JP2000131360A - 簡易電界強度測定システム - Google Patents
簡易電界強度測定システムInfo
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- JP2000131360A JP2000131360A JP10308104A JP30810498A JP2000131360A JP 2000131360 A JP2000131360 A JP 2000131360A JP 10308104 A JP10308104 A JP 10308104A JP 30810498 A JP30810498 A JP 30810498A JP 2000131360 A JP2000131360 A JP 2000131360A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＧＰＳ電波の受信が不可能な場所や地域でも
現在位置が把握できると共に、測定する間隔を測定者が
任意に選択し、電界強度測定器から得たデータに対する
統計処理を行うことができる簡易電界強度測定システム
を提供する。 【解決手段】 測定対象チャネルの電界強度データと、
衛星からのＧＰＳ電波を受信して測定地点の緯度・経度
を示す位置データに基づき、測定地点の位置測定データ
を得る簡易電界強度測定システムにおいて、ＧＰＳ電波
の受信が不可能な場所における現在位置の位置データを
算出する位置データ算出装置１３を有する。また、位置
データ算出装置１３により得られた走行距離及び現在時
刻に基づき、任意に指定した一定間隔毎に、電界強度デ
ータの処理を行う電界強度測定器制御部２４、電界強度
データを高い値から低い値へ順番に並べ、電界強度デー
タの所定割合を求める統計処理を行う統計処理演算部２
５を有する。
現在位置が把握できると共に、測定する間隔を測定者が
任意に選択し、電界強度測定器から得たデータに対する
統計処理を行うことができる簡易電界強度測定システム
を提供する。 【解決手段】 測定対象チャネルの電界強度データと、
衛星からのＧＰＳ電波を受信して測定地点の緯度・経度
を示す位置データに基づき、測定地点の位置測定データ
を得る簡易電界強度測定システムにおいて、ＧＰＳ電波
の受信が不可能な場所における現在位置の位置データを
算出する位置データ算出装置１３を有する。また、位置
データ算出装置１３により得られた走行距離及び現在時
刻に基づき、任意に指定した一定間隔毎に、電界強度デ
ータの処理を行う電界強度測定器制御部２４、電界強度
データを高い値から低い値へ順番に並べ、電界強度デー
タの所定割合を求める統計処理を行う統計処理演算部２
５を有する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易電界強度測定
システムに関し、特に、移動通信システムのサービスエ
リア調査等のため電界強度マップを作成する際に用いら
れる簡易電界強度測定システムに関する。
システムに関し、特に、移動通信システムのサービスエ
リア調査等のため電界強度マップを作成する際に用いら
れる簡易電界強度測定システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】電界強度を測定するための装置として、
例えば、特開平８−５６２０２号公報に記載された電界
強度測定装置が知られている。
例えば、特開平８−５６２０２号公報に記載された電界
強度測定装置が知られている。
【０００３】この従来の電界強度測定装置は、測定対象
チャネルの電界強度を測定して電界強度データを出力す
る電界強度測定手段と、衛星からのＧＰＳ（ｇｌｏｂａ
ｌｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ）電波を受信
して測定地点の緯経度を示す位置データを出力する衛星
航法計測手段と、電界強度データおよび位置データをそ
れぞれデータ記録し再生するデータ記録再生手段と、測
定地域の地図情報を予め記憶している地図情報記憶手段
と、表示手段とを有している。
チャネルの電界強度を測定して電界強度データを出力す
る電界強度測定手段と、衛星からのＧＰＳ（ｇｌｏｂａ
ｌｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ ｓｙｓｔｅｍ）電波を受信
して測定地点の緯経度を示す位置データを出力する衛星
航法計測手段と、電界強度データおよび位置データをそ
れぞれデータ記録し再生するデータ記録再生手段と、測
定地域の地図情報を予め記憶している地図情報記憶手段
と、表示手段とを有している。
【０００４】そして、表示手段は、データ記憶再生手段
が再生した電界強度データおよび位置データ並びに地図
情報記憶手段から読み出した地図情報をそれぞれ受け、
この地図情報に応じて測定地域の地図を表示すると共
に、位置データが示す地図上の位置に電界強度データが
示す電界強度値を表示する。これにより、測定地点の位
