JP2000130410A - 液体流揺動装置 - Google Patents

液体流揺動装置

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JP2000130410A
JP2000130410A JP10311263A JP31126398A JP2000130410A JP 2000130410 A JP2000130410 A JP 2000130410A JP 10311263 A JP10311263 A JP 10311263A JP 31126398 A JP31126398 A JP 31126398A JP 2000130410 A JP2000130410 A JP 2000130410A
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Japan
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water
water flow
liquid
wheel
discharge port
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JP10311263A
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English (en)
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Seita Ibuki
征太 伊吹
Yoshiaki Konishi
義昭 小西
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NIKKISO KENKOO KK
Nikkiso Co Ltd
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NIKKISO KENKOO KK
Nikkiso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体の流れを発生させ揺動させる液体流揺動
装置を提供する。 【解決手段】液体を放出する液体放出口が一端に形成さ
れ、軸線の回りに回動可能な筐体と、前記液体放出口の
近傍において、前記液体放出部における軸線を挟む位置
において、液体流によって回転可能に形成された一対の
水車と、前記水車の一方を回転不能に規制する水車規制
手段と、前記筐体が前記軸線の回りに所定の角度回動
後、前記水車規制手段による水車の規制を解除する水車
規制解除手段とを備え、前記水車規制手段と水車規制解
除手段とが協働して前記筐体を所定角度で反転揺動させ
る液体流揺動装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体流揺動装置に
関し、例えば、プール等において水流を揺動させる液体
流揺動装置に関する。本発明は、特に、液体放出口から
放出される液体からの反力で液体の流れを揺動させるこ
とができる液体流揺動装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
プールにおいて、水泳運動の面白さを増すこと、トレー
ニング効果を増大させること、及びリハビリテーション
効果を高めること等を目的として、水流を生じさせるこ
とが行われるようになってきた。
【0003】しかし、水流の速度及び垂直方向の位置を
変更する機能を有する水流発生装置は従来からあった
が、水流を例えば水平方向に揺動させる水流発生装置は
なかった。
【0004】プール等において、水流を水平方向に揺動
させることができれば、水泳運動の面白さを更に増大さ
せることができる。又、前記プールにおいて水泳選手の
強化トレーニングを行う場合には、たとえプールが狭い
場合においても、より強い負荷を水泳選手に与えること
ができるから、より高いトレーニング効果を得ることが
できる。更に、前記プールをリハビリテーションに用い
た場合には、より細かに変化する水流によってより高い
リハビリテーション効果を挙げることができる。又、プ
ールにおける長手方向に沿って水流を揺動させれば、プ
ール内部の広い範囲に亘って水流に変化を与えることが
できる。
【0005】本発明は、液体の流れを発生させるだけで
なく、液体の流れが有する力そのものによって液体の流
れを揺動させることができる液体流揺動装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】本発明は、具体的には、プール等において
水流を揺動させることができる液体流揺動装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すること
を目的とする液体流揺動装置は、液体を放出する液体放
出口が一端に形成され、筐体軸線の回りに回動可能な筐
体と、前記液体放出口の近傍において、前記液体放出部
における放出部軸線を挟むように設けられ、前記液体放
出口における液体流によって回転可能に形成された一対
の水車と、前記一対の水車におけるその一方を回転不能
に規制する水車規制手段と、前記筐体が前記筐体軸線の
回りに所定の角度回動すると、前記水車規制手段による
水車の規制を解除する水車規制解除手段とを備え、前記
水車規制手段と水車規制解除手段とが協働して前記筐体
を所定角度で反転揺動させることを特徴とする液体流揺
動装置である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の液体流揺動装置は、前述
のように、(a) 液体を放出する液体放出口が一端に形成
され、筐体軸線の回りに回動可能な筐体と、(b) 前記液
体放出口の近傍において、前記液体放出部における放出
部軸線を挟むように設けられ、前記液体放出口における
液体流によって回転可能に形成された一対の水車と、
(c) 前記一対の水車におけるその一方を回転不能に規制
する水車規制手段と、(d) 前記筐体が前記筐体軸線の回
りに所定の角度回動すると、前記水車規制手段による水
車の規制を解除する水車規制解除手段とを備える。
【0009】本発明の液体流揺動装置においては、前記
水車規制手段と水車規制解除手段とが協働して前記筐体
を所定角度で反転揺動させる。
【0010】本発明の液体揺動装置は、例えばプールに
用いることができるだけでなく、大浴場、家庭用浴槽、
魚類、貝類、及び甲殻類等の養殖場、並びに電気洗濯機
等において用いることができ、更に、オイルバス中の熱
媒体油の流れを揺動させるのにも用いることができる。
したがって、本発明の液体流揺動装置が対象とすること
のできる液体としては、例えば、プールの水、浴槽及び
浴場の湯、洗濯槽中の水、養殖場における飼料を含む
水、並びにオイルバス中に貯留された各種熱媒体油等を
挙げることができる。
【0011】1.本発明の液体流揺動装置の具体例 1.1 例1 本発明の液体流揺動装置の一例である、プール等で用い
られる水流揺動装置について、以下において図面を用い
て説明する。
【0012】前記水流揺動装置の例につき、内部構造の
概略を図1に示し、前記水流揺動装置を図1における平
面X−Xに沿って切断した断面を図2に示す。
【0013】図1に示されるように、前記水流揺動装置
は、縦方向に延びる円筒状のポンプ筐体1を備え、前記
ポンプ筐体1の下端には、水を吸入する円形の吸入口1
