JP3483446B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3483446B2
JP3483446B2 JP36913197A JP36913197A JP3483446B2 JP 3483446 B2 JP3483446 B2 JP 3483446B2 JP 36913197 A JP36913197 A JP 36913197A JP 36913197 A JP36913197 A JP 36913197A JP 3483446 B2 JP3483446 B2 JP 3483446B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数色のトナー像
を並行か時系列的に形成させ得られたトナー像を1つの
転写材上に多重転写させ定着させる画像形成装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置のフルカラー化が進むにつ
れて、年々、要求される画質のレベルが高くなってお
り、電子写真方式の画像形成装置は、高画質を実現する
ため、高解像度化、高階調化、高安定化が進められてい
る。解像度は400dpiが標準化しているが、更なる
高画質化が進められている一方で、高安定化技術も進め
られ、高解像度、高安定という相反する2つの技術が両
立している。
【0003】フルカラー画像形成を高速化させるという
ニーズに応えて、4色を、4つの像担持体を用いて、色
ごとに帯電、露光、現像を並行して行なうことにより、
従来の1つの像担持体の系の4倍の高速化が達成されて
いる。
【0004】また、省スペース化および低コスト化を実
現するために、露光手段としてLED(light emitting
diode)アレイを用いた画像形成装置も一般化してきて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このLEDアレイを用
いた画像形成装置により、高解像度化を実現しようとす
る場合、実現しようとする解像度に応じた数のLEDチ
ップを用いることになるが、多くのLEDチップを用い
た場合は、主走査方向での光量むらが発生しにくいレー
ザスキャナと異なって、各画素の発光量をそろえること
が困難であった。発光量を揃えようとした場合、コスト
がかかるので、各LEDアレイの発光量むらを揃える代
わりに、採用した4つのLEDアレイを、発光量むらの
多い順に、イエロー,シアン,マゼンタ,ブラック用に
用いることにより、LEDアレイのコストダウンを実現
している。
【0006】しかしながら、発光量むらのあるLEDア
レイを用いた場合、やはり発光量ムらによって画像むら
が発生し、単色時には特に目立たないむらであっても、
混色時に色むらとなってしまい、特に細部での色差等に
は影響を与えてしまうことになる。そこで、発光量むら
を、静電潜像形成時になるべく減らす方向の技術が要求
されている。
【0007】また、発光量むらが無い場合においても、
高解像度化してくると、光量と像担持体の感光特性との
バランスによっては、静電潜像の電位勾配が緩やかにな
り、わずかに電位が変動しても、現像領域が大幅に異な
ってしまうことがあった。
【0008】本発明の目的は、このような問題点を解決
し、画像むらを軽減させて画質をより向上させることが
できる画像形成装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の像担持体を該複数の像担持体にそれぞれ対応する露光
手段により並行して露光させ、得られた各像担持体上の
潜像を複数の色のトナーによりそれぞれ現像させ、形成
にされた各トナー像を1つの転写材上に多重転写させ、
多重転写された複数のトナー像を定着させる画像形成装
置において、前記複数色のうちの最も視感度の小さい色
に対応する露光手段の1画素当たりの露光量を該色用の
像担持体の感度が飽和するだけ増加させる駆動制御手段
を備えたことを特徴とする。
【0010】請求項1において、露光手段は発光ダイオ
ードアレイとすることができる。
【0011】請求項1において、露光手段はレーザスキ
ャナとすることができる。
【0012】請求項1において、最も視感度の小さい色
をイエローとすることができる。
【0013】請求項2において、駆動制御手段は、前記
最も視感度の小さい色に対応する発光ダイオードアレイ
の各ダイオードの発光量が、該色に対応する像担持体の
感度を飽和させるだけの発光量になるように予め設定さ
れた電流値の駆動電流を前記各発光ダイオードに供給す
ることができる。
【0014】請求項2において、駆動制御手段は、前記
