JP2000131915A - 画像形成装置および方法ならびに複写機 - Google Patents

画像形成装置および方法ならびに複写機

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JP2000131915A
JP2000131915A JP10302532A JP30253298A JP2000131915A JP 2000131915 A JP2000131915 A JP 2000131915A JP 10302532 A JP10302532 A JP 10302532A JP 30253298 A JP30253298 A JP 30253298A JP 2000131915 A JP2000131915 A JP 2000131915A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラック画像に関して高精細な文字の現像を
可能にし、ハイライト部の階調性を向上させつつも、装
置の製造コストを低減し、装置を小型化する。 【解決手段】 単色のブラックに対応している露光装置
5は、その主走査方向、副走査方向の光書込密度が他の
色に対応している露光装置5aの主走査方向,副走査方
向のの光書込密度より高い。また、単色のブラックに対
応している露光装置5は、その1ドットあたりのビーム
スポット面積が他の色に対応している露光装置5aの1
ドットあたりのビームスポット面積より狭い。さらに、
単色のブラックに対応している露光装置5は、1ドット
あたりのビームスポット面積および感光体上の1ドット
面積を光書込密度で決まる1画素面積より小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子写真方式で
カラー画像を形成する画像形成装置および方法ならびに
複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術では、高精細な画像を得る
ために感光体に静電潜像を光書込みするビームの小径化
が行われている。この光書込ビームの小径化は、特にハ
イライト部の階調性を上げるのに効果的である。
【0003】また、一般的に、光書込ビームを小径化す
ると、高精細な画像が得られることは知られている。特
にブラック画像は文字を出力することが多いために高精
細な画像を要求される機会が多い。しかし、2値的な光
書込み手段を持つ画像形成装置においては、光書込密度
および1ドット当たりの露光エネルギを一定のままとし
て光書込ビーム径だけを小径化していくと、感光体上の
1ドット面積が光書込密度で決まる1画素以下になって
くると、ベタ画像時にドットとドットとの間の露光後電
位が落ちきらずに所望のベタ濃度(または、感光体上の
トナー付着量)が得られないという不具合がある。
【0004】この点に関し、特開平5−150607号
公報に開示の技術では、ブラック画像に関して、文字用
の光書込ユニットと、ピクチャー用の光書込ユニットの
2つの露光装置を装備して、ブラック画像に関して高精
細画像は文字用の光書込ユニットを使用し、高濃度画像
にはピクチャー用の光書込ユニットを使用することで不
具合を解決せんとしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開平5
−150607号公報に開示の技術では、光書込ユニッ
トを2つ装備するので、製造コストが高くなり、装置が
大型化するという不具合がある。
【0006】この発明の目的は、ブラック画像に関して
高精細な文字の現像を可能にし、ハイライト部の階調性
を向上させつつも、装置の製造コストを低減し、装置を
小型化することができる画像形成装置および方法ならび
に複写機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色
に対応した静電潜像を各々感光体上に光書きこみする複
数の露光装置と、この各露光装置で形成した各静電潜像
を前記4色に対応したカラートナーで各々現像する複数
の現像装置とを備え、前記4色のカラートナーを重ね合
わせたカラー画像を形成する電子写真方式の画像形成装
置において、前記単色のブラックに対応している露光装
置は、その主走査方向の光書込密度が前記他の色に対応
している露光装置の主走査方向の光書込密度より高いこ
とを特徴とする画像形成装置である。
【0008】したがって、単色のブラックに対応してい
る露光装置は、その主走査方向の光書込密度が他の色に
対応している露光装置の主走査方向の光書込密度より高
いので、ブラック画像に関して高精細な文字の現像が可
能になり、ハイライト部の階調性を向上させることがで
きる。しかも、ブラック画像用に複数の露光装置を装備
する必要がないので、装置の製造コストを低減し、装置
を小型化することができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、単色のブラックに対応している露光装
置は、その1ドットあたりのビームスポット面積が他の
色に対応している露光装置の1ドットあたりのビームス
ポット面積より狭いことを特徴とする。
【0010】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、単色のブラックに対応している露光装
置は、光書込みをLEDアレイヘッドで行うことを特徴
