JP2815694B2 - 像形成装置および方法 - Google Patents

像形成装置および方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は像形成手段および方法に関する。さらに詳細
には、本発明の1つの実施態様はイオノグラフ潜像をは
がし層を有する像形成手段上に形成させ、この潜像を現
像剤で現像し、現像した像を含むはがし層を像形成手段
よりはく離すると同時に基体に転写する方法に関する。
もう1つの実施態様においては、第1の潜像をはがし層
上に形成し1つのカラーの第1現像剤で現像し、次い
で、該像形成はがし層上に第2の潜像を形成しこの第2
潜像を第1現像剤のカラーと異なるカラーの第2現像剤
で現像し、さらに、必要に応じ、引続きの像形成および
現像工程を行って所望数のカラー像を形成し、その後、
現像を含むはがし層を上記像形成手段からはく離すると
同時に基体に転写することができる。かくして、2種以
上のカラーを有する像が本発明のこの実施態様の装置お
よび方法によって形成できる。
本発明のもう1つの実施態様は像形成手段上に潜像を
形成し、液体トナーまたは乾燥トナーであり得る透明ワ
ックストナーで現像して上記像形成部材上にワックス像
を形成し、次いで、該ワックス像上に第2の潜像を形成
しこの第2潜像をカラー現像剤で現像することを含む。
この方法はワックス像上に第3の潜像を形成しこの第3
潜像を第1のカラー現像のカラと異なるカラーの現像剤
で現像することによって繰返し得、さらに、繰返して、
第4および追加の像を形成し得る。現像した像を含むワ
ックス像はその後基体に同時に転写し定着させる。
本発明のもう1つの実施態様は像形成手段上に第1の
潜像を形成しこの第1潜像を第1の液体現像剤で現像
し、次いで、この第1の現像を含む像形成部材上に第2
の潜像を形成してこの第2潜像を第2の液体現像剤で現
像し、第1および第2液体現像剤の液媒は揮発性液体と
不揮発性液体を含み、その結果、現像後に、残留オイル
膜が像形成手段と現像剤のカラー粒子内に残り、それに
よって現像の像形成手段からの基体への転写を容易にす
ることを含む。この実施態様においては、像形成手段は
必要に応じてはがし層を含み得る。
本発明のさらにもう1つの実施態様は像形成手段上に
潜像を形成しこの潜像を液媒、トナー粒子、ワックス系
はく離剤および帯電調節剤とを含む液体現像剤で現像
し、この方法を繰返して上記で得られた第1像上に第1
像と異なるカラーの少なくとも1つの追加の像を形成す
ることを含み、本実施態様においては、各液体現像剤の
ワックス成分が像形成手段とトナー像の間にはがし層を
形成し、それによって基体への転写を容易にする。各液
体現像剤はトナー粒子と別個のワックス系はく離剤の透
明粒子とを含むかあるいは着色剤とワックス系はく離剤
を含むトナー粒子を含有し得る。
本発明のさらに別の実施態様は像形成手段上に潜像を
イオノグラフ的に形成しこの潜像をトナー粒子とワック
ス系はく離剤を含む乾燥トナーで現像し、この現像した
像を像形成手段に定着させ、この方法を繰返して上記で
得られた第1像上に第1像と異なるカラーの少なくとも
1つの追加の像を形成することを含み、本実施態様にお
いては、各乾燥トナーのワックス成分が像形成手段とト
ナー像との間にはがし層を形成しそれによって基体への
転写を容易にする。乾燥トナーはトナー粒子と別個のワ
ックス系はく離剤の透明粒子とを含むかあるいは着色剤
とワックス系はく離剤を含むトナー粒子を含有し得る。
〔従来技術〕
イオノグラフ像形成方法においては、潜像を誘電性受
容体または電子受容体上にイオン付着により形成させ
る。一般に、この方法は像パターン内の電荷を帯電像を
保持している誘電性受入れ体にイオノグラフ記録ヘッド
により適用することを含む。像はその後帯電像を現像す
ることのできる現像剤によって現像する。
像形成法において液体現像剤を使用することは公知で
ある。例えば、米国特許第3,843,538号は分散水相と適
当な有機溶媒中に溶解させた着色高分子量ポリマーの溶
液である連続相とを含む現像剤エマルジョンを開示して
いる。このエマルジョンは非導電性であり、また所定の
親水性−親油性平衡を有する表面活性乳化剤によって安
定化し得る。このエマルジョンの液体成分は約90%のア
イソパール(Isopar)Gと10%の芳香族炭化水素との有
機溶媒中のポリマー樹脂の溶液である。ポリエチレンワ
ックスのようなはく離剤を添加して像の転写を促進させ
得る。水性成分は転写後光導電体から蒸発させなければ
ならないイソパラフィン溶媒の量の低減を可能にする。
さらに、米国特許第4,659,640号は揮発性液体キャリヤ
ー、ワックスおよびポリエステルトナー粒子を含有する
液体現像剤を開示している(該米国特許の記載はすべて
参考として本明細書に引用する)。この現像剤は高ワッ
クス濃度の結果として室温で自己定着性である。アイソ
パールGは好ましい液体キャリヤーであり、エポレン
(Epolene)は好ましいポリエチレンワックスである。
さらに、M.R.Specht,L.ContoisおよびD.Santilli,“F
ilm,Toning Ink and Process in the Kodak Signature
Color Proofing System",非衝撃プリンティッグ技術の
進歩に関する第3回国際大会(Third International Co
ngress on Advances in Non−Impact Printing Technol
ogies)(1986年8月24−28日)は7ミル(0.178mm)ポ
リエチレンテレフタレートフィルム支持体、透明導電性
層、透明光導電性層およびオーバーコート層を含む多層
型シートを用いる装置を開示している。各透明原体は各
透明層を通してUV−青色光で後方露光させ液体現像剤に
よりオーバーコート層上で現像させている。乾燥後、そ
の後のカラー区分け像を同じ方法で前以って形成させた
カラー区分けの現像上に直接形成させる。最終像を形成
させたとき、像をオーバーコート層よりコーテッドプレ
スストックに加熱/加圧ラミネーターにより転写させ
る。
さらに、米国特許第4,725,867号は電子写真要素の表
面上に前以って形成させた1種以上のトナー像をオーバ
ーラップするその後のトナー像を形成させるための電子
写真装置を開示している。この装置は上記表面および前
以って形成させたトナー像を電気的に帯電させる手段、
および上記表面上の前以って形成させたトナー像をオー
バーラップする静電潜像を上記前以って形成させたトナ
ー像を通して上記要素を像形成的に露光させることによ
って形成させる手段を含む。潜像形成手段は400〜700nm
(ナノメーター)範囲外の波長の化学線照射を与え、こ
の化学線に対する上記前以って形成させたトナー像の濃
度は約0.2以下である。
さらに、米国特許第4,600,669号は導電性基体上の光
導電性層(上記基体は上記光導電性層が応答性である化
学線を透過させ得るものである)、およびこの光導電性
層を含む基体にはく離可能に付着させた誘電性支持体ま
たは供給した静電荷を保持し得る上記要素の表面を形成
する上記光導電性層のオーバーコートとを含む電子写真
プルーフィング要素を開示している。この要素を使用す
るには、上記誘電性支持体の表面を帯電させ、上記光導
電性層を化学線に像形成的露光させ、それによって上記
誘電性表面上に現像可能な静電像を形成させる。静電像
は、引き続いて、トナーで現像して第1のカラー像を形
成させる。複合カラー像は上記要素上に上記手順を1回
以上繰返すことにより透明支持体を透過した化学線に光
導電性層を像形成的に露光し次いで異なるカラーのトナ
ーで各先行像上で現像させることによって形成させる。
複合トナー像は上記誘電支持体により受入れ要素に転写
して完全連続印刷に期待されるカラープリントを仮装す
る3色フィルターアレイまたはカラープルーフ(校正)
のようなカラーコピーを形成する。
さらにまた、米国特許第4,659,640号は揮発性の電気
絶縁性キャリヤー液、ポリエステルトナー粒子および上
記キャリヤーに分散させたワックスとを含有する液体現
像剤を開示している。この現像剤中のワックス対ポリエ
ステルの重量比は現像剤を室温で自己定着性にするのに
十分に高い。この現像剤で現像して得られた像は外的加
熱の必要なしに表面に定着するようになる。
さらに、米国特許第4,660,059号は書類を少なくとも
2種のカラーでプリントする装置を開示している(該米
国特許の記載はすべて参考として本明細書に引用す
る)。イオンを受入れ部材の表面上に投射させてその上
に少なくとも2つの静電像を記録させている。受入れ部
材上に記録させた静電潜像の各々は異なるカラーのマー
キング粒子で現像し、異なるカラーの各マーキング粒子
を受入れ部材から書類を実質的に同時に転写して書類上
に所望の情報をプリントしている。
さらに、米国特許第3,672,887号はある波長領域に対
しては低光導電性を有するように調製され残りの波長領
域の少なくとも1部においては増大した光導電性を有す
る電子写真感光性層上に存在する複数の静電潜像の重複
現像を用いる電子写真現像における多カラー原体の複製
方法を開示している。少なくとも1つの現像は電子写真
値が低光導電性を有する波長領域の光に対して光導電性
を有するトナーによって得られている。
さらに、米国特許第3,687,661号は1連のカラートナ
ー像を光導電状プレート表面上に重ね合せて連続的に現
像するカラー複写方法を開示している。各現像工程間に
おいては、上記のプレートは上記プレートを前以って現
像させた領域および非現像領域の両領域で第1極性の電
位に帯電させることによって像形成させる。前以って現
像させた領域で受入れられた電荷はこの領域に第1の電
荷の極性と反対の極性を有する第2電荷を供給すること
によって部分的に中和し、それによって、前以って現像
させた領域の元の電荷が非現像領域の電位に実質的に等
しい値まで低下する。こゝで均一に帯電したプレートは
次の現像すべき像に関連する追加の入力場面情報を含有
する光像に露光させる。
さらなる文献、米国特許第4,497,570号は光導電性部
材を含みその1部の周りに取着けたウェブを有する操作
者取外し可能なハウジングを有するプリンティング装置
を開示している。潜像は光導電性部材上に記録され、マ
ーキング粒子は光導電性部材の周りに取着けたウェブの
1部に移送される。この方法において、光導電性部材上
に記録された潜像はマーキング粒子をウェブに像形状に
引き付ける。コピーシートは前進してウェブ上のマーキ
ング粒子と接触する。ウェブとコピーシート間にはさま
ったマーキング粒子を加熱する。冷却後、コピーシート
をウェブから引き離すとマーキング粒子はコピーシート
に定着されて残る。
さらに、米国特許第3,927,934号はウェブを感光性表
面と装置の現像剤手段との間に供給してウェブ上に後で
適当な支持材料に転写する現像を形成させる分離可能な
部分を含むウェブカセットを有する電子写真複写装置を
開示している。
さらに、米国特許第3,937,572号は絶縁薄膜をこの絶
縁膜にトナーを帯電誘導により付着させるのに十分であ
るがトナー付した絶縁膜と接触または分離させるとき放
電させるのには不十分な電位を有する静電像を含む表面
と直接接触するように塗布した帯電誘導電子写真装置を
開示している。表面が光導電性である場合、該表面は絶
縁膜との接触の前または後に放電用照射像に露光させて
該表面上に静電像を形成させる。像の現像の1つの形と
しては、トナーを絶縁膜に像形成表面と直接接触させな
がら付着させる。その後、トナー像は支持部分に転写で
きる。トナー付およびトナー転写はさらなる帯電なしで
かつさらなる露光なしで繰返す。
さらに、米国特許第4,021,106号は均一な静電荷をそ
の一面上に含む絶縁薄膜またはエレクトレットのような
絶縁材料の透明帯電シートを適当な基体上の静帯電させ
た光導電性表面に対して配置させて一時的な複合体を形
成させる静電複写方法を開示している。光導電性表面は
その後光像に露光させ、上記の転写シートの自由表面を
現像して光像に相応する可視像を得る。この像は転写シ
ート上に定着させるかあるいは転写シートを光導電性表
面から分離したのち受入れシートに転写する。さらなる
コピーは転写シートを光導電性表面に再供給し光導電性
表面と接触しているときの転写シートの自由表面を再現
像することによって製造できる。
さらに、米国特許第4,569,584号、第4,485,982号、第
4,731,622号および第3,701,464号に開示されている装置
のような像形成システムは各カラー像を誘電体紙上の各
相互上に形成させる方法を用いている。(これらの米国
特許の記載はすべて参考として本明細書に引用する)。
液体現像剤は多くの利点を有し、多くの場合、乾燥ト
ナーで形成させた像よりも高品質の像を与える。例え
ば、液体現像剤で現像した像は固定または定着工程なし
で紙に付着するようにでき、かくして、定着目的で液体
現像剤中に樹脂を含有させる必要がない。さらに、トナ
ー粒子は信頼性に悪影響を及ぼす装置の汚染、潜在的な
健康上の危険性、制限された粉砕性、およびきめあらく
織った紙の使用に対する制限のような小粒子粉末トナー
にしばしば付きものの問題なしに極めて小さくすること
ができる。また、全カラー像形成法での液体現像剤によ
る現像も、高度蓄積(height build−up)が実質的にな
いので、多くの利点を有するが、乾燥トナーで現像した
全カラー像はカラー領域が重複する像の高度蓄積をしば
しば示す。しかも、液体現像剤による全カラー像形成
は、特にトナー粒子を含有する液体ベヒクルを経済的に
かつ着色剤の交差汚染なしで回収できるならば経済的に
魅力あるものである。さらに、液体現像剤で製した全カ
ラープリントは均一光沢性または均一マット仕上げとな
すことができるが、仕上げの均一性を粉末トナーで得る
ことはトナー堆積高度の変動、熱定着の必要性等故に困
難である。
全カラー像を種々のカラー現像剤を用いての連続像形
成および現像により形成させる場合、最終像の色相の一
貫性を維持する能力は合成色を調製するのに必要な数種
の原色カラー像の良好な組合せを得ることに一部は依存
している。粉末トナーを用いる多くのプリンターにおい
ては、第1原色カラー用の潜像を像形成部材上に形成
し、この像を現像し、現像した像を紙のような基体に転
写し、像形成部材から残留トナーを清掃し、さらに、第
2および第3原色カラー用にまた必要に応じてのブラッ
ク用にこの方法を最終像が得られるまで繰返すことによ
って各像が形成される。最終像はその後基体に定着させ
る。
上記方法においては、各々個々のカラー像を他の個々
のカラー像の位置に対して所望の位置に転写するという
ような各像の紙への調和のとれた転写まさは組合せを達
成することが極めて難しい。本発明の装置および方法は
優れた組合せを有する全カラー像を形成させる手段を与
え、かくして、各現像の紙への転写が次の像の形成およ
び現像前に起るような多くの従来技術の方法における困
難性を回避できる。
〔発明が解決すべき課題〕
公知の像形成方法はその意図する用途には適している
けれども、高画像品質のプリントの形成を可能にするイ
