 佐伯
Makoto Goto
誠 後藤
Noriyuki Kodama
典之 児玉
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Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 非接触型のICカードの情報の読み書きを適
宜且つ迅速に行う。 【解決手段】 ICカードCの読み書き側の面と対面
し、その反面に読み書きユニット6が配された壁面3b
と、ICカードCの両側端縁を規制する如く対面された
両側面3cと、ICカードCの先端縁を受ける奥面3d
とを有した凹部3を形成する。凹部3の両側面3cの間
および奥面3dにかかる開放部分を閉塞し、壁面3bと
の間にICカードCが挿入される開口をなす板片14を
着脱自在に設ける。板片14には、壁面3bとの間でI
CカードCの厚みを受け得る間隔Hを形成するととも
に、ICカードCが挿入される開口部1aを広口とする
複数のリブ片15をICカードCの挿入方向に沿って突
設する。また、凹部3内には、ICカードCの挿入を検
出するセンサ10を底面3dから開口部1a寄りに所定
距離をおいた位置に設け、リブ片15を以てセンサ10
を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触でICカー
ドの読み書きを行うカード処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば社員ID,会員管理などのIDセ
キュリティや、POS端末機器などの組み込み、あるい
は物流,流通,宅配などの物品管理、さらには倉庫の資
材,製品の入出庫などにおける在庫管理などの様々な用
途で、ICカードが利用されている。近年では、このよ
うなICカードに関し、非接触でカード情報の読み書き
を行うカード処理器が提案されている。
【0003】従来、非接触でICカードの読み書きを行
うカード処理装置としては、図5に示すように、カード
情報を読み書きする読み書きユニット106が設置され
た部分の近傍に、手で持っているICカードCをかざす
ことによりカード情報が読み書きされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のカード処理装置では、ICカードのカード情報
が読み書きされている際には、ICカードを手で持って
いなければならず、ICカードの読み取り(照合)、書
き込み時に、ICカードの位置がズレると、正常な読み
書きが行われず、場合によってはICカードの情報が損
なわれる、あるいは破壊されるおそれがある。
【0005】また、ICカードと読み書きユニットとの
間は、非接触であるが、正常な読み書きを行うために
は、所定の間隔内でICカードをかざす必要があり、こ
の所定の間隔を使用者に定義付けるのは容易でない。
【0006】そこで本発明は、上記課題を解消するため
に、非接触型のICカードのカード情報の読み書きを適
宜且つ迅速に行うことができるカード処理装置を提供す
ることを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明によるカード処理装置は、非接触な状態でICカ
ードCに対する情報の読み書きを行うカード処理装置に
おいて、前記ICカードCにおける読み書き側の面と対
面する如く形成され、その反面に前記ICカードCの情
報の読み書きを行う読み書きユニット6が配された壁面
3bを有するとともに、前記ICカードCの両側端縁を
規制する如く対向配置された両側面3c、および前記I
Cカードの先端縁を受ける奥面3dを有した凹部3と、
前記凹部3の両側面3cの間および前記奥面3dにかか
る開放部分を閉塞する如く着脱自在に取り付けられて、
前記壁面3bとの間に前記ICカードCが挿入されるカ
ード挿入部1をなす板片14を有し、且つ、前記カード
挿入部1の開口部1aを広口とするとともに、前記壁面
3bとの間を前記ICカードCの厚みを受け得る間隔H
に窄める複数のリブ片15が前記ICカードCの挿入方
向に沿って突設された蓋部材4と、を具備したことを特
徴としている。
【0008】また、前記凹部3には、前記ICカードC
の挿入を検出し、その旨の検出信号を前記読み書きユニ
ット6に出力するセンサ10の一部が突設され、前記リ
ブ片15は、前記センサ10の一部に被さるようにして
前記壁面3bとの間で前記ICカードCの厚みを受け得
る前記間隔Hをなすことを特徴としている。
【0009】また、前記センサ10は、前記凹部3の奥
面3dから前記開口部1a寄りに所定距離をおいた位置