置を示す位置データの精度を向上させることができる。
が再生した電界強度データおよび位置データ並びに地図
情報記憶手段から読み出した地図情報をそれぞれ受け、
この地図情報に応じて測定地域の地図を表示すると共
に、位置データが示す地図上の位置に電界強度データが
示す電界強度値を表示する。これにより、測定地点の位
置を示す位置データの精度を向上させることができる。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電界強
度を測定する地点は、木や建物の物陰或いはトンネル内
等も含まれ、必ずしもＧＰＳ電波の受信が可能な場所ば
かりとは限らないことから、現在位置をＧＰＳ電波のみ
で把握している従来の電界強度測定装置によっては、Ｇ
ＰＳ電波の受信が不可能な場所の場合、現在位置の把握
ができなかった。
度を測定する地点は、木や建物の物陰或いはトンネル内
等も含まれ、必ずしもＧＰＳ電波の受信が可能な場所ば
かりとは限らないことから、現在位置をＧＰＳ電波のみ
で把握している従来の電界強度測定装置によっては、Ｇ
ＰＳ電波の受信が不可能な場所の場合、現在位置の把握
ができなかった。
【０００６】また、従来の電界強度測定装置は、走行距
離を把握する手段及び時間を把握する手段を有していな
いことから、一定距離間毎或いは一定時間毎に測定する
等、測定する地点の間隔を設定することができなかっ
た。
離を把握する手段及び時間を把握する手段を有していな
いことから、一定距離間毎或いは一定時間毎に測定する
等、測定する地点の間隔を設定することができなかっ
た。
【０００７】更に、従来の電界強度測定装置は、電界強
度測定データを統計処理する手段を有していないことか
ら、電界強度測定器からのデータを記録するだけであっ
て、例えば、１０％値、５０％値、９０％値を算出する
等の統計処理を行うことができなかった。
度測定データを統計処理する手段を有していないことか
ら、電界強度測定器からのデータを記録するだけであっ
て、例えば、１０％値、５０％値、９０％値を算出する
等の統計処理を行うことができなかった。
【０００８】本発明の目的は、ＧＰＳ電波の受信が不可
能な場所や地域でも現在位置が把握できると共に、測定
する間隔を測定者が任意に選択し、電界強度測定器から
得たデータに対する統計処理を行うことができる簡易電
界強度測定システムを提供することである。
能な場所や地域でも現在位置が把握できると共に、測定
する間隔を測定者が任意に選択し、電界強度測定器から
得たデータに対する統計処理を行うことができる簡易電
界強度測定システムを提供することである。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る簡易電界強度測定システムは、測定対
象チャネルの電界強度データと、衛星からのＧＰＳ電波
を受信して測定地点の緯度・経度を示す位置データに基
づき、前記測定地点の位置測定データを得る簡易電界強
度測定システムにおいて、前記ＧＰＳ電波の受信が不可
能な場所における現在位置の位置データを算出する位置
データ算出手段を有することを特徴としている。
め、本発明に係る簡易電界強度測定システムは、測定対
象チャネルの電界強度データと、衛星からのＧＰＳ電波
を受信して測定地点の緯度・経度を示す位置データに基
づき、前記測定地点の位置測定データを得る簡易電界強
度測定システムにおいて、前記ＧＰＳ電波の受信が不可
能な場所における現在位置の位置データを算出する位置
データ算出手段を有することを特徴としている。
【００１０】上記構成を有することにより、測定対象チ
ャネルの電界強度データと、衛星からのＧＰＳ電波を受
信して測定地点の緯度・経度を示す位置データ、及び位
置データ算出手段により算出されたＧＰＳ電波の受信が
不可能な場所における現在位置の位置データに基づき、
測定地点の位置測定データを得る。これにより、ＧＰＳ
電波の受信が不可能な場所や地域でも現在位置が把握で
きる。
ャネルの電界強度データと、衛星からのＧＰＳ電波を受
信して測定地点の緯度・経度を示す位置データ、及び位
置データ算出手段により算出されたＧＰＳ電波の受信が
不可能な場所における現在位置の位置データに基づき、
測定地点の位置測定データを得る。これにより、ＧＰＳ
電波の受信が不可能な場所や地域でも現在位置が把握で
きる。
【００１１】また、電界強度測定制御手段を有すること
により、前記位置データ算出手段で得られた走行距離及
び現在時刻に基づき、任意に指定した一定間隔毎に、電
界強度データの処理が行われるので、測定する間隔を測
定者が任意に選択することができる。
により、前記位置データ算出手段で得られた走行距離及
び現在時刻に基づき、任意に指定した一定間隔毎に、電
界強度データの処理が行われるので、測定する間隔を測
定者が任意に選択することができる。
【００１２】また、統計処理演算手段を有することによ
り、前記電界強度データを高い値から低い値へ順番に並