オノグラフ像形成方法が求められている。また、高画像
品質および優れた解像力を有する全カラープリントの形
成を可能にするイオノグラフ像形成方法も求められてい
る。さらに、形成させ現像させた像を広範囲の組織を有
する平坦紙に転写できるイオノグラフ像形成方法が求め
られている。また、全カラー像を優れた組合せによって
形成するイオノグラフ像形成方法が求められている。さ
らに、全カラー像を液体現像剤によって形成し現像し、
それによって極めて高品質の像の形成を可能にするイオ
ノグラフ像形成方法が求められている。さらに、形成さ
せたプリントが均一光沢性または均一マット仕上げ性を
有するイオノグラフ像形成方法が求められている。ま
た、像を誘電性層上に形成して現像剤で現像し、この誘
電性層を基体に連続的に転写し定着させる経済的に魅力
あるイオノグラフ像形成方法が求められている。また、
本発明の方法を実施するのに適し簡素化した装置構造を
有するイオノグラフ像形成装置が求められている。
本発明の目的は高画像品質のプリントの形成を可能に
するイオノグラフ像形成方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の上記および他の目的は、像形成手段を用い;
上記像形成手段に付着する誘電性はがし層を形成し得る
液体物質を上記像形成手段に供給し;上記はがし層上に
潜像をイオノグラフ記録手段によって形成させ;この潜
像を現像し;基体を上記はがし層に接触させ;現像した
像を含有する上記はがし層を像形成手段から基体に転写
すると同時に現像した像を含有するはがし層を基体に定
着させることを特徴とする像形成方法を提供することに
よって達成される。
本発明はイオノグラフ法に関する。この実施態様にお
いては、像形成部材は導電性または絶縁性の材料を有
し、潜像は像形成手段上に存在する誘電性はがし層に像
形成状に電荷をイオノグラフ記録ヘッドにより適用する
ことによって形成させる。
本明細書で使用するとき、“はがし層”なる用語は像
形成手段に塗布した誘電性物質の層を称するものとす
る。潜像はこのはがし層上で形成させて現像し、はがし
層をその後像形成部材からはく離即ち“はがす”と同時
に紙または透明体材料のような基体に転写し定着させ
る。はがし層は単一の均一層として塗布しても良くある
いは像を形成させ現像させるべき像形成部材の領域のみ
に塗布しても良い。
第1図においては、本発明のイオノグラフプリンティ
ング法に適する1つの実施可能な装置配列の代表的な図
式である。像形成装置1は、電子受容体(electrorecep
tor)であり、引張りロール2aと2bの回りを矢印3の方
向に移動する。はがし層6はこの像形成手段にグラビア
ロールまたはドクターブレード等であり得るアプリケー
ター手段5により塗布する。はがし層材料は一般に像形
成手段上で冷却固化するホットメルトの形かあるいは後
で蒸発する溶媒中に存在して像形成部材上に固形層を残
すものである。アプリケーター手段5からのはがし層材
料の分配ははがし層6の層化後にアプリケーター手段を
解除することによりまたはアプリケーター手段の回転を
止めること等により停止させる。はがし層6はその後第
1のカラーで現像すべき第1の潜像をイオノグラフ即ち
イオン投射記録ヘッド7から受入れ、次いで、この潜像
が複数の現像ステーション9a、9b、9cおよび9dの1つで
第1現像剤によって現像される;第1図は作動させたス
テーション9bによる現像を示している。本発明方法にお
いては、現像は液体現像剤または乾燥現像剤のいずれに
よってもなし得るが;第1図に示すように、この方法は
液体現像法を用いる。乾燥現像剤を用いる場合には、ト
ナー像は加熱、加圧、溶媒または溶媒蒸気の供給または
これらの組合せ等によるような任意の適当な手段によっ
てはがし層に定着させる。現像後、トナー粒子がはがし
層に付着し、液体現像剤からの過剰の液媒は液体除去手
段11により除去される。液体除去手段11は反対回転シリ
ンダー、エアーせん断等のような幾つかの方法のいずれ
かであり得る。像形成手段上のすべての残留電荷はコロ
トロン、RFまたはPOWスコロトロン等であり得る帯電手
段13によって除去される。2種以上のカラー像を望む場
合、像形成手段は再びイオン投射記録ヘッド7を通って
移動し、この地点で、もう1つの潜像がはがし層6上で
上記の第1現像上に形成され、この潜像は現像ステーシ
ョン9を通り、こゝで第1現像剤のカラーと異なるカラ
ーの第2現像剤により、例えば、現像ステーション9aで
現像される。このプロセスを繰返して、その後の潜像は
最終の全カラー像が形成されるまで、例えば、現像ステ
ーション9cおよび9dで現像される。現像した像は、液体
現像剤で形成させた場合、基体に転写し定着させる前に
はがし層上で乾燥せしめる。乾燥現像剤で形成させた場
合には、現像した像は基体にその後の潜像の形成前でか
つ基体に転写し定着させる前に定着させる。その後、基
体15を引張りロール2bと圧力ロール17間の圧力ピンチに
到着する完全形成像と同調して移動させ、そこで、熱、
圧力および任意のせん断力を加えて像含有はがし層の1
部または全部を基体に転写する。はがし層は全部基体に
転写しても良く、あるいは分裂させて像を含有する部分
を基体に転写させ1部は像形成手段上に残存するように
しても良い。はがし層の基体への転写後、像形成手段1
上に残存する余剰のはがし層材料は加熱ロールまたはブ
レードクリーナー等であり得るクリーニング手段19で除
去する、このクリーニング手段はクリーニング前に係合
させクリーニング後に後退させる。
本発明のイオノグラフ法用のもう1つの実施可能な装
置配列を第2図に図式的に示す。第2図に示すように、
電子受容体である像形成手段1は引張りロール2a、2bお
よび2cの回りを矢印3の方向に移動する。はがし層6は
像形成部材にグラビアロール、ドクターブレードまたは
任意の他の適当なアプリケーターであり得るアプリケー
ター手段5により供給する。アプリケーター手段5から
のはがし層材料の分配ははがし層6の層化の後アプリケ
ーター手段を解除することによりまたはアプリケーター
手段の回転を止めること等により停止する。はがし層6
はその後ステーションAで第1カラーで現像すべきイオ
ノグラフまたはイオン投射記録ヘッド7aからの第1潜像
を受入れ、この潜像はその後ステーションAにある現像
ハウジング9Aで第1現像剤で現像される。現像は液体現
像剤または乾燥現像剤のいずれによっても良く;第2図
に示すように、この方法は液体現像剤を用いる。ステー
ションA、B、CおよびDは、各々、イオノグラフ記録
ヘッド7a、7b、7cおよび7d、液体現像剤ハウジング9a、
9b、9cおよび9d、余剰の液体ベヒクル除去用の固形多孔
質ロールのような手段11a、11b、11cおよび11d、電荷を
中和する手段13a、13b、13cおよび13d、並びに、必要に
応じての、例えば、加熱手段のような像を状態調節する
ための手段(図示せず)を含む。本発明は単一カラーの
像を形成するのに(この場合、1つのステーションのみ
しか必要としない)、2色像を形成するのに(この場
合、ステーションの数は2個から所望される多色選択数
までであり得る)、また多色また全カラー像を形成させ
るのに(この場合、少なくとも3つのステーションが存
在してシアン、マゼンタおよびイエロー現像剤を含有す
る)使用し得る。好ましいのは、全カラー像を形成させ
る場合、第4のステーションも存在して、そこで、ブラ
ック像の現像がブラック現像剤によって起る。第2図は
4つのステーションを用いる本発明の実施態様を例示し
ている。追加のステーションを存在させて強調カラー
像、銀および金のような特注カラーを有する像等を形成
させて現像することもできる。
ステーションAでの現像後、トナー粒子ははがし層に
付着し、液体現像剤からの余剰の液媒は、像形成手段1
がステーションBに進行する前に、液体除去手段11a
(反対回転シリンダー、エアせん断等のような任意の幾
つかの方法により得る)によって除去される。乾燥現像
剤を用いる場合、余剰の液媒を除去するための手段は必
要でなく;乾燥現像した像はプロセスの次の工程に進行
する前にはがし層に定着させる。像形成手段上のすべて
の残留電荷はコロトロン、RFまたはPOWスコロトロン等
であり得るステーションAにある帯電手段13aにより除
去する。次いで、像形成手段はステーションBに進行
し、こゝで、第2潜像をステーションBにあるイオノグ
ラフまたはイオン投射記録ヘッド7bにより形成させ、次
いで、この像をステーションBの現像剤ハウジング9bで
第2現像剤により現像する。こゝでも、液体現像剤を使
用するときには、液体現像剤からの余剰の液媒を液体除
去手段11b(この要素は乾燥現像を用いる場合存在せ
ず、現像した像ははがし層に定着させる)により除去
し、さらに、像形成手段上のすべての残留電荷はステー
ションBの帯電手段13bにより除去する。このプロセス
をステーションCおよびDにおいて最終の全カラー像が
シアン、イエロー、マゼンタおよびブラックの各現像剤
によって形成されるまで繰返す。現像した像は、液体現
像剤で形成された場合、透明ワックス像上で、基体に転
写し定着させる前に乾燥させる。その後、基体15を引張
りロール2cと圧力ロール17との間の圧力ピンチに上昇中
の完全形成像と同調させて移動させ、そこで、熱、圧
力、および必要に応じてのせん断力を加えて像形成手段
の像含有はがし層の1部または全部を基体に転写させ
る。はがし層を基体に転写させたのち、像形成手段1上
に残存する余剰のはがし層材料を加熱ロール、ブレード
クリーナー等であり得るクリーニング手段19で除去す
る。このクリーニング手段はクリーニング前に係合させ
クリーニング後に後退させる。
さらに、2種以上のカラーの像を本発明に従って形成
させる場合、1つのカラーの像をはがし層に像形成手段
が、例えば、第3図で例示しているように、次の像形成
ステーションに前進する前に定着させることもできる。
第3図は本発明によるもう1つのイオノグラフ法を示
す。第3図において図式的に示すように、電子受容体で
ある像形成手段1は引張りロール2a、2bおよび2cの回り
を矢印3の方向に移動している。はがし層6は、像形成
手段に、グラビアロール、ドクターブレードまたは他の
任意の適当なアプリケーターであり得るアプリケーター
手段5によって供給する。アプリケーター手段5からの
はがし層材料の分配は、はがし層6の層化後に、アプリ
ケーター手段を解除することによりあるいはアプリケー
ター手段の回転を止めること等により停止する。はがし
層6はその後ステーションAで第1のカラーで現像すべ
きイオノグラフまたはイオン投射記録ヘッド7からの第
1潜像を受入れ、次いで、この第1潜像をステーション
Aの現像剤ハウジング9aで第1現像剤で現像する。現像
は液体現像剤または乾燥現像剤のいずれによっても良
く;第3図で示すように、この方法では液体現像を用い
る。ステーションA、B、CおよびDは、各々、イオノ
グラフ記録ヘッド7a、7b、7cおよび7d、液体現像ステー
ション9a、9b、9cおよび9d、余剰の液体ベヒクルを除去
するための固形多孔質ロールのような手段11a、11b、11
cおよび11d、並びに電荷を中和する手段13a、13b、13c
および13dを含む。乾燥現像を用いる場合には、液体除
去手段は存在しない。本発明は単一色の像を形成するの
に(この場合、1つのステーションのみしか必要とせ
ず、ステーション後の定着手段も1つ)、2色像を形成
するのに(この場合、ステーションの数は2個から所望
される多色選択数までであり、各ステーション後毎に定
着手段あり)、また多色または全カラー像を形成するの
に(この場合、少なくとも3つのステーションが存在し
てシアン、マゼンタおよびイエロー現像剤を含有し、各
ステーション後毎に定着手段あり)使用できる。好まし
いのは、全カラー像を形成させる場合、第4ステーショ
ンも存在させて、そこで、ブラック像の現像をブラック
現像剤で行うことである。第3図は4つのステーション
を用いる本発明の実施態様を例示する。追加のステーシ
ョンも存在させて強調カラー像、銀および金のような特
注カラーを有する像等も形成させることができる。
像形成手段上のすべての残留電荷はステーションAで
の帯電手段13aによって除去されるが、手段13aはコロト
ロン、RFまたはPOWスコロトロン等であり得る。その
後、ステーションAで発生させ現像した像は定着手段21
によりはがし層6に定着させる、この定着手段は圧力ロ
ール、加熱ロール、放射熱、溶媒定着等の任意の適当な
定着手段であり得る。像形成手段はその後ステーション
Bに進み、そこで、第2の潜像をステーションBのイオ
ノグラフまたはイオン投射記録ヘッド7bによって形成さ
せ、次いで、この潜像をステーションBの現像ハウジン
グ9bで第2乾燥現像剤で現像する。こゝでも、像形成手
段上のすべての残留電荷はステーションBの帯電手段13
bにより除去する。続いて、ステーションBで発生させ
現像した像は任意の適当な定着手段である定着手段23に
よりはがし層6に定着させる。このプロセスを、ステー
ションCおよびDにおいて、最終の全カラー像がシア
ン、イエロー、マゼンタおよびブラックの各乾燥現像剤
によって得られるまで繰返す(定着はステーションCと
Dの間の定着手段25でおよび必要に応じてのステーショ
ンD後の定着手段27で起る)、この地点で、基体15が引
張りロール2cと圧力ロール17間の圧力ピンチに進行中の
完全形成像と同調して移動し、こゝで、圧力、熱および
必要に応じてのせん断力を加えて像形成手段の像含有は
がし層の1部または全部を基体に転写させる。はがし層
を基体に転写させたのち、像形成部材1上の余剰のはが
し層物質をクリーニング手段19により除去する。クリー
ニング手段19は、加熱ロール、ブレードクリーナー等で
あり得、クリーニングの前に係合させクリーニング後に
後退させる。
像形成手段は各図で示すようなウェブまたはベルトの
形状、またはドラムもしくはプレートの形状であり得
る。像形成手段は電子受容体であり、一般に、誘電材料
の層および導電性材料の層を含む。本発明の幾つかの実
施態様においては、電子受容体は導電性層と誘電性はが
し層を塗布した誘電性層とを有する像形成手段を含む。
本発明の1つの実施態様においては、電子受容体は誘電
性はがし層を塗布した導電性層を含む。例えば、電子受
容体は、バイトン(Viton、登録商標)、即ち、E.I.デ
ュポン社より入手できるコモノマーとしてヘキサフルオ
ロプロピレンを含有するフッ化ビニリデン系フルオロエ
ラストマーのような物質(該エラストマーは約107オー
ム−cm以下の体積抵抗を有する層を与えるのに十分な量
の導電性カーボン粒子を含有している)のコンプライア
ント導電体でコーティングした厚さ約2ミル(50.8μ
m)のニッケルのような材料の導電性の層、および上記
コンプライアント導電体層の上部のバイトン(導電性粒
子を含有してない)のような材料の誘電性層とを含み得
る。この例においては、上記のコンプリアント導電体層
は形成させた像と粗い紙であり得る基体との間に緊密な
接触を与える。多くの誘電性材料が存在し本発明の電子
受容体に適しており、その材料の選択は所望される表面
