JP2000132048A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000132048A
JP2000132048A JP10321525A JP32152598A JP2000132048A JP 2000132048 A JP2000132048 A JP 2000132048A JP 10321525 A JP10321525 A JP 10321525A JP 32152598 A JP32152598 A JP 32152598A JP 2000132048 A JP2000132048 A JP 2000132048A
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transfer belt
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image forming
forming apparatus
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JP10321525A
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English (en)
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Masaki Otake
正記 大竹
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Original Assignee
Canon Inc
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  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像形成装置本体に着脱自在に設置された交
換可能な中間転写ベルトの転写特性を検出し、さらに
は、つなぎ目がある中間転写ベルトの場合にはそのつな
ぎ目を検出して、像担持体からの可視画像を中間転写ベ
ルトに転写する転写手段の転写バイアスを適切に設定す
る等を可能とした画像形成装置を提供することである。 【解決手段】 中間転写ベルト103の回動方向に沿う
端部の非画像領域に、中間転写ベルトの転写特性を示す
識別表示として、回動方向に沿って3つの貫通孔123
を形成し、3つの貫通孔123の長さが小、大、中であ
ることにより、転写特性aであることを示し、3つの貫
通孔123の長さが小、小、小であることにより、転写
特性bであることを示す。この貫通孔123の長さを光
透過型の貫通孔センサ115で検出して、中間転写ベル
トの転写特性を認識する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間転写ベルトが
交換可能な装着自在の画像形成装置に関し、特にその転
写ベルトの識別方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、記録材として普通紙あるいは
OHTシートを用いて画像形成を行うカラー画像形成装
置が知られている。このカラー画像形成装置は、感光ド
ラム上に帯電、露光、現像によってトナー像を形成し、
そのトナー像を中間転写ベルト上に転写する工程を複数
回繰り返し、最後に複数色のトナー像を記録材に再転写
して、カラー画像を得るものである。
【0003】図8は、OHTシートを使用するのに好適
な従来のカラー画像形成装置を示す縦断面図である。図
示するように、本画像形成装置は、感光ドラム100、
帯電ローラ105およびクリーナボックス113を一体
的にカートリッジ化したプロセスカートリッジAを備
え、このプロセスカートリッジAは、プリント枚数が規
定量に達したら交換できるように、装置本体に着脱自在
に設置されている。
【0004】プロセスカートリッジAの左側には、トナ
ー収容部と現像部とを一体的にカートリッジ化した、複
数個の現像カートリッジDm、Dy、Dc、Dkが配置
されている。この現像カートリッジDm〜Dkも装置本
体に着脱自在に設置され、収納したトナーの消費完了に
より交換される。現像カートリッジDm〜Dkは、回転
軸110の周りに回転可能な支持体110A上に搭載さ
れており、支持体110Aの回転により感光ドラム10
0に対向した現像位置に搬送して、現像に使用する現像
カートリッジが選択、切り替えられる。
【0005】プロセスカートリッジAの右側には、感光
