JP2000130871A - 冷凍装置 - Google Patents

冷凍装置

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JP2000130871A
JP2000130871A JP10310469A JP31046998A JP2000130871A JP 2000130871 A JP2000130871 A JP 2000130871A JP 10310469 A JP10310469 A JP 10310469A JP 31046998 A JP31046998 A JP 31046998A JP 2000130871 A JP2000130871 A JP 2000130871A
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JP
Japan
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pressure
screw compressor
compressor
stage screw
switch
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JP10310469A
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English (en)
Inventor
Yoshio Miyamoto
善至雄 宮本
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二段スクリュー圧縮機の低圧側の圧力を正確
に検出して、安全且つ的確な運転制御を行えるようにし
た冷凍装置を提供する。 【解決手段】 二段スクリュー圧縮機1の低圧部1cの
圧力を検出するデジタル圧力スイッチ52を設け、この
デジタル圧力スイッチ52の検出圧力に基づいて二段ス
クリュー圧縮機1の容量制御運転を行うようにした。こ
れにより、圧縮機1の低圧部1cの圧力が負圧となった
場合にも、当該低圧部1cの圧力を直接、且つ、正確に
検出して、圧縮機1の容量制御運転を実行することがで
きるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンデンシ
ングユニット等に採用される二段スクリュー圧縮機を備
えた冷凍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より空冷式二段スクリュー圧縮機を
使用した冷凍装置においては、機械式(ベローズ機構を
用いた)アナログ圧力スイッチを設けて、圧縮機の低圧
側の圧力を検出し、このアナログ圧力スイッチの検出圧
力が所定値になった時に圧縮機の運転を停止させるもの
が提案されている。
【0003】また、冷凍装置のエバポレータで冷却する
プレハブ冷蔵庫などの庫内温度が高い時にはエバポレー
タでの冷媒の温度上昇が大きくなるため当該エバポレー
タの出口側の冷媒圧力が高くなり、そのまま冷媒が二段
スクリュー圧縮機の低圧側に吸い込まれる。従って、圧
縮機の低圧側圧力を検出し、この低圧側圧力が所定値に
なった時に二段スクリュー圧縮機の運転を停止させる制
御を行えば、冷蔵庫などの庫内温度制御が可能になる。
【0004】ところで、係る二段スクリュー圧縮機の場
合に低圧側圧力がゲージ圧で負圧になるため、アナログ
圧力スイッチで圧縮機の低圧側圧力を検出するようにし
たものでは、精度・信頼性が共に著しく悪く、係る負圧
を直接検出することができないことや、中間圧力を検知
して、アナログ圧力スイッチで制御するものが殆どであ
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、従来では二段
スクリュー圧縮機の中間圧を検出して当該圧縮機の運転
を制御するようにしていたが、この中間圧と低圧との間
にはある程度の相関関係があるものの、圧縮機の低圧を
正確には検出できない。そのため、二段スクリュー圧縮
機の容量制御などの細かい運転制御を行うには困難を伴
うという問題があった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、二段スクリュー圧縮機の
低圧側の圧力を正確に検出して、安全且つ的確な運転制
