JP2000131884A - トナ―組成物及びその製造方法 - Google Patents

トナ―組成物及びその製造方法

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JP2000131884A
JP2000131884A JP28699199A JP28699199A JP2000131884A JP 2000131884 A JP2000131884 A JP 2000131884A JP 28699199 A JP28699199 A JP 28699199A JP 28699199 A JP28699199 A JP 28699199A JP 2000131884 A JP2000131884 A JP 2000131884A
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シー ジュリアン ポール
J Kramer Susan
ジェイ クレーマー スーザン
Shapiro Jirena
シャピロ ジレナ
Elliott A Eklund
エー エクランド エリオット
E Burasuzakku Suu
イー ブラスザック スー
N Daraaru Idaru
エヌ ダラール イダル
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 得られた現像カラーイメージの色特性が実質
的に完全なパントン(登録商標)色空間を含むプロセス
を提供する。 【解決手段】 流動床内でトナーを混合する工程と、得
られたトナー混合物をドナーロール上に静電的に装荷す
る工程と、得られたドナーロール上のトナー層にイオン
荷電する工程と、得られたドナーロール部材上の荷電ト
ナー層を用いて潜像を現像する工程と、を含み、得られ
た現像カラーイメージの色特性が実質的に完全なパント
ン(登録商標)色空間を含む、トナー組成物の製造方法
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は着色トナー組成物
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ムーアビジネスフォームズ社(Moor
e Business Forms,Inc.)の欧州
特許出願公告番号第EP 0 620 505 A1で
は、 a)物理的特性が実質的に均一な少なくとも第1及び第
2の異なる着色トナー粉末を製造する工程と、b)前記
第1及び第2のトナー粉末を望ましい割合で流動床中に
導入する工程と、c)前記第1及び第2のトナー粉末を
流動床において均一に混合する工程と、d)流動床中の
トナー粉末に実質的に均一な静電電荷を与える工程と、
e)静電的に荷電されたトナー粉末混合物を基質に塗布
し該基質上に均一な非原色シンボルのイメージ形成を行
う工程と、を含む基質に非原色カラープリントを塗布す
るイメージ形成法が開示されている。
【0003】1998年1月27日に発行されたグッド
マン(Goodman)らの米国特許第5,713,0
62号では、静電複写印刷システムにおける混色制御シ
ステム及び方法が開示されている。着色現像材料の作用
混合物には、選択的に変更可能な量の、作用混合物を構
成する基本色成分の現像材料が連続的に補充される。作
用混合物に添加される様々な着色成分の補充速度が制御
されて、出力コピー基質上にユーザーが選択することの
できる色を生成することができる現像材料混合物が提供
される。供給貯蔵室中の現像材料の作用混合物を用いて
印刷したテストイメージの色をモニタするために比色計
が備えられ、イメージの色を、ユーザーが選択できる出
力色を生成するのに必要な色と一致させることができ
る。本発明は、連続的にモニタし較正することにより貯
蔵室中の現像材料の作用混合物の色を制御、維持するた
めに使用することができ、このため、非常に長い印刷実
行時間において、貯蔵室中の着色成分を一定の割合に維
持することができる。この発明を使用すると、ユーザー