5が設けられている。この吸入口15には、挟雑物がポ
ンプ筐体1内に取り込まれることによる故障の原因を除
去し、あるいは人が巻き込まれたりしないようにその安
全を確保するために、ネット、簀の子、或いは格子等の
異物混入防止手段が取り付けられている。
【0014】前記ポンプ筐体1の内部における吸入口1
5の近傍には、前記ポンプ筐体1の軸線すなわち筐体軸
線Lに一致する回転中心を有する、プロペラ状のポンプ
羽根車14が設けられている。前記ポンプ筐体1の天井
部を形成する天井板13の上面には、前記ポンプ筐体1
の筐体軸線L上に延在する回転軸16を有するモータM
が固定されている。
【0015】前記ポンプ羽根車14は、前記回転軸16
の下端に結合された取付基体17に、回転可能に支持さ
れている。この取付基体17は、ポンプ筐体1の内壁面
にその一端を結合する板状の支柱17Aによって、ポン
プ筐体1の内部における所定位置に固定され、支持され
ている。この取付基体17は、内部に軸受け等を備え、
前記支柱17Aによって固定支持されることで、回転軸
16の振れを防止し、ポンプ羽根車14の回転偏心を防
止する機能を有する組立体である。支柱17Aは、翼弦
線が前記ポンプ筐体1の軸線と平行に延びる翼型断面を
有して、この支柱17によりキャビテーションの発生を
防止する。
【0016】前記ポンプ筐体1の上端には、プール内部
に放出される水流を形成する水流形成ダクト11が横方
向(この例においては水平方向)に延びている。水流形
成ダクト11は横長の長方形状の縦断面を有し、前記水
流形成ダクト11における下流側末端には、前記プール
内部に水を放出する水放出口1Aが形成されている。
【0017】前記天井板13は、前記水放出口1Aの方
向に延長され、前記水流形成ダクト11の天井部を形成
している。
【0018】図1に示される様に、前記水流形成ダクト
11の内部における前記天井板13の近傍には、互いに
平行であり、水平方向に延びる2枚の水平整流板11a
が設けられている。前記水流形成ダクト11内における
前記水平整流板11aの下方には、前記モータMに向か
って斜め上方に湾曲した翼型断面(水流に沿う断面、す
なわち翼型水流断面)を有する湾曲整流板11bが設け
られている。前記湾曲整流板11bは、前縁が前記ポン
プ羽根車14に臨むように湾曲している。前記ポンプ筐
体1の内部における、前記ポンプ羽根車14の回転軸1
6を挟んで前記水流形成ダクト11に相対する位置に
は、前記湾曲整流板1bにほぼ平行に湾曲した翼型断面
(水流翼型断面)を有する2枚のポンプ筐体内整流板1
1cが設けられている。前記ポンプ筐体内整流板11c
の前縁も又、ポンプ羽根車14に臨むように湾曲してい
る。
【0019】これら水平整流板11a、湾曲整流板11
b、及びポンプ筐体内整流板11cは、吸入口15から
取り込まれた水の流れを水放出口1aに向かって整え、
キャビテーションの発生を防止する流体整流手段であ
る。
【0020】前記ポンプ筐体1は、モータMの上面に回
動可能な継手を介して取り付けられたワイヤロープ5に
よって、上方から、モータM及びポンプ筐体1の筐体軸
線Lの回りに回転可能に吊り下げられている。更に、図
1及び図2に示されるように、前記ポンプ筐体1の外側
面における、前記回転軸16を挟んで前記水放出口1A
に対して反対側の部分(以下「後部」という。)には、
上下に配置された一対の回転可能なゴムローラ51が当
接している。
【0021】図1及び図2に示されるように、前記一対
のゴムローラ51は、それぞれポンプ筐体1の側面にお
ける後部の上端部及び下端部に当接している。ゴムロー
ラ51は、上下方向に伸びる軸53の両端部近傍に回転
可能に取り付けられている。前記軸53は、両端におい
て、水平方向に延在する一対の支持腕54を介して、前
記軸53の軸線に対して平行に設けられた板状の部材で
ある支持台55に固定されている。前記支持台55は、
この例の水流揺動装置が取り付けられるプールの壁面6
に固定されている。尚、前記壁面6は、縦方向に伸びる
壁面である。前記支持腕54は、前記軸53から支持台
55に向かって開いたV字形の平面形状を有している。
【0022】図1及び図2に示されるように、ゴムロー
ラ51とほぼ同一水平面内に、一対の副ローラ52が、
前記ゴムローラ51を挟む位置に設けられている。前記
副ローラ52は、前記ゴムローラ51と協働して前記ポ
ンプ筐体1を所定の位置に保持する機能を有する。前記
一対の支持腕54のそれぞれにおけるゴムローラ51の
取付部には、前記副ローラ52を前記位置に支持する副
ローラ支持腕56が設けられている。前記副ローラ支持
腕56は、頂角が鈍角である二等辺三角形状の平面形状
を有し、前記二等辺三角形の底辺が前記ポンプ筐体1の
側面に臨み、前記頂角が、前記支持腕54における軸5
3が固定された部分に位置している。前記副ローラ支持
腕56における底辺の両端に位置する頂点のそれぞれ
に、前記副ローラ52が回転可能に設けられている。
【0023】更に、この例の水流揺動装置が取り付けら
れているプールの底面には、前記筐体1を挟む位置に、
縦方向に伸びる一対の柱71及び72が立設されてい
る。
【0024】図2に示されるように、前記水流形成ダク
ト11内部における水平整流板11aと水放出口1Aと
の間の部分には、前記水流形成ダクト11の放出口軸線
を挟むように一対の水車2a及び水車2bが設けられて
いる。水車2aは、軸21aによって前記水流形成ダク
ト11に軸着され、水車bは、軸21bによって前記水
流形成ダクト11に軸着されている。前記軸21a及び
21bは、何れもポンプ筐体1の筐体軸線Lに対して平
行に配設された回転軸である。
【0025】前記水流形成ダクト11内における水平整
流板11aと水放出口1Aとの間は、前記水流形成ダク
ト11内における水流の方向に沿って延在する仕切12
によって2つに仕切られている。前記仕切12は、前記
水車2a及び水車2bの間を通る。したがって、この水
流形成ダクト11の水放出口1Aは、この仕切り12に
より、水車2aにより水が放出される小放出口と、水車
2bにより水が放出される小放出口との、二つの小放出
口に、分けられている。
【0026】前記仕切12における水平整流板11a寄
りの部分には、前記水平整流板11aに向かって拡大す
る拡大部が形成されている。前記仕切12における前記
拡大部の幅は、図2に示されるように、前記水車2aの
軸21aと前記水車bの軸21bとの間隔にほぼ等しく
なるように形成されている。前記拡大部における水平整
流板11aに向かう側の面は、前記ポンプ羽根車14の
回転軸16に向かって、縦方向に伸びる中心軸線を有す
る円柱の周側面状に突出している。したがって、前記ポ
ンプ筐体1の備えるポンプ羽根車14によって、前記ポ
ンプ筐体1におけるその下端の吸入口15から吸引さ
れ、水流形成ダクト11に吐出された水の流れは、前記
仕切12によって、前記水車2aが設けられた流路を流
通する流れと、前記水車2bが設けられた流路を流通す
る流れとの2つに分けられる。
【0027】前記水車2aが設けられた流路を流通する
流れは、前記水車2aにおける水流形成ダクト11の側
壁に臨む側にあたり、前記水車2aを図2における反時
計回りの方向に回転させる。一方、前記水車2bが設け
られた流路を流通する流れは、前記水車2bにおける水
流形成ダクト11の側壁に臨む側に当たり、前記水車2