御を行えるようにした冷凍装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の冷凍装
置は、二段スクリュー圧縮機を備えており、この二段ス
クリュー圧縮機の低圧側の圧力を検出するデジタル圧力
スイッチを設け、このデジタル圧力スイッチの検出圧力
に基づいて二段スクリュー圧縮機の容量制御運転を行う
ことを特徴とするものである。
【0008】請求項2の発明の冷凍装置は、二段スクリ
ュー圧縮機を備えており、二段スクリュー圧縮機の低圧
側の圧力を検出するデジタル圧力スイッチを設け、この
デジタル圧力スイッチの検出圧力に基づき、二段スクリ
ュー圧縮機の起動時にはアンロード運転を実行すると共
に、その後の低圧側の圧力上昇に応じてフルロード運転
に移行することを特徴とする。
【0009】本発明によれば、二段スクリュー圧縮機を
備えた冷凍装置において、二段スクリュー圧縮機の低圧
側の圧力を検出するデジタル圧力スイッチを設け、この
デジタル圧力スイッチの検出圧力に基づいて二段スクリ
ュー圧縮機の容量制御運転を行うようにしたので、圧縮
機の低圧側の圧力が負圧となった場合にも、当該低圧側
圧力を直接、且つ、正確に検出して、圧縮機の容量制御
運転を実行することができるようになる。
【0010】これにより、例えば請求項2の発明のよう
にデジタル圧力スイッチの検出圧力に基づいて、二段ス
クリュー圧縮機の起動時にはアンロード運転を実行し、
その後の低圧側の圧力上昇に応じてフルロード運転に移
行する容量制御を実行することにより、圧縮機の始動電
流を減少させ、起動時における過渡状態での吐出ガス急
上昇、油圧異常、モータ異常温度上昇などの初期異常に
よる起動不良を防止できるようになり、円滑且つ安全な
運転制御を実現することができるようになるものであ
る。
【0011】請求項3の発明の冷凍装置は、二段スクリ
ュー圧縮機を備えており、二段スクリュー圧縮機の低圧
側の圧力を検出するデジタル圧力スイッチと、二段スク
リュー圧縮機の起動後の経過時間を積算するタイマを設
け、このタイマの積算中は強制的にアンロード運転を実
行し、その後は低圧側の圧力に応じてフルロード運転す
る、或いは、アンロード運転する、又は、運転を停止す
ることを特徴とする。
【0012】請求項3の発明によれば、二段スクリュー
圧縮機の低圧側の圧力を検出するデジタル圧力スイッチ
と、二段スクリュー圧縮機の起動後の経過時間を積算す
るタイマを設け、このタイマの積算中は強制的にアンロ
ード運転を実行し、その後は低圧側の圧力に応じてフル
ロード運転する、或いは、アンロード運転する、又は、
運転を停止するようにしたので、圧縮機の起動と同時に
低圧側圧力が急上昇した場合にも、起動から所定時間経
過するまではアンロード運転を維持するようになる。
【0013】これにより、圧縮機の始動電流の低減と起
動不良の防止を一層確実に行い、より円滑且つ安全な運
転制御を実現することができるようになるものである。
【0014】請求項4の発明の冷凍装置は、上記各発明
において二段スクリュー圧縮機の停止から所定時間、再
起動を禁止する再起動防止タイマと、この再起動防止タ
イマの機能を解除する解除スイッチを設けたものであ
る。
【0015】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて二段スクリュー圧縮機の停止から所定時間、再起動
を禁止する再起動防止タイマの機能を解除する解除スイ
ッチを設けたので、圧縮機の頻繁な起動・停止によるス
クリュー歯車へのオイル循環不良、吐出ガス温度異常な
どの不都合を再起動防止タイマにより未然に回避しつ
つ、試運転時や点検時などには解除スイッチによってこ
の機能を解除することにより、点検・試運転時の確認作
業性を著しく向上させることができるようになるもので
ある。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳述する。図1は本発明の実施例の冷凍装置の
冷媒回路図、図2は冷凍装置のコンデンシングユニット
の正面図、図3は同じくコンデンシングユニットの熱交
換室の断面図である。
【0017】図1において、1は空冷式二段スクリュー
圧縮機を示し、この圧縮機1は高圧部1a、中間圧部1
b、低圧部1cを備えている。この低圧部1cに吸込管
2を介して吸入される冷媒は圧縮機1で圧縮されて高圧
部1aから吐出される。吐出された冷媒は、吐出管3を