が選択可能な色をその場で混合することもでき、これに
より、現像材料貯蔵室中に大体の量の原色成分を始めに
入れそれを混合し、現像材料混合物を用いて印刷して得
られるイメージを連続的にモニタし、混合物が所望の色
出力に達するよう調整することができる。
【0004】1996年9月17日に発行されたグッド
マン(Goodman)らの米国特許第5,557,3
93号では、イメージ形成装置上に静電潜像を形成する
工程と、イメージ形成装置上の静電潜像をキャリヤ粒子
と2つ以上の相溶性を有するトナー成分とを含む少なく
とも1つの現像液で現像する工程と、トナーイメージを
受像基質に転写しその基質にトナーイメージを固定する
工程と、を含む、静電複写イメージングシステムにおい
てユーザーが選択可能な色を達成するためのプロセス及
び装置が開示されている。選択可能な相溶性を有するト
ナー組成物には、トナー粒子の外表面上に被覆された混
合相溶性成分を有するトナー組成物、その中に混合相溶
性成分あるいは不動態化顔料を含む粒状トナー組成物が
含まれる。3−レベルイメージング装置及び無掃気ハイ
ブリッド現像イメージング装置を含む静電複写装置も、
説明したプロセスを実行するために提供する。この発明
のプロセス及び装置はユーザーが選択可能な色を用いた
単色あるいはハイライト色のカラーイメージを生成する
ための、あるいは同じ装置により生成したプロセスカラ
ーイメージにハイライト色を添加するためのイメージン
グプロセスにおいて特に有効である。
【0005】1993年、4月20日に発行されたペイ
ン(Paine)らの米国特許第5,204,208号
では、少なくとも2つのカプセル状のトナーを混合する
工程を含む所望の色のトナー組成物を得るためのプロセ
スであって、各トナーはポリマーバインダと、顔料と、
染料と、あるいはそれらの混合物とを含むコアと、高分
子外殻と、を含み、前記顔料、染料、あるいはそれらの
混合物は各トナーで異なり、これにより各カプセル状ト
ナーとは異なる色を有するトナーが得られる、プロセス
が開示されている。
【0006】着色トナー調製及びイメージングに関し興
味深い他の特許としては、米国特許第5,392,45
6号及び5,688,626号が挙げられる。
【0007】上記引用文献は全てこの中で引用され参照
される。
【0008】共に出願中の米国出願番号第08/03
6,731号では、トナーを含む現像液材料供給を貯蔵
するための貯蔵室を規定するハウジングと、ハウジング
のチャンバ内の現像液材料を流動化させるための手段
と、チャンバ内に部分的に、イメージング面から離され
て裁置されたドナー部材であって、該イメージング面か
ら対向する領域に該ドナー部材の外面上のトナーを輸送
し、該ドナー部材の外面近くには複数の電極が配置され
ているドナー部材と、流動化されたトナーの近傍に配置
されたドナー部材の一領域上の電極部材の一部に電気バ
イアスをかけ、ドナー部材領域上にトナーを静電的に載
荷するための手段と、ドナー部材の領域上に載荷された
トナーをイオン荷電するための手段と、イメージング部
材に近くに配置した電極部材に電気バイアスをかけ、ト
ナーをドナー部材の領域から脱着させ、潜像を現像する
ためのトナー雲を形成するための手段と、ドナー部材の
領域上の残存トナーを放電させ除去し、トナーを貯蔵室
に戻す手段と、を備えるイメージング面上に記録された
潜像を現像するための装置が開示されている。
【0009】前記装置及び現像プロセスにより、電極ド
ナーロール上での非接触計測及び粒子荷電を別個に制御
し、電子写真現像用の接着性の低い荷電トナー粒子を提
供することができる穏やかなトナーの取り扱いシステム
が可能となる。トナーはまず、静電的に流動床から抽出
され、ドナー部材上に中性層として付着される。このト
ナー層はその後、DCまたはACコロナ装置により荷電
され潜像まで運ばれる。このいわゆるイオン荷電により
トナー粒子上により均一な電荷が付与され、粒子の接着
性が大きく減少する。さらに、イオン荷電プロセスはト
ナー顔料の本質には依存せず、2つ以上の異なる着色ト
