JP2000131952A - 画像形成方法 - Google Patents

画像形成方法

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JP2000131952A
JP2000131952A JP30350798A JP30350798A JP2000131952A JP 2000131952 A JP2000131952 A JP 2000131952A JP 30350798 A JP30350798 A JP 30350798A JP 30350798 A JP30350798 A JP 30350798A JP 2000131952 A JP2000131952 A JP 2000131952A
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toner
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JP30350798A
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Junko Inaba
潤子 稲葉
Masaaki Taya
真明 田谷
Hagumu Iida
育 飯田
Tetsuya Ida
哲也 井田
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Original Assignee
Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 現像剤の劣化が少なく、画像劣化が長期にわ
たって防止でき、現像を長時間くりかえし行っても安定
して良好な画像を得ることを可能とした画像形成方法を
提供することである。 【解決手段】 現像剤容器2内に収容された磁性キャリ
ア及び非磁性トナーを有する二成分系現像剤を、磁界発
生手段11を内蔵した現像剤担持体10上に担持し、像
担持体に形成された潜像を現像する画像形成方法におい
て、現像部よりも現像剤担持体の回転方向下流側で、か
つ現像剤容器内に、第1の磁極N1と同極性の第2の磁
極N2とを有し、N1とN2との間に、現像剤担持体表
面の垂直方向の磁界の強さBrが50ガウス以下である
反発極間領域を有する。現像剤規制手段30は、現像剤
担持体の磁極N2の対向位置近傍に配置されている。磁
性キャリアは、残留磁化が2emu/g乃至10emu
/gであり、50%粒径が20μm乃至60μmであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーと磁性キャ
リアを有する現像剤を用いる所謂二成分現像方法によっ
て静電潜像を接触現像する画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真法或いは静電記録法等に
より形成された静電潜像を現像する乾式現像法として
は、各種の装置が提案され、また実用化されている。大
きく分けると一成分方式と二成分方式とに分けられる。
一成分方式においてはほとんどが非接触方式であるが、
その代表的な方式として磁性トナーを用いたジャンピン
グ現像法がある。この現像法は、簡易な構成で高品位な
画質が得られるが、トナーに磁性体粒子が含まれるため
にカラー画像を得ることができない。
【0003】また、非磁性トナーを用いた一成分現像法
があり、これによればカラー画像が得られるが、現像ス
リーブ上にトナーを塗布することが困難で、弾性ブレー
ドによって塗布しているのが現状であり、安定性や耐久
性に欠ける面がある。
【0004】一方、二成分現像法は磁性キャリアにより
トナーを搬送するものであるが、非磁性トナーを用いる
ことができるのでカラー画像を得ることができ、画質も
高品位である。
【0005】従来より、二成分系現像剤の磁気ブラシに
より現像を行なう現像装置としては、図2に示すような
現像装置がよく用いられている。
【0006】この現像装置は、現像容器2を備え、現像
容器2内に現像剤搬送スクリュー4及び6が配設されて
いる。現像容器2内に収容された二成分系現像剤は、上
記のスクリュー4及び6により容器2内で往復循環され
る。また現像装置は矢印a方向に回転する像担持体とし
ての感光ドラム100上の潜像を現像するために、矢印
b方向へ回転して容器内の現像剤を感光ドラム100上
と対向した現像部の方へ搬送する現像剤担持体10を有
する。通常、現像剤担持体10は円筒状の現像スリーブ
であり、その内側に磁界発生手段11として磁化された
マグネットローラが現像スリーブの回転に対して非回転
に設けられている。
【0007】容器2内の現像剤は、マグネットローラ1
1のN2極で現像スリーブ10上に汲み上げられ、現像
スリーブ10の回転に伴い現像スリーブ10上をS2極
→N3極→S1極と搬送される。その搬送途上で現像剤
は、現像スリーブ10に対してS2極対向部近傍に非接
触で配置された規制ブレード30によって層厚を規制さ
れ、現像スリーブ上10に現像剤の薄層が形成される。
マグネットローラ11の現像部に位置されたS1極は現
像主極であり、S1極によって穂立ちした現像剤が感光
ドラム100上に形成された潜像を現像し、現像剤はそ
の後N1極、N2極の反撥磁界により現像スリーブ10
から除去され、現像剤が容器2内に落下、戻される。
【0008】しかしながら、このような従来の現像装置
においては、規制ブレード30によって規制され残った
現像剤が該ブレード30の現像スリーブ10の回転方向
上流側付近にS2極、N2極の磁力により保持され大量
に溜まり、さらに現像スリーブによって次々と現像剤が
搬送されてくるので、大きな圧力がかかる。そのため
に、規制ブレード30の付近に溜まった現像剤には磁性
キャリアと樹脂トナーとの間に大きな力が加わって、樹
脂トナーに外添されたTiO2等の微粉粒子が樹脂トナ
ーの中に埋め込まれるといった現象が発生する。さらに
樹脂トナーの形状自体も磁性キャリアとの衝突によって
角がとれて、丸みを帯びてくる。また、長時間使用する
と、磁性キャリアの表面に樹脂トナーが付着して取れな
くなる、いわゆるスペント現象が生じる。
【0009】このような現象が生じると、樹脂トナーの
帯電量、いわゆるトリボが使用時間とともに変化し、画
像濃度が変化したり、磁性キャリアや感光ドラムに対す
る樹脂トナーの機械的付着力が増し、電界に対応した現
像や転写が行われにくくなり、現像トナーの部分的欠落
(ムラ)が発生してしまう。
【0010】すなわち、使用とともに、初期の画像と比