エネルギー、凹凸性(ruggedness)、周囲応力に対する
抵抗性等による。誘電性材料の例には、テフロン(Tefl
on、E.I.デュポン社)のようなポリテトラフルオロエチ
レン;バイトン(E.I.デュポン社)のようなコモノマー
としてヘキサフルオロプロピレンを含有するフッ化ビニ
リデン系フルオロエラストマーのようなフルオロカーボ
ンエラストマー;カイナール(Kynar、E.I.デュポン
社)のようなポリフッ化ビニリデン;テドラール(Terl
ar、E.I.デュポン社)のようなポリフッ化ビニル;レク
サン(Lexan)およびマクロロン(Makrolon)のような
ポリカーボネート;マイラー(E.I.デュポン社)のよう
なポリエステル;およびこれらの混合物等がある。電子
受容体材料はまた一般に約1ミリインチ(24.5μm)厚
のチタンまたはアルミニウム処理マイラー、チタンまた
はアルミニウム処理カイナール、チタンまたはアルミニ
ウム処理テドラール、またはチタンまたはアルミニウム
処理マクロロン等のような材料も含み得る。さらに、電
子受容体は、誘電性表面として機能するはがし層を用い
る本発明の各実施態様における通常の感光体の導電性層
として典型的に用いる材料のような任意の導電性材料を
含み得る。電子受容体は約100〜約300pF/cm2(ピロファ
ラット/平方センチ)のキャパシタンスを有し得、好ま
しくは約200pF/cm2のキャパシタンスを有する。キャパ
シタンスの選定はイオノグラフ記録ヘッドのイオン源、
高すぎる電圧に帰因し得る像効果、および液体現像剤お
よび現像ステーションの電荷密度と電圧条件によって支
配される。例えば、30n−c/cm2(ナノクーロン/平方セ
ンチ)を200pF/cm2のキャパシタンスを有する電子受容
体に与えたときは、得られる電圧は、Q=CV(式中、Q
は電荷であり、Cはキャパシタンスであり、Vは電圧で
あるので、150ボルトである。250ボルト以下の電圧が液
体現像剤により濃密イオノグラフ像を形成するのに好ま
しいと考えられる。誘電性像形成部材に関するさらなる
情報は、例えば、米国特許第4,254,424号に開示されて
おり、該米国特許の記載はすべて参考として本明細書に
引用する。
像形成手段に塗布するはがし層は全形成像と基体への
転写を促進させる誘電性材料を含む。一般的には、はが
し層は3つの原理の1つに基づいて作動し得る。第1に
は、はがし層は、例えば、リトグラフ法において紙へ転
写させたインクの形で約半分に分割して、現像を含有す
るはがし層の1部が基体に転写されて像形成手段上には
がし層物質の残留層を残し得る。第2には、はがし層
は、例えば約3ミクロンの厚さで、例えば約10ミクロン
の厚さの永久誘電性層を有する像形成手段に塗布して、
このはがし層がすべて基体に転写され像の保護被覆層と
なるようにできる。第3は、はがし層は電子受容体の誘
電性部材として機能し像と共に全体的に転写し得、この
場合、はがし層は一般に導電性層のみからなる像形成手
段上に塗布し;永久誘電層は像形成手段上には存在せ
ず、また、例えば、約13ミクロンの厚さのはがし層が誘
電材料として機能する。
像形成手段に塗布し得、潜像を維持し、現像した潜像
を支持し基体に転写させて定着させ得る任意のワックス
状材料を本発明において使用できる。適当なはがし層材
料の1つの例は好ましくは約500〜約20,000の分子量よ
り好ましくは約2,000〜約10,000の分子量を有するポリ
エチレンのような高分子ポリアルキレンワックスであ
る。適する材料のもう1つの例はニュージャジー州カム
デンのコンコードケミカル社よりコンコード(Concor
d)5000ワックスとして商業的に入手できるワックスで
ある。コンコード5000は約212〜216゜F(100〜102.2
℃)の融点を有する硬質の白色ワックスであり溶融させ
たとき極めて低粘度を示す。他の適当なワックスにはカ
ルデリラワックス(ストラール&ピッチ社より商業的に
入手できる);イーストマンコダック社より入手できる
ポリアルキレンエポレンN−10、エポレンN−12のよう
なポリエチレン、ポリプロピレン、パラフィンワック
ス、ミクロクリスタリンワックスCおよび他のワックス
類;アライドシグナル社より入手できるA−C629および
A−C629Aのような酸化ポリエチレンワックスのような
酸化ポリアルキレンワックス;アライドシグナル社より
入手できるA−C580のようなエチレンとアクリル酸のコ
ポリマー、およびこれらの混合物等がある。ワックスま
たはポリマーを用いる場合、はがし層は室温で一般に固
形である。固形はがし層材料はワックスの約10重量%ま
での量のニュジョール(Nujol)のような鉱油、および
ワックスの70重量%までの量の二酸化ケイ素粒子のよう
な充填剤粒子等のような追加の成分を任意に含有し得
る。ワックスと他の添加剤の混合物も使用できる。例え
ば、はがし層材料はエポレンC−16(イーストマンコダ
ック社より入手できる)のような加水分解ポリエチレン
ポリマー、コンコードケミカル社よりコンコード5000と
して商業的に入手できるワックス、およびニュジョール
のような鉱油との混合物を含み得る。このタイプの混合
物においては、上記ポリマーは殆んど0%から殆んど10
0%の任意の量で存在し得、好ましくは、約60〜約80重
量%の量で存在し、ワックスは殆んど0%〜殆んど100
%の任意の量好ましくは約15〜約30重量%の量で存在し
得、鉱油は好ましくは殆んど0%〜約10重量%より好ま
しくは約5〜約10重量%の任意の量で存在し得る。追加
の成分もはがし層材料中に含有させ得る。はがし層材料
中に含有させ得る幾つかの添加剤の例には、オレイン酸
のような脂肪酸、OLOA1200(ケブロンケミカル社より商
業的に入手できる)のような帯電調節剤、塩基性パトロ
ン酸バリウム、レシチン、および他の液体電子写真現像
剤用に公知の帯電調節剤等がある。はがし層は像形成手
段に任意の適当な方法で塗布できる。固形はがし層はワ
ックスを液状になるまで加熱しそれを像形成手段に供給
することによって塗布できる。さらに、固形はがし層は
はがし層材料を溶媒に溶解しそれを像形成手段上に溶媒
コーティングするかあるいははがし層材料を像形成手段
上に押出コーティングすることによっても塗布できる。
他の適当なコーティング手段も使用できる。
はがし層は任意の有効厚さを有し得、一般には約1〜
約20ミクロン好ましくは約3〜約6ミクロンの厚さを有
するが、他の厚さも使用できる。像形成手段が導電性層
と永久誘電性層とを有する場合、はがし層は一般に約1
〜約6ミクロンの厚さを有する。像形成手段が導電性層
のみを含み、永久誘電性層を有しない場合、はがし層は
一般に約6〜約20ミクロンの厚さで塗布する。
誘電性表面上の像を液体現像剤で現像する場合、トナ
ー粒子の誘電性表面への付着は誘電性材料および液体現
像剤の組成によって緩慢か急速であり得る。例えば、イ
ソパラフィン系炭化水素のような液体ベヒクル中のカラ
ー粒子を含む幾つかの液体現像剤で現像したセレンのよ
うな材料上の像においては、付着は直ちに生ぜず、かく
して、トナー粒子はコーティングなしの紙のよう基体に
容易に転写でき、基体に付着するであろう。一方、ポリ
カーボネートポリマー、マイラーのようなポリエステル
等の適切な表面エネルギーを有するポリマーを含む誘電
性表面上の像においては、イソパラフィン系炭化水素の
ような液体ベヒクル中のカラー粒子を含む液体現像剤で
現像した場合、トナー粒子は誘電表面に急速に付着する
ようである。本発明の目的においては、永久像が誘電材
料上に形成されるので、現像の誘電性表面への急速付着
が望ましい。
像形成手段のはがし層上に形成させた潜像は現像剤で
現像するが、この現像剤は乾燥トナーまたは液体現像剤
であり得る。液体現像剤は、優れた像品質を与えるので
本発明においては好ましく、一般に、カラー粒子と液媒
を含む。適切な液体現像剤ははがし層および前以って他
の液体現像剤で現像した像に対して接着性を示す。さら
に、適切な液体現像剤は転写像の定着後の基体上に耐久
性の像を形成する。乾燥現像剤も本発明方法において使
用できる。乾燥現像剤を用いる場合、現像は像形成手段
に次の潜像形成前にかつ好ましくは基体への転写、定着
前に定着させる。乾燥現像させた像は、加熱、加圧、溶
媒または溶媒蒸気の供給、およびこれらの組合せ等のよ
うな任意の適当な方法により像形成手段に定着させる。
乾燥現像させた像の像形成部材への定着はトナー堆積高
さの低減をもたらし、これは、とりわけイオノグラフ記
録ヘッドが典型的には像形成手段に接近して置かれてい
るので、像形成手段上へ追加の潜像を形成させるイオノ
グラフ像形成工程を向上させる。さらに、十分量の空気
量がイオノグラフ記録ヘッドが像形成手段に電荷を与え
る場所に存在するので、乾燥現像させた像の次の像形成
工程前での定着は次の帯電像の像形成手段への付着がそ
の前の現像を乱すであろう可能性を低減または排除す
る。使用する現像剤で現像した像は一般に絶縁性即ち誘
電性であり、その結果、追加のイオノグラフ像は前以っ
て現像した像上に形成することができる。
はがし層上で所望の最終像を形成させ現像したのち、
像を含有するはがし層を基体に同時に転写し定着させ
る。適当な基体には平坦紙、透明体材料等がある。転写
と定着は任意の適当な手段によって行い得る。例えば、
一つの方法は基体と像形成手段を一緒に転写ステーショ
ンに通し、そこで、圧力ロールによりはがし層と基体を
加圧する。はがし層が像形成手段に対して単に縁部付着
しているだけである場合、圧力は転写ニップのせん断応
力下ではがし層を基体に転写させるのに十分であり得
る。転写条件は基体と像形成手段上のはがし層を互いに
接触させ圧力ロールに通すことによる圧力とせん断力を
用い得る。必要に応じて、加熱または熱勾配を用いては
がし層の粘度を低下させることにより転写を促進させる
ことができ;熱勾配は、はがし層の中心で加えた熱を最
大にし、それによって粘度を最小化しかつ転写中のその
場でのはがし層の分割を促進するように、あるいははが
し層と像形成手段との界面で加えた熱を最大にし、それ
によって粘度を最小化しかつ転写中その場でのはがし層
の像形成手段からの分離を促進させるように使用でき
る。さらに、電界の適用もはがし層と基体間の静電力に
よる転写を促進させ得る。像形成手段、はがし層、転ロ
ールまたはこれらの任意の組合せにおけるコンプライア
ンス(complaince)即ち剛性のないこともさらに基体へ
の転写を促進させ得る。必要ならば、透明な接着層を転
写前のはがし層上の完成像に塗布してはがし層の基体へ
の付着を促進させることもできる。また、基体ははがし
層の転写を促進させる接着剤として機能するポリマーコ
ーティング紙であり得る。場合によっては、転写は最終
の現像をコロトロンまたはスコロトロンで帯電させコロ
トロンまたはスコロトロンで帯電させた極性と反対の極
性の電界を基体の裏面に適用することによっても促進さ
せ得る。
典型的には、基体への転写時に分割するはがし層は用
いた転写条件下では低粘度と低構造強度を有する材料で
ある。分割性はがし層の例にはイリノイ州フランクリン
パークのマーギブラザーズオール社よりマギエゾール
(Magiesol)として商業的に入手できるオイルおよびシ
ェルケミカル社よりウィットゾール(Witsol)として商
業的に入手できるオイルのようなモーターオイル系炭化
水素のような粘稠液体がある。このタイプのはがし層は
ドクターブレード、グラビアロール等の手段により一般
に約0.5〜約2ミクロンの有効厚さで塗布できる。固形
はがし層もまた分割性はがし層として使用できる。転写
時に分割する固形はがし層の最適転写条件ははがし層を
加熱して転写を促進し次いで像形成手段をはがし層から
はがし層がまた温い間に分離させることを含む。はがし
層がまだ温い間での分離は、はがし層の粘度が温かい時
は低下し一般にはがし層の中央部分で最低であるので、
はがし層の分割を促進する。分離中、温いはがし層材料
のそれ自体への凝集力ははがし層材料と基体間の接着力
およびはがし層材料と像形成手段間の接着力の両方より
も低い。かくして、はがし層は分割し、現像を含有する
はがし層の部分が基体に付着し、はがし層材料の薄膜が
像形成手段に付着する。好ましいのは、固形はがし層
を、基体への転写時に、転写中のはがし層をはがし層材
料の融点以上の温度に加熱し少なくともはがし層の1部
がはがし層材料の融点よりも高い温度になってしばらく
してから基体を像形成手段から分離することによって分
割させることである。はがし層の少なくとも1部が液状
にある間の分離ははがし層の分割を促進する、その場
合、はがし層は最低の粘度を有し、最低粘度は一般には
がし層が液状にある場合である。
像形成手段から基体に全部が転写するはがし層は使用
する転写条件下で典型的には高い構造的強度を有する。
像形成手段から基体に全部が転写するはがし層の最適転
写条件は加熱、加圧または他の手段によりはがし層を基
体に転写させ次いで像形成手段をはがし層から(加熱を
行った場合には冷却後に)分離して転写を促進すること
を含む。はがし層を冷却させた後の分離は、はがし層の
粘度が冷却後は最大であるのではがし層全体の転写を促
進させる。分離中、冷はがし層材料のそれ自体への凝集
力ははがし層と像形成手段間の接着力よりも高い。即
ち、はがし層ははがし層と像形成手段間の界面において
像形成手段から全体的に分離し基体に完全に転写させ
る。好ましいのは、はがし層を、はがし層がはがし層材
料の融点より低い温度にある間に基体を像形成手段から
分離することによって基体に完全に転写させることであ
る。はがし層が固形状である間の分離は、固形状態のは
がし層がはがし層と像形成手段間の接着力およびはがし
層と基体間の接着力の両方を上まわり得る界面凝集力を
恐らく有するので、はがし層全体の転写を促進する傾向
にある。
加熱ははがし層の基体への転写を促進させ得る。加熱
は種々の方法で行い得る。例えば、転写ロールの一方ま
たは両方を加熱し得る。さらに、放射熱を転写ニップに
入る直前のはがし層に加えても良い。また、放射熱は転
写ニップに入るときの基体表面に加えても良い。さら
に、基体表面を転写ロールへの追加の加熱ニップにより
基が転写ニップに入るあたりで伝導的に加熱することも
できる。さらにまた、加熱を像を含有するはがし層に対
しプラスチックバッグをシールするのに通常用いる方法
で誘電加熱することによって行っても良い。誘電加熱法
に関するさらなる情報はEncyclopedia of Polymer Scie
nces and Technology、Vol.5、1−23(ジョン ウイリ
ー&サンズ社刊)に開示されており、該文献の記載はす
べて参考として本明細書に引用する。さらに、加熱は像
形成手段の導電性基体に対してギヤのケース硬化に通常
用いる方法での誘電加熱によっても行い得る。この方法
においては、熱は、例えば、約500KHzの周波数でAC電流
を通す誘電コイルによって発生する。はがし層が基体に
全体的に転写するかあるいは分割して層の1部のみが転
写して残留層を残すかどうかはある程度まで転写ニップ
の熱勾配によりコントロールできる。転写ニップ内の高
熱勾配ははがし層の像形成部材からの分離を、その像形