ドラム100上に形成した各色のトナー像を記録材に転
写する前に、トナー像が一時的に転写される中間転写ベ
ルト(ITB)103が設置されている。
【0006】感光ドラム100は、直径40mmのアル
ミニウムシリンダーの外周面上に有機感光体(OPC)
からなる光導電体を塗布、形成してなっており、図示し
ない駆動手段によって矢印方向に103mm/秒の周速
度で回転駆動される。感光ドラム100は、a−Si、
CdS、Se等の感光体を用いたものであってもよい。
【0007】感光ドラム100の表面は、−700Vの
直流電圧に周波数700Hz 、ピークツウピーク電圧−
1500Vの交流電圧を重畳した帯電バイアスを帯電ロ
ーラ3に印加することにより、帯電ローラ3によって略
−700Vに均一に帯電される。
【0008】画像形成装置の上部には、レーザダイオー
ド、高速モータで回転駆動される多面鏡、レンズおよび
折り返しミラーを備えた露光装置107が配置され、た
とえばイエローの画像情報にしたがった信号により変調
されたレーザダイオードからのレーザ光Lが、帯電され
た感光ドラム100の表面に照射され、照射部の電位が
略−100Vに減衰して、感光ドラム100の表面に画
像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0009】この静電潜像は、感光ドラム100の回転
にともない現像位置に移動し、そこに位置された現像カ
ートリッジDyによって現像され、イエロートナー像と
して可視化される。感光ドラム100上に形成されたイ
エロートナー像は、中間転写ベルト103と対向した転
写部で、図示しない一次転写電源から中間転写ベルト1
03に一次転写バイアスを印加することによって、中間
転写ベルト103の表面に転写される(一次転写)。
【0010】以上と同様な工程を、マゼンタ、シアン、
ブラックの3色についても繰り返すことにより、中間転
写ベルト103上にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラ
ックの4色のトナー像を重畳転写したカラー画像が形成
される。この中間転写ベルト103上の4色のトナー像
は、中間転写ベルト103に搬送された記録材102の
表面に、図示しない二次転写電源から二次転写電圧を転
写ローラ106に印加することによって一括して転写さ
れる(二次転写)。記録材102は、カセット101ま
たはマルチトレイから給紙される。本例では、記録材1
02はOHTシートとされているが、普通紙であっても
よい。
【0011】4色のトナー像が転写された記録材102
は、搬送ベルト111により定着装置104に搬送さ
れ、そこで加熱および加圧によりトナーが溶融固着され
てフルカラーの画像が完成した後、フェースアップトレ
イ(画像上向き)108に排出されるか、フェースダウ
ントレイ(画像下向き)109に排出される。
【0012】感光ドラム100は、表面に残留した一次
転写残りのトナーが、ブレード等のクリーニング装置1
14により清掃、除去される。中間転写ベルト103
は、表面に残留した二次転写残りのトナーが、ファーブ
ラシやブレード等のクリーニング装置112により清
掃、除去される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の中間
転写ベルト103は、画像形成を重ねるとクリーニング
不良が発生し、画像形成装置の製品寿命に至るまで転写
特性を維持することが難しいので、交換可能なユニット
に構成して、適時、交換可能できるようにしてある。
【0014】しかしながら、中間転写ベルトは、厳しい
転写特性を維持するため大量生産が難しい。このため中
間転写ベルトを複数のメーカーが製造し、供給している
のが現状である。しかし、製造メーカーによってベルト
の材質、製法が異なるので、中間転写ベルトの転写特性
が異なってくることが免れない。
【0015】中間転写ベルトの転写特性が異なれば、最
終的に得られる画像の品位が変わってくるので、二次転
写手段に印加する転写バイアスなどを変更する必要があ
る。このため、中間転写ベルトを交換した場合、新たに
装着した中間転写ベルトの転写特性を知る必要があっ
た。
【0016】また、中間転写ベルトには、接合で無端ベ
ルトにした継ぎ目を有する種類のものがあるが、この種
の中間転写ベルトは、継ぎ目を有すること自体で、継ぎ
目を有しない中間転写ベルトと転写特性が異なる。この
ため、中間転写ベルトが継ぎ目を有するか否かを検出す
る必要もあった。