とする。
【0012】したがって、ブラック画像を形成する露光
装置にLEDアレイヘッドを用いることにより、レーザ
ダイオードを用いた場合に比べて、ビームスポット面積
を容易に小さくすることができる。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、単色のブラック以外の色に対応してい
る各露光装置は、光書込みをレーザダイオードで行うこ
とを特徴とする。
【0014】したがって、ブラック画像を形成する露光
装置にLEDアレイヘッドを用い、他の色を形成する露
光装置にLEDアレイヘッドよりコストの低いレーザダ
イオードを用いることで、コストバランスに優れた画像
形成装置を提供することができる。
【0015】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の発明において、単色のブラック以
外の色に対応している各露光装置は、その副走査方向の
光書込密度が他の色に対応している露光装置の副走査方
向の光書込密度より高いことを特徴とする。
【0016】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかの一に記載の発明において、単色のブラックに
対応している露光装置は、1ドットあたりのビームスポ
ット面積および感光体上の1ドット面積を光書込密度で
決まる1画素面積より小さくすることを特徴とする。
【0018】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0019】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれかの一に記載の発明において、4色または単色ブ
ラック以外の3色に対応している各露光装置は、前記4
色または3色の混色によるブラック画像を形成するため
の静電潜像を各々感光体上に光書き込みすることによ
り、必要に応じて単色ブラック画像の濃度不足を補うこ
とを特徴とする。
【0020】したがって、単色ブラック画像だけでは濃
度不足のときは、混色ブラック画像により濃度不足を補
うことができる。
【0021】請求項8に記載の発明は、原稿の画像を複
数の色分解光ごとに読み取り、この読み取った色分解光
ごとの各画像信号を色変換処理してイエロー、マゼン
タ、シアンおよびブラックの4色に各々対応した複数の
カラー画像データを得る画像読取装置と、この複数のカ
ラー画像データに基づき電子写真方式でカラー画像を形
成する画像形成装置とを備え、前記画像形成装置は、前
記4色に対応した各カラー画像データに基づく静電潜像
を各々感光体上に光書きこみする複数の露光装置と、こ
の各露光装置で形成した各静電潜像を前記4色に対応し
たカラートナーで各々現像する複数の現像装置とを備え
ていて、前記各カラートナーを重ね合わせて前記カラー
画像を形成するものであり、前記単色のブラックに対応
している露光装置は、その主走査方向の光書込密度が前
記他の色に対応している露光装置の主走査方向の光書込
密度より高いことを特徴とする複写機である。
【0022】したがって、単色のブラックに対応してい
る露光装置は、その主走査方向の光書込密度が他の色に
対応している露光装置の主走査方向の光書込密度より高
いので、ブラック画像に関して高精細な文字の現像が可
能になり、ハイライト部の階調性を向上させることがで
きる。しかも、ブラック画像用に複数の露光装置を装備
する必要がないので、装置の製造コストを低減し、装置
を小型化することができる。
【0023】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、単色のブラックに対応している露光装
置は、その1ドットあたりのビームスポット面積が他の
色に対応している露光装置の1ドットあたりのビームス
ポット面積より狭いことを特徴とする。
【0024】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0025】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、単色のブラックに対応している露光
装置は、光書込みをLEDアレイヘッドで行うことを特
徴とする。
【0026】したがって、ブラック画像を形成する露光
装置にLEDアレイヘッドを用いることにより、レーザ
ダイオードを用いた場合に比べて、ビームスポット面積
を容易に小さくすることができる。
【0027】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、単色のブラック以外の色に対応し
ている各露光装置は、光書込みをレーザダイオードで行
うことを特徴とする。
【0028】したがって、ブラック画像を形成する露光
装置にLEDアレイヘッドを用い、他の色を形成する露
光装置にLEDアレイヘッドよりコストの低いレーザダ
イオードを用いることで、コストバランスに優れた複写
機を提供することができる。
【0029】請求項12に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の発明において、単色のブラッ
ク以外の色に対応している各露光装置は、その副走査方
向の光書込密度が他の色に対応している露光装置の副走
査方向の光書込密度より高いことを特徴とする。
