JPH1038600A - 目的地経路案内システム - Google Patents

目的地経路案内システム

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JPH1038600A
JPH1038600A JP21535196A JP21535196A JPH1038600A JP H1038600 A JPH1038600 A JP H1038600A JP 21535196 A JP21535196 A JP 21535196A JP 21535196 A JP21535196 A JP 21535196A JP H1038600 A JPH1038600 A JP H1038600A
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JP
Japan
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route
destination
information
voice
navigation device
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JP21535196A
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English (en)
Inventor
Seiichi Suzuki
誠一 鈴木
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Equos Research Co Ltd
Original Assignee
Equos Research Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ナビゲーション装置側において、目的地まで
の経路探索作業の短時間化と、その経路探索に要するデ
ータ記憶量の軽減化を図るシステムの提供。 【解決手段】 ナビゲーション装置1は、運転者により
目的地が音声入力されると、その目的地の一部の情報に
基づいて目的地に向かう一時的な経路を探索する。情報
提供局2は、ナビゲーション装置1から送信される目的
地を受信すると、この受信した目的地の全体情報に基づ
いて目的地までの最終的な経路を探索し、この探索結果
をナビゲーション装置1に送信する。ナビゲーション装
置1は、自己が探索した一時的な経路と車両の現在地と
により車両の経路案内を行い、情報提供局2から最終的
な経路を受信後には、その受信した探索結果と車両の現
在地とにより車両の経路案内を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、現在地から目的地
までの経路を探索して経路案内を行うナビゲーション装
置と、このナビゲーション装置の要求により案内情報を
提供する情報提供局とからなる目的地経路案内システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】現状の車両ナビゲーション装置では、車
両の出発前に目的地の最終ポイントまで入力しないと、
車両が走行を開始することができない。そのため、運転
者が出発前に目的地をボタン操作などにより入力し、ナ
ビゲーション装置が目的地までの経路を探索するまでの
作業時間中は、運転者は出発できずに待機する必要があ
った。また、目的地を入力する際に、様々なキーワード
(住所、施設名、電話番号など)検索することが必要と
なるために、検索のためのデータベース量が増加しつつ
ある傾向にあった。
【0003】これらの問題点を解決する従来装置の一例
として、特開平3−291522号公報に記載の目的地
経路案内システムシステムが知られている。この目的地
経路案内システムは、移動局から音声による目的地情報
の問い合わせを無線回線を介して基地局に行うと、基地
局は、目的地情報に対応する緯度、経度の値からなる目
的地の位置情報を検索する。この検索された目的地の位
置情報は、無線回線を介して移動局に伝送される。移動
局では、伝送された目的地の位置を示す印と、測位地点
の印とを、読み出した地図上に自動的に重畳して画像表
示する。これにより、膨大な記憶容量となる建築物の名
称や所番地にかかる目的地の情報を記憶する記憶装置を
移動局に設ける必要がなくなる等の利点が得られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のシス
テムでは、車両の走行中に、目的地の位置情報の検索作
業を、例えば情報提供を行う基地局により分担すること
が可能である。しかし、目的地が比較的近距離で目的地
までの走行所要時間が短時間である場合には、目的地を
基地局にて検索し、さらに経路を自己の車両のナビゲー
ション装置により探索中に、車両は走行しているため、