べると、極めて印象の悪い画像になってしまっていた。
上記のような現像剤の劣化の対策として、N2極とS2
極の磁束密度の絶対値を下げて現像剤溜り部での磁気的
拘束力を低くすることにより、現像容器の規制ブレード
の上流側に溜まる二成分系現像剤の溜まり量を少なく
し、また次々と現像剤が搬送されてくるのを防ぐこと
で、現像剤にかかる圧力を軽減することが、特開平6−
332320号公報で提案されている。
【0011】上記の現像装置では、現像剤に対する帯電
付与を現像剤溜り部でおこなう構成になっており、従っ
て、そのようにした場合、現像剤の溜り部での現像剤に
対する帯電付与能力が弱まり、現像剤を十分に帯電させ
ることができないという弊害が生じる。
【0012】これらの現像方法に適用される二成分系現
像剤を構成するキャリアは、導電性キャリアと絶縁性キ
ャリアに大別され、導電性キャリアとしては通常酸化又
は未酸化の鉄粉が用いられるが、この鉄粉キャリアを成
分とする現像剤においては、トナーに対する摩擦帯電性
が不安定であり、また現像剤により形成される可視像に
カブリが発生する欠点がある。即ち現像剤の使用に伴な
い、鉄粉キャリア粒子の表面にトナー粒子が付着、蓄積
(スペント・トナー)するため、キャリア粒子の電気抵
抗が増大して、バイアス電流が低下し、しかも摩擦帯電
性が不安定となり、この結果形成される可視像の画像濃
度が低下しカブリが増大する。従って、鉄粉キャリアを
含有する現像剤を用いて電子複写装置により連続的に複
写を行なうと、少数回で現像剤が劣化するため、現像剤
を早期に交換することが必要となり、結局コストが高い
ものとなる。
【0013】また絶縁性キャリアとしては一般に鉄、ニ
ッケル、フェライト等の強磁性体より成るキャリア芯材
の表面を絶縁性樹脂により均一に被覆したキャリアが代
表的なものである。このキャリアを用いた現像剤におい
ては、キャリア表面にトナー粒子が融着することが導電
性キャリアの場合に比べて著しく少なく、同時にトナー
とキャリアとの摩擦帯電性を制御することが容易であり
耐久性に優れ使用寿命が長い点で、特に高速の電子複写
機に好適であるという利点がある。
【0014】絶縁性キャリアに対して要求される特性は
種々あるが、特に重要な特性として適当な帯電性、耐衝
撃性、耐摩耗性、コアと被覆材料との良好な密着性、電
荷分布の均一性等を挙げることができる。
【0015】上記諸要求特性を考慮すると、従来使用さ
れてきた絶縁性キャリアは依然として改善すべき問題を
残しており、完全なものは今のところ知られていない。
例えば、アクリル系樹脂等をキャリアの被覆材として用
いる例は、特開昭47−13954号公報、特開昭60
−208765号公報などで開示されている。また特に
分子量について述べられているものとしては、特開昭6
0−208767号公報などで開示されており、分子量
を一定管理することにより被覆されたキャリアの帯電性
が安定化することが知られている。ところが、被覆樹脂
をキャリア芯材に付着させるには、装置の条件や被覆を
行う環境、特に湿度の影響を受けやすく、たとえそれら
を厳しく管理しても樹脂を安定的に芯材に付着させ、十
分な帯電性と耐久性を持たせるためには、未だ満足がゆ
くものがないのが現状である。
【0016】一方、トナー融着などのキャリアのスペン
ト化を防ぐために、表面エネルギーの小さい樹脂を被覆
層として用いることにより耐久性を向上させる提案がな
されており、例えば表面エネルギーの小さい樹脂として
シリコーン樹脂が挙げられる。シリコーン樹脂は、表面
張力が低いこと以外に撥水性が高いという利点を持つ反
面、接着性が悪いため被覆層に使用した場合剥離し易い
という問題点を持つ。
【0017】この問題点を改善するために、例えば樹脂
変性シリコーン樹脂を用いる方法(特開昭55−127
569号公報)、ビニルシランを含有せしめ他の樹脂と
反応させる方法(特開昭56−32149号公報)、ト
リアルコキシシランとエチルセルロースとの混合物を用
いる方法(USP3,840,464)、オルガノシリ
コーンターポリマーとポリフェニレン樹脂との混合物を
用いる方法(USP3,849,127)等が提案され
ているが、その被覆膜の形成のため300℃以上の高温
が必要であったり、シリコーン樹脂と他の樹脂との相溶
性が悪く被覆膜が不均一になり期待される特性が得られ
ない等の問題があった。また、比較的低い硬化温度にて
被覆膜を作ることも提案されている(特開昭55−12
7569号公報)が、接着性が不充分であり且つ被覆膜
の強靭性が不充分であるため摩耗し易く、例えば高速複
写機のような現像部内での強い長時間の撹拌により、キ
ャリア粒子が現像部内壁や感光体表面に衝突したり、又
は粒子間同士が衝突すると、シリコーン樹脂被覆層が時
間とともに摩損・剥離して、摩擦帯電がトナーとシリコ
ーン樹脂間の帯電から、トナーとキャリア芯材の帯電へ
と変化するため、現像剤の帯電量が一定に保たれず、画
像品質の劣化をきたすものであった。
【0018】一方、トナー粒子に外添剤を付与して、ト
ナーの摩擦帯電性を安定化することが提案されている。
例えば、疎水化処理したアルミナを使用することは、特
開昭61−275862号公報や特開昭61−2758
63号公報等に提案されている。これらはアミノ変性シ
リコーンオイルにより被覆されたアルミナであり、処理
後のアルミナ粒子の凝集が避けられず、トナーに高流動
性を付与することは困難である。
【0019】また、疎水化処理したアルミナを用いるこ
とは、特開昭62−8164号公報,特開昭62−12
9860号公報,特開昭62−129866号公報,特
開昭62−209538号公報,特開平4−34516
8号公報及び特開平4−345169号公報に提案され
ている。しかしながら、これらは、均一疎水化処理する
ためのアルミナ粒子の表面活性ならびに結晶構造等に関
しては一切言及しておらず、またこれらは主に帯電の安
定化のために使われているにすぎず、シリカ等と併用す
ることによってトナーに高い流動性を付与しており、ア
ルミナ自身による高流動性の付与という点において改善
すべき点がある。
【0020】さらに、特開平2−251970号公報に
は、カップリング剤による表面処理が施された外部滑性
剤としてアルミナも記載されているが、通常のアルミナ
を処理しただけでは特に高温高湿下での帯電安定化に問
題が生じやすく、必ずしも帯電の安定化の点で満足のい
くものではなかった。
【0021】また、疎水化処理したアルミナ微粉体を用
いて、流動性の確保と帯電の安定化、特に低温低湿下で
の過帯電防止を目的として特開平4−280254号公