ナーの混合物を均一に荷電することができる。ドナー上
の残存トナーは、ドナーロールの各サイクル中に中性化
され流動床トナー貯蔵室にもどされる。このように、例
えば、ドナーロール上の交互かん合電極により無荷電ト
ナーが流動床貯蔵室から集められドナーロール上でトナ
ー層が形成される。トナー層はその後コロナ装置に暴露
することにより荷電され、現像ゾーンに運ばれる。そこ
では、そのトナー層を使用して静電潜像が現像される。
ドナー上の残存トナーは第2のコロナ装置に暴露するこ
とにより中和され、その後、隣接ドナー電極間にAC電
圧を印加することにより剥されて流動床にもどされる。
いわゆるトナーのイオン荷電により、粒子の接着性が低
くなること、このためDC電場のみで現像が可能となる
ことが知られている。必要に応じて、現像ゾーンにおい
て隣接ドナー電極にAC電圧も印加することができ、粒
子の放出を促進することができる。この単一成分現像シ
ステムにおいてトナーに十分な流れを与える手段を提供
するだけでなく、流動床貯蔵室はまたイオン荷電と共
に、乾燥粉末トナーを混合し注文通りの色の現像を達成
する手段も提供する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】共に係属中の出願で
は、適当な装置が提供されているが、特定のトナー組成
物あるいは化合物を提供あるいは指定しておらず、本発
明におけるような実質的に完全なパントン(PANTO
NE)(登録商標)色空間を含む色の現像を達成する方
法も提供していなかった。
【0011】
【課題を解決するための手段】このように本発明は、例
えば2つの異なるカラートナーを流動床において混合す
る工程と、得られたトナー混合物を静電的にドナーロー
ル上に載荷する工程と、得られたドナー上のトナー層に
イオン荷電する工程と、得られたドナーロール部材上の
荷電トナー層を用いて潜像を現像する工程と、を含み、
得られた現像カラーイメージの色特性は実質的に完全な
パントン(PANTONE)(登録商標)色空間を含む
ことができるプロセスを提供する。
【0012】
【発明の実施の形態】得られた現像カラーイメージは必
要に応じて紙や透明体などの受像シートに転写し、必要
に応じて固着することができる。印刷されたイメージの
色空間は実質的に全ての972非金属及び非蛍光パント
ン(登録商標)色を含む791,000CIELAB体
積単位を有する。トナー混合物は流動床において高い流
動特性を有するため、トナー粒子は流動化され、多孔質
床表面の十分低い空気速度、例えば約0.1から約5s
cfh/in2(standard cubic fe
et per hour (scfh)per squ
are inch)、好ましくは約0.1から約2sc
fh/in2、より好ましくは約0.2から約1scf
h/in2で、受け部材上にトナー層の平滑で均一なレ
ベルの表面を形成することができる。これらの低い空気
速度では、典型的には、空気の流れにトナーが混入され
ることにより損失するトナーは1時間に約1から約5重
量%にすぎない。流動床におけるトナー混合物のトナー
粒子の粒子間接触により起こる摩擦電気電荷分布の幅
は、電荷分光写真器により測定すると、約0.05から
約0.15フェムトクーロン/μである。流動床におけ
るトナー混合物の摩擦電気電荷分布の中心の分離は約
0.01から約0.05フェムトクーロン/μm未満と
することができ、混合物中の個々のトナーの摩擦電気電
荷分布は約0.05から約0.5フェムトクーロン/μ
m、好ましくは約0.1未満から約0.25フェムトク
ーロン/μmとすることができる。ドナー部材上のトナ
ー混合物中のトナー粒子の摩擦電気電荷分布は約0.0
5から約0.5フェムトクーロン/μm、好ましくは
0.25フェムトクーロン/μm未満とすることがで
き、これにより均一に荷電されたトナー層及び均一に現
像されたイメージが提供される。
【0013】トナー混合物は黄色トナー;橙色トナー;
紫紅色(マジェンタ)トナー;紫色トナー;青色トナ