その検索および探索結果時点において、探索された経路
と走行中の経路とが合致しない場合が生じるという問題
がある。あるいは、車両の運転者が目的地までの経路情
報を全く知らない場合には、探索結果を得るまで車両の
走行を待機する必要があった。
【0005】そこで、本発明は、ナビゲーション装置側
において、目的地までの経路探索作業の短時間化、およ
びその経路探索に要するデータ記憶量の軽減化が図れる
目的地経路案内システムを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、車両に搭載されたナビゲーション装置から送信され
る目的地の音声情報を受信し、この受信した目的地の音
声情報に基づいて目的地までの最終的な経路を探索し、
この探索結果を前記ナビゲーション装置に送信する情報
提供局と、入力された目的地の音声情報の全体を前記情
報提供局に送信するとともに、目的地の音声情報の一部
に基づいて目的地に向かう経路を探索し、この目的地に
向かう経路の探索結果と車両の現在地とにより車両の経
路案内を行い、前記情報提供局から最終的な経路の探索
結果を受信した後には、その探索結果と車両の現在地と
により車両の経路案内を行うナビゲーション装置とを具
備し、前記目的を達成する。
【0007】請求項2記載の発明では、請求項1記載の
目的地経路案内システムにおいて、前記ナビゲーション
装置は、目的地を音声により入力する音声入力手段と、
この音声入力手段で入力した音声情報から目的地の概略
位置を認識する音声認識手段と、車両の現在地を検出す
る現在地検出手段と、道路情報を記憶する記憶手段と、
この記憶手段に記憶した道路情報に基づき、前記音声認
識手段で認識された目的地の概略位置に向かうまでの経
路を探索する経路探索手段と、前記音声入力手段で入力
された音声情報を前記情報提供局に送信するとともに、
前記情報提供局が受信した音声情報により探索した最終
的な経路を、前記情報提供局から受信する通信手段と、
前記経路探索手段の探索結果と前記現在地検出手段の検
出現在地により経路案内を行い、前記通信手段が前記情
報提供局から最終的な経路の探索結果を受信した後に
は、この受信した探索結果と前記現在地検出手段の検出
現在地により経路案内を行う経路案内手段と、を備えて
いる。
【0008】請求項3記載の発明では、請求項1記載の
目的地経路案内システムにおいて、前記情報提供局は、
前記ナビゲーション装置から音声情報を受信する受信手
段と、この受信手段で受信した音声情報の全体に基づい
て、目的地までの最終的な経路を探索する経路探索手段
と、この経路探索手段が探索した経路を前記ナビゲーシ
ョン装置に送信する送信手段と、を備えている。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の目的地経路案内シス
テムにおける好適な実施の形態について、図1から図5
を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形
態の目的地経路案内システムの構成を示すブロック図で
ある。 実施の形態の概要 この目的地経路案内システムは、車両に搭載されるナビ
ゲーション装置1と、ナビゲーション装置1の要求に応
じて各種の情報を提供できる情報提供局2とからなり、
ナビゲーション装置1と情報提供局2とは電話回線や無
線回線などにより通信ができるよう構成されている。こ
の目的地経路案内システムでは、ナビゲーション装置1
は、運転者により目的地が音声入力されると、その目的
地の一部に基づいて目的地に向かう一時的な経路を探索
する。情報提供局2は、ナビゲーション装置1から送信
される音声入力された目的地を受信すると、この受信し
た目的地の全体情報に基づいて目的地までの最終的な経
路を探索する。ナビゲーション装置1は、その探索した
目的地に向かう経路と車両の現在地とにより車両の経路
案内を行い、情報提供局2から最終的な経路を受信後に
は、その受信した探索結果と車両の現在地とにより車両
の経路案内を行う。
【0010】実施の形態の詳細 次に、図1に示したナビゲーション装置1の詳細な構成
について、図2を参照して説明する。図2は、図1に示
したナビゲーション装置1の詳細な構成を示すブロック
図である。このナビゲーション装置1は、図2に示すよ
うに、演算部40を備えている。この演算部40には、
タッチパネルとして機能するディスプレイ41aとこの
ディスプレイ41aの周囲に設けられた操作用や後述の
ようなモード設定用のスイッチ41bとを含む表示部4
1と、この表示部41のタッチパネルやスイッチ41b
からの入力を管理するスイッチ入力類管理部42と、現
在位置測定部43と、速度センサ44と、地図情報記憶
部45と、音声認識部46と、音声出力部47とが接続
されている。
【0011】現在位置測定部43は、緯度と経度による
座標データを検出することで、車両が現在走行または停