報,特開平4−280255号公報及び特開平4−34
5169号公報に、疎水化度40%以上のアルミナ微粉
体が提案されている。確かに帯電の安定化には効果があ
るものの、やはりシリカ等の高BET比表面積の微粉体
と比較して、流動性付与の点でさらなる改善が求められ
るところであり、均一処理が施されており、なおかつ凝
集粒子が少なく高BET比表面積を維持した疎水化アル
ミナ微粉体が強く求められている。
【0022】さらに特開平3−191363号公報に、
疎水性γ晶アルミナ研磨物質を含有するトナーの記載が
あるが、これは従来から示されているアルミナの研磨効
果を非晶質シリコンの感光体を用いた時に均一かつ効果
的に発揮されるべく検討されたものであり、流動性の付
与と帯電安定化の2つの機能を同時に満足するアルミナ
微粉体とは性質を異にするものである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、現像
剤の劣化が少なく、画像劣化が長期にわたって防止で
き、現像を長時間くりかえし行っても安定して良好な画
像を得ることを可能とした画像形成方法を提供すること
である。
【0024】本発明のさらなる目的は、カブリのない鮮
明な画像特性を有し、かつ、耐久安定性に優れた画像形
成方法を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は以下
の構成により達成される。
【0026】すなわち、本発明は、現像剤容器内に収容
された磁性キャリア及び非磁性トナーを有する二成分系
現像剤を、磁界発生手段を内蔵した現像剤担持体上に担
持し、該現像剤担持体に近接して設置された現像剤規制
手段で二成分系現像剤の搬送量を規制しながら、該現像
剤担持体によって二成分系現像剤を像担持体と対向した
現像部へ搬送し、該現像部で該二成分系現像剤により該
像担持体に形成された潜像を現像する画像形成方法であ
り、該磁界発生手段において、該現像部よりも該現像剤
担持体の回転方向下流側であり、かつ現像剤容器内に、
第1の磁極と、該第1の磁極の該現像剤担持体回転方向
のさらに下流側に隣接し、該第1の磁極と同極性の第2
の磁極とを有し、該第1の磁極と該第2の磁極との間
に、現像剤担持体表面の垂直方向の磁界の強さBrが5
0ガウス以下である反発極間領域を有し、該現像剤規制
手段は、該現像剤担持体の第2の磁極の対向位置近傍に
配置されてあり、該磁性キャリアは、残留磁化が2em
u/g乃至10emu/gであり、50%粒径が20μ
m乃至60μmであることを特徴とする画像形成方法に
関する。
【0027】
【発明の実施の形態】キャリアの磁化量は、理研電子
(株)製の振動磁場型磁気特性自動記録装置にて1キロ
エルステッドの外部磁場中に円筒状にパッキングしたキ
ャリアの磁化の強さを求めたものである。
【0028】まず、上記の現像器構成にすることで、現
像剤規制部材の上流側に形成される現像剤溜まりの量
は、第2の磁極と、この第2の磁極の対向位置近傍に配
置される現像剤規制手段とで限定される領域に溜まる量
に限られるので、従来より現像剤のたまり量は大幅に少
なくなる。なお、本発明において、「第2の磁極の対向
位置近傍」とは、第2の磁極の磁束密度の半値幅をx度
としたときに、第2の磁極の最大磁束密度対向位置か
ら、現像スリーブの回転方向下流側にx/2度の間の位
置を意味する。
【0029】また該第2の磁極の回転方向上流側の第1
の磁極と第2の磁極との間の反発極間領域は、磁界が小
さく、現像剤が落下除去されているので、次々と現像剤
が搬送されてくることがなく、現像剤に大きな圧力がか
かることがない。すなわち、長期にわたって現像剤の劣
化のない現像装置が可能となる。
【0030】しかし、その結果、現像剤溜り部における
磁気拘束力が低くなるので、現像剤同士間での圧縮力が
弱まり、現像剤に対しての帯電付与量が不足するという
弊害を生じる。
【0031】このような帯電不十分に伴う問題を解決す
る方法として、詳細な検討を行った結果、キャリアの残
留磁化が現像剤の間で磁気圧縮力として作用し、現像剤
の帯電付与の補助の働きをすることを見出した。
【0032】しかし、残留磁化が高いと、現像器内に加
え、スリーブ上での現像剤が凝集ぎみとなり、スリーブ
の現像剤搬送能力が低下し、現像領域へ搬送される現像
剤量が不足する。その結果、現像性の低下を引き起こ
し、出力画像の濃度低下が発生する。
【0033】そこで、上記の現像装置の構成において、
現像剤溜り部の圧力を軽減した場合でも十分に帯電付与
が行われるためのキャリアの残留磁化の最適値に関して
詳細な検討を行なった結果、キャリアの残留磁化とし
て、残留磁化が2emu/g乃至10emu/gの範囲
にあることが必要であることが判明した。
【0034】また、本発明における効果をより一層効果
的にするために、キャリアの50%粒径が20乃至60
μm、好ましくは25乃至45μmであることが良い。
【0035】小粒径であることにより、トナーとキャリ
アの接触回数が増え、トナーの帯電の立ち上がりが速く
なり、補給量が増大しても、未帯電のトナーが現像され
ることが無くなる。更に、帯電の立ち上がりが速くなる
ことにより、カブリが防止できる。
【0036】50%粒径が20μm未満の場合は、キャ
リア付着が発生しやすく実用上問題を有する。50%粒
径が60μmを超える場合では、キャリアのトナー搬送
能力が低下し、磁気ブラシの均一性に欠け、トナーの非
画像部への飛び散りが増加し、画像の解像力やハイライ
ト再現性が低下し、また、細線再現性も劣る。
【0037】更に、本発明をより一層効果的にするため
に、キャリアの保磁力Hc[Oe]と残留磁化σr[e
mu/g]の積が 2<Hc×σr<20 であることが好ましい。
【0038】キャリアの保磁力Hcと残留磁化σrの積
は、いわゆるエネルギー積であり、残留磁化の状態から
逆磁場を加えた場合の減磁曲線の指標ともいえる。
【0039】エネルギー積が大きすぎると、スリーブ表
面における移動磁界による転動が十分でなく、摩擦帯電
作用が不十分となる。また、磁場の動きに対応するキャ
リア粒子の動きがわるく、移動磁界でのキャリア粒子に
よる磁気ブラシの穂だちの動きが悪くなる。その結果磁
気ブラシの摺擦作用が不十分となり、画像品質を低下さ
せるという問題を生じる。
【0040】従って、エネルギー積は上記の範囲に収め
ることが好ましい。
【0041】本発明に用いられるキャリアの芯材(磁性
粒子)としては、本発明の目的の磁気特性を得るという
点で、MnOを必須成分とする磁性フェライトであるこ