bを図2における時計回りの方向に回転させる。
【0028】このように、前記仕切り12は、その配設
位置及び水放出口1Aとは反対側の突出形状によって、
前記水車2a,2bそれぞれを所定の方向に回転させる
機能をも有する。
【0029】以下、前記水車2a及び2bについて詳細
に説明する。
【0030】前記水流揺動装置の水流形成ダクト11に
おける前記水車2a及び2bの設けられた部分の詳細を
図3に示す。図3において、(A)は、前記水放出口1
Aの近傍の部分を上方から見た詳細を示し、(B)は、
前記水放出口1Aの部分を前記水放出口1Aに相対する
方向から見た詳細を示す。尚、図3における(A)にお
いては、天井板13における水車2a及び水車2bの上
部に位置する部分が一部切り欠かれた状態で示されてい
る。
【0031】図1〜図3に示されるように、前記水車2
aは、一対の円板22aと、前記一対の円板22aの間
に固定された羽根板23aとを備えている。前記水車2
aにおいては、一対の円板22aの間隔は、水流形成ダ
クト11の高さとほぼ等しくなるように決定することが
できる。水車2aの軸21aは、前記一対の円板22a
のそれぞれにおける中心部を、前記円板22aに対して
垂直に貫通する。前記羽根板23aは、上方から見て、
前記円板22aの半径方向に対して前記水車2aの回転
方向とは反対の方向に一定の角度、例えば5度の角度を
成すように設けられている。
【0032】一方、水車2bも又、前記水車2aと同様
に、一対の円板2bと、前記一対の円板2bの間に設け
られた羽根板23bとを備え、前記一対の円板2bの間
隔は、前記水流形成ダクト11の高さとほぼ等しくなる
ように決定されている。又、羽根板23bも、上方から
見て、前記円板22bの半径方向に対して前記水車2b
の回転方向と反対の方向に一定の角度、例えば5度の角
度を成すように立設されている。
【0033】前記軸21a及び21bは、いずれも、前
記天井板13及び水流形成ダクト11の床板に回動可能
に取り付けられ、上端部が前記天井板13から上方に突
出している。
【0034】前記軸21aの上端及び軸21bの上端に
は、図3に示されたように爪車31a及び31bが固着
されている。
【0035】天井板13の上面における、前記水車2a
及び2bの上部には、水流形成ダクト11における水流
の方向(放出口軸線の方向)に対して直角で横の方向
(この例では水平方向)に延在する桿4が設けられてい
る。前記桿4は、水流形成ダクト11における横幅、つ
まり水流方向(放出口軸線方向)に対して直角で横の方
向における幅)よりも長い長さを有している。
【0036】天井板13の上面には、水流形成ダクト1
1における水流の方向に対して直角で横の方向(水平方
向)に前記桿4をガイドするガイド部材42が、前記天
井板13の両端近傍に1個づつ計2個設けられている。
【0037】前記桿4における中央部には、先端部が前
記爪車31aと爪車31bとの間に位置し、互いに平行
に形成された一対の腕33a及び33bが固定されてい
る。
【0038】前記腕33aの先端には、前記爪車31a
を係止する爪32aが固定され、前記腕33bの先端に
は、前記爪車31bを係止する爪32bが固定されてい
る。尚、爪32a及び爪32bは、爪32aの先端部と
爪32bの先端部とが互いに反対の方向を向くように、
それぞれ腕32a及び32bに固定されている。
【0039】前記爪車31a及び爪32aは、両者が互
いに係合することにより、水車2aが図3における反時
計回りに回転するのを規制する機能を有し、前記爪車3
1b及び爪32bは、両者が互いに係合することによ
り、水車2bが図3における時計回りに回転するのを阻
止する機能を有する。前記腕33a及び腕33bの桿4
上における位置は、前記爪32aが爪車31aを係止す
るときは、前記爪32bが前記爪車31bから離れた状
態にあり、前記爪32bが爪車31bを係止するとき
は、前記爪32aが前記爪車31aから離れた状態にあ
るように決定される。
【0040】前記桿4と天井板13との間には、前記桿
4を図3における左方及び右方の何れかに付勢する付勢
部材例えばバネ43が設けられている。前記桿4におけ
る腕33a及び腕33bとの間には、前記バネ43の一
端が固定される桿側バネ固定部43aが設けられてい
る。前記桿側バネ固定部43aの位置は、前記桿4上に
おける腕33aからの距離と腕33bからの距離とが等
しくなるように決定される。一方、天井板13において
バネ43の他端が固定される水流形成ダクト側バネ固定
部43bの位置は、桿4からの距離が荷重を加えないと
きのバネ43の長さよりも短くなるように決定される。
よって前記バネ43は、前記桿側バネ固定部43aと前
記水流形成ダクト側バネ固定部43bとの間に取り付け
られた状態にあっては、常に圧縮された状態にあるの
で、前記桿4は、前記バネ43によって図3における右
方及び左方の何れかに付勢され、爪車31aが爪32a
によって係止される位置、及び爪車31bが爪32bに
よって係止される位置の何れかを取ろうとする。尚、図
3に示された水流揺動装置においては、桿4は、図3に
おける右方に付勢され、爪32bが爪車31bを係止す
る状態にある。よって、図3の状態においては、水車2
2bの回転が規制されている。
【0041】前記桿4の両端には、ポンプ筐体1がある
一定の角度だけ回動したときに、前記ポンプ筐体1を挟
む位置に立設された一対の柱71及び72の一方に当接
する板状の部材である当接板41が固定されている。
【0042】尚、図1〜図3に示された水流揺動装置に
おいて、桿4の両端に当接板41を設ける代わりに、前
記桿4の一端と柱71及び前記桿4の他端と柱72と
を、ワイヤ、紐、縄、及び鎖等の何れかで連結してもよ
い。
【0043】又、前記一対の柱71及び72をプールの
底に立設する代わりに、前記ポンプ筐体1における水放
出口1Aの方向を除く三方を囲むように、コの字型の平
面形状を有する壁を形成し、前記ポンプ筐体1が所定の
角度回動すると、前記桿4の一端が前記壁に当接するよ
うにしてもよい。
【0044】例1の水流揺動装置において、ポンプ筐体
1は、本発明の液体流揺動装置における筐体に相当し、
前記筐体軸線Lは、本発明の液体流揺動装置における筐
体が回動する軸線に相当する。前記水流形成ダクト11
は、液体流揺動装置における、液体放出口が一端に形成
された液体放出部に相当し、水放出口1Aは、前記液体
放出口に相当する。水車2a及び2bは、本発明の液体
流揺動装置における水車に相当する。爪車31a及び3
1b、爪32a及び爪32b、並びにバネ43は、本発
明の液体流揺動装置における水車規制手段に相当する。
桿4、当接板41、及びガイド部材42は、本発明の液
体流揺動装置における水車規制解除手段に相当する。
【0045】以下、図4を用いて、例1における水流揺
動装置の動作について説明する。この欄において「右
方」、「左方」、「右側」、「左側」、「時計回り」、
及び「反時計回り」は、それぞれ図4における「右
方」、「左方」、「右側」、「左側」、「時計回り」、
及び「反時計回り」を示す。
【0046】図4において、(A)は、桿4が左方に移
動し、爪32aによって爪車31aが係止された状態を
示し、(B)は、桿4が右方に移動し、爪32bによっ
て爪車31bが係止された状態を示す。(C)は、爪3
2a及び爪32bの何れも爪車31a及び爪車31bを