【0030】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項8〜1
2のいずれかの一に記載の発明において、単色のブラッ
クに対応している露光装置は、1ドットあたりのビーム
スポット面積および感光体上の1ドット面積を光書込密
度で決まる1画素面積より小さくすることを特徴とす
る。
【0032】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0033】請求項14に記載の発明は、請求項8〜1
3のいずれかの一に記載の発明において、4色または単
色ブラック以外の3色に対応している各露光装置は、前
記4色または3色の混色によるブラック画像を形成する
ための静電潜像を各々感光体上に光書き込みすることに
より、必要に応じて単色ブラック画像の濃度不足を補う
ことを特徴とする。
【0034】したがって、単色ブラック画像だけでは濃
度不足のときは、混色ブラック画像により濃度不足を補
うことができる。
【0035】請求項15に記載の発明は、イエロー、マ
ゼンタ、シアンおよびブラックの4色に各々対応した複
数の露光装置を用い前記4色に対応した静電潜像を各々
感光体上に光書きこみする工程と、この各静電潜像を前
記4色に対応したカラートナーで各々現像する工程とを
含んでなり、前記4色のカラートナーを重ね合わせたカ
ラー画像を形成する電子写真方式の画像形成方法におい
て、前記単色のブラックに対応している露光装置による
露光は、その主走査方向の光書込密度が前記他の色に対
応している露光装置による露光の主走査方向の光書込密
度より高いことを特徴とする画像形成方法である。
【0036】したがって、単色のブラックに対応してい
る露光装置は、その主走査方向の光書込密度が他の色に
対応している露光装置の主走査方向の光書込密度より高
いので、ブラック画像に関して高精細な文字の現像が可
能になり、ハイライト部の階調性を向上させることがで
きる。しかも、ブラック画像用に複数の露光装置を装備
する必要がないので、装置の製造コストを低減し、装置
を小型化することができる。
【0037】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、単色のブラックに対応している露
光装置による露光は、その1ドットあたりのビームスポ
ット面積が他の色に対応している露光装置による露光の
1ドットあたりのビームスポット面積より狭いことを特
徴とする。
【0038】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0039】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の発明において、単色のブラックに対応している露
光装置による露光は、光書込みをLEDアレイヘッドで
行うことを特徴とする。
【0040】したがって、ブラック画像を形成する露光
装置にLEDアレイヘッドを用いることにより、レーザ
ダイオードを用いた場合に比べて、ビームスポット面積
を容易に小さくすることができる。
【0041】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の発明において、単色のブラック以外の色に対応し
ている各露光装置による露光は、光書込みをレーザダイ
オードで行うことを特徴とする。
【0042】したがって、ブラック画像を形成する露光
装置にLEDアレイヘッドを用い、他の色を形成する露
光装置にLEDアレイヘッドよりコストの低いレーザダ
イオードを用いることで、コストバランスに優れた画像
形成方法を提供することができる。
【0043】請求項19に記載の発明は、請求項15〜
18のいずれかの一に記載の発明において、単色のブラ
ック以外の色に対応している各露光装置による露光は、
その副走査方向の光書込密度が他の色に対応している露
光装置による露光の副走査方向の光書込密度より高いこ
とを特徴とする。
【0044】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0045】請求項20に記載の発明は、請求項15〜
19のいずれかの一に記載の発明において、単色のブラ
ックに対応している露光装置による露光は、1ドットあ
たりのビームスポット面積および感光体上の1ドット面
積を光書込密度で決まる1画素面積より小さくすること
を特徴とする。
【0046】したがって、ブラック画像に関して高精細
な文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向
上させることができる。
【0047】請求項21に記載の発明は、請求項15〜
20のいずれかの一に記載の発明において、4色または
単色ブラック以外の3色に対応している各露光装置によ
る露光は、前記4色または3色の混色によるブラック画
像を形成するための静電潜像を各々感光体上に光書き込
みすることにより、必要に応じて単色ブラック画像の濃
度不足を補うことを特徴とする。
【0048】したがって、単色ブラック画像だけでは濃
度不足のときは、混色ブラック画像により濃度不足を補
うことができる。
【0049】
【発明の実施の形態】[発明の実施の形態1]図1は、
この発明の実施の形態1にかかるタンデム型のカラー画
像形成装置1の装置全体の概略構成を示す正面図であ
る。図1に示すように、カラー画像形成装置1は、イエ
ロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック
(K)用の4つの画像プロセス部2Y,2M,2C,2
Kが設けられている。
【0050】各画像プロセス部2Y,2M,2C,2K
は、いずれも、感光体3と、感光体3を帯電する帯電装
置4と、感光体3に静電潜像を光書込みする露光装置5
(5a)と、感光体3上の静電潜像をそれぞれY、M、
C、Kのトナーで現像して、Y、M、C、Kのトナー画
像を形成する現像装置6Y,6M,6C,6Kと、Y、
M、C、Kのトナー画像を転写紙Pに転写する転写装置
7と、感光体3上の残存トナーを除去する図1において
図示しないクリーニング装置とを備えている。
【0051】転写ベルト11は、図示しない駆動源によ
り回転駆動する駆動ローラ12と従動ローラ13との間
に掛け渡され、転写紙Pを各画像プロセス部2Y,2
M,2Cおよび2Kに順次搬送する。転写ベルト11で
搬送される転写紙Pに対して、各画像プロセス部2Y,
2M,2Cおよび2Kは同期的に動作し、転写紙P上に
はY、M、C、Kのトナー画像が重ね合わされて形成さ
れ、もってフルカラー画像が作られる。Y、M、C、K
のトナー画像が形成された転写紙Pは定着装置14でト
ナーの定着がなされる。カラー画像形成装置1の各部は
マイクロコンピュータ構成の図示しないコントローラに
より駆動制御される。
【0052】次に、露光装置5、5aについて詳細に説
明する。
【0053】各画像プロセス部2Y,2M,2C,2K
のうち、画像プロセス部2Kの露光装置5は、光書込み
にLEDアレイヘッドを用いており、画像プロセス部2
Y,2M,2Cの各露光装置5aは光書込みにレーザダ
イオードを用いている。
【0054】図2は、感光体3の像面位置での静止ビー
ムにより得られる光量分布状態を示すグラフである。す
なわち、露光装置5、5aから照射された光によって一
様に帯電後の感光体3には静電潜像が形成されている
が、この静電潜像を形成する際のビームスポットを静止
ビームとして把握した場合の光量分布を示すのが図2の
グラフである。図2中、dは、光量分布のピーク値の1
/e2における主走査方向幅を示している。この場合の
主走査方向幅というのは、露光装置5の場合であればL
EDアレイへッドのLED発光素子の配列方向である。
そして、以下に説明する1ドットのビームスポット面積
は、主走査方向幅dと副走査方向(主走査方向と直交す
る方向)幅とにより想定される楕円の面積として計算に
より求める。また、以下に説明する光書込密度で決まる
1画素面積は、例えば600dpiの光書込密度の場合
なら42.3×42.3μm2と、4角形の面積として
算出した。さらに、以下に説明する感光体3上の1ドッ
ト面積は、感光体3上の1ドット面積を実際に測定する
ことで求めた。
【0055】ここで、本実施の形態では、感光体3を露
光するビームスポットのうち、単色ブラックの画像を形
成するためのビームスポットの面積が、単色ブラック以
外の画像を形成するためのビームスポットの面積より小
さくなるように設計されている。すなわち、ブラックの
画像プロセス部2Kにおける露光装置5は、ほかの色の
画像プロセス部2Y,2M,2Cの露光装置5aと比較
して、LEDアレイヘッドにより感光体3に集光される
ビームスポットの面積が小さくなるように設定されてい
る。より詳細には、露光装置5のLEDアレイヘッドを
構成する各発光素子の発光部分の面積が、露光装置5a
のレーザダイオードの発光部分の面積より小さく形成さ
れている。これにより、図2に例示する静止ビームの光
量分布において、露光装置5ではピーク値の1/e2
値における主走査方向幅である幅dが狭まり、主走査方
向幅dと副走査方向幅とにより想定されるビームスポッ
ト面積が狭くなる。
【0056】本実施の形態においては、ブラックの画像
プロセス部2Kにおける露光装置5は、ほかの色の画像
プロセス部2Y,2M,2Cの露光装置5aと比較し
て、主走査方向にも、副走査方向にも、光書込密度が高
いように設計されている。また、露光装置5により感光
体3に形成されるビームスポットの面積は、光書込密度
により決定される1画素の面積よりも小さく設定されて
いる。例えば、露光装置5の光書込密度が1200dp
iだとすると、1画素面積は21×21μm2というこ
とになるが、本実施の形態では、露光装置5によって感
光体3に形成されるビームスポットの面積はそのような
1画素面積以下の100πμm2である。そのときの感
光体3上の1ドット面積も約350μm2である。ま
た、ほかの色の画像プロセス部2Y,2M,2Cにおけ
る露光装置5aは、光書込密度が600dpi、1ドッ
トあたりのビームスポット面積は2000πμm2であ
る。そのため、図4に示す感光体3に形成されるブラッ
ク画像のドットの模式図のように(図3は、ベタ黒画像
を形成する際の露光エネルギ分布を示す模式図であり、
図4は、図3に例示する露光エネルギをもったビームス
ポットにより感光体3に形成されるブラック画像のドッ
トを示している。)、画像プロセス部2Kの露光装置5
により形成される静電潜像が現像されて得られる現像ド
ットはきわめて高精細なものになり、よってブラック画
像に関しては高精細な画像形成が行われる。しかも、面
積階調法による階調表現を用いたとしても、より高いハ
イライト部の階調表現が得られる。