とが望ましい。
【0042】また、本発明のキャリアは、耐久性を向上
させるために、キャリア粒子表面を任意の樹脂でコート
して用いることが好ましい。コート樹脂としては、公知
の適当な樹脂を用いることができる。例えば、スチレン
系樹脂、アクリル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコーン系
樹脂、エポキシ系樹脂等でコートして用いることができ
る。本発明においては、反応性シリコーン樹脂、更に好
ましくはアミノシランカップリング剤を含有する反応性
シリコーン樹脂を用いるのが好ましい。前述の樹脂を被
覆層に用いたとき、磁性キャリア芯材に含有する適度の
水分とシリコーン樹脂中の残存反応基とが適度に反応
し、良好な接着性及び帯電性を達成し、非常に高性能な
長寿命キャリアが得られる。このキャリア表面を樹脂で
被覆する方法としては特別な制約はない。
【0043】以上の特性を特徴とするキャリアを上記現
像装置と組み合わせて用いることにより、現像剤の劣化
速度を抑制し、かつ、長期にわたってカブリやトナー飛
散を抑制できる画像形成方法を提供できる。
【0044】一方、上記の如き磁性キャリアと混合して
用いられるトナーサイドからも、改良を加えることが望
ましい。
【0045】すなわち、本発明の現像器構成では、現像
剤溜り部における磁気拘束力が低くなり、現像剤同士間
での圧縮力が弱まるため、この現像器に用いるトナーに
は更なる高流動性の付与が要求される上記の現像装置の
構成の持つポテンシャルを最大に引きだし、現像剤劣化
の防止、十分な帯電付与を達成するためには、トナーの
流動性が大きく関与しており、鋭意検討した結果、トナ
ーの凝集度が2〜20%であるトナーが有効であること
を知見した。
【0046】凝集度が20%を超える場合は、トナーホ
ッパーから現像器へのトナー搬送性の低下、現像器内で
のトナーとキャリア混合不良、更にはトナーの帯電不良
等の問題が起こりやすい。
【0047】また、本発明の効果をより一層向上させる
ために、トナーの外添剤は、疎水化処理アルミナ微粉体
であることが好ましい。
【0048】トナーの凝集度を下げる目的で、BET比
表面積の大きいシリカ微粉体を添加するのが一般的であ
るが、シリカ微粉体を添加すると、トナーの環境特性が
低下しやすく、高湿下でのトナーの帯電量の低下、低湿
下でのトナーの帯電量の増加が生じやすい。さらにシリ
カ微粉体は、それ自身が大きな負帯電性を示すので、外
添剤として用いたとき、トナー粒子間の静電的凝集力が
高まり、目的とする流動性の高いトナーは得られにく
い。
【0049】本発明に用いる疎水化処理アルミナ微粒子
は、帯電付与能力も高く、流動性向上と帯電安定化の両
立を図ることが可能となる。
【0050】本発明に用いる疎水化処理アルミナ微粒子
は、BET比表面積が130m2/g以上であり、一次
平均粒子径が0.002〜0.1μmであることが好ま
しい。
【0051】BETが130m2/gより小さいと、粒
子成長した、もしくはαアルミナまで結晶変化したアル
ミナが一部混在していることが考えられ、これでは目的
とする高流動性が得られにくい。また、処理前のいわゆ
る未処理の段階では非常に高いBET値を示していたに
もかかわらず、処理の工程で大きくBET値も低下させ
てしまい、結果的にBETが130m2/gより小さく
なってしまったものは、粒子が溶液中で均一に分散され
ずに凝集体になったまま処理剤と反応してしまったケー
スや、もしくは処理剤自体が自己縮合し、一部オイル状
となって粒子または凝集体表面に付着してしまったケー
ス等がこれにあてはまり、目的とする均一表面処理微粉
体が得られにくい。
【0052】さらに処理微粉体は、流動性付与の点から
平均粒径は、好ましくは0.002〜0.1μm、より
好ましくは0.005〜0.05μmが良い。
【0053】平均粒径が0.1μmより大きいと、流動
性が低下し、トナーの帯電が不均一となりやすく、結果
として、トナーの飛散やカブリ等が生じやすく、高画質
な画像を生成しにくくなる。また、平均粒径が0.00
2μmより小さいと、トナー粒子表面に処理微粉体が埋
め込まれやすくなり、トナー劣化が早く生じやすく、耐
久性が低下しやすい。この傾向はシャープメルト性のカ
ラートナーに適用した場合、より顕著である。また、
0.002μmより小さいと、どうしても粒子の活性が
高く、粒子同士が凝集しやすくなり、目的とする高流動
性が得られにくい。
【0054】本発明に好適な処理アルミナ微粉体の含有
量は、トナー粒子100重量部に対して0.5〜5重量
部、好ましくは0.6〜3重量部、より好ましくは0.
7〜2.5重量部である。
【0055】0.5重量部より少ないと、トナーの流動
性が低下しやすく、また逆に5重量部より多い時にはト
ナーから離脱しやすい。離脱した処理アルミナ微粉体
が、キャリア表面を汚染しやすくキャリア自身の帯電付
与能を低下させたりして好ましくなく、また遊離した有
機処理アルミナ微粉体は現像時に感光体表面上に飛びや
すく、クリーニング不良の原因にもなりやすい。さらに
カラートナーとして用いる場合、有機処理アルミナ微粉
体が多く含有されていると、OHPの投影像にかげりが
生じ、鮮明なものが得られなくなってしまう。
【0056】アルミナ微粉体の疎水化処理剤としては、
表面改質の目的、たとえば帯電特性のコントロール、さ
らには高湿下での帯電の安定化および反応性に応じて適
宜選択すれば良い。例えばアルキルアルコキシシラン,
シロキサン,シラン,シリコーンオイル等のシラン系有
機化合物であり、反応処理温度にて、それ自体が熱分解
しないものが良い。特に好ましいものとしては、カップ
リング剤等の揮発性を有し、疎水性基及び反応性に富ん
だ結合基の双方を有しているアルキルアルコキシシラン
を用いるのが良い。
【0057】その処理量は、アルミナ微粉体100重量
部に対して1〜50重量部、好ましくは3〜45重量部
とし、疎水化度を30〜90%、好ましくは40〜80
%にすれば良い。
【0058】疎水化度は30%より小さいと、高湿下で
の長期放置による帯電量低下が大きく、ハード側での帯
電促進の機構が必要となり、装置が複雑化する。また、
疎水化度が90%を超えると、アルミナ微粉体自身の帯
電コントロールが難しくなり、結果として低湿下でトナ
ーがチャージアップしやすい。
【0059】本発明において、アルミナ微粉体の処理方
法は、溶液中でアルミナ微粉体を機械的に一次粒径とな
るように分散しながら、カップリング剤を加水分解させ
て処理する方法が効果的であるが、特に何ら限定するも
のではない。