ー;藍色(シアン)トナー;緑色トナー;黒色トナー;
無色トナーの組から選択されるトナー及びその混合物を
含む。黄色トナー顔料は、ピググメントイエロー17と
することができ、橙色トナー顔料はピグメントオレンジ
13とすることができ、マジェンタトナー顔料はピグメ
ントレッド81:2とすることができ、紫色顔料トナー
はピグメントバイオレット23とすることができ、青色
トナー顔料はピグメントブルー61とすることができ、
シアントナー顔料はピグメントブルー15:3とするこ
とができ、緑色トナー顔料はピグメントグリーン7とす
ることができ、黒色トナー顔料はカーボンブラックとす
ることができ、無色トナーは顔料無しまたは、酸化チタ
ンや同様の無色顔料などの無色顔料を含むものとするこ
とができる。本発明はまた、前記市販の顔料が有する着
色料特性と等価のあるいは実質的に同様の着色料特性を
有する顔料、染料またはこれらの混合物の使用を含む。
【0014】本発明は前記カラートナーセットからの単
一色トナーからなるカラーイメージの印刷を含み、これ
により実質的に全てのパントン色空間を含む色域が拡張
したカラー印刷プロセスが可能となる。
【0015】実施の形態では、2から約9のトナーを、
それぞれの量がトナー混合物の総重量に対し約0.1か
ら約99.9重量%となるように混合することができ
る。トナー混合物においては、流動床中あるいはドナー
部材上に存在するトナー混合物に静電的にあるいはイオ
ン的に荷電した後は、トナー混合物の構成成分であるト
ナー粒子の物理的分離、電荷分離は実質的には無い。
【0016】流動床においてトナーを混合すると、電荷
分光写真器の測定で、床中の平均荷電レベルが約0.0
5から約0.1フェムトクーロン/μm、好ましくは約
0.1フェムトクーロン/μm未満の荷電トナーが生成
する。実質的には定量的に、荷電トナーをドナーロール
上に静電的に装荷させる。同様に、得られたドナーロー
ル上のトナー層のイオン荷電は実質的に定量的で、従来
のイオノグラフィー荷電装置により達成することができ
る。トナーは樹脂と、顔料と、表面流動添加剤と、を含
む。樹脂はポリエステルとすることができ、表面流動添
加剤は疎水性表面処理がなされた金属酸化物、例えばシ
リカ、チタニア、アルミナあるいは他の同様の粒子サイ
ズの小さい金属酸化物、及びそれらの混合物とすること
ができる。金属酸化物の表面処理は、例えば反応性の疎
水性シランまたは同様の化合物を用いた従来の方法によ
り、あるいは物理吸着法により達成することができる。
好ましい金属酸化物はシリカであり、好ましい疎水性表
面処理は反応性の疎水性シラン化合物、例えばヘキサメ
チルジシラザン、ジクロロジメチルシラン、反応性シリ
コーン油及びこれらの混合物を用いて達成される。
【0017】本発明は、その中で空気の作用により混合
着色トナーを流動化させるように適合された現像液ハウ
ジウングと、現像液ハウジングからトナー粒子の均一に
荷電された一様な混合物を受け取り、その後その上に流
動トナー混合物の均一な厚い層を形成するためのドナー
ロール部材と、ドナーロール上のトナー混合物の均一な
厚い層を荷電させるためのイオン荷電部材と、その上に
潜像を有し、ドナー部材から荷電された均一な厚いトナ
ー層を選択的に受け取り、拡張された色域のトナーイメ
ージを形成するためのイメージ形成部材と、を含む印刷
装置を提供する。現像されたカラートナーイメージの色
特性は実質的に完全なパントン(登録商標)色空間を含
むことができる。
【0018】流動床でトナーを混合すると、電荷分光写
真器で測定したところ流動床内での平均電荷レベルが約
0.05から約0.1フェムトクーロン/μmである荷
電トナーが生成する。この場合、荷電トナーのドナーロ
ール上への静電的な装荷は実質的には定量的である。ま
た、得られたドナーロール上のトナー層のイオン荷電は
実質的に定量的である。また、イメージ形成部材による
ドナー部材からの荷電トナーの受け取りは実質的に定量
的である。このように、受け材上の潜像は完全にドナー