最も視感度の小さい色に対応する発光ダイオードアレイ
の各ダイオードの発光時間が、該色に対応する像担持体
の感度を飽和させるだけの発光時間になるように予め設
定された発光デューテイで前記各発光ダイオードを駆動
することができる。
【0015】請求項3において、駆動制御手段は、前記
最も視感度の小さい色に対応するレーザスキャナの発光
量が、該色に対応する像担持体の感度を飽和させるだけ
の発光量になるように予め設定された電流値の駆動電流
を前記レーザスキャナに供給することができる。
【0016】請求項3において、駆動制御手段は、前記
最も視感度の小さい色に対応する発光ダイオードアレイ
の各ダイオードの発光時間が、該色に対応する像担持体
の感度を飽和させるだけの発光時間になるように予め設
定された発光デューテイで前記各発光ダイオードを駆動
することができる。
【0017】請求項9の発明は、複数色の画像データに
基づき時系列的に1つの露光手段により1つの像担持体
を露光させ、得られた潜像を対応する色トナーにより現
像させ、形成されたトナー像を転写材上に多重転写さ
せ、多重転写された複数のトナー像を定着させる画像形
成装置において、前記複数色のうちの最も視感度の小さ
い色の画像形成時に、1画素当たりの露光量を前記1つ
の像担持体の感度が飽和するだけ増加させる駆動制御手
段を備えたことを特徴とする。
【0018】請求項9において、最も視感度の小さい色
をイエローとすることができる。
【0019】請求項9において、露光手段は発光ダイオ
ードアレイとすることができる。
【0020】請求項9において、露光手段はレーザスキ
ャナとすることができる。
【0021】請求項11において、駆動制御手段は、前
記複数色のうち前記最も視感度の小さい色に対応する発
光ダイオードアレイの各ダイオードの発光量が、該色に
対応する像担持体の感度を飽和させるだけの発光量にな
る電流値と、前記複数色のうちの前記最も視感度の小さ
い色以外の色に対応させた電流値とをストアしたストア
手段と、各色の画像形成時に各色に対応する電流値を前
記ストア手段から取り出す取出手段と、該取出手段によ
り取り出された電流値の電流を各色に対応する発光ダイ
オードアレイの各ダイオードに供給する供給手段とを備
えることができる。
【0022】請求項11において、駆動制御手段は、前
記複数色のうち前記最も視感度の小さい色に対応する発
光ダイオードアレイの各ダイオードの発光時間が、該色
に対応する像担持体の感度を飽和させるだけの発光時間
になる発光デューティと、前記複数色のうちの前記最も
視感度の小さい色以外の色に対応させた発光デューティ
とをストアしたストア手段と、各色の画像形成時に各色
に対応する発光デューティを前記ストア手段から取り出
す取出手段と、該取出手段により取り出された発光デュ
ーティで各色に対応する発光ダイオードアレイの各ダイ
オードを駆動する駆動手段とを備えることができる。
【0023】請求項12において、駆動制御手段は、前
記複数色のうち前記最も視感度の小さい色に対応するレ
ーザスキャナの発光量が、該色に対応する像担持体の感
度を飽和させるだけの発光量になる電流値と、前記複数
色のうちの前記最も視感度の小さい色以外の色に対応さ
せた電流値とをストアしたストア手段と、各色の画像形
成時に各色に対応する電流値を前記ストア手段から取り
出す取出手段と、該取出手段により取り出された電流値
の電流を各色に対応するレーザスキャナに供給する供給
手段とを備えることができる。
【0024】請求項12において、駆動制御手段は、前
記複数色のうち前記最も視感度の小さい色に対応するレ
ーザスキャナの発光時間が、該色に対応する像担持体の
感度を飽和させるだけの発光時間になる発光デューティ
と、前記複数色のうちの前記最も視感度の小さい色以外
の色に対応させた発光デューティとをストアしたストア
手段と、各色の画像形成時に各色に対応する発光デュー
ティを前記ストア手段から取り出す取出手段と、該取出
手段により取り出された発光デューティで各色に対応す
るレーザスキャナを駆動する駆動手段とを備えることが
できる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0026】<第1の実施の形態>図1は本発明の第1
の実施の形態を示す。これはデジタル画像形成装置の例
であり、その構造を図2に示す。図2において、1〜4
は、それぞれ、画像形成部であり、上流側(図2の右
側)から順に、転写ベルト5に対向させて配設してあ
り、帯電、露光、現像、転写の各プロセスを経て、異な
った4色(イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラッ
ク)の画像を形成するものである。
【0027】画像形成部1は、像担持体としての電子写
真感光ドラム(以下、感光ドラムという)101と、帯
電器102と、LEDアレイ103と、現像器104
と、転写帯電器105とを有する。現像器104には、
イエロー現像剤(トナー)が図示しない補給装置によっ
て、所定量充填されている。
【0028】画像形成部2は、感光ドラム201と、帯
電器202と、LEDアレイ203と、現像器204
と、転写帯電器205とを有する。現像器204には、
マゼンタトナーが図示しない補給装置によって、所定量
充填されている。
【0029】画像形成部3は、感光ドラム301と、帯
電器302と、LEDアレイ303と、現像器304
と、転写帯電器305とを有する。現像器304には、
シアントナーが図示しない補給装置によって、所定量充
填されている。
【0030】画像形成部4は、感光ドラム401と、帯
電器402と、LEDアレイ403と、現像器404
と、転写帯電器405とを有する。現像器404には、
ブラックトナーが図示しない補給装置によって、所定量
充填されている。
【0031】LEDアレイ103,203,303,4
03としては、この順に発光量むらが大きいものを採用
しているものとする。LEDアレイ103,203,3
03,403からの光は、それぞれ、selfocレンズアレ
イ(登録商標)を通して、感光ドラム面上に合焦される
ようになっている。図3は画像形成部1におけるselfoc
レンズアレイ106の配置例を示す。
【0032】5は転写ベルトであり、トナー像が転写さ
れた転写材を所定のタイミングで画像形成部1〜4に搬
送するためのものである。6は定着器であり、用紙上に
重ねて転写されたイエロートナー像と、マゼンタトナー
像と、シアントナー像と、ブラックトナー像を定着する
ものである。
【0033】図1を説明する。図1において、103は
図2と同一部分を示す。10は目標電流値設定部であ
り、目標電流値を設定するためのものである。11は定
電流供給部であり、目標電流値設定部10により設定さ
れた電流値の電流を、イエローに対応する画像形成部1
のLEDアレイ103に流すものである。
【0034】本デジタル画像形成装置では、画像形成を
高速化するため、構造が本質的に同一である画像形成部
1〜4において、並行して、帯電、露光、現像が行なわ
れる。画像形成部1では、感光ドラム101を帯電器1
02により均一に帯電させ、感光ドラム101をLED
アレイ103により露光させ、感光ドラム101上に静
電潜像を形成させ、形成された静電潜像が現像器104
により現像され顕像化される。同様にして、画像形成部
2〜4において、それぞれ、マゼンタトナー像、シアン
トナー像、ブラックトナー像が得られる。そして、適正
なタイミングで転写ベルト5により搬送されてきた転写
材に、まず、転写帯電器105によりイエロートナー像
が転写され、ついで、このイエロートナー像に重ねて、
転写帯電器205,305,405により、それぞれ、
マゼンタトナー像、シアントナー像、ブラックトナー像
が転写され、その後、定着器6により定着され、排出さ
れる。
【0035】得られた画像の1画素当たりの再現階調数
は2値である。主走査方向の解像度はLEDアレイ10
3,203,303,403の解像度に依存しており、
本画像形成装置では、600dpi の解像度が得られる。
selfocレンズアレイはLEDアレイを1対1で感光ドラ
ム面上に結像させるので、感光ドラム面上でも600dp
i の解像度が得られる。
【0036】本デジタル画像形成装置は、イエローに対
応する画像形成部1の感光ドラム101の感度が飽和す
る電流値であって、目標電流値設定部10において予め
設定された電流値の電流を、定電流供給部11により、
イエローに対応する画像形成部1のLEDアレイ103
に供給するので、LEDアレイ103の光量と感光ドラ
ム101の表面電位の関係は、例えば、図4に示すよう
になる。図4には、その他のLEDアレイ203,30
3,403の各光量と、感光ドラム201,301,4
01の表面電位の関係も示してある。
【0037】図4から分かるように、イエローに対応す
る画像形成部1のLEDアレイ103の露光量に多少の
変動があっても、感光ドラム101の表面電位として現
れてこない。このことを図5を参照して説明すると、イ
エローに対応する画像形成部1のLEDアレイ103
に、図5(a)に示すような発光むらがあっても、この
LEDアレイ103に、イエローに対応する画像形成部
1の感光ドラム101の感度が飽和する電流を流した場