【0060】本発明に好適な処理微粉体の含有量は、ト
ナー粒子に対して0.5〜5重量%、好ましくは0.6
〜3重量%、より好ましくは0.7〜2.5重量%であ
る。
【0061】0.5重量%より少ないと、いくら本発明
のごとき粒径の細かい処理微粉体であっても、トナー粒
子への流動付与性が低く、また逆に5重量%より多い時
にはトナーから離脱した処理微粉体が、キャリア表面を
汚染してキャリア自身の帯電付与能を低下させたりして
好ましくなく、また遊離した処理アルミナは現像時に感
光体表面上に飛びやすく、クリーニング不良の原因にも
なりやすい。さらにカラートナー用として用いる場合、
処理微粉体が多く目的とする均一表面処理微粉体が得ら
れにくい。
【0062】上記現像装置に、以上の特性を有するキャ
リアとトナーの外添剤を組み合わせて用いることによ
り、現像剤溜り部における磁気拘束力が低くなることに
よる現像剤の帯電付与量不足するという弊害を解決する
だけでなく、それぞれの効果を相乗的に向上しあい、現
像剤の劣化防止と帯電安定性の両方の効果を両立させる
ことが可能となる。これは、他のキャリア、他の外添剤
の組み合わせでは達成し得なかったことである。
【0063】このようにして、本発明は、それぞれの現
像剤の劣化速度を抑制し、かつ、長期にわたってカブリ
やトナー飛散を抑制できる画像形成方法を提供できる。
【0064】本発明に用いられるトナーは、結着樹脂中
に着色剤や荷電制御剤等を分散させたものである。
【0065】トナーに使用する結着樹脂としては、特に
限定されるものではないが、ポリスチレン、クロロポリ
スチレン、スチレン−クロロスチレン共重合体、スチレ
ン−アクリル酸エステル共重合体、スチレン−メタクリ
ル酸共重合体、さらにはロジン変性マレイン酸樹脂、エ
ポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ポリウレタン樹脂等が挙げられる。
これらは単独または混合して用いられる。
【0066】本発明に用いることのできる荷電制御剤と
しては、任意の適当なものを用いることができる。例え
ば正荷電性トナー用としては、ニグロシン系染料、4級
アンモニウム塩等があり、負荷電性トナー用としては、
含金属モノアゾ染料等が挙げられる。
【0067】着色剤としては、従来より知られている染
料および/または顔料が使用可能である。この着色剤の
含有量は結着樹脂100重量部に対し、2〜8重量部程
度でよい。
【0068】トナーの製造方法は特に限定されるもので
はなく、例えば結着樹脂、荷電制御剤、着色剤をヘンシ
ェルミキサー等の混合機で十分混合し、次いで、二軸押
出機等で溶融混練し、冷却後、粉砕、分級し、外添剤を
添加後、ミキサー等で混合することにより得ることがで
きる。
【0069】次に、本発明の画像形成方法に好適な現像
装置について説明する。
【0070】本発明に用いられる現像剤に適用する現像
装置には、現像剤の撹拌混合部と、現像剤を現像領域へ
搬送する現像剤搬送部、トナー補給部から構成されるも
のを使用できる。現像剤の撹拌混合部の構成としては、
公知の現像装置に用いられている撹拌混合方式を用いる
ことができる。
【0071】図1は、本発明を実施するのに好適な現像
装置の一例を示す。
【0072】磁性キャリアと非磁性トナーからなる二成
分系現像剤を収容した現像剤容器2が備えられている。
現像スリーブ10には、5つの磁極、即ち、感光ドラム
100に対向配置された現像主極S1、および現像スリ
ーブ10の回転方向にN1、N2、S2、N3の各磁極
を有する磁界発生手段であるマグネチックローラ11が
非回転に設けられている。
【0073】上記磁極のうち、N1,N2極は第一室2
a内に配置され、N2極は規制ブレード30に概略対向
するように配置されている。ここでは、N1が第1の磁
極であり、N2が第2の磁極である。
【0074】現像剤容器2の現像剤は、現像剤容器2に
設けられた現像剤搬送スクリュー4により撹拌されなが
ら奥側から手前側に搬送されるが、このとき一部の現像
剤がN2極によりくみ上げられる。ここで、N2極の最
大磁束密度は600ガウス、磁束密度の半値幅は30度
である。
【0075】くみ上げられた現像剤は、規制ブレード3
0の磁性板30bとN2極との間で約45mg/cm2
の層厚に規制される。ここで、規制ブレード30が配置
される位置は、N2極の最大磁束密度対向位置から下流
側に10度の位置である。
【0076】このように、N2極の磁束密度の半値幅を
x度としたとき、規制ブレード30は、N2極の最大磁
束密度対向位置から、現像スリーブ10の回転方向下流
側にx/2度の間の位置、すなわちN2極の対向位置近
傍に配置される。
【0077】その範囲より上流側に配置すると、現像剤
の溜りが少なすぎて規制された現像剤層に層厚ムラが生
じる。反対に上記範囲より下流側に配置しても、N2極
と規制ブレード30間の磁界が弱いがためにやはり層厚
ムラが生じる。
【0078】層厚が規制された現像剤は、S2→N3極
と搬送され、現像部を通過した現像剤は、N1極(磁束
密度は400〜500ガウス)へと搬送され、N1極と
N2極の間の反発極間領域の現像スリーブ10上の垂直
方向の磁束密度Brが45ガウス、かつ水平方向の磁束
密度Bθが45ガウスの領域で、現像剤は現像スリーブ
10から落下し、現像スリーブ下方に設けられたスクリ
ュー4に受け渡される。
【0079】このように、2つの同極の磁極N1,N2
のうち、現像スリーブ10の回転方向下流側に位置する
N2極の対向位置近傍で現像剤を規制することによっ
て、現像スリーブ10上に塗布されずに余った現像剤の
うち、N2極で保持できない現像剤は速やかにスクリュ
ー4上へと落下するので、規制ブレード30の現像スリ
ーブ10の回転方向下流側の近傍に現像剤の大きな溜り
が発生することはない。
【0080】また、N1,N2の反発極間で現像剤が落
下除去されているので、従来のように次々と現像剤が搬
送されてきて、おおきな圧力が現像剤にかかることがな
く、従って現像剤の劣化を大幅に抑えることが可能とな
る。
【0081】
【実施例】(キャリアの製造例1)MnOを30mol
%、MgOを20mol%、Fe23を44.5mol
%湿式ボールミルで5時間粉砕、混合し、乾燥させた
後、850℃で1時間保持し、仮焼成を行なった。これ
を湿式ボールミルで7時間粉砕し、3μm以下とした。
このスラリーに分散剤およびバインダーを適量添加し、
次いでスプレードライヤーにより造粒、乾操し、電気炉
にて1200℃で4時間保持し、本焼成を行なった。そ