成部材との接合点またはその近くで、像形成手段の表面
エネルギーの熱効果またははがし層の接合点での粘度の
低下のいずれかによりまたはその両方により生ずる。使
用する熱勾配ははがし層内の任意の所望深さにおいて粘
度を最低にしてはがし層が望みどおりに分割するように
できる。例えば、加えた熱勾配がはがし層の粘度をはが
し層表面からはがし層厚さの1/3の深さで最低にする場
合、転写時に、はがし層は該層の上部1/3が基体に付着
し層底部の2/3は像形成手段上に残存するように恐らく
分割するであろう。本発明方法においては、2種以上の
転写促進方法を組合せて使用できる。
転写像の仕上げは部分的には像形成部材上のはがし層
の厚さによって調製できる。はがし層材料を像形成手段
上に厚く、例えば、1/4ミル(6.35μm)の厚さで塗布
した場合、転写像は一般に光沢ある外観を有する。マッ
ト仕上げを望む場合には、約1ミクロン以下の転写はが
し層厚が望ましい。それはこの厚さを有するはがし層の
光沢は恐らく基体の仕上げによるからである。さらに、
像の光沢をさらに減ずるには、像を含有する基体を十分
な温度に加熱してはがし層材料を溶融させ得る。転写
後、はがし層と現像は基体表面に一般に少なくとも部分
的に浸透する。基体およびはがし層を十分に加熱しては
がし層を溶融させることはワックス材料の基体への浸透
または吸収をさらに促進し、それによって光沢を減ず
る。加熱は対流加熱、伝導加熱、放射加熱またはマイク
ロウェーブ加熱のような幾つかの適当な方法のいずれか
によって行い得る。光沢像の機械的エンボス加工もマッ
ト仕上げを形成させるのに使用できる。
はがし層を基体へ転写させた後、像形成手段は好まし
くはクリーニングして余剰のはがし層材料を除去する。
像形成手段のクリーニングは任意の適当な方法によって
行い得る。例えば、加熱ロールを像形成手段と接触させ
て残留はがし層材料を溶融させて除去する。さらに、ブ
レードを像形成手段と接触させて残留はがし層材料を機
械的に除去しても良い。さらに、溶媒を像形成手段に供
給して残留はがし層材料を溶解させその後溶媒および溶
解物を吸収性ロールのような手段で除去することもでき
る。他のクリーニング方法も本発明の目的が達成される
限り使用できる。
形成すべき像が、教科書およびビジネス図面において
しばしば見られるように、頁の面積の小部分を占める場
合、本発明方法における経費ははがし層材料を像形成手
段に対し像が形成させるであろう領域のみに供給するこ
とによって減じ得る。この方法はまた像形成すべき基体
が像形成手段よりも小さい幅を有する場合のプリンティ
ング工程も改善する。はがし層材料を像形成すべき領域
のみに供給することにより、経費が減少しまたクリーニ
ング手段の負担も軽減する、何故ならば、クリーニング
手段はそうでないと基体の幅を越えた像形成手段の領域
から未転写はがし層材料の全層厚を除去しなければなら
ないからである。
はがし層材料は像形成すべき像形成手段の領域に静電
リトグラフ法により選択的に供給できる。はがし層の塗
布前に、生成すべき像の電子出現を電子工学的に分析す
る。例えば、原像を電子的に発生させる場合、その出現
を分析し;原像がハードコピーである場合、像を電子メ
モリー中に走査させて分析する。その後、“マスク”の
形の潜像をおよそ像形成すべき領域に相応する像形成手
段に与える。任意の適当なアルゴリズムを用いてこの目
的を達成できる;例えば、マスクはプロセスユニットに
形成すべき各像領域を1絵画素(pixel)越える像を形
成するよう命令することによって電子工学的に発生させ
得る。例えば、第6図と同様な形状の像を望む場合、そ
の潜像または“マスク”は第7図の形状を有する。
この潜像は、その後、液体はがし層物質をグラビアロ
ールまた同じようなタイプのアプリケーターに供給する
ような静電リトグラフ法により、本発明の像形成手段の
はがし層として用いる液体物質で現像する。アプリケー
ターが上記潜像を含有する像形成手段と接触するとき、
液体はがし層物質をアプリケーターの凹んだ領域から像
形成手段の帯電領域に延伸させ、それによって上記潜像
を上記の物質で現像する。グラビアロールまたは同様な
タイプのアプリケーターからの液体による潜像の選択的
現像方法は、例えば、米国特許第3,084,043号;カナダ
特許第937,823号、第926,182号および第942,554号;並
びに英国特許第1,321,286号および第1,312,844号に開示
されている。これら特許の各々の記載はすべて参考とし
て本明細書に引用する。
像形成手段の帯電領域に選択的に付着するはがし層物
質でマスク像を現像するには、はがし層物質を、シエル
ASA−3のような導電性ドパント物質を約100〜約1,000
ピコモーの液状での導電性を有するはがし層物質を得る
のに十分な量で添加することによって導電性とすること
ができる。はがし層物質が像形成手段上ではがし層に固
化または乾燥するとき、ドパントイオンがもはや物質中
で移動できなくなるので、導電性は低下し、かくして、
はがし層は潜像の受入れに適する。像形成は、その後、
前述のようにして進行し、各潜像がはがし層を有する像
形成手段の部分に形成され、この潜像を現像剤で現像
し、現像した像を含有するはがし層を基体に転写する。
この実施態様において、はがし層は全部を基体に転写し
ても良く、あるいは分割して現像を含有するはがし層の
上部部分を基体に転写し残りの部分は像形成手段上に残
存するようにしても良い。
他の手段を用いて後で現像する像形成手段の領域には
がし層を選択的に供給することもできる。例えば、第1
図および第2図で示すような潜像の形成前に像形成手段
全体上にはがし層を層化する代りに、潜像を像形成手段
上に形成させ透明ワックストナーで現像して像形成手段
上にワックス像の形ではがし層を形成させることができ
る。その後、像をワックス像の上部に形成させ現像し、
次いで、現像を含有するワックス像を基体に同時に転写
し定着させる。この方法は第4図でさらに具体的に説明
する。
第4図で図式的に示すように、電子受容体である像形
成手段1は引張りロール2a、2bおよび2cの回りを矢印3
の方向に移動する。イオノグラフ記録ヘッド7a、現像ス
テーション9a、液体除去手段11aおよび電荷中和手段13a
を含むステーションBにおいて、形成すべき最終全カラ
ー像に大きさおよび形状において相応する潜像をイオノ
グラフ記録ヘッド7aにより像形成手段1上に形成させ
る。その後、この潜像を透明トナーでステーションAの
現像ステーション9aで現像する。透明トナーは乾燥また
は液体現像剤のいずれでも良く、上記の潜像を含有する
像形成手段1の領域上にワックス像を形成する;第4図
で示すように、透明液体トナーをステーションAで用い
る。乾燥透明トナーを用いる場合、液体除去手段11aは
定着手段(図示せず)と置き換える。この定着手段は任
意の適当な定着手段であり得、好ましいのは冷間圧着手
段である。像形成手段上に形成させた透明像は乾燥させ
る(液体現像を用いた場合)と、透明像上に潜像を形成
させる前に像形成手段に定着する。液体透明トナーは像
形成手段に単に乾燥させるだけで定着する透明像を一般
に形成し;乾燥透明トナーは一般に加熱、加圧、溶媒ま
たは溶媒蒸気の供給またはこれらの組合せ等により像形
成手段に定着させてこれらトナーを像形成手段に付着さ
せねばならない。像形成手段上のすべての残留電荷は、
コロトロン、RFまたはPOWスコロトロン等であり得るス
テーションAの帯電手段13aにより除去する。その後、
ワックス像を含有する像形成手段1はステーションBに
進行し、そこで、第2の潜像をワックス像上にステーシ
ョンBのイオノグラフまたはイオン投射記録ヘッド7bに
より発生させ、次いで、この潜像をステーションBの現
像ハウジング9bにて第1現像剤で現像する。ステーショ
ンB、C、DおよびEは、各々、イオノグラフ記録ヘッ
ド7b、7c、7dおよび7e、現像ステーション9b、9c、9dお
よび9e、液体現像剤を用いた場合の余剰の液体ベヒクル
除去用の固形多孔質ロールのような手段11b、11c、11d
および11e、電荷中和手段13b、13c、13dおよび13e、並
びに必要に応じての、例えば、加熱手段のような像を状
態調節する手段(図示せず)を含む。乾燥現像法を用い
る場合には、液体除去手段は存在せず定着手段と置換え
る。本発明は単一色の像を形成するのに(この場合に
は、1つのステーションのみしか必要でない)、2色像
を形成するのに(この場合、ステーションの数は2ない
し所望する多色選択数までであり得る)、また多色また
は全カラー像を形成するのに(この場合、少なくとも3
つのステーションが存在してシアン、マゼンタおよびイ
エローの各現像剤を含有する)使用できる。好ましいの
は、全カラー像を形成させる場合、第4のステーション
も存在させて、そこで、ブラック像の現像をブラック現
像剤で行う。第4図は4つのステーションを用いる本発
明の実施態様を示す。さらなるステーションも存在させ
て強調カラー像、銀および金のような特注カラーを有す
る像を形成させることもできる。
ステーションBで現像した後、トナー粒子は像形成手
段1上のワックス像に付着し、液体現像法を用いた場合
には、液体現像剤からの余剰の媒体を、像形成手段1が
ステーションCに進む前に、反対回転シリンダー、エア
ーせん断等のような幾つかの方法の1つであり得る液体
除去手段11bにより除去する。像形成手段1上のすべて
の残留電荷は、コロトロン、RFまたはPOWスコロトロン
等であり得るステーションBでの荷重手段13bにより除
去する。像形成手段はその後ステーションCに進み、そ
こで、第3の潜像をステーションCのイオノグラフまた
はイオン投射記録ヘッド7cにより形成させ、次いで、こ
の像をステーションCの現像ステーション9cにて第2現
像剤で現像する。こゝでも、液体現像法を用いた場合に
は、液体現像剤からの余剰の液媒を液体除去手段11cに
より除去し、像形成手段上のすべての残留電荷をステー
ションCの帯電手段13cにより除去する。このプロセス
をステーションDおよびEにて最終の全カラー像がシア
ン、イエロー、マゼンタおよびブラックの各現像剤で形
成されるまで繰返す。現像は、液体現像剤で形成させた
ときには、基体に転写し定着させる前に透明ワックス像
上で乾燥させる。乾燥現像法を用いた場合には、各現像
はさらなる像形成工程前でかつ基体に転写し定着させる
前に像形成手段に定着させる。その後、基体15を引張り
ロール2cと圧力ロール17との間の圧力ニップに上昇しつ
つある全形成像と同調させて移動させ、そこで、圧力、
熱および必要に応じてのせん断力を加えて現像を含有す
る像形成手段のワックス領域を基体に転写させる。像を
基体に転写させたのち、像形成手段1を、加熱ロール、
ブレードクリーナー等であり得るクリーニング手段19で
クリーニングする。このクリーニング手段はクリーニン
グ前に係合させクリーニング後は後退させる。
本発明の上記実施態様においてワックス像を形成させ
るのに適する透明トナーは液体現像剤または乾燥現像剤
のいずれかであり得る。乾燥現像剤を用いる場合、現像
剤は、一般に、ニュジョールまたはオレイン酸のような
添加剤を含むまたは含まない、好ましくは約500〜約20,
000より好ましくは約2,000〜約10,000の分子量を有する
ポリエチレンのような高分子量ポリアルキレンワック
ス、ニュージャジー州、カンデンのコンコードケミカル
社からのコンコード5000、エポレンC−16のような加水
分解ポリエチレンポリマー、カンデリラワックス、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、パラフィンワックス、マイ
クロクリスタリンワックスC、エポレンN−10およびN
−12のようなポリアルキレン、A−C629およびA−C629
Aのような酸化ポリエチレンワックス、A−C580のよう
なエチレンとアクリル酸のコポリマー、およびこれらワ
ックスの混合物等のような像形成条件下で固形であるは
がし層として適する任意の材料の粒子を含み得る。使用
する材料が所望の摩擦電気特性を示さない場合、帯電調
節剤をその材料に添加し得る。セチルピリジニウムクロ
ライドのようなアルキルピリジニウムハライド、ジステ
アリルジメチルアンモニウムメチルサルフェート、米国
特許第4,462,452号および第4,480,021号に開示されてい
るような帯電調節剤(これら米国特許の記載はすべて参
考として本明細書に引用する)、および乾燥電子写真ト
ナーに適する任意の他の帯電調節剤のような任意の適当
な帯電調節剤を使用できる。さらに、塩基性ペトロン酸
バリウム、ポリイソブチレンサクシンイミド、レシチン
等のような物質も帯電調節剤として使用できる。一般
に、乾燥トナーはトナー粒子を調製するのに電子写真技
術において一般に使用されている各成分の加熱混合、そ
の後の噴射、微細化および分級工程のような通常の手段
により調製できる。現像は1成分現像および適当なキャ
リヤーとの2成分現像のような任意の方法により行い得
る。乾燥現像剤を用いて像形成手段上にはがし層マスク
を形成させる場合、現像した透明像は一般に潜像を形成
させる前の像形成手段に定着させる。
像形成手段上にワックス像を形成させるのに用いた透
明トナーが液体現像剤である場合、現像剤はワックス系
はく離剤の粒子を含む。透明液体現像剤は一般に液体ベ
ヒクル、帯電調節剤、およびワックス系はく離剤を含
む。液媒は、エクソン社より入手できるノルパール(No
rpar)12、ノルパール13およびノルパール15のような約
6〜約14個の炭素原子を有する高純度アルカン;および
アメリカンミネラルスピリッツ社より入手できるアムス
コ(Amsco)460ソルベント、アムスコOMS;エクソン社よ
り入手できるアイソパールG、H、LおよびM;フィリッ
プスペトロリウム社より入手できるソルトロール(Solt
rol);モーベイオイル社より入手できるパガゾール(P
agasol);シエルオイル社より入手できるシエルゾール
(Shellsol)等のイソパラフィン系炭化水素を包含する
炭化水素のような液体現像法で通常使用する幾つかの炭
化水素液体の任意のものであり得る。イソパラフィン系
炭化水素が無色で環境的に安全であり液の薄膜が接触表
面から周囲温度で数秒内で蒸発するような十分に高い蒸
気圧を有するので好ましい液媒である。一般に、液媒は
現像剤組成物中で大量に存在し他の成分よって説明でき
ない現像剤の重量%を構成する。液媒は通常約80〜約98
重量%の量で存在するが、この量は本発明の目的が達成
される限り上記の範囲から変化し得る。
本発明の上記実施態様に適する液体現像剤用の適当な
帯電調節剤の例にはレシチン(ファイザー社);OLOA120
0、即ち、ケブロンケミカル社より入手できるポリブチ
レンサクシンイミド;塩基性ペトロン酸バリウム(ウィ
トコー社);オクテン酸ジルコニウム(ノウデックス
社);ステアリン酸アルミニウム;カルシウム、マンガ
ン、マグネシウムおよび亜鉛の塩;ヘプタン酸;バリウ
ム、アルミニウム、コバルト、マンガン、亜鉛、セシウ
ム、およびジルコニウムの各オクタン酸塩;ステアリン
酸のバリウム、アルミニウム、亜鉛、鉛、および鉄塩等