【0017】さらに、画像形成装置の待機中に、中間転
写ベルトの同一箇所が感光ドラムと当接して停止してい
ると、中間転写ベルトの伸びや劣化、横筋などを発生す
る原因になるため、中間転写ベルトの当接箇所を適宜変
更する必要があり、このため中間転写ベルトの回動方向
上の絶対位置を検出する必要があった。
【0018】本発明の目的は、画像形成装置本体に着脱
自在に設置された交換可能な中間転写ベルトにつき、そ
の転写特性を検出し、さらには、継ぎ目がある中間転写
ベルトの場合にはその継ぎ目を検出して、像担持体から
の可視画像を中間転写ベルトに転写する転写手段の転写
バイアスを適切に設定し、継ぎ目をよけて画像を形成す
ることを可能とした画像形成装置を提供することであ
る。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
トナー像を担持する像担持体と、装置本体に対して着脱
可能であって、前記像担持体上のトナー像が転写される
中間転写ベルトとを有し、前記中間転写ベルト上のトナ
ー像は記録材に転写される画像形成装置において、装置
に使用可能な前記中間転写ベルトの種類は複数であり、
前記中間転写ベルトはトナー像が転写されない非画像領
域に前記中間転写ベルトの種類を識別する識別表示を有
し、前記中間転写ベルトを装置本体に着脱後、前記識別
表示を検出する検出手段を有することを特徴とする画像
形成装置である。
【0020】本発明によれば、前記識別表示は貫通孔を
有し、前記検出手段により検出された前記貫通孔の数に
応じて、もしくは前記検出手段による前記貫通孔を検出
している時間に応じて、前記中間転写ベルトの種類を識
別する。また、前記像担持体上のトナー像を前記中間転
写ベルトに転写する転写手段を有し、前記検出手段によ
る検出結果に応じて、前記転写手段に印加する電圧を設
定し、もしくは前記転写手段に流れる電流を設定する。
前記中間転写ベルトは継ぎ目を有し、前記検出手段によ
る検出結果に応じて、トナー像が前記中間転写ベルトの
前記継ぎ目を避けるように、前記像担持体にトナー像を
形成するタイミングを設定する。前記像担持体は複数色
のトナー像を担持可能であり、前記像担持体上の前記複
数色のトナー像は前記中間転写ベルトに順次重ねて転写
される。前記検出手段による検出結果に応じて、前記像
担持体にトナー像を形成するタイミングを設定する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施例を図面
に則して更に詳しく説明する。
【0022】実施例1 図1は、本発明の一実施例における中間転写ベルトの転
写特性の検出方法を示す説明図である。本発明は、中間
転写ベルト100の転写特性の検出方法に大きな特徴が
あり、画像形成装置自体の機械的構成は、たとえば図8
に示した従来の画像形成装置と基本的に同じであるの
で、その画像形成装置の図面および説明は省略する。
【0023】画像形成装置は、図1(a)に示すよう
に、感光ドラム100上に形成したトナー画像を中間的
に転写する中間転写ベルト103を備え、この中間転写
ベルト103は交換可能なユニットに構成され、画像形
成装置本体に着脱自在に設置されている。この中間転写
ベルト103の回動方向に沿う端部の非画像領域には、
中間転写ベルト103の転写特性を示す識別表示とし
て、図1(b)に示すように、回動方向に沿って3つの
貫通孔123が形成されている。中間転写ベルト103
の1所には、光透過型の貫通孔センサ115が中間転写
ベルト103の端部を挟んで設置されており、貫通孔1
23を検出するようになっている。
【0024】図1(b)に示す中間転写ベルト103
は、ある転写特性を有しており(これを転写特性aとす
る)、図1(c)に示す中間転写ベルト103は、転写
特性aとは異なったある転写特性を有している(これを
転写特性bとする)。
【0025】本実施例では、3つの貫通孔123の中間
転写ベルト103の回動方向に沿った長さの組み合わせ
により、中間転写ベルト103の転写特性を表示させて
おり、図1(b)、(c)に示すように、3つの貫通孔
123の長さが小、大、中で、中間転写ベルトの転写特
性が転写特性aであることを示し、3つの貫通孔123
の長さが小、小、小で、中間転写ベルトの転写特性が転
写特性bであることを示している。しかしながら、基本
的には、貫通孔は1つでもよく、その長さで中間転写ベ
ルトの転写特性に対応させるようにすればよい。
【0026】したがって、貫通孔センサ115からの光
が貫通孔123を透過して検出すると、図1(b)の転