に配されていることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して具体的に説明する。図1(a)は本発明のカ
ード処理装置を示す平面図、図1(b)は同カード処理
装置を示す正面図、図1(c)は同カード処理装置を示
す側断面図、図2は同カード処理装置を示す斜視図であ
る。
【0011】この実施の形態におけるカード処理装置
は、ICカードに書き込まれた情報を読み取り、且つ新
規の情報を書き込むものである。具体的には、所望のデ
ータを処理する処理装置などに対してケーブルなどを介
して接続され、該処理装置にて入力された内容に応じた
カード情報の書き換えを行う。また、本カード処理装置
は、ICカードに対して読み書きユニットが非接触であ
り、この状態でカード情報の読み書きが行われる。
【0012】このようなカード処理装置は、図1(a)
〜(c)および図2に示すように、上方に開口されたカ
ード挿入部1を備えている。具体的に、カード挿入部1
は、カード処理装置の外筐をなすケーシング2におい
て、上方および前方に開放された凹部3を主として構成
されている。そして、凹部3の前方の開放部分が、カー
ド挿入部1の一部をなす蓋部材4によって閉塞され、上
方のみに開口される。
【0013】凹部3の上方開放部分には、その開放を後
方に広げる如く湾曲面3aが形成されている。そして、
湾曲面3aから下方に連続する壁面3bは、ICカード
Cにおける読み書き側の面と対面する如く略垂直とされ
た平坦面をなしている。また、凹部3において左右に対
向する各側面3cは、略垂直な平坦面をなし、その間
は、ICカードCの左右幅を受けて、ICカードの両側
端縁を規制し得るように形成されている。さらに、凹部
3の下側となる奥面3dは、ICカードの下端縁(挿入
する際の先端縁)を受ける如く略水平とされた平坦面を
なしている。
【0014】また、上記構成の凹部3にかかり、カード
挿入部1に挿入されたICカードCの挿入を検出するカ
ード検出部5と、ICカードCに対して情報の読み書き
を行う読み書きユニット6とが配設されている。
【0015】カード検出部5は、凹部3内に突出する如
く設けられている。図2に示すように、凹部3には、一
方の側面3cと、この側面3cに繋がる壁面3bおよび
奥面3dとを跨ぐように切欠穴7が形成されている。側
面3c側を跨ぐ切欠穴7には、壁面3b側との間にIC
カードCが挿通し得る所定間隔Hをおくようにして、ケ
ーシング2の内側から凹部3内に突出するガイドケース
8が設けられている。このガイドケース8は、透光性を
有するように、透明あるいは半透明とされ、且つ、凹部
3内に突出する部分が中空とされている。
【0016】また、その他に開口する切欠穴7は、それ
ぞれ壁面3b,側面3c,奥面3dと略面一となるよう
に、透光性を有した透明あるいは半透明の板材9で閉塞
されている。なお、この実施の形態では、ガイドケース
8と板材9とが一体に形成され、切欠穴7を一括して閉
塞し得るように構成されている。
【0017】そして、ケーシング2の内側より、ガイド
ケース8と、壁面3b側の板材9とを介し、上記間隔H
を跨ぐようにセンサ10が配置される。このセンサ10
は、本実施の形態ではフォトセンサとして構成され、例
えばガイドケース8側に投光部が収容され、板材9側に
受光部が配される。また、センサ10は、カード挿入部
1に挿入されたICカードCの下端縁が凹部3の奥面3
dに付いた状態で、ICカードCの略中央部分に位置す
る、あるいは後述の読み書きユニット6の上端部近傍に
位置するように、奥面3dから開口部1a寄りに所定距
離をおいて配置されている。
【0018】読み書きユニット6は、ケーシング2の内
部であって、凹部3の壁面3bの反面となる内面側に沿
って配置されている。
【0019】続いて、凹部3の前方の開放部分(両側面
3cの間および奥面3dにかかる開放部分)を閉塞し、
壁面3bとの間に上方に開口するカード挿入部1をなす
蓋部材4について説明する。
【0020】蓋部材4は、図1(a)〜(c)および図
2に示すように、凹部3の両側面3cの間および奥面3
dに架かって、凹部3の前方の開放部分を閉塞する如く
板片14をなし、ケーシング2に対して着脱自在とされ
ている。また、板片14において、カード挿入部1の内
壁をなす面には、ICカードCの挿入方向となるべき方
向(側面3cと平行する方向)に沿う複数のリブ片15
が突設されている。このリブ片15は、板片14をケー
シング2に取り付けた状態で、その突出縁部が、凹部3
における湾曲面3aとともに、カード挿入部1の上方の
開口部1aを広口とする如く傾斜(あるいは湾曲)して
形成されている。さらに、リブ片15の突出縁部は、カ