係止していない状態を示す。
【0047】初期状態として、図4(C)の状態を先ず
想定する。つまり、爪32aが爪車31aに係合せず、
また爪32bも爪車31bに係合せず、水車2aのある
小放出口及び水車2bのある小放出口それぞれから水が
放出されているとする。力学的には、二つの小放出口か
らの水放出量が同一であるならば、両小放出口が水放出
量により受ける反力は同等で釣り合っている。が、両小
放出口からの水放出量が僅かに相違したりし手そのバラ
ンスが崩れると、バネ43はその付勢力により桿4を右
又は左のどちらかに移動させようと付勢しているので、
現実には、桿4は直ちに移動して、例えば図4(C)に
示されるように、右側の爪32bが爪車31bの歯に食
い込んで係合する。
【0048】そうすると、爪車31bを有する羽根車2
3bが回転不能に規制されるが、羽根車23aは回転可
能になっているので、水流により回転する。回転する羽
根車23aにより、小放出口から放出される水流の反力
によって、ポンプ筐体1自体が、筐体軸線Lを中心にし
て図4における反時計方向に回転を始める。
【0049】ポンプ筐体1が反時計方向に回転を続ける
と、桿4における右側の当接板41が、前記一対の柱7
1及び72の内、ポンプ筐体1の右側に位置する柱72
に当接する。
【0050】桿4の当接板41に柱72に当接しても、
ポンプ筐体1はなおも反時計方向に回転しようとする。
その結果、桿4自体が柱72に押されて桿4自体がスラ
イドする。桿4がスライドすると、図4(A)に示され
るように、爪32bが爪車31bから外れる。水車2b
が回転を開始する。桿4のさらなる移動によって、爪3
2aが爪車31aに係合する。爪車31aに爪32aが
係合することにより、水車2aが回転不能になる。
【0051】このように水車2aの回転が規制され、水
車2bが時計方向に回転して水流を小放出口から放出す
る。別にいうと、水車2bは、水流形成ダクト11の内
部における水流から時計回りの方向に回転しようとする
力を受けるから、図4における(A)において黒矢印b
で示される様に時計回りに回転する。
【0052】したがって、水放出口1Aにおける水車2
b近傍の水流の速度は、前記水放出口1Aにおける水車
2a近傍の水流の速度に比較して高くなる。よって、水
放出口1Aにおける水車2b近傍の水流の静圧は、前記
水放出口1Aにおける水車2a近傍の水流の静圧よりも
低くなるので、図4における(A)において矢印fで示
されるように、水放出口1Aから放出される水流は右方
に屈曲する。そして、前記水流がポンプ筐体1に及ぼす
反動により、前記ポンプ筐体1は、図4における(A)
において白抜き矢印で示されるように時計回りの方向に
回動する。
【0053】前記ポンプ筐体1が時計回りの方向に所定
の角度だけ回動すると、図4における(B)に示される
ように、桿4における左側の当接板41が、筐体1の左
側に位置する柱71に当接する。これによって、桿4が
右方に移動して、爪32aが爪車31aから離れ、爪3
2bが爪車31bと係合する。よって、爪車31bは爪
32bによって係止される一方、爪車32aは自由に回
転するので、水流形成ダクト11内部の水流によって水
車2aは、黒矢印aで示されるように反時計回りに回転
し、水車2bの時計回りの回転は規制される。
【0054】したがって、図4における(B)に示され
た状態においては、水放出口1Aにおける水車2a近傍
の水流の速度は、前記水放出口1Aにおける水車2b近
傍の水流の速度に比較して高くなる。よって、水放出口
1Aにおける水車2a近傍の水流の静圧は、前記水放出
口1Aにおける水車2b近傍の水流の静圧よりも低くな
るので、図4における(B)において矢印fで示される
ように、水放出口1Aから放出される水流は左方に屈曲
する。そして、前記水流がポンプ筐体1に及ぼす反動に
より、前記ポンプ筐体1は、図4における(B)におい
て白抜き矢印で示されるように半時計回りの方向に回動
する。
【0055】前記ポンプ筐体1が時計回りの方向に所定
の角度だけ回動すると、桿4における右側の当接板41
が柱72に当接し、ポンプ筐体1は図4における(A)
に示された状態に戻る。
【0056】例1の水流揺動装置においては、このよう
に、水車2aの回転が規制される段階と、水車2bの回
転が規制される段階とが交互に繰り返される。これによ
って水流fは、水平面内において左右に交互に屈曲する
から、屈曲した水流fの反動によってポンプ筐体1も左
右に揺動し、ポンプ筐体1における水放出口1Aから流
出する水流fも左右に揺動する。したがって、前記水流
揺動装置においては、水流を揺動させるのにモータ等の
動力装置を用いていないから、構造が単純であり故障が
極めて少ないという特長を有する。
【0057】例1の水流揺動装置には、更に、ポンプ筐
体1の側壁から一対の柱71及び72迄の距離を増大さ
せることにより、ポンプ筐体1の揺動角を増加させるこ
とができ、ポンプ筐体1から前記柱71及び72迄の距
離を縮小することにより、ポンプ筐体1の揺動角を減少
させることができるという特長もある。
【0058】1.2 例2 例1の水流揺動装置において水車2a及び水車2bの軸
を水平方向に配置した水流揺動装置の一例を例2に示
す。
【0059】例2の水流揺動装置における内部構造の概
略を図5に示し、前記水流揺動装置を図5における平面
X−Xに沿って切断した断面を図6に示す。
【0060】図5及び図6において図1〜図3と同一の
符号は、特に断らない限り図1〜図3において前記符号
の示す部材と同一の部材を示す。
【0061】図5及び図6に示されるように、例2の水
流揺動装置も、例1の水流揺動装置と同様の、縦方向例
えば垂直方向に延びる円筒状のポンプ筐体1を備える。
前記ポンプ筐体1は、下端に吸入口15を備え、内部
に、モータMで駆動されるポンプ羽根車14が設けられ
ている点、及び横長の長方形状の縦断面形状を有する水
流形成ダクト11が上端部から横方向例えば水平方向に
延びている点において、前記例1の水流揺動装置におけ
るポンプ筐体1と同様である。更に、前記ポンプ筐体1
は、ワイヤロープ5によって、上方から、筐体軸線Lの
回りに回転可能に吊り下げられている点、及びゴムロー
ラ51及び副ローラ52によって後方、即ち水放出口1
Aの方向とは反対の方向から支持されている点において
も、前記例1におけるポンプ筐体1と同様である。
【0062】水流形成ダクト11における水平整流板1
1aと水放出口1Aとの間には、前記水流形成ダクト1
1の軸線を挟む位置、換言すれば記水流形成ダクト11
内部の水流を挟む位置に、一対の水車2a,2bが設け
られている。前記水車2a及び2bは、後述する軸21
a及び21bが、水平面内において、前記水流形成ダク
ト11内部の水流の方向に対して直角の方向に延在する
ように設けられている。
【0063】前記水流揺動装置の水流形成ダクト11に
おける前記水車2a及び2bの設けられた部分の詳細を
図7に示す。図7において、(A)は、前記水放出口の
近傍の部分を上方から見た詳細を示し、(B)は、前記
水放出口1Aの部分を前記水放出口1Aに相対する方向
から見た詳細を示す。尚、図7において、天井板13に
おける水車2a及び水車2bの上部に位置する部分が一
部切り欠かれた状態で示されている。
【0064】図7に示されるように、前記水車2aは、
一対の円板22aと、その間に固定された羽根板23a