写特性aの中間転写ベルトでは、図2(a)に示すよう
に、たとえば検出されるパルス幅が小、大、中の出力信
号が得られる。図1(c)の転写特性bの中間転写ベル
トでは、図2(b)に示すように、検出されるパルス幅
が小、小、小の出力となる。したがって、貫通孔センサ
115の出力を処理すれば、中間転写ベルトの転写特性
が分かる。
【0027】貫通孔センサ115の出力を処理する回路
を図3に示す。図3に示すように、処理回路は、A/D
コンバータ116、タイマー回路117、RAM11
8、比較回路119、ROM120およびCPU121
からなっている。
【0028】CPU121は、貫通孔センサ115から
の出力信号の立ち下がりエッジを検出して、A/Dコン
バータ116へクロックを送出し、またタイマー回路1
17に起動信号を送出する。A/Dコンバータ116
は、貫通孔センサ115からの出力信号を受けて、アナ
ログ信号からデジタル信号に変換する。RAM118
は、A/Dコンバータ116で変換されたデジタル信号
を一時的に格納する。ROM120は、予め中間転写ベ
ルト103の各転写特性に対応する貫通孔の長さをデジ
タルデータとして格納している。
【0029】比較回路119は、RAM118からの長
さのデータとROM120からの長さのデータを比較し
て、その結果をCPU121に戻す。CPU121は、
比較回路119からの結果が長さの一致になるまで、R
OM120のデータを読み出して、比較回路119でR
AM118からのデータと比較させる。そして比較回路
119から長さが一致の結果が出ると、CPU121
は、中間転写ベルトの転写特性を認識して、転写バイア
スを印加するためのパラメータを転写高圧電源112に
設定する。
【0030】本実施例による転写特性の検出動作を図4
のフローチャートに示す。図4において、ステップS1
で、プリンタがパワーONなどの再スタートによってイ
ニシャルモードが開始されると、中間転写ドラム(IT
B)103を回転駆動させる(S2)。
【0031】初めの貫通孔123のエッジをCPU12
1が検出すると、A/Dコンバータ116にクロックを
送出し、貫通孔センサ115からのアナログ出力信号を
デジタル信号に変換させ(S3)、またタイマー回路1
17を起動させる(S4)。貫通孔センサ115からの
デジタル変換された貫通孔123の長さのデータ(パル
ス幅のデータ)は、タイマー回路117が働いている
間、RAM118に格納される。
【0032】中間転写ベルト103の回転駆動が1周分
終了すると、タイマー回路117への出力をOFFし
て、RAM118への長さのデータの格納を停止させ、
ROM120からの貫通孔の長さに関するデータ(パル
ス幅のデータ)を読み出す(S6)。比較回路119
で、読み出した長さのデータとRAMからの取り込みデ
ータが一致しているかどうかを確認し(S7)、一致し
なければ、一致するまでROM120から長さデータの
読み出しを繰り返す。
【0033】ROMから読み出された長さデータと一致
したら、どんな転写特性の中間転写ベルトであるかを判
断し、その転写特性に対応する転写パラメータを高圧電
源122に設定して終了する。
【0034】以上のように、本実施例によれば、画像形
成装置本体に着脱自在に設置された交換可能な中間転写
ベルト103につき、その転写特性を検出して、中間転
写ベルトへの転写手段の転写バイアス(電圧または電
流)を適切に設定するようにしたので、中間転写ベルト
への転写不良を防止して、高品位な画像を得ることがで
きる。さらに、貫通孔センサ115による3つの貫通孔
123のうちの1つの貫通孔の検出をもって、感光ドラ
ム100への画像形成タイミングの基準とすることがで
き、フルカラー画像を形成する際の色ずれを防止するこ
とができる。
【0035】実施例2 実施例1では、貫通孔123の長さの相違によって中間
転写ベルト103の転写特性を認識していたが、本実施
例では、貫通孔123の個数の相違によって中間転写ベ
ルト103を認識するようにした。貫通孔の検出方法お
よびその処理回路は、実施例1と基本的に同じであるの
で省略する。本実施例の方法を図5にしたがって説明す
る。
【0036】図5において、ステップS1〜S2は実施
例1と同じである。ステップS3で、イニシャルモード
の開始後、初めの貫通孔123のエッジを検出すると、
ステップS4で、タイマー回路117の起動をかける。
ついで、貫通孔の検出数のカウントを開始する(S
5)。中間転写ベルトが1周する間にカウントした貫通