合、潜像むらは図5(b)に示すように、露光量むらに
対して小さく、従って、画像濃度むらも図5(c)に示
すように小さくなる。
【0038】ここで、イエローに対応するLEDアレイ
103との比較のため、発光量むらが最も小さいブラッ
クに対応するLEDアレイ403の露光量を、イエロー
に対応する感光ドラム101に供給した場合の潜像むら
と画像濃度むらを説明すると、潜像むらは、図5(e)
に示すように、露光むらと同程度であり、従って、画像
濃度むらは、図5(f)に示すように、潜像むらと同程
度になり、画像濃度むらとなって現われることになる。
【0039】本実施の形態では、このように、全ての色
に対してイエローの露光量で潜像形成して1画素の大き
さを大きくせず、視感度の低いイエローの露光量を感光
ドラムの感度が飽和するだけ変化させて1画素の大きさ
を一番大きくして、むらに対して強くすることにより、
発光量むらが無い場合においても、高解像度化に伴って
光量と像担持体の感光特性とのバランスによって、静電
潜像の電位勾配が緩やかになって、わずかに電位が変動
しても、現像領域が大幅にずれることがない。
【0040】また、本実施の形態では、発光量むらが大
きいLEDアレイも採用することができるので、LED
アレイの歩留まりを上げることができ、従って、装置の
コストダウンを図ることができ、さらに、視感度の最も
低い色に対するLEDアレイの光量補正が必要でないの
で、さらに装置のコストダウンを図ることができる。
【0041】本実施の形態の4つのLEDアレイに代え
て、4つのレーザスキャナを採用したものに、本発明を
適用することができ、感光ドラムの周方向に感度むらが
あったり、スキャナレンズの主走査方向むらがあった場
合にも、画像むらを軽減させて画質をより向上させるこ
とができる。
【0042】<第2の実施の形態>図6は本発明の第2
の実施の形態を示す。本実施の形態は、第1の実施の形
態との比較で言えば、イエローに対応するLEDアレイ
103の露光量の制御方法が相違する。すなわち、第1
の実施の形態では、目標電流値設定部10により、イエ
ローに対応する画像形成部1の感光ドラム101の感度
が飽和する電流値を予め設定し、設定された電流値の電
流を定電流供給部11により、イエローに対応する画像
形成部1のLEDアレイ103に供給するようにした。
【0043】これに対して、本実施の形態では、発光デ
ューテイ設定部60により、イエローに対応する画像形
成部1の感光ドラム101の感度が飽和する露光量に応
じた発光デューティを予め設定し、設定された発光デュ
ーティに応じたパルス幅のパルス信号を、イエローに対
応する画像形成部1のLEDアレイ103に、発光デュ
ーティ発生部61により供給するようにした。発光デュ
ーティを大きくするほど、図7に示すように、パルス幅
が広くなり、従って、発光時間が長くなるので、第1の
実施の形態と同様の効果を奏することができる。
【0044】本実施の形態の4つのLEDアレイに代え
て、4つのレーザスキャナを採用したものに、本発明を
適用することができ、感光ドラムの周方向に感度むらが
あったり、スキャナレンズの主走査方向むらがあった場
合にも、画像むらを軽減させて画質をより向上させるこ
とができる。
【0045】<第3の実施の形態>図8は本発明の第3
の実施の形態を示す。これは図9に示す構造を有するデ
ジタル画像形成装置の例である。図9において、画像形
成部は、感光ドラム34と、帯電器30と、レーザスキ
ャナ35と、黒現像器31と、色現像器32と、中間転
写ドラム33とを有する。現像器32には、イエロート
ナーとマゼンタトナーとシアントナーとが所定量づつ充
填されている。現像器31には、ブラックトナーが図示
しない補給装置によって、所定量充填されている。36
は搬送ベルトであり、転写完了後に中間転写ドラム33
から剥離された転写材を搬送するためのものである。3
7は定着器であり、搬送ベルト36により搬送されてき
た転写材上のトナー像を定着させるものである。
【0046】図8において、35は図9と同一部分を示
す。81は目標光量切換部であり、イエローとマゼンタ
とシアンとブラックのうちのイエローの画像形成時に、
感光ドラム34の感度が飽和するだけの1画素当たりの
予め定めた露光量に切り換えるものである。82は目標
電流値取出部であり、目標光量切換部81により切り換
えられた光量に対応する目標電流値を目標電流値ルック
アップテーブル83から取り出すものである。84は定
電流供給部であり、目標電流値ルックアップテーブル8
3から取り出された電流値の電流をレーザスキャナ35
に供給するものである。