経てオイルセパレータ4に流入し、ここで冷媒中のオイ
ルが除去された後、管5を経て冷媒がコンデンサ6に流
入する。コンデンサ6で凝縮、液化した冷媒は、管7を
経てレシーバタンク8に流入する。
【0018】このレシーバタンク8からの液冷媒の導出
口9は一箇所だけである。この導出口9には主回路10
が接続されている。この主回路10はフィルタドライヤ
11、モイスチャインジケータ12、チーズ13、、1
7、管14、過冷却器15と連なった後に、管16を経
て図示を省略したエバポレータに連通する。
【0019】主回路10にあるチーズ13の下流のチー
ズ17には、オイル冷却回路21が接続されている。こ
のオイル冷却回路21はチーズ17から管23、オイル
クーラ冷却用電磁弁21L1を経てオイルクーラ24に
連なった後に、管25、チーズ26、並びに管27を経
て圧縮機1の中間圧部1bに連通する。
【0020】オイルクーラ24には、オイルセパレータ
4で分離されたオイルが管28を介して流入し、このオ
イルは管23、25を流れる冷媒で冷却された後、オイ
ルフィルタ29、管30を通して圧縮機1に戻される。
【0021】チーズ17には更にインジェクション回路
31が接続されている。このインジェクション回路31
は管32、コンプモータ冷却用電磁弁21L2、膨張弁
33を経て圧縮機1に連なり、温度センサ33aの検出
温度が所定温度以上に達した場合に、膨張弁33が開か
れ、インジェクション回路31を介して圧縮機1に冷却
用の冷媒が供給される。
【0022】主回路10のチーズ13には管34、電磁
弁21M、膨張弁35、過冷却器15、管36を経て冷
媒を圧縮機1の中間圧部1bに戻す過冷却回路37が接
続されている。過冷却器15では管14、16(主回路
10)を流れる冷媒が管34、36(過冷却回路37)
を流れる冷媒で過冷却される。
【0023】この実施例では、レシーバタンク8からの
液冷媒の導出口9は一箇所だけであり、この導出口9に
主回路10が接続され、この主回路10にチーズ13、
チーズ17を介してオイル冷却回路21、及び、過冷却
回路37が接続されている。
【0024】従って、従来のように、レシーバタンク8
に複数の導出口を設ける必要がないので、当該接続口か
らの冷媒漏れが抑制され、冷媒配管等の複雑さが解消さ
れ、これに伴ってレシーバタンク8の構造が単純化され
る。
【0025】また、管30には管38を介してアンロー
ド用電磁弁(三方電磁弁)21Uが接続されており、こ
のアンロード用電磁弁21Uは管39を介して圧縮機1
の中間圧部1bに接続されると共に、更に、管50を介
して圧縮機1の低圧部1cに接続されている。
【0026】このアンロード用電磁弁21Uが通電され
て管39と管50を連通させた状態では、冷媒は管39
からアンロード用電磁弁21Uを介して管50に流れ、
圧縮機1は能力50%のアンロード運転となる。そし
て、アンロード用電磁弁21Uが非通電となって管38
と管39を連通させた状態では、冷媒は管38からアン
ロード用電磁弁21Uを介して管39に流れ、圧縮機1
は能力100%のフルロード運転となる。
【0027】更に、二段スクリュー圧縮機1の低圧部1
cには管51を経てゲージ圧で負圧を検出可能なデジタ
ル圧力スイッチ(ECP)52が接続されている。この
デジタル圧力スイッチ52は、ピエゾ素子等を用いた圧
力センサと、8ビットマイクロコンピュータ等により実
現可能な制御部と、半導体スイッチング素子からなるス
イッチ53、54(図5に示す)とから構成されてい
る。
【0028】尚、デジタル圧力スイッチ52の上記スイ
ッチ53の設定(設定1:スイッチ53のカットイン、
カットアウト)及びスイッチ54の設定(設定2:スイ
ッチ54のカットイン、カットアウト)は、図6に示す
如く設定されている。
【0029】以上の冷媒回路を構成する圧縮機1、オイ
ルセパレータ4、コンデンサ6、レシーバタンク8等の
各種機器は、図2に示すように、ユニットケース40に
収納されている。このユニットケース40内は上下に仕
切られ、下部には機械室41が形成され、上部には熱交
換室42が形成されている。この熱交換室42には、図
3に示すように、略V字状にコンデンサ6が配列され、
このコンデンサ6の間にコンデンサファンモータ43が
収納されている。コンデンサ6は複数のヘッダー45,
46を備え、コンデンサ6への冷媒は入口側ヘッダー4