ロールからのトナー層により現像される。
【0019】この発明はカラートナー、トナーと一定の
経済的な、環境に優しい顔料を有する現像液組成物、及
びそれらの混合物の使用に関し、現像されたカラーイメ
ージはその色域が拡張され解像力が優れている。顔料の
高品質分散が重要であり、これは顔料をフラッシングす
ることにより、あるいはプロセス中に分散剤を使用する
ことにより達成することができる。実施の形態において
は、本発明のトナーはフラッシュ顔料を含み、各着色ト
ナーに対し、湿潤顔料または湿潤ケーキが選択され、そ
の後加熱され樹脂が溶融しせん断される。この場合、水
は顔料から除去あるいは実質的に除去され、実施の形態
においては、顔料の周囲にポリマー相が形成され、例え
ば、顔料の実質的な、部分的な不動態化が可能となる。
得られた生成物に溶剤を添加して顔料と樹脂の高品質分
散を得ることができる。この場合、顔料の量は約25か
ら50、好ましくは約30から約40重量%である。続
いて、得られた生成物をトナー樹脂と共に混合、希釈す
ると、樹脂と顔料を含むトナーが得られる。樹脂は湿潤
顔料と共に混合した樹脂と同様のものでも異なるもので
もよい。この場合、実施の形態では、顔料の量は、樹脂
と顔料のトナー成分の質量に対し約2から約20、好ま
しくは約2から約15重量%である。本発明によれば、
高品質状態で分散された着色顔料を有するトナーが提供
される。この発明によれば、高い色域を有するトナーの
組み合わせが可能となり、とりわけ現像イメージを反射
させる場合透光体を使用することができる。この場合、
透光体を用いると、散乱光の実質量、実施の形態におい
ては散乱光の大部分が除去され、例えば、透光体上の融
合イメージを介して通過した透過光の約70から約98
%がオーバーヘッドプロジェクターからスクリーンまで
到達することができる。本発明のトナー及び現像液組成
物は電子写真用に選択することができ、とりわけ周知の
イオン荷電電子写真イメージング、印刷プロセス、及び
好ましくはフルカラープロセス用に選択することができ
る。
【0020】この中で説明した本発明の利点としては、
非常に安定した摩擦電気特性、許容可能な安定した混合
特性、優れた色解像度、実質的に所望の色を得ることが
できる能力、すなわちフルカラー色域、たとえば、数千
の異なる色および異なる現像カラーイメージを得ること
ができる能力、実質的なトナーの相対湿度に対する不感
度、トナーが実質的には温度、湿度などの環境変化によ
り悪影響を受けないこと、黄色トナー、橙色トナー、マ
ジェンタトナー、紫色トナー、青色トナー、シアントナ
ー、緑色トナー、黒色トナー、無色トナー、これらの混
合物などのこの中で説明した利点を有する別個のトナー
の提供などが挙げられる。これらのトナーは静電イメー
ジのスポット現像及び多色現像のために選択することが
できる。非常に良く分散された顔料を有する着色トナー
の特定の選択により、例えば、平滑な融合イメージ表面
が得られ、数千の色の生成が可能な大色域が可能とな
る。本発明のトナー組成物は通常表面添加剤を含み、ま
た電荷添加剤、ろう、例えばポリプロピレン、ポリヒド
ロキシ化合物、あるいはポリマーアルコール、例えばユ
ニリンス(UNILINS)(登録商標)を含んでもよ
い。米国特許第4,883,736号を参照のこと。ユ
ニリンス(登録商標)はペトロライトケミカルズ(Pe
trolite Chemicals)から入手可能で
ある。前記アルコールは本発明の実施の形態においては
顔料を分散させるための成分として選択される。
【0021】本発明の実施の形態では、組み合わせまた
はセットは共に混合されない別個のトナーを示す。むし
ろ、各トナーはトナー貯蔵室または供給室において別個
の成分として存在し、別個のトナーはその後共通の現像
液ハウジング内で共に混合され、異なる色のトナー粒子
の混合物あるいは本質的に均一な混合物が達成される。
この混合物は必要に応じてキャリヤ粒子を含み、2成分
現像プロセスが、例えばゼロックスコーポレーションモ
デル5775における場合のように、達成される。例え