がある。帯電調節剤は現像剤組成物の約0.01〜約3重量
%好ましくは約0.02〜約0.05重量%の量で存在し得る。
液体現像剤のワックス系はく離剤は、一般に、ニュジ
ョールまたはオレイン酸のような他の添加剤を含むまた
は含まない、好ましくは約500〜約20,000より好ましく
は約2,000〜約10,000の分子量を有するポリエチレンの
ような高分子量ポリアルキレンワックス、ニュージャジ
ー州カンデンのコンコードケミカル社からのコンコード
5000、エポレンC−16のような加水分解ポリエチレン、
カンデリラワックス、ポリエチレン、ポリプロピレン、
パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス
C、エポレンN−10およびN−12、A−C629およびA−
C629Aのような酸化ポリエチレンワックス、A−C580の
ようなエチレンとアクリル酸のコポリマー、およびこれ
らワックスの混合物のような像形成条件下で固形である
はがし層材料として適する任意の物質であり得る。一般
的には、ワックスはく離剤の粒子は現像剤中に好ましく
は約0.5〜約4重量%の有効量で存在する。
液体透明現像剤は、一般に、各成分を加熱混合し次い
で混合物をアトライター中で使用する液媒の存在下に粉
砕することによって調製できる。その後、帯電調節剤を
混合物に加えて透明液体現像剤を得る。本発明の本実施
態様におけるワックス像を形成するのに適する特定の液
体透明現像剤の1つの例は約60重量%の加水分解ポリエ
チレンポリマー、約20重量%のカンデリラワックスおよ
び約20重量%のアイソパールGの7ような液体イソパラ
フィン系炭化水素ベヒクル中に約0.5〜約4重量%の固
形分濃度に溶解させたオレイン酸を含む。アルミニウム
処理マイラー像形成部材上の液体現像をこの現像剤で+
250ボルトで行う場合、透明トナーの均一層が像形成手
段上に透明像が像形成手段上乾燥したのちに形成され
る。その後、像を上記透明トナーによって形成された乾
燥層上に形成させ現像することができ、この現像を含有
する層を加熱加圧により基体に転写できる。
像形成手段の現像すべき領域のみにはく離剤を選択的
に塗布するもう1つの方法ははく離剤を用いる現像剤中
に含有させて潜像を現像することを含む。この方法を第
5図においてさらに具体的に説明する。第5図で説明す
るように、像形成手段1は、潜像を受入れることのでき
る誘電性表面を有する電子受容体であり、引張りロール
2a、2bおよび2cの回りを矢印3の方向に移動する。像形
成手段1は、その後、ステーションAで、第1カラーで
現像すべきイオノグラフまたはイオン投射ヘッド7aから
の第1潜像を受入れ、次いで、この潜像はステーション
Aの現像剤ハウジング9aにて第1現像剤で現像される。
現像ははく離剤を含有する液体現像剤またははく離剤を
含有する乾燥現像剤のいずれで行っても良いが、第5図
で示すように、本方法では液体現像を用いる。ステーシ
ョンA、B、CおよびDは、各々、イオノグラフ記録ヘ
ッド7a、7b、7cおよび7d、現像ステーション9a、9b、9c
および9d、余剰の液体ベヒクル除去用の固形多孔質ロー
ルのような手段11a、11b、11cおよび11d、電荷中和手段
13a、13b、13cおよび13d、並びに必要に応じての、例え
ば、加熱手段のような像の状態調節手段(図示せず)を
含む。乾燥現像法を用いた場合、液体除去手段11は不要
で定着手段と置換え得る。本発明は単一色の像を形成す
るのに(この場合、1つのステーションしか必要でな
い)、2色像を形成するのに(この場合、ステーション
の数は2つないし所望される多色選択数までであり得
る)、また多色または全カラー像を形成するのに(この
場合、少なくとも3つのステーションが存在してシア
ン、マゼンタおよびイエローの各現像剤を含有する)使
用できる。好ましいのは、全カラー像を形成させる場
合、第4のステーションも存在して、そこで、ブラック
像の現像をブラック現像剤で行うことである。第5図は
4つのステーションを用いる本発明の実施態様を例示し
ている。追加のステーションを存在させて強調色像、銀
および金のような特注カラーを有する像等も形成させ現
像することができる。
ステーションAでの現像後、トナー粒子は像形成部材
1に付着する、そこで、液体現像剤からの余剰の媒体
を、像形成手段1がステーションBに進む前に、反対回
転シリンダー、エアせん断等であり得る液体除去手段11
aにより除去する。像形成手段上のすべての残留電荷を
コロトロン、RFまたはPOWスコロトロン等であり得る帯
電手段13aにより除去する。その後、像形成手段はステ
ーションBに進み、そこで、第2の潜像をステーション
Bのイオノグラフまたはイオン投射記録ヘッド7bにより
形成させ、次いで、この潜像をステーションBの現像ハ
ウジング9bにて第2現像剤にて現像する。こゝでも、液
体現像剤からの余剰の液媒は液体除去手段11bにより除
去し、像形成手段上のすべての残留電荷はステーション
Bの帯電手段13bにより除去する。このプロセスをステ
ーションCおよびDにおいて最終の全カラー像がシア
ン、イエロー、マゼンタおよびブラック現像剤によって
得られるまで繰返し、その時点で、基体15を引張りロー
ル2cと圧力ロール17との間の圧力ニップに、上昇中の全
形成像と同調させて移動し、そこで、圧力、熱および必
要に応じてせん断力を加えて全形成像を基体に転写す
る。
各像を基体に転写させたのち、像形成手段1は、加熱
ロール、ブレードクリナー等であり得るクリーニング手
段19でクリーニングする。このクリーニング手段はクリ
ーニング前に係合させクリーニング後に後退させる。現
像剤中に存在するはく離剤は像形成手段上に各カラー像
を順次形成させ次いで全形成像を基体に転写させるのを
可能にする。本方法は第5図に示すような液体現像剤を
用いることもまた乾燥現像剤を用いることもでき、後者
の場合、その方法は乾燥現像ハウジングを用い、液体除
去手段11を除外して必要ならば定着手段で置換ることを
除いては同様である。本発明のこの実施態様は単一の像
形成手段を連続した形で全カラー像を調製するのに用い
る点での簡素化した装置構造、並びに現像剤中に含有さ
せた物質と別個のはがし層を必要とせず、従って、はが
し層用のアプリケーター、材料およびクリーニング装置
の必要性を排除した点でのより簡単な設計と経費節減の
ような利点を有する。
典型的には、液体現像剤は高揮発性液媒中に懸濁させ
たトナー粒子を含む。本発明の方法においては、潜像の
現像後、余剰の液媒は像形成部材上のトナー堆積物から
一般に除去され現像剤ハウジングに直接型エアナイフ装
置のような手段によって戻される。トナー中の残存する
少量の高揮発性液媒は急速に蒸発し、像形成手段上に乾
燥トナー像を残す、この像は像形成手段から分離するの
は困難である。しかしながら、第5図に示す本発明の1
つの実施態様においては、液体現像剤が液媒中に他の現
像剤成分と親和性のある不揮発性液体を加えることによ
って変性されており、液媒の不揮発性部分はトナー堆積
物中に現像および余剰ベヒクルの除去後も残存してトナ
ー堆積物と像形成手段との間に軽い残留オイル層を形成
する。後でのトナー像の像形成手段から基体への加熱加
圧による転写中、上記のオイル層ははく離層として作用
し像形成手段−トナー界面での分割を促進し、それによ
って像の基体への転写を促進する。転写後、少量の不揮
発性残留液体は容易にかつ永久的に基体に吸収されて乾
燥外観と感触を与える。また、基体への吸収流のため
に、着色剤も紙構造中により深く入り込み改良された定
着値を示す。
本発明の上記実施態様に適する液体現像剤は、一般
に、液媒、着色剤(この着色剤は液媒と親和性の任意の
染料または液体現像剤中で一般に使用されかつ液媒と親
和性の任意の着色粒子であり得る)、および液体現像剤
に適する量の帯電調節剤とを含む。本発明の方法に適す
るトナー粒子、帯電調節剤および液媒を含有する液体現
像剤の例は、例えば、米国特許第4,476,210号、第4,794
号、第4,762,764号、第3,729,419号、第3,841,893号、
および第3,968,044号に記載されており、これら特許の
各々に記載は参考としてすべて本明細書に引用する。液
体現像剤の液媒部分は約70〜約95重量%好ましくは約90
重量%の揮発性液体、例えば、アイソパールG(約156
℃の沸点、約40℃の引火点、および38℃で約1.9キロパ
スカルの蒸気圧を有する)として商業的に入手できるイ
ソパラフィン系炭化水素を含む。本発明の本実施態様に
おいて適する揮発性液体のもう1つの例はアイソパール
L、即ち、約188℃〜約208℃の沸点を有するイソパラフ
ィン系炭化水素混合物である。本発明の1つの実施態様
においては、揮発性成分は210℃以下の沸点を有す。残
りの5〜30重量%好ましくは約10重量%の液体ベヒクル
は、例えば、アイソパールV(約255℃の沸点、約124℃
の引火点および38℃で約0.03キロパスカルの蒸気圧を示
す)として商業的に入手できるイソパラフィン系炭化水
素のような不揮発性液体を含む。適当な不揮発性液体の
他の例には、マーギブラザーズオイル社より入手できる
マギエゾール(約298℃〜約361℃の沸点を有する)、お
よびシエルケミカル社より入手できるウィトゾールであ
る。本発明の1つの実施態様においては、不揮発性成分
は250℃以上の沸点を有する。本明細書で使用するとき
の“揮発性”なる用語は現像が生ずる温度で容易に揮発
し得る液体を称し、“不揮発性”なる用語は現像が生ず
る温度で容易に揮発し得ない液体を称するものする。一
般に、揮発性液体は不揮発性液体に比し比較的低沸点を
有し本発明方法で用いる像形成条件下で容易に蒸発す
る。一方、不揮発性液体は揮発性液体に比し比較的高沸
点を有し本発明方法で用いる像形成条件下で容易に蒸発
しない。アイソパールGまたはアイソパールLのような
揮発性は像の基体への転写前に像形成部材から蒸発する
ように使用する。マギエゾール60またはウィトゾールの
ような不揮発性液体は、一般に、像形成部材から像の基
体の転写前に蒸発しないように使用する。
不揮発性液体を液体現像剤の液媒中に含有させる本発
明の実施態様は像形成部材が他のはがし層を含有しない
方法において使用でき、あるいははがし層を像形成部材
に塗布する前述した任意の他の方法と組合せて使用でき
る。はがし層を用いる場合、本発明のこの実施態様を実
施するための装置は、例えば、第1図または第2図にお
いて示すようなものであり得る。
像形成部材の後で現像すべき領域のみにはがし層を選
択的に塗布するさらにもう一つの方法は、第5図に示す
ように、潜像を現像するのに用いる液体現像剤中にワッ
クスはく離剤を含有させることを含む。本発明のこの実
施態様に適する液体現像剤は、一般に、液体ベヒクル、
トナー粒子、帯電調節添加剤、およびワックス系はく離
剤を含む。液媒は、エクソン社より入手できるノルパー
ル12、ノルパール13およびノルパール15のような約6〜
約14の炭素原子を有する高純度アルカンのような炭化水
素;およびエクソン社より入手できるアイソパールG、
H、LおよびM、アメリカンミネラルスピリッツ社より
入手できるアムスコ460ソルベント、アムスコOMS、フィ
リップスペトロリウム社より入手できるソルトール、モ
ーベイオイル社より入手できるパガゾール、シエルオイ
ル社より入手できるシエルゾールのようなイソパラフィ
ン系炭化水素のような液体現像法で通常使用する幾つか
の炭化水素液体の任意のものであり得る。イソパラフィ
ン系炭化水素が、無色で環境的に安全であり、かつ液体
の薄膜が接触表面から周囲温度で数秒内で蒸発するよう
な十分に高い蒸気圧を有するので、好ましい液媒であ
る。一般に、液媒は現像剤組成物中に大量に存在し、他
の成分によっては説明できない現像剤の重量%を占め
る。液媒は通常約80〜約98重量%の量で存在するが、こ
の量は本発明の目的が達成される限り上記範囲から変化
し得る。
トナー粒子は、例えば、米国特許第4,476,210号、第
4,794,651号、第4,762,764号、第3,728,419号、第3,84
1,893号および第3,968,044号に開示されている現像剤中
に含有されている粒子のような液媒と親和性のある任意
のカラー粒子であり得る(これらの米国特許の各々の記
載はすべて参考として本明細書に引用する)。トナー粒
子は顔料粒子のみからなり得、あるいは樹脂と顔料、樹
脂と染料、または樹脂と顔料と染料とからなり得る。適
当な樹脂はポリ(エチルアクリレート−コ−ビニルピロ
リドン)、ポリ(N−ビニル−2−ピロリドン)等であ
る。他の適当な樹脂の例は米国特許第4,476,210号に開
示されており、該米国特許の記載はすべて参考として本
明細書に引用する。適当な染料には、オラゾールブルー
2GLN、レッドG、イエロー2GLN、ブルーGN、ブルーBL
N、ブラックCN、ブラウンCR(いずれもオンタリオ州ミ
ッサーガのチバ−ガイギー社より入手できる);モルフ
ァーストブルー100、レッド101、レッド104、イエロー1
02、ブラック101、ブラック108(いずれもオンタリオ州
アジャクスのモルトンケミカル社より入手できる);ビ
スマークブラウンR(アルドリッチ社);ネオランブル
ー(チバ−ガイギー社);サビニルイエローRLS、ブラ
ックRLS、レッド3GLS、ピンクGBLS(いずれもサンド社
より入手できる)等がある。染料は一般にトナー粒子の
約5〜約30重量%の量で存在するが、他の量も本発明の
目的が達成される限り存在させ得る。適当な顔料物質に
は、BASF社より入手できるミクロリス(Microlith)C
T、デグッサ社より入手できるプリンテックス(Printe
x)140V、コロンビアンケミカルズ社より入手できるラ
ベン(Raven)5250およびラベン5720のようなカーボン
ブラックがある。顔料物質はカラーであり得、ホスタパ
ームピンクE(アメリカンヘキスト社)およびリトール
スカーレット(BASF社)のようなマゼンタ顔料、ジアリ
ライドイエロー(ドミニオンカラー社)のようなイエロ
ー顔料、スダンブルーOS(BASF社)のようなシアン顔料
等がある。一般に、あらゆる顔料物質が小粒子からなり
現像剤組成物中に含有されている任意の高分子物質と良
好に混合する限り適している。顔料粒子は一般にトナー
粒子の約5〜約40重量%好ましくは約10〜約30重量%の
量で存在する。トナー粒子は約0.2〜約10ミクロン好ま
しくは約0.5〜約2ミクロンの平均粒径を有すべきであ
る。トナー粒子は現像剤組成物の約1〜約10重量%好ま
しくは約2〜約4重量%の量で存在する。
適当な帯電調節剤の例にはレシチン(フィッシャー
社);OLOA1200、ケブロンケミカル社から入手できるポ
リイソブチレンサクシンイミド;オクタン酸ジルコニウ
ム(ニュードックス社);ステアリン酸アルミニウム;
カルシウム、マンガン、マグネシウムおよび亜鉛の塩;
ヘプタン酸;オクタン酸のバリウム、アルミニウム、コ
バルト、マンガン、亜鉛、セリウム、およびジルコニウ
ムの塩;ステアリン酸のバリウム、アルミニウム、亜
鉛、銅、鉛および鉄塩等がある。帯電調節添加剤は現像
剤組成物の約0.01〜約3重量%好ましくは約0.02〜約0.