5を通じて流入し、出口側ヘッダ46を通じて流出す
る。
【0030】ここで空冷式二段スクリュー圧縮機1を使
用した場合には、当該冷凍装置に接続されたエバポレー
タでの蒸発温度が−50℃〜−60℃までにもなる。従
って、R22の場合蒸発圧力が負圧となるので、配管接
続口等から冷媒回路内にエアが進入し、このエアが冷媒
回路内を循環するおそれが発生する。
【0031】この冷媒回路内のエアをパージするため
に、本実施例では各入口側ヘッダー45の最上部にエア
パージ弁47、48が設けられている。このエアパージ
弁47、48は適宜に開放され、これによってエアが大
気開放される。この実施例では、エアパージ弁47、4
8が各入口側ヘッダー45の最上部に位置するので、エ
アがほぼ完全にパージされる。また、エアパージ弁4
7、48が各入口側ヘッダー45の夫々に設けられてい
るので、各入口側ヘッダー45毎に個別にエアパージが
可能になる。
【0032】次ぎに、図4は冷凍装置の電気回路を示し
ており、図中一点鎖線よりも左側が主電気回路を示し、
右側は制御用回路を示している。また、制御回路におい
て57で示す部分は警報に関する回路であり、58で示
す部分は前記エバポレータの霜取に関する回路である。
即ち、CMは二段スクリュー圧縮機1のモータ、S1は
運転スイッチ、2W2は圧縮機1の停止から再起動まで
の時間を規制する再起動防止タイマであり、設定時間は
10分である。
【0033】そして、図中RL3は過電流警報ランプ、
RL4は高圧異常警報ランプ、2WOは油圧低下保護ス
イッチ用遅延タイマ(10分)、2W1は表示灯確認タ
イマ、WL1は運転ランプ、RL1は油圧低下警報ラン
プ、RL2は吐出ガス温度異常警報ランプ、RL5は圧
縮機(コンプレッサ)モータ温度異常警報ランプ、RL
6は電流逆相警報ランプ、DTSは吐出ガス温度異常警
報基板、21Uは前記アンロード用電磁弁、59はデジ
タル圧力スイッチ出力部、2W3はアン・フルロード切
換タイマであり、設定時間は30秒である。
【0034】また、52Cは主電気回路用電磁接触器、
52C2はスター回路用電磁接触器、52C3はデルタ
回路用電磁接触器、HMは運転時間(今回のタイマの設
定値以外の適切な時間でもよい)積算時間計、2WRは
スターデルタ切替タイマ、21L1は前記オイルクーラ
冷却用電磁弁、21L2は前記コンプモータ冷却用電磁
弁、21Mは前記膨張弁35前の電磁弁である。
【0035】次ぎに、図5は図4のデジタル圧力スイッ
チ出力部を拡大して示している。この場合、再起動防止
タイマ2W2の常閉接点には、試運転用スイッチS4
(解除スイッチ)が並列に接続されている。
【0036】以上の構成で次ぎに動作を説明する。運転
スイッチS1を閉じると、以降の制御用回路に電源が印
加される。そして、図4の再起動防止タイマ2W2が積
算を開始し、10分間は図5の常閉接点(2W2)を開
くので、それ以下のスター回路用電磁接触器52C2な
どには通電されない。従って、その間は圧縮機1の起動
は禁止される。
【0037】そして、10分経過して再起動防止タイマ
2W2の積算がカウントアップすると、図5の常閉接点
が閉じるので、以下の回路に通電され、起動可能とな
る。即ち、図示しないプレハブ冷蔵庫などの庫内温度が
高く、エバポレータでの冷媒の温度上昇が大きいことに
より、圧縮機1の低圧部1cの圧力(低圧側圧力)が上
昇してデジタル圧力スイッチ52の設定2のカットイン
に達すると、スイッチ54が閉じてリレー1X12が通
電される。これによって、リレー1X12の常開接点が
閉じるので、アン・フルロード切替タイマ2W3及びス
ター回路用電磁接触器52C2に通電され、主回路用電
磁接触器52C1に通電されて圧縮機1は起動する。
【0038】このとき、アン・フルロード切替タイマ2
W3の常閉接点は依然閉じ、常開接点は開いているの
で、アンロード用電磁弁21Uは通電される。従って、
前述の如く圧縮機1は50%のアンロード運転で起動さ
れることになる。
【0039】この起動から30秒経過すると、アン・フ
ルロード切替タイマ2W3の常閉接点が開き、常開接点
は閉じる。そして、低圧部1cの圧力が上昇して設定1
のカットインに達すると、スイッチ53が閉じるので、
リレー1X11が通電され、常開接点が閉じ、常閉接点
が開く。この時点でアンロード用電磁弁21Uが非通電