べ、前記電界強度データの所定割合を求める統計処理が
行われるので、電界強度測定手段から得たデータに対す
る統計処理を行うことができる。
り、前記電界強度データを高い値から低い値へ順番に並
べ、前記電界強度データの所定割合を求める統計処理が
行われるので、電界強度測定手段から得たデータに対す
る統計処理を行うことができる。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
て図面を参照して説明する。
【００１４】図１は、本発明の実施の形態に係る簡易電
界強度測定システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図１に示すように、簡易電界強度測定システム１０
は、電界強度測定器１１、電界強度測定器用受信アンテ
ナ１２、位置データ算出装置１３、ＧＰＳ用受信アンテ
ナ１４、コンピュータ１５、及びプリンタ１６等のデー
タ出力装置を有している。このコンピュータ１５は、例
えばパーソナルコンピュータが用いられ、ハードディス
ク（図示しない）を内蔵すると共に、表示手段としてデ
ィスプレイ１７を備えている。
界強度測定システムの概略構成を示すブロック図であ
る。図１に示すように、簡易電界強度測定システム１０
は、電界強度測定器１１、電界強度測定器用受信アンテ
ナ１２、位置データ算出装置１３、ＧＰＳ用受信アンテ
ナ１４、コンピュータ１５、及びプリンタ１６等のデー
タ出力装置を有している。このコンピュータ１５は、例
えばパーソナルコンピュータが用いられ、ハードディス
ク（図示しない）を内蔵すると共に、表示手段としてデ
ィスプレイ１７を備えている。
【００１５】電界強度測定器１１は、電界強度測定器用
受信アンテナ１２を介して指定周波数の電界強度を一定
回数測定し、測定結果をコンピュータ１５へ出力する。
位置データ算出装置１３は、ＧＰＳ用受信アンテナ１４
を介して複数のＧＰＳ電波を受信し、測定地点の緯度・
経度を算出する。なお、位置データ算出装置１３は、方
位センサと加速度センサを有しており、ＧＰＳ受信が不
可能なときは、各センサから得たデータにより緯度・経
度、走行距離を算出し、現在位置の位置データとしてコ
ンピュータ１５へ出力する。
受信アンテナ１２を介して指定周波数の電界強度を一定
回数測定し、測定結果をコンピュータ１５へ出力する。
位置データ算出装置１３は、ＧＰＳ用受信アンテナ１４
を介して複数のＧＰＳ電波を受信し、測定地点の緯度・
経度を算出する。なお、位置データ算出装置１３は、方
位センサと加速度センサを有しており、ＧＰＳ受信が不
可能なときは、各センサから得たデータにより緯度・経
度、走行距離を算出し、現在位置の位置データとしてコ
ンピュータ１５へ出力する。
【００１６】電界強度測定器１１から送出された一定個
数の電界値は、コンピュータ１５による統計処理を行っ
て１０％値、５０％値、９０％値とし、位置データと統
合してコンピュータ１５内のハードディスクに記録す
る。また、電界強度の測定中、ディスプレイ１７上の地
図には測定地点の表示が行われるので、例えば自動車に
搭載した簡易電界強度測定システム１０は、カーナビゲ
ーションとして使用することができる。
数の電界値は、コンピュータ１５による統計処理を行っ
て１０％値、５０％値、９０％値とし、位置データと統
合してコンピュータ１５内のハードディスクに記録す
る。また、電界強度の測定中、ディスプレイ１７上の地
図には測定地点の表示が行われるので、例えば自動車に
搭載した簡易電界強度測定システム１０は、カーナビゲ
ーションとして使用することができる。
【００１７】データ表示を行う場合は、統合して記録さ
れた位置データ及び電界値の再生処理を行って、測定結
果をディスプレイ１７上の地図に複数の色点で表示す
る。表示される色点の電界値範囲は、任意に設定するこ
とができ、ＩＤ（ｉｄｅｎｔｉｔｙ）番号若しくは電界
値を合わせて表示することも可能である。また、地図と
並べてデータを、ディスプレイ１７上に表示することが
できると共に、データ出力装置１６へ出力することも可
能である。
れた位置データ及び電界値の再生処理を行って、測定結
果をディスプレイ１７上の地図に複数の色点で表示す
る。表示される色点の電界値範囲は、任意に設定するこ
とができ、ＩＤ（ｉｄｅｎｔｉｔｙ）番号若しくは電界
値を合わせて表示することも可能である。また、地図と
並べてデータを、ディスプレイ１７上に表示することが
できると共に、データ出力装置１６へ出力することも可
能である。
【００１８】図２は、図１の簡易電界強度測定システム
を車載用測定システムに応用した例を示す機能ブロック
図である。図２に示すように、簡易電界強度測定システ
ム１０を車載用測定システムに応用する場合、電界強度
測定器１１、位置データ算出装置１３及びコンピュータ
１５を自動車内に備え、電界強度測定器用受信アンテナ
１２及びＧＰＳ用受信アンテナ１４を自動車の屋根等に
取り付ける。この簡易電界強度測定システム１０によ