ば、黄色トナーは1つのトナー供給ハウジング内にあ
り、橙色のトナーは第2の別個のトナー供給ハウジウン
グ内にあり、マジェンタトナーは第3の別個のトナー供
給ハウジング内にある、などである。個々のトナーは制
御されながら、キャリヤ粒子の存在するあるいは存在し
ない共通の現像液ハウジング内に分配される。この場
合、キャリヤ粒子は例えば、典型的には表面がコーティ
ングされた金属コアを含む。
【0022】
【実施例】実施例1. トナー及びトナー混合物の調製 表1のトナーは混合し、例えば、約2から約5重量%の
個々の顔料とポリエステル樹脂を押出し機において溶融
混合し、その後得られた混合物を約7μmの直径で射出
することにより調製した。次に、約1重量%のカボシル
(Cabosil)TS530シリカをボールミルによ
り各トナーと共に30分間混合し、適正な流動性を与え
た。
【0023】
【表1】 得られた個々のトナーはその後、全ての可能なトナー−
トナーの組み合わせで、例えば2から約9の異なるトナ
ーの組み合わせで、ウィグル−バグ装置や流動床装置内
などで物理的に混合した。典型的にはトナーは1対1の
比率で混合した。しかしながら、黒色トナーは、1以上
の着色あるいは無色トナーとの組み合わせにおいて、典
型的には1対4の質量比で使用した。これはパントン混
合ガイドブックにおける黒色の混合様式と一致する。黒
色と他の色とを1:1の比率で混合するとほとんどの場
合暗くなり過ぎる。適当な所定比率の、顔料とその対応
するトナーの組み合わせにより、実質的には完全なパン
トン色空間または色域を生成することができる。
【0024】トナーを混合するための流動床 焼結ステンレス鋼の管から以下のように小さな流動床を
構築した。管を縦半分に切断し、プラスチックシートを
2分の1の両端に接着させトラフ(trough)を形
成した。焼結ステンレス鋼の孔サイズは約2μmであ
り、トラフの直径は1.9cmであった。トラフの長さ
は約5.3cmであった。更にプラスチックシートをト
ラフの真下に接着させ、空気室あるいはマニホールドを
形成した。気体連結器をチャンバに付け足し圧縮空気が
チャンバに導入されるようにした。圧縮空気はトラフの
焼結鋼を介して通過し、トラフ内に存在するトナーを介
して通過する。例えば、0.5gの2つの異なるトナー
を床内に入れ、流動床ハウジング室を通して3.5sc
fhの圧縮空気を送ることにより約10分間流動化させ
た。約2scfh/in2の流速は小規模流動床のプロ
トタイプの非能率性及び幾何学構造を考慮した場合に有
効な気流範囲の最高値付近の値だと考えられる。より大
規模の流動床では、同様の材料構成で十分な流動化空気
流が達成でき、より低い気流速度、例えば約0.5sc
fh/in2で、トナー現像が達成できる。
【0025】トナーの混合及び混合トナーの特性 表1の着色トナーの全ての組み合わせを流動床でよく混
合した。スパチュラ試験では、電荷分離は見られなかっ
た。スパチュラ試験では、流動化トナーを含む流動床中
にスパチュラを浸し、そのスパチュラに付着したトナー
をスパチュラから吹き飛ばし、電荷分光写真器に入れ
た。混合トナーの典型的な測定幅は約0.05から約
0.15フェムトクーロン/μm(fc/μ)であっ
た。相溶性のある組のトナーの組み合わせ例の多くに対
し、1mm幅の電極を1mm離し、交互の電極間では2
0ボルト異なる電極グリッドを流動床中に降ろした。こ
れらの混合物のいずれにおいても、電極グリッド上で色
分離の兆候は見られなかった。
【0026】比較例. 相溶性のないトナーの評価と同定 表2は相溶性のないトナーの例を示したものである。こ
の不相溶性は実施例1の表1の相溶性トナーに対する前
記混合手順に従い経験的に決定した。ウォームレッド
(ピグメントレッド53:1)と緑色(ピグメントグリ
ーン7)着色トナーの組み合わせでは、流動床中で分離
問題が現れることが見出された。たとえば、赤色トナー
が、流動化で緑色の両側に現れた。このように、ウォー
ムレッドトナー(No.10)は明らかに緑色トナーと