ード挿入部1の下方(奥方)に向かって、凹部3の壁面
3bとの間隔を、上述した検出部5がなす所望の間隔H
とするように形成されている。また、リブ片15におい
て、板片14の両側部に形成された部分は、板片14の
上端から短尺に形成され、下端縁に溝状の切欠16が形
成されている。この切欠16は、凹部3の各側面3cに
形成された突起17に挿通できるようになっている。ま
た、板片14の下端縁には、板片14から連続する突出
片18が形成され、凹部3の奥面3dに形成された係止
穴19に挿入できるようになっている。さらに、複数の
リブ15において、ガイドケース8に係る部分は、短尺
に形成されて、センサ10を収容するガイドケース8の
上側に被さるようになっている。
【0021】すなわち、蓋部材4は、両側部のリブ片1
5にある切欠16を凹部3の各側面3cの突起17に掛
けるとともに、板片14の下端にある突出片18を凹部
3の奥面3dの係止穴19に挿入することにより、凹部
3の前方の開放部分を閉塞するように、ケーシング2に
着脱自在に取り付けられる。また、この際、リブ片15
はカード挿入部1の開口部1aを凹部3の湾曲面3aと
ともに広口とし、且つ、下方(奥方)では、ICカード
Cの厚みを受ける如く窄めることとなる。さらに、リブ
片15の一部は、凹部3内に突出された検出部5(ガイ
ドケース8)に被さることとなる。
【0022】以下、上述したカード処理装置におけるI
CカードCの読み取り書き取り動作を説明する。まず、
図3(a)に示すように、カード挿入部1にICカード
Cを挿入する。この際、カード挿入部1の開口部1a
が、凹部3における湾曲面3aと、蓋部材4におけるリ
ブ片15によって広口とされていることにより、ICカ
ードCの下端縁を容易に挿入することが可能である。ま
た、ICカードCは、その側端縁が凹部3の両側面3c
によって規制されることによって、左右方向(幅方向)
に振れることなく挿入される。
【0023】続いて、カード挿入部1に対して、さらに
ICカードCを挿入する。カード挿入部1は、下方(奥
方)に向かってリブ片15が壁面3bとの間をICカー
ドCの厚みを受け得る間隔Hとするように形成されてい
るため、ICカードCは、該間隔Hに導かれる。
【0024】次に、図3(b)に示すように、挿入され
たICカードCの下端部がセンサ10に差しかかった
際、センサ10がICカードCが挿入されたことを検出
し、ケーシング2内部に配された読み書きユニット6に
検出信号を出力する。読み書きユニット6は検出信号の
入力によってICカードCに記憶されている情報の読み
取りを開始する。また、センサ10には、リブ片15が
被さるように形成されているので、挿入途中のICカー
ドCの下端部がセンサ10(ガイドケース8)にぶつか
ることがない。
【0025】次に、図3(c)に示すように、ICカー
ドCを下端縁が凹部3の奥面3dに当接するまで挿入す
る。読み書きユニット6は、センサ10からの検出信号
を入力してから、これまでの間にICカードCの読み取
り(照合)を完了し、書き込みを開始している。また、
ICカードCの下端縁が奥面3dに当接するまでの間
は、リブ片15が上述の間隔Hを形成しているので、I
CカードCは、該間隔H内に保持されるようにして導か
れる。ゆえに、ICカードCにおける読み書き側の面
と、読み書きユニット6との間は一定の間隔が維持され
るので、正常な読み書きが行われることになる。
【0026】ところで、本実施の形態におけるカード処
理装置は、ICカードCを照合した状態や、ICカード
Cの情報の読み書きが正常に行われたか否かを表示する
表示手段22を有している。図2において、ケーシング
2の上部右側にあらわす矩形部分が、ICカードCの照
合状態を示す表示ランプ22aであり、上部左側にあら
わす二個の矩形部分が、それぞれICカードCの情報の
読み書きが正常か否かを示す表示ランプ22bである。
その他、ブザー音などにて、上記状態を表すことも可能
である。
【0027】また、本実施の形態におけるカード処理装
置では、制御手段を以てICカードCの読み書きを行う
とともに、ICカードCが挿入されたことを検出するセ
ンサ10の動作確認をも行っている。以下、この制御手
段における制御手順を、図4のフローチャートを用いて
説明する。
【0028】最初に、エラーカウンタを0にリセットし
(ST1)、カード処理装置が営業終了か否かの判断を
する(ST2)。この判断は、例えば、食堂などにおい
てICカードCを用いた課金処理を行う場合に、カード
処理装置がICカードとの取り引きが行える状態か否か
の判断である。そして、営業終了の場合は(ST2−Y
ES)、取り引き(営業)の終了となる(ST3)。