【0057】一方、高精細な画像形成や高いハイライト
部の階調表現が得られる反面、図4に明らかなように、
ブラック画像の光書込位置間には隙間が生じてしまう。
このため、高濃度の画像表現には適さない。そこで、本
実施の形態では、高濃度の画像を得たい場合には、ブラ
ック以外の色の画像プロセス部2Y,2M,2Cにおけ
る露光装置5による露光、そして現像を行い、イエロ
ー,マゼンタ,シアンの色のトナー画像が重ね合わされ
た画像が発色するブラック(さらに単色のブラックを重
ね合わせてもよい)、つまり混色ブラックを用いる。こ
こで、ブラック以外の色の画像プロセス部2Y,2M,
2Cの露光装置5は、そのビームスポット径が単色ブラ
ック用のビームスポット径より大径であるため、形成さ
れるドットは混色ブラックのほうが単色ブラックより大
径になる。
【0058】図5は、単色ブラック画像と混色ブラック
画像とにおける画像濃度と原稿濃度との関係を示すグラ
フである。図5に示すように、単色ブラックにおける画
像濃度に対するγ曲線(点線)は、混色ブラック(点
線)ではID1.0の位置で急激に上昇している。こ
れにより、本実施の形態では、混色ブラック用のビーム
スポット径として、50×50μm程度のビームスポッ
ト径が得られている。この場合、露光装置5aの発光素
子の点灯時間は40μsec、このときの静止ビームパ
ワーは2mWである。
【0059】図6は、カラー画像形成装置1で前記のよ
うな混色ブラックの画像を形成するか単色ブラックの画
像を形成するかを決定する処理の流れを説明するフロー
チャートである。図6に示すように、画像データが入力
された場合(ステップS1)、カラー画像形成装置1に
おいては演算処理が行われ、図示しないコントローラの
RAMに各色の画像階調情報を格納する(ステップS
2)。ここで、単色ブラックに対応した露光装置5の光
書込密度は1200dpi、他の色に対応した露光装置
5aの光書込密度は600dpiであるので、1200
dpiの4×4のマトリクスは、600dpiの2×2
のマトリクスに相当する。この場合の階調表現は、12
00dpiでいう4×4のマトリクスで階調を表現する
面積階調法が用いられ、具体的な手法としてはディザ法
や誤差拡散法が用いられる。そして、階調数としては、
1200dpiの4×4のマトリクスで階調を表現する
という前提の下、ブラックには単色ブラックと混色ブラ
ックの2種類があるため、4×4+2×2+1=21階
調の表現が可能である。このため、ブラックに関して
は、ベタ黒画像は階調数21/21ということになる。
これに対し、図5に例示したように、単色ブラックと混
色ブラックとを比較すると、原稿濃度に対するγ曲線
は、ID1.0の位置で急激に変化している。そこで、
ID1.0、つまり、階調数17/21を閾値として
(ステップS3)、階調数がそれ未満の場合には単色ブ
ラックでブラック画像を形成し(ステップS4)、階調
数がそれ以上になると混色ブラックでブラック画像を形
成するようにする(ステップS5)。
【0060】このような制御をすることにより、高精細
なブラック画像形成が必要な場合は、図7中の左側に示
すような単色ブラック画像の形成がされ、高濃度のブラ
ック画像の形成が必要な場合には、図7中の右側に示す
ような混色ブラック画像の形成がなされる。また、ブラ
ック画像に関し、1200dpi4×4マトリクス(6
00dpi2×2マトリクスに相当する)の面積階調表
現であったとしても、階調数が21と多いため、例えば
ハイライト部での良好な階調表現が可能となる。このよ
うに、本実施の形態によれば、高精細な画像形成と高濃
度の画像形成とを両立しうる。
【0061】なお、前記のように、各画像プロセス部2
Y,2M,2C,2Kのうち、画像プロセス部2Kの露
光装置5は、光書込みにLEDアレイヘッドを用いてい
るので、レーザダイオードを用いた場合に比べて、ビー
ムスポット面積を容易に小さくすることができる。
【0062】また、画像プロセス部2Kの露光装置5に
LEDアレイヘッドを用いる一方で、画像プロセス部2
Y,2M,2Cの各露光装置5aは光書込みにレーザダ
イオードを用いているので、コストバランスに優れた画
像形成装置を提供することができる。
【0063】[発明の実施の形態2]図8は、この発明
の実施の形態2にかかるデジタルカラー複写機50の概
要を示す縦断面図である。このデジタルカラー複写機5
0には、前記のカラー画像形成装置1を搭載しており、
図8において、図1と同一符号の部材は前記のカラー画
像形成装置1と同様の部材等であり、詳細な説明は省略
する。
【0064】図8に示すように、デジタルカラー複写機
50は、スキャナ部51とプリンタ部52とに大別され
る。
【0065】スキャナ部51は、この発明の画像読取装
置を実施するもので、原稿の画像をレッド、グリーン、
ブルーの色分解光ごとに読み取る。この原稿を読み取っ
た画像信号は、図示しない画像処理部により色変換処理
がなされて、Y,M,C,Kの4色の画像信号に変換さ
れる。
【0066】プリンタ部52において、給紙コロ53
は、いずれかの給紙カセット54から転写紙Pを給紙
し、レジストローラ55は転写紙Pを画像先端に揃うタ
イミングで転写ベルト11に送り出す。また、定着装置
14でトナーが定着された転写紙Pは排紙ローラ56に
より排紙される。
【0067】以上のような構成のデジタルカラー複写機