り、例えば、移動通信システムのサービスエリア調査等
のための電界強度マップを作成する。
を車載用測定システムに応用した例を示す機能ブロック
図である。図２に示すように、簡易電界強度測定システ
ム１０を車載用測定システムに応用する場合、電界強度
測定器１１、位置データ算出装置１３及びコンピュータ
１５を自動車内に備え、電界強度測定器用受信アンテナ
１２及びＧＰＳ用受信アンテナ１４を自動車の屋根等に
取り付ける。この簡易電界強度測定システム１０によ
り、例えば、移動通信システムのサービスエリア調査等
のための電界強度マップを作成する。
【００１９】位置データ算出装置１３は、ＧＰＳ受信器
１８、方位センサ１９、加速度センサ２０、及び位置情
報演算部２１を有し、ＧＰＳ受信器１８には、ＧＰＳ用
受信アンテナ１４を介してＧＰＳ電波が入力し、位置情
報演算部２１には、ＧＰＳ受信器１８、方位センサ１９
及び加速度センサ２０からの出力情報が入力する。コン
ピュータ１５は、位置データ算出装置１３から出力され
た位置情報に基づき、測定地点の位置を示す測定データ
を得るための演算処理を行う。
１８、方位センサ１９、加速度センサ２０、及び位置情
報演算部２１を有し、ＧＰＳ受信器１８には、ＧＰＳ用
受信アンテナ１４を介してＧＰＳ電波が入力し、位置情
報演算部２１には、ＧＰＳ受信器１８、方位センサ１９
及び加速度センサ２０からの出力情報が入力する。コン
ピュータ１５は、位置データ算出装置１３から出力され
た位置情報に基づき、測定地点の位置を示す測定データ
を得るための演算処理を行う。
【００２０】上記構成を有する車載用測定システムにお
いて、先ず、操作入出力部２２での入力操作により、測
定周波数、単位、測定間隔（時間、距離）、天候、コメ
ント等の各種測定条件を入力する。各種測定条件を入力
することにより、ＣＰＵ（ｃｅｎｔｒａｌ ｐｒｏｃｅ
ｓｓｉｎｇ ｕｎｉｔ）２３を介して、電界強度測定器
制御部２４から電界強度測定器１１へ設定データを送出
し、電界強度測定器１１の設定を行う。
いて、先ず、操作入出力部２２での入力操作により、測
定周波数、単位、測定間隔（時間、距離）、天候、コメ
ント等の各種測定条件を入力する。各種測定条件を入力
することにより、ＣＰＵ（ｃｅｎｔｒａｌ ｐｒｏｃｅ
ｓｓｉｎｇ ｕｎｉｔ）２３を介して、電界強度測定器
制御部２４から電界強度測定器１１へ設定データを送出
し、電界強度測定器１１の設定を行う。
【００２１】測定は、操作入出力部２２から測定開始指
示命令を入力することにより、開始することができる。
測定開始により、測定地点の位置データを求めるため、
位置データ算出装置１３は、ＧＰＳ用受信アンテナ１４
を介して複数のＧＰＳ電波を受信する。受信された複数
のＧＰＳ電波は、ＧＰＳ受信器１８に入力し、ＧＰＳ受
信器１８から、測定地点の緯度・経度データ及び絶対時
刻データが、位置情報演算部２１へ出力される。合わせ
て、自動車の移動方向を検知する方位センサ１９及び自
動車の速度を検知する加速度センサ２０のそれぞれか
ら、移動方向データ及び速度データが位置情報演算部２
１へ出力される。
示命令を入力することにより、開始することができる。
測定開始により、測定地点の位置データを求めるため、
位置データ算出装置１３は、ＧＰＳ用受信アンテナ１４
を介して複数のＧＰＳ電波を受信する。受信された複数
のＧＰＳ電波は、ＧＰＳ受信器１８に入力し、ＧＰＳ受
信器１８から、測定地点の緯度・経度データ及び絶対時
刻データが、位置情報演算部２１へ出力される。合わせ
て、自動車の移動方向を検知する方位センサ１９及び自
動車の速度を検知する加速度センサ２０のそれぞれか
ら、移動方向データ及び速度データが位置情報演算部２
１へ出力される。
【００２２】これらのデータを受けた位置情報演算部２
１は、移動方向データ及び速度データから算出した緯度
・経度データ、走行距離データ及び現在時刻データを、
電界強度測定器制御部（電界強度測定制御手段）２４、
統計処理演算部２５、記録データ生成部２６及び地図表
示データ再生処理部２７へ出力する。
１は、移動方向データ及び速度データから算出した緯度
・経度データ、走行距離データ及び現在時刻データを、
電界強度測定器制御部（電界強度測定制御手段）２４、
統計処理演算部２５、記録データ生成部２６及び地図表
示データ再生処理部２７へ出力する。
【００２３】この位置データ算出装置１３は、ＧＰＳ受
信器１８に加えて、方位センサ１９及び加速度センサ２
０を備えていることにより、電界強度を測定する地点
が、木や建物の物陰或いはトンネル内等のＧＰＳ電波の
受信が不可能な場所であっても、現在位置を算出するこ
とができる。
信器１８に加えて、方位センサ１９及び加速度センサ２
０を備えていることにより、電界強度を測定する地点
が、木や建物の物陰或いはトンネル内等のＧＰＳ電波の
受信が不可能な場所であっても、現在位置を算出するこ
とができる。
【００２４】次に、自動車を走行させ測定を開始する
と、位置データ算出装置１３からのデータに基づき電界