となり、前述の如く圧縮機1はフルロード運転に移行す
る。
【0040】尚、圧縮機1の起動から30秒経過する以
前に低圧部1cの圧力が設定1のカットインに達して
も、アン・フルロード切替タイマ2W3の常閉接点が依
然閉じているので、圧縮機1のアンロード運転は維持さ
れ、30秒経過した時点でフルロード運転に移行するこ
とになる。
【0041】また、低圧部1cの圧力が降下して設定1
のカットアウト以下になると、スイッチ53が開くの
で、リレー1X11は非通電となり、常開接点は開き、
常閉接点は閉じる。これによって、アンロード用電磁弁
21Uが通電され、前述の如く圧縮機1はアンロード運
転に移行する。そして、低圧部1cの圧力が設定2のカ
ットアウト以下に低下すると、スイッチ54が開くの
で、リレー1X12も非通電となり、これによって、各
電磁接触器が非通電となって圧縮機1の運転は停止す
る。
【0042】このように、二段スクリュー圧縮機1の低
圧部1cの圧力を検出するデジタル圧力スイッチ52を
設け、このデジタル圧力スイッチ52の検出圧力に基づ
いて二段スクリュー圧縮機1の容量制御運転を行うよう
にしたので、圧縮機1の低圧部1cの圧力が負圧となっ
た場合にも、当該低圧側の圧力を直接、且つ、正確に検
出して、圧縮機1の容量制御運転を実行することができ
るようになる。
【0043】そして、デジタル圧力スイッチ52の検出
圧力に基づいて、二段スクリュー圧縮機1の起動時には
アンロード運転を実行し、その後の低圧部1cの圧力上
昇に応じてフルロード運転に移行する容量制御を実行す
るので、圧縮機1の始動電流を減少させ、起動時におけ
る過渡状態での吐出ガス急上昇、油圧異常、モータ異常
温度上昇などの初期異常による起動不良を防止できるよ
うになり、円滑且つ安全な運転制御を実現することがで
きるようになる。
【0044】また、二段スクリュー圧縮機1の起動後の
経過時間を積算するアン・フルロード切替タイマ2W3
を設け、このタイマ2W3の積算に基づき、二段スクリ
ュー圧縮機1の起動から30秒経過するまでは、低圧部
1cの圧力上昇に拘わらず、アンロード運転を継続する
ようにしたので、圧縮機1の起動と同時に低圧側の圧力
が急上昇した場合にも、起動から30秒経過するまでは
アンロード運転を維持し、圧縮機1の始動電流の低減と
起動不良の防止を一層確実に行い、より円滑且つ安全な
運転制御を実現することができるようになる。
【0045】ここで、係る冷凍装置の点検や試運転をす
る際には、前記試運転用スイッチS4を閉じる。これに
より、再起動防止タイマ2W2の常閉接点は短絡された
かたちとなるので、圧縮機1は直ぐに起動可能となる。
即ち、再起動防止タイマ2W2によって圧縮機1の頻繁
な起動・停止によるスクリュー歯車へのオイル循環不
良、吐出ガス温度異常などの不都合を未然に回避しつ
つ、試運転時や点検時などには試運転スイッチS4によ
ってこの機能を解除でき、点検・試運転時の確認作業性
を著しく向上させることができるようになる。
【0046】以上、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明はこれに限定されるものでないことは明ら
かである。即ち、実施例ではコンデンシングユニットに
ついて説明したが、これに限定されるものではなく、例
えばエアコンの室外機などにも適用が可能である。ま
た、遅延タイマの設定値やアンロードの能力の割合(例
えば20%〜90%の間)を本実施例とは変えたもので
実施しても構わない。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明によれば、二段
スクリュー圧縮機を備えた冷凍装置において、二段スク
リュー圧縮機の低圧側の圧力を検出するデジタル圧力ス
イッチを設け、このデジタル圧力スイッチの検出圧力に
基づいて二段スクリュー圧縮機の容量制御運転を行うよ
うにしたので、圧縮機の低圧側の圧力が負圧となった場
合にも、当該低圧側圧力を直接、且つ、正確に検出し
て、圧縮機の容量制御運転を実行することができるよう
になる。
【0048】これにより、例えば請求項2の発明のよう
にデジタル圧力スイッチの検出圧力に基づいて、二段ス
クリュー圧縮機の起動時にはアンロード運転を実行し、
その後の低圧側の圧力上昇に応じてフルロード運転に移
行する容量制御を実行することにより、圧縮機の始動電