とを備え、前記一対の円板22aのそれぞれにおける中
心を、軸21aが貫通している。前記羽根板23aは、
図5に示されるように、円板22aの半径方向に対し
て、回転方向とは反対の方向に例えば約5°の所定の角
度を成すように前記一対の円板22aの間に固定されて
いる。前記軸21aの一端には傘歯車24aが固定され
ている。
【0065】一方、水車2bも同様に、一対の円板22
bと、その間に固定された羽根板23bとを備えてい
る。前記一対の円板22bのそれぞれにおける中心を、
軸21bが貫通している。羽根板23bは、前記羽根板
23aと同様に、円板22bの半径方向に対して、回転
方向とは反対の方向に例えば約5°の所定の角度を成す
ように前記一対の円板22bの間に固定されている。前
記軸21bの一端には傘歯車24bが固定されている。
【0066】前記水流形成ダクトの底面には、前記水車
2aの軸21aを支持する軸受け25aと軸受け26
a、及び前記水車2bの軸21bを支持する軸受け25
bと26bとが設けられている。尚、軸受け25a及び
25bは、水流形成ダクト11の壁面近傍に設けられた
軸受けであり、軸受け26a及び26bは、前記水流形
成ダクト11における中央部寄りに設けられた軸受けで
ある。前記水車2aの軸21aは、前記傘歯車24aが
結合された端部と反対側の端部において軸受け25aに
よって支持され、水車2aの円板22aと前記傘歯車2
4aとの間の部分において軸受け26aによって支持さ
れている。同様に、前記水車2bの軸21bは、前記傘
歯車24bが結合された端部と反対側の端部において軸
受け25bによって支持され、水車2bの円板22bと
前記傘歯車24bとの間の部分において軸受け26bに
よって支持されている。これにより、前記軸21a及び
軸21bは、水流形成ダクト11の底面近傍において、
前記水流形成ダクト11の底面に対して平行に支持され
ている。尚、前記水流形成ダクト11の底面における、
前記軸受け25aと軸受け26aとの間、及び前記軸受
け25bと軸受け26bとの間には、長方形の開口部O
pが設けられ、前記水車2a及び2bの一部が前記開口
部Opから水流形成ダクト11の外側に露出している。
よって、前記水車2a及び2bは、何れも、水流形成ダ
クト11における水流によって、図5における時計回り
に回転しようとする力を受ける。
【0067】図7に示されるように、前記水流形成ダク
ト11における天井板13には、縦方向(この例では垂
直方向)に延在する一対の軸27a及び27bが挿通す
る開口部が設けられている。前記軸27a及び27bの
下端には、それぞれ、前記傘歯車24aに噛み合う傘歯
車28a、及び前記傘歯車24bに噛み合う傘歯車28
bが結合されている。一方、前記軸27a及び27bの
上端における天井板13の上面には、それぞれ爪車31
a及び31bが固定されている。
【0068】前記天井板13の上面における前記爪車3
1a及び31bとモータMとの間の部分には、前記軸2
1a及び21bに対して平行に延在する桿4が設けられ
ている。前記天井板13の上面には、更に、前記桿4を
軸21a及び軸21bに対して平行な方向にガイドする
ガイド部材42が固定されている。前記桿4の中央部に
は、前記桿4に対して直角であり、水放出口1Aに向か
う方向に延在する腕33が固定されている。腕33の先
端部には、前記腕33に対して直角の方向に延在し、前
記爪車31a及び31bの何れかと係合する爪32が設
けられている。したがって、前記腕33と爪32とは、
全体として逆T字形の平面形状を有している。爪32
は、水放出口1Aに向かって拡大する台形状の平面形状
を有している。尚、前記爪車31aは、前記爪32と係
合したときに図7における反時計回りの方向の回転が規
制されるような形状に形成され、前記爪車31bは、前
記爪32と係合したときに図7における時計回りの方向
の回転が規制されるような形状に形成されている。
【0069】例2の水流揺動装置において、ポンプ筐体
1は、本発明の液体流揺動装置における筐体に相当し、
前記筐体軸線Lは、本発明の液体流揺動装置における筐
体が回動する軸線に相当する。前記ポンプ筐体1におけ
る水流形成ダクト11は、本発明の液体流揺動装置にお
ける液体放出部に相当し、前記ポンプ筐体1の備える水
放出口1Aは、前記液体放出部の一端に形成された液体
放出口に相当する。水車2a及び2bは、本発明の液体
流揺動装置における水車に相当する。爪車31a及び3
1b、爪32a及び爪32b、並びにバネ43は、本発
明の液体流揺動装置における水車規制手段に相当する。
桿4、当接板41、及びガイド部材42は、本発明の液
体流揺動装置における水車規制解除手段に相当する。
【0070】以下、図8を用いて、例2の水流揺動装置
の動作について説明する。この欄において、「右方」、
「左方」、「右側」、「左側」、「時計回り」、及び
「反時計回り」は、それぞれ図8における「右方」、
「左方」、「右側」、「左側」、「時計回り」、及び
「反時計回り」を示す。
【0071】図8において、(A)は、桿4が左方に移
動し、爪32aによって爪車31aが係止された状態を
示し、(B)は、桿4が右方に移動し、爪32bによっ
て爪車31bが係止された状態を示す。(C)は、爪3
2a及び爪32bの何れも爪車31a及び爪車31bを
係止していない状態を示す。
【0072】この例2に示される水流揺動装置は、前記
例1に係る水流揺動装置と同様の原理に従って動作し、
水流を揺動させる。
【0073】前述のように、例2の水流揺動装置におい
ては、水車2aは、水流形成ダクト11の内部における
水流から回転力を受ける。しかし、図8における(A)
に示された状態においては、桿4における右側の当接板
41が、前記一対の柱71及び72の内、ポンプ筐体1
の右側に位置する柱72に当接した状態にあるので、桿
4は左方に移動し、爪車31aが爪32aによって係止
された状態にあるから、水車2aは回転しない。一方、
爪32bと爪車31bとは互いに離れた状態にあるの
で、水車2bは自由に回転できる。よって、水車2b
は、水流形成ダクト11の内部における水流によって、
図8における(A)において黒矢印bで示される様に回
転する。
【0074】したがって、水放出口1Aにおける水車2
b近傍の水流の速度は、前記水放出口1Aにおける水車
2a近傍の水流の速度に比較して高くなる。よって、水
放出口1Aにおける水車2b近傍の水流の静圧は、前記
水放出口1Aにおける水車2a近傍の水流の静圧よりも
低くなるので、図8における(A)において矢印fで示
されるように、水放出口1Aから放出される水流は右方
に屈曲する。そして、前記水流がポンプ筐体1に及ぼす
反動により、前記ポンプ筐体1は時計回りの方向に回動
する。
【0075】前記ポンプ筐体1が時計回りの方向に所定
の角度だけ回動すると、図4における(B)に示される
ように、桿4における左側の当接板41が、筐体1の左
側に位置する柱71に当接する。これによって、桿4が
右方に移動して、爪32aが爪車31aから離れ、爪3
2bが爪車31bと係合する。よって、爪車31bは爪
32bによって係止される一方、爪車32aは自由に回
転するので、水流形成ダクト11内部の水流によって、
水車2aのみが黒矢印aで示されるように回転し、水車
2bの回転は規制される。
【0076】したがって、図8における(B)に示され
た状態においては、水放出口1Aにおける水車2a近傍