【0047】イエロー画像データが供給されると、この
イエロー画像データに基づき変調されたレーザ光がレー
ザスキャナ35により感光ドラム34上を走査され、感
光ドラム34に潜像が形成され、形成された潜像は色現
像器32によりイエロートナーにより現像され、得られ
たイエロートナー像は中間転写ドラム33上の転写材に
転写される。以後、このプロセスと同様のプロセスが繰
り返される。すなわち、マゼンタ画像データに基づき形
成された潜像が色現像器32によりマゼンタトナーで現
像され、得られたマゼンタトナー像が中間転写ドラム3
3上の転写材に多重転写され、ついで、シアン画像デー
タに基づき形成された潜像が色現像器32によりシアン
トナーで現像され、得られたシアントナー像が中間転写
ドラム33上の転写材に多重転写され、さらに、ブラッ
ク画像データに基づき形成された潜像が現像器31によ
りブラックトナーで現像され、得られたブラックトナー
像が中間転写ドラム33上の転写材に多重転写される。
そして、ブラックトナー像の転写材上への多重転写が完
了すると、転写材が中間転写ドラム33から剥離され、
搬送ベルト36により定着器37に搬送され、定着器3
7により転写材上の多重トナー像が定着され、その後、
排出される。
【0048】ここで、イエロー画像データに基づき潜像
を形成する際には、露光量が、感光ドラム34の感度が
飽和するだけの1画素当たりの予め定めた露光量に目標
光量切換部81により切り換えられ、目標光量切換部8
1により切り換えられた光量に対応する目標電流値が、
目標電流値取出部82により目標電流値ルックアップテ
ーブル83から取り出され、取り出された電流値の電流
が、定電流供給部84によりレーザスキャナ35に供給
される。よって、感光ドラム34の周方向に感度むらが
あったり、図示しないスキャナレンズの主走査方向むら
があった場合にも、画像むらを軽減させて画質をより向
上させることができる。そこで、感光ドラムの感度むら
や、レーザスキャナの露光量(スキャナレンズ要因等
で)むらが発生しても、画像上でのむらを、4分の1以
上、つまり、25%以上軽減することができる。
【0049】本実施の形態のレーザスキャナ35に代え
て、発光量むらのない1つのLEDアレイを用いたもの
に、本発明を適用しても、同様の効果を奏することがで
きる。
【0050】<第4の実施の形態>図10は本発明の第
4の実施の形態を示す。本実施の形態は、第3の実施の
形態との比較で言えば、イエローに対応するレーザスキ
ャナ35の露光量の制御方法が相違する。すなわち、第
3の実施の形態では、イエロー画像データに基づき潜像
を形成する際の露光量を、感光ドラム34の感度が飽和
するだけの1画素当たりの予め定めた露光量に目標光量
切換部81により切り換え、目標光量切換部81により
切り換えられた光量に対応する目標電流値を、目標電流
値取出部82により目標電流値ルックアップテーブル8
3から取り出し、取り出された電流値の電流を、定電流
供給部84によりレーザスキャナ35に供給するように
した。
【0051】これに対して、本実施の形態では、イエロ
ー画像データに基づき潜像を形成する際に、露光量を、
感光ドラム34の感度が飽和するだけの1画素当たりの
予め定めた露光量に目標光量切換部1001により切り
換え、目標光量切換部1001により切り換えられた露
光量に対応する発光デューティを、目標デューティ取出
部82により目標デューティルックアップテーブル10
03から取り出し、取り出された発光デューティのパル
ス信号を、発光デューティ発光部84によりレーザスキ
ャナ35に供給するようにした。
【0052】本実施の形態のレーザスキャナ35に代え
て、発光量むらのない1つのLEDアレイを用いたもの
に、本発明を適用しても、同様の効果を奏することがで
きる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
視感度の小さい色の露光量を相対的に大きくするように
したので、画質を劣化させることなく、LEDアレイの
むらの比較的大きなものを用いることができる。また、
複数個の感光ドラムを用いたカラー画像形成装置におい
て、感光ドラムの周方向の感度むらの画像上への影響を
なくすことができ、従って、画質を向上させ、感光ドラ
ムのコストを下げることも可能となる。さらに、単一の
感光ドラムを用いたカラー画像形成装置においても、感
光ドラムやスキャナレンズ等の精度が劣化した場合でも
画像への影響を軽減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図2】第1の実施の形態のデジタル画像形成装置の構
造を示す断面図である。