止している現在位置を検出する。この現在位置測定部4
3には、人工衛星を利用して車両の位置を測定するGP
S(Global Position System)レシーバ48と、路上に配
置されたビーコンからの位置情報を受信するビーコン受
信装置49と、方位センサ50と、距離センサ51とが
接続され、現在位置測定部43はこれらからの情報を用
いて車両の現在位置を測定するようになっている。
【0012】方位センサ50は、例えば、地磁気を検出
して車両の方位を求める地磁気センサ、車両の回転角速
度を検出しその角速度を積分して車両の方位を求めるガ
スレートジャイロや光ファイバジャイロ等のジャイロ、
左右の車輪センサを配置しその出力パルス差(移動距離
の差)により車両の旋回を検出することで方位の変位量
を算出するようにした車輪センサ、等が使用される。距
離センサ51は、例えば、車輪の回転数を検出して計数
し、または加速度を検出して2回積分するもの等の各種
の方法が使用される。なお、GPSレシーバ48とビー
コン受信装置49は単独で位置測定が可能であるが、G
PSレシーバ48やビーコン受信装置49による受信が
不可能な場所では、方位センサ50と距離センサ51の
双方を用いた推測航法によって現在位置を検出するよう
になっている。
【0013】地図情報記憶部45は、地図データ記憶
部、交差点データ記憶部、ノードデータ記憶部、探索経
路データ記憶部、道路データ記憶部を備えている。これ
ら各記憶部には、経路探索を行うと共に、探索した経路
に沿って案内図を表示したり、交差点や経路途中におけ
る特徴的な写真やコマ図を出したり、交差点までの残り
距離、次の交差点での進行方向を表示したり、その他の
案内情報を出力するための各種データが格納されてい
る。各記憶部は、例えば、フロッピーディスク、ハード
ディスク、CD−ROM、光ディスク、磁気テープ、I
Cカード、光カード等の各種記憶装置が使用される。
【0014】音声認識部46には、マイク52が接続さ
れており、このマイク52から後述のように音声が入力
されると、この音声を解析して認識し、この認識した内
容をを演算部40に供給するようになっている。また、
この音声認識部46は、マイク52で入力した音声のデ
ータを記録できるようになっている。音声出力部47
は、音声を電気信号として出力する音声出力用IC54
と、この音声出力用IC54の出力をディジタル−アナ
ログ変換するD/Aコンバータ55と、変換されたアナ
ログ信号を増幅するアンプ56とを備えている。アンプ
56の出力端にはスピーカ57が接続されている。
【0015】演算部40は、速度センサ44および地図
情報記憶部45に接続された地図データ読込部58と、
地図描画部59と、地図データ読込部58および地図描
画部59を管理する地図管理部60と、地図描画部60
および表示部41に接続された画面管理部61と、スイ
ッチ入力類管理部42および音声認識部46に接続され
た入力管理部62と、音声出力部47の音声出力用IC
54に接続された音声出力管理部63と、交通情報通信
装置3との通信制御の管理を行う通信管理部64、およ
び、地図管理部60、画面管理部61、入力管理部6
2、音声出力管理部63、通信管理部64を管理する全
体管理部65とを備えている。この演算部40は、CP
U(中央処理装置)、ROM(リード・オンリ・メモ
リ)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)等を備
え、CPUがRAMをワーキングエリアとしてROMに
格納されたプログラムを実行することによって、上記の
各構成を実現するようになっている。交通情報通信装置
3は、電話回線または無線回線を介して情報提供局2と
通信ができるように構成されている。
【0016】図1に示す情報提供局2は、電話回線また
は無線回線を介して交通情報通信装置3と通信ができ、
後述のように、ナビゲーション装置1から目的地にかか
る音声データを受信すると、この目的地の全体情報に基
づいて、目的地までの最終的な経路を探索し、この探索
した結果をナビゲーション装置1に返送する機能を備え
ている。
【0017】次に、以上のように構成される実施の形態
の動作の概要について説明する。ここでは、ある県から
他の県に行くという場合のように、現在地と目的地とが
遠距離の場合について説明する。まず、車両の走行に先
立って、ナビゲーション装置1のマイク52により、運
転者が、目的地を音声入力する。この入力された音声
は、ナビゲーション装置1の音声認識部46に記録(録
音)され、目的地が位置する県または市(概略位置情
報)が認識されると、現在地からその概略位置に向かう
走行経路の一時的な探索を、地図情報記憶部45の各デ
ータによって行う。これにより、ナビゲーション装置1
は、その探索結果と測定される車両の現在地とにより車
両の経路案内を行う。ナビゲーション装置1は、その音