50によれば、前記したカラー画像形成装置1を備えて
いるので、カラー画像形成装置1と同様の作用、効果を
奏することができる。
【0068】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、単色のブラッ
クに対応している露光装置は、その主走査方向の光書込
密度が他の色に対応している露光装置の主走査方向の光
書込密度より高いので、ブラック画像に関して高精細な
文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向上
させることができる。しかも、ブラック画像用に複数の
露光装置を装備する必要がないので、装置の製造コスト
を低減し、装置を小型化することができる。
【0069】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、ブラック画像に関して高精細な文字の
現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向上させる
ことができる。
【0070】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明において、ブラック画像を形成する露光装置にL
EDアレイヘッドを用いることにより、レーザダイオー
ドを用いた場合に比べて、ビームスポット面積を容易に
小さくすることができる。
【0071】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、ブラック画像を形成する露光装置にL
EDアレイヘッドを用い、他の色を形成する露光装置に
LEDアレイヘッドよりコストの低いレーザダイオード
を用いることで、コストバランスに優れた画像形成装置
を提供することができる。
【0072】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかの一に記載の発明において、ブラック画像に関
して高精細な文字の現像が可能になり、ハイライト部の
階調性を向上させることができる。
【0073】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれかの一に記載の発明において、ブラック画像に関
して高精細な文字の現像が可能になり、ハイライト部の
階調性を向上させることができる。
【0074】請求項7に記載の発明は、請求項1〜6の
いずれかの一に記載の発明において、単色ブラック画像
だけでは濃度不足のときは、混色ブラック画像により濃
度不足を補うことができる。
【0075】請求項8に記載の発明は、単色のブラック
に対応している露光装置は、その主走査方向の光書込密
度が他の色に対応している露光装置の主走査方向の光書
込密度より高いので、ブラック画像に関して高精細な文
字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向上さ
せることができる。しかも、ブラック画像用に複数の露
光装置を装備する必要がないので、装置の製造コストを
低減し、装置を小型化することができる。
【0076】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明において、ブラック画像に関して高精細な文字の
現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向上させる
ことができる。
【0077】請求項10に記載の発明は、請求項9に記
載の発明において、ブラック画像を形成する露光装置に
LEDアレイヘッドを用いることにより、レーザダイオ
ードを用いた場合に比べて、ビームスポット面積を容易
に小さくすることができる。
【0078】請求項11に記載の発明は、請求項10に
記載の発明において、ブラック画像を形成する露光装置
にLEDアレイヘッドを用い、他の色を形成する露光装
置にLEDアレイヘッドよりコストの低いレーザダイオ
ードを用いることで、コストバランスに優れた複写機を
提供することができる。
【0079】請求項12に記載の発明は、請求項8〜1
1のいずれかの一に記載の発明において、ブラック画像
に関して高精細な文字の現像が可能になり、ハイライト
部の階調性を向上させることができる。
【0080】請求項13に記載の発明は、請求項8〜1
2のいずれかの一に記載の発明において、ブラック画像
に関して高精細な文字の現像が可能になり、ハイライト
部の階調性を向上させることができる。
【0081】請求項14に記載の発明は、請求項8〜1
3のいずれかの一に記載の発明において、単色ブラック
画像だけでは濃度不足のときは、混色ブラック画像によ
り濃度不足を補うことができる。
【0082】請求項15に記載の発明は、単色のブラッ
クに対応している露光装置は、その主走査方向の光書込
密度が他の色に対応している露光装置の主走査方向の光
書込密度より高いので、ブラック画像に関して高精細な
文字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向上
させることができる。しかも、ブラック画像用に複数の
露光装置を装備する必要がないので、装置の製造コスト
を低減し、装置を小型化することができる。
【0083】請求項16に記載の発明は、請求項15に
記載の発明において、ブラック画像に関して高精細な文