の水流の速度は、前記水放出口1Aにおける水車2b近
傍の水流の速度に比較して高くなる。よって、水放出口
1Aにおける水車2a近傍の水流の静圧は、前記水放出
口1Aにおける水車2b近傍の水流の静圧よりも低くな
るので、図8における(B)において矢印fで示される
ように、水放出口1Aから放出される水流は左方に屈曲
する。よって、前記水流がポンプ筐体1に及ぼす反動に
より、前記ポンプ筐体1は半時計回りの方向に回動す
る。
【0077】前記ポンプ筐体1が時計回りの方向に所定
の角度だけ回動すると、桿4における右側の当接板41
が柱72に当接し、ポンプ筐体1は、図8における
(A)に示された状態に戻る。
【0078】図8における(C)は、爪32a及び爪3
2bの何れも爪車31a及び爪車31bから離れている
状態を示す。この様態においては、爪車31a及び爪車
31bの何れも自由に回転し得るから、水車2a及び水
車2bの何れも水流形成ダクト11からの水流によって
回転する。したがって、水流形成ダクト11における水
流は、左右何れの方向に屈曲することなく水放出口1A
から放出されるから、ポンプ筐体1は前記水流からの回
転力を受けることはない。
【0079】例2の水流揺動装置においては、例1の水
流揺動装置と同様に、水車2aの回転が規制される段階
と、水車2bの回転が規制される段階とを交互に繰り返
すことによって水流を水平面内において左右に交互に屈
曲させ、屈曲した水流の反動によってポンプ筐体1を左
右に揺動させる。したがって、水流を揺動させるのにモ
ータ等の動力装置を用いていないから、構造が単純であ
り故障が極めて少ないという特長を有する。
【0080】例2の水流揺動装置は、水流形成ダクト1
1内部に仕切12を有していないので、例1の水流揺動
装置が有する特長に加えて、水流形成ダクト11内部の
抵抗損失が例1の水流揺動装置と比較して更に少ないと
いう特長を有する。
【0081】1.3 例3 例3は、水車として、水流形成ダクトに対して平行に伸
びる軸を有する一対のプロペラ水車を用いた水流揺動装
置の例である。
【0082】例3の水流揺動装置における内部構造の概
略を図9に示す。
【0083】図9において図1〜図3と同一の符号は、
特に断らない限り図1〜図3において前記符号の示す部
材と同一の部材を示す。
【0084】図9に示されるように、例2の水流揺動装
置も、例1の水流揺動装置と同様の、縦方向例えば垂直
方向に延びる円筒状のポンプ筐体1を備える。前記ポン
プ筐体1は、下端に吸入口15を備え、内部に、モータ
Mで駆動されるポンプ羽根車14を備えている点、及び
横長の長方形状の断面形状を有する水流形成ダクト11
が上端部から水平方向に延びている点において、前記例
1の水流揺動装置におけるポンプ筐体1と同様である。
更に、前記ポンプ筐体1は、ワイヤロープ5によって、
上方から、筐体軸線Lの回りに回転可能に吊り下げられ
ている点、及びゴムローラ51及び副ローラ52によっ
て後部から支持されている点においても、前記例1にお
けるポンプ筐体1と同様である。
【0085】例3の水流揺動装置が設けられたプールに
おいても、垂直に伸びる一対の柱(図示せず。)がプー
ルの底面に立設され、前記ポンプ筐体1は、前記一対の
柱の間に挟まれる位置に設けられている。
【0086】前記水流揺動装置の水流形成ダクト11に
おける水放出口1A近傍には、前記水流形成ダクト11
の軸線を挟む位置、換言すれば前記水流形成ダクト11
における水流を挟む位置にプロペラ水車2c及び2dが
配置されている。
【0087】前記水流揺動装置の水流形成ダクト11に
おける水放出口1A近傍の部分の詳細を図10に示す。
図10において、(A)は、前記水放出口の近傍の部分
を上方から見た詳細を示し、(B)は、前記水放出口1
Aの部分を前記水放出口1Aに相対する方向から見た詳
細を示す。尚、図10における(A)においては、天井
板13におけるプロペラ水車2c及び2dの上部に位置
する部分が一部切り欠かれた状態で示されている。
【0088】前記プロペラ水車2c及び2dは、何れ
も、前記プロペラ水車2c及び2dの軸線が水流形成ダ
クト11内部における水流に対して平行になるように配
置されている。ここで、前記プロペラ水車2c及び2d
の内、図10における左側のプロペラ水車をプロペラ水
車2cとし、図10における右側のプロペラ水車をプロ
ペラ水車2dとする。
【0089】プロペラ水車2cは、水流形成ダクト11
内部の水流により、後述するランナー22cと共に回転
する4枚のランナーベーン23cと、前記ランナーベー
ン23cが固定されたランナー22cと、前記ランナー
22cを回転可能に支持する軸受け部21cとを備えて
いる。
【0090】同様に、プロペラ水車2dは、前記ランナ
ーベーン23cと同様の形状及び大きさを有し、ピッチ
が逆である4枚のランナーベーン23dと、前記ランナ
ー22cと同様のランナー22dと、前記ランナー22
dを回転可能に支持する軸受け部21dとを備えてい
る。
【0091】前記軸受け部21c及び21dは、前記水
流形成ダクト11における床面から天井板13に向かっ
て垂直方向に延在する支持部材24c及び24dによっ
て、それぞれ前記水流形成ダクト11内部に支持されて
いる。前記支持部材24c及び24dのそれぞれの内部
には、垂直方向に延在し、前記ランナー22c及び22
dの回転を後述する爪車31c及び31dのそれぞれに
伝達する回転軸が設けられている。前記支持部材24c
及び24dの内部に設けられた回転軸の上端部は、天井
板13から上方に突出している。そして、前記支持部材
24cにおける回転軸の上端部には爪車31cが固定さ
れ、支持部材24dにおける回転軸の上端部には、爪車
31dが固定されている。
【0092】前記天井板13における爪車31c及び3
1dとモータMとの間には、桿4及びガイド部材42が
設けられている。桿4には、腕33c及び腕33dが固
定されている。腕33cには爪32cが固定され、腕3
3dには爪32dが固定されている。尚、例3の水流揺
動装置における桿4、当接板41、ガイド部材42、バ
ネ43、腕33c、腕33d、爪32c、及び爪32d
は、それぞれ、例1の水流揺動装置における桿4、当接
板41、ガイド部材42、バネ43、腕33c、腕33
d、爪32c、及び爪32dと同一である。
【0093】例3の水流揺動装置において、ポンプ筐体
1は、本発明の液体流揺動装置における筐体に相当し、
前記筐体軸線Lは、本発明の液体流揺動装置における筐
体が回動する軸線に相当する。前記ポンプ筐体1の備え
る水流形成ダクト11は、本発明の液体流揺動装置にお
ける筐体が備える液体放出部に相当し、水放出口1A
は、前記液体放出部の一端に設けられた液体放出口に相
当する。プロペラ水車2c及び2dは、本発明の液体流
揺動装置における水車に相当する。爪車31c及び31
d、爪32c及び爪32d、並びにバネ43は、本発明
の液体流揺動装置における水車規制手段に相当する。桿
4、当接板41、及びガイド部材42は、本発明の液体
流揺動装置における水車規制解除手段に相当する。
【0094】以下、例3における水流揺動装置の動作に
ついて説明する。この水流揺動装置の動作についての説
明の欄において、「右方」、「左方」、「右側」、「左
側」、「時計回り」、及び「反時計回り」は、それぞれ
図10における「右方」、「左方」、「右側」、「左