の後、解砕し、さらに分級してフェライト粒子の芯材を
得た。
【0082】このフェライト粒子を芯材とし、シリコー
ン系樹脂の固形分に対し、アミノシランカップリング剤
を20wt%混合し、トルエン溶剤に溶解させ、流動床
を用いてキャリア芯材に対し0.1wt%コーティング
し、さらに250℃で3時間焼付を行ない、上記樹脂に
よって被覆されたフェライトキャリア1を得た。
【0083】(キャリアの製造例2及び3)製造例1と
同様の方法により焼成温度を1000〜1500℃の間
で変えることにより、残留磁化を制御し、Mn−Mg系
フェライト粒子の芯材2及び3を得た。これらのフェラ
イト粒子を芯材とし、シリコーン系樹脂の固形分に対
し、アミノシランカップリング剤を20wt%混合し、
トルエン溶剤に溶解させ、流動床を用いてキャリア芯材
に対し0.1wt%コーティングし、さらに250℃で
3時間焼付を行ない、上記樹脂によって被覆されたフェ
ライトキャリア2及び3を得た。
【0084】(キャリアの製造例4及び5)製造例1と
同様の方法により、分級過程で粒度を制御して、異なる
粒度のキャリア粒子4及び5を得た。これらのフェライ
ト粒子を芯材とし、シリコーン系樹脂の固形分に対し、
アミノシランカップリング剤を20wt%混合し、トル
エン溶剤に溶解させ、流動床を用いてキャリア芯材に対
し、0.1wt%コーティングし、更に250℃で3時
間焼き付を行い、上記樹脂によって被覆されたフェライ
トキャリア4及び5を得た。
【0085】(キャリアの製造例6)製造例1と同様の
方法により、CuOが25mol%、ZnOが25mo
l%、FeOが50mol%の組成比率のCu−Zn系
フェライトの芯材を得た。
【0086】上記の方法で得られたフェライト粒子を芯
材とし、製造例1で使用したのと同一の樹脂を用い、同
様の方法でコーテイングし、フェライトキャリア6を得
た。
【0087】(キャリアの製造例7)製造例1と同様の
方法により、Fe23が85mol%、SrCO3が1
5mol%の組成比率のSr系フェライト粒子の芯材を
得た。
【0088】上記の方法で得られたフェライト粒子を芯
材とし、製造例1で使用したのと同一の樹脂を用い、同
様の方法でコーテイングし、フェライトキャリア7を得
た。
【0089】このようにして得られた樹脂被覆フェライ
トキャリア1〜7について、以下に示す方法により、キ
ャリアの磁気特性および粒度を測定し、結果を表1に示
す。
【0090】(1)キャリアの磁気特性の測定:装置
は、BHU−60型磁化測定装置(理研測定製)を用い
る。測定試料は約1.0g秤量し内径7mmφ,高さ1
0mmのセルにつめ、前記の装置にセットする。測定は
印加磁場を徐々に加え最大3,000エルステッドまで
変化させる。次いで印加磁場を減少せしめ、最終的に記
録紙上に試料のヒステリシスカーブを得る。これより、
飽和磁化,残留磁化,保磁力を求める。
【0091】(2)キャリアの粒度分布の測定:装置
は、マイクロトラック粒度分析計(日機装株式会社)の
SRAタイプを使用し0.7〜125μmのレンジ設定
で行い、体積基準から50%粒径を算出した。
【0092】
【表1】
【0093】 (トナーの作製) ・プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸を縮合して得られたポリエステル樹脂 100重量部 ・フタロシアニン顔料 4重量部 ・ジ−tert−ブチルサリチル酸のクロム錯体 4重量部 をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行い、二軸
押し出し式混練機により溶融混練し、冷却後ハンマーミ
ルを用いて、約1〜2mm程度に粗粉砕し、得られた微
粉砕物を分級して重量平均粒径が8.3μmである負摩
擦帯電性のトナー粒子を得た。
【0094】上記トナー粒子100重量部と疎水化処理
アルミナ微粒子0.8重量部とをヘンシェルミキサーで
混合し、シアントナーを得た。なお、トナーの凝集度
(測定法は後述)は16.0%であった。
【0095】[実施例1]前述のシアントナーとのキャ
リア1をそれぞれトナー濃度6%で混合して、現像剤を
作製し、カラー複写機CLC700(キヤノン製)にお
いて、図1に示した現像器を用い、画像面積比率25%
のオリジナル原稿を用いて常温低湿環境下(23℃/5
%)にて50000枚の画出しを行なった。
【0096】これらの得られた結果を表2に示す。
【0097】カブリの評価は、東京電色社製のREFL
ECTOMETER MODELTC−6DSを使用し
て測定し、シアントナー画像ではamberフィルター
を使用し、下記式より算出した。数値が小さい程、カブ
リが少ない。
【0098】カブリ(反射率)(%)=標準紙の反射率
(%)−サンプルの非画像部の反射率(%)
【0099】表2からわかるように、5万枚耐久後も現
像剤劣化は全く無く、ハイライト再現性に優れたオリジ
ナルチャートを忠実に再現する良好な画像が得られた。
また、連続複写中もキャリア付着、カブリや濃度変動の
ない画像が得られ、トナー飛散もなく極めて安定したも
のであった。
【0100】[実施例2及び3]キャリア2及び3を用
い、実施例1と同様の画出し試験を行なったところ、表
2に示すような良好な結果が得られた。
【0101】[実施例4]キャリア4を用い、実施例1
と同様の画出し試験を行なったところ、表2に示すよう
な良好な結果が得られた。キャリア付着も実用上問題の
ないレベルであった。
【0102】[実施例5]キャリア5を用い、実施例1
と同様の画出し試験を行なったところ、表2に示すよう
な良好な結果が得られた。画質も良好で、トナー飛散も
実用上問題のないレベルであった。
【0103】[比較例1]キャリア6を用い、実施例1
と同様の方法で画出し試験をおこなった。その結果を表
2に示す。
【0104】初期の画像のレベルは問題無いものの、耐
久に伴い、カブリ、トナー飛散が発生した。
【0105】さらに、比較例1について、図1の構成の
現像装置を空回転して現像剤の放置状態からの摩擦帯電
電荷量の立ち上がりを調べ、実施例1のキャリアを用い
た場合と比較した結果を図3に示す。縦軸が、現像スリ
ーブ上の現像剤の平均摩擦帯電電荷量Q/M[μC/
g]である。残留磁化をもたないキャリア(比較例1)
と比較して、残留磁化を有するキャリア(実施例1)の
帯電の立ち上がりは曲線aのようになり、摩擦帯電電荷
量の立ち上がりは早くなる。従って、キャリアの残留磁
化が現像剤溜り部での帯電付与の補助の働きをしている
ことが示唆された。
【0106】[比較例2]キャリア7を用い、実施例1