声認識部46に記録された目的地にかかる音声データを
情報提供局2に送信する。
【0018】一方、情報提供局2では、ナビゲーション
装置1からの目的地にかかる音声データを受信すると、
情報提供局2側の音声認識装置がその音声データから最
終的な目的地を認識し、この認識された最終的な目的地
から具体的な座標位置を求め、この求めた座標位置によ
りその座標位置までの走行経路の探索を行う。情報提供
局2で探索される経路は、ナビゲーション装置1側で探
索、表示済みの経路につながるものでなければならな
い。そこで、ナビゲーション装置1で検索した経路情報
を情報提供局2側に送信し、その送信されたデータを前
提に、情報提供局2は、最終的な検索および追加の経路
を探索する。情報提供局2は、その探索した経路をナビ
ゲーション装置1に送信する。ナビゲーション装置1
は、情報提供局2からの探索経路を受信すると、その探
索経路と現在位置とにより車両の案内を行う。
【0019】次に、現在地から目的地までが近距離の場
合における動作の概要について説明する。この場合に
は、運転者が目的地までの経路の概略を知っている場合
が多いので、上述の現在地から目的地までが遠距離の場
合のように、ナビゲーション装置1と情報提供局2とに
より目的地までの経路探索を分担させる必要性が乏し
い。そのため、この場合には、マイク52により、運転
者が、目的地を音声入力する。この入力された音声は、
ナビゲーション装置1の音声認識部46に記録(録音)
され、目的地が位置する住所が認識されると、現在地か
らその住所の位置までの走行経路を探索し、ナビゲーシ
ョン装置1は、その探索結果と車両の現在位置とにより
車両の案内を行う。なお、この場合であっても、運転者
が目的地まで不案内であるようなときには、上述のよう
にナビゲーション装置1と情報提供局2とにより目的地
までの経路探索を分担させるようにしても良い。
【0020】次に、この実施の形態の動作の詳細につい
て、図3に示すフローチャートを参照して説明する。ま
ず、目的地までの経路探索をナビゲーション装置1と情
報提供局2とに分担処理させる決定を、運転者が選択ボ
タンで設定する場合について説明する。すなわち、運転
者が選択ボタンで「遠距離モード」を設定すると、目的
地までの経路探索をナビゲーション装置1と情報提供局
2とで分担し、その両結果を利用してナビゲーション装
置1が経路の誘導案内を行い、一方、運転者が選択ボタ
ンで「近距離モード」を設定すると、目的地までの経路
探索をナビゲーション装置1で行い、その結果によりナ
ビゲーション装置1が経路の誘導案内を行う場合につい
て説明する。
【0021】この場合には、演算部40が、選択ボタン
により「遠距離モード」または「近距離モード」のいず
れが設定されているかを判定する(ステップ1)。この
結果、「遠距離モード」が設定されている場合には、マ
イク52で音声による目的地の入力が可能となるので、
運転者が、マイク52により目的地を、例えば図4に示
すように、「横浜市・緑区・市ヶ尾・3丁目」と音声入
力する(ステップ2)。この際に、各音節の区切りにビ
ープのアンサ音を入れると、音声の入力が確実となる。
この入力された音声は、ナビゲーション装置1の音声認
識部46に記録(録音)される(ステップ3)。音声認
識部46は、記録した目的地のうちから上位の情報に相
当する一部の情報を解析して認識する(ステップ4)。
この場合には、図4に示すように、「横浜市・緑区」ま
で認識するが、全音節が3個までの場合には第1音節の
みを認識し、全音節が4個以上の場合には第2音節まで
認識する。
【0022】次に、現在位置からその認識した「横浜・
緑区」に向かう一時的な簡易解析、および経路の探索
を、地図情報記憶部45の各データによって行う(ステ
ップ5)。例えば、現在地から最寄りの首都高〇号線に
入る△△インターまであるいは首都高〇号線を出る口口
インターまでの解析と経路探索が行われる。この経路探
索が終了すると、ディスプレイ41aに地図が表示さ
れ、その地図上に、経路探索により探索した経路、自車
位置等が重ねて表示される。そして、車両が走行を開始
すると、ディスプレイ41aには、さらに走行軌跡等が
重ねて表示され、経路の誘導が開始される(ステップ
6)。次に、ナビゲーション装置1は、音声認識部46
に記録されている音声データ「横浜市・緑区・市ヶ尾・
3丁目」と、「首都高〇号線に入る△△インターまであ
るいは首都高〇号線を出る口口インター」の位置までの
経路情報とを、情報提供局2に送信するので(ステップ
7)、情報提供局2はそのデータを受信する(ステップ
8)。
【0023】情報提供局2がそのデータを受信すると、
情報提供局2側の音声認識部が、目的地にかかる音声デ
ータの全てを解析して最終的な目的地「横浜市緑区市ヶ
尾3丁目」を認識する(ステップ9)。情報提供局2
は、その認識した最終的な目的地とその受信した途中ま