字の現像が可能になり、ハイライト部の階調性を向上さ
せることができる。
【0084】請求項17に記載の発明は、請求項16に
記載の発明において、ブラック画像を形成する露光装置
にLEDアレイヘッドを用いることにより、レーザダイ
オードを用いた場合に比べて、ビームスポット面積を容
易に小さくすることができる。
【0085】請求項18に記載の発明は、請求項17に
記載の発明において、ブラック画像を形成する露光装置
にLEDアレイヘッドを用い、他の色を形成する露光装
置にLEDアレイヘッドよりコストの低いレーザダイオ
ードを用いることで、コストバランスに優れた画像形成
方法を提供することができる。
【0086】請求項19に記載の発明は、請求項15〜
18のいずれかの一に記載の発明において、ブラック画
像に関して高精細な文字の現像が可能になり、ハイライ
ト部の階調性を向上させることができる。
【0087】請求項20に記載の発明は、請求項15〜
19のいずれかの一に記載の発明において、ブラック画
像に関して高精細な文字の現像が可能になり、ハイライ
ト部の階調性を向上させることができる。
【0088】請求項21に記載の発明は、請求項15〜
20のいずれかの一に記載の発明において、単色ブラッ
ク画像だけでは濃度不足のときは、混色ブラック画像に
より濃度不足を補うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1にかかるカラー画像形
成装置の概略を示す正面図である。
【図2】感光体像面位置での静止ビームにより得られる
光量分布状態を示すグラフである。
【図3】ベタ黒画像形成の際の露光エネルギ分布を示す
模式図である。
【図4】図3に例示する露光エネルギを持ったビームス
ポットによって感光体に形成されるドットを示す模式図
である。
【図5】単色ブラック画像と混色ブラック画像とにおけ
る画像濃度と原稿濃度との関係を示すグラフである。
【図6】前記カラー画像形成装置で、単色ブラック画像
を形成するか混色ブラック画像を形成するか決定する処
理のフローチャートである。
【図7】単色ブラック画像と混色ブラック画像とを対比
して示す模式図である。
【図8】この発明の実施の形態2にかかるデジタルカラ
ー複写機の概要を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 画像形成装置 5 露光装置 5a 露光装置 6Y 現像装置 6M 現像装置 6C 現像装置 6K 現像装置 50 複写機 51 画像読取装置 P 転写紙

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラ
    ックの4色に対応した静電潜像を各々感光体上に光書き
    こみする複数の露光装置と、 この各露光装置で形成した各静電潜像を前記4色に対応
    したカラートナーで各々現像する複数の現像装置とを備
    え、 前記4色のカラートナーを重ね合わせたカラー画像を形
    成する電子写真方式の画像形成装置において、 前記単色のブラックに対応している露光装置は、その主
    走査方向の光書込密度が前記他の色に対応している露光
    装置の主走査方向の光書込密度より高いことを特徴とす
    る画像形成装置。
  2. 【請求項2】 単色のブラックに対応している露光装置
    は、その1ドットあたりのビームスポット面積が他の色
    に対応している露光装置の1ドットあたりのビームスポ
    ット面積より狭いことを特徴とする請求項1に記載の画
    像形成装置。
  3. 【請求項3】 単色のブラックに対応している露光装置
    は、光書込みをLEDアレイヘッドで行うことを特徴と
    する請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 単色のブラック以外の色に対応している
    各露光装置は、光書込みをレーザダイオードで行うこと
    を特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 単色のブラック以外の色に対応している
    各露光装置は、その副走査方向の光書込密度が他の色に
    対応している露光装置の副走査方向の光書込密度より高
    いことを特徴とする請求項1〜4のいずれかの一に記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 単色のブラックに対応している露光装置
    は、1ドットあたりのビームスポット面積および感光体
    上の1ドット面積を光書込密度で決まる1画素面積より
    小さくすることを特徴とする請求項1〜5のいずれかの
    一に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 4色または単色ブラック以外の3色に対
    応している各露光装置は、前記4色または3色の混色に
    よるブラック画像を形成するための静電潜像を各々感光
    体上に光書き込みすることにより、必要に応じて単色ブ
    ラック画像の濃度不足を補うことを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかの一に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 原稿の画像を複数の色分解光ごとに読み