強度測定器制御部２４は、測定開始前に設定した測定間
隔の時間若しくは距離になった時点で、電界強度測定器
１１へ一定数の測定指示を送出する。これを受けた電界
強度測定器１１は、指示に基づく測定を行い、その結果
の電界値データを統計処理演算部２５へ出力する。即
ち、電界強度測定器制御部２４は、位置データ算出装置
１３により得られた走行距離及び現在時刻に基づき、任
意に指定した一定間隔毎に電界強度データの処理を行
う。
と、位置データ算出装置１３からのデータに基づき電界
強度測定器制御部２４は、測定開始前に設定した測定間
隔の時間若しくは距離になった時点で、電界強度測定器
１１へ一定数の測定指示を送出する。これを受けた電界
強度測定器１１は、指示に基づく測定を行い、その結果
の電界値データを統計処理演算部２５へ出力する。即
ち、電界強度測定器制御部２４は、位置データ算出装置
１３により得られた走行距離及び現在時刻に基づき、任
意に指定した一定間隔毎に電界強度データの処理を行
う。
【００２５】統計処理演算部２５では、受け取った電界
値を高い値から低い値へと順番に並びを替え、統計処理
によってそれぞれの電界値の１０％値、５０％値、９０
％値を算出する。算出後、測定した位置である緯度・経
度データと時刻データを統合して、統合データを記録デ
ータ生成部２６へ出力する。記録データ生成部２６は、
入力した統合データをデータベースの形に生成し、測定
された電界強度データの測定結果を記憶するデータ記憶
部２８に保存する。
値を高い値から低い値へと順番に並びを替え、統計処理
によってそれぞれの電界値の１０％値、５０％値、９０
％値を算出する。算出後、測定した位置である緯度・経
度データと時刻データを統合して、統合データを記録デ
ータ生成部２６へ出力する。記録データ生成部２６は、
入力した統合データをデータベースの形に生成し、測定
された電界強度データの測定結果を記憶するデータ記憶
部２８に保存する。
【００２６】即ち、コンピュータ１５は、位置データ算
出装置１３らの出力データに基づき、電界強度測定器１
１へ一定数の測定指示を送出し、測定された電界強度デ
ータの処理を行うと共に、電界強度データを高い値から
低い値へ順番に並べ、電界強度データの所定割合を求め
る統計処理を行う演算処理手段として機能する。
出装置１３らの出力データに基づき、電界強度測定器１
１へ一定数の測定指示を送出し、測定された電界強度デ
ータの処理を行うと共に、電界強度データを高い値から
低い値へ順番に並べ、電界強度データの所定割合を求め
る統計処理を行う演算処理手段として機能する。
【００２７】また、地図情報記憶部２９に予め記憶され
ている地図情報データと、位置データ算出装置１３から
送出されてくる位置情報データから、地図表示データ再
生処理部２７で表示処理が行われ、その処理結果に基づ
き、コンピュータ１５のディスプレイ１７に表示された
地図上に、測定地点の表示が行われる。
ている地図情報データと、位置データ算出装置１３から
送出されてくる位置情報データから、地図表示データ再
生処理部２７で表示処理が行われ、その処理結果に基づ
き、コンピュータ１５のディスプレイ１７に表示された
地図上に、測定地点の表示が行われる。
【００２８】測定を終了する場合は、操作入出力部２２
から終了を指示することにより、各部の動作を一時停止
或いは終了させることができる。この測定により得られ
た測定データは、操作入出力部２２からのデータ出力指
示がＣＰＵ２３を介してデ−タ出力部３０に入力するこ
とにより、デ−タ出力部３０おいて、データ記憶部２８
に保存されているデーターベースから読み出されテキス
トデータに変換される。このテキストデータを、外部Ｆ
Ｄ３１若しくはデータ記憶部２８へ出力する。
から終了を指示することにより、各部の動作を一時停止
或いは終了させることができる。この測定により得られ
た測定データは、操作入出力部２２からのデータ出力指
示がＣＰＵ２３を介してデ−タ出力部３０に入力するこ
とにより、デ−タ出力部３０おいて、データ記憶部２８
に保存されているデーターベースから読み出されテキス
トデータに変換される。このテキストデータを、外部Ｆ
Ｄ３１若しくはデータ記憶部２８へ出力する。
【００２９】図３は、図２の車載用測定システムにおい
てデータ表示を行うコンピュータの機能ブロック図であ
る。図３に示すように、コンピュータ１５は、測定地点
の位置を示す測定データをデータ表示するための演算処
理を行う。
てデータ表示を行うコンピュータの機能ブロック図であ
る。図３に示すように、コンピュータ１５は、測定地点
の位置を示す測定データをデータ表示するための演算処
理を行う。
【００３０】先ず、測定データ（テキストデータ）を記
憶している外部ＦＤ３１若しくはデ−タ記憶部２８か
ら、データ入力部３２を介してデータ更新削除処理部３
３に測定データを入力させる。データ更新削除処理部３
３は、入力した測定データ（テキストデータ）を表示用
のデータベースに変換し、データ記憶部２８に記憶させ