【0029】営業終了でない場合には(ST2−N
O)、センサ10がONか否かの判断、つまりICカー
ドCがカード挿入部1に挿入されたか否かを判断し(S
T4)、センサ10がONしていない場合には(ST4
−NO)、ST1に戻る。また、センサ10がONした
場合には(ST4−YES)、タイマをスタートさせる
(ST5)。このタイマは予め設定された所定の時間を
計時する。
【0030】そして、読み書きユニット6によってIC
カードCに記憶されている情報の読み取り(照合)を行
う(ST6)。このICカードCの読み取りにより、カ
ードの反応があったか否か(ICカードCの情報が読み
取り可能なデータか否か)の判断により(ST7)、カ
ードの反応があった場合には(ST7−YES)、続け
てICカードCの情報が取り引き可能なデータか否かを
判断する(ST8)。そして、ICカードCの情報が取
り引き可能なデータであった場合(ST8−YES)、
取り引き(ICカードCへの書き込み)が行われて取り
引き成立の告知を行う(ST9)。また、ICカードC
の情報が取り引き可能なデータでなかった場合、即ちI
CカードCの期限が過ぎていたり、料金不足であった
り、紛失届の出ているものであった場合(ST8−N
O)、取り引き不可の告知を行う(ST10)。
【0031】一方、カードの反応があったか否かの判断
により(ST7)、カードの反応がなかった場合には
(ST7−NO)、ST5にてスタートしたタイマがタ
イムアウト(所定の時間経過)したか否かを判断し(S
T11)、タイムアウトしていなければ(ST11−N
O)、再度ICカードCの読み取り(照合)を行い(S
T6)、カードの反応があったか否かを判断する(ST
7)。また、タイムアウトした場合には(ST11−Y
ES)、カード故障(あるいは異種のカード)の告知を
行う(ST12)。
【0032】そして、取り引き成立の告知(ST9)、
取り引き不可の告知(ST10)、カード故障の告知
(ST12)を行った後は、ST5におけるタイマをク
リアし(ST13)、新たなタイマをスタートさせる
(ST14)。続いて、センサ10がOFFしているか
否かを判断し(ST15)、センサOFFでない場合に
は(ST15−NO)、ST14におけるタイマがタイ
ムアウトしているか否かを判断して(ST16)、タイ
ムアウトしていなれば(ST16−NO)、再びセンサ
10がOFFしているか否かを判断する(ST15)。
【0033】また、センサ10がOFFしているか否か
の判断で(ST15)、センサOFFの場合には(ST
15−YES)、先刻まで挿入されていたICカードが
抜き取られたこととなるので、次のICカードCの挿入
を待つ。また、ST14においてスタートしたタイマ
は、ST4−YES後のタイマクリアでクリアされる。
【0034】また、センサOFFの状態で(ST15−
NO)、ST14におけるタイマがタイムアウトした場
合には(ST16−YES)、カードの抜き忘れを告知
し(ST17)、ST14におけるタイマをクリア(S
T18)する。
【0035】続けて、新たにタイマをスタートし(ST
19)、センサ10がOFFしているか否かを判断する
(ST20)。そして、センサOFFでない場合には
(ST20−NO)、ST19におけるタイマがタイム
アウトしているか否かを判断して(ST21)、タイム
アウトした場合には(ST16−YES)、エラーカウ
ンタを+1加算する(ST22)。
【0036】その後、エラーカウンタが予め設定した数
値(N)以上になったかを判断し(ST23)、N以上
の場合には、ICカードCを抜き取ってもセンサ10が
ONのままとなっているので、センサ10を覆うガイド
ケース8に何らかの汚れが付着したとして、その旨を告
知する(ST24)。
【0037】また、センサ10がOFFしているか否か
の判断で(ST20)、センサOFFの場合には(ST
20−YES)、抜き忘れたICカードCが抜き取られ
たこととなるので、次のICカードCの挿入を待つ。ま
た、ST19においてスタートしたタイマは、ST4−
YES後のタイマクリアでクリアされる。
【0038】このように、制御手段では、ICカードC
を読み書きする一連の動作に加え、センサ10のON/
OFFによるICカードCの抜き取りを見て、センサ1
0が正常に動作しているかの確認をすることができる。
【0039】なお、上述のセンサ10の動作確認は、I
CカードCを挿入している最中に起こり得る、つまりI
CカードCにゴミなどが付着していて、このICカード
Cの挿入によってセンサ10をゴミが遮って動作不良
(センサ10がONしたままの状態)となる場合である