    取り、この読み取った色分解光ごとの各画像信号を色変
    換処理してイエロー、マゼンタ、シアンおよびブラック
    の4色に各々対応した複数のカラー画像データを得る画
    像読取装置と、 この複数のカラー画像データに基づき電子写真方式でカ
    ラー画像を形成する画像形成装置とを備え、 前記画像形成装置は、 前記4色に対応した各カラー画像データに基づく静電潜
    像を各々感光体上に光書きこみする複数の露光装置と、 この各露光装置で形成した各静電潜像を前記4色に対応
    したカラートナーで各々現像する複数の現像装置とを備
    えていて、 前記各カラートナーを重ね合わせて前記カラー画像を形
    成するものであり、 前記単色のブラックに対応している露光装置は、その主
    走査方向の光書込密度が前記他の色に対応している露光
    装置の主走査方向の光書込密度より高いことを特徴とす
    る複写機。
  9. 【請求項9】 単色のブラックに対応している露光装置
    は、その1ドットあたりのビームスポット面積が他の色
    に対応している露光装置の1ドットあたりのビームスポ
    ット面積より狭いことを特徴とする請求項8に記載の複
    写機。
  10. 【請求項10】 単色のブラックに対応している露光装
    置は、光書込みをLEDアレイヘッドで行うことを特徴
    とする請求項9に記載の複写機。
  11. 【請求項11】 単色のブラック以外の色に対応してい
    る各露光装置は、光書込みをレーザダイオードで行うこ
    とを特徴とする請求項10に記載の複写機。
  12. 【請求項12】 単色のブラック以外の色に対応してい
    る各露光装置は、その副走査方向の光書込密度が他の色
    に対応している露光装置の副走査方向の光書込密度より
    高いことを特徴とする請求項8〜11のいずれかの一に
    記載の複写機。
  13. 【請求項13】 単色のブラックに対応している露光装
    置は、1ドットあたりのビームスポット面積および感光
    体上の1ドット面積を光書込密度で決まる1画素面積よ
    り小さくすることを特徴とする請求項8〜12のいずれ
    かの一に記載の複写機。
  14. 【請求項14】 4色または単色ブラック以外の3色に
    対応している各露光装置は、前記4色または3色の混色
    によるブラック画像を形成するための静電潜像を各々感
    光体上に光書き込みすることにより、必要に応じて単色
    ブラック画像の濃度不足を補うことを特徴とする請求項
    8〜13のいずれかの一に記載の複写機。
  15. 【請求項15】 イエロー、マゼンタ、シアンおよびブ
    ラックの4色に各々対応した複数の露光装置を用い前記
    4色に対応した静電潜像を各々感光体上に光書きこみす
    る工程と、 この各静電潜像を前記4色に対応したカラートナーで各
    々現像する工程とを含んでなり、 前記4色のカラートナーを重ね合わせたカラー画像を形
    成する電子写真方式の画像形成方法において、 前記単色のブラックに対応している露光装置による露光
    は、その主走査方向の光書込密度が前記他の色に対応し
    ている露光装置による露光の主走査方向の光書込密度よ
    り高いことを特徴とする画像形成方法。
  16. 【請求項16】 単色のブラックに対応している露光装
    置による露光は、その1ドットあたりのビームスポット
    面積が他の色に対応している露光装置による露光の1ド
    ットあたりのビームスポット面積より狭いことを特徴と
    する請求項15に記載の画像形成方法。
  17. 【請求項17】 単色のブラックに対応している露光装
    置による露光は、光書込みをLEDアレイヘッドで行う
    ことを特徴とする請求項16に記載の画像形成方法。
  18. 【請求項18】 単色のブラック以外の色に対応してい
    る各露光装置による露光は、光書込みをレーザダイオー
    ドで行うことを特徴とする請求項17に記載の画像形成
    方法。
  19. 【請求項19】 単色のブラック以外の色に対応してい
    る各露光装置による露光は、その副走査方向の光書込密
    度が他の色に対応している露光装置による露光の副走査
    方向の光書込密度より高いことを特徴とする請求項15
    〜18のいずれかの一に記載の画像形成方法。
  20. 【請求項20】 単色のブラックに対応している露光装
    置による露光は、1ドットあたりのビームスポット面積
    および感光体上の1ドット面積を光書込密度で決まる1
    画素面積より小さくすることを特徴とする請求項15〜
    19のいずれかの一に記載の画像形成方法。
  21. 【請求項21】 4色または単色ブラック以外の3色に
    対応している各露光装置による露光は、前記4色または
    3色の混色によるブラック画像を形成するための静電潜
    像を各々感光体上に光書き込みすることにより、必要に
    応じて単色ブラック画像の濃度不足を補うことを特徴と
    する請求項15〜20のいずれかの一に記載の画像形成
    方法。
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