る。
憶している外部ＦＤ３１若しくはデ−タ記憶部２８か
ら、データ入力部３２を介してデータ更新削除処理部３
３に測定データを入力させる。データ更新削除処理部３
３は、入力した測定データ（テキストデータ）を表示用
のデータベースに変換し、データ記憶部２８に記憶させ
る。
【００３１】データ表示を行う場合、操作入出力部２２
から、１０％値、５０％値、９０％値のどのデータを表
示するのか、各色点の電界値範囲、ＩＤ番号若しくは電
界値を合わせて表示するのか等の表示条件を設定する。
表示条件設定後に、操作入出力部２２から表示指示が送
出され、ＣＰＵ２３を介して地図表示データ再生処理部
２７に表示指示が入力する。
から、１０％値、５０％値、９０％値のどのデータを表
示するのか、各色点の電界値範囲、ＩＤ番号若しくは電
界値を合わせて表示するのか等の表示条件を設定する。
表示条件設定後に、操作入出力部２２から表示指示が送
出され、ＣＰＵ２３を介して地図表示データ再生処理部
２７に表示指示が入力する。
【００３２】表示指示の入力により、地図表示データ再
生処理部２７において、地図情報記憶部２９に記憶され
ている地図情報データに、データ記憶部２８に記憶され
ている測定データの緯度・経度データを合わせる地図表
示データ再生処理が行われる。この処理の後、地図表示
データ再生処理部２７からディスプレイ１７に処理結果
が出力され、ディスプレイ１７に表示された地図上に測
定結果が表示される。
生処理部２７において、地図情報記憶部２９に記憶され
ている地図情報データに、データ記憶部２８に記憶され
ている測定データの緯度・経度データを合わせる地図表
示データ再生処理が行われる。この処理の後、地図表示
データ再生処理部２７からディスプレイ１７に処理結果
が出力され、ディスプレイ１７に表示された地図上に測
定結果が表示される。
【００３３】また、操作入出力部２２からデータベース
の表示を指示することにより、ディスプレイ１７に、地
図と並べてデータベースの数値データを表示することも
できる。なお、市町村検索処理部３４により、データを
表示したい地域を検索することも可能である。また、デ
ータ出力時は、操作入出力部２２からの指示により、プ
リンタ出力処理部３５において、ディスプレイ１７の地
図上に表示されている測定結果やデータベースの数値デ
ータを、プリンター１６に出力することができる。
の表示を指示することにより、ディスプレイ１７に、地
図と並べてデータベースの数値データを表示することも
できる。なお、市町村検索処理部３４により、データを
表示したい地域を検索することも可能である。また、デ
ータ出力時は、操作入出力部２２からの指示により、プ
リンタ出力処理部３５において、ディスプレイ１７の地
図上に表示されている測定結果やデータベースの数値デ
ータを、プリンター１６に出力することができる。
【００３４】このように、本発明によれば、移動通信シ
ステムのサービスエリア調査等のための電界強度マップ
を作成する電界強度測定装置において、位置データ算出
装置１３を設けたことを特徴としている。この位置デー
タ算出装置１３により、電界強度を測定する地点が、木
や建物の物陰或いはトンネル内等のＧＰＳ電波の受信が
不可能な地域であっても、緯度・経度データ及び走行距
離データから現在位置を算出することができる。このた
め、より高精度な電界強度の測定を簡易に行うことがで
きる。なお、加速度センサを用いることにより、非接続
で距離データを得ることができ、接続作業もなく簡易に
設置することができる。
ステムのサービスエリア調査等のための電界強度マップ
を作成する電界強度測定装置において、位置データ算出
装置１３を設けたことを特徴としている。この位置デー
タ算出装置１３により、電界強度を測定する地点が、木
や建物の物陰或いはトンネル内等のＧＰＳ電波の受信が
不可能な地域であっても、緯度・経度データ及び走行距
離データから現在位置を算出することができる。このた
め、より高精度な電界強度の測定を簡易に行うことがで
きる。なお、加速度センサを用いることにより、非接続
で距離データを得ることができ、接続作業もなく簡易に
設置することができる。
【００３５】また、位置データ算出装置１３から出力さ
れた走行距離及び現在時刻のデータが入力する電界強度
測定器制御部２４を有することにより、操作入出力部２
２から測定者が任意に指定した一定距離間毎若しくは一
定時間毎に、電界強度測定器１１による電界強度データ
の測定、測定データに基づく現在位置データ生成及び現
在位置データ記憶のそれぞれの動作を行うことができ
る。
れた走行距離及び現在時刻のデータが入力する電界強度
測定器制御部２４を有することにより、操作入出力部２
２から測定者が任意に指定した一定距離間毎若しくは一
定時間毎に、電界強度測定器１１による電界強度データ
の測定、測定データに基づく現在位置データ生成及び現
在位置データ記憶のそれぞれの動作を行うことができ
る。