側」、「時計回り」、及び「反時計回り」を示す。
【0095】図10に示された状態においては、爪32
dによって爪車31dが係止され、一方、爪32cは爪
車31dから離れた状態にある。よって、爪32d及び
爪車31dによってプロペラ水車2dの回転は規制され
るのに対して、プロペラ水車2cは反時計回りの方向に
回転する。
【0096】したがって、水放出口1Aにおけるプロペ
ラ水車2c近傍の水流の速度は、前記水放出口1Aにお
けるプロペラ水車2d近傍の水流の速度に比較して高く
なるので、水放出口1Aにおけるプロペラ水車2c近傍
の水流の静圧は、前記水放出口1Aにおけるプロペラ水
車2d近傍の水流の静圧よりも低くなる。よって、水放
出口1Aから放出される水流は左方に屈曲する。そし
て、前記水流がポンプ筐体1に及ぼす反動により、前記
ポンプ筐体1は反時計回りの方向に回動する。
【0097】前記ポンプ筐体1が反時計回りの方向に所
定の角度だけ回動すると、桿4における右側の当接板4
1がポンプ筐体1の右側に位置する柱(図示せず。)に
当接する。これによって、桿4が左方に移動して、爪3
2cが爪車31cと係合し、爪32dが爪車31dから
離れる。よって、爪車31cは爪32cによって係止さ
れる一方、爪車32dは自由に回転するので、水流形成
ダクト11内部の水流によってプロペラ水車2dは時計
回りの方向に回転し、プロペラ水車2cの回転は規制さ
れる。
【0098】したがって、水放出口1Aにおけるプロペ
ラ水車2d近傍の水流の速度は、前記水放出口1Aにお
けるプロペラ水車2c近傍の水流の速度に比較して高く
なる。よって、水放出口1Aにおけるプロペラ水車2d
近傍の水流の静圧は、前記水放出口1Aにおけるプロペ
ラ水車2c近傍の水流の静圧よりも低くなるので、水放
出口1Aから放出される水流は右方に屈曲する。そし
て、前記水流がポンプ筐体1に及ぼす反動により、前記
ポンプ筐体1は時計回りの方向に回動する。
【0099】前記ポンプ筐体1が時計回りの方向に所定
の角度だけ回動すると、桿4における左側の端部に設け
られた当接板41がポンプ筐体1の左側に位置する柱
(図示せず。)に当接し、水流揺動装置は、図10に示
された状態に戻る。
【0100】例3の水流揺動装置は、水流形成ダクト1
1内部に仕切12を有していない。更に、水車としてプ
ロペラ水車を用いている。よって、例1の水流揺動装置
が有する特長に加えて、水流形成ダクト11内部の抵抗
損失が例1の水流揺動装置と比較して更に少ないという
特長、及び水車の構造を単純化できるという特長を有し
ている。
【0101】2.一般説明 2.1 筐体 本発明の液体揺動装置において、筐体は、液体を放出し
て液体の流れを形成する機能を有する。
【0102】前記筐体は、液体を放出する液体放出口を
一端に備え、軸線の回りに回動可能に形成されている。
【0103】本発明の液体流揺動装置における筐体とし
ては、例えば、前記液体を吸引及び吐出するポンプが内
部に設けられた筐体本体と、前記ポンプの吐出側に設け
られ、且つ液体放出口が一端に形成された液体放出部と
を備える筐体を挙げることができる。前記筐体において
は、少なくとも液体放出部の内部に整流板を設け、より
流束が均一で平行度の高い液体の流れが形成されるよう
にすることが好ましい。
【0104】前記筐体本体と液体放出部とを備える筐体
としては、例えば、回動可能に支持された筐体本体と、
前記筐体本体と一体に形成され又は前記筐体本体に固定
された液体放出部とを備える筐体を挙げることができ
る。又、前記筐体としては、他に、プール、浴槽、電気
洗濯機の洗濯槽、養殖場、及びオイルバス等の内部に固
定された筐体本体と、前記筐体本体に対して回動可能に
設けられた液体放出部とを備える筐体を挙げることがで
きる。前記筐体としては、更に、プール、浴槽、電気洗
濯機の洗濯槽、養殖場、及びオイルバス等の外部に設け
られた筐体本体と、前記プール等の内部に回動可能に設
けられた液体放出部とを備える筐体を挙げることができ
る。
【0105】前記筐体本体と液体放出部とを備える筐体
においては、筐体全体を液体の内部に浸漬し得るように
筐体を形成することができ、又、筐体本体内部のポンプ
を回転させるモータの以外の部分を液体中に浸漬し得る
ように筐体を形成することができる。前記筐体において
は、更に、前記液体放出部のみを液体中に浸漬し得るよ
うに筐体を形成することができる。
【0106】前記筐体本体内に設けられるポンプの種類
には特に制限はなく、例えば軸流ポンプ、遠心ポンプ、
及び斜流ポンプ等を挙げることができる。ポンプの段数
は、図1に示された水流揺動装置のように1段であって
もよく、2段以上であってもよい。
【0107】前記筐体においては、ポンプを駆動するモ
ータの回転速度を制御することによって、前記液体の流
れの速度を制御することができる。モータの回転速度の
制御には、モータの制御に通常使用される制御装置を用
いることができる。例えば、前記モータとして三相誘導
モータを使用する場合には、前記制御装置としては例え
ばPWM型インバータ等を使用することができる。
【0108】前記筐体においては、更に、液体放出部の
垂直方向及び水平方向における位置を変えることによ
り、液体の流れの位置を変えることができる。
【0109】本発明の液体流揺動装置における筐体とし
ては、前記筐体本体と液体放出部とを備える筐体の他、
陸上に設置したポンプの吐出側に接続される液体放出部
を備える筐体を挙げることができる。
【0110】2.2 水車 本発明の液体流揺動装置における水車は、前記液体放出
口の近傍における、前記液体放出部の軸線を挟む位置に
一対設けられ、前記液体放出口における液体流によって
回転可能に形成されている。前記水車を設ける位置は、
前記筐体の備える液体放出口の近傍であれば、前記筐体
の内側であっても外側であってもよい。
【0111】液体放出部と筐体本体とを備える筐体を有
する液体揺動装置においては、前記水車は、例えば、前
記液体放出部の内部における液体放出口の近傍に、前記
液体放出口の軸線を挟むように設けることができる。
【0112】前記位置に設けることのできる水車として
は、例えば、垂直方向に延在する回転軸を有する一対の
水車を挙げることができ、他には、水平面内において前
記流れに対して直角の方向に延在する軸を有する水車を
挙げることができる。このような水車としては、例えば
例1の水流揺動装置並びに例2の水流揺動装置が備える
水車2a及び水車2bを挙げることができる。前記水車
としては、更に、前記流れに対して平行に延在する回転
軸を有するプロペラ水車も挙げることができる。このよ
うな水車としては、例えば例3の水流揺動装置が備える
プロペラ水車2c及びプロペラ水車2dを挙げることが
できる。
【0113】2.3 水車規制手段 水車規制手段は、前記一対の水車の内、何れか一方を回
転不能に規制する機能を有する。
【0114】水車規制手段としては、水車の回転を阻止
する水車回転阻止装置を一対備える水車規制装置を挙げ
ることができる。
【0115】水車回転阻止装置としては、例えば、前記
例1〜例3の水流揺動装置のところで述べた、前記水車
によって回転する爪車と、前記爪車と係合して前記爪車
を係止する爪とを備える水車回転阻止装置を挙げること
ができる。
【0116】前記水車回転阻止装置としては、他には工
作機械等において回転部分の回転を停止させるのに一般