孔の数と、ROM120から読み出した各転写特性に応
じた貫通孔の数を、比較回路119で比較し、一致する
までROMからデータを読み出す(S7、S8)。一致
したら貫通孔数に応じた転写特性を判断し、転写高圧の
バイアス設定を行う(S9)。
【0037】本実施例によっても、画像形成装置本体に
着脱自在に設置された交換可能な中間転写ベルトの転写
特性を検出して、中間転写ベルトへの転写手段の転写バ
イアスを適切に設定するようにしたので、中間転写ベル
トへの転写不良を防止して、高品位な画像を得ることが
できる。
【0038】実施例3 製造メーカーによっては、中間転写ベルトに継ぎ目を有
するものがあり、その場合、継ぎ目の端部に無端縁処理
を施しているが、コストを抑えるために無端縁処理が不
十分となって、継ぎ目に突状の突起が生じることがあ
る。このため、この継ぎ目にトナー画像がかからないよ
うに、中間転写ベルトへの転写タイミングを制御するこ
とが行われる。
【0039】中間転写ベルト103は、ベルトの材質な
どベルト自体の転写特性の他、継ぎ目127の有無によ
り、転写タイミングが異なってくる。そこで、本実施例
では、継ぎ目127の有無を検出するようにした。
【0040】図6(b)に示すように、中間転写ベルト
103の端部の非画像領域に設けた貫通孔123とは別
に、継ぎ目125の端部に貫通孔123よりも短い切り
欠き127を設けた。そして図6(a)に示すように、
中間転写ベルト103の端部を挟んで設置した貫通孔セ
ンサ115で検出するようにした。したがって、検出出
力は図6(c)のようになる。
【0041】本実施例の検出方法を説明すると、図7の
フローチャートにおいて、ステップS1で、イニシャル
動作を開始し、中間転写ベルト103の回転駆動が開始
すると、貫通孔センサ115による貫通孔123または
切り欠き部127の検出があるまで検出を続け(S
2)、初めて検出したら、その長さ(パルス幅)を計測
して貫通孔123の長さと同一か否かを調べ、検出対象
が貫通孔123と判断されたならば、タイマー回路を起
動し、同一でなければ同一になるまで検出を続ける(S
3、S4)。ついで、ステップS5で、つぎに検出され
た長さのデータが、継ぎ目の切り欠き部127の長さに
相当するか否かを調べる。
【0042】このようにして、タイマー回路の起動開始
後、中間転写ベルト103の1周期の間に継ぎ目の切り
欠き部127の有無および貫通孔123の数を確認する
ことにより、中間転写ベルト103への転写タイミング
を設定し、中間転写ベルト103の転写特性を認識し
て、転写高圧電源に適切な転写バイアスを設定する(S
6、S7)。
【0043】本実施例によれば、画像形成装置本体に着
脱自在に設置された交換可能な中間転写ベルト103の
継ぎ目の有無を検出し、継ぎ目がある場合は、中間転写
ベルトへの転写タイミング(すなわち、感光ドラム10
0への画像形成タイミング)を設定し、さらに、中間転
写ベルトの転写特性を検出して、中間転写ベルトへの転
写手段の転写バイアスを適切に設定するようにしたの
で、中間転写ベルトへの転写不良を防止して、高品位な
画像を得ることができる。
【0044】以上の実施例では、いずれも、中間転写ベ
ルト103に転写特性の識別表示として、転写特性に対
応した長さの貫通孔123を設け、それを光透過式の検
知センサ115で検出するか、また継ぎ目のある中間転
写ベルトでは、貫通孔123の他に、さらに継ぎ目部に
切り欠き部127を設け、その貫通孔123および切り
欠き部を検知センサ115で検出して、中間転写ベルト
の転写特性を識別したが、貫通孔同士等の間の長さを転
写特性に対応させておいて、その長さを検出して転写特
性および/または継ぎ目の有無を識別するようにしても
よい。また、貫通孔(切り欠き)を複数設けずに、1つ
であってもよい。その際、メーカーごとに貫通孔の長さ
を変えて、貫通孔と継ぎ目の位置関係が予め分かってい
ればよい。さらに、貫通孔や切り欠きの代わりに光反射
板を設けて、それを光反射式のセンサで検出するように
してもよい。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画像形成装置本体に着脱自在に設置された交換可能な中
間転写ベルトの転写特性を検出して、中間転写ベルトへ
の転写手段の転写バイアスを適切に設定するようにした
ので、中間転写ベルトへの転写不良を防止して、高品位
な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における中間転写ベルトの転