での経路情報に基づいて、ナビゲーション装置1が探索
した経路を含む全体の経路を探索する(ステップ1
0)。この探索経路は、情報提供局2からナビゲーショ
ン装置1に送信されるので(ステップ11)、ナビゲー
ション装置1はその探索経路を受信する(ステップ1
2)。その探索経路をナビゲーション装置1が受信する
と、ナビゲーション装置1は、その探索経路を使用して
経路の誘導案内を開始する(ステップ13)。
【0024】一方、ステップ1で「近距離モード」が設
定されていると判定されると、ステップ14に進む。こ
のように、「近距離モード」が運転者により設定される
のは、例えば、車両が横浜市内に居て、そこから目的地
の「緑区市ヶ尾3丁目」に行くというように、目的地ま
での距離が比較的近距離の場合である。この場合には、
運転者が、マイク52により目的地を、例えば「緑区・
市ヶ尾・3丁目」と音声入力する(ステップ14)。こ
の際に、各音節の区切りにビープのアンサ音を入れる
と、音声の入力が確実となる。
【0025】この入力された音声は、ナビゲーション装
置1の音声認識部46に記録され(ステップ15)、音
声認識部46は、記録した目的地の全体を解析して認識
する(ステップ16)。ナビゲーション装置1は、その
認識結果に基づいて最終目的地までの経路探索を、地図
情報記憶部45の各データによって行い(ステップ1
7)、その探索結果により経路の誘導案内を開始可能と
なるので、車両の走行を開始する(ステップ18)。な
お、「近距離モード」が設定されている場合であって
も、「遠距離モード」が設定されている場合のように、
目的地までの経路の探索をナビゲーション装置1と情報
提供局2とで分担し、その結果を利用してナビゲーショ
ン装置1が経路の誘導案内を行うようにしても良い。
【0026】以上の説明では、車両を停止した状態で、
現在地から目的地に向かう経路を一時的に探索し、その
探索後に車両の走行を開始する場合について述べてき
た。しかし、運転者が目的地近傍までの経路情報を予め
知っているような場合には、車両の走行を開始後にマイ
ク52による目的地の音声入力に開始するようにしても
良い。なお、上述のステップ9における音声認識処理は
必ずしも行う必要はなく、その受信した音声をオペレー
タが認識し、この認識結果に基づいて経路探索を行うよ
うにしても良い。
【0027】次に、目的地までの経路探索をナビゲーシ
ョン装置1と情報提供局2とに分担処理させる決定を、
ナビゲーション装置1により自動的に判断させる場合に
ついて、図5のフローチャートを参照して説明する。こ
の場合は、図5に示すように、運転者が、マイク52に
より目的地を、例えば「横浜市・緑区・市ヶ尾・3丁
目」と音声入力する(ステップ21)。この入力された
音声は、ナビゲーション装置1の音声認識部46に記録
される(ステップ22)。音声認識部46は、記録した
目的地のうちから上位の情報に相当する情報を解析して
認識する(ステップ23)。この場合には、「横浜市・
緑区」までを認識する。
【0028】次に、その認識した目的地の上位情報(概
略位置情報)の座標と、現在地の座標とから直線距離を
求め(ステップ24)、この求めた直線距離を予め設定
してあるしきい値と比較する(ステップ25)。この比
較の結果、その直線距離が例えば30km以上というよ
うに、しきい値以上のときには、図3のステップ5から
ステップ13までの処理と同様に、目的地までの経路探
索をナビゲーション装置1と情報提供局2とで分担し、
その両結果を利用してナビゲーション装置1が経路の誘
導案内を行う(ステップ26〜ステップ34)。他方、
その直線距離が例えば30km以下というように、しき
い値以下のときには、図3のステップ16からステップ
18までの処理と同様に、目的地までの経路探索をナビ
ゲーション装置1のみで行い、その結果によりナビゲー
ション装置1が経路の誘導案内を行う(ステップ35〜
ステップ37)。
【0029】次に、目的地までの経路探索をナビゲーシ
ョン装置1と情報提供局2とに分担処理させる決定を、
運転者の音声入力により行う場合について説明する。こ
の場合には、運転者がマイク52により目的地を音声入
力後、またはその目的地の音声入力前に、「遠距離モー
ド」または「近距離モード」を音声により入力すると、
この音声入力により音声認識部がそのモードを判断し、
そのモードに応じて図3と同様な処理を行う。また、こ
の場合には、目的地の音声入力の終了後に、例えば、そ
の終了のビープ音を2回入力すると、ナビゲーション装
置1から「遠距離モード」ですかとスピーカ57により
質問するようにする。これに対して、運転者が「はい」
または「いいえ」を音声で返答するようにしても良い。
【0030】以上説明した実施の形態では、ナビゲーシ
ョン装置1側において、所定のフォーマットで目的地を
音声入力すると、その音声入力から大まかな目的地を認