流を減少させ、起動時における過渡状態での吐出ガス急
上昇、油圧異常、モータ異常温度上昇などの初期異常に
よる起動不良を防止できるようになり、円滑且つ安全な
運転制御を実現することができるようになるものであ
る。
【0049】請求項3の発明によれば、二段スクリュー
圧縮機の低圧側の圧力を検出するデジタル圧力スイッチ
と、二段スクリュー圧縮機の起動後の経過時間を積算す
るタイマを設け、このタイマの積算中は強制的にアンロ
ード運転を実行し、その後は低圧側の圧力に応じてフル
ロード運転する、或いは、アンロード運転する、又は、
運転を停止するようにしたので、圧縮機の起動と同時に
低圧側圧力が急上昇した場合にも、起動から所定時間経
過するまではアンロード運転を維持するようになる。
【0050】これにより、圧縮機の始動電流の低減と起
動不良の防止を一層確実に行い、より円滑且つ安全な運
転制御を実現することができるようになるものである。
【0051】請求項4の発明によれば、上記各発明に加
えて二段スクリュー圧縮機の停止から所定時間、再起動
を禁止する再起動防止タイマの機能を解除する解除スイ
ッチを設けたので、圧縮機の頻繁な起動・停止によるス
クリュー歯車へのオイル循環不良、吐出ガス温度異常な
どの不都合を再起動防止タイマにより未然に回避しつ
つ、試運転時や点検時などには解除スイッチによってこ
の機能を解除することにより、点検・試運転時の確認作
業性を著しく向上させることができるようになるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の冷凍装置の冷媒回路図であ
る。
【図2】冷凍装置のコンデンシングユニットの正面図で
ある。
【図3】冷凍装置のコンデンシングユニットの熱交換室
の断面図である。
【図4】冷凍装置の電気回路図である。
【図5】図4のデジタル圧力スイッチ出力部の拡大図で
ある。
【図6】デジタル圧力スイッチの設定状態を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 二段スクリュー圧縮機 1c 低圧部 2W2 再起動防止タイマ 2W3 アン・フルロード切替タイマ 4 オイルセパレータ 6 コンデンサ 8 レシーバタンク 9 導出口 10 主回路 21 オイル冷却回路 21U アンロード用電磁弁 24 オイルクーラ 31 インジェクション回路 37 過冷却回路 52 デジタル圧力スイッチ S4 試運転用スイッチ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二段スクリュー圧縮機を備えた冷凍装置
    において、 前記二段スクリュー圧縮機の低圧側の圧力を検出するデ
    ジタル圧力スイッチを設け、このデジタル圧力スイッチ
    の検出圧力に基づいて前記二段スクリュー圧縮機の容量
    制御運転を行うことを特徴とする冷凍装置。
  2. 【請求項2】 二段スクリュー圧縮機を備えた冷凍装置
    において、 前記二段スクリュー圧縮機の低圧側の圧力を検出するデ
    ジタル圧力スイッチを設け、このデジタル圧力スイッチ
    の検出圧力に基づき、前記二段スクリュー圧縮機の起動
    時にはアンロード運転を実行すると共に、その後の前記
    低圧側の圧力上昇に応じてフルロード運転に移行するこ
    とを特徴とする冷凍装置。
  3. 【請求項3】 二段スクリュー圧縮機を備えた冷凍装置
    において、 前記二段スクリュー圧縮機の低圧側の圧力を検出するデ
    ジタル圧力スイッチと、前記二段スクリュー圧縮機の起
    動後の経過時間を積算するタイマを設け、このタイマの
    積算中は強制的にアンロード運転を実行し、その後は前
    記低圧側の圧力に応じてフルロード運転する、或いは、
    アンロード運転する、又は、運転を停止することを特徴
    とする冷凍装置。
  4. 【請求項4】 二段スクリュー圧縮機の停止から所定時
    間、再起動を禁止する再起動防止タイマと、この再起動
    防止タイマの機能を解除する解除スイッチを設けたこと
    を特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3の冷凍装
    置。
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