05重量%の量で存在する。
液体現像剤のワックス系はく離剤成分は、一般に、ニ
ュジョールまたはオレイン酸のような他の添加剤を含む
または含まない、好ましくは約500〜約20,000より好ま
しくは約2,000〜約10,000の分子量を有するポリエチレ
ンのような高分子量ポリアルキレンワックス、ニュージ
ャジー州カンデンのコンコードケミカル社からのコンコ
ード5000、エポレンC−16のような加水分解ポリエチレ
ン、カンデリラワックス、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワック
スC、エポレンN−10およびN−12、A−C629およびA
−C629Aのような酸化ポリエチレンワックス、A−C580
のようなエチレンとアクリル酸のコポリマー、およびこ
れらワックスの混合物のような像形成条件下で固形であ
るはがし層材料として適する任意の物質であり得る。一
般的には、ワックスはく離剤の粒子は現像剤中に好まし
くは約0.5〜約4重量%の有効量で存在する。
前述したように、ワックスはく離剤を含有する液体現
像剤は2種数のトナー粒子、即ち、通常のトナー粒子と
ワックスはく離剤の粒子とを含み得る。さらに、本発明
のこの実施態様に適する液体現像剤は液媒、帯電調節
剤、および顔料または染料のような着色剤も含有するワ
ックスはく離剤の粒子とを含む。この実施態様において
は、現像剤は1種類のトナー粒子を含有し、この粒子は
ワックスはく離剤と着色剤を含む。本発明のこの実施態
様に適する液体現像剤の1つの例は約10重量部の顔料、
約20重量部の加水分解ポリエチレン、および約170重量
部のアイソパールG(エクソン社より入手できる)のよ
うなイソパラフィン系炭化水素液媒とを含み、これにレ
シチンのような帯電調節剤をインク固形分1g当り約30mg
の量で添加する。本発明のこの実施態様に適する液体現
像剤組成物のもう1つの例は約10重量部の顔料、約24重
量部の加水分解ポリエチレン、約8重量部のカンデリラ
ワックス、約8重量部のオレイン酸、および約170重量
部のアイソパールG(エクソン社より入手できる)のよ
うなイソパラフィン系炭化水素液媒とを含み、これにレ
シチンのような帯電調節剤をインク固形分1g当り約30mg
の量で加える。適当な顔料の例にはカーボンブラック、
リトールルビンD4566レーキ(BASF社)、ホスタパーム
ピンクE(アメリカンヘキスト社)、ヘリオゲンブルー
NB D7010(BASF社)、スダンブルーOS(BASF社)、シ
コイエローNB D1360(BASF社)、ノバパームイエロー3
010(アメリカンヘキスト社)等がある。
液体現像剤は一般に各成分を加熱混合し次いで混合物
を使用する液媒の存在下にアトライター中で粉砕するこ
とによって調製できる。その後、帯電調節剤を混合物に
加えて液体現像剤を得る。
また、本発明のこの実施態様の液体現像剤として適す
るのは米国特許第4,702,985号、第4,740,444号、第4,70
7,429号および第4,798,778号に開示された現像剤であ
り、これらの米国特許の記載はすべて参考として本明細
書に引用する。
はく離剤を含有する乾燥トナーはワックスはく離剤の
透明粒子を加えた通常のトナー粒子またはワックスはく
離剤と着色剤を含むトナー粒子のいずれかを含む。第1
の場合には、例えば、米国特許第4,464,252号および第
4,480,021号に開示されているような任意の公知のトナ
ーを用い得る。ワックスはく離剤の粒子は、ニュジョー
ルまたはオレイン酸のような他の添加剤を含むまたは含
まない、好ましくは約500〜約20,000より好ましくは約
2,000〜約10,000の分子量を有するポリエチレンのよう
な高分子量ポリアルキレンワックス、ニュージャジー州
カムデンのコンコードケミカル社からのコンコード500
0、エポレンC−16のような加水分解ポリエチレンポリ
マー、カンデリラワックス、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワッ
クスC、エポレンN−12およびN−12、A−C629および
A−C629Aのような酸化ポリエチレンワックス、A−C58
0のようなエチレンとアクリル酸のコポリマー、および
これらワックスの混合物等のような像形成条件下で固形
であるはがし層材料として適する任意の物質から選択で
きる。これらの粒子は、一般に、電子写真技術において
一般に用られている各成分の加熱混合その後の噴射、微
細化、および分級工程のような通常の手段により調製で
きる。ワックスはく離剤の粒子はトナーに一般的には約
5〜約70重量%の量で加える。現像は1成分現像および
適当なキャリヤーとのによる2成分現像のような任意の
方法により得る。
さらに、本発明のこの実施態様に適する乾燥トナーは
顔料または染料のような着色剤も含有するワックスはく
離剤の粒子を含み得、粒子中、ワックスはく離剤は約50
〜約95重量%の量で存在し、着色剤は約5〜約50重量%
の量で存在する。これらの粒子は電気写真技術において
一般に使用される各成分の加熱混合その後の噴射、微細
化および分級のような通常の手段によって一般に調製す
る。必要ならば、帯電調節剤を用いて粒子を所望の極性
に帯電させ得る。帯電調節剤の例にはセチルピリジニウ
ムクロライドのようなアルキルピリジニウムハライド、
ジステアリルジメチルアンモニウムメチルサルフェー
ト、および、例えば、米国特許第4,462,252号および第
4,480,021号に開示されているものがある。さらに、塩
基性ペトロン酸バリウム、ポリイソブチレンサクシンイ
ミド、レシチン等の物質も帯電調節剤として使用でき
る。
はく離剤物質を液体または乾燥現像剤に含有させた本
発明の実施態様は像形成部材が他のはがし層を含有しな
い方法で使用でき、あるいははがし層を像形成部材に塗
布する前述の他の方法のいずれかと組合せて使用でき
る。はがし層を用いる場合、本発明のこの実施態様を実
施する装置は第1図または第2図で示したものであり得
る。
〔実施例〕
以下、本発明の特定の実施態様を詳細に説明する。こ
れらの実施例は例示を目的とし、本発明をこれらの実施
態様に示した材料、条件またはプロセスパラメーターに
限定するものではない。すべての部およびパーセントは
特に断わらない限り重量による。
〔実施例 1〕 第2図で示したような像形成試験装置に1ミル(25.4
μm)厚のアルミニウム処理マイラーポリエステルを含
む像形成部材を装備させた。マイラー表面には、60重量
部のエポレンC16(イーストマンコダック社より入手で
きる加水分解ポリエチレンポリマー)、30重量部のコン
コード5000ワックス(コンコードケミカル社より入手で
きる無色高融点ワックス)、および10重量部のニュジョ
ール(Nujol)鉱油を含むはがし層を塗布した。はがし
層はトルエン溶媒に溶解しマイラー表面上に溶媒コーテ
ィングして3ミクロン厚のはがし層を形成させた。
その後、第1の正帯電潜像を、はがし層上に、像中に
中間値を発生させる容量を有する上記試験装置中のイオ
ノグラフ記録ヘッドにより変動値の正電荷を浴びせるこ
とによって発生させた。この第1像を、アイソパールG
液体ベヒクル、約20重量%のジアリライドイエロー顔料
と約80重量%のポリ(2−エチルヘキシルメタクリレー
ト)(ポリサイエンシス社)を含み現像剤の1.5重量%
の量のイエロートナー粒子、および現像剤固形分の約1
重量%の量のOLOA1200を含む負帯電イエロー液体現像剤
で現像した。この第1現像を乾燥させたのち、第2の正
帯電潜像をはがし層上に上記第1現像上部に同じ方法で
発生させ、アイソパールG液体ベヒクル、約15重量%の
ホスタパームピンクE顔料と約85重量%のポリ(2−エ
チルヘキシルメタクリレート)(ポリサイエンシス社)
を含み現像剤の1.5重量%の量のマゼンタトナー粒子、
および現像剤固形分の約1重量%の量のOLOA1200を含む
負帯電マゼンタ液体現像剤で現像した。次いで、第3の
正帯電像を第2現像の乾燥後に同じ方法で形成させ、ア
イソパールG液体ベヒクル、約10重量%のスタンブルー
OS顔料と約90重量%のポリ(2−エチルヘキシルメタク
リレート)(ポリサイエンシス社)を含み現像剤の1.5
重量%の量のシアントナー粒子、および現像剤固形分の
約1重量%の量のOLOA1200を含む負帯電シアン液体現像
剤で現像した。次に、全形成像を、ゼロックス4024紙
に、この紙を像を含有するはがし層と接触させ紙と像形
成部材を1/4インチ(6.35mm)圧力ニップに約100psi
(7.03kg/cm2)で5インチ/秒(12.7cm/秒)と速度お
よび約135℃の温度で通すことによって転写した。圧力
ニップを通過した直後に、紙を像形成部材からまだはが
し層が温いうちに分離してはがし層を約半分に分裂させ
て、現像を含む上部半分を紙に付着させ底部半分を像形
成部材上に残すようにした。現像はバックグラウンドの
汚れのない高品質と解像力および3原色カラー像の優れ
た見当(registration)を有し完全に紙に転写してい
た。はがし層の転写部分を含む紙はすべての領域におい
てボールペンからの手書きを受入れた。
〔実施例 2〕 実施例1の方法を、紙と像形成部材を圧力ニップを通
過させた後、像形成部材とはがし層を紙を像形成部材か
ら分離する前に室温に冷却させた以外は繰返した。分離
させたとき、はがし層は完全に紙に転写した。現像はバ
ックグラウンドの汚れのない高品質と解像力および3原
色カラー像の優れた見当を有しており紙に完全に転写し
た。はがし層の転写部分を含む紙はボールペンからの手
書きをすべて領域で受入れた。
〔実施例 3〕 デュープレックスプリントを実施例1で記載したよう
にして像を形成させ像を紙の1面に転写し、次に、方法
を繰返して新しい像を形成させ、現像した新像を紙の反
対面に転写することによって形成させた。各現像はバッ
クグラウンドの汚れのない高品質と解像力および3原色
カラー像と優れた見当を有しており、紙に完全に転写し
ていた。同様な結果は実施例2の転写/分離方法を用い
ても得られた。
〔実施例 4〕 実施例1の方法を繰返したが、紙の代りに透明体材料
を用いた。圧力ニップに通過させた直後、透明体材料を
像形成部材からはがし層がまだ温いうちに分離して、は
がし層を約半分に分裂させて、現像を含む上部半分を透
明体に付着させ底部半分が像形成部材上に残るようにし
た。現像はバックグラウンドの汚れのない高品質と解像
力および3原色カラー像のすぐれた見当を有しており、
透明体に完全に転写した。転写はがし層の部分を含む像
形成透明体の表面は滑らかで均一であり、この透明体は
スクリーン上に優れたカラー品質の像を投映した。同様
な結果は実施例2の転写/分離方法を用いることによっ
ても得られた。
〔実施例 5〕 はがし層材料を、6.0gの加水分解ポリエチレン(イー
ストマンコダック社よりエポレンC−16として商業的に
入手できる)、2.0gのカンデリラワックス(インターナ
ショナルワックス社より商業的に入手できる)、および
2.0gのオレイン酸(エマリーケミカル社より商業的に入
手できる)を190.0gのトルエン中で混合し混合物を100
℃に10分間透明溶液が得られるまで加熱することによっ
て調製した。次いで、溶液を0.92ミル(23.4μm)のア
ルミニウム処理マイラーポリエステルの基体上に標準の
真空ホールダーとバードコーティングナイフにより0.3
ミル(7.62μm)の乾燥厚にコーティングして電子受容
体を形成させた。続いて、像をこの電子受容体のはがし
層上に試験装置内のイオノグラフ記録ヘッドによって形
成させ、この像を実施例1で記載したようなシアン液体
現像剤で現像し乾燥させた。1枚のゼロックスシリーズ
10スムーズ紙を上記像を含有するはがし層と接触させ、
約175℃にセットした平鉄を紙の裏面に当てて、像を含
有するはがし層を紙に転写した。得られたプリントは光
沢ある外観およびワックス様の感触を示した。その後、
プリントを150℃にセットした対流炉で1分間加熱し、
その後、取り出し室温に冷却して光沢およびワックス感
触を失したプリントを得た。
〔実施例 6〕 透明ワックス液体トナーを、60重量部の加水分解ポリ
エチレン(エポレンC−16としてイーストマンコダック
社より商業的に入手できる)、20重量部のカンデリラワ
ックス(インターナショナルワックス社より商業的に入
手できる)および19.5重量部のオレイン酸(エマリーケ
ミカル社より商業的に入手できる)を100℃で10分間一
緒に混合し、次いで、得られた混合物をイソパラフィン
系炭化水素液(エクソンケミカル社よりアイソパールG
として商業的に入手できる)を含有するアトライターに
加え、この液体の上記混合物の懸濁液を4%固形分濃度
で調製することによって調製した。この懸濁液を懸濁液
固形分の0.5重量%の量の帯電調節剤(OLOA1200として
ケブロンケミカル社より商業的に入手できる)として、
透明液体トナーを得た。
続いて、像を0.92ミル(23.4μm)のアルミニウム処
理マイラーポリエステル基体上に試験装置内のイオノグ
ラフ記録ヘッドにより形成し、この像を+250ボルトで
上記透明液体トナーで現像し、透明像を乾燥させたとき
像形成領域で0.2ミル(5.08μm)厚の均一層を得た。
次いで、像形成基体をACスコロトロンで放電させて残留
電荷を除去し、潜像を、上記透明層を含有する基体領域
上に、試験装置内のイオノグラフ記録ヘッドにより形成
させた。続いて、像を実施例1で記載したようなシアン
液体現像剤で現像し乾燥させた。次に、1枚のゼロック
ス4024紙を上記像形成領域と触媒させ、温かい移動アイ
ロンを紙の裏面に当ててシアン像を含有する透明層領域
を紙に転写させた。
〔実施例 7〕 ワックス成分を含有する負帯電液体現像剤を、ユニオ
ンプロセスラボラトリーアトライターモデル01に10gの
モーグルLカーボンブラック(キャボット社より商業的
に入手できる)、20gの加水分解ポリエチレン(エポレ
ンC−16としてイーストマンコダック社より入手でき
る)および170gのイソパラフィン系炭化水素液(アイソ
パールGとしてエクソンケミカル社より商業的に入手で
きる)を加えることによって調製した。アトライターの
温度を102℃に上昇させた。約100℃で90分間の連続粉砕
後、温度を25℃に下げ、攪拌をさらに90分間続けた。得
られた懸濁液はブルックヘブンBI90粒子分析器で測定し
たとき約1,480nmの平均直径を有していた。懸濁液を追
加のアイソパールGを加えて2重量%固形分濃度に希釈
し、レシチン帯電調節剤を固形分1g当り30μgの濃度に
加えてブラック負帯電液体現像剤を調製した。
その後、像を0.92ミル(23.4μm)アルミニウム処理
マイラーポリエステル基体上に試験装置内のイオノグラ
フ記録ヘッドにより形成させ、この像を上記ブラック現
像剤で現像し乾燥させた。次に、1枚のゼロックス4024
紙を上記の像形成領域と接触させ、加熱ロールを紙の裏
面に当てて上記ブラック像を紙に転写させた。