は相溶性がない。本発明では、全パントン色域を生成す
るために緑色トナーが必要であるが、ウォームレッドは
必要ない。
【0027】ルービンレッド(ピグメントレッド57:
1)とグリーン(ピグメントグリーン7)着色トナーの
組み合わせではより著しい分離問題が見られた。赤色ト
ナー(No.11)は約0.25fc/μの幅を有し、
幅約0.05fc/μのグリーンの両側に広がった。ま
た、緑色の中心は約0.025fc/μ、約0から負の
電荷に向かってずれ、赤色の中心は約0.025fc/
μ、正の電荷に向かってずれた。このように、赤色と緑
色の分布の分離は約0.05fc/μとなった。電極グ
リッドをこの対のトナーを有する床内に入れると、グリ
ッド上でいくらかの色の分離が見られた。このように、
均一ドナー装荷に対する分離は約0.05fc/μ未満
でなければならない。しかしながら、ウォームレッドに
対し以上で説明したように、ルービンレッド顔料を用い
て製造されたトナーは同様に全パントンカラーセットを
生成するのに必要ではない。
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スーザン ジェイ クレーマー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター バーリー ロード 27 (72)発明者 ジレナ シャピロ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ロチェ スター ワーナー パーク 64 (72)発明者 エリオット エー エクランド アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ペンフ ィールド ジャクソン ロード エクステ ンション 34 (72)発明者 スー イー ブラスザック アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ペンフ ィールド オールド プレストウィック ウェイ 1 (72)発明者 イダル エヌ ダラール アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ウェブ スター マウント ビュー クレセント 5

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動床内でトナーを混合する工程と、 得られたトナー混合物をドナーロール上に静電的に装荷
    する工程と、 得られたドナーロール上のトナー層にイオン荷電する工
    程と、 得られたドナーロール部材上の荷電トナー層を用いて潜
    像を現像する工程と、 を含み、得られた現像カラーイメージの色特性が実質的
    に完全なパントン色空間を含むことを特徴とするトナー
    組成物の製造方法。
  2. 【請求項2】 着色トナーの混合物を空気により流動化
    させるように適合させた現像液ハウジングと、 現像液ハウジングからトナー粒子の一様な、均一に荷電
    された混合物を受け取り、その上に均一な厚さの流動ト
    ナー混合物の層を形成するためのドナーロール部材と、 ドナーロール上の均一な厚さのトナー混合物層に荷電す
    るためのイオン荷電部材と、 ドナー部材から均一な厚さの荷電トナー層を選択的に付
    着させ、拡張色域のカラートナーイメージを形成するた
    めのイメージ形成部材と、 を備えることを特徴とする印刷装置。
  3. 【請求項3】 カラートナー混合物は、黄色トナーと、
    橙色トナーと、マジェンタトナーと、紫色トナーと、青
    色トナーと、シアントナーと、緑色トナーと、黒色トナ
    ーと、無色トナーとからなるグループから選択されたト
    ナーを含むことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。
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