【００３６】更に、統計処理演算部２５を有することに
より、電界強度測定器１１で得られた一定数の電界強度
値を、高い値から低い値へ順番に並び替えて、電界強度
値の１０％値、５０％値、９０％値を求める統計処理を
行うことができる。
より、電界強度測定器１１で得られた一定数の電界強度
値を、高い値から低い値へ順番に並び替えて、電界強度
値の１０％値、５０％値、９０％値を求める統計処理を
行うことができる。
【００３７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測定対象チャネルの電界強度データと、衛星からのＧＰ
Ｓ電波を受信して測定地点の緯度・経度を示す位置デー
タ、及び位置データ算出手段により算出されたＧＰＳ電
波の受信が不可能な場所における現在位置の位置データ
に基づき、測定地点の位置測定データを得るので、ＧＰ
Ｓ電波の受信が不可能な場所や地域でも現在位置が把握
できる。
測定対象チャネルの電界強度データと、衛星からのＧＰ
Ｓ電波を受信して測定地点の緯度・経度を示す位置デー
タ、及び位置データ算出手段により算出されたＧＰＳ電
波の受信が不可能な場所における現在位置の位置データ
に基づき、測定地点の位置測定データを得るので、ＧＰ
Ｓ電波の受信が不可能な場所や地域でも現在位置が把握
できる。
【００３８】また、電界強度測定制御手段を有すること
により、位置データ算出手段により得られた走行距離及
び現在時刻に基づき、任意に指定した一定間隔毎に、電
界強度データの処理が行われるので、測定する間隔を測
定者が任意に選択することができる。
により、位置データ算出手段により得られた走行距離及
び現在時刻に基づき、任意に指定した一定間隔毎に、電
界強度データの処理が行われるので、測定する間隔を測
定者が任意に選択することができる。
【００３９】また、統計処理演算手段を有することによ
り、電界強度データを高い値から低い値へ順番に並べ、
電界強度データの所定割合を求める統計処理が行われる
ので、電界強度測定手段から得たデータに対する統計処
理を行うことができる。
り、電界強度データを高い値から低い値へ順番に並べ、
電界強度データの所定割合を求める統計処理が行われる
ので、電界強度測定手段から得たデータに対する統計処
理を行うことができる。
【図１】本発明の実施の形態に係る簡易電界強度測定シ
ステムの概略構成を示すブロック図である。
ステムの概略構成を示すブロック図である。
【図２】図１の簡易電界強度測定システムを車載用測定
システムに応用した例を示す機能ブロック図である。
システムに応用した例を示す機能ブロック図である。
【図３】図２の車載用測定システムにおいてデータ表示
を行うコンピュータの機能ブロック図である。
を行うコンピュータの機能ブロック図である。
１０ 簡易電界強度測定システム １１ 電界強度測定器 １２ 電界強度測定器用受信アンテナ １３ 位置データ算出装置 １４ ＧＰＳ用受信アンテナ １５ コンピュータ １６ プリンタ １７ ディスプレイ １８ ＧＰＳ受信器 １９ 方位センサ ２０ 加速度センサ ２１ 位置情報演算部 ２２ 操作入出力部 ２３ ＣＰＵ ２４ 電界強度測定器制御部 ２５ 統計処理演算部 ２６ 記録データ生成部 ２７ 地図表示データ再生処理部 ２８ データ記憶部 ２９ 地図情報記憶部 ３０ デ−タ出力部 ３１ 外部ＦＤ ３２ データ入力部 ３３ データ更新削除処理部 ３４ 市町村検索処理部 ３５ プリンタ出力処理部
Claims (6)
- 【請求項１】測定対象チャネルの電界強度データと、衛
星からのＧＰＳ電波を受信して測定地点の緯度・経度を
示す位置データに基づき、前記測定地点の位置測定デー
タを得る簡易電界強度測定システムにおいて、 前記ＧＰＳ電波の受信が不可能な場所における現在位置
の位置データを算出する位置データ算出手段を有するこ
とを特徴とする簡易電界強度測定システム。 - 【請求項２】前記位置データ算出手段は、移動方向デー
タ及び速度データにより現在位置を算出することを特徴
とする請求項１に記載の簡易電界強度測定システム。 - 【請求項３】前記位置データ算出手段により得られた走
行距離及び現在時刻に基づき、任意に指定した一定間隔
毎に前記電界強度データの処理を行う電界強度測定制御
手段を有することを特徴とする請求項１または２に記載
の簡易電界強度測定システム。 - 【請求項４】前記電界強度データを高い値から低い値へ
順番に並べ、前記電界強度データの所定割合を求める統
計処理を行う統計処理演算手段を有することを特徴とす
る請求項１〜３のいずれかに記載の簡易電界強度測定シ
ステム。 - 【請求項５】測定対象チャネルの電界強度を測定して電
界強度データを出力する電界強度測定手段と、 衛星からのＧＰＳ電波を受信して測定地点の現在位置を
算出すると共に、前記ＧＰＳ電波の受信が不可能な場所
における現在位置を算出する位置データ算出手段と、 前記位置データ算出手段からの出力データに基づき、前
記電界強度測定手段へ一定数の測定指示を送出し、測定