が、ICカードCを挿入していないにも拘らずセンサ1
0がONしたままの状態となる場合もありえる。
【0040】このような場合では、図4のフローチャー
トにおいて、センサ10がONしても(ST4−YE
S)、カード反応がなく(ST7−NO)、その後セン
サ10がOFFにならないことから(ST12−NO,
ST20−NO)、センサ10を覆うガイドケース8に
何らかの汚れが付着したとして、その旨を告知する(S
T24)ことができる。
【0041】なお、センサ10が正常に動作しない場
合、センサ10がガイドケース8によって覆われている
ので、大体はガイドケース8を拭き取るなど清掃し、制
御手段によるセンサ10の確認動作をリセットすれば問
題は解消する。その他問題が解消しない場合は、センサ
10自体が故障していることとなるので、その修理を行
えばよい。また、センサ10が故障した場合には、ST
6〜ST12だけの制御として、読み書きユニット6側
でカードの有無を検出して通常の動作を行わせる制御を
することも可能である。
【0042】なお、図4のフローチャートにおいて、取
り引き成立の告知(ST9)、取り引き不可の告知(S
T10)、カード故障の告知(ST12)、カード抜き
忘れの告知(ST17)、センサ汚れの告知(ST2
4)は、表示ランプ22bにおける色あるいは点滅、そ
の他、ブザー音の短長などにて各状態を表せばよい。
【0043】また、上記制御手段によれば、磁気カード
などの異種のカード、あるいは仕様の異なる非接触カー
ド、または故障カードに対して反応しないので、意図的
悪戯あるいは意図しない誤りによる誤認を防止すること
が可能である。
【0044】また、上記制御手段では、適確にICカー
ドC読み書き動作が行われるので、使用者が誤ったIC
カードCを抜き取ってしまうことがない。なお、読み書
き作動中において、ICカードCが抜き取られた場合に
は、エラーとなって警告(表示ランプ22b、ブザーな
ど)をするようにすればよい。
【0045】したがって、このように構成されたカード
処理装置では、凹部3をなす壁面3b,側面3c、およ
び蓋部材4のリブ片15により、ICカードCの左右方
向(幅方向)への振れを防止し、且つ、ICカードCの
読み書き側の面と、読み書きユニット6との間隔を一定
に保つので、ICカードCの情報を正常に読み書きする
ことが可能となる。
【0046】また、蓋部材4のリブ片15が、センサ1
0(ガイドケース8)の上側に被さるように形成されて
いるので、挿入途中のICカードCがセンサ10(ガイ
ドケース8)にぶつかることがなく、ICカードCを適
宜導くことが可能である。
【0047】また、カード挿入部1の開口部1aでは、
凹部3の湾曲面3aと、蓋部材4のリブ片15とにより
広口となるように形成されているので、ICカードCの
挿入を容易とすることが可能である。
【0048】また、ICカードCの挿入を検出するセン
サ10を凹部3の奥面3dから開口部1a寄りに所定距
離をおいて(読み書きユニット6の上端部近傍に位置す
るように)配置されているため、ICカードCの下端部
が奥面3dに到達するまでの間に、読み書きユニット6
を動作させるので、ICカードCの読み書きを迅速に行
うことが可能となり、使用者を待たせる時間を短縮化で
きる。
【0049】また、センサ10が凹部3の奥面3dから
開口部1a寄りに所定距離をおいて(読み書きユニット
6の上端部近傍に位置するように)配置されているた
め、奥面3dに塵埃などが溜まってもセンサ10までに
至らないので塵埃によるセンサ10の誤動作を防止する
ことができる。なお、奥面3dに塵埃などが溜まっても
ICカードCの出し入れによって、塵埃がセンサ10部
分まで溜まることがない。
【0050】また、センサ10は、ガイドケース8およ
びと板材9によって覆われているので、防塵構造をなす
ことが可能となる。また、ガイドケース8および板材9
によって切欠穴7を密閉するようにすれば、防滴構造を
有することも可能である。さらに、センサ10に赤外線
センサを用い、ガイドケース8および板材9を赤外線透
過性樹脂で形成すれば、可視光によるセンサ10の誤作
動を防止するとともに、センサの位置を外部から見えな
いようにすることができる。
【0051】また、カード挿入部1は、凹部3と蓋部材
4とで構成され、蓋部材4を着脱自在としているので、
カード挿入部1に塵埃などが溜まっても、蓋部材4を外
すことにより、その清掃(メンテナンス)を容易に行う
ことが可能である。
【0052】なお、上述した実施の形態では、カード挿
入部1を上方に開口するように構成しているが、この構
成に限らず、斜め上方や、側方に開口させる(装置を斜