写特性の検出方法を示す説明図である。
【図2】図1の検出方法で使用した貫通孔センサの出力
の違いを示す図である。
【図3】貫通孔センサの出力信号の処理回路を示すブロ
ック図である。
【図4】図1の検出方法の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の他の実施例における検出方法の動作手
順を示すフローチャートである。
【図6】本発明のさらに他の実施例における中間転写ベ
ルトの転写特性の検出方法および貫通孔センサの出力を
示す説明図である。
【図7】図6の検出方法の動作手順を示すフローチャー
トである。
【図8】従来の画像形成装置を示す概略図である。
【符号の説明】
100 感光ドラム 103 中間転写ベルト 115 貫通孔センサ 123 貫通孔 125 継ぎ目部 127 切り欠き部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA38 DA41 DE02 DE07 EA03 EC09 EC15 ED30 EE01 EE02 EF01 HB05 HB07 HB16 2H030 AD16 AD17 BB16 BB24 BB42 BB54 2H032 AA01 AA15 BA05 BA09 BA13 CA02 9A001 HH34

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナー像を担持する像担持体と、装置本
    体に対して着脱可能であって、前記像担持体上のトナー
    像が転写される中間転写ベルトとを有し、前記中間転写
    ベルト上のトナー像は記録材に転写される画像形成装置
    において、 装置に使用可能な前記中間転写ベルトの種類は複数であ
    り、前記中間転写ベルトはトナー像が転写されない非画
    像領域に前記中間転写ベルトの種類を識別する識別表示
    を有し、 前記中間転写ベルトを装置本体に着脱後、前記識別表示
    を検出する検出手段を有することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 前記識別表示は貫通孔を有し、前記検出
    手段により検出された前記貫通孔の数に応じて、前記中
    間転写ベルトの種類を識別する請求項1の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 前記識別表示は貫通孔を有し、前記検出
    手段による前記貫通孔を検出している時間に応じて、前
    記中間転写ベルトの種類を識別する請求項1の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 前記像担持体上のトナー像を前記中間転
    写ベルトに転写する転写手段を有し、前記検出手段によ
    る検出結果に応じて、前記転写手段に印加する電圧を設
    定する請求項1〜3のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記像担持体上のトナー像を前記中間転
    写ベルトに転写する転写手段を有し、前記検出手段によ
    る検出結果に応じて、前記転写手段に流れる電流を設定
    する請求項1〜3のいずれかの項に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】 前記中間転写ベルトは継ぎ目を有し、前
    記検出手段による検出結果に応じて、トナー像が前記中
    間転写ベルトの前記継ぎ目を避けるように、前記像担持
    体にトナー像を形成するタイミングを設定する請求項1
    〜5のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記像担持体は複数色のトナー像を担持
    可能であり、前記像担持体上の前記複数色のトナー像は
    前記中間転写ベルトに順次重ねて転写される請求項1〜
    6のいずれかの項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記検出手段による検出結果に応じて、
    前記像担持体にトナー像を形成するタイミングを設定す
    る請求項7の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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