【図3】LEDアレイとselfocレンズアレイと感光ドラ
ムの位置関係の一例を示す図である。
【図4】露光量と感光ドラム表面電位との関係の一例を
示す図である。
【図5】露光量むらと潜像むらと画像濃度むらを説明す
るための説明図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図7】発光デューティとパルス幅の関係を説明するた
めの説明図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示すブロック図で
ある。
【図9】第3の実施の形態のデジタル画像形成装置の構
造を示す断面図である。
【図10】本発明の第4の実施の形態を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1,2,3,4 画像形成部 5 帯電器 6 LEDアレイ 7 現像器 8 転写帯電器 9 定着器 10 感光ドラム 20 selfocレンズアレイ 30 1次帯電器 31 黒現像器 32 色現像器 33 中間転写ドラム 34 感光ドラム 35 レーザスキャナ 37 定着器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−8660(JP,A) 特開 平2−140769(JP,A) 特開 平5−273833(JP,A) 特開 平9−101662(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/01 - 15/01 117 B41J 2/44

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の像担持体を該複数の像担持体にそ
    れぞれ対応する露光手段により並行して露光させ、得ら
    れた各像担持体上の潜像を複数の色のトナーによりそれ
    ぞれ現像させ、形成にされた各トナー像を1つの転写材
    上に多重転写させ、多重転写された複数のトナー像を定
    着させる画像形成装置において、 前記複数色のうちの最も視感度の小さい色に対応する露
    光手段の1画素当たりの露光量を該色用の像担持体の感
    度が飽和するだけ増加させる駆動制御手段を備えたこと
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記露光手段は発光
    ダイオードアレイであることを特徴とする画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記露光手段はレー
    ザスキャナであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1において、前記最も視感度の小
    さい色がイエローであることを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項2において、前記駆動制御手段
    は、前記最も視感度の小さい色に対応する発光ダイオー
    ドアレイの各ダイオードの発光量が、該色に対応する像
    担持体の感度を飽和させるだけの発光量になるように予
    め設定された電流値の駆動電流を前記各発光ダイオード
    に供給することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、前記駆動制御手段
    は、前記最も視感度の小さい色に対応する発光ダイオー
    ドアレイの各ダイオードの発光時間が、該色に対応する
    像担持体の感度を飽和させるだけの発光時間になるよう
    に予め設定された発光デューテイで前記各発光ダイオー
    ドを駆動することを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項3において、前記駆動制御手段
    は、前記最も視感度の小さい色に対応するレーザスキャ
    ナの発光量が、該色に対応する像担持体の感度を飽和さ
    せるだけの発光量になるように予め設定された電流値の
    駆動電流を前記レーザスキャナに供給することを特徴と
    する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 請求項3において、前記駆動制御手段
    は、前記最も視感度の小さい色に対応する発光ダイオー
    ドアレイの各ダイオードの発光時間が、該色に対応する
    像担持体の感度を飽和させるだけの発光時間になるよう
    に予め設定された発光デューテイで前記各発光ダイオー