〔実施例 8〕 6種の負帯電液体現像剤を実施例7の方法に従って調
製したが、カーボンブラックの代りに、顔料は、各々、
リトールルビンD4566レーキ(BASF社より商業的に入手
できる)、ホスタパームピンクE(アメリカンヘキスト
社より商業的に入手できる)、ヘリオゲンブルーNB D7
010(BASF社より商業的に入手できる)、スダンブルーO
S(BASF社より商業的に入手できる)、シコイエローNB
D1360(BASF社より商業的に入手できる)およびノバ
パームイエロー3010(アメリカンヘキスト社より商業的
に入手できる)であった。実施例7の結果と同様な結果
がこれら現像剤を用いて像を現像し乾燥像を紙に実施例
7の方法に従って転写したときに得られた。
〔実施例 9〕 ワックス成分を含有する負帯電液体現像剤を、ユニオ
ンプロセスラボラトリーアトライターモデル01に10gの
モーグルLカーボンブラック(キャボット社より商業的
に入手できる)、24gの加水分解ポリエチレン(エポレ
ンC−16としてイーストマンコダック社より入手でき
る)、8gのカンデリラワックス(ストラール&ピッシュ
社)、8gのオレイン酸LL233(エマリーインダストリー
ズ社より商業的に入手できる)および170gのイソパラフ
ィン系炭化水素液(アイソパールGとしてエクソンケミ
カル社より商業的に入手できる)を加えることによって
調製した。アトライターの温度を102℃に上昇させた。
約100℃で90分間の連続粉砕後、温度を25℃に下げ、撹
拌をさらに90分間続けた。得られた懸濁液はブルックヘ
ブンBI90粒子分析器で測定したとき約1,380nmの平均直
径を有していた。懸濁液を追加のアイソパールGを加え
て2重量%固形分濃度に希釈し、レシチン帯電調節剤を
固形分1g当り30μgの濃度に加えてブラック負帯電液体
現像剤を調製した。
その後、像を0.92ミル(23.4μm)アルミニウム処理
マイラーポリエステル基体上に試験装置内のイオノグラ
フ記録ヘッドにより形成させ、この像を上記ブラック現
像剤で現像し乾燥させた。次に、1枚のゼロックス4024
紙を上記の像形成領域と接触させ、加熱ロールを紙の裏
面に当てて上記ブラック像を紙に転写させた。
〔実施例 10〕 透明液体現像剤を、170gとアイソパールGを3/16″
(4.76mm)のステンレススチールボールを含むモデル01
ユニオンプロセスラボラトリーアトライターに加えるこ
とによって調製した。この攪拌混合物に30gのエポレン
C−6ワックス、15gのコンコードワックス(ニュージ
ャジー州カムダンのコンコードワックス社より入手でき
る)および5gのニュジョール(ウィトコー社より入手で
きるパラフィンオイル)を加えた。次いで、得られた混
合物を95℃に加熱し、この温度で均質な溶液を得た。ア
トライターにその後追加の80gのアイソパールGを入
れ、混合物の温度をアトライター羽根板速度を250rpmか
ら約550rpmに上昇させながら45℃低下させた。冷却によ
り、物質は沈降し、その後、沈降粒子の粒度をアトライ
ター内の粉砕活動により約1ミクロンに減じた。約2時
間後、粒子のスラリーをアトライターから取り出し、ス
チールボールから分離し、次いで、725gのアイソパール
Gで希釈した。続いて、0.45gのレシチン(フィッシャ
ーサイエンティフィック社より入手できる負帯電調節
剤)を希釈スラリーに加え、その後、攪拌して帯電調節
剤を完全に混合させた。次いで、帯電調節剤を含有する
スラリーを少なくとも24時間放置して電荷安定を確実に
した。
その後、スコロトロンを用いて500ボルトの正電荷を
1ミル(25.4μm)厚のアルミニウム処理マイラーシー
トを含む像形成部材上に付与した。この“潜像”(像領
域全体をカバーする)を上記で調製した透明現像剤でこ
の現像剤を上記像形成部材にロール現像アプリケーター
で供給することによって現像した。得られたコーティン
グ(約3ミクロン厚)をその後乾燥させた。このコーテ
ィングを滑らかな平坦紙に約100psi(7.03kg/cm2)の圧
力を有するコンプライアント圧力ニップ中でコーティン
グを120℃に加熱しながら転写させて上記コーティング
の紙への一体化フィルムとしての完全な転写を得た。
〔実施例 11〕 負帯電シアン液体現像剤を、170gのアイソパールGを
3/16″(4.76mm)のステンレススチールボールを含むモ
デル01ユニオンプロセスラボラトリーアトライターに加
えることによって調製した。この攪拌混合物に30gのエ
ポレンC−6ワックス、15gのコンコードワックス(ニ
ュージャジー州カムダンのコンコードワックス社より入
手できる)、5gのニュジョール(ウィトコー社より入手
できるパラフィンオイル)および2.5gのヘリオゲンブル
ーN7010シアン顔料(BAS社より入手できる)を加えた。
次いで、得られた混合物を95℃に加熱し、この温度で均
質な溶液を得た。アトライターにその後追加の80gのア
イソパールGを入れ、混合物の温度をアトライター羽根
板速度を250rpmから約550rpmに上昇させながら45℃に低
下させた。冷却により、物質は沈降し、その後、沈降粒
子の粒度をアトライター内の粉砕活動により約1ミクロ
ンに減じた。約2時間後、粒子のスラリーをアトライタ
ーから取り出し、スチールボールから分離し、次いで、
725gのアイソパールGで希釈した。続いて、0.45gのレ
シチン(フィッシャーサイエンティフィック社より入手
できる負帯電調節剤)を希釈スラリーに加え、その後、
攪拌して帯電調節剤を完全に混合させた。次いで、帯電
調節剤を含有するスラリーを少なくとも24時間放置して
電荷安定を確実にした。
実施例10の透明現像剤の3ミクロンで均一にコーティ
ングした1ミル(25.4μm)のアルミニウム処理マイラ
ーのシートを含む像形成部材をイオノグラフ記録装置で
像形成させ、次いで、上記のシアン現像剤で現像した。
この現像を乾燥させ、紙に約100psi(7.03kg/cm2)の圧
力を有するコンプリアント圧力ニップ中で上記コーティ
ングを120℃に加熱させながら全体的に転写した。シア
ン像の下の透明現像剤の層は紙に全体的に転写し像の保
護オーバーコーティングを形成した。
〔実施例 12〕 2種の液体現像剤組成物を実施例10の手法に従って調
製したが、異なる量のエポレンC−16ポリマー、コンコ
ードワックス5000およびニュジョールを用いた。第1の
透明液体現像剤は40gのエポレンC−16ポリマー、7.5g
のコンコードワックス5000、および2.5gのニュジョール
を含有していた。第2の透明液体現像剤は45gのエポレ
ンC−16ポリマー、0gのコンコード5000ワックス、およ
び5gのニュジョールを含有していた。
その後、スコロトロンを用いて500ボルトの正電荷を
1ミル(25.4μm)厚のアルミニウム処理マイラーシー
トを含む像形成部材上に付与した。この“潜像”(像領
域全体をカバーする)を上記で調製した第1の透明現像
剤でこの現像剤を上記像形成部材にロール現像アプリケ
ーターで供給することによって現像した。得られたコー
ティング(約3ミクロン厚)をその後空気乾燥させた。
このコーティングを滑らかな平坦紙に約100psi(7.03kg
/cm2)の圧力を有するコンプライアント圧力ニップ中で
コーティングを120℃に加熱しながら転写させて上記コ
ーティングの紙への一体化フィルムとしての完全な転写
を得た。同様な結果は上記のようにして調製した第2の
透明現像剤を用いたときも得られた。
〔実施例 13〕 追加の液体現像剤を実施例11に従って調製したが、顔
料の量および/または種類を変えた。具体的には、次の
顔料と濃度を有する液体現像剤を調製した:(1)ヘリ
オゲンブルーN7010、2.5g;(2)ブラックパールスL顔
料(モーベイケミカル社)、2.5g;(3)ヘリオゲンブ
ルーN7010、5g;(4)ブラックパールスL、5g;(5)
ヘリオゲンブルーN7010、10g;(6)ブラックパールス
L、10g;(7)ヘリオゲンブルーN7010、15g;(8)ブ
ラックパールスL、15g;(9)ヘリオゲンブルーN701
0、25g;およびブラックパールスL、25g。これらの現像
を実施例11で述べた方法でシアンおよびブラック像を形
成させるのに用いて実施例11の結果と実質的に同様の結
果を得た。
〔実施例 14〕 ホットメルトはがし層コーティング用調製物を、30g
のエポレンC−16、10gのカンデリラワックス、および1
0gのニュジョールを約120℃に10分間機械的に混合させ
ながら加熱することによって調製した。透明溶融混合物
(その各成分は互いに完全に相溶制である)を機械的攪
拌を続けながら冷却して混合物の均質性を維持した。次
に、周囲温度で、白色固形物をホットメルトコーティン
グ用途の小片に切断した。
0.92ミル(23.4μm)のアルミニウム処理マイラーを
130℃に加熱した真空プレート上に置き、0.5ミル(12.7
μm)のバードアプリケーター棒を加熱表面上に置き70
℃以上の温度に到達せしめた。上記で調製した切断混合
物をマイラー表面上に供給し溶融させ、その後、マイラ
ー上で0.5ミル(12.7μm)の均一な厚さでバードアプ
リケーターを溶融材料上に引延すことによって拡散させ
た。マイラーをその後真空プレートから取り出す。塗布
した液体膜はマイラー表面に良好に付着した透明な展性
のあるフィルムを形成した。この層の誘電性をその表面
を+500ボルトにスコロトロンによって帯電させ次いで
減圧減衰を時間の関数として測定することにより測定し
た。漏れ率は約5ボルト/秒であった。この透明膜をそ
の後アルミニウム処理マイラーからゼロックスシリーズ
10スムーズ紙に紙の裏に当てた143℃にセットしたフラ
ットアイロンを用いて加熱加圧により転写した。
〔実施例 15〕 追加のホットメルト調製物を実施例14の方法により調
製したが、種々のワックスをカンデリラワックスの代り
に用い、ある場合にはオレイン酸をニュジョールの代り
に用いた。ワックスの量は10〜30重量%の間で変化さ
せ、添加剤(オレイン酸またはニュジョール)は5〜10
重量%の間で変化させた。ホットメルト調製物の特定の
例は次のとおりである: 1. 30gのエポレンC−16、10gのパラフィンワックス
(融点71゜F(21.7℃))、および10gのニュジョール 2. 35gのエポレンC−16、5gのパラフィンワックス
(融点71゜F(21.7℃))、および10gのニュジョール 3. 30gのエポレンC−16、10gのパラフィンワックス
(融点71゜F(21.7℃))、および10gのオレイン酸 4. 30gのエポレンC−16、10gのマイクロクリスタリン
ワックスC、および10gのオレイン酸 5. 35gのエポレンC−16、5gのマイクロクリスタリン
ワックスC、および10gのニュジョール 6. 30gのエポレンC−16、10gのマイクロクリスタリン
ワックスC、および10gのオレイン酸 7. 30gのエポレンC−16、10gのコンコードワックス50
00、および10gのニュジョール 8. 35gのエポレンC−16、5gのコンコードワックス500
0、および10gのニュジョール 9. 30gのエポレンC−16、10gのコンコードワックス50
00、および10gのオレイン酸 10.32.5gのエポレンC−16、7.5gのコンコードワックス
5000、および10gのニュジョール 11.25gのエポレンC−16、15gのコンコードワックス500
0、および10gのニュジョール 12.35gのエポレンC−16、10gのコンコードワックス500
0、および5gのニュジョール 13.27.5gのエポレンC−16、17.5gのコンコードワック
ス5000、および5gのニュジョール 各種コーティングの誘電特性はワックスと油の選択に
より影響される。ニュジョールを含有するコーティング
はオレイン酸を含有するコーティングに比し優れた誘電
特性を示す。外観と転写挙動に関しての好ましい調製物
は15%〜30%のコンコードワックスと5%〜10%のニュ
ジョールをエポレンC−16と組合せて含有する。
〔実施例 16〕 実施例15の各調製物7、8、10、11、12および13を含
有する各追加のホットメルトはがし層コーティング調製
物を、340gのトルエンを3/16″(4.76mm)のステンレス
スチール球を含むモデル01ユニオンプロセスラボラトリ
ーアトライターに加えることによって調製した。この攪
拌混合物に50gの実施例15から選んだ調製物を加えた。
次いで、得られた溶液を95℃に加熱し、この温度で均質
な溶液を得た。その後、アトライターに追加の160gのト
ルエンを入れ、溶液の温度を70℃に低下させた。約2時
間後、溶液をアトライターから取り出し725gのトルエン
で希釈した。続いて、0.45gのレシチン(フィッシャー
サイエンティフィック社より入手できる負帯電調節剤)
を希釈溶液に加え、その後、攪拌して帯電調節剤を完全
に混合させた。帯電調節剤を含有するスラリーを少なく
とも24時間放置して電荷安定を確定した。
その後、スコロトロンを用いて500ボルトの正電荷を
1ミル(25.4μm)厚のアルミニウム処理マイラーシー
ト含む像形成部材上に付与した。この“潜像”(像領域
全体をカバーする)を上記で調製した透明現像剤でこの
現像剤を上記像形成部材にロール現像アプリケーターで
供給することによって現像した。得られたコーティング
(約3ミクロン厚)をその後乾燥させた。このコーティ
ングを滑らかな平坦紙に約100psi(7.03kg/cm2)の圧力
を有するコンプライアント圧力ニップ中でコーティング
を120℃に加熱しながら転写させて上記コーティングの
紙への一体化フィルムとしての完全な転写を得た。
〔実施例 17〕 実施例15の各調製物7、8、10、11、12および13を含
有する追加のホットメルトはがし層コーティング調製物
を、340gのトルエンを3/16″(4.76mm)のステンレス・
スチール球を含むモデル01ユニオンプロセスラボラトリ
ーアトライターに加えることによって調製した。この攪
拌混合物に実施例15から選んだ50gの調製物を加えた。
次いで、得られた混合物を95℃に加熱し、この温度で均
質な溶液を得た。アトライターにその後追加の160gのト
ルエンを入れ、混合物の温度をアトライター羽根板速度
を250rpmから約550rpmに上昇させながら周囲温度に低下
させた。冷却により、物質は沈降し、その後、沈降粒子
の粒度をアトライター内の粉砕活動により約1ミクロン
に減じた。約2時間後、粒子のスラリーをアトライター
から取り出し、スチールボールから分離し、次いで、72
5gのトルエンで希釈した。続いて、0.45gのレシチン
(フィッシャーサイエンティフィック社より入手できる
負帯電調節剤)を希釈スラリーに加え、その後、攪拌し
て帯電調節剤を完全に混合させた。次いで、帯電調節剤
を含有するスラリーを少なくとも24時間放置して電荷安
定を確実にした。
その後、スコロトロンを用いて500ボルトの正電荷を
1ミル(25.4μm)厚のアルミニウム処理マイラーシー
トを含む像形成部材上に付与した。この“潜像”(像領