された前記電界強度データの処理を行うと共に、前記電
界強度データを高い値から低い値へ順番に並べ、前記電
界強度データの所定割合を求める統計処理を行う演算処
理手段とを有することを特徴とする簡易電界強度測定シ
ステム。 - 【請求項６】前記演算処理手段は、 測定された前記電界強度データの処理結果を記憶するデ
ータ記憶手段と、 前記位置データ算出手段から送出される位置情報データ
及び予め記憶されている地図情報データから、ディスプ
レイ表示された地図上に測定地点の表示を行う地図表示
データ再生処理手段とを有することを特徴とする請求項
５に記載の簡易電界強度測定システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10308104A JP2000131360A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 簡易電界強度測定システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10308104A JP2000131360A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 簡易電界強度測定システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000131360A true JP2000131360A (ja) | 2000-05-12 |
Family
ID=17976926
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10308104A Pending JP2000131360A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | 簡易電界強度測定システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000131360A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005174249A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 電力需要家居住者の生活状況推定方法およびシステム |
| JP2009055138A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Ritsumeikan | トレーニングデータの収集方法及びこれを用いた移動体通信端末の位置検出方法 |
| US8472864B2 (en) | 2009-12-25 | 2013-06-25 | Fujitsu Ten Limited | Database construction system and broadcast receiving system |
| JP2014003453A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Nexco-East Engineering Co Ltd | 電界強度測定装置 |
| JP2014021070A (ja) * | 2012-07-23 | 2014-02-03 | Ricoh Co Ltd | 移動通信装置、及び位置情報通知方法 |
-
1998
- 1998-10-29 JP JP10308104A patent/JP2000131360A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005174249A (ja) * | 2003-12-15 | 2005-06-30 | Central Res Inst Of Electric Power Ind | 電力需要家居住者の生活状況推定方法およびシステム |
| JP2009055138A (ja) * | 2007-08-23 | 2009-03-12 | Ritsumeikan | トレーニングデータの収集方法及びこれを用いた移動体通信端末の位置検出方法 |
| US8472864B2 (en) | 2009-12-25 | 2013-06-25 | Fujitsu Ten Limited | Database construction system and broadcast receiving system |
| JP2014003453A (ja) * | 2012-06-18 | 2014-01-09 | Nexco-East Engineering Co Ltd | 電界強度測定装置 |
| JP2014021070A (ja) * | 2012-07-23 | 2014-02-03 | Ricoh Co Ltd | 移動通信装置、及び位置情報通知方法 |
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