    ドを駆動することを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 複数色の画像データに基づき時系列的に
    1つの露光手段により1つの像担持体を露光させ、得ら
    れた潜像を対応する色トナーにより現像させ、形成され
    たトナー像を転写材上に多重転写させ、多重転写された
    複数のトナー像を定着させる画像形成装置において、 前記複数色のうちの最も視感度の小さい色の画像形成時
    に、1画素当たりの露光量を前記1つの像担持体の感度
    が飽和するだけ増加させる駆動制御手段を備えたことを
    特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、前記最も視感度の
    小さい色がイエローであることを特徴とする画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項9において、前記露光手段は発
    光ダイオードアレイであることを特徴とする画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項9において、前記露光手段はレ
    ーザスキャナであることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】 請求項11において、前記駆動制御手
    段は、 前記複数色のうち前記最も視感度の小さい色に対応する
    発光ダイオードアレイの各ダイオードの発光量が、該色
    に対応する像担持体の感度を飽和させるだけの発光量に
    なる電流値と、前記複数色のうちの前記最も視感度の小
    さい色以外の色に対応させた電流値とをストアしたスト
    ア手段と、 各色の画像形成時に各色に対応する電流値を前記ストア
    手段から取り出す取出手段と、 該取出手段により取り出された電流値の電流を各色に対
    応する発光ダイオードアレイの各ダイオードに供給する
    供給手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 請求項11において、前記駆動制御手
    段は、 前記複数色のうち前記最も視感度の小さい色に対応する
    発光ダイオードアレイの各ダイオードの発光時間が、該
    色に対応する像担持体の感度を飽和させるだけの発光時
    間になる発光デューティと、前記複数色のうちの前記最
    も視感度の小さい色以外の色に対応させた発光デューテ
    ィとをストアしたストア手段と、 各色の画像形成時に各色に対応する発光デューティを前
    記ストア手段から取り出す取出手段と、 該取出手段により取り出された発光デューティで各色に
    対応する発光ダイオードアレイの各ダイオードを駆動す
    る駆動手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
  15. 【請求項15】 請求項12において、前記駆動制御手
    段は、 前記複数色のうち前記最も視感度の小さい色に対応する
    レーザスキャナの発光量が、該色に対応する像担持体の
    感度を飽和させるだけの発光量になる電流値と、前記複
    数色のうちの前記最も視感度の小さい色以外の色に対応
    させた電流値とをストアしたストア手段と、 各色の画像形成時に各色に対応する電流値を前記ストア
    手段から取り出す取出手段と、 該取出手段により取り出された電流値の電流を各色に対
    応するレーザスキャナに供給する供給手段とを備えたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 請求項12において、前記駆動制御手
    段は、 前記複数色のうち前記最も視感度の小さい色に対応する
    レーザスキャナの発光時間が、該色に対応する像担持体
    の感度を飽和させるだけの発光時間になる発光デューテ
    ィと、前記複数色のうちの前記最も視感度の小さい色以
    外の色に対応させた発光デューティとをストアしたスト
    ア手段と、 各色の画像形成時に各色に対応する発光デューティを前
    記ストア手段から取り出す取出手段と、 該取出手段により取り出された発光デューティで各色に
    対応するレーザスキャナを駆動する駆動手段とを備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
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