域全体をカバーする)を上記で調製した透明現像剤でこ
の現像剤を上記像形成部材にロール現像アプリケーター
で供給することによって現像した。得られたコーティン
グ(約3ミクロン厚)をその後乾燥させた。このコーテ
ィングを滑らかな平坦紙に約100psi(7.03kg/cm2)の圧
力を有するコンプライアント圧力ニップ中でコーティン
グを120℃に加熱しながら転写させて上記コーティング
の紙への一体化フィルムとしての完全な転写を得た。
〔実施例 18〕 第5図で例示したような像形成試験装置に1ミル(2
5.4μm)厚のアルミニウム処理マイラーポリエステル
を含む像形成部材を装備させた。続いて、第1の正帯電
潜像を上記像形成部材上にイオノグラフ記録ヘッドによ
り発生させた。この第1像を、90重量%のアイソパール
Gと10%のアイソパールVを含む液体ベヒクル、約20重
量%のジアリライドイエロー顔料と約80重量%のプリオ
ライトOMS樹脂(グッドイヤータイヤアンドラバー社よ
り入手できるビニルトルエンアクリルコポリマー)を含
み現像剤の約1.5重量%の量のイエロートナー粒子、お
よび現像剤固形分の約0.5重量%の量のOLOA1200を含む
負帯電イエロー液体現像剤で現像した。続いて、第1像
が乾燥したとき、第2の正帯電潜像を上記像形成部材上
の第1現像上に同じ方法で発生させ、90重量%のアイソ
パールGと10重量%のアイソパールVを含む液体ベヒク
ル、約15重量%のホスタパームピンクE顔料と約85重量
%のプリオライトOMS樹脂(グッドイヤータイヤーアン
ドラバー社より入手できるビニルトルエンアクリルコポ
リマー)とを含み現像剤の約1.5重量%の量のマゼンタ
トナー粒子、および現像剤固形分の約0.5重量%の量のO
LOA1200を含む負帯電マゼンタ液体現像剤で現像した。
次に、第3の正帯電像を同じ方法で発生させ、90重量%
のアイソパールGと10重量%のアイソパールVを含む液
体ベヒクル、約10重量%のスダンブルーOS顔料と約90重
量%のプリオライトOMS樹脂(グッドイヤータイヤアン
ドラバー社より入手できるビニルトルエンアクリルコポ
リマー)を含み現像剤の約1.5重量%の量のシアントナ
ー粒子、および現像剤固形分の約0.5重量%の量のOLOA1
200を含む負帯電シアン液体現像剤で現像した。次い
で、全形成像を、ゼロックス4024紙に、この紙を上記像
形成部材と接触させ紙と像形成部材を約100psi(7.03kg
/cm2)で5インチ(12.7cm)/秒の速度と約135℃の温
度で1/4インチ(6.35mm)圧力ニップに通すことによっ
て転写した。現像はバックグラウンドの汚れのない高品
質と解像力および3原色カラーの優れた見当を有してお
り、紙に完全に転写した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に適する1つの装置配列を図式的
に示す。 第2図は本発明の方法に適するもう1つの装置配列を図
式的に示す。 第3図は1つのカラーの像をもう1つのカラーの追加の
像の形成と現像後にはがし層に定着させる本発明方法に
適するもう1つの装置配列を図式的に示す。 第4図ははがし層を像形成手段の領域であってこの領域
に相応する潜像を形成させこの潜像を透明ワックストナ
ーで現像することにより像形成される領域に選択的に付
着させる本発明方法に適する1つの装置配列を図式的に
示す。 第5図は像形成手段上に形成させた潜像をはく離剤を含
有する現像剤で現像する本発明方法に適する1つの装置
配列を示す。 第6図は本発明方法で像形成させる像の一例を示す。 第7図はその潜像または“マスク”を示す。 1……像形成手段、 2a,2b,2c……引張りロール、 5……アプリケーター手段、 6……はがし層、 7,7a,7b,7c,7d……イオノグラフ記録ヘッド、 9,9a,9b,9c,9d……液体現像ステーション、 11,11a,11b,11c,11d……余剰液除去手段、 13,13a,13b,13c,13d……電荷中和手段、 15……基体、 17……圧力ロール、 19……クリーニング手段、 21,23,25,27……定着手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ジェラルド エイ ドモト アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニュ ーヨーク ブライアクリフ マナー ス リーピー ハロー ロード 444 (72)発明者 リチャード ジー クリスタル アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94022 ロス アルトス ノッティンガ ム ウェイ 1091 (72)発明者 ステファン ドラッペル カナダ国 エム5エヌ 1エックス4 オンタリオ トロント グレングローヴ アベニュー ウエスト 451 (72)発明者 ジョセフ エム クローリー アメリカ合衆国 カリフォルニア州 モ ーガン ヒル ジャクソン オークス ドライヴ 16525 (72)発明者 ロドニー ビー プルークス アメリカ合衆国 ペンシルバニア州 ダ ウニングトン ロード アイランド ド ライヴ 1215 (72)発明者 ニコラス ケイ シェリドン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 95070 サラトガ ブロックトン レー ン 19285 (72)発明者 ジョン シー ナイツ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 94306 パロ アルト ブライアント ストリート 2607 (72)発明者 ジョン エム レノン アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ニ ューアーク トージア ストリート 35765 (72)発明者 アーロン セレニー アメリカ合衆国 ニューヨーク州 ニュ ーヨーク ブライアクリフ マナー ロ ーカスト ロード 136 (56)参考文献 特開 昭59−75266(JP,A) 特開 昭63−96675(JP,A) 特開 平1−230073(JP,A) 特開 昭64−2066(JP,A) 特開 昭58−187968(JP,A) 特開 昭61−174557(JP,A) 特開 平1−112264(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 13/01 G03G 15/01 - 15/01 117 G03G 13/10 G03G 15/10 - 15/10 117 G03G 13/14 - 13/16 G03G 15/14 - 15/16 103 G03G 15/00 115 G03G 21/00 350 - 354

Claims (18)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】作動関係において、 a.像形成手段; b.上記像形成手段に、上記像形成手段に付着する誘電性
    はがし層を形成し得る液体物資を供給する手段; c.上記はがし層上に潜像を発生させるイオノグラフ記録
    手段; d.上記潜像を上記はがし層上で現像する手段;および e.現像した像を含有する上記はがし層を上記像形成手段
    から基体に転写させると同時に上記現像した像を含有す
    るはがし層の基体に定着させる手段 とを含む像形成装置であって、上記像形成手段に、はが
    し層を供給する手段が、 A.現像した像が形成される上記像形成手段の領域にほぼ
    対応する形状で、上記像形成手段に潜像を形成する手
    段;および B.像形成手段上の上記潜像を、液体はがし層物質ととも
    に現像し、現像した像が形成される領域のみにはがし層
    を形成させる手段 を含む装置。
  2. 【請求項2】手段Bの潜像現像手段が、液体状態で導電
    性の液体はがし層物質を供給するグラビアロールを含
    み、はがし層物質が、潜像を含む像形成手段の領域にの
    み選択的に引き寄せられる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】手段Bの潜像現像手段が、透明液体トナー
    で潜像を現像し得る液体現像装置を含む請求項1記載の
    装置。
  4. 【請求項4】手段Bの潜像現像手段が、透明乾燥トナー
    で潜像を現像し得る乾燥現像装置と、透明乾燥トナーを
    像形成手段に定着する装置とを含む請求項1記載の装
    置。
  5. 【請求項5】作動関係において、 a.像形成手段; b.上記像形成手段に、上記像形成手段に付着する誘電性
    はがし層を形成し得る液体物質を供給する手段; c.各々が、 i.上記はがし層上に潜像を発生させるイオノグラフ記録
    手段、および ii.上記潜像を上記はがし層上で現像する手段 を含む複数のステーション;および d.現像した像を含有する上記はがし層を上記像形成手段
    から基体へ転写すると同時に上記現像した像を含有する
    はがし層を基体に定着させる手段 とを含む像形成装置であって、上記像形成手段に、はが
    し層を供給する手段が、 A.現像した像が形成される上記像形成手段の領域にほぼ
    対応する形状で、上記像形成手段に潜像を形成する手
    段;および B.像形成手段上の上記潜像を、液体はがし層物質ととも
    に現像し、現像した像が形成される領域のみにはがし層
    を形成させる手段 を含む装置。
  6. 【請求項6】手段Bの潜像現像手段が、液体状態で導電
    性の液体はがし層物質を供給するグラビアロールを含
    み、はがし層物質が、潜像を含む像形成手段の領域にの
    み選択的に引き寄せられる請求項5記載の装置。
  7. 【請求項7】手段Bの潜像現像手段が、透明液体トナー
    で潜像を現像し得る液体現像装置を含む請求項5記載の
    装置。
  8. 【請求項8】手段Bの潜像現像手段が、透明乾燥トナー
    で潜像を現像し得る乾燥現像装置を含み、かつ像形成装
    置が、透明な像を像形成手段に定着する手段を含む請求
    項5記載の装置。
  9. 【請求項9】像形成手段を用い;この像形成手段に、こ
    の像形成手段に付着する誘電性はがし層を形成し得る液
    体物質を供給し;上記はがし層上に潜像をイオノグラフ
    記録手段により形成させ;この潜像を現像し;基体を上
    記はがし層に接触させ;現像した像を含有する上記はが
    し層を上記像形成手段から基体に転写させると同時に上
    記現像した像を含有するはがし層を基体に定着させるこ
    とを含む像形成方法であって、基体への転写の際にはが
    し層が分割し、現像された像を含むはがし層の部分が基
    体に転写され、現像された像を含まないはがし層の部分
    が転写後、像形成手段上に残存することを特徴とする方
    法。
  10. 【請求項10】現像された像を含むはがし層の部分の基
    体への転写が、はがし層を少なくともその融点温度まで
    加熱することにより補助され、はがし層の少なくとも一
    部が少なくともその融点温度にある間に基体が像形成手
    段から分離される請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】像形成手段を用い;この像形成手段に、
    この像形成手段に付着する誘電性はがし層を形成し得る
    液体物質を供給し;上記はがし層上に潜像をイオノグラ
    フ記録手段により形成させ;この潜像を現像し;基体を
    上記はがし層に接触させ;現像した像を含有する上記は
    がし層を上記像形成手段から基体に転写させると同時に
    上記現像した像を含有するはがし層を基体に定着させる
    ことを含む像形成方法であって、像が形成される領域に
    対応する像形成手段の上に、潜像を形成し、この潜像
    を、液体物質を液体状態で導電性にするドパントを含有
    する該液体物質で現像し、次いで液体物質を固化させ、
    像が形成され現像される像形成手段の領域にはがし層を
    形成することにより、はがし層を像形成手段に供給する
    ことを特徴とする方法。
  12. 【請求項12】液体物質が、約100〜約1000ピコモーの
    導電性を液体物質に付与するのに充分な量のドパントを
    含有する請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】液体物質が、グラビアロールで像形成手
    段に適用される請求項11記載の方法。
  14. 【請求項14】像形成手段を用い;この像形成手段に、
    この像形成手段に付着する誘電性はがし層を形成し得る
    液体物質を供給し;上記はがし層上に潜像をイオノグラ
    フ記録手段により形成させ;この潜像を現像し;基体を
    上記はがし層に接触させ;現像した像を含有する上記は
    がし層を上記像形成手段から基体に転写させると同時に
    上記現像した像を含有するはがし層を基体に定着させる
    ことを含む像形成方法であって、像が形成される領域に
    対応する像形成手段の上に、潜像を形成し、この潜像
    を、透明トナーで現像し、次いで、像が形成され現像さ
    れる像形成手段の領域に透明トナーを含有するはがし層
    を形成することにより、はがし層を像形成手段に供給す
    ることを特徴とする方法。
  15. 【請求項15】透明トナーが、液体ベヒクル、帯電調節
    剤、および透明ワックス状材料粒子を含有する液体トナ
    ーである請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】透明ワックス状材料が、ポリアルキレン
    ワックス、カンデリラワックス、ミクロクリスタリンワ
    ックス、パラフィンワックス、加水分解ポリアルキレン
    ワックス、酸化ポリアルキレンワックス、エチレンとア
    クリル酸のコポリマー、コンコルドワックス5000、およ
    びこれらの混合物からなる群から選ばれる請求項15記載
    の方法。
  17. 【請求項17】透明トナーが乾燥トナーであり、透明乾
    燥トナー像が像形成手段に定着される請求項14記載の方
    法。
  18. 【請求項18】乾燥トナーが、ポリアルキレンワック
    ス、カンデリラワックス、ミクロクリスタリンワック
    ス、パラフィンワックス、加水分解ポリアルキレンワッ
    クス、酸化ポリアルキレンワックス、エチレンとアクリ
    ル酸のコポリマー、コンコルドワックス5000、およびこ
    れらの混合物からなる群から選ばれる請求項17記載の方
    法。
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