識し、その認識に基づいて経路を探索してその探索結果
により車両の経路案内を直ちに開始する一方、車両の走
行中にその音声入力した目的地を情報提供局2に送信す
ると、情報提供局2では、最終目的地までの経路を探索
してその探索結果をナビゲーション装置1に返送するよ
うにした。従って、情報提供局2から探索経路情報を電
話回線などを通じて取得したいような場合に、運転者
は、その通信待ちのために車両の走行を待機あるいは中
断する必要がなくその探索経路情報を情報提供局2から
円滑に取得でき、この取得した探索経路情報をナビゲー
ション装置1で活用できる。また、この実施の形態で
は、目的地までの経路探索をナビゲーション装置1と情
報提供局2とで分担するようにしたので、ナビゲーショ
ン装置1側での経路の探索に必要なデータベース量が削
減される。従って、例えば、詳細な地図の他、電話番
号、施設名等の補足データも不要となる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、目的
地までの経路探索を情報提供局と分担するようにしたの
で、ナビゲーション装置側において、目的地までの経路
探索作業の短時間化が図れる上に、その経路探索に要す
るデータの記憶量の軽減化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の目的地経路案内システム
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示すナビゲーション装置の詳細な構成を
示すブロック図である。
【図3】実施の形態の動作を示すフローチャートであ
る。
【図4】同実施の形態の目的地の音声入力例を示す図で
ある。
【図5】実施の形態の他の動作を示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 ナビゲーション装置 2 情報提供局 3 交通情報通信装置 40 演算部 41 表示部 41a ディスプレイ 45 地図情報記憶部 46 音声認識部 47 音声出力部 52 マイク 61 画面管理部 60 地図管理部 62 入力管理部 65 全体管理部 64 通信管理部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両に搭載されたナビゲーション装置か
    ら送信される目的地の音声情報を受信し、この受信した
    目的地の音声情報に基づいて目的地までの最終的な経路
    を探索し、この探索結果を前記ナビゲーション装置に送
    信する情報提供局と、 入力された目的地の音声情報の全体を前記情報提供局に
    送信するとともに、目的地の音声情報の一部に基づいて
    目的地に向かう経路を探索し、この目的地に向かう経路
    の探索結果と車両の現在地とにより車両の経路案内を行
    い、前記情報提供局から最終的な経路の探索結果を受信
    した後には、その探索結果と車両の現在地とにより車両
    の経路案内を行うナビゲーション装置とを具備したこと
    を特徴とする目的地経路案内システム。
  2. 【請求項2】 前記ナビゲーション装置は、 目的地を音声により入力する音声入力手段と、 この音声入力手段で入力した音声情報から目的地の概略
    位置を認識する音声認識手段と、 車両の現在地を検出する現在地検出手段と、 道路情報を記憶する記憶手段と、 この記憶手段に記憶した道路情報に基づき、前記音声認
    識手段で認識された目的地の概略位置に向かうまでの経
    路を探索する経路探索手段と、 前記音声入力手段で入力された音声情報を前記情報提供
    局に送信するとともに、前記情報提供局が受信した音声
    情報により探索した最終的な経路を、前記情報提供局か
    ら受信する通信手段と、 前記経路探索手段の探索結果と前記現在地検出手段の検
    出現在地により経路案内を行い、前記通信手段が前記情
    報提供局から最終的な経路の探索結果を受信した後に
    は、この受信した探索結果と前記現在地検出手段の検出
    現在地により経路案内を行う経路案内手段と、を具備し
    たことを特徴とする請求項1記載の目的地経路案内シス
    テム。
  3. 【請求項3】 前記情報提供局は、 前記ナビゲーション装置から音声情報を受信する受信手
    段と、 この受信手段で受信した音声情報の全体に基づいて、目
    的地までの最終的な経路を探索する経路探索手段と、 この経路探索手段が探索した経路を前記ナビゲーション
    装置に送信する送信手段と、を具備したことを特徴とす
    る請求項1記載の目的地経路案内システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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