と同様の方法で画出し試験をおこなった。その結果を表
2に示す。
【0107】初期画像は、ハーフトーン部にがさつきが
見られ、また、ベタ画像部に濃度ムラが見られた。
【0108】[比較例3]現像器は図2に示す構成のも
の(従来の現像装置)を用いた。
【0109】キャリアは実施例1と同様のキャリア1を
用い、実施例1と同様の方法で画出しを行なった。その
結果を表2に示す。
【0110】耐久にともない、若干、現像剤がチャージ
アップするのに起因し、実施例1に比べ、画像濃度安定
性、カブリ抑制、飛散防止が劣っていた。
【0111】
【表2】
【0112】これまでの実施例は、1種のトナーにキャ
リアを組合わせたものであるが、次に、トナーの外添剤
にも改良を加えた場合の効果をより明確にするために、
複数のトナーを調製しキャリアと組合わせた実施例を示
す。
【0113】(外添剤の製造例1)3リットルの2M重
炭酸アンモニウム溶液に、0.2Mアンモニウム明バン
溶液2リットルを、液温を35℃に保ちながら1時間に
0.8リットルの速度で滴下し、激しく撹拌しながら反
応させ、NH4AlCO3(OH)2のアルミニウムアン
モニウムカーボネートハイドロオキサイド微粉体を生成
し、次いで、濾過・乾燥した。得られたアルミニウムア
ンモニウムカーボネートハイドロオキサイド微粉体は、
BET比表面積280m2/gを有していた。該微粉体
を約900℃で約2時間加熱処理して、親水性アルミナ
微粉体を生成した。生成した親水性アルミナ微粉体は、
BET比表面積250m2/gであった。
【0114】次に、トルエン中で上記アルミナ微粉体を
均一分散せしめた後、イソブチルトリメトキシシランを
アルミナ微粉体100重量部に対して固形分で30重量
部になる様に粒子が合一しないように滴下混合し、加水
分解反応せしめた。その後、濾過・乾燥した後、180
℃で2時間焼き付けし、その後充分に解砕処理して、表
面疎水化処理微粉体1を得た。この処理微粉体の一次粒
子径は0.005μm、BETは190m2/g、メタ
ノール疎水化度は66%であった。
【0115】(外添剤の製造例2)製造例1で生成した
NH4AlCO3(OH)2結晶を約550℃で約2時間
焼成し、アルミナ微粉体を生成した。
【0116】次に、トルエン中で上記アルミナ微粉体を
均一分散せしめた後、アルミナ微粉体100重量部に対
してn−オクチルトリメトキシシランを固形分で20重
量部になる様に滴下混合し、あとは製造例1と同様にし
て、表3に示す疎水化処理アルミナ微粉体2を生成し
た。
【0117】(外添剤の製造例3)γ−アルミナである
市販の酸化アルミニウム微粉体(日本アエロジル社製オ
キサイド−C,BET比表面積100m2/g)を、イ
ソブチルトリメトキシシラン15重量部を用いて製造例
1と同様にして疎水化処理をおこなって、表3に示す表
面疎水化処理微粉体3を得た。
【0118】(外添剤の製造例4)市販の親水性シリカ
微粉体(日本アエロジル社製AEROSIR200,B
ET比表面積200m2/g)を製造例1と同様にして
疎水化処理をおこなって、表3に示す疎水化処理シリカ
微粉体4を得た。
【0119】(外添剤の製造例5)チタンアルコキシド
を酸化して生成したアモルファス酸化チタン微粉体(B
ET比表面積135m2/g)を、イソブチルトリメト
キシシラン20重量部を用いて製造例1と同様にして疎
水化処理をおこない、表3に示す表面疎水化処理微粉体
5を得た。
【0120】外添剤の各物性値の測定方法は次の通りで
ある。
【0121】(1)外添剤の平均粒径の測定方法:一次
粒子径は、外添剤を透過電子顕微鏡で観察し、視野中の
0.001μm以上の100個の粒子径を測定して平均
粒子径を求め、トナー上の分散粒子径は走査電子顕微鏡
で観察し視野中の100個の外添剤をXMAにより定性
し、その粒子径を測定して平均粒子径を求める。
【0122】(2)疎水化度測定:メタノール滴定試験
は、疎水化された表面を有する外添剤の疎水化度を確認
する実験的試験である。
【0123】処理された外添剤の疎水化度を評価するた
めに本明細書において規定される“メタノール滴定試
験”は次の如く行う。外添剤0.2gを容器中の水50
mlに添加する。メタノールをビューレットから外添剤
の全量が湿潤されるまで滴定する。この際、容器内の溶
液はマグネチックスターラーで常時撹拌する。その終点
は外添剤の全量が液体中に懸濁されることによって観察
され、疎水化度は、終点に達した際のメタノールおよび
水の液状混合物中のメタノールの百分率として表わされ
る。
【0124】(3)BET比表面積の測定方法:BET
比表面積は、湯浅アイオニクス(株)製、全自動ガス吸
着量測定装置:オートソーブ1を使用し、吸着ガスに窒
素を用い、BET多点法により求める。なお、サンプル
の前処理としては、温度50℃で10時間の脱気を行
う。
【0125】
【表3】
【0126】 (トナーの作製) ・プロポキシ化ビスフェノールとフマル酸を縮合して得られたポリエステル樹脂 100重量部 ・フタロシアニン顔料 4重量部 ・ジ−tert−ブチルサリチル酸のクロム錯体 4重量部 をヘンシェルミキサーにより十分予備混合を行い、二軸
押し出し式機混練機により溶融混練し、冷却後ハンマー
ミルを用いて、約1〜2mm程度に粗粉砕し、得られた
微粉砕物を分級して重量平均粒径が8.0μmである負
摩擦帯電性のシアンの粉体を得た。このようにして作製
したトナー粒子100重量部に、表3の外添剤をそれぞ
れ0.8重量部ヘンシェルミキサーで混合し、シアント
ナー1〜5を得た。
【0127】次の測定方法によるトナーの凝集度を表4
に示す。
【0128】トナーの凝集度測定:試料(外添剤を有す
るトナー)の流動特性を測定する一手段として凝集度を
用いるものであり、この凝集度の値が大きいほど試料の
流動性は悪いと判断する。
【0129】測定装置としては、デジタル振動計(デジ
バイブロ MODEL 1332)を有するパウダーテ
スター(細川ミクロン社製)を用いる。
【0130】測定法としては、振動台に200メッシ
ュ,100メッシュ,60メッシュのフルイを目開の狭
い順に、すなわち60メッシュフルイが最上位にくるよ
うに200メッシュ,100メッシュ,60メッシュの
フルイ順に重ねてセットする。
【0131】このセットした60メッシュフルイ上に正
確に秤量した試料5gを加え、振動台への入力電圧を2
1.7Vになるようにし、デジタル振動計の変位の値を
0.130にし、その際の振動台の振幅が60〜90μ
mの範囲に入るように調整し(レオスタット目盛約2.