的に用いられる各種ブレーキ装置を挙げることができ、
具体的にはバンドブレーキ、内拡式ドラムブレーキ、及
びディスクブレーキ等を挙げることができる。
【0117】2.4 水車規制解除手段 水車規制解除手段は、前記筐体が前記軸線の回りに所定
の角度回動すると、前記水車規制手段による水車の規制
を解除する機能を有する。そして、前記水車規制解除手
段は、前記水車規制手段と協働して前記筐体を所定の角
度で反転揺動させる機能を有する。ここで、前記筐体を
所定の角度で反転揺動させる例としては、例えば、前記
筐体に、時計回りに所定角度回動する行程と、反時計回
りに回動し最初の位置に戻る行程とからなる繰り返し運
動を行わせる例等を挙げることができる。
【0118】前記水車規制解除手段と前記水車規制手段
とが協働して前記筐体を所定の角度で反転揺動させる液
体流揺動装置の例としては、例えば、前記水車規制手段
が前記一対の水車の一方(以下「第1の水車」とい
う。)を回転不能に規制し、前記筐体を時計回り又は反
時計回りに回動させる第1行程と、前記筐体が時計回り
又は反時計回りに所定の角度回動した後に、前記水車規
制解除手段が前記第1の水車の規制を解除し、同時に前
記水車規制手段が前記一対の水車における他方の水車
(以下「第2の水車」ということがある。)を回転不能
に規制して、前記筐体を前記方向とは反対の方向に回動
させる第2行程とからなる行程を、前記水車規制手段と
水車規制解除手段とが順次繰り返す液体流揺動装置等を
挙げることができる。
【0119】水車規制解除手段としては、前記例1〜例
3の水流揺動装置における桿4のように、前記水車規制
手段の備える一対の水車回転阻止装置を交互に作動させ
て、前記第1の水車及び第2の水車の何れか一方の回転
が阻止させるようにする機能を有する部材を挙げること
ができる。
【0120】
【発明の効果】本発明によれば、液体の流れを発生させ
るだけでなく、モータなどの動力に依らずに、液体の流
れが有する力そのものによって液体の流れを揺動させる
ことができる液体流揺動装置が提供される。
【0121】本発明によれば、筐体の側壁に対向する柱
又は壁面を設け、この柱又は壁面から前記筐体の側面迄
の距離を増減することにより、前記筐体の揺動角を調節
することのできる液体流揺動装置が提供される。
【0122】本発明によれば、例えば、プール、温泉、
公衆浴場、家庭用浴槽、洗濯槽、養殖場、及びオイルバ
ス等において用いることのできる液体流揺動装置が提供
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る水流揺動装置の一例につ
き、内部構造の概略を示す断面図である。
【図2】図2は、図1に示された水流揺動装置を図1に
おける平面X−Xに沿って切断した断面を示す断面図で
ある。
【図3】図3は、図1に示された水流揺動装置における
水放出口1A近傍の部分の詳細を示す、平面図及び前記
水放出口1Aに相対する方向から見た正面図である。
【図4】図4は、図1に示された水流揺動装置の動作を
示す概略図である。
【図5】図5は、本発明に係る水流揺動装置の他の例に
つき、内部構造の概略を示す断面図である。
【図6】図6は、図5に示された水流揺動装置を図5に
おける平面X−Xに沿って切断した断面を示す断面図で
ある。
【図7】図7は、図5に示された水流揺動装置における
水放出口1A近傍の部分の詳細を示す、平面図及び前記
水放出口1Aに相対する方向から見た正面図である。
【図8】図8は、図5に示された水流揺動装置の動作を
示す概略図である。
【図9】図9は、本発明に係る水流揺動装置におけるプ
ロペラ水車を有する水流揺動装置の例につき、内部構造
の概略を示す断面図である。
【図10】図10は、図9に示された水流揺動装置にお
ける水放出口1A近傍の部分の詳細を示す、平面図及び
前記水放出口1Aに相対する方向から見た正面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・ポンプ筐体、1A・・・水放出口、11・・・
水流形成ダクト、11a・・・水平整流板、11b・・
・湾曲整流板、11c・・・ポンプ筐体内整流板、12
・・・仕切、13・・・天井板、14・・・ポンプ羽根
車、15・・・吸入口、16・・・回転軸、17・・・
軸受け;2a、2b・・・水車、2c、2d・・・プロ
ペラ水車、21a、21b・・・軸、21c、21d・
・・軸受け、22a、22b・・・円板、22c、22
d・・・ランナー、23a、23b・・・羽根板、23
c、23d・・・ランナーベーン、24a、24b・・
・傘歯車、24c、24d・・・支持部材、25a、2
5b、26a、26b・・・軸受け、27a、27b・
・・軸、28a、28b・・・傘歯車;31a、31
b、31c、31d・・・爪車、32a、32b、32
c、32d・・・爪、33a、33b、33c、33d
・・・腕;4・・・桿、41・・・当接板、42・・・
ガイド部材、43・・・バネ;51・・・ゴムローラ、
52・・・副ローラ、53・・・軸、54・・・支持
腕、55・・・支持台、56・・・副ローラ支持腕。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 義昭 東京都渋谷区恵比寿3−43−2 日機装株 式会社内 Fターム(参考) 2B104 EA01 3B155 AA01 AA03 AA19 CA07 CA09 CA19 CB17 FD04 MA01 MA02 MA03 3L024 CC14 DD26 DD50 GG38 HH31 HH60

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を放出する液体放出口が一端に形成
    され、筐体軸線の回りに回動可能な筐体と、 前記液体放出口の近傍において、前記液体放出部におけ
    る放出部軸線を挟むように設けられ、前記液体放出口に
    おける液体流によって回転可能に形成された一対の水車
    と、 前記一対の水車におけるその一方を回転不能に規制する
    水車規制手段と、 前記筐体が前記筐体軸線の回りに所定の角度回動する
    と、前記水車規制手段による水車の規制を解除する水車
    規制解除手段とを備え、前記水車規制手段と水車規制解
    除手段とが協働して前記筐体を所定角度で反転揺動させ
    ることを特徴とする液体流揺動装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017107336A1 (zh) * 2015-12-25 2017-06-29 广东英锐生物科技有限公司 一种潜水式涡轮增氧机
CN108195068A (zh) * 2017-12-28 2018-06-22 郑州赫恩电子信息技术有限公司 一种高效节能热水炉
CN109258556A (zh) * 2018-11-26 2019-01-25 南安冠玲工业设计有限公司 一种利用双重旋转及水花增压的水产养殖纯氧供应设备

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CN109258556B (zh) * 2018-11-26 2020-07-10 绍兴市达冷肯生物科技有限公司 一种利用双重旋转及水花增压的水产养殖纯氧供应设备

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