めに傾けたり横向きに使用する)ことも可能であり、こ
のように構成しても、上述の効果をえることが可能であ
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるカード
処理装置は、開口部より挿入されたICカードは、凹部
における両側面によって両側端縁が規制され、且つ、壁
面と蓋部材のリブ片との間の間隔に導かれる。これによ
り、ICカードの振れが防止されるとともに、ICカー
ドの読み書き側の面と、読み書きユニットとの間隔が一
定に保たれるので、ICカードの情報を正常に読み書き
することができる。
【0054】また、蓋部材が着脱自在とされているの
で、凹部内に塵埃などが溜まっても、蓋部材を外すこと
により、その清掃(メンテナンス)を容易に行うことが
できる。さらに、リブ片は、カード挿入部の開口部を広
口となるように形成しているので、ICカードの挿入を
容易とすることができる。
【0055】また、蓋部材のリブ片は、ICカードの挿
入を検出するセンサに被さるように形成されているの
で、挿入途中のICカードをセンサにぶつけることな
く、適宜導くことができる。
【0056】また、ICカードの挿入を検出するセンサ
を、ICカードの先端縁を受ける奥面から開口部寄りに
所定距離をおいて配置しているので、ICカードの下端
部が奥面に到達する以前に、読み書きユニットに検出信
号を出力することができるので、ICカードの読み書き
を迅速に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明のカード処理装置を示す平面図。 (b)同カード処理装置を示す正面図。 (c)同カード処理装置を示す側断面図。
【図2】同カード処理装置を示す斜視図。
【図3】(a)〜(c)同カード処理装置の動作を示す
側断面図。
【図4】同カード処理装置の制御手順を示すフローチャ
ート。
【図5】従来のカード処理装置を示す正面図。
【符号の説明】
1…カード挿入部、1a…開口部、3…凹部、3b…壁
面、3c…側面、3d…奥面、4…蓋部材、6…読み書
きユニット、10…センサ、14…板片、15…リブ
片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 誠 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)発明者 児玉 典之 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 Fターム(参考) 5B058 CA17 CA19 KA12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非接触な状態でICカード(C)に対す
    る情報の読み書きを行うカード処理装置において、 前記ICカードにおける読み書き側の面と対面する如く
    形成され、その反面に前記ICカードの情報の読み書き
    を行う読み書きユニット(6)が配された壁面(3b)
    を有するとともに、前記ICカードの両側端縁を規制す
    る如く対向配置された両側面(3c)、および前記IC
    カードの先端縁を受ける奥面(3d)を有した凹部
    (3)と、 前記凹部の両側面の間および前記奥面にかかる開放部分
    を閉塞する如く着脱自在に取り付けられて、前記壁面と
    の間に前記ICカードが挿入されるカード挿入部(1)
    をなす板片(14)を有し、且つ、前記カード挿入部の
    開口部(1a)を広口とするとともに、前記壁面との間
    を前記ICカードの厚みを受け得る間隔(H)に窄める
    複数のリブ片(15)が前記ICカードの挿入方向に沿
    って突設された蓋部材(4)と、 を具備したことを特徴とするカード処理装置。
  2. 【請求項2】 前記凹部(3)には、前記ICカード
    (C)の挿入を検出し、その旨の検出信号を前記読み書
    きユニットに出力するセンサ(10)の一部が突設さ
    れ、 前記リブ片(15)は、前記センサの一部に被さるよう
    にして前記壁面(3b)との間で前記ICカードの厚み
    を受け得る前記間隔(H)をなすことを特徴とする請求
    項1に記載のカード処理装置。
  3. 【請求項3】 前記センサ(10)は、前記凹部(3)
    の奥面(3d)から前記開口部(1a)寄りに所定距離
    をおいた位置に配されていることを特徴とする請求項1
    あるいは請求項2に記載のカード処理装置。
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