5)、約15秒間振動を加える。その後、各フルイ上に
残った試料の重量を測定して下式にもとずき凝集度を算
出する。
【0132】
【数1】
【0133】
【表4】
【0134】[実施例6]前述のシアントナー1との表
1に示すキャリア1をそれぞれトナー濃度8%で混合し
て、現像剤を作製し、カラー複写機CLC700(キヤ
ノン製)を用い、図1に示した現像器を用い、画像面積
比率25%のオリジナル原稿を用いて常温低湿環境下
(23℃/5%)にて50000枚の画出しを行なっ
た。
【0135】これらの得られた結果を表6に示す。
【0136】表6からわかるように、5万枚耐久後も現
像剤劣化は全く無く、ハイライト再現性に優れたオリジ
ナルチャートを忠実に再現する良好な結果が得られた。
また、連続複写中もキャリア付着、カブリや濃度変動の
ない画像が得られ、トナー飛散もなく極めて安定したも
のであった。
【0137】[実施例7及び8]キャリア2及び3を用
い、トナーは実施例6で使用したもので現像剤を作製
し、実施例6と同様の画出し試験を行なったところ、表
6に示すような良好な結果が得られた。
【0138】[実施例9]キャリア4を用い、トナーは
実施例6で使用したもので現像剤を作製し、実施例6と
同様の画出し試験を行なったところ、表6に示すような
良好な結果が得られた。キャリア付着も実用上問題のな
いレベルであった。
【0139】[実施例10]キャリア5を用い、トナー
は実施例6で使用したもので現像剤を作製し、実施例6
と同様の画出し試験を行なったところ、表6に示すよう
な良好な結果が得られた。画質も良好で、トナー飛散も
実用上問題のないレベルであった。
【0140】[実施例11]表4に示すトナー2を用い
る以外は、実施例6と同様にキャリア1と二成分現像剤
を調製し、実施例6と同様の画出し試験を行なった。表
6に示すように、画質も良好で画像濃度も安定に推移
し、良好な結果が得られた。
【0141】[実施例12]トナー3を用いる以外は、
実施例6と同様にキャリア1と二成分現像剤を調製し、
実施例6と同様の画出し試験を行なった結果を表6に示
す。初期画像は、ハーフトーンに若干がさつきがみられ
た。また、耐久に伴い、飛散が発生したが、実用上問題
のないレベルであった。
【0142】[実施例13]トナー4を用いる以外は、
実施例6と同様にキャリア1と二成分現像剤を調製し、
実施例6と同様の画出し試験を行なった。その結果を表
6に示す。ハーフトーン部ではガサついた画像が得られ
た。また、耐久とともに帯電量は若干低下したが、実用
上問題ないレベルであった。
【0143】[実施例14]トナー5を用いる以外は、
実施例6と同様にキャリア1と二成分現像剤を調製し、
実施例6と同様の画出し試験を行なった。その結果を表
6に示す。初期は良好な画像が得られたものの、耐久と
ともに帯電量は低下し、若干のガサツキが目立ち始めた
ものの、実用上は問題のないレベルであった。
【0144】[比較例4]キャリア6を用い、トナーは
実施例6で使用したもので現像剤を作製し、実施例6と
同様の画出し試験を行なった結果を表6に示す。初期の
画像のレベルは問題無いものの、耐久に伴い、カブリ、
トナー飛散が発生した。
【0145】[比較例5]キャリア7を用い、トナーは
実施例6で使用したもので現像剤を作製し、実施例6と
同様の画出し試験を行なった結果を表6に示す。初期画
像は、ハーフトーン部にがさつきが見られ、また、ベタ
画像部に濃度ムラが見られた。
【0146】[比較例6]現像器は図2に示す構成のも
の(従来の現像装置)を用いた。
【0147】キャリアは実施例1と同様のものを用い、
実施例1と同様の方法で画出しを行なった。その結果を
表6に示す。
【0148】耐久に伴い、若干、現像剤がチャージアッ
プするのに起因し、画像濃度の低下が見られた。更に、
チャージアップに伴う転写不良により画像レベルも低下
した。また、耐久とともにカブリが発生した。
【0149】
【表5】
【0150】
【表6】
【0151】
【発明の効果】以上述べたように、現像装置と現像剤の
キャリアとの改良によって、画像劣化が長期にわたって
防止でき、現像を長時間くりかえし行っても安定して良
好な画像を得ることを可能とした画像形成方法を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施するのに好適な現像装置の一例を
示す概略図である。
【図2】従来の現像装置の一例を示す概略図である。
【図3】実施例1と比較例1の現像剤を空回転して現像
剤の放置状態からの摩擦帯電電荷量の立ち上がりを調べ
た結果を対比して示したグラフである。
【符号の説明】
1 現像装置 2 現像剤容器 4,6 現像剤搬送スクリュー 5 隔壁 10 現像スリーブ 11 マグネチックローラ 30 規制ブレード 100 感光ドラム
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 9/10 362 (72)発明者 飯田 育 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 井田 哲也 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 BA06 BA07 CA12 CA26 CA28 CB04 CB07 EA02 EA10 FA02 2H031 AC01 AC14 AC19 AC20 AC30 BA04 BA08 FA01

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤容器内に収容された磁性キャリア
    及び非磁性トナーを有する二成分系現像剤を、磁界発生
    手段を内蔵した現像剤担持体上に担持し、該現像剤担持
    体に近接して設置された現像剤規制手段で二成分系現像
    剤の搬送量を規制しながら、該現像剤担持体によって二
    成分系現像剤を像担持体と対向した現像部へ搬送し、該
    現像部で該二成分系現像剤により該像担持体に形成され
    た潜像を現像する画像形成方法であり、 該磁界発生手段において、該現像部よりも該現像剤担持
    体の回転方向下流側であり、かつ現像剤容器内に、第1
    の磁極と、該第1の磁極の該現像剤担持体回転方向のさ
    らに下流側に隣接し、該第1の磁極と同極性の第2の磁
    極とを有し、該第1の磁極と該第2の磁極との間に、現
    像剤担持体表面の垂直方向の磁界の強さBrが50ガウ
    ス以下である反発極間領域を有し、 該現像剤規制手段は、該現像剤担持体の第2の磁極の対
    向位置近傍に配置されてあり、 該磁性キャリアは、残留磁化が2emu/g乃至10e
    mu/gであり、50%粒径が20μm乃至60μmで
    あることを特徴とする画像形成方法。
  2. 【請求項2】 該第2の磁極(N2極)の磁束密度の半
    値幅をx度としたとき、該現像剤規制手段は、前記現像
    剤担持体回転方向下流側に、x/2度の間の位置に配置
    されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成
    方法。
  3. 【請求項3】 該磁性キャリアは、キャリアの保磁力H
    c[Oe]と残留磁化σr[emu/g]の積が 20<Hc×σr<200 の範囲にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    画像形成方法。
  4. 【請求項4】 該磁性キャリアが、Mnを必須成分とす
    る磁性フェライト成分で形成されることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載の画像形成方法。
  5. 【請求項5】 該磁性キャリアが、磁性フェライト成分
    で形成されたキャリア芯材に、アミノシランカップリン
    グ剤を含有させた変性シリコーン系樹脂で被覆されたも
    のであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに
    記載の画像形成方法。
  6. 【請求項6】 該非磁性トナーは、凝集度が2〜20%
    であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記
    載の画像形成方法。
  7. 【請求項7】 該非磁性トナーは、疎水化処理剤で処理
    されている有機処理アルミナ微粉体を有することを特徴
    とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像形成方
    法。
  8. 【請求項8】 該アルミナ微粉体のBET比表面積が、
    130m2/g以上であり、一次平均粒子径が0.00
    2〜0.1μmであることを特徴とする請求項7に記載
    の画像形成方法。
  9. 【請求項9】 該アルミナ微粉体が、メタノール疎水化
    度30〜90%を有している請求項7又は8に記載の画